JPH09139318A - 水平偏向回路 - Google Patents

水平偏向回路

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JPH09139318A
JPH09139318A JP31754295A JP31754295A JPH09139318A JP H09139318 A JPH09139318 A JP H09139318A JP 31754295 A JP31754295 A JP 31754295A JP 31754295 A JP31754295 A JP 31754295A JP H09139318 A JPH09139318 A JP H09139318A
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JP
Japan
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horizontal deflection
transformer
horizontal
primary winding
capacitor
Prior art date
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Pending
Application number
JP31754295A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Masuyama
克宏 益山
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平振幅を切り換えるためのスイッチを削減
することができると共に、高圧,水平直線性を適正に補
正することができる水平偏向回路を提供する。 【解決手段】 水平偏向ヨーク4とS字補正コンデンサ
8との間にサイズ補正用トランス6の1次巻線を直列に
接続する。このトランス6の1次巻線と並列にスイッチ
7を設ける。トランス6の2次巻線の一端をフライバッ
クトランス9の1次巻線に、他の一端を電源電圧Ebの
供給端子に、1次巻線に発生するパルス電圧が2次巻線
で逆の極性のパルス電圧となるように接続する。スイッ
チ7の短絡・開放により、水平振幅が切り換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ装
置,テレビジョン受像機等に用いられる、水平振幅(画
面サイズ)を可変することができる水平偏向回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アスペクト比16:9のワイドアスペク
トの陰極線管を使用したテレビジョン受像機に、アスペ
クト比4:3の映像をそのまま映出すると、図4(A)
に示すように、水平方向に伸びた映像となる(16:9
モード)。これを改善するため、図4(B)に示すよう
に、水平方向の左右端に黒縁(無画部)を設け、水平振
幅を縮小して表示する4:3モードがある。この4:3
モードを実現する方法としては、映像信号を時間軸圧縮
する方法と、水平偏向回路で水平偏向電流を制御する方
法がある。
【0003】ここで、水平偏向回路により水平振幅を縮
小する方法を図3に示す。即ち、図3は従来の水平偏向
回路であり、水平出力トランジスタ1,ダンパーダイオ
ード2,共振コンデンサ3,水平偏向ヨーク4,リニア
リティコイル5,S字補正コンデンサ8,フライバック
トランス9を備える。そして、周知のように、水平偏向
周期のスイッチング動作により、水平偏向ヨーク4とS
字補正コンデンサ8との直列回路にのこぎり波電流を流
し、図示していない陰極線管の電子ビームを水平偏向す
る。なお、ここでは、フライバックトランス9は、その
2次巻線を複数の巻線と整流ダイオードとより構成し
た、いわゆるマルチシングラー型としている。
【0004】さらに、水平偏向ヨーク4に直列にサイズ
コイル14が挿入されており、このサイズコイル14を
短絡するようにスイッチ17がサイズコイル14に並列
に設けられている。フライバックトランス9の1次巻線
には電源電圧Ebが供給され、また、電解コンデンサ1
0が接続されている。
【0005】ここで、水平偏向ヨーク4に流れる水平偏
向電流Iは、水平偏向ヨーク4のインダクタンスをL、
水平走査時間をTsとすると、 I=(Eb/L)・Ts …(1) で表される。通常の水平振幅時にはスイッチ17を短絡
し、水平振幅を縮小する時はスイッチ17を開放するよ
うに制御する。すると、上記(1)式より、スイッチ1
7を開放した時、分母のインダクタンスLがサイズコイ
ル14のインダクタンスLsの分だけ増加するため、水
平偏向電流Iが減少して水平振幅が縮小するように動作
する。
【0006】しかし、サイズコイル14を追加すると、
フライバックトランス9の2次側出力である高圧EHTに
影響を及ぼす。フライバックトランス9の昇圧比をK、
水平出力トランジスタ1のコレクタ電圧をVcp、帰線時
間をTr、共振コンデンサ3のキャパシタンスをCとす
ると、帰線時間Tr,コレクタ電圧Vcp,高圧EHTは次
のように表される。 Tr=π(LC)1/2 …(2) Vcp={(π/2)・(Ts/Tr)+1}Eb …(3) EHT=K・Vcp …(4)
【0007】これより、(2)式のLがL+Lsとなる
ことにより、帰線時間Trが増加し、(3),(4)式
より高圧EHTが低下することになる。これを補正するた
め、共振コンデンサ3に並列に補助共振コンデンサ12
とスイッチ13を設け、水平振幅を縮小させる時にスイ
ッチ13を開放することにより、高圧EHTを一定に保つ
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の水平偏
向回路においては、水平出力トランジスタ1のコレクタ
電圧は1000V程度と高く、また、共振コンデンサ3
に流れる電流も数Aから10数Aのため、高圧EHTを補
正するための補助共振コンデンサ12を切り換えるスイ
ッチ13は、それに耐え得るだけの耐電圧・耐電流のも
のを使用する必要があり、大型になり価格が高いという
問題点があった。また、陰極線管の偏向角が大きいワイ
ドテレビ等において水平偏向回路で水平振幅を縮めた場
合、水平直線性補正であるS字補正が水平偏向電流Iの
減少により過補正になり、画面の左右端が縮むという問
題が発生する。これを補正するために、図3に示すよう
に、さらにもう1つのS字補正コンデンサ15とスイッ
チ16を追加する必要があるという問題もあった。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、水平振幅を切り換えるためのスイッチを削
減することができると共に、高圧,水平直線性を適正に
補正することができる水平偏向回路を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、水平出力トランジスタ
と、ダンパーダイオードと、共振コンデンサと、水平偏
向ヨークとS字補正コンデンサとの直列回路と、フライ
バックトランスとを備え、水平偏向周期のスイッチング
動作により、前記水平偏向ヨークとS字補正コンデンサ
との直列回路にのこぎり波電流を流す水平偏向回路にお
いて、前記水平偏向ヨークと前記S字補正コンデンサと
の間にトランスの1次巻線を直列に接続し、このトラン
スの1次巻線と並列にこの1次巻線を短絡するためのス
イッチを設け、前記トランスの2次巻線を前記フライバ
ックトランスの1次巻線に供給する電源電圧の供給端子
に接続したことを特徴とする水平偏向回路を提供するも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の水平偏向回路につ
いて、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の水
平偏向回路の第1実施例を示す回路図、図2は本発明の
水平偏向回路の第2実施例を示す回路図である。なお、
図1及び図2において、図3と同一部分には同一符号が
付してある。
【0012】図1に示す第1実施例の水平偏向回路は、
水平出力トランジスタ1,ダンパーダイオード2,共振
コンデンサ3,水平偏向ヨーク4,リニアリティコイル
5,S字補正コンデンサ8,フライバックトランス9を
備える。そして、周知のように、水平偏向周期のスイッ
チング動作により、水平偏向ヨーク4とS字補正コンデ
ンサ8との直列回路にのこぎり波電流を流し、図示して
いない陰極線管の電子ビームを水平偏向する。なお、こ
こでは、フライバックトランス9は、その2次巻線を複
数の巻線と整流ダイオードとより構成した、いわゆるマ
ルチシングラー型としている。
【0013】この水平偏向回路において、水平振幅を変
えるには水平偏向ヨーク4に流れるのこぎり波電流の振
幅を変えればよい。これを変えるため、本発明では、水
平偏向ヨーク4とS字補正コンデンサ8との間に、サイ
ズ補正用トランス6の1次巻線が直列に接続され、ま
た、その巻線を短絡するためのスイッチ7が接続されて
いる。このように構成すると、上記(2)式の関係よ
り、スイッチ7を開放した時、水平偏向ヨーク4に流れ
る水平偏向電流Iが減少するように働く。
【0014】さらに、サイズ補正用トランス6の2次巻
線は、一端がフライバックトランス9の1次巻線に、他
の一端が電源電圧Ebの供給端子に、サイズ補正用トラ
ンス6の1次巻線に流れるのこぎり波電流により発生す
るパルス電圧が2次巻線で逆の極性(下に凸の極性)の
パルス電圧となるように接続されている。この2次巻線
には電解コンデンサ10も接続されている。このように
構成すると、水平偏向ヨーク4に直列に、サイズ補正用
トランス6の1次巻線が加わるのことによる水平出力ト
ランジスタ1のコレクタ電圧Vcpの低下を補正するよう
に働く。なお、サイズ補正用トランス6の巻数比は高圧
EHTが変動しないような値に設定する。
【0015】以上のような構成により、本発明の水平偏
向回路の第1実施例では、従来2カ所のスイッチ(スイ
ッチ13,17)で行っていた水平振幅の切り換えを、
1カ所のスイッチ(スイッチ7)で行うことができ、し
かも、高圧EHTを適正に補正することができる。
【0016】次に、図2に示す第2実施例の水平偏向回
路について説明する。第2実施例は、図1に示す第1実
施例よりもさらに性能向上を目指したものである。前述
のように、陰極線管の偏向角が大きいワイドテレビ等に
おいて、水平偏向回路で水平サイズを縮めた場合、水平
直線性補正であるS字補正が水平偏向電流Iの減少によ
り過補正になり、画面の左右端が縮むという問題が発生
する。第2実施例はこの問題点も解決するものである。
【0017】図2において、サイズ補正用トランス6の
1次巻線を短絡するためのスイッチ7と直列に補助S字
補正コンデンサ11が設けられている。その他の構成は
図1と同様である。これにより、スイッチ7を短絡した
時、S字補正コンデンサ8と補助S字補正コンデンサ1
1とが直列接続されるため、S字補正コンデンサの総容
量が減少し、水平直線性補正であるS字補正が適正とな
るように動作する。この第2実施例でも、高圧EHTは適
正に補正される。
【0018】以上のような構成により、本発明の水平偏
向回路の第2実施例では、従来3カ所のスイッチ(スイ
ッチ13,16,17)で行っていた水平振幅の切り換
えを、1カ所のスイッチ(スイッチ7)で行うことがで
き、しかも、高圧EHTと水平直線性補正を適正に補正す
ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の水
平偏向回路は、水平偏向ヨークとS字補正コンデンサと
の間にトランスの1次巻線を直列に接続し、このトラン
スの1次巻線と並列にこの1次巻線を短絡するためのス
イッチを設け、このトランスの2次巻線をフライバック
トランスの1次巻線に供給する電源電圧の供給端子に接
続したので、水平振幅を切り換えるためのスイッチを従
来と比較して削減することができ、小型化・低コストを
実現することができる。また、このトランスを、その1
次巻線に発生するパルス電圧がその2次巻線で逆の極性
のパルス電圧となるように接続すれば、高圧を適正に補
正することができ、さらに、上記のスイッチと直列にコ
ンデンサを設け、トランスの1次巻線をこのコンデンサ
を介して短絡するようにすれば、水平直線性も適正に補
正することができるという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す回路図である。
【図3】従来例を示す回路図である。
【図4】水平振幅の切り換えを説明するための図であ
る。
【符号の説明】 1 水平出力トランジスタ 2 ダンパーダイオード 3 共振コンデンサ 4 水平偏向ヨーク 5 リニアリティコイル 6 サイズ補正用トランス 7 スイッチ 8 S字補正コンデンサ 9 フライバックトランス 10 電解コンデンサ 11 補助S字補正コンデンサ Eb 電源電圧 EHT 高圧

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平出力トランジスタと、ダンパーダイオ
    ードと、共振コンデンサと、水平偏向ヨークとS字補正
    コンデンサとの直列回路と、フライバックトランスとを
    備え、水平偏向周期のスイッチング動作により、前記水
    平偏向ヨークとS字補正コンデンサとの直列回路にのこ
    ぎり波電流を流す水平偏向回路において、 前記水平偏向ヨークと前記S字補正コンデンサとの間に
    トランスの1次巻線を直列に接続し、 このトランスの1次巻線と並列にこの1次巻線を短絡す
    るためのスイッチを設け、 前記トランスの2次巻線を前記フライバックトランスの
    1次巻線に供給する電源電圧の供給端子に接続したこと
    を特徴とする水平偏向回路。
  2. 【請求項2】前記トランスは、その1次巻線に発生する
    パルス電圧がその2次巻線で逆の極性のパルス電圧とな
    るように接続したことを特徴とする請求項1記載の水平
    偏向回路。
  3. 【請求項3】前記スイッチと直列にコンデンサを設け、
    前記トランスの1次巻線をこのコンデンサを介して短絡
    することを特徴とする請求項1もしくは2のいずれかに
    記載の水平偏向回路。
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