JPH09139249A - 電線カバー付きコネクタ - Google Patents

電線カバー付きコネクタ

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JPH09139249A
JPH09139249A JP32107295A JP32107295A JPH09139249A JP H09139249 A JPH09139249 A JP H09139249A JP 32107295 A JP32107295 A JP 32107295A JP 32107295 A JP32107295 A JP 32107295A JP H09139249 A JPH09139249 A JP H09139249A
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JP
Japan
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cover
electric wire
connector
housing
fitted
Prior art date
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Application number
JP32107295A
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English (en)
Inventor
Kazunori Yamashita
和紀 山下
Yoshio Okura
良夫 大倉
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相手のコネクタと嵌合された場合にロックが
不用意に外れることを防止し、また両コネクタが正規に
嵌合されているかを検知できるようにする。 【解決手段】 雌ハウジング1に設けられたカバー15
には撓み規制部材63が設けられ、これはカバー15が
閉じられた場合に、ロックアーム13の撓み変形空間6
2内に進入する。雌ハウジング1を相手の雄ハウジング
51に嵌合したのちにカバー15を閉じると、撓み規制
部材63が撓み変形空間62に進入して押圧部60の直
下に位置するため、押圧部60が外力で押されたとして
も撓み変形できず、不用意にロックが外れることが防止
される。両ハウジング1、51が半嵌合状態に留められ
た場合には、押圧部60が撓み変形空間62内に突出し
た状態となる。そのため、カバー15を閉じた場合に撓
み規制部材63が突き当たって閉じることができず、半
嵌合であることが検知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電線カバー付きコネ
クタに関し、特に相手のコネクタと嵌合された場合にロ
ックが不用意に外れることを防止する機能を備えた電線
カバー付きコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電線カバー付きのコネクタとして
は各種のものが知られている。一例を挙げると、電線の
端末に固着された端子金具を収容するコネクタハウジン
グの後面側に、一対のカバーが揺動開閉可能に設けら
れ、ハウジングから引き出された電線を束ねつつ両カバ
ーを閉じることで、引き出された電線をカバーにより覆
う構造となっている。
【0003】一方、このような電線カバー付きコネクタ
を相手のコネクタと嵌合状態にロックする構造として
は、例えば以下のようなものが採用されている。すなわ
ち電線カバー付きコネクタには、撓み変形可能で係止凹
部を有するロックアームが設けられるとともに、相手の
コネクタにはその係止凹部に嵌まる突部が設けられてい
る。そして、両コネクタはロックアームを撓み変形させ
つつ嵌合され、正規に嵌合されたところでロックアーム
が元形に変形して、相手の突部が係止凹部に嵌まること
で抜け止め状態にロックされるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで両コネクタの
嵌合を外す際には、ロックアームを強制的に撓み変形さ
せつつ突部を係止凹部から外すことでロックを解除する
必要があるため、ロックアームは外部に露出した状態で
設ける必要がある。そのため、本来嵌合を外すべきでは
ないときに、ロックアームが外力を受けて撓み変形し、
不用意にロックが解除されてしまうおそれがあった。
【0005】本発明は叙上の点に基づいて完成されたも
のであって、相手のコネクタと嵌合された場合にロック
が不用意に外れることを防止し、また両コネクタが正規
に嵌合されているかを検知する機能を備えた電線カバー
付きコネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、電線の端末に固着
された端子金具が挿入されるコネクタハウジングと、そ
のコネクタハウジングから引き出された電線を覆うべく
開閉可能に設けられたカバーとを備えた電線カバー付き
コネクタにおいて、前記コネクタハウジングには、弾性
変位可能で相手のコネクタハウジングと係合することで
両ハウジングを嵌合状態にロックするロック部材が設け
られるとともに、前記カバーには、その閉鎖時に前記ロ
ック部材の弾性変位空間に進入して前記ロック部材の変
位を規制する変位規制部材が設けられている構成とした
ところに特徴を有する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記カバーとコネクタハウジングとの間には、前記
コネクタハウジングから引き出された電線を、前記端子
金具の挿入方向と略直交する方向に屈曲させ、かつ一列
に並べて収容することが可能な電線収容空間が構成され
るところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用および効果】請求項1の発明の作用は以下
のようである。電線カバー付きコネクタのハウジング
は、カバーを閉じる前に相手のコネクタハウジングと嵌
合される。カバーを閉じる前では弾性変位空間が開放さ
れているので、ロック部材が弾性変位しつつ両ハウジン
グが嵌合され、正規に嵌合されるとロック部材が元位置
に復動して相手のハウジングに係合されることで嵌合状
態にロックされる。その後カバーを閉じると、変位規制
部材が弾性変位空間に進入することでロック部材の変位
が規制され、不用意にロックが解除されることが防止さ
れる。
【0009】また、両ハウジングが正規に嵌合されてい
ないと、ロック部材が復動し切れずに弾性変位空間に突
出した状態にあり、したがってカバーを閉じた場合に、
変位規制部材がロック部材に当たることで閉じることが
できない。それにより両ハウジングが正規に嵌合されて
いないことが検知される。嵌合された両ハウジングを外
す場合には、カバーを先に開くと変位規制部材が弾性変
位空間から退避してロック部材が弾性変位可能な状態と
なるため、ロック部材を強制的に弾性変位させることで
ロックを解除して、両ハウジングを外せばよい。
【0010】すなわち請求項1の発明によれば、両ハウ
ジングが正規に嵌合されたのちには、ロック部材が不用
意に弾性変位してロックが解除されることが防止でき、
また両ハウジングが正規に嵌合されていなかった場合に
はそれを検知することができる効果が得られる。
【0011】請求項2の発明では、コネクタハウジング
の後端側において、電線を略直角に屈曲させ、かつ一列
に並んだ偏平な状態に保持して引き出すことができ、ス
ペース的な制約を解消し得る効果がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。本実施形態では、雌側
の電線カバー付きコネクタFが、相手の機器50に直に
形成された雄側のコネクタMに嵌合接続される場合を例
示する。まず電線カバー付きコネクタFの構造を説明す
る。図1において、符号1は雌側のコネクタハウジング
(以下、単に雌ハウジングという)であって、合成樹脂
材により一体成形されており、その内部には、上段に2
個、下段に3個の合計5個のキャビティ2が形成されて
いる。各キャビティ2内には、電線3の端末に固着され
た雌型端子金具4が後面側(図1の手前側の面)から挿
入され、各キャビティ2に設けられたランス5で係止さ
れることによって抜け止め状態で収容されるようになっ
ている(図2参照)。また、雌型端子金具4の後端側に
は防水ゴム栓7が嵌着されていて、キャビティ2の入り
口内に緊密に嵌合されることでシールが施されている。
【0013】雌ハウジング1の前面側には、図2に示す
ように、フロントタイプのリテーナ9がゴムリング10
を介して装着されるようになっていて、そのリテーナ9
に設けられた突入部11が、ランス5の撓み変形空間1
2に突入することでランス5の撓み変形を規制し、雌型
端子金具4の二重係止がなされる構造である。
【0014】また雌ハウジング1の上面には、相手の雄
コネクタMのコネクタハウジング51(以下単に雄ハウ
ジングという)と嵌合された場合に、嵌合状態にロック
するためのロックアーム13が設けられている。
【0015】雄ハウジング51は、図2に示すように相
手の機器50と一体的に形成され、機器50の表面から
フード52が突設されて、その底面が内側に凹んで形成
されており、雌ハウジング1のリテーナ9を含む前端部
分が嵌合可能となっている。その雄ハウジング51内の
奥面には、雌ハウジング1に収容された各雌型端子金具
4と接続されるタブ状の雄型端子金具53が対応して突
設されている。またフード52の上面には、上記のロッ
クアーム13の前端部分が進入可能な溝54が切られて
おり、その底面の所定位置に突部55が形成されてい
る。
【0016】一方上記したロックアーム13は、その下
面の幅方向の中央部に長さ方向に沿った係止溝57が形
成され、前端側が行き止まりとされて係止部58となっ
ており、長さ方向の中央部に設けられた支点59を中心
として弾性的に揺動可能となっている。
【0017】すなわち、雌ハウジング1が相手の雄ハウ
ジング51に対して嵌合されると、途中からロックアー
ム13がフード52の溝54内に進入してその先端が突
部55に乗り上げ、ロックアーム13が図2の反時計回
り方向に揺動しつつ嵌合される。正規に嵌合されると、
突部55が係止溝57の前端部に対応することで、ロッ
クアーム13が復元弾力により揺動復帰し、突部55が
係止部58で係止されて、両ハウジング1、51が嵌合
状態にロックされるように機能する。なお、ロックアー
ム13の後端部には押圧部60が設けられており、その
押圧部60を押してロックアーム13を反時計回り方向
に強制的に揺動させることにより、ロックの解除が可能
となっている。
【0018】再び雌コネクタFの構造の説明に戻ると、
図1に示すように、雌ハウジング1の後面側には、各キ
ャビティ2から引き出された電線3を覆う左右一対のカ
バー15が設けられている。これらのカバー15は略対
称形状に形成され、それぞれ雌ハウジング1の側面にお
いてセルフヒンジ部17を介して一体的に形成され、図
1に示す開放位置と、図4に示す閉鎖位置との間で揺動
可能となっている。
【0019】各カバー15の形状をさらに詳細に説明す
る。各カバー15は、平面L字形をなす外壁19を備え
ている。この外壁19は、側面部20と、それと直交し
て形成された後面部21と、後面部21の上縁から内面
側に突出して形成された上面部22とを有している。
【0020】上記した側面部20は、カバー15が閉じ
られた場合には、雌ハウジング1の後端側の側面を近接
状態で覆うようになっている。後面部21はその下縁が
側面部20よりも下方に延長して形成されていて、互い
に突き合わせ状に閉じられることにより、雌ハウジング
1の後端面から一定寸法後方に離間した位置で面一に連
結され、雌ハウジング1のキャビティ2が設けられた部
分の後方からその下方の領域にわたって覆うようになっ
ている。
【0021】また、上面部22は同じく突き合わせ状に
閉じられて、雌ハウジング1の後面側におけるキャビテ
ィ2を設けた部分の上方を覆うようになっている。な
お、両外壁19における後面部21から上面部22にわ
たる突き合わせ端縁23は、内面側または外面側のいず
れかが薄肉となった段差状に形成されていて、互いに重
畳して突き合わされるようになっている。
【0022】外壁19の内面側には内壁25が一体的に
形成されている。この内壁25は、外壁19における側
面部20の下縁から、その側面部20と直交するように
して下面部26が突設され、その下面部26における外
壁19の後面部21と対応する側の端縁からは、ガイド
部27が下向きに屈曲して形成されている。このガイド
部27は、図3に示すように、上記の後面部21と平行
に、かつその後面部21との間に電線3の直径よりも少
し大きい間隔を開けて形成され、また屈曲部分28では
適度の丸みが付けられている。このガイド部27と後面
部21との間によって、電線3を雌型端子金具4の挿入
方向と直交する下向きに屈曲して収容可能とした電線収
容溝30が形成されている。
【0023】各内壁25は、カバー15が閉じられた場
合に、図1の手前側に示されたL字形の端縁同士が突き
合わされて、左右の電線収容溝30同士が直線状に連通
され、その連通された電線収容溝30の下側の開口部が
電線3の引出口31を構成するようになっている。なお
各内壁25の下面部26は、閉じられた場合に、それぞ
れ雌ハウジング1の後端側の下面を近接状態で覆うよう
になっているとともに、各電線収容溝30の互いに連通
される側と反対側の奥側は、閉塞部32により閉塞され
ている。
【0024】上記した各カバー15には、閉鎖状態にロ
ックするための複数のロック部位が設けられており、そ
れについて簡単に説明する。一方のカバー15(図1の
左側)の外壁19における上面部22の突合部には、係
止溝35が切られた撓み変形可能な第1ロック片34が
突設されるとともに、他方のカバー15の上面部22の
突合部には、係止溝35に嵌合可能な第1ロック突部3
6が形成されている。また、一方のカバー15の内壁2
5におけるガイド部27の突合部には、同じく係止溝3
8が切られた撓み変形可能な第2ロック片37が突設さ
れるとともに、他方のカバー15のガイド部27の突合
部には、係止溝38に嵌合可能な第2ロック突部39が
形成されている。
【0025】また、各カバー15の外壁19における側
面部20には、それぞれ第1嵌合孔40が開口されてい
るとともに、雌ハウジング1の両側面には、それらの第
1嵌合孔40に嵌合可能な第1嵌合突部41が形成され
ている。さらに、各カバー15の内壁25における下面
部26には、それぞれ第2嵌合孔42が開口されている
とともに、雌ハウジング1の下面には、それらの第2嵌
合孔42に各別に嵌合可能な第2嵌合突部43が形成さ
れている。
【0026】さて本実施形態では、両ハウジング1、5
1が嵌合されたのちはロックが不用意に外されることを
阻止し、また両ハウジング1、51が正規に嵌合された
か否かを検知する機構が備えられており、以下それにつ
いて説明する。雌ハウジング1に設けられた両カバー1
5の上面部22には、そのカバー15が閉鎖された場合
において、ロックアーム13の押圧部60の下面側に設
けられた撓み変形空間62内に進入する撓み規制部材6
3が形成されている。この撓み規制部材63は、上面部
22の突合端縁側の内縁から突出され、さらに直角に立
ち上がって形成されており、補強部64により補強され
ている。そして、両カバー15が正規に閉じられた場合
には、図3、4に示すように、両撓み規制部材63が並
んで撓み変形空間62内に進入し、立上り部65の上端
がロックアーム13の押圧部60の直下に位置するよう
になっている。
【0027】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用を説明する。まず図1に示すように、雌
コネクタFの両カバー15を開いておいて、雌ハウジン
グ1の5個のキャビティ2内に、電線3の端末に固着さ
れた雌型端子金具4ならびに防水ゴム栓7を後面側から
挿入し、抜け止め状態で収容する。引き続き雌ハウジン
グ1の前面にリテーナ9を装着して二重係止する。
【0028】次に、カバー15を開けたまま、図2の矢
線に示すように、雌ハウジング1を相手の雄ハウジング
51に向けて嵌合する。雌ハウジング1が押し込まれる
と、途中からロックアーム13が雄ハウジング51の溝
54内に進入してその先端が突部55に乗り上げ、ロッ
クアーム13が同図の反時計回り方向に揺動しつつ嵌合
される。正規に嵌合されると、突部55が係止溝57の
前端部に対応することで、ロックアーム13が復元弾力
により揺動復帰し、突部55が係止部58で係止され
て、両ハウジング1、51が嵌合状態にロックされる。
【0029】ここに、図3に示すように、雄ハウジング
51の奥面から突設された雄型端子金具53がリテーナ
9の前面から進入して、雌ハウジング1内の対応する雌
型端子金具4と嵌合接続される。また、ゴムリング10
が、雌ハウジング1と雄ハウジング51のフード52の
間で挟み付けられて、両ハウジング1、51間がシール
される。
【0030】次に、雌ハウジング1のキャビティ2の後
面から延出した各電線3を、図1の鎖線に示すように下
向きに屈曲させて両カバー15を閉じる。そのカバー1
5を閉じるのと同時に、屈曲された電線3を内壁25で
案内させつつ順次に電線収容溝30内に収容する。その
場合、電線収容溝30の間隔が、電線3の直径よりも少
し大きい寸法に設定されていることから、各電線3は一
列に整列される。
【0031】両カバー15が完全に閉じられると、第1
ロック突部36が第1ロック片34の係止溝35に、ま
た第2ロック突部39が第2ロック片37の係止溝38
にそれぞれ嵌合することで、両カバー15が一体的に結
合される。また、両カバー15の第1および第2嵌合孔
40、42が、雌ハウジング1の第1および第2嵌合突
部41、43に嵌合することで、カバー15が雌ハウジ
ング1に対してロックされる。
【0032】上記のようにカバー15が閉じられた状態
では、両電線収容溝30が連通されて一本の溝となり、
図3、4に示すように、カバー15の引出口31から
は、5本の電線3がそれぞれ雌型端子金具4の挿入方向
と直交する方向に屈曲され、かつ一列に並んだ偏平な状
態で引き出される。
【0033】また、カバー15の閉鎖動作に伴って、各
上面部22に設けられた撓み規制部材63が撓み変形空
間62内に進入し、正規に閉鎖されたところで並んで収
容されて、立上り部65の上端がロックアーム13の押
圧部60の直下に位置する。そのため、不用意にロック
アーム13の押圧部60が押されたとしても、押圧部6
0の下面が撓み規制部材63に突き当たることでロック
アーム13が撓み変形することが規制され、ロックが外
れることが防止される。
【0034】両ハウジング1、51間の嵌合を外す場合
は、まず雌ハウジング1の両カバー15を開くと、撓み
規制部材63が撓み変形空間62から抜け出る。したが
って押圧部60を押圧すると、ロックアーム13が図3
の反時計回り方向に揺動し、突部55が係止部58から
外れてロックが解除されるため、引き続いて雌ハウジン
グ1を引き抜くことで、嵌合を外すことができる。
【0035】なお両ハウジング1、51を嵌合した場合
に、それが正規に嵌合されていないと、図5に示すよう
に、ロックアーム13の先端が突部55に乗り上げて、
押圧部60が撓み変形空間62内に突出した状態に止め
置かれる。そのためカバー15を閉じた場合に、撓み規
制部材63がロックアーム13の押圧部60の端面に突
き当たって、撓み変形空間62内への進入が阻止され、
カバー15を閉じることができない。これにより、両ハ
ウジング1、51が半嵌合状態にあることが検知され、
そうしたら、改めて雌ハウジング1を正規位置まで押し
込めばよい。
【0036】このように本実施形態によれば、両ハウジ
ング1、51が正規に嵌合されたのちには、ロックアー
ム13が不用意に撓み変形してロックが解除されること
が防止でき、また両ハウジング1、51が正規に嵌合さ
れていなかった場合にはそれを検知することができる。
また本実施形態の雌コネクタFでは、電線3を雌ハウジ
ング1の後面の近傍で直角に屈曲させ、かつ一列に並べ
て引き出すことができ、引き出された電線3の配線上の
省スペース化を図ることができる。
【0037】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明は、カバーの開閉形式や電線の引き出し形
式の相違に拘らず、電線カバー付きのコネクタ全般に広
く適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雌コネクタのカバー
の開放状態の斜視図である。
【図2】雌雄のコネクタの嵌合前の状態の縦断面図であ
る。
【図3】雌雄のコネクタが嵌合されてカバーが閉じられ
た状態の縦断面図である。
【図4】その斜視図である。
【図5】雌雄のコネクタが半嵌合状態に止め置かれた場
合の作動を説明するための縦断面図である。
【符号の説明】
F…雌コネクタ M…雄コネクタ 1…雌ハウジング 2…キャビティ 3…電線 4…雌型端子金具 13…ロックアーム 15…カバー 30…電線収容溝 31…引出口 51…雄ハウジング 55…突部 58…係止部 60…押圧部 62…撓み変形空間 63…撓み規制部材 65…立上り部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の端末に固着された端子金具が挿入
    されるコネクタハウジングと、そのコネクタハウジング
    から引き出された電線を覆うべく開閉可能に設けられた
    カバーとを備えた電線カバー付きコネクタにおいて、 前記コネクタハウジングには、弾性変位可能で相手のコ
    ネクタハウジングと係合することで両ハウジングを嵌合
    状態にロックするロック部材が設けられるとともに、前
    記カバーには、その閉鎖時に前記ロック部材の弾性変位
    空間に進入して前記ロック部材の変位を規制する変位規
    制部材が設けられていることを特徴とする電線カバー付
    きコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記カバーとコネクタハウジングとの間
    には、前記コネクタハウジングから引き出された電線
    を、前記端子金具の挿入方向と略直交する方向に屈曲さ
    せ、かつ一列に並べて収容することが可能な電線収容空
    間が構成されることを特徴とする請求項1記載の電線カ
    バー付きコネクタ。
JP32107295A 1995-11-14 1995-11-14 電線カバー付きコネクタ Pending JPH09139249A (ja)

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Cited By (4)

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