JPH09139239A - リード線とエナメル線の接続部材 - Google Patents

リード線とエナメル線の接続部材

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JPH09139239A
JPH09139239A JP7321274A JP32127495A JPH09139239A JP H09139239 A JPH09139239 A JP H09139239A JP 7321274 A JP7321274 A JP 7321274A JP 32127495 A JP32127495 A JP 32127495A JP H09139239 A JPH09139239 A JP H09139239A
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JP
Japan
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fitting
wire
enamel wire
enamel
lead wire
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JP7321274A
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English (en)
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Hideo Tadokoro
英雄 田所
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UNION MACH KK
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UNION MACH KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続作業に先立ってエナメル線の被覆を
剥ぎ取ったり、巻きぐせ等を矯正したりする必要がな
く、接続作業が容易で作業能率を向上させることがで
き、作業の分業化も可能で、コストを低減し得るリード
線とエナメル線の接続部材を提供すること。 【解決手段】 基端部がリード線の芯線にカシメられる
接続金具の自由端部の壁面に、エナメル線を嵌入して保
持するエナメル線よりも小径の幅を有する嵌入案内スリ
ットを設け、その接続金具を絶縁性の枠体に組込むよう
にしたもので、嵌入案内スリットを複数にしたり、接続
金具を平行に組込んだり、電子素子の端子を嵌入保持せ
しめるようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器等において
使用されているリード線とエナメル線とを接続するため
の接続部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器等においては、リード線とエナ
メル線とを接続する場合が多く、リード線とエナメル線
を接続するためにはスプライスという接続金具を用いて
両者を一緒にカシメて接続するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術においては、接続作業に先立って、エナメル線
の接続部の表面にコーティングしてある絶縁被覆を剥ぎ
取る必要があり、大変面倒であった。又、接続されたエ
ナメル線自体は、コイル等を構成している為、巻きぐせ
がついていることが多く、この巻きぐせを矯正して直線
状にしないと、リード線とエナメル線とをスプライスに
よりカシメて接続することができず、作業能率が上がら
ない原因となっていた。
【0004】又、リード線とエナメル線とをスプライス
によりカシメて一旦接続してしまうと、両者を離脱させ
ることが困難となり、それ以降の作業はリード線とエナ
メル線が接続されたままの状態で行う必要があるため、
作業性が悪く、分業化に適しないばかりか、例えば、リ
ード線側に不具合が生じた場合には、コイル等を構成し
ている本体も含めて、エナメル線側も一緒に交換しなけ
ればならず、きわめて不経済であり、コストがアップす
る原因となっていた。
【0005】本発明は上記実情に鑑みて提案されたもの
で、接続作業に先立ってエナメル線の接続部の表面にコ
ーティングしてある絶縁被覆を剥ぎ取ったり、エナメル
線の巻きぐせ等を矯正したりする必要がなく、接続作業
が容易で、作業能率を向上させることができると共に、
リード線側に不具合が生じても、エナメル線側を離脱さ
せて取り換えることができ、作業の分業化が可能な、リ
ード線とエナメル線の接続部材を提供せんとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、基端部がリード線の芯線にカシメられる
接続金具の自由端部の壁面に、エナメル線を嵌入して保
持するエナメル線よりも小径の幅を有する嵌入案内スリ
ットを設け、その接続金具を絶縁性の枠体に組込むよう
にして、リード線とエナメル線の接続部材を構成したこ
とを特徴とするものである。
【0007】さらに、接続金具の自由端部の壁面に嵌入
案内スリットを複数個設けたり、絶縁性の枠体に接続金
具が平行に組込まれるようにしたり、嵌合案内スリット
を利用して半導体等の電子素子の端子を嵌入して保持せ
しめるようにしたことをそれぞれ特徴とするものであ
る。
【0008】本発明のリード線とエナメル線の接続部材
は、上記のような手段をもって構成されているので、エ
ナメル線を嵌入案内スリットに嵌入して所定の位置まで
押込むと、エナメル線の被覆は、嵌入時にエナメル線よ
りも小径の幅を有する嵌入案内スリットによって自動的
に剥ぎ落され、その状態で嵌入案内スリットにより保持
され、接続金具を介してリード線と電気的に接続される
ことになる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実態の形態を、図
を参照しながら具体的に説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態を示す、リード線とエナメル線の接続部材
の平面図で、図2は図1における矢視A−A線に沿った
断面図で、図3は図1における矢視B−B線に沿った断
面図である。又、図4に示す接続金具の側面図で、図5
はその平面図、図6はその正面図である。
【0010】図中1は接続金具で、その基端部2はリー
ド線3の芯線4にカシメられるようになっており、一部
はリード線3の基端部2を抱き込んでいる。5は接続金
具1の自由端部の正面側の壁面で、その下部は後方にU
字状に折り曲げられており、そのU字状に形成された壁
面5の中心にはU字状の折り曲げ部の底面より入口がハ
の字に開口した嵌入案内スリット6が設けられている。
【0011】7は接続金具1の自由端部の両側の壁面
で、その中心部には下端より入口がハの字に開口した嵌
入案内スリット6が設けられている。この嵌入案内スリ
ット6はエナメル線8よりも小径の幅を有し、この嵌入
案内スリット6にエナメル線8をハの字に開口した部分
より嵌入して所定の位置まで押込むと、エナメル線8の
絶縁被覆が嵌入案内スリット6によって自動的に剥ぎ落
され、その状態で嵌入案内スリット6により保持される
ようになっている。
【0012】なお、9は正面側の壁面5及び両側の壁面
8の両端縁中央部に張り出して形成された圧入抜け止め
用の突起である。10は絶縁性の合成樹脂にて成形され
た枠体で、組込まれる接続金具1の形状や配置を対応し
て一対成形され、接続金具1を組込むと圧入抜け止め用
の突起9が接続金具1の位置決め用壁11間に強く圧入
されて、安定して保持されるようになっている。
【0013】又、12は枠体10に設けられたリード線
3を収容するU溝で、13はエナメル線8挿通用の孔で
ある。なお、14は逆流や過電流を防止するために、枠
体10に組込まれた保護回路等を構成するダイオードや
サーミスタ等の電子素子で、その端子15は枠体10内
に平行に組込み配置された接続金具1の両側の壁面7に
設けられた嵌入案内スリット6を利用して、その中に嵌
入することにより両端が保持せしめられている。
【0014】次に、図7は本発明の第2の実施の形態を
示す、リード線とエナメル線の接続部材の平面図で、第
8は図7における矢視A−A線に沿った断面図で、図9
は図7における矢視B−B線に沿った断面図である。
又、図10は図7に示す接続金具の側面図で、図11は
その平面図、図12はその正面図である。図中、本発明
の第1の実施の形態を示す図1〜図6に対応する部材に
は同一符号を付し、重複した説明は省略して相違点を中
心に説明する。
【0015】図7〜図12に示す本発明の第2の実施の
形態においては、接続金具1の自由端部には第1の実施
の形態に示す正面側の壁面5はなく、両側の壁面7が第
1の実施の形態のものより幅広に形成され、その両側の
壁面7に下端より入口がハの字に開口した嵌入案内スリ
ット6が平行に2列設けられており、両嵌入案内スリッ
ト6−6間の壁面7の中央部には、切れ目を入れて張り
出し形成された圧入抜け止め用の突起9が追加して設け
られている。
【0016】これは、第1の実施の形態においては、エ
ナメル線8とリード線3とを接続金具を介して対向方向
に接続するため、エナメル線8を嵌入して保持する嵌入
案内スリット6を接続金具1の自由端部の正面側の壁面
5に設けたのに対し、第2の実施の形態においては、エ
ナメル線8とリード線3とを接続金具1を介して直角方
向に接続するため、エナメル線8を嵌入して保持する嵌
入案内スリット6を接続金具1の自由端部の両側の壁面
7に設けるようにしたからである。
【0017】従って、第2の実施の形態においては、図
11〜図12に示す接続金具1が組込まれるため、その
接続金具1の形状や配置に対応した形状に枠体10が成
形され、組込まれた接続金具1は圧入抜け止め用突起9
が接続金具1の位置決め用壁11間に強く圧入されて、
安定して保持されるようになっている。
【0018】なお、第1の実施の形態と第2の実施の形
態とでは、リード線3に対するエナメル線8の接続方向
が異なるため、枠体10に設けられるエナメル線8の挿
通用の孔13の位置が異なっていることは言うまでもな
い。又、第2の実施の形態においては、枠体10にエナ
メル線8の挿通用の孔13を平行に2ケ所設けている
が、これは必要に応じエナメル線8を挿通する位置を選
択し得るようにするためである。
【0019】なお、各挿通用の孔13の入口部は皿状に
面取りしてあるが、これはエナメル線8の挿通を容易に
すると共に、エッヂによってエナメル線8に傷がつくの
を防ぐ効果がある。上記の第1及び第2の実施の形態に
おいては、接続金具1の基端部2でリード線3の芯線4
をカシメて、エナメル線8の先端を枠体10に設けた挿
通用の孔13より挿通して、接続金具1の自由端部の壁
面5又は7に設けられた挿入案内スリット6に挿入して
押し込む。この時エナメル線8の絶縁被覆はエナメル線
8よりも小径の幅を有する嵌入案内スリット6によって
自動的に剥ぎ落されることになる。
【0020】又、必要に応じ、電子素子14はその端子
15をそれぞれ平行に配置する接続金具1の嵌入案内ス
リット6に嵌入して押し込むことにより保持される。こ
うしてリード線3とエナメル線8とを接続金具1を介し
て電気的に接続し、電子素子14も接続金具1により保
持せしめた状態で、接続金具1を枠体10の所定の位置
に押し込めば、接続金具1は枠体10に組込まれ、組込
まれた接続金具1は圧入抜け止め用の突起9によって位
置決め用壁11間に強く圧入されて安定して保持される
ことになる。
【0021】但し、接続金具1の形状は、第1及び第2
の実施の形態に限定されるものではなく、特に自由端部
の壁面の形状、その壁面に設ける嵌入案内スリットの位
置や配置、枠体に対する接続部材の組込み方や配置の仕
方等は、任意に設計し得ることは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上具体的に説明したように、本発明に
よれば、エナメル線を嵌入案内スリットに嵌入して所定
位置まで押込むだけで、エナメル線の絶縁被覆がエナメ
ル線よりも小径の嵌入案内スリットにより自動的に剥ぎ
落されるので、接続作業に先立って、エナメル線の接続
部の表面にコーティングしてある絶縁被覆を剥ぎ取った
り、エナメル線の巻きぐせ等を矯正したりする必要はな
く、接続作業が容易で作業能率を向上させることができ
る。
【0023】又、接続金具は最終段階で枠体に組込むこ
とができるので、作業を分業化させることができ、リー
ド線側に不具合が生じても、エナメル線側を離脱させて
取り換えることもできるので経済的であり、コストを低
減させることができる。又、逆流や過電流の防止等のた
めに、接続金具を利用してダイオードやサーミスタ等の
電子素子を枠体に組込むことができる、等多くの利点を
有し、作業性がよく、接続不良を起しにくいので、不良
品の発生が少なく、電気的接続性能の安定した実用性の
あるリード線とエナメル線の接続部材を提供し得るもの
である。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す、リード線と
エナメル線の接続部材の平面図である。
【図2】図1における矢視A−A線に沿った断面図であ
る。
【図3】図1における矢視B−B線に沿った断面図であ
る。
【図4】図1に示す接続金具の側面図である。
【図5】図1に示す接続金具の平面図である。
【図6】図1に示す接続金具の正面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す、リード線と
エナメル線の接続部材の平面図である。
【図8】図7における矢視A−A線に沿った断面図であ
る。
【図9】図7における矢視B−B線に沿った断面図であ
る。
【図10】図7に示す接続金具の側面図である。
【図11】図7に示す接続金具の平面図である。
【図12】図7に示す接続金具の正面図である。
【符号の説明】
1 接続金具 2 基端部 3 リード線 4 芯線 5 正面側の壁面 6 嵌入案内スリット 7 両側の壁面 8 エナメル線 9 圧入抜け止め用の突起 10 枠体 11 位置決め用壁 12 U溝 13 挿通用の孔 14 電子素子 15 端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部がリード線の芯線にカシメられる
    接続金具の自由端部の壁面に、エナメル線を嵌入して保
    持するエナメル線よりも小径の幅を有する嵌入案内スリ
    ットを設け、その接続金具を絶縁性の枠体に組込むよう
    にしたことを特徴とするリード線とエナメル線の接続部
    材。
  2. 【請求項2】 接続金具の自由端部の壁面に、嵌入案内
    スリットが複数個設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のリード線とエナメル線の接続部材。
  3. 【請求項3】 絶縁性の枠体に接続金具が平行に組込ま
    れるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載
    のリード線とエナメル線の接続部材。
  4. 【請求項4】 嵌入案内スリットを利用して、半導体等
    の電子素子の端子を嵌入して保持せしめるようにしたこ
    とを特徴とする請求項3に記載のリード線とエナメル線
    の接続部材。
JP7321274A 1995-11-16 1995-11-16 リード線とエナメル線の接続部材 Pending JPH09139239A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002528870A (ja) * 1998-10-17 2002-09-03 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気的な接続部を有した構成部分を電気的な回路にコンタクトさせるための装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002528870A (ja) * 1998-10-17 2002-09-03 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気的な接続部を有した構成部分を電気的な回路にコンタクトさせるための装置

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