JPH09139066A - 半導体メモリ - Google Patents

半導体メモリ

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Publication number
JPH09139066A
JPH09139066A JP29449895A JP29449895A JPH09139066A JP H09139066 A JPH09139066 A JP H09139066A JP 29449895 A JP29449895 A JP 29449895A JP 29449895 A JP29449895 A JP 29449895A JP H09139066 A JPH09139066 A JP H09139066A
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JP
Japan
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signal
memory cell
data
dummy
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JP29449895A
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English (en)
Inventor
Akira Tamakoshi
晃 玉越
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Fujifilm Holdings Corp
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Original Assignee
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体メモリの制御信号線を削減し、簡単に
制御することができる半導体メモリを提供することを課
題とする。 【解決手段】 外部から供給されるアドレス信号に応じ
てワードラインの選択を行うアドレスデコーダと、メモ
リセルをワードラインにより特定可能なメモリセルアレ
イと、ダミーメモリセルをワードラインによりメモリセ
ルに対応して特定可能なダミーメモリセルアレイと、ワ
ードラインが選択されると対応するダミーメモリセルか
らデータを読み出し、該データおよび外部から供給され
るライトイネーブル信号に応じてチップイネーブル信号
を生成するチップイネーブル信号に応じて、外部から入
力される書き込みデータをメモリセルに書き込み、また
はメモリセルからデータを読み出す入出力手段とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体メモリに関
し、特に制御が簡単な半導体メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来技術によるSRAMの構
成図である。SRAMへの入力信号は、チップイネーブ
ルバー信号−CE、ライトイネーブルバー信号−WE、
アウトプットイネーブルバー信号−OE、アドレス信号
Ai、書き込みデータDIである。SRAMの出力信号
は、読み出しデータDOである。
【0003】チップイネーブルバー信号−CEは、チッ
プイネーブル信号CEの論理反転信号であり、SRAM
をアクティブモードまたはスタンバイモードに設定する
ための信号である。NOT回路93は、信号−CEを論
理反転し、信号CEを生成し出力する。
【0004】ライトイネーブルバー信号−WEは、書き
込み可能な状態を示すライトイネーブル信号WEの論理
反転信号である。アウトプットイネーブルバー信号−O
Eは、出力可能な状態を示すアウトプットイネーブル信
号OEの論理反転信号である。
【0005】メモリセルアレイ90は、複数のメモリセ
ルが2次元に配列されている。個々のメモリセルは、ア
ドレスにより特定される。アドレス入力バッファ86
は、外部からアドレス信号を受け、アドレス信号Ai
(i=0,1,・・・)を出力する。
【0006】行デコーダ87は、アドレス信号Aiをデ
コードし、メモリセルアレイ90の行を特定する。列デ
コーダ88は、アドレス信号Aiをデコードし、メモリ
セルアレイ90の列を特定する。行と列が特定される
と、メモリセルアレイ90中のメモリセルが特定され
る。以下、デジタル信号のローレベルを“L”で表し、
ハイレベルを“H”で表す。
【0007】信号−CEをディスエーブル状態
(“H”)にするとスバンバイモードになり、データの
読み出しおよび書き込みを禁止する。スタンバイモード
では、SRAMの消費電力が小さい。以下、詳細に説明
する。
【0008】信号CEは、NOT回路93から出力さ
れ、行デコーダ87と列デコーダ88とコントロール回
路84に供給される。信号−CEをディスエーブル状態
(“H”)にすると、行デコーダ87と列デコーダ88
とコントロール回路84は、以下の状態になる。行デコ
ーダ87および列デコーダ88は非セレクト状態にな
る。つまり、いずれのメモリセルをも選択しない状態に
なる。コントロール回路84は、入力信号−WE,−O
Eに関係なく、入出力バッファ89を非動作状態に制御
する。結果として、SRAM全体は低消費電力になる。
【0009】一方、信号−CEをイネーブル状態
(“L”)にするとSRAMがアクティブモードとな
り、データの読み出しおよび書き込みが許可される。ア
クティブモードでは、スタンバイモードであるときに比
べ、SRAMの消費電力が大きい。以下、詳細に説明す
る。
【0010】信号−CEをイネーブル状態(“L”)に
すると、行デコーダ87および列デコーダ88はセレク
ト状態になり、コントロール回路84は入出力バッファ
89を動作状態に制御する。
【0011】入出力バッファ89は、信号−WEがイネ
ーブル状態(“L”)であるときには、書き込みデータ
DIをアドレス信号Aiにより特定されるメモリセルア
レイ90中のメモリセルに書き込む。
【0012】信号−WEがディスエーブル状態
(“H”)であるときには、メモリセルアレイ90にお
いてアドレス信号Aiにより特定されるメモリセルか
ら、データを読み出し、SRAM内部にデータを蓄積す
る。
【0013】そして、信号−OEがイネーブル状態
(“L”)であれば、読み出したデータを読み出しデー
タDOとして出力する。信号−OEがディスエーブル状
態(“H”)であれば、ハイインピーダンス状態を読み
出しデータDOとして出力する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】SRAMをロジック回
路の一部に使用する場合、なるべくSRAMを制御する
ための回路を減らし、ロジック回路全体の回路規模を小
さくしたいとの要求がある。そこで、SRAMを制御す
るための信号線の数を減らすことが考えられる。SRA
Mのイネーブル信号は、チップイネーブルバー信号−C
E、ライトイネーブルバー信号−WE、アウトプットイ
ネーブルバー信号−OEの3つがある。
【0015】そこで、チップイネーブルバー信号−CE
をイネーブル状態(“L”)に固定し、信号−CEの制
御を省く方法が考えられる。この方法によれば、SRA
Mの制御が簡単になり、回路規模を小さくさくすること
ができるが、SRAMは常時アクティブ状態となり、消
費電力量が大きくなるという欠点がある。
【0016】本発明の目的は、半導体メモリの制御信号
線を削減し、簡単に制御することができる半導体メモリ
を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体メモリ
は、外部から供給されるアドレス信号に応じてワードラ
インの選択を行うアドレスデコーダと、データの書き込
みおよび読み出しを行うことができるメモリセルを複数
有し、該メモリセルをワードラインにより特定可能なメ
モリセルアレイと、データの読み出しを行うことができ
るダミーメモリセルを複数有し、該ダミーメモリセルを
ワードラインによりメモリセルに対応して特定可能なダ
ミーメモリセルアレイと、ワードラインが選択されると
対応するダミーメモリセルからデータを読み出し、該デ
ータおよび外部から供給されるライトイネーブル信号に
応じてチップイネーブル信号を生成するチップイネーブ
ル信号生成手段と、チップイネーブル信号に応じて、外
部から入力される書き込みデータをメモリセルに書き込
み、またはメモリセルからデータを読み出す入出力手段
とを有する。
【0018】チップイネーブル信号を半導体メモリの内
部で生成することにより、外部からチップイネーブル信
号を制御する必要がなくなる。チップイネーブル信号を
制御する必要がなくなれば、半導体メモリの制御が簡単
になる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施例に
よる半導体メモリの構成図である。半導体メモリとし
て、SRAMを例にとって以下説明する。
【0020】SRAMのイネーブル信号は、ライトイネ
ーブルバー信号−WEとアウトプットイネーブルバー信
号−OEである。チップイネーブル信号CEは、SRA
M内部で生成するので、外部から供給する必要はない。
【0021】外部からチップイネーブル信号CEを供給
しなくてよいので、SRAMを制御するための制御回路
が簡単になる。SRAMを用いて、ロジック回路を構成
する場合には、ロジック回路全体の回路規模を小さくす
ることができる。
【0022】また、外部からチップイネーブル信号CE
を供給しなくても、SRAMをアクティブモードまたは
スタンバイモードに切り替えることができる。アクティ
ブモードまたはスタンバイモードは、SRAM内部で生
成されるチップイネーブル信号に応じ、適切に切り替え
られる。
【0023】以下、SRAMの回路構成を説明する。S
RAMには、イネーブルバー信号−WE,−OEの他、
アドレス信号Aiと書き込みデータDIを入力する。そ
して、読み出しデータDOを出力する。
【0024】メモリセルアレイ10は、複数のメモリセ
ルが2次元マトリックスに配列されている。メモリセル
は、複数のワードラインと複数のカラムスイッチライン
の各交点に接続される。
【0025】ワードラインは、行デコーダ7により制御
される行選択信号線であり、マトリックスの行番号に相
当する。カラムスイッチラインは、列デコーダ8により
制御される列選択信号線であり、マトリックスの列番号
に相当する。
【0026】ワードラインとカラムスイッチラインは、
それぞれ選択したいメモリセルに接続される行と列のラ
インのみを“H”にすることにより、メモリセルを特定
することができる。全てのラインが“L”であるときに
は、非セレクト状態であり、いずれのメモリセルも選択
されない。
【0027】ワードラインとカラムスイッチラインによ
り特定されたメモリセルには、デジタルデータを読み出
したり書き込んだりすることができる。アドレス入力バ
ッファ6は、外部からアドレス信号を受け、アドレス信
号Ai(i=0,1,・・・)を出力する。アドレス信
号Aiは、複数のビット線(ビット番号i)で構成され
る。
【0028】行デコーダ7は、アドレス入力バッファ6
から供給されるアドレス信号Aiをデコードし、アドレ
ス信号Aiに応じて、複数のワードラインのうちの所定
のラインのみを“H”にし、メモリセルアレイ10の行
を特定する。列デコーダ8は、アドレス入力バッファ6
から供給されるアドレス信号Aiをデコードし、アドレ
ス信号Aiに応じて、複数のカラムスイッチラインのう
ちの所定のラインのみを“H”にし、メモリセルアレイ
10の列を特定する。行と列が特定されると、メモリセ
ルアレイ10中のメモリセルが特定される。
【0029】SRAMは、メモリセルアレイ10の他、
ダミーメモリセルアレイ11を有する。ダミーメモリセ
ルアレイ11は、複数のメモリセルが1列に配列されて
いる。ダミーメモリセルアレイ11内のメモリセルの数
は、メモリセルアレイ10の1列のメモリセルの数と同
じである。
【0030】ダミーメモリセルアレイ11は、メモリセ
ルアレイ10と同じく、行デコーダ7から供給されるワ
ードラインにより、メモリセルが特定される。ただし、
ダミーメモリセルアレイ11は列が1つしかないので、
列方向は、特定する必要はない。
【0031】ダミーメモリセルアレイ11のメモリセル
は、メモリセルアレイ10のメモリセルとほぼ同じ構成
を有し、両者は同等な速度で動作する。ただし、デジタ
ルデータを書き換える機能は必要ない。ダミーメモリセ
ルアレイ11は、所定のダミーデータをバッファ12に
供給する。ダミーメモリセルアレイ11の詳細な構成
は、後に説明する。
【0032】バッファ12は、コントロール回路4から
供給されるチップイネーブル信号CEに応じて信号OU
TDを出力する。信号OUTDは、メモリセルアレイ1
0中のメモリセルからデータが読み出されている間およ
びデータを書き込んでいる間だけ“L”になる信号であ
り、コントロール回路4に供給される。
【0033】コントロール回路4は、信号OUTDの
他、外部からライトイネーブルバー信号−WEを入力
し、チップイネーブル信号CEを生成する。チップイネ
ーブル信号CEは、行デコーダ7と列デコーダ8と入出
力バッファ9に供給される。
【0034】図2は、コントロール回路4の構成図であ
る。フリップフロップ31は、セット端子S、リセット
端子R、クロック端子C、データ端子D、出力端子Qを
有する。セット端子Sに“H”の信号が入力されると、
出力端子Qから“H”の信号が出力される。リセット端
子Rに“H”の信号が入力されると、出力端子Qから
“L”の信号が出力される。クロック端子Cにクロック
信号が入力されると、データ端子Dに入力される信号を
そのまま出力端子Qから出力する。
【0035】NOT回路33は、ライトイネーブルバー
信号−WEを論理反転し、ライトイネーブル信号WEを
生成する。ライトイネーブル信号WEは、フリップフロ
ップ31のセット端子SおよびOR回路34に供給され
る。
【0036】OR回路34は、ライトイネーブル信号W
Eと信号OUTDの論理和を出力する。フリップフロッ
プ31のリセット端子Rには、OR回路34の出力信号
を論理反転した信号が供給される。
【0037】アドレス信号Aiは、アドレス変化検出器
(ATD)32に供給される。アドレス変化検出器32
は、アドレス信号Aiの変化を検出すると、クロック信
号を生成し、フリップフロップ31のクロック端子Cに
供給する。
【0038】フリップフロップ31のデータ端子Dに
は、信号OUTDが供給される。出力端子Qからは、チ
ップイネーブル信号CEが出力される。SRAMは、チ
ップイネーブル信号CEに応じて、アクティブモードま
たはスタンバイモードになる。チップイネーブル信号C
Eがイネーブル状態(“H”)であるときには、SRA
Mがアクティブモードになり、チップイネーブル信号C
Eがディスエーブル状態(“L”)であるときには、S
RAMがスタンバイモードになる。
【0039】図1において、行デコーダ7は、チップイ
ネーブル信号CEがイネーブル状態(“H”)であると
き、アドレス信号Aiに応じてワードラインを選択す
る。一方、チップイネーブル信号CEがディスエーブル
状態(“L”)であるとき、ワードラインを非セレクト
状態にする。すなわち、ワードラインを全て“L”に
し、いずれのメモリセルをも選択しない状態にする。
【0040】列デコーダ8は、チップイネーブル信号C
Eがイネーブル状態(“H”)であるとき、アドレス信
号Aiに応じてカラムスイッチラインを選択する。一
方、チップイネーブル信号CEがディスエーブル状態
(“L”)であるとき、カラムスイッチラインを非セレ
クト状態にする。すなわち、カラムスイッチラインを全
て“L”にし、いずれのメモリセルをも選択しない状態
にする。
【0041】コントロール回路5は、外部からライトイ
ネーブルバー信号−WEとアウトプットイネーブルバー
信号−OEを受けて、信号S0を生成し、入出力バッフ
ァ9に出力する。
【0042】図3は、コントロール回路5の構成図であ
る。NOT回路35は、アウトプットイネーブルバー信
号−OEを論理反転し、アウトプットイネーブル信号O
Eを生成する。AND回路36は、アウトプットイネー
ブル信号OEとライトイネーブルバー信号−WEの論理
積を演算し、信号S0として出力する。信号S0は、入
出力バッファ9(図1)に供給され、データDOの出力
を許可する。
【0043】図1において、入出力バッファ9は、信号
−WEがディスエーブル状態(“H”)であるとき、メ
モリセルアレイ10のメモリセルからデータを読み出
し、内部に蓄積する。
【0044】また、入出力バッファ9は、信号−OEが
イネーブル状態(“L”)であるとき、メモリセルアレ
イ10のメモリセルから読み出したデータを、読み出し
データDOとして出力し、信号−OEがディスエーブル
状態(“H”)であるとき、メモリセルアレイ10のメ
モリセルから読み出したデータにかかわらず、ハイイン
ピーダンス状態を読み出しデータDOとして出力する。
【0045】図4は、メモリセルアレイ10、入出力バ
ッファ9、ダミーメモリセルアレイ11およびバッファ
12の各内部構成を示すブロック図である。メモリセル
アレイ10は、複数のワードラインWL0〜WLnと複
数のビットラインBLj,−BLj(j=0,1,・・
・)の各交差部に形成される複数のメモリセル(MC)
21を有する。ワードラインWL0〜WLnは、行デコ
ーダ7(図1)から供給される。
【0046】j列目のメモリセル21は、全てがビット
ラインBLjと−BLjに接続され、それぞれがワード
ラインWL0〜WLnのうちの対応する1本のラインに
接続される。
【0047】入出力バッファ9は、2つのスイッチング
MOSトランジスタ24,24を有する。各トランジス
タ24のゲートには、カラムスイッチラインYSjが接
続される。カラムスイッチラインYSjは、列デコーダ
8(図1)から信号を供給される。
【0048】一方のトランジスタ24のソース/ドレイ
ンは、それぞれビットラインBLjとデータラインDL
に接続される。トランジスタ24は、カラムスイッチラ
インYSjの信号に応じて、ビットラインBLjとデー
タラインDLを電気的に接続する。
【0049】他方のトランジスタ24のソース/ドレイ
ンは、それぞれビットライン−BLjとデータライン−
DLに接続される。トランジスタ24は、カラムスイッ
チラインYSjの信号に応じて、ビットライン−BLj
とデータライン−DLを電気的に接続する。
【0050】プリチャージ回路(PRE)22は、プリ
チャージ信号S2が“H”のとき、ビットラインBLj
と−BLjをプリチャージ状態に制御すると共に、デー
タラインDLと−DLをプリチャージ状態に制御する。
ビットラインBLjと−BLjは、共に“H”になり、
データラインDLと−DLも共に“H”になる。
【0051】信号S2は、チップイネーブル信号CEが
イネーブル状態であるとき“L”になる信号である。し
たがって、チップイネーブル信号CEがディスエーブル
状態(“L”)であるときビットラインBLj,−BL
jとデータラインDL,−DLはプリチャージ状態にな
る。
【0052】センスアンプ(SA)23は、センスイネ
ーブル信号S1が“H”のとき、データラインDLと−
DLをセンスする。信号S1は、ライトイネーブルバー
信号−WEがイネーブル状態(“L”)であるときのみ
“L”になる。信号S1が“L”であるとき、センスア
ンプ23は動作せず、出力信号は“H”にプリチャージ
され、低消費電力状態になる。
【0053】センスアンプ23は、信号S1が“H”の
とき以下の動作を行う。
【0054】
【表1】 ここで、プリチャージ回路22によりプリチャージされ
ているとき、データラインDLと−DLは共に“H”で
ある。プリチャージされていないとき、すなわち読み出
し時または書き込み時には、データラインDLと−DL
は一方が“H”になり、他方が“L”になる。読み出し
時および書き込み時の状態は、後に説明する。
【0055】バッファ25は、信号S0および信号S3
に応じて、センスアンプ23の出力信号を読み出しデー
タDOとして出力する。信号S0は、コントロール回路
5(図3)の出力信号であり、ライトイネーブルバー信
号−WEとアウトプットイネーブル信号OEの論理積で
表される。信号S3は、チップイネーブル信号CEと同
じ信号である。
【0056】バッファ25は、信号S3が“H”のと
き、すなわちチップイネーブル信号CEがイネーブル状
態(“H”)のとき、センスアンプ23の出力信号をそ
のまま出力する。信号S3が“L”になると、すなわち
チップイネーブル信号CEがディスエーブル状態
(“L”)になると、センスアンプ23の出力信号をラ
ッチし、ラッチした信号を出力し続ける。
【0057】ただし、バッファ25は、信号S0が
“H”のときのみ、すなわちライトイネーブルバー信号
−WEがディスエーブル状態(“H”)でありかつアウ
トイネーブルバー信号−OEがイネーブル状態
(“L”)であるときのみ、上記の信号S3に応じた信
号をメモリセル21の読み出しデータDOとして出力す
る。それ以外のときには、常に読み出しデータDOをハ
イインピーダンス状態として出力する。
【0058】バッファ26は、書き込みデータDIを受
け、信号S4に応じて、データDI’と−DI’を出力
する。信号S4は、信号−WEがイネーブル状態
(“L”)のとき“H”になり、信号−WEがディスエ
ーブル状態(“H”)のとき“L”になる。
【0059】信号S4が“H”のとき、すなわち信号−
WEがイネーブル状態のとき、データDI’は書き込み
データDIと同じになり、データ−DI’は書き込みデ
ータDIを論理反転したデータになる。データラインD
LにはデータDI’が供給され、データライン−DLに
はデータ−DI’が供給される。
【0060】信号S4が“L”のとき、すなわち信号−
WEがディスエーブル状態のとき、データDI’と−D
I’はハイインピーダンス状態になり、データラインD
L,−DLは変化しない。
【0061】次に、ダミーメモリセルアレイ11とバッ
ファ12の構成を説明する。ダミーメモリセルアレイ1
1とバッファ12は、それぞれメモリセルアレイ10と
バッファ9に対応するものであり、対応する両者の動作
タイミングを合わせるため、両者の回路構成はなるべく
同等なものとして構成する。
【0062】ダミーメモリセルアレイ11は、メモリセ
ルアレイ10と共通の複数のワードラインWL0〜WL
n、および1ビットのダミービットラインDBL,−D
BLの各交差部に形成される複数のダミーメモリセル
(DMC)27を有する。
【0063】1列のメモリセル27は、全てがダミービ
ットラインDBLと−DBLに接続され、それぞれがワ
ードラインWL0〜WLnのうちの対応する1本のライ
ンに接続される。ダミーメモリセル27は、メモリセル
21と同等な構成である。詳細な回路構成は、後に図5
(A),(B)を参照しながら説明する。
【0064】入出力バッファ12は、2つのスイッチン
グMOSトランジスタ28,28を有する。各トランジ
スタ28のゲートは、常にオンしている。トランジスタ
28は、トランジスタ24と同サイズである。
【0065】一方のトランジスタ28のソース/ドレイ
ンは、それぞれダミービットラインDBLとダミーデー
タラインDDLに接続される。トランジスタ28は、常
に、ダミービットラインDBLとダミーデータラインD
DLを電気的に接続する。
【0066】他方のトランジスタ28のソース/ドレイ
ンは、それぞれダミービットライン−DBLとダミーデ
ータライン−DDLに接続される。トランジスタ28
は、常に、ダミービットライン−DBLとダミーデータ
ライン−DDLを電気的に接続する。
【0067】プリチャージ回路22は、メモリセルアレ
イの場合と同様に、プリチャージ信号S2が“H”のと
き、ダミービットラインDBLと−DBLをプリチャー
ジ状態に、ダミーデータラインDDLと−DDLをプリ
チャージ状態に制御する。
【0068】センスアンプ23も、メモリセルアレイの
場合と同様に、センスイネーブル信号S1が“H”のと
き、ダミーデータラインDDLと−DDLをセンスす
る。センスアンプ23は、信号S1が“L”であるとき
には動作せず出力信号が“H”にプリチャージされ、低
消費電力状態になる。信号S1が“H”のときには、上
記表1の動作を行う。
【0069】ただし、センスアンプ23に入力されるダ
ミーデータラインDDLと−DDLの状態は2種類しか
ない。すなわち、プリチャージ状態と非プリチャージ状
態である。プリチャージ状態であるとき、すなわちプリ
チャージ回路22によりプリチャージされた後は、ダミ
ーデータラインDDLと−DDLは共に“H”である。
非プリチャージ状態であるとき、すなわちワードライン
WL0〜WLnのうちのいずれかによりダミーメモリセ
ル27が選択されたときには、常にダミーデータライン
DDLが“L”になり、ダミーデータライン−DDLが
“H”になる。ダミーメモリセル27は、全て同じデー
タを固定記憶しているので、どのダミーメモリセル27
が選択されても同じである。
【0070】バッファ30は、常に、センスアンプ23
の出力信号を信号OUTDとして出力する。信号OUT
Dは、プリチャージ状態か否かにより、以下の状態にな
る。
【0071】
【表2】
【0072】図5(A)は、メモリセル21の回路図で
ある。メモリセル21は、6個のMOSトランジスタT
r1〜Tr6により構成される。nチャネルMOSトラ
ンジスタTr1は、いわゆるトランスファゲートトラン
ジスタであり、ゲートがワードラインWLiに接続さ
れ、ソースがビットラインBLjに接続される。pチャ
ネルMOSトランジスタTr2は、いわゆる負荷トラン
ジスタであり、ゲートがトランジスタTr1のドレイン
に接続され、ソースが電源端子に接続され、ドレインが
nチャネルMOSトランジスタTr3のドレインに接続
される。トランジスタTr3は、いわゆるドライバトラ
ンジスタであり、ゲートがトランジスタTr1のドレイ
ンに接続され、ソースがグランド端子に接続される。
【0073】nチャネルMOSトランジスタTr6は、
他方のトランスファゲートトランジスタであり、ゲート
がワードラインWLiに接続され、ソースがビットライ
ン−BLjに接続される。pチャネルMOSトランジス
タTr4は、他方の負荷トランジスタであり、ゲートが
トランジスタTr6のドレインに接続され、ソースが電
源端子に接続され、ドレインがnチャネルMOSトラン
ジスタTr5のドレインに接続される。トランジスタT
r5は、他方のドライバトランジスタであり、ゲートが
トランジスタTr6のドレインに接続され、ソースがグ
ランド端子に接続される。
【0074】なお、トランジスタTr1のドレインは、
トランジスタTr4とTr5の相互接続点に接続され、
トランジスタTr6のドレインは、トランジスタTr2
とTr3の相互接続点に接続される。この構成により、
タスキ掛けフリップフロップ構造が形成される。
【0075】ビットラインBLj,−BLjは、プリチ
ャージ状態のとき、すなわちワードラインWLiが非セ
レクト状態のとき、両方とも“H”である。そして、非
プリチャージ状態のとき、すなわちワードラインWLi
が選択され、メモリアクセス状態のとき、一方が“H”
になり、他方が“L”になる。
【0076】図5(B)は、ダミーメモリセル27の回
路図である。ダミーメモリセル27は、上記のメモリセ
ル21の回路においてビットラインBLj,−BLjを
ダミービットラインDBL,−DBLに置き換えた回路
である。ただし、トランジスタTr2のソースとドレイ
ンを短絡する点のみが異なる。
【0077】トランジスタTr2のソースとドレインを
短絡することにより、ワードラインがセレクト状態であ
るとき、常に、ダミービットラインDBLは“L”にな
り、ダミービットライン−DBLは“H”になる。ワー
ドラインが非セレクト状態であるときは、プリチャージ
されているので、ダミービットラインDBLと−DBL
は両者とも“H”になる。
【0078】メモリセル21とダミーメモリセル27と
は、お互いに対応する素子のサイズが同じであり、レイ
アウトも同一である。これにより、ビットラインBL
j,−BLjとダミービットラインDBL,−DBLの
負荷は同じになる。
【0079】以上は、CMOSを用いて、メモリセル2
1とダミーメモリセル27を構成する場合について説明
したが、バイポーラトランジスタまたはBi−CMOS
を用いて構成してもよい。
【0080】図6は、本実施例によるSRAMの読み出
しタイミングを示すタイミングチャートである。SRA
Mからデータを読み出すには、ライトイネーブルバー信
号−WEをディスエーブル状態(“H”)、アウトプッ
トイネーブルバー信号−OEをイネーブル状態
(“L”)にしておき、外部から供給するアドレス信号
Aiを変更する。アドレス信号Aiは、読み出したいア
ドレスに変更する。
【0081】アドレス信号Aiを変更すると、コントロ
ール回路4(図2)内のアドレス変化検出器32がアド
レス信号Aiの変化を検出し、フリップフロップ31の
クロック端子Cにパルス信号を出力する。端子Dに入力
される信号OUTDは“H”であるので、フリップフロ
ップ31の端子Qから出力されるチップイネーブル信号
CEは、“L”から“H”に変化する。
【0082】チップイネーブル信号CEがイネーブル状
態(“H”)になると、行デコーダ7および列デコーダ
8は、アドレス信号Aiに応じて、それぞれワードライ
ンWLおよびカラムスイッチラインYSを選択する。選
択されたラインは、“H”になる。
【0083】メモリセルアレイ10において、選択され
たワードラインWLに接続されたメモリセル21に記憶
されているデータがビットラインBLj,−BLjに読
み出される。ビットラインBLjと−BLjは、読み出
される前プリチャージ状態であるので、共に“H”であ
る。
【0084】メモリセル21からデータが読み出される
と、当該データに応じて、ビットラインBLjと−BL
jはいずれかが“L”になる。例えば、ビットラインB
Ljは“L”になり、ビットライン−BLjは図示しな
いが“H”になる。
【0085】読み出されたビットラインBLj,−BL
jのうち、選択されたカラムスイッチラインYSが接続
されたトランジスタ24に対応するものだけが、対応す
るデータラインDL,−DLに接続される。接続された
データラインDLは、ビットラインBLjと同じく
“L”になり、データライン−DLは、図示しないが、
ビットライン−BLjと同じく“H”になる。データラ
インDL,−DLは、接続される前にはプリチャージ状
態であるので、共に“H”である。
【0086】一方、ダミーメモリセルアレイ11中のダ
ミーメモリセル27には、“L”のデータが固定記憶さ
れている。任意のワードラインWLが選択されると、必
ず“L”のデータがダミービットラインDBLに読み出
される。ダミービットライン−DBLには、図示しない
が、“H”のデータが読み出される。ダミービットライ
ンDBLと−DBLについても、読み出される前はプリ
チャージ状態であるので、共に“H”になっている。
【0087】読み出されたダミービットラインDBLと
−DBLの信号は、トランジスタ28のゲートが常にオ
ン状態であるので、それぞれ直ちにダミーデータライン
DDLと−DDLに伝達される。つまり、ダミーデータ
ラインDDLは、ダミービットラインDBLと同じく
“L”になり、ダミーデータライン−DLは、図示しな
いが、ダミービットライン−DBLと同じく“H”にな
る。ダミーデータラインDLと−DLも、読み出し前に
はプリチャージ状態であるので、共に“H”である。
【0088】読み出しデータDOは、データラインD
L,−DLの信号に応じて変化する。ダミーデータライ
ンDLが“L”になると、信号OUTDは“L”にな
る。ダミーデータラインDLが“L”になる前は、プリ
チャージ状態であるので、信号OUTDは“H”であ
る。
【0089】信号OUTDが“L”になると、コントロ
ール回路4(図2)のフリップフロップ31のデータ端
子Dに“L”が入力されるので、出力端子Qから出力さ
れるチップイネーブル信号CEはディスエーブル状態
(“L”)になる。
【0090】チップイネーブル信号CEがディスエーブ
ル状態になると、行デコーダ7はワードラインWLを非
セレクト状態にし、列デコーダ8はカラムスイッチライ
ンYSを非セレクト状態にする。
【0091】また、チップイネーブル信号CEがディス
エーブル状態になると、信号S2が“H”になり、プリ
チャージ回路22はプリチャージを行う。プリチャージ
が行われると、ビットラインBLj,−BLj、データ
ラインDL,−DL、ダミービットラインDBL,−D
BL、ダミーデータラインDDL,−DDLは全て
“H”になる。
【0092】ただし、読み出しデータDOは、メモリセ
ル21から読み出された後、ラッチ25でラッチされて
いるので変化しない。ダミーデータラインDDLと−D
DLが共に“H”になると、信号OUTDは“H”にな
る。
【0093】その後、外部から供給するアウトプットイ
ネーブルバー信号−OEをディスエーブル状態
(“H”)にすると、ラッチ25の出力端子はハイイン
ピーダンス状態になり、読み出しデータDOはハイイン
ピーダンス状態に変化する。
【0094】図7は、本実施例によるSRAMの書き込
みタイミングを示すタイミングチャートである。SRA
Mにデータを書き込むには、アドレス信号Aiと書き込
みデータDIを所望の信号に変化させ、ライトイネーブ
ルバー信号−WEをイネーブル状態(“L”)に変更す
る。
【0095】ライトイネーブルバー信号−WEがイネー
ブル状態になると、バッファ26から出力されるデータ
DI’はハイインーダンス状態から、書き込みデータD
Iと同じデータに変化する。
【0096】書き込みデータDI’は、データラインD
Lに供給される。例えば、データラインDLは“L”に
なり、データライン−DLは図示しないが“H”にな
る。データラインDLと−DLは、書き込み前にはプリ
チャージ状態であるので、共に“H”である。
【0097】また、ライトイネーブルバー信号−WEが
イネーブル状態(“L”)になると、コントロール回路
4(図2)のフリップフロップ31のセット端子Sには
“H”の信号が入力される。出力端子Qから出力される
チップイネーブル信号CEはイネーブル状態(“H”)
に変化する。
【0098】チップイネーブル信号CEがイネーブル状
態(“H”)になると、行デコーダ7および列デコーダ
8は、アドレス信号に応じて、それぞれワードラインW
LおよびカラムスイッチラインYSを選択する。
【0099】カラムスイッチラインYSが選択される
と、トランジスタ24がオンし、データラインDLはビ
ットラインBLjに接続され、データライン−DLはビ
ットライン−BLjに接続される。ビットラインBLj
は、データラインDLと同じく“L”になり、ビットラ
イン−BLjは、図示しないが、データライン−DLと
同じく“H”になる。ビットラインBLj,−BLj
は、接続される前にはプリチャージ状態であるので、共
に“H”である。
【0100】メモリセルアレイ10において、選択され
たワードラインWLに接続されたメモリセル21に、ビ
ットラインBLj,−BLjのデータが書き込まれる。
一方、ダミーメモリセルアレイ12には、書き込みデー
タDIが供給されず、ワードラインWLが選択される
と、必ず“L”のデータがダミービットラインDBLに
読み出され、“H”のデータがダミービットライン−D
BLに読み出される。ダミービットラインDBLと−D
BLも、書き込み前はプリチャージ状態であるので、共
に“H”になっている。
【0101】読み出されたダミービットラインDBLと
−DBLの信号は、トランジスタ28のゲートが常にオ
ン状態であるので、それぞれ直ちにダミーデータライン
DDLと−DDLに伝達される。つまり、ダミーデータ
ラインDDLは、ダミービットラインDBLと同じく
“L”になり、ダミーデータライン−DLは、図示しな
いが、ダミービットライン−DBLと同じく“H”にな
る。ダミーデータラインDLと−DLも、読み出し前に
はプリチャージ状態であるので、共に“H”である。
【0102】ダミーデータラインDLが“L”になる
と、信号OUTDは“L”になる。ダミーデータライン
DLが“L”になる前は、プリチャージ状態であるの
で、信号OUTDは“H”である。
【0103】なお、書き込み時、信号OUTDは、SR
AMの動作に影響を与えない。そこで、書き込み時に
は、信号OUTDを生成するためのセンスアンプ23の
動作を停止させ、信号OUTDを常に“H”にするよう
にしてもよい。センスアンプ23の動作を停止させるこ
とにより、消費電力を低減させることができる。
【0104】その後、書き込み動作を終了させるため
に、外部から供給するライトイネーブルバー信号−WE
をディスエーブル状態(“H”)にすると、コントロー
ル回路4(図2)は、チップイネーブル信号CEを
“L”にする。すなわち、図2において、NOT回路3
3には、“H”のライトイネーブルバー信号−WEが入
力され、“L”のライトイネーブル信号WEが出力され
る。OR回路には、“L”のライトイネーブル信号と、
“L”のOUTD信号が入力される。フリップフロップ
31のリセット端子Rには、“H”の信号が入力され、
フリップフロップ31はリセットされる。出力端子Qか
ら出力されるチップイネーブル信号CEは、“L”にな
る。
【0105】チップイネーブル信号CEがディスエーブ
ル状態(“L”)になると、行デコーダ7はワードライ
ンWLを非セレクト状態にし、列デコーダ8はカラムス
イッチラインYSを非セレクト状態にする。
【0106】また、チップイネーブル信号CEがディス
エーブル状態になると、信号S2が“H”になり、プリ
チャージ回路22はプリチャージを行う。プリチャージ
が行われると、ビットラインBLj,−BLj、データ
ラインDL,−DL、ダミービットラインDBL,−D
BL、ダミーデータラインDDL,−DDLは全て
“H”になる。
【0107】ダミーデータラインDDLと−DDLが共
に“H”になると、信号OUTDは“H”になる。さら
に、チップイネーブル信号CEがディスエーブル状態に
なると、バッファ26により、書き込みデータDI’,
−DI’はハイインピーダンス状態になる。
【0108】以上のように、SRAM内部でチップイネ
ーブル信号CEを生成することにより、外部からチップ
イネーブル信号CEを供給する手間を省くことができ
る。チップイネーブル信号CEを供給する必要がない分
だけ、SRAMを外部から制御するための制御回路を簡
単にすることができ、回路規模の小型化およびコストの
削減を図ることができる。
【0109】また、外部からチップイネーブル信号CE
を制御しなくても、SRAMのアクティブモードとスタ
ンバイモードとを切り替えることができるので、SRA
Mの低消費電力化を図ることができる。
【0110】スタンバイモード時には、ビットラインB
Lj,−BLj、データラインDL,−DL、ダミービ
ットラインDBL,−DBL、ダミーデータラインDD
L,−DDLをプリチャージするので、各ラインを
“H”に維持することができ、センスアンプ23等にお
いて流れる電流を小さくすることができ、低消費電力化
を図ることができる。
【0111】さらに、メモリセルアレイ10と同等のア
クセス速度を有するダミーメモリセル11を設けること
により、タイミングの誤りなくチップイネーブル信号C
Eを生成することができ、効率的にスタンバイモードへ
の切り替えを行うことができ、低消費電力化を図ること
ができる。
【0112】メモリセルアレイ10とダミーメモリセル
アレイ11とは、お互いに同等な構成を有するので、プ
ロセスまたは温度等による性能のばらつきがなく、安定
したチップイネーブル信号を生成することができる。
【0113】図8は、本発明の第2の実施例によるSR
AMの構成を示すブロック図である。第1の実施例で
は、外部からのチップイネーブル信号CEの供給を不要
する場合について示した。第2の実施例では、チップイ
ネーブル信号CEと共に、アウトプットイネーブル信号
OEの供給をも不要にする。つまり、SRAMを制御す
るイネーブル信号は、ライトイネーブル信号WEのみで
ある。
【0114】第2の実施例によるSRAMは、第1の実
施例(図1)におけるコントロール回路4,5に代え
て、コントロール回路4’を用いる。その他の構成は、
第1の実施例と同じである。
【0115】コントロール回路4’は、ライトイネーブ
ルバー信号−WE、アドレス信号Ai、信号OUTDを
受け、チップイネーブル信号CEと信号S0を生成す
る。チップイネーブル信号CEは、第1の実施例と同じ
く、行デコーダ7、列デコーダ8、入出力バッファ9、
バッファ12に供給される。信号S0も、第1の実施例
と同様に、入出力バッファ9に供給される。
【0116】図9は、コントロール回路4’の回路図で
ある。フリップフロップ31は、コントロール回路4
(図2)で用いたフリップフロップと同じ機能を有す
る。
【0117】バッファ37は、ライトイネーブルバー信
号−WEをそのまま信号S0として出力する。NOT回
路33は、ライトイネーブルバー信号−WEを論理反転
し、ライトイネーブル信号WEを生成する。フリップフ
ロップ31のセット端子Sには、ライトイネーブル信号
WEが供給される。データ端子Dには、信号OUTDが
供給される。
【0118】アドレス変化検出器32は、アドレス信号
Aiの変化を検出すると、フリップフロップ31のクロ
ック端子Cにクロック信号を供給する。OR回路34
は、ライトイネーブル信号WEと信号OUTDの論理和
を演算する。フリップフロップ34のリセット端子Rに
は、OR回路34の演算結果を論理反転した信号が供給
される。フリップフロップ31の出力端子Qからは、チ
ップイネーブル信号CEが出力される。
【0119】第2の実施例では、書き込み時にはライト
イネーブルバー信号−WEをイネーブル状態(“L”)
にし、読み出し時にはライトイネーブルバー信号−WE
をディスエーブル状態(“H”)にする。
【0120】ただし、アウトプットイネーブルバー信号
−OEがないので、読み出し時には図6のタイミングチ
ャートに示すように、読み出しデータDOをハイインピ
ーダンス状態にすることができない。
【0121】アウトプットイネーブルバー信号−OEを
ディスエーブル状態(“H”)にし、読み出しデータD
Oをハイインピーダンス状態にすることは、使用環境に
応じ、必ずしも必要ではない。その必要がない場合に
は、第2の実施例を用いることの効果は大きい。
【0122】図10は、本発明の第3の実施例によるS
RAMの構成を示すブロック図である。第3の実施例で
は、SRAMを3分割して使用する場合について説明す
る。本実施例は、大容量のSRAMを構成する際に有効
である。大容量のSRAMを構成するには、単純に単体
で大容量のSRAMを構成する方法も考えられるが、ア
クセス速度が遅くなり、消費電力が大きくなるという欠
点がある。
【0123】つまり、行デコーダと列デコーダは、それ
ぞれ多数のワードラインWLおよびカラムスイッチライ
ンYSを制御しなければならないので、流れる電流が大
きくなり、速度も遅くなる。
【0124】第3の実施例では、SRAMを3分割し、
3つのうちのいずか1つのみを動作させることにより、
アクセス速度の高速化および低消費電力化を図る。1組
の分割SRAMは、先の実施例と同様に、メモリセルア
レイ10、入出力バッファ9、ダミーメモリセルアレイ
11、バッファ12、行デコーダ7を有する。第3の実
施例は、以上の分割SRAMを3組備える。
【0125】アドレス入力バッファ6は、外部からアド
レス信号を受け、アドレス信号Aiを列デコーダ8およ
びコントロール回路4’に出力する。また、アドレス信
号Aiは、3組の分割SRAMの各行デコーダ7に供給
される。
【0126】列デコーダ8は、アドレス信号Aiとチッ
プイネーブル信号CEを受け、カラムスイッチ信号を3
組の分割SRAMの各入出力バッファ9に出力する。チ
ップイネーブル信号CEは、コントロール回路4’によ
り生成される。
【0127】コントロール回路4’は、図9に示した回
路構成を有し、ライトイネーブルバー信号−WE、アド
レス信号Ai、信号OUTDを受け、チップイネーブル
信号CEを信号S0を出力する。ライトイネーブルバー
信号−WEは、外部から供給される信号である。信号O
UTDは、後に説明するがAND回路62の出力信号で
ある。
【0128】チップイネーブル信号CEは、3組の分割
SRAMの各行デコーダ7、各入出力バッファ9、各バ
ッファ12に供給される。信号S0は、3組の分割SR
AMの各入出力バッファ9に供給される。
【0129】入出力コントロール回路61は、3組の分
割SRAMの各入出力バッファ9に接続され、書き込み
データDIを外部から入力し、読み出しデータDOを外
部に出力する。
【0130】AND回路62は、3組の分割SRAMの
各バッファ12から出力される信号の論理積を演算し、
信号OUTDをコントロール回路4’に出力する。非ア
クセス時、すなわちプリチャージ状態のとき、3つのバ
ッファ12の出力信号は全て“H”であるので、信号O
UTDは“H”である。アクセス時には、3つのバッフ
ァ12の出力信号のうち1つが“L”であるので、信号
OUTDは“L”になる。
【0131】以上のような構成をとることにより、SR
AMを分割動作させることができる。SRAMを分割動
作させれば、大記憶容量のSRAMを実現しつつも、ア
クセス速度の高速化および低消費電力化を図ることがで
きる。しかも、チップイネーブル信号CEとアウトプッ
トイネーブル信号OEを外部から供給する必要がないの
で、SRAMを外部から制御するための制御回路を簡単
にすることができる。
【0132】なお、本発明の実施例では、半導体メモリ
の例としてSRAMについて説明したが、DRAMやE
EPROM等、その他の半導体メモリに適用することも
できる。その場合も、SRAMの場合と同様に、ダミー
メモリセルアレイとそれに対応するバッファを設けるこ
とにより、チップイネーブル信号CEまたはアウトプッ
トイネーブル信号OEの制御を省くことができる。
【0133】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チップイネーブル信号を半導体メモリの内部で生成する
ので、外部からチップイネーブル信号を制御する必要が
なくなり、半導体メモリの制御が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による半導体メモリの構
成図である。
【図2】図1に示す半導体メモリのコントロール回路4
の構成図である。
【図3】図1に示す半導体メモリのコントロール回路5
の構成図である。
【図4】図1に示すメモリセルアレイ、入出力バッフ
ァ、ダミーメモリセルアレイおよびバッファの各内部構
成を示すブロック図である。
【図5】図5(A)はメモリセルの回路図であり、図5
(B)はダミーメモリセルの回路図である。
【図6】第1の実施例による半導体メモリの読み出しタ
イミングを示すタイミングチャートである。
【図7】第1の実施例による半導体メモリの書き込みタ
イミングを示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の第2の実施例による半導体メモリの構
成を示すブロック図である。
【図9】図8に示す半導体メモリのコントロール回路の
回路図である。
【図10】本発明の第3の実施例による半導体メモリの
構成を示すブロック図である。
【図11】従来技術による半導体メモリの構成図であ
る。
【符号の説明】
4 ,4’,5,84 コントロール回路 6,86 アドレス入力バッファ 7,87 行デコーダ 8,88 列デコーダ 9,89 入出力バッファ 10,90 メモリセルアレイ 11 ダミーメモリセルアレイ 12 バッファ 21 メモリセル 22 プリチャート回路 23 センスアンプ 24,28 トランジスタ 25,26,30 バッファ 27 ダミーメモリセル 31 フリップフロップ 32 アドレス変化検出器 33,35,93 NOT回路 34 OR回路 36 AND回路 37 バッファ 61 入出力コントロール回路 62 AND回路 Tr トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給されるアドレス信号に応じ
    てワードラインの選択を行うアドレスデコーダと、 データの書き込みおよび読み出しを行うことができるメ
    モリセルを複数有し、該メモリセルを前記ワードライン
    により特定可能なメモリセルアレイと、 データの読み出しを行うことができるダミーメモリセル
    を複数有し、該ダミーメモリセルを前記ワードラインに
    より前記メモリセルに対応して特定可能なダミーメモリ
    セルアレイと、 前記ワードラインが選択されると対応する前記ダミーメ
    モリセルからデータを読み出し、該データおよび外部か
    ら供給されるライトイネーブル信号に応じてチップイネ
    ーブル信号を生成するチップイネーブル信号生成手段
    と、 前記チップイネーブル信号に応じて、外部から入力され
    る書き込みデータを前記メモリセルに書き込み、または
    前記メモリセルからデータを読み出す入出力手段とを有
    する半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 前記入出力手段は、さらに、外部から供
    給されるアウトプットイネーブル信号に応じて、前記メ
    モリセルから読み出したデータを外部に出力する手段を
    含む請求項1記載の半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 前記アドレスデコーダ、メモリセルアレ
    イ、ダミーメモリセルアレイおよび入出力手段が1組の
    分割セルを構成し、前記半導体メモリは分割セルを複数
    有し、 前記チップイネーブル信号生成手段は、前記複数の分割
    セル中の各ダミーメモリセルから読み出されるデータお
    よび外部から供給されるライトイネーブル信号に応じて
    チップイネーブル信号を生成する手段である請求項1ま
    たは2記載の半導体メモリ。
  4. 【請求項4】 前記メモリセルと前記ダミーメモリセル
    は、共に6素子のMOSトランジスタで構成される請求
    項1〜3のいずれかに記載の半導体メモリ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100443096B1 (ko) * 2000-03-31 2004-08-04 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 에스램 디바이스
US6885601B2 (en) 2003-04-15 2005-04-26 Oki Electric Industry Co., Ltd. Memory circuit and method of reading data
CN112309446A (zh) * 2019-07-26 2021-02-02 爱思开海力士有限公司 存储设备和操作存储设备的方法

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