JPH09138284A - 車両検知方法および車両検知装置 - Google Patents

車両検知方法および車両検知装置

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JPH09138284A
JPH09138284A JP29665095A JP29665095A JPH09138284A JP H09138284 A JPH09138284 A JP H09138284A JP 29665095 A JP29665095 A JP 29665095A JP 29665095 A JP29665095 A JP 29665095A JP H09138284 A JPH09138284 A JP H09138284A
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JP
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vehicle
magnetic sensor
threshold value
sensor output
level
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JP29665095A
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Hiroshi Sasaki
宏 佐々木
Yasuhiko Kinoshita
靖彦 木下
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の単一の閾値による方法と比べ車両の通
過をより正確に検知することができるようにする。 【解決手段】 磁気センサ出力に対して地磁気レベルの
上側に第1の基準レベル(第1の閾値)V1U と、第1
の基準レベルV1U よりも低レベル(地磁気レベル側)
の第2の基準レベル(第2の閾値)V2U を定める。そ
して、磁気センサ出力が基準レベルV1U を上回った場
合に車両存否信号を「存」とし、磁気センサ出力が基準
レベルV1U を上回った後に基準レベルV2U を下回っ
た場合に車両存否信号を「否」とする。これにより、車
両存否信号がt2〜t3間で「0」レベルとなることが
なく、1台の車両の通過を2台の車両の通過として誤検
知してしまうことがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の走行路近
辺に配置した磁気センサからの磁気センサ出力に基づい
て車両の通過を検知する車両検知方法および車両検知装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、地磁気の乱れを利用して、車
両の通過を検知することが行われている。この磁気によ
る車両検知は、強磁性体(主に鉄)を主要材料とする車
両が、その走行路の近辺に配置された磁気センサの近傍
を通ることにより、地磁気の分布が乱され、磁気センサ
からの信号(磁気センサ出力)が変化することを利用し
て行われる。
【0003】すなわち、車両は強磁性体により構成され
ているので、地球をとりまく地磁気が集束し易い。ま
た、車両の製造工程において、強磁性体が磁化されてし
まい、一般の車道を走行している車両が残留磁気を持っ
ていることも多い。従来から、この車両の持つ磁気的な
特徴を利用して車両の通過を検知する試みが続けられて
おり、これを実現する装置を地磁気式車両検知装置と呼
んでいる。
【0004】地磁気式車両検知装置は磁気センサを備え
ている。この磁気センサは車両の走行路の近辺(車両に
より地磁気が乱される場所)に配置される。例えば、走
行路に埋設されたり、路肩に配置される。磁気センサの
近傍に車両が存在しない場合、磁気センサ出力は、地磁
気を示すレベルで安定している。磁気センサの近傍を車
両が通過する際には、地磁気の集束や残留磁気のため
に、地磁気が増加させられたり、あるいは減少させられ
たりして、車両周辺の地磁気の分布が乱され、磁気セン
サ出力は変化する。そこで、この波形が地磁気レベルで
安定しているか否かをチェックすることにより、車両の
磁気センサ近傍への存在・不在を判断することができ
る。
【0005】この車両の磁気センサ近傍への存在・不在
すなわち存否を判断するために、従来においては、地磁
気レベルの上側、下側あるいは両方に、ある決まった値
を持つ基準レベル(閾値)を1つだけ設けている。そし
て、磁気センサ出力がこの基準レベルを上回った場合に
車両存否信号を「存」とし、下回った場合に車両存否信
号を「否」としている。すなわち、地磁気レベルの上側
に上側基準レベルを設け、地磁気レベルの下側に下側基
準レベルを設けるものとした場合、磁気センサ出力が上
側基準レベルを正方向へ上回った場合に車両存否信号を
「存」とし、下回った場合に車両存否信号を「否」と
し、磁気センサ出力が下側基準レベルを負方向へ上回っ
た場合に車両存否信号を「存」とし、下回った場合に車
両存否信号を「否」としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両検知方法によると、一般に車両の通過に
より得られる磁気センサ出力の波形は複雑であり、1台
の車両通過中、車両存否信号が「存」と「否」を繰り返
すことがある。
【0007】図1はその一例である。同図(a)は磁気
センサ出力、同図(b)は車両存否信号を示している。
この場合、磁気センサ出力がt1点において上側基準レ
ベルV1U を上回ったので、車両存否信号は「1」レベ
ル(「存」)となる。しかし、t2点では、車両通過中
であるにも拘らず、上側基準レベルV1U を下回ってい
る。このため、車両存否信号は「0」レベル(「否」)
となる。t3点において再度上側基準レベルV1U を上
回ると、車両存否信号が再度「1」レベルとなり、車両
が存在しなくなった時点t4で車両存否信号が「0」レ
ベルとなる。ここで、実際にはt1〜t4が、1台の車
両の存在期間である。しかし、車両存否信号はt2〜t
3で「0」レベルとなっているので、すなわちt1〜t
2、t3〜t4で「1」レベルとなっているので、2台
の車両が通過したと誤検知されてしまう。なお、同図に
おいて、B0は地磁気レベルである。
【0008】図2は別の例である。この場合、磁気セン
サ出力にノイズが乗っている。このため、1台の車両の
存在期間t1〜tn中、上側基準レベルV1U 付近で車
両存否信号が「1」レベルと「0」レベルとを繰り返
し、1台の車両の通過を多数台の車両の通過と誤検知し
てしまう。
【0009】このような誤検知を防ぐために、磁気セン
サ出力が基準レベルを上回った後に基準レベルを下回る
場合には、この下回った状態が所定時間(以下、この時
間を「ホールド時間」と呼ぶ)経過した場合に車両存否
信号を「否」とすることが考えられる。しかし、この場
合、ホールド時間をある程度長く設定する必要があるた
めに、2台の車両を1台と誤検知してしまう虞れがあ
る。すなわち、図3(c)では、車両が存在していると
きの車両存否信号が「存」となる中で最も長い時間であ
るtH0(図3(b)参照)をホールド時間として定めて
いる。この場合、図3(c)におけるt1〜t4を先頭
の車両の存在期間、t5〜t8を次の車両の存在期間と
すると、t4〜t5の間隔(車両間隔)がホールド時間
H0よりも短いために、2台の車両を1台の車両と誤検
知してしまう。
【0010】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、車両の通過
をより正確に検知することのできる車両検知方法および
車両検知装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、磁気セ
ンサ出力に対して第1の閾値とこの第1の閾値よりも低
レベルの第2の閾値とを定め、磁気センサ出力が第1の
閾値を上回った場合に車両の存否を示す車両存否信号を
「存」とし、磁気センサ出力が第1の閾値を上回った後
に第2の閾値を下回った場合に車両存否信号を「否」と
するようにしたものである。
【0012】第2発明(請求項2に係る発明)は、磁気
センサ出力に対して第1の閾値とこの第1の閾値よりも
低レベルの第2の閾値とを定め、磁気センサ出力が第1
の閾値を上回った場合に車両の存否を示す車両存否信号
を「存」とし、磁気センサ出力が第1の閾値を上回った
後に第2の閾値を下回り、この下回った状態が所定時間
継続して経過した場合に車両存否信号を「否」とするよ
うにしたものである。
【0013】第3発明(請求項3に係る発明)は、磁気
センサ出力に対して第1の閾値とこの第1の閾値よりも
低レベルの第2の閾値とを定め、磁気センサ出力を第1
の閾値および第2の閾値と比較し、この比較結果と比較
直前の車両存否状態を表す記憶された車両存否信号とか
ら、車両存否信号が「否」の場合は磁気センサ出力が第
1の閾値を上回った場合に車両存否信号を「存」として
記憶し、車両存否信号が「存」の場合は磁気センサ出力
が第2の閾値を下回った場合に車両存否信号を「否」と
して記憶するようにしたものである。
【0014】第4発明(請求項4に係る発明)は、磁気
センサ出力に対して第1の閾値とこの第1の閾値よりも
低レベルの第2の閾値とを定める閾値設定手段と、磁気
センサ出力を第1の閾値および第2の閾値と比較する比
較手段と、この比較手段での比較結果と比較直前の車両
存否状態を表す記憶された車両存否信号とから、車両存
否信号が「否」の場合は磁気センサ出力が第1の閾値を
上回った場合に車両存否信号を「存」として記憶し、車
両存否信号が「存」の場合は磁気センサ出力が第2の閾
値を下回った場合に車両存否信号を「否」として記憶す
る車両存否信号記憶判断手段とを設けたものである。
【0015】第5発明(請求項5に係る発明)は、第4
発明の車両存否信号記憶判断手段に代えて、比較手段で
の比較結果と比較直前の車両存否状態を表す記憶された
車両存否信号とから、車両存否信号が「否」の場合は磁
気センサ出力が第1の閾値を上回った場合に車両存否信
号を「存」として記憶し、車両存否信号が「存」の場合
は磁気センサ出力が第2の閾値を下回り、この下回った
状態が所定時間継続して経過した場合に車両存否信号を
「否」として記憶する車両存否信号記憶判断手段を設け
たものである。第6発明(請求項6に係る発明)は、第
4又は第5発明において、直交する複数軸方向について
磁気センサ出力を得るものとし、これら磁気センサ出力
より得られる各軸方向の車両存否信号に基づいて車両の
通過を検知するようにしたものである。
【0016】したがってこの発明によれば、第1発明で
は、磁気センサ出力が第1の閾値を上回ると車両存否信
号が「存」とされ、磁気センサ出力が第1の閾値を上回
った後に第2の閾値を下回ると車両存否信号が「否」と
される。第2発明では、磁気センサ出力が第1の閾値を
上回ると車両存否信号が「存」とされ、磁気センサ出力
が第1の閾値を上回った後に第2の閾値を下回り、この
下回った状態が所定時間継続して経過すると車両存否信
号が「否」とされる。
【0017】第3発明および第4発明では、磁気センサ
出力が第1の閾値および第2の閾値と比較され、この比
較結果と比較直前の記憶された車両存否信号とから、車
両存否信号が「否」の場合には磁気センサ出力が第1の
閾値を上回った場合に車両存否信号が「存」として記憶
され、車両存否信号が「存」の場合には磁気センサ出力
が第2の閾値を下回った場合に車両存否信号が「否」と
して記憶される。
【0018】第5発明では、磁気センサ出力が第1の閾
値および第2の閾値と比較され、この比較結果と比較直
前の記憶された車両存否信号とから、車両存否信号が
「否」の場合には磁気センサ出力が第1の閾値を上回っ
た場合に車両存否信号が「存」として記憶され、車両存
否信号が「存」の場合には磁気センサ出力が第2の閾値
を下回り、この下回った状態が所定時間継続して経過し
た場合に車両存否信号が「否」として記憶される。第6
発明では、第4又は第5発明において、直交する複数軸
(X軸,Y軸,Z軸)方向について磁気センサ出力が得
られ、これら磁気センサ出力より得られる各軸方向の車
両存否信号に基づいて車両の通過が検知される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。 〔実施の形態1〕図4(a),(b)は本実施の形態に
おける通過車両の検知状況を示すタイミングチャートで
ある。従来の検知状況と対比できるように図4(a)に
おける磁気センサ出力の波形は図1(a)に示したもの
と同一波形としている。
【0020】本実施の形態では、磁気センサ出力に対し
て地磁気レベルの上側に第1の基準レベル(第1の閾
値)V1U と、第1の基準レベルV1U よりも低レベル
(地磁気レベル側)の第2の基準レベル(第2の閾値)
V2U を定めている。そして、磁気センサ出力が第1の
基準レベルV1U を上回った場合に車両存否信号を
「存」とし、磁気センサ出力が第1の基準レベルV1U
を上回った後に第2の基準レベルV2U を下回った場合
に車両存否信号を「否」とするようにしている。
【0021】これにより、本実施の形態によれば、図4
(b)に示されるように、車両存否信号がt2〜t3間
で「0」レベルとなることがなく、1台の車両の通過を
2台の車両の通過として誤検知してしまうことがない。
図4(a),(b)に示した通過車両の検知状況はハー
ドウェアとソフトウェアの両方で実現できる。
【0022】〔ハードウェアによる方法〕図5はハード
ウェアにより実現する場合の要部を示す図である。同図
において、1は磁気センサ、CP1およびCP2はコン
パレータ、2はSRフリップフロップ(以下、単にフリ
ップフロップと呼ぶ)、3は第1の基準電圧源、4は第
2の基準電圧源である。磁気センサ1としては、強磁性
体磁気抵抗効果型磁気センサ、フラックスゲート型磁気
センサ、ホール素子など磁気の変化に感応して出力を変
化させるものならどのようなセンサを用いてもよい。ま
た、磁気センサ1の設置場所は、車両の走行路の近辺で
あって、車両により地磁気が乱される場所であればよ
い。すなわち、走行路に埋設したり、路肩に配置する等
の他、種々の設置場所が考えられる。
【0023】図5において、コンパレータCP1の反転
入力(−入力)には、基準電圧源3を介して第1の基準
レベルV1U を設定している。コンパレータCP2の非
反転入力(+入力)には、基準電圧源4を介して第2の
基準レベルV2U を設定している。そして、コンパレー
タCP1の+入力およびコンパレータCP2の−入力
に、磁気センサ1からの磁気センサ出力を与えるように
している。また、コンパレータCP1およびCP2の出
力をフリップフロップ2のセット端子Sおよびリセット
端子Rへ与えるものとし、フリップフロップ2からのQ
出力を車両存否信号として得るようにしている。
【0024】車両の接近により磁気センサ出力1からの
磁気センサ出力が基準レベルV2Uを上回ると(図4
(a)に示すt0点)、コンパレータCP2の出力が
「0」レベルとなる(図4(d)に示すt0点)。これ
により、フリップフロップ2のリセット状態が解除され
る。車両の接近により磁気センサ出力がさらに上昇し、
基準レベルV1U を上回ると(図4(a)に示すt1
点)、コンパレータCP1の出力が「1」レベルとなる
(図4(c)に示すt1点)。これにより、フリップフ
ロップ2がセット状態とされ、そのQ出力すなわち車両
存否信号が「1」レベルとなる(図4(b)に示すt1
点)。
【0025】磁気センサ出力が変動し基準レベルV1U
を下回ると(図4(a)に示すt2点)、コンパレータ
CP1の出力は「0」レベルとなる。しかし、フリップ
フロップ2は「1」レベルのQ出力を保持するので、車
両存否信号は「0」レベルとはならない。磁気センサ出
力が変動し基準レベルV1U を上回ると(図4(a)に
示すt3点)、コンパレータCP1の出力は「1」レベ
ルへ戻る。車両が遠ざかって、磁気センサ出力が下降
し、基準レベルV1U を下回ると(図4(a)に示すt
4点)、コンパレータCP1の出力は「0」レベルとな
る。さらに磁気センサ出力が下降し、基準レベルV2U
を下回ると(図4(a)に示すt5点)、コンパレータ
CP2の出力が「1」レベルとなる。これにより、フリ
ップフロップ2がリセットされ、そのQ出力すなわち車
両存否信号が「0」レベルとなる。
【0026】〔ソフトウェアによる方法〕次に、ソフト
ウェアによる方法について、図6に示すフローチャート
を参照しながら説明する。先ず、初期値の設定を行う
(ステップ601)。初期値としては、地磁気レベルを
B0、車両が存在すると判断するためのレベルをBtonU
(第1の検知レベル)、車両が不在と判断するためのレ
ベルをBtoffU(第2の検知レベル)、車両の存否を示
すフラグであるstate (車両存否信号)を「0」レベル
とする。state が「1」レベルで車両が存在する、
「0」レベルで車両が存在しないことを示し、初期状態
では車両が存在しないものとしてstate =0とする。
【0027】次に、所定の取り込み周期で磁気センサ出
力をサンプリングし、磁気センサ信号Bを得る(ステッ
プ602)。磁気センサ信号Bを得ると、今取り込んだ
磁気センサ信号Bの直前に車両が存在していたか否か
を、state のレベルに基づいてチェックする(ステップ
603)。このstate のチェックは、第1の検知レベル
tonUと第2の検知レベルBtoffUのうち、どちらによ
り判断するかを決めるために行う。システムの電源を入
れた直後に取得した磁気センサ信号Bの場合には、初期
値でフラグstate を「0」レベルとしたので、車両が存
在していなかったと判断される。
【0028】今、ステップ602で取得した磁気センサ
信号Bの直前に車両が存在していなかったとすると、す
なわちstate =0であったとすると、ステップ603で
のNOに応じてステップ604へ進み、B>B0+B
tonUか否かをチェックする。B>B0+BtonUでなけれ
ば、車両は存在していないものと判断し、ステップ60
5へ進む。B>B0+BtonUであれば、車両が存在し始
めたと判断し、ステップ606へ進む。ステップ605
ではstate =0とし、ステップ606ではstate=1と
する。そして、このstate の値を車両存否信号として
(ステップ609)、ステップ602へ戻る。これによ
り、図4(a)に示した磁気センサ出力の場合、t1点
でB>B0+BtonUとなると、車両存否信号が「0」レ
ベルから「1」レベルとなる。
【0029】これに対し、ステップ602で取得した磁
気センサ信号Bの直前に車両が存在していたとすると、
すなわちstate =1であったとすると、ステップ603
でのYESに応じてステップ607へ進み、B<B0+
BtoffUか否かをチェックする。B<B0+BtoffU
なければ、まだ車両が存在しているものと判断し、ステ
ップ606へ進む。B<B0+BtoffUであれば、車両
が存在しなくなったと判断し、ステップ608へ進む。
ステップ606ではstate =1とし、ステップ608で
はstate =0とする。そして、このstate の値を車両存
否信号として(ステップ609)、ステップ602へ戻
る。これにより、図4(a)に示した磁気センサ出力の
場合、t5点でB<B0+BtoffUとなると、車両存否
信号が「1」レベルから「0」レベルとなる。
【0030】〔実施の形態2〕図7(a)に磁気センサ
出力がもっと複雑な波形になった場合を示す。実際の車
両検知ではこのような磁気センサ出力が得られることも
ある。この磁気センサ出力は1台の車両の存在期間t1
〜t9において第2の基準レベルV2U を複数回下回っ
ている。このため、実施の形態1の手法では、正確な検
知は不可能である。すなわち、図7(a)において、磁
気センサ出力がt3点,t6点で第2の基準レベルV2
U を下回ると、図7(c)に示すように車両存否信号は
「0」レベルとなる。このため、t3〜t4の期間およ
びt6〜t7の期間において車両存否信号が「0」レベ
ルとなり、すなわちt1〜t2,t4〜t6,t7〜t
9の期間において車両存否信号が「1」レベルとなり、
1台の車両の通過を3台の車両の通過として誤検知して
しまう。
【0031】そこで、本実施の形態においては、磁気セ
ンサ出力が第1の基準レベルV1Uを上回った後に第2
の基準レベルV2U を下回る場合、この下回った状態が
所定時間(ホールド時間)経過した場合に車両存否信号
を「否」とする。これにより、1台の車両の通過を複数
台の車両の通過として誤検知てしまうことがなくなり、
正確に車両の検知を行うことができるようになる。但
し、この方法では、ホールド時間を長く設定し過ぎた場
合は複数台の車両の通過を1台の車両の通過として誤検
知してしまうことがあり、注意が必要である。しかし、
本実施の形態では、従来の方法(図3(c)参照)より
もホールド時間を短く設定できることから、複数台の車
両の通過を1台の車両の通過と誤検知する可能性は少な
い。
【0032】すなわち、従来の方法では、図7(b)に
示すように、車両が存在しているときの車両存否信号が
「存」となる中で最も長い時間であるth1(th1>
th2)をホールド時間tH0として定めている。これに
対して、本実施の形態では、図7(c)に示すように、
第2の基準レベルV2U を下回った時点からの時間th
3(th3>th4)がホールド時間tH0として定めら
れるので、従来の方法に比してホールド時間tH0が短く
なる。
【0033】本実施の形態(ホールド時間を設けた方
法)はハードウェアとソフトウェアの両方で実現でき
る。 〔ハードウェアによる方法〕図8はハードウェアにより
実現する場合の要部を示す図である。同図において、図
5と同一符号は同一構成要素を示す。この実施の形態で
は、コンパレータCP2の出力をインバータ5によって
反転し保持回路6へ与え、保持回路6の出力をインバー
タ7を介して排他的論理和回路8およびアンド回路9の
一端へ与えるものとしている。そして、コンパレータC
P1の出力を排他的論理和回路8の他端へ与え、排他的
論理和回路8の出力をアンド回路9の他端へ与え、アン
ド回路9の出力をフリップフロップ2のリセット端子R
へ与えるようにしている。
【0034】車両の接近により磁気センサ1からの磁気
センサ出力が基準レベルV2U を上回ると(図9(a)
に示すt0点)、コンパレータCP2の出力が「0」レ
ベルとなる(図9(d)に示すt0点)。これにより、
フリップフロップ2のリセット状態が解除される(図9
(i)に示すt0点)。車両の接近により磁気センサ出
力がさらに上昇し、基準レベルV1U を上回ると(図9
(a)に示すt1点)、コンパレータCP1の出力が
「1」レベルとなる(図9(c)に示すt1点)。これ
により、フリップフロップ2がセット状態とされ、その
Q出力すなわち車両存否信号が「1」レベルとなる(図
9(b)に示すt1点)。
【0035】車両が遠ざかって、磁気センサ出力が下降
し、基準レベルV1U を下回ると(図9(a)に示すt
2点)、コンパレータCP1の出力は「0」レベルとな
る。さらに磁気センサ出力が下降し、基準レベルV2U
を下回ると(図9(a)に示すt3点)、コンパレータ
CP2の出力が「1」レベルとなる。これにより、イン
バータ5の出力が「0」レベルとなり(図9(e)に示
すt3点)、ホールド時間tH0の経過後、保持回路6の
出力が「0」レベルとなる(図9(f)に示すt4
点)。
【0036】これにより、インバータ7の出力が「1」
レベルとなり(図9(g)に示すt4点)、このときコ
ンパレータCP1の出力は「0」レベルであるので排他
的論理和回路8の出力が「1」レベルとなり(図9
(h)に示すt4点)、アンド回路9への2入力が共に
「1」レベルとなることから、アンド回路9の出力が
「1」レベルとなる(図9(i)に示すt4点)。これ
により、フリップフロップ2がリセットされ、そのQ出
力すなわち車両存否信号が「0」レベルとなる。
【0037】なお、この回路では、コンパレータCP1
の出力と保持回路6の反転出力との排他的論理和を取
り、さらにこの排他的論理和と保持回路6の反転出力と
の論理積を取ることにより、フリップフロップ2のセッ
ト端子Sとリセット端子Rとが同時に「1」レベルとな
ることを防止している。
【0038】図10はハードウェアにより実現する場合
の他の実施の形態の要部を示す図である。同図におい
て、図8と同一符号は同一構成要素を示す。この実施の
形態では、コンパレータCP1およびCP2の出力お
よびを保持回路10へ与え、保持回路10からの出力
およびをフリップフロップ2のセット端子Sおよび
リセット端子Rへ与えるようにしている。
【0039】保持回路10は微分回路10−1,10−
2,10−3、O/S回路(ワンショットマルチバイブ
レータ)10−4,インバータ10−5,アンド回路1
0−6および遅延回路10−7により構成されている。
この回路では、コンパレータCP1の出力を微分回路
10−1へ与え、コンパレータCP2の出力を微分回
路10−2および遅延回路10−7へ与えている。
【0040】また、微分回路10−2の出力をO/S
回路10−4へ与え、O/S回路10−4の出力をイ
ンバータ10−5へ与え、インバータ10−5の出力
をアンド回路10−6の一端へ与えている。また、遅延
回路10−7の出力をアンド回路10−6の他端へ与
え、アンド回路10−6の出力を微分回路10−3へ
与え、微分回路10−1の出力をフリップフロップ2の
セット端子Sへの出力とし、微分回路10−3の出力
をフリップフロップ2のリセット端子Rへの出力と
し、フリップフロップ2のQ出力(10)を車両存否信号と
している。図11に図10に示した回路のタイミングチ
ャートを示す。
【0041】なお、保持回路10において、微分回路1
0−1〜10−3の時定数は全て10μs程度とし、O
/S回路10−4の時定数はホールドしたい時間に合わ
せる。また、遅延回路10−7の時定数は、微分回路1
0−1〜10−3,O/S回路10−4,インバータ1
0−5の各素子による信号の遅延よりも長く、O/S回
路10−4の時定数よりも十分短いとする(例えば、1
0μs〜1ms程度にする)。
【0042】〔ソフトウェアによる方法〕次に、ソフト
ウェアによる方法について、図12に示すフローチャー
トを参照しながら説明する。先ず、初期値の設定を行う
(ステップ201)。初期値としては、地磁気レベルを
B0、車両が存在すると判断するためのレベルをBtonU
(第1の検知レベル)、車両が不在と判断するためのレ
ベルをBtoffU(第2の検知レベル)、車両の存否を示
すフラグであるstate (車両存否信号)を「0」レベル
とする。state が「1」レベルで車両が存在する、
「0」レベルで車両が存在しないことを示し、初期状態
では車両が存在しないものとしてstate =0とする。ま
た、hold=hold0とする。ここで、hold0
=ホールド時間/サンプリング時間である。
【0043】次に、所定の取り込み周期で磁気センサ出
力をサンプリングし、磁気センサ信号Bを得る(ステッ
プ202)。磁気センサ信号Bを得ると、今取り込んだ
磁気センサ信号Bの直前に車両が存在していたか否か
を、state のレベルに基づいてチェックする(ステップ
203)。このstate のチェックは、第1の検知レベル
tonUと第2の検知レベルBtoffUのうち、どちらによ
り判断するかを決めるために行う。システムの電源を入
れた直後に取得した磁気センサ信号Bの場合には、初期
値でstate を「0」レベルとしたので、車両が存在して
いなかったと判断される。
【0044】今、ステップ202で取得した磁気センサ
信号Bの直前に車両が存在していなかったとすると、す
なわちstate =0であったとすると、ステップ203で
のNOに応じてステップ204へ進み、B>B0+B
tonUか否かをチェックする。B>B0+BtonUでなけれ
ば、車両は存在していないものと判断し、ステップ20
5へ進む。B>B0+BtonUであれば、車両が存在し始
めたと判断し、hold=hold0としたうえ(ステ
ップ206)、ステップ207へ進む。ステップ205
ではstate =0とし、ステップ207ではstate =1と
する。そして、このstate の値を車両存否信号として
(ステップ208)、ステップ202へ戻る。これによ
り、図13(a)に示した磁気センサ出力の場合、t1
点でB>B0+BtonUとなると、車両存否信号が「0」
レベルから「1」レベルとなる(図13(c)に示すt
1点)。
【0045】これに対し、ステップ202で取得した磁
気センサ信号Bの直前に車両が存在していたとすると、
すなわちstate =1であったとすると、ステップ203
でのYESに応じてステップ209へ進み、B<B0+
BtoffUか否かをチェックする。B<B0+BtoffU
なければ、まだ車両が存在しているものと判断し、ho
ld=hold0としたうえ(ステップ206)、ステ
ップ207へ進む。B<B0+BtoffUであれば、ho
ld=0であるか否かをチェックし(ステップ21
0)、hold=0でなければ、hold=hold−
1とし(ステップ211)、ステップ207へ進む。
【0046】ステップ210において、hold=0と
なれば、hold=hold0としたうえ(ステップ2
12)、ステップ213へ進む。ステップ207ではst
ate=1とし、ステップ213ではstate =0とする。
そして、このstate の値を車両存否信号として(ステッ
プ208)、ステップ202へ戻る。これにより、図1
3(a)に示した磁気センサ出力の場合、t4点でB<
B0+BtoffUとなると、磁気センサ信号Bを取り込む
毎にholdが1ずつ減じられて行き、hold=0と
なってはじめて、すなわちB<B0+BtoffUとなった
時点t4からhold=0となるまでのホールド時間t
H0の経過時点t5で、車両存否信号が「0」レベルとな
る。
【0047】従来手法では1つの基準レベルV1U しか
持っていないので、図13(b)に示すように長いホー
ルド時間tH0を必要とする。しかし、本実施の形態で
は、第1の検知レベルBtonUよりも低い位置に第2の検
知レベルBtoffUを作るため、必要なホールド時間tH0
は短くなる(図13(c)参照)。また、図13(d)
に示すように、t3点で磁気センサ出力がB<B0+B
offUとなり、このB<B0+BtoffUの状態を長く続
けるものとした場合、従来の手法では長いホールド時間
H0を必要とするので、車両が去ったことを検知するま
での時間が長くなり、次にきた車両と区別することが難
しくなる。これに対して、本実施の形態によれば、t3
点で磁気センサ出力がB<B0+BtoffUとなると、短
いホールド時間tH0の経過後に車両存否信号が「0」レ
ベルとなるので(図13(f)参照)、車両が去ったこ
とを検知するまでの時間が短くなる。
【0048】〔実施の形態3〕なお、上述した実施の形
態では、1軸方向(例えば、X軸方向)の磁気センサ出
力から車両の通過を検知する場合について説明したが、
これと直交する他の2軸方向(Y軸方向,Z軸方向)の
磁気センサ出力と合わせ、これら3軸方向の磁気センサ
出力から車両の通過を検知するようにしてもよい。3軸
方向の磁気センサ出力から車両の通過を検知する場合の
ハードウェア構成を図14に示す。ここで、直交する3
軸とは、例えば車両進行方向に対して、車両の左右方
向、前後方向、そして鉛直方向である。
【0049】直交する3軸の磁気センサ出力は、それぞ
れ異なる波形をしており、それぞれに対して第1の基準
レベルおよび第2の基準レベルが定められている。図1
4に示した3軸の車両検出回路、すなわちX軸方向車両
検出回路11,Y軸方向車両検出回路12,Z軸方向車
両検出回路13は、それぞれにホールド機能を有してお
り、OR回路14によってX,Y,Z軸方向の車両存否
信号の論理和をとり、最終的な車両存否信号とする。車
両存在時に3軸が共に1つの基準レベルを下回ることは
少ない。これにより、本実施の形態によれば、ホールド
時間を短くすることができ、さらに正確に車両の通過を
検知することができる。
【0050】〔実施の形態4〕また、上述においては、
説明を簡単とするために、地磁気レベルの上側にのみ第
1の基準レベルV1U および第2の基準レベルV2U
定めるものとしたが、地磁気レベルの下側にも同様にし
て第1の基準レベルV1D および第2の基準レベルV2
D を定めるようにしてもよい。この場合、磁気センサ出
力が第1の基準レベルV1D を負方向に上回った場合に
車両存否信号を「存」とし、磁気センサ出力が第1の基
準レベルV1D を上回った後に第2の基準レベルV2D
を下回った場合、あるいはこの下回った状態がホールド
時間tH0経過した場合に車両存否信号を「否」とする。
【0051】すなわち、磁気センサ出力は、図15
(a)に示すように、地磁気に対して増加する方向と減
少する方向の両方に変化する場合がある。このようなこ
とが起こる理由としては、車両の製造工程などで車両自
体が着磁され、残留磁気を持っている場合があるからだ
と考えられる。したがって、地磁気に対して増加する方
向あるいは減少する方向の1方向のみに基準レベルを設
ける手法では、車両が不在と判断してしまう時間が非常
に長くなってしまう。地磁気に対して増加する方向ある
いは減少する方向の両方向に基準レベルを設ければ、車
両が不在と判断してしまう時間を短くすることができ
る。
【0052】したがって、地磁気レベルの上側に基準レ
ベルV1U ,V2U を、地磁気レベルの下側に基準レベ
ルV1D ,V2D を設けるようにすることにより、さら
にホールド時間を短くすることができ、より正確な検知
を行うことができる。図15(b)に基準レベルV
U ,V1D のみを設けた場合(従来)の車両存否信号
を示し、図15(c)に基準レベルV1U V2U ,V1
D ,V2D を設けた場合(本発明)の車両存否信号を示
す。図15(b)において、最低でもth6(>th
5)のホールド時間が必要である。これに対し、この手
法を用いると、最低限必要なホールド時間はth8(>
th7)である。これは明らかにth6よりも短くなっ
ており、この例ではホールド時間tH0を約半分とするこ
とができる。また、この手法と3軸を使う手法とを組み
合わせることにより、さらにホールド時間tH0を短くす
ることができる。
【0053】〔実施の形態5〕また、図5および図8に
示した実施の形態では、コンパレータCP1およびCP
2に基準レベルV1U およびV2U を固定的に設定する
ようにしたが、磁気レベルを検出しながら変動的に設定
するようにしてもよい。例えば、図16に示すように、
コンパレータCP1の+入力およびコンパレータCP2
の−入力への磁気センサ1からの磁気センサ出力を、A
/D変換器15を介してマイクロコンピュータ16へ与
えるようにし、マイクロコンピュータ16の出力する第
1の閾値および第2の閾値をD/A変換器17を介し基
準レベルV1U およびV2U として、コンパレータCP
1の−入力およびコンパレータCP2の+入力へ与える
ようにする。
【0054】マイクロコンピュータ16は次のようにし
て閾値を作成する。図17はマイクロコンピュータ16
でのCPUが行う処理動作を示すフローチャートであ
る。CPUは、磁気センサ出力を所定のサンプリング周
期で観測し、この観測した磁気センサ出力の観測値を予
め定められているヒストグラム作成時間の間、RAMに
蓄える(ステップ701)。そして、この蓄えた観測値
を使って、ヒストグラムを作成する(ステップ70
2)。すなわち、ヒストグラム作成時間をTとした場
合、このヒストグラム作成時間Tの間に得られた観測値
の各ヒストグラム作成区間(観測領域をn分割した区
間)における出現回数を求める。
【0055】そして、その観測値の出現回数が最も多い
ヒストグラム作成区間に対応した磁気レベルを今回の地
磁気レベルとして求め(ステップ703)、この求めた
今回の地磁気レベルに第1および第2のマージンを加算
して第1および第2の閾値とし(ステップ704)、こ
の算出した第1および第2の閾値を出力する(ステップ
705)。このステップ701〜705の処理動作を繰
り返し行うことにより、ヒストグラム作成時間T毎に、
各ヒストグラム作成区間における磁気センサ出力の観測
値の出現回数が求められ、その観測値の出現回数が最も
多いヒストグラム作成区間に対応した磁気レベルが今回
の地磁気レベルとして求められ、この求められた今回の
地磁気レベルに第1および第2のマージンを加算して第
1および第2の閾値が作成されるようになる。
【0056】図18(a)にヒストグラム作成時間T毎
のヒストグラム作成状況および地磁気レベルの決定状況
を例示する。ヒストグラム作成時間T0,T1では、車
両の通過がないため、磁気センサ出力はほゞ地磁気レベ
ルB0となっている。このため、ヒストグラム作成時間
T0,T1でのヒストグラムは、磁気レベルB0に対応
するヒストグラム作成区間における観測値の出現回数が
最も多くなる。この結果、ヒストグラム作成時間T0,
T1では、地磁気レベルB0が今回の地磁気レベルとさ
れる。
【0057】ヒストグラム作成時間T2,T3では、車
両の通過があったため、磁気センサ出力は大きく変動し
ている。この場合、ヒストグラム作成時間T2,T3で
のヒストグラムは、T0,T1の場合と同様に、磁気レ
ベルB0に対応するヒストグラム作成区間における観測
値の出現回数が最も多くなる。これは、一番頻度の高い
磁界値は、車両のいないときの値になるからである。こ
の結果、ヒストグラム作成時間T2,T3でも、磁気レ
ベルB0が今回の地磁気レベルとされる。
【0058】このように、本実施の形態によれば、車両
の存否に拘らず、常に正確に地磁気レベルB0を検出す
ることができ、車両による磁界変化の影響を受けずに、
車両の通過を誤りなく検知することが可能となる。ま
た、本実施の形態によれば、地磁気レベルがヒストグラ
ム作成時間T毎に求められ、基準レベルV1U およびV
U がその都度更新されるので、車両検知を高精度で行
うことが可能となる。また、地磁気レベルの急激な変化
により誤検知が生じても、ヒストグラム作成時間Tの経
過後には必ずその誤検知状態が解消されるので、直ちに
正常な状態に復帰できるようになる。すなわち、地磁気
レベルの急激な変化により磁気センサ出力が基準レベル
V1U およびV2U を越えてコンパレータCP1および
CP2の出力が「1」レベルおよび「0」レベルとなっ
ても、ヒストグラム作成時間Tの経過後にはその変化後
の地磁気レベルが最頻値として検知され、この検知され
た地磁気レベルに第1および第2のマージンを加算して
新たなる第1および第2の閾値が作られるので、コンパ
レータCP1およびCP2の出力は「0」レベルおよび
「1」レベルとなり、誤検知状態が解消される。
【0059】〔実施の形態6〕なお、実施の形態5で
は、コンパレータCP1,CP2およびD/A変換器1
7をマイクロコンピュータ16に対して別体として設け
たが、コンパレータCP1,CP2およびD/A変換器
17の機能をマイクロコンピュータ16内で実現するよ
うにしてもよい。すなわち、図19に示すように、磁気
センサ出力をA/D変換器15を介してマイクロコンピ
ュータ16へ与えるものとし、マイクロコンピュータ5
において、ヒストグラム作成時間T毎にヒストグラムを
作成して今回の地磁気レベルを求め、この求めた今回の
地磁気レベルに第1および第2のマージンを加算して第
1および第2の閾値とし、この第1および第2の閾値と
A/D変換器4を介して与えられる磁気センサ出力とを
比較し、磁気センサ出力が第1の閾値よりも大きくなっ
たら「1」レベルの出力を、磁気センサ出力が第2の閾
値よりも小さくなったら「0」レベルの出力を出すよう
にしてもよい。
【0060】〔実施の形態7〕車両が磁気センサ上で駐
車もしくは長時間停車すると、ヒストグラムの最頻値は
本来の地磁気レベルではなく、車両が止まった状態の磁
気レベルとなる。このため、単純にヒストグラムの最頻
値から地磁気レベルを求める実施の形態5では、駐車車
両があるにも拘らず、車両がいないと判断してしまうこ
とになる。このようになることを防止するために、本実
施の形態では、最頻値を用いて地磁気レベルを更新する
際、今回の地磁気レベルと前回の地磁気レベルとの差を
求め、この差が予め定められている振れ幅制限を越えて
いる場合には、上記求めた今回の地磁気レベルではな
く、前回の地磁気レベルを今回の地磁気レベルとして確
定する。すなわち地磁気レベルの更新を行わないように
する。最頻値が振れ幅制限内に戻ってきたら、地磁気レ
ベルの更新を再開する。
【0061】図16に示した構成に本実施の形態を適用
した場合のCPUが行う処理動作を図20に示す。CP
Uは、磁気センサ出力を所定のサンプリング周期で観測
し、この観測した磁気センサ出力の観測値をヒストグラ
ム作成時間Tの間、RAMに蓄える(ステップ10
1)。そして、この蓄えた観測値を使って、実施の形態
5と同様にしてヒストグラムを作成する(ステップ10
2)。
【0062】そして、その観測値の出現回数が最も多い
ヒストグラム作成区間に対応した磁気レベルを今回の地
磁気レベルとして求め(ステップ103)、この求めた
今回の地磁気レベルと前回の地磁気レベルとの差が振れ
幅制限内か否かをチェックする(ステップ104)。振
れ幅制限内であれば、ステップ103で求めた今回の地
磁気レベルに第1および第2のマージンを加算して第1
および第2の閾値とし(ステップ105)、この算出し
た第1および第2の閾値を出力する(ステップ10
7)。振れ幅制限を越えていれば、前回の地磁気レベル
を今回の地磁気レベルとして確定し(ステップ10
6)、すなわち地磁気レベルの更新を行わず、今回(=
前回)の地磁気レベルにマージンを加算して閾値とし
(ステップ105)、この算出した第1および第2の閾
値を出力する(ステップ107)。
【0063】図21にヒストグラム作成時間T毎のヒス
トグラム作成状況および地磁気レベルの決定状況を例示
する。ヒストグラム作成時間T2〜Tnでは、駐車車両
が存在しているため、磁気センサ出力は地磁気レベルB
0に対して大きく上昇した磁気レベルとなっている。こ
のため、ヒストグラム作成時間T2〜Tnについて作成
されるヒストグラムは、地磁気レベルB0に対して大き
く上昇した磁気レベルに対応するヒストグラム作成区間
において、その観測値の出現回数が最も多くなる。この
結果、ヒストグラム作成時間T2〜Tnでは、地磁気レ
ベルB0に対して大きく上昇した磁気レベルが今回の地
磁気レベルとして求められる。しかし、この場合、ヒス
トグラム作成時間T2では、ヒストグラム作成時間T1
での地磁気レベルB0が前回の地磁気レベルとして求め
られており、今回の地磁気レベルと前回の地磁気レベル
との差が振れ幅制限を越えているので、地磁気レベルの
更新が行われず、前回の地磁気レベルが今回の地磁気レ
ベルとして確定される。
【0064】以下、同様にして、ヒストグラム作成時間
T3〜Tnでも、今回の地磁気レベルと前回の地磁気レ
ベルとの差が振れ幅制限を越えているので、前回の地磁
気レベルすなわちヒストグラム作成時間T1での地磁気
レベルB0が今回の地磁気レベルとして確定される。車
両が動き出し、ヒストグラム作成時間Tn+1で今回の
地磁気レベルがB0として求められると、今回の地磁気
レベルと前回の地磁気レベルとの差が振れ幅制限内とな
るので、ヒストグラム作成時間Tn+1での地磁気レベ
ルB0が今回の地磁気レベルとされる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、第1発明では、磁気センサ出力が第1の
閾値を上回ると車両存否信号が「存」とされ、磁気セン
サ出力が第1の閾値を上回った後に第2の閾値を下回る
と車両存否信号が「否」とされ、従来の単一の閾値によ
る方法に比べ、より正確に車両の通過を検知することが
できるようになる。第2発明では、磁気センサ出力が第
1の閾値を上回ると車両存否信号が「存」とされ、磁気
センサ出力が第1の閾値を上回った後に第2の閾値を下
回り、この下回った状態が所定時間継続して経過すると
車両存否信号が「否」とされ、第1発明において、1台
の車両の通過を複数台の車両の通過として誤検知されて
しまうことを防止することが可能となる。
【0066】第3発明および第4発明では、磁気センサ
出力が第1の閾値および第2の閾値と比較され、この比
較結果と比較直前の記憶された車両存否信号とから、車
両存否信号が「否」の場合には磁気センサ出力が第1の
閾値を上回った場合に車両存否信号が「存」として記憶
され、車両存否信号が「存」の場合には磁気センサ出力
が第2の閾値を下回った場合に車両存否信号が「否」と
して記憶され、、従来の単一の閾値による方法に比べ、
より正確に車両の通過を検知することができるようにな
る。
【0067】第5発明では、磁気センサ出力が第1の閾
値および第2の閾値と比較され、この比較結果と比較直
前の記憶された車両存否信号とから、車両存否信号が
「否」の場合には磁気センサ出力が第1の閾値を上回っ
た場合に車両存否信号が「存」として記憶され、車両存
否信号が「存」の場合には磁気センサ出力が第2の閾値
を下回り、この下回った状態が所定時間継続して経過し
た場合に車両存否信号が「否」として記憶され、第4発
明において、1台の車両の通過を複数台の車両の通過と
して誤検知されてしまうことを防止することが可能とな
る。第6発明では、第4又は第5発明において、直交す
る複数軸(X軸,Y軸,Z軸)方向について磁気センサ
出力が得られ、これら磁気センサ出力より得られる各軸
方向の車両存否信号に基づいて車両の通過が検知される
ものとなり、さらに正確に車両の通過を検知することが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の車両検知方法を適用した場合に1台の
車両の通過を複数台の車両の通過として誤検知する例を
示すタイミングチャートである。
【図2】 従来の車両検知方法を適用した場合に1台の
車両の通過を複数台の車両の通過として誤検知する別の
例を示すタイミングチャートである。
【図3】 従来の車両検知方法を適用した場合に2台の
車両の通過を1台の車両の通過として誤検知する例を示
すタイミングチャートである。
【図4】 本発明に係る車両検知方法(実施の形態1)
を適用しての通過車両の検知状況を示すタイミングチャ
ートである。
【図5】 図4に示した通過車両の検知状況をハードウ
ェアで実現する場合の要部を示す図である。
【図6】 図4に示した通過車両の検知状況をソフトウ
ェアで実現する場合のフローチャートである。
【図7】 磁気センサ出力がもっと複雑な波形になった
場合の検知状況を示すタイミングチャートである。
【図8】 本発明に係る車両検知方法(実施の形態2)
を適用しての通過車両の検知状況をハードウェアで実現
する場合の要部を示す図である。
【図9】 図8に示した回路の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図10】 本発明に係る車両検知方法(実施の形態
2)を適用しての通過車両の検知状況をハードウェアで
実現する場合の他の実施の形態の要部を示す図である。
【図11】 図10に示した回路の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図12】 本発明に係る車両検知方法(実施の形態
2)を適用しての通過車両の検知状況をソフトウェアで
実現する場合のフローチャートである。
【図13】 本発明に係る車両検知方法(実施の形態
2)を適用しての通過車両の検知状況を説明するための
タイミングチャートである。
【図14】 3軸方向の磁気センサ出力から車両の通過
を検知する場合(実施の形態3)のハードウェア構成を
示す図である。
【図15】 地磁気レベルの上側に基準レベルV1U
V2U を地磁気レベルの下側に基準レベルV1D ,V2
D を設けた本手法による検知状況を従来の手法と対比し
て示すタイミングチャートである。
【図16】 磁気レベルを検出しながら基準レベルV1
U およびV2U を変動的に設定する地磁気式車両検知装
置の構成図(実施の形態5)である。
【図17】 この地磁気式車両検知装置におけるマイク
ロコンピュータでのCPUが行う処理動作を示すフロー
チャートである。
【図18】 この地磁気式車両検知装置におけるヒスト
グラム作成時間毎のヒストグラム作成状況および地磁気
レベルの決定状況を例示する図である。
【図19】 磁気レベルを検出しながら基準レベルV1
U およびV2U を変動的に設定する地磁気式車両検知装
置の他の実施の形態(実施の形態6)を示す構成図であ
る。
【図20】 図16に示した構成においてCPUが行う
処理動作の他の実施の形態(実施の形態7)を示すフロ
ーチャートである。
【図21】 このフローチャートに従うヒストグラム作
成時間毎のヒストグラム作成状況および地磁気レベルの
決定状況を例示する図である。
【符号の説明】
1…磁気センサ、2…SRフリップフロップ、3…第1
の基準電圧源、4…第2の基準電圧源、CP1,CP2
…コンパレータ、5,7…インバータ、6…保持回路、
8…排他的論理和回路、9…アンド回路、10…保持回
路、11…X軸方向車両検出回路、12…Y軸方向車両
検出回路、13…Z軸方向車両検出回路、14…OR回
路、15…A/D変換器、16…マイクロコンピュー
タ、17…D/A変換器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行路近辺に配置した磁気センサ
    からの磁気センサ出力に基づいて車両の通過を検知する
    車両検知方法において、 前記磁気センサ出力に対して第1の閾値とこの第1の閾
    値よりも低レベルの第2の閾値とを定め、 前記磁気センサ出力が前記第1の閾値を上回った場合に
    車両の存否を示す車両存否信号を「存」とし、 前記磁気センサ出力が前記第1の閾値を上回った後に前
    記第2の閾値を下回った場合に前記車両存否信号を
    「否」とするようにしたことを特徴とする車両検知方
    法。
  2. 【請求項2】 車両の走行路近辺に配置した磁気センサ
    からの磁気センサ出力に基づいて車両の通過を検知する
    車両検知方法において、 前記磁気センサ出力に対して第1の閾値とこの第1の閾
    値よりも低レベルの第2の閾値とを定め、 前記磁気センサ出力が前記第1の閾値を上回った場合に
    車両の存否を示す車両存否信号を「存」とし、 前記磁気センサ出力が前記第1の閾値を上回った後に前
    記第2の閾値を下回り、この下回った状態が所定時間継
    続して経過した場合に前記車両存否信号を「否」とする
    ようにしたことを特徴とする車両検知方法。
  3. 【請求項3】 車両の走行路近辺に配置した磁気センサ
    からの磁気センサ出力に基づいて車両の通過を検知する
    車両検知方法において、 前記磁気センサ出力に対して第1の閾値とこの第1の閾
    値よりも低レベルの第2の閾値とを定め、 前記磁気センサ出力を前記第1の閾値および前記第2の
    閾値と比較し、 この比較結果と比較直前の車両存否状態を表す記憶され
    た車両存否信号とから、車両存否信号が「否」の場合は
    前記磁気センサ出力が前記第1の閾値を上回った場合に
    車両存否信号を「存」として記憶し、車両存否信号が
    「存」の場合は前記磁気センサ出力が前記第2の閾値を
    下回った場合に車両存否信号を「否」として記憶するよ
    うにしたことを特徴とする車両検知方法。
  4. 【請求項4】 車両の走行路近辺に配置した磁気センサ
    からの磁気センサ出力に基づいて車両の通過を検知する
    車両検知装置において、 前記磁気センサ出力に対して第1の閾値とこの第1の閾
    値よりも低レベルの第2の閾値とを定める閾値設定手段
    と、 前記磁気センサ出力を前記第1の閾値および前記第2の
    閾値と比較する比較手段と、 この比較手段での比較結果と比較直前の車両存否状態を
    表す記憶された車両存否信号とから、車両存否信号が
    「否」の場合は前記磁気センサ出力が前記第1の閾値を
    上回った場合に車両存否信号を「存」として記憶し、車
    両存否信号が「存」の場合は前記磁気センサ出力が前記
    第2の閾値を下回った場合に車両存否信号を「否」とし
    て記憶する車両存否信号記憶判断手段とを備えたことを
    特徴とする車両検知装置。
  5. 【請求項5】 車両の走行路近辺に配置した磁気センサ
    からの磁気センサ出力に基づいて車両の通過を検知する
    車両検知装置において、 前記磁気センサ出力に対して第1の閾値とこの第1の閾
    値よりも低レベルの第2の閾値とを定める閾値設定手段
    と、 前記磁気センサ出力を前記第1の閾値および前記第2の
    閾値と比較する比較手段と、 この比較手段での比較結果と比較直前の車両存否状態を
    表す記憶された車両存否信号とから、車両存否信号が
    「否」の場合は前記磁気センサ出力が前記第1の閾値を
    上回った場合に車両存否信号を「存」として記憶し、車
    両存否信号が「存」の場合は前記磁気センサ出力が前記
    第2の閾値を下回り、この下回った状態が所定時間継続
    して経過した場合に車両存否信号を「否」として記憶す
    る車両存否信号記憶判断手段とを備えたことを特徴とす
    る車両検知装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、直交する複数
    軸方向について磁気センサ出力を得るものとし、これら
    磁気センサ出力より得られる各軸方向の車両存否信号に
    基づいて車両の通過を検知することを特徴とする車両検
    知装置。
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