JPH09136766A - 可撓性長尺物用巻き具のトラバース装置 - Google Patents

可撓性長尺物用巻き具のトラバース装置

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JPH09136766A
JPH09136766A JP29234595A JP29234595A JPH09136766A JP H09136766 A JPH09136766 A JP H09136766A JP 29234595 A JP29234595 A JP 29234595A JP 29234595 A JP29234595 A JP 29234595A JP H09136766 A JPH09136766 A JP H09136766A
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rail
rotary shaft
winding cylinder
winding
long object
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Kenichi Konno
建一 今野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的簡単な形状の部品にて構成することによ
り比較的少ない加工工数で、可撓性長尺物を巻取り筒に
略均一にかつスムーズに巻取ることができる。 【解決手段】長手方向に延びる長孔22cが形成された
レール22が巻取り筒の外周面と所定の間隔をあけ、か
つ巻取り筒の一端から他端に向って支軸と平行に延びる
ように支軸ホルダ17に取付けられる。レールに直交す
る方向に延びて可撓性長尺物18を巻取り筒に巻取るよ
うに案内する長尺物ガイド25がレールに沿って転動可
能な移動部材23に支柱24を介して取付けられ、支柱
に回動可能に取付けられた連結部材26に回転軸27が
回転可能に取付けられる。この回転軸の一端に設けられ
た駆動部材28が可撓性長尺物に圧接して回転軸を回転
させ、回転軸の他端に設けられた推進部材29がレール
の長孔の内周縁に圧接して回転軸をレールに沿って推進
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工事現場で架設電
気配線として使用される延長コードや放水に使用される
ホース等の可撓性長尺物の巻取り又は繰出しに適した巻
き具に関する。更に詳しくは上記可撓性長尺物を巻取り
筒の全周面にわたって略均一に巻取るためのトラバース
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の巻き具として、巻取り筒
の回転に伴って回転する回転軸が巻取り筒に対向するよ
うに支持フレームに支持され、この回転軸の外周面に螺
旋状の第1及び第2案内溝が互いに逆巻きにかつ端部を
互いに連結するように形成され、回転軸に移動体が遊嵌
され、この移動体に回転可能に取付けられた係合体が案
内溝に係合するように構成された線材の巻取装置が開示
されている(特開平7−53125)。この巻取り装置
では、係合体が回転軸の回転に伴って案内溝内を移動す
ることにより移動体が回転軸の軸線方向に往復移動する
ように構成される。また移動体にはホースが遊挿された
案内筒が吊下げられる。このように構成された巻取装置
では、巻取り筒の回転に伴って回転軸が回転し、移動体
とともに案内筒が往復移動するので、ホースは巻取り筒
の軸線方向に往復移動しながら巻取り筒に巻取られる、
即ちホースは巻取り筒の外周面に螺旋状に巻取られる。
この結果、ホースを巻取り筒上に均一に巻取ることがで
き、かつこの巻取り作業を容易かつスムーズに行えるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の線
材の巻取装置では、回転軸や係合体等の部品が比較的複
雑な形状であるため、これらの部品の加工に比較的多く
の時間を要する不具合があった。また、上記従来の線材
の巻取り装置では、ホースを巻取り筒の軸線方向に往復
移動させる機構を有しない市販の巻き具を購入して、こ
の巻き具に上記機構を取付けるには、極めて多くの組付
工数を要する問題点もあった。本発明の目的は、比較的
簡単な形状の部品にて構成することにより比較的少ない
加工工数で、可撓性長尺物を巻取り筒に略均一にかつス
ムーズに巻取ることができる可撓性長尺物用巻き具のト
ラバース装置を提供することにある。本発明の別の目的
は、可撓性長尺物を巻取り筒の軸線方向に往復移動させ
る機構を有しない市販の巻き具にも容易に装着できる可
撓性長尺物用巻き具のトラバース装置。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図8に示すように支軸12に回転可能に取付け
られ外周面に可撓性長尺物18が巻回される巻取り筒1
3と、支軸12を保持する支軸ホルダ17とを備えた可
撓性長尺物用巻き具のトラバース装置の改良である。そ
の特徴ある構成は、巻取り筒13の外周面と所定の間隔
をあけかつ巻取り筒13の一端から他端に向って支軸1
2と平行に延びるように支軸ホルダ17に取付けられ更
に長手方向に延びる長孔22cを有するレール22と、
このレール22に沿って転動又は摺動可能な移動部材2
3に支柱24を介して取付けられレール22に直交する
方向に延びかつ長尺物18を巻取り筒13に巻取るよう
に案内する長尺物ガイド25と、支柱24に回動可能に
取付けられた連結部材26に回転可能に取付けられた回
転軸27と、回転軸27の一端に設けられ長尺物ガイド
25に案内される長尺物18に圧接して回転軸27を回
転させる駆動部材28と、回転軸27の他端に設けられ
レール22の長孔22cの内周縁に圧接して回転軸27
をレール22に沿って推進させる推進部材29とを備え
たところにある。この可撓性長尺物用巻き具のトラバー
ス装置では、巻取り筒13を可撓性長尺物18を巻取る
方向に回転させると、この長尺物18に圧接した駆動部
材28が回転する。この回転により長孔22cの内周縁
に圧接した推進部材29が回転して回転軸27を推進す
るので、回転軸27がレール22に沿って進み、回転軸
27に連結部材26により連結された支柱24も長尺物
ガイド25及び長尺物18とともに上記と同一方向に移
動する。この結果、巻取り筒13に可撓性長尺物18を
略均一にかつスムーズに巻取ることができる。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、図4に示すように連結部材26に形成され
た通孔26aが支柱24に遊嵌され、通孔26aの内周
面の所定の位置に突起26bが設けられ、支柱24の外
周面に突起26bが乗り越え可能なばね部材37が突設
されたことを特徴とする。この可撓性長尺物用巻き具の
トラバース装置では、ばね部材37が突起26bに圧接
することにより、駆動部材28が長尺物18に圧接しか
つ推進部材29がレール22の長孔22cの内周縁に圧
接する。この結果、推進部材29が長孔22cの端部に
到来したときに、突起26bがばね部材37を乗り越え
て、長孔22cの一方の内側縁から他方の内側縁に推進
部材29の圧接をスムーズに切換えることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図8に示すように、巻き具1
1は支軸12に回転可能に取付けられた巻取り筒13
と、巻取り筒13の両端に設けられた一対のフランジ1
4,16と、支軸12を保持する支軸ホルダ17とを備
える。巻取り筒13の外周面には延長コード、電線、ホ
ース、ワイヤ、ロープ、ケーブル等の可撓性長尺物18
が巻回され、一対のフランジ14,16の外径は巻取り
筒13の外径より大きく形成される。一対のフランジ1
4,16のうち一方のフランジ16の外面には巻取り筒
13を回転するためのハンドル16aが設けられる。ま
た支軸ホルダ17は鉛直方向に延びるホルダ本体17a
と、このホルダ本体17aの下端に接続され巻取り筒1
3の下方に配設された逆U字状の脚部17bと、ホルダ
本体17aの上端を巻取り筒13の上方に位置しかつ支
軸12と平行になるように折曲げることにより形成され
た把持部17c(図1〜図3及び図8)とを有する。ホ
ルダ本体17aはその略中央で上記支軸12の一端を固
着して保持する。把持部17aには長尺物18を巻取り
筒13の軸線方向に往復移動させるトラバース装置21
が取付けられる(図1〜図8)。
【0007】トラバース装置21は、支軸12と平行に
延びるように把持部17cに吊下げるように取付けられ
たレール22と、レール22に沿って転動可能な移動部
材23に支柱24を介して取付けられた長尺物ガイド2
5と、支柱24に連結部材26を介して回転可能に取付
けられた回転軸27と、回転軸27の一端に設けられた
駆動部材28と、回転軸27の他端に設けられた推進部
材29とを備える。レール22は扁平な角筒状に形成さ
れ、その上壁22a上面には2本の吊下げパイプ31,
31を介して取付パイプ32がレール22と平行に固着
される(図1〜図3及び図8)。取付パイプ32を把持
部17cに嵌入して止めねじ33を把持部17cの外周
面に押付けることにより取付パイプ32は把持部17c
に固定され(図1及び図2)、この状態でレール22は
巻取り筒13の外周面と所定の間隔をあけかつ巻取り筒
13の一端から他端に向って延びて設けられる。またレ
ール22の下壁22bにはレール22の長手方向に延び
る長孔22cが形成される。この長孔22cの内周縁に
は図示しないがローレット目又はラックの歯を形成する
ことが好ましい。
【0008】移動部材23はシャフト23aと、このシ
ャフト23aの両端に滑り軸受23b,23bを介して
回転可能に嵌入された一対のローラ23c,23cとを
有し、これらのローラ23c,23cは上記長孔22c
の両側の下壁22b上面を転動するように構成される。
シャフト23aの中央には支柱24の上端が固定され、
支柱24の略中央に形成された角柱部24aには平板3
4が嵌入される(図1〜図3及び図7)。この平板34
はその上面がレール22の下壁22b下面に摺動可能に
当接することにより、支柱24がシャフト23aを中心
に揺動するのを防止するようになっている。なお、平板
の上面にはレールの下面との摩擦抵抗を低減するため
に、樹脂等をモールドしたり、或いは針状ころを回転可
能に配設したりすることが好ましい。また平板ではな
く、上記ローラとレールの下壁を挟んで対向するローラ
を支柱に回転可能に取付けることにより、支柱がシャフ
トを中心に揺動するのを防止してもよい。
【0009】長尺物ガイド25は支柱24の下端にレー
ル22に直交する方向、即ち長尺物18を巻取り筒13
に巻取る方向に延びて設けられる(図1〜図3、図7及
び図8)。この長尺物ガイド25はレール22の下端に
固着されたアッパガイド25aと、このアッパガイド2
5aの下面に対向するようにビス25c及びナット25
d(図1)により取付けられたロアガイド25bとを有
する(図1〜図3及び図7)。アッパガイド25aの下
面にロアガイド25bを取付けることにより長尺物18
を挿通する挿通部25eが形成され、アッパガイド25
a及びロアガイド25bの一方の側縁には互いに対向す
る位置に上部切欠部25f及び下部切欠部25gが形成
され、これらの切欠部25f,25gから長尺物18の
側面が露出するように構成される。
【0010】連結部材26はその一端に形成された通孔
26aを支柱24の下部に遊嵌することにより支柱24
に回動可能に取付けられ(図1、図3〜図6)、連結部
材26の他端には滑り軸受36を介して回転軸27の略
中央が回転可能に取付けられる(図1及び図2)。駆動
部材28は上記回転軸27の一端、この実施形態では下
端に嵌着される。駆動部材28は回転軸27より大径の
円柱状に形成され、その外周面にはローレット目28a
(図7)又は図示しないがギヤの歯を形成することが好
ましい。また推進部材29は回転軸27の他端、この実
施形態では上端にこの回転軸27と一体的に形成され
る。推進部材29は回転軸27より小径の円柱状に形成
され、その外周面にはローレット目29a(図1、図2
及び図7)、又は図示しないがレール22の長孔22c
の内周縁に形成されたラックの歯と噛合可能なギヤの歯
を形成することが好ましい。駆動部材28の外径と推進
部材29の外径との比は巻取り筒13の外径と長尺物1
8の外径との比と略同一になるように形成される。
【0011】連結部材26には通孔26aの内周面の所
定の位置に突出する突起26bが設けられ、支柱24の
外周面には上記突起26bが乗り越え可能なばね部材3
7が突設される(図1及び図4〜図6)。ばね部材37
は支柱24に埋設されたケース37aと、このケース3
7aに摺動可能に収容され先端がケース37aから出没
可能な突片37bと、ケース37aに収容され突片37
bをケース37aから突出する方向に付勢する圧縮コイ
ルばね37cとを有する。なお、ばね部材としては、一
端が支柱の外周面に固定されかつ他端が支柱の外周面に
摺動可能に当接する板ばねを用いてもよい。この場合、
この板ばねの中央は山型に湾曲して形成される。
【0012】ケース37aから突出する突片37bの先
端は圧縮コイルばね37cの弾性力により突起26bに
圧接し、この圧接力により連結部材26が支柱24を中
心に所定の方向に回転しようとする力が発生し、更にこ
の力により駆動部材28の外周面が長尺物18に圧接し
かつ推進部材29の外周面がレール22の長孔22cの
内周縁に圧接するように構成される。駆動部材28の外
周面は長尺物ガイド25の上部切欠部25f及び下部切
欠部25gから露出する長尺物18の外周面に圧接す
る。長孔22cの両端の頂部のうち、長孔22cのいず
れか一方の内側縁に圧接して転動する推進部材29の進
行方向前方に位置する頂部は、長孔22cの中心線より
他方の内側縁側にずれた位置に形成される(図4〜図
6)。これにより推進部材29が長孔22cの頂部に達
したときに、連結部材26が支柱24を中心に回転して
突起26bが突片37bを僅かに乗り越える位置に至る
ように構成される。なお、突起が突片をスムーズに乗り
越えることができれば、レールの長孔の両端の頂部を長
孔の中心線上に位置するように形成してもよい。
【0013】このように構成された可撓性長尺物用巻き
具のトラバース装置の動作を説明する。繰出された可撓
性長尺物18を巻取り筒13に巻取るために、ハンドル
16aを図8の実線矢印の方向に回すと、繰出された長
尺物18が図4及び図7の実線矢印の方向に移動するの
で、この長尺物18に圧接した駆動部材28が破線矢印
の方向に回転する。この駆動部材28の回転により、長
孔22cの内周縁のうち一方の内側縁に圧接した推進部
材29が図7の一点鎖線矢印の方向に回転して長孔22
cの内周縁上を転動するので、回転軸27はレール22
に沿って図4及び図7の二点鎖線矢印の方向に推進さ
れ、回転軸27に連結部材26により連結された支柱2
4も長尺物ガイド25及び長尺物18とともに上記と同
一方向に移動する。このとき一対のローラ23c,23
cがレール22上を転動するので、支柱24、長尺物ガ
イド25及び長尺物18の上記方向への移動はスムーズ
に行われる。また駆動部材28の外径と推進部材29の
外径との比は巻取り筒13の外径と長尺物18の外径と
の比と略同一であるので、巻取り筒13が一回転する
と、支柱24等は長尺物18の略外径分だけレール22
に沿って移動する。この結果、長尺物18を巻取り筒1
3に均一に巻取ることができる。
【0014】また推進部材29が図5に示すように長孔
22cの頂部に達すると、連結部材26が支柱24を中
心に回転するので、突起26bが圧縮コイルばね37c
の弾性力に抗して突片37bをケース37a内に押込
み、突起26bの先端が突片37bの先端を僅かに乗り
越えた位置に至る。上記連結部材26の回転より駆動部
材28が長尺物18から僅かに離れる方向に移動する
が、この移動は駆動部材28の長尺物18への圧接力が
弱まる程度のものであり、駆動部材28の長尺物18へ
の圧接は保たれる。突起26bが上述のように突片37
bを乗り越えると、推進部材29は図6に示すように長
孔22cの他方の内側縁に圧接し、回転軸27はレール
22に沿って二点鎖線矢印の方向に移動する。また長尺
物18の巻取り筒13への巻取りが進むに従って、巻取
り筒13に巻取られた長尺物18を含む巻取り筒13の
外径は次第に増大するので、巻取り筒13が一回転した
ときの支柱24等のレール22に沿う移動距離も長尺物
18の外径より次第に大きくなるが、長尺物18を巻取
り筒13に略均一にかつスムーズに巻取ることができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、長
孔を有するレールを支軸と平行に支軸ホルダに取付け、
可撓性長尺物を案内する長尺物ガイドをレールに直交す
る方向に移動部材及び支柱を介して取付け、支柱に回動
可能に取付けられた連結部材に回転軸を回転可能に取付
け、更にこの回転軸の一端に可撓性長尺物に圧接する駆
動部材を設けかつ他端にレールの長孔の内周縁に圧接す
る推進部材を設けたので、巻取り筒を可撓性長尺物を巻
取る方向に回転させると、この長尺物に圧接した駆動部
材が回転する。この回転により長孔の内周縁に圧接した
推進部材が回転して回転軸を推進するので、回転軸がレ
ールに沿って進み、回転軸に連結部材により連結された
支柱も長尺物ガイド及び長尺物とともに上記と同一方向
に移動する。この結果、巻取り筒に可撓性長尺物を略均
一にかつスムーズに巻取ることができる。
【0016】また部品が比較的複雑な形状であるため、
これらの部品の加工に比較的多くの時間を要する従来の
線材の巻取装置と比較して、本発明では比較的簡単な形
状の部品により構成されるため、これらの部品の加工工
数は少なくて済む。また可撓性長尺物を巻取り筒の軸線
方向に往復移動させる機構を有しない市販の巻き具を購
入した場合に、この巻き具に従来の線材の巻取り装置を
組付けるには多くの組付工数を要するのに対して、本発
明では支軸ホルダに取付けるだけで済む。
【0017】更に連結部材の通孔を支柱に遊嵌し、通孔
の内周面に突起を設け、支柱の外周面に突起が乗り越え
可能なばね部材を突設すれば、ばね部材が突起に圧接す
ることにより、駆動部材が長尺物に圧接しかつ推進部材
がレールの長孔の内周縁に圧接する。この結果、推進部
材が長孔の端部に到来したときに、突起がばね部材を乗
り越えて、長孔の一方の内側縁から他方の内側縁に推進
部材の圧接をスムーズに切換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の可撓性長尺物用巻き具のト
ラバース装置を示す図4のA−A線断面図。
【図2】図1のB−B線断面図。
【図3】図1のC−C線断面図。
【図4】推進部材が長孔の内周縁のうちの一方の内側縁
に圧接した状態を示す図1のD−D線断面図。
【図5】推進部材が長孔の端部に到来した状態を示す図
4に対応する断面図。
【図6】推進部材が長孔の内周縁のうちの他方の内側縁
に圧接した状態を示す図4に対応する断面図。
【図7】その巻き具の要部斜視図。
【図8】その巻き具の全体斜視図。
【符号の説明】
12 支軸 13 巻取り筒 17 支軸ホルダ 18 可撓性長尺物 21 トラバース装置 22 レール 22c 長孔 23 移動部材 24 支柱 25 長尺物ガイド 26 連結部材 26a 通孔 26b 突起 27 回転軸 28 駆動部材 29 推進部材 37 ばね部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支軸(12)に回転可能に取付けられ外周面
    に可撓性長尺物(18)が巻回される巻取り筒(13)と、前記
    支軸(12)を保持する支軸ホルダ(17)とを備えた可撓性長
    尺物用巻き具において、 前記巻取り筒(13)の外周面と所定の間隔をあけかつ前記
    巻取り筒(13)の一端から他端に向って前記支軸(12)と平
    行に延びるように前記支軸ホルダ(17)に取付けられ更に
    長手方向に延びる長孔(22c)を有するレール(22)と、 前記レール(22)に沿って転動又は摺動可能な移動部材(2
    3)に支柱(24)を介して取付けられ前記レール(22)に直交
    する方向に延びかつ前記長尺物(18)を前記巻取り筒(13)
    に巻取るように案内する長尺物ガイド(25)と、 前記支柱(24)に回動可能に取付けられた連結部材(26)に
    回転可能に取付けられた回転軸(27)と、 前記回転軸(27)の一端に設けられ前記長尺物ガイド(25)
    に案内される長尺物(18)に圧接して前記回転軸(27)を回
    転させる駆動部材(28)と、 前記回転軸(27)の他端に設けられ前記レール(22)の長孔
    (22c)の内周縁に圧接して前記回転軸(27)を前記レール
    (22)に沿って推進させる推進部材(29)とを備えたことを
    特徴とする可撓性長尺物用巻き具のトラバース装置。
  2. 【請求項2】 連結部材(26)に形成された通孔(26a)が
    支柱(24)に遊嵌され、 前記通孔(26a)の内周面の所定の位置に突起(26b)が設け
    られ、 前記支柱(24)の外周面に前記突起(26b)が乗り越え可能
    なばね部材(37)が突設され、 前記ばね部材(37)が前記突起(26b)に圧接することによ
    り駆動部材(28)が長尺物(18)に圧接しかつ推進部材(29)
    がレール(22)の長孔(22c)の内周縁に圧接するように構
    成され、 前記推進部材(29)が前記長孔(22c)の端部に到来したと
    きに前記突起(26b)が前記ばね部材(37)を乗り越えて前
    記長孔(22c)の内周縁のうちの一方の内側縁に圧接して
    いた前記推進部材(29)が前記長孔(22c)の内周縁のうち
    の他方の内側縁に圧接するように構成された請求項1記
    載の可撓性長尺物用巻き具のトラバース装置。
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