JPH09136482A - セピア調画像の形成方法 - Google Patents

セピア調画像の形成方法

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JPH09136482A
JPH09136482A JP7320982A JP32098295A JPH09136482A JP H09136482 A JPH09136482 A JP H09136482A JP 7320982 A JP7320982 A JP 7320982A JP 32098295 A JP32098295 A JP 32098295A JP H09136482 A JPH09136482 A JP H09136482A
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JP
Japan
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image
layer
sepia tone
sepia
forming
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP7320982A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Shinohara
悟 篠原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH09136482A publication Critical patent/JPH09136482A/ja
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全かつ簡便にセピア調の画像を形成できる
ようにする。 【解決手段】 銀塩写真方式、インクジェット方式、熱
転写方式等の任意の画像形成方法で画像を形成するにあ
たり、それぞれの画像形成方式で使用する被転写体1と
してセピア調の色調を有するものを使用し、それにより
セピア調画像を形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セピア調画像の形
成方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、被転写体
を予めセピア調に着色し、その着色した被転写体に画像
を形成することによりセピア調のハードコピーを得るセ
ピア調画像の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、銀塩方式の白黒写真は長い時間
を経てセピア調に変色するので、セピア調に変色した写
真は、人々に長い年月を感じさせるものとなっている。
そこで、従来よりウエスタン村等のテーマパークにおい
ては、銀塩方式の印画紙を特殊処理することにより人工
的にセピア調の写真を作製し、これを展示、販売するこ
とがなされている。
【0003】また、近年、熱転写方式やインクジェット
方式によるハードコピーは画質が大きく向上し、さら
に、これらによると即時的に画像を形成できるという利
点もあるため、熱転写方式やインクジェット方式による
画像形成が、これまでの銀塩方式に代わり、アミューズ
メント分野やフォトスタジオ等の記念写真分野に普及し
はじめている。ここで形成される画像は、通常はカラー
又は白黒のハードコピーであるが、セピア調の画像が望
まれる場合もあり、そのような場合には、プリンターの
内部のソフトにより、あるいはデジタルプリンターのホ
ストコンピューターのソフトにより、プリンターに出力
される画像の色調がセピア調となるように調整してい
る。即ち、ビデオプリンターでは、入力信号が通常、N
TSCコンポジット、S−VIDEO、RGBコンポジ
ット等のビデオ信号であるため、画像データをセピア調
に変換することが難しい。そこで、プリンター内部のソ
フトを変更し、セピア調専用の印画濃度曲線を設け、出
力される画像をセピア調にしている。また、デジタルプ
リンターでは、接続されたホストコンピューター上の画
像を予めそのホストコンピューターのソフトによってセ
ピア調に変換し、その後プリンターにデータを転送して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
セピア調画像の形成方法のうち、銀塩方式の印画紙を特
殊処理してセピア調の写真を作製する方法においては、
処理液の毒性や後処理方法が問題となっている。
【0005】また、熱転写方式やインクジェット方式で
画像を形成する場合に、プリンターの内部のソフトによ
って、あるいはデジタルプリンターのホストコンピュー
ターのソフトによってセピア調の画像を形成する方法
は、通常の色調の画像を形成する場合と、セピア調の色
調の画像を形成する場合とでソフトの取り替えが容易で
ないという問題がある。
【0006】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決しようとするものであり、安全かつ簡便にセピア調の
画像を形成できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、銀塩写真方
式、インクジェット方式、熱転写方式等の従来の任意の
画像形成方法で画像を形成するにあたり、予め被転写体
をセピア調に着色しておくことにより、安全かつ簡便に
良好なセピア調の画像を形成できることを見出し、本発
明を完成させるに至った。
【0008】即ち、本発明は、セピア調の色調を有する
被転写体に画像を形成することを特徴とするセピア調画
像の形成方法を提供する。
【0009】特に、このようなセピア調画像の形成方法
において、被転写体として、セピア調に着色した銀塩写
真用印画紙を使用し、これに対して銀塩写真方式により
画像を形成する方法や、セピア調に着色されたインクジ
ェット用印画紙に対してインクジェット方式により画像
を形成する方法や、セピア調に着色された熱転写用印画
紙に対して熱転写方式により画像を形成する方法を提供
する。
【0010】また本発明は、被転写体が少なくとも基材
及び染料を有する場合に、その染料受容層又は基材がセ
ピア調に着色されているものや、被転写体がさらに中間
層を有する場合に、その中間層がセピア調に着色されて
いるものを使用する態様を提供する。
【0011】また、セピア調に着色された被転写体に対
して熱転写方式により白黒又はカラー画像を形成する態
様を提供し、特にこの場合、画像形成に使用する熱転写
用インクリボンとして、インク層又はラミネート層がセ
ピア調に調色されているものを使用する態様を提供す
る。
【0012】このような本発明のセピア調画像の形成方
法によれば、銀塩写真方式、インクジェット方式、熱転
写方式等の任意の画像形成方法で、セピア調画像を簡便
に良好に作製することが可能となる。したがって、従来
例のように、画像本来の色調をセピア調に変更するため
に、プリンター内部のソフトやコンピューターのソフト
を取り替えることは不要となる。また、従来の銀塩写真
において画像をセピア調に変更する場合のように、処理
液の毒性の問題を生じさせることもない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の態様を図面に基づ
いて詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一ま
たは同等の構成要素を表している。
【0014】図1は、本発明の実施に使用することので
きる熱転写用被転写体、即ち熱転写用印画紙1の一態様
の断面図である。この熱転写用印画紙1は、基本的には
シート状の基材2、その表面に形成された中間層3及び
染料受容層4、ならびに基材2の裏面に形成されたバッ
クコート層5の積層構造を有する。このうち、中間層3
は基材2および染料受容層4の接着性の確保や、熱転写
プリンターでプリントする時の感熱ヘッドに対するあた
りを改善して印画適性を向上させるために、必要に応じ
て設けられている。また、バックコート層5は主として
プリンター内での走行性を確保するために、必要に応じ
て設けられている。
【0015】本発明においては、このような印画紙1に
熱転写記録を行う場合、この印画紙の基材2、中間層3
又は染料受容層4の少なくとも1層を、予めセピア調に
着色したものを使用することを特徴としており、それ以
外の印画紙の構成や、熱転写記録方法そのものは従来の
熱転写記録と同様とすることができる。
【0016】したがって、基材2としては従来の印画紙
に使用されている基材を使用することができる。また、
従来の印画紙の基材に限られることなく、その他のもの
も使用することができる。例えば、合成紙(ポリオレフ
イン系、ポリスチレン系、塩化ビニル系等)、天然繊維
紙(上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙
等)、プラスチックフィルム(ポリオレフィン、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリメタクリレート等)が使用
でき、さらに上記の任意の組み合わせによる積層体も使
用できる。代表的な積層体としては、ポリオレフィン系
合成紙/コート紙/ポリオレフィン系合成紙、ポリオレ
フィン系合成紙/ポリエチレンテレフタレートフィルム
/ポリオレフィン系合成紙等をあげることができる。こ
のような積層体は、ポリオレフィン系合成紙のミクロボ
イドにより印画濃度が高く、また、積層構造とすること
により印画カールが防止されるので好ましい。
【0017】基材2の厚さとしては、特に制限はない
が、通常50〜250μmが好ましい。
【0018】中間層3としては、ポリウレタン系樹脂、
ポリエステル系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、ア
クリル系樹脂等の熱可塑性樹脂を使用することができ
る。また、中間層3には、帯電防止性を付与するため
に、帯電防止剤や導電ポリマーを添加してもよい。ここ
で、帯電防止剤としては、陽イオン型界面活性剤(第四
級アンモニウム塩、ポリアミン等)、陰イオン型界面活
性剤(アルキルベンゼンスルフォネート、アルキル硫酸
エステルナトリウム塩等)、両性イオン型界面活性剤、
非イオン型界面活性剤等の種々の界面活性剤を使用する
ことができる。また導電ポリマーとしては、カチオン系
アクリル樹脂等を使用することができる。
【0019】さらに中間層3には、隠蔽性、着色性を向
上させるため、白色顔料を必要に応じて加えてもよい。
白色顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、
クレー、炭酸カルシウム、シリカ等を使用することがで
きる。
【0020】中間層3の厚さとしては、特に制限はない
が、通常0.5〜50μmが好ましい。
【0021】染料受容層4としては、従来の熱転写用印
画紙に使用されているものと同様に構成することができ
る。例えば、染料受容層4は、ポリエステル系、セルロ
ースエステル系、ポリビニルブチラール系、ポリカーボ
ネート系、ボリ塩化ビニル系等の染着性樹脂から形成す
ることができる。厚さとしては、通常1〜20μmが好
ましい。
【0022】また、染料受容層4にも必要に応じて種々
の添加剤を含有させることができる。例えば、上述の中
間層3と同様に、白色顔料、帯電防止剤を添加すること
ができる。なお、帯電防止剤は染料受容層4の表面に塗
布してもよい。
【0023】さらに、染料受容層4には、画像の保存性
を向上させるために、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防
止剤等を必要に応じて添加することができる。ここで、
紫外線吸収剤としては、サリチル酸誘導体、ベンゾフェ
ノン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、シュウ酸アニ
リド誘導体等を使用することができ、光安定剤として
は、ヒンダードアミン系化合物等を使用することがで
き、酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系、亜
リン酸エステル系化合物等を使用することができる。
【0024】また、熱転写プリンターでインクリボンを
用いて印画する場合に、インクリボンとの離型性が確保
されるように、必要に応じて、各種離型剤を添加するこ
とができる。離型剤としては、シリコーンオイルおよび
その変性物、フッ素系界面活性剤、脂肪酸、脂肪酸エス
テル、リン酸エステル等を使用することができる。
【0025】一方、バックコート層5は、例えば、アク
リル樹脂、セルロースエステル樹脂、ブチラール樹脂等
から形成することができる。特に、画像を形成した印画
紙の画像上に他の印画紙を重ね合わせた場合に、その重
ね合わせた印画紙の裏面へ画像が転写されることを防止
するためには、比較的高Tgの樹脂が用いられる。ま
た、バックコート層5には、各種添加剤、たとえば、有
機および無機フイラー、離型剤、帯電防止剤等を適宜配
合することができる。離型剤、帯電防止剤はバックコー
ト層5に内添するほか、バックコート層5の表面に塗布
しても良い。また、バックコート層5を水性インキの筆
記性を付与した層としても良い。
【0026】バックコート層5の厚さとしては、通常
0.5〜30μmが好ましい。
【0027】このような基材2、中間層3、染料上層4
及びバックコート層5の積層構造からなる印画紙1の積
層方法は常法によることができる。例えば、基材2にバ
ックコート層形成用組成物、中間層形成用組成物、染料
受容層形成用組成物を順次パイプコーター、ロールコー
ター、グラビアコーター又はダイコーター等で塗布する
ことにより印画紙1を製造することができる。また、マ
ルチヘッドコーターによりバックコート層形成用組成
物、中間層形成用組成物、染料受容層形成用組成物をイ
ンラインにて塗布することによっても印画紙1を製造す
ることができる。さらに、各層を基材2上に押し出しラ
ミネートすることによっても製造することができる。
【0028】前述のように、本発明においては、このよ
うな印画紙1の基材2、中間層3又は染料受容層4の少
なくとも1層を、予めセピア調に着色しておくが、これ
ら各層の着色は、各種有機顔料、無機顔料および、直接
染料、酸性染料、塩基性染料、油溶性染料、分散染料を
適宜用いることにより行うことができる。ここで、これ
ら各層の着色方法に自体にはなんら制限はない。
【0029】例えば、基材2を構成する天然繊維紙を着
色する場合には、直接染料、酸性染料でセルロースパル
プを染色することができる。また、コート紙等を着色す
る場合には、コート層に上記の顔料や染料を内添するこ
とにより着色することができる。プラスチックフィル
ム、合成紙の場合にも顔料や染料の内添により着色する
ことができ、また染料や顔料を含有する塗工液を用いて
染色することも可能である。
【0030】中間層3および染料受容層4の着色は、そ
れらを塗工により形成する場合の樹脂組成物や、各押し
出しラミネートにより形成する場合の樹脂組成物へ、上
記の顔料や染料を内添することにより行うことができ
る。
【0031】また、セピア色とは、JIS−Z8102
によれば、マンセル表色系で10YR 2.5/2と表
示される。また、L***系では、L*=25、a*
4、b*=13程度の値で示される。しかし、本発明に
おいては、これらの数値に限定されることはない。本発
明においてセピア調とは、退色した古さを画像に感じさ
せる色調を意味し、好ましくは、L*=50〜90、a*
=0〜30、b*=10〜45であり、より好ましくは
*=70〜85、a*=5〜15、b*=20〜35で
ある。L*が大きすぎると明るすぎて古ぼけた感じが弱
くなり、小さすぎると暗くなりすぎ、画像のダイナミッ
クレンジが狭すぎて見難いものとなる。またa*やb*
上記の範囲から大きくはずれた場合にも古ぼけた感じが
なくなり、さらにセピア色からの乖離も大きくなるので
好ましくない。
【0032】このような印画紙1への熱転写記録は、常
法により行うことができ、それにより白黒又はカラーの
セピア調画像を形成することができる。例えば、熱転写
用インクリボンを使用し、市販のビデオプリンターで印
画紙1へ印画することにより、セピア調画像のハードコ
ピーを得ることができる。
【0033】この場合、使用するインクリボンにも特に
制限はない。例えば、図2に示したインクリボン20a
のように、基材21上にイエローY、マゼンタM、シア
ンCの各色のインク層22が面順次に形成され、さらに
センサーマーク23が形成されているカラー画像形成用
のインクリボンや、図3に示したインクリボン20bの
ように、インク層22として、イエローY、マゼンタ
M、シアンCの各色のインク層の他に、黒色インク層B
kを有するインクリボンを使用することができる。
【0034】また、図4に示したインクリボン20cの
ように、基材21上にインク層22としてセピア調に調
色したインク層Sのみが形成されているインクリボン
や、図5に示したインクリボン20dのように、インク
層22として、イエローY、マゼンタM、シアンC及び
黒色インク層Bkを有するカラー画像形成用のインクリ
ボンの当該黒色インク層Bkに代えてセピア調に調色し
たインク層Sを設けたものも使用することができる。
【0035】また本発明においては、図6のインクリボ
ン20e又は図7のインクリボン20fに示すように、
カラー画像形成用のインクリボンや白黒画像形成用のイ
ンクリボンの基材21上に、画像を保護するための転写
型ラミネート層24を設けたインク層−ラミネート層一
体型リボンも使用することができる。
【0036】ここで、ラミネート層24は、一般にポリ
エステル系、セルロースエステル系、ポリ塩化ビニル
系、ウレタン系、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の熱
可塑性樹脂からなる表面接着層と、アクリル系樹脂、セ
ルロースエステル系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等
の熱可塑性樹脂からなる剥離保護層との積層構造、ある
いはこれら両層の機能を合わせもつ単一層から構成され
る。そして、このようなラミネート層24は、熱転写プ
リンターで画像を形成した後、ひき続きそのプリンター
内で画像上に熱転写させることができ、これにより画像
を保護するラミネート層となる。
【0037】本発明においては、このようなラミネート
層24をセピア調に着色してもよい。この場合のラミネ
ート層24の着色は、前述の印画紙1の各層をセピア調
に着色する場合と同様に、各種染料あるいは顔料を用い
て行うことができる。
【0038】以上、本発明において、セピア調に着色さ
れた熱転写用印画紙を使用する場合を、図1の印画紙に
基づいて説明したが、本発明はこれに限られず、種々の
画像形成方法において、セピア調に着色されている被転
写体を使用する場合を包含する。
【0039】例えば、図8は、本発明の実施に使用する
ことのできるインクジェット用被転写体、即ち、インク
ジェット用印画紙30の一態様の断面図である。このイ
ンクジェット用印画紙30は、基本的にはシート状の基
材32、その表面に形成された中間層33、インク受容
層34、及び裏面に形成されたバックコート層35との
積層構造を有する。このうち、中間層33は基材32お
よびインク受容層34の接着性の確保や、平滑性の向上
等を図るために設けられており、また、バックコート層
35は主としてプリンター内での走行性を確保するため
に、必要に応じて設けられている。
【0040】このインクジェット用印画紙30を構成す
る基材32、中間層33、バックコート層35は、それ
ぞれ前述の図1の熱転写用印画紙1の基材2、中間層
3、バックコート層5とほぼ同様に構成することができ
る。
【0041】また、インク受容層34は、ポリビニルア
ルコール、カルボキシル化ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン等のビニル系樹脂、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロ
ース系樹脂、馬鈴薯澱粉、酸化澱粉、コーンスターチ等
の澱粉類、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸
エステル部分ケン化物等のポリアクリレート系樹脂、エ
チレン無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−無水マレ
イン酸共重合体等の無水マレイン酸系樹脂、その他、ゼ
ラチン、カゼイン、ポリエチレンオキサイド等の種々の
水溶性あるいは親水性樹脂から形成することができる。
【0042】また、インク受容層34には、クレー、タ
ルク、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、酸化
チタン、シリカ等の顔料、各種界面活性剤、紫外線吸収
剤等を適宜添加することができる。
【0043】さらには、インク受容層34には、耐水性
を向上させるために、必要に応じてイソシアネート、メ
ラミン、グリオキザール等の硬化剤を添加することがで
きる。
【0044】本発明においては、インクジェット方式で
画像を形成する場合、このようなインクジェット用印画
紙30を構成する基材32、中間層33及びインク受容
層34の少なくとも一層がセピア調に着色されたものを
使用することを特徴とし、このような印画紙30に対し
て常法によりインクジェット画像を形成する。そしてこ
れにより、簡便にセピア調の色調を有するインクジェッ
ト画像を形成することを可能とする。
【0045】図9は、本発明の実施に使用することので
きる銀塩写真用被転写体、即ち、銀塩写真用印画紙40
の一態様の断面図である。この銀塩写真用印画紙40
は、基本的にはシート状の基材42、その表面に形成さ
れた中間層43、感光乳剤層44、及び基材42の裏面
に形成されたバックコート層45との積層構造を有す
る。このうち、中間層43は基材42および感光乳剤層
44の接着性の確保や、平滑性の向上等を図るために設
けられており、また、バックコート層45は主として帯
電防止性を確保するために、必要に応じて設けられてい
る。
【0046】この銀塩写真用印画紙40を構成する基材
42、中間層43、バックコート層45は、それぞれ前
述の図1の熱転写用印画紙1の基材2、中間層3、バッ
クコート層5とほぼ同様に構成することができる。
【0047】感光乳剤層44は、ゼラチン中に臭化銀、
塩化銀、あるいはヨウ化銀等のハロゲン化銀を微細な結
晶の形で分散した乳剤から形成される。また、感光乳剤
層44には、添加剤として、分光増感色素、増感剤、安
定剤、紫外線吸収剤、硬膜剤、可塑剤等が必要に応じて
添加される。さらに、感光乳剤層44は、特にカラー写
真用印画紙の場合、通常、保護層、フィルター層、各色
(青、赤、緑)感光乳剤層等の多層構造とされる。
【0048】本発明においては、銀塩写真方式で画像を
形成する場合、このような銀塩写真用印画紙40を構成
する基材42、中間層43及び感光乳剤層44の少なく
とも一層がセピア調に着色されたものを使用する。好ま
しくは、感光乳剤層44の感光特性が影響を受けないよ
うに、基材42又は中間層43がセピア調に着色された
ものを使用する。そして、このような印画紙40を常法
により露光し、現像することにより銀塩写真画像を形成
し、これにより、簡便にセピア調の色調を有する銀塩写
真画像を形成することを可能とする。
【0049】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0050】実施例1〜4、比較例1 ポリプロピレン系合成紙(YUPO FPG−80(8
0μm厚)、王子油化合成紙(株)製)と104g/m
2 のコート紙およびポリプロピレン系合成紙(YUPO
パール(75μm厚)、王子油化合成紙(株)製)を、
ポリエステル系接着剤を用いて、YUPOパール/コー
ト紙/FPG−80の3層に貼り合わせて積層体を形成
し、この積層体を基材シートとした。そしてこの積層体
のYUPOパール面に染料受容層として次の組成
(a)、組成(b)、組成(c)及び組成(d)の受容
層用塗工原液を表1に示す配合割合で混合して染料受容
層用塗工液を調製し、これを乾燥後の塗布厚が約8μm
となるように塗布し、実施例及び比較例の被転写体を得
た。
【0051】染料受容層用塗工原液の組成(a) ・オレンジ染料 1.0重量% (MS ORANGE EX−30、三井東圧染料
(株)製) ・セルロースアセテートブチレート 20.2重量% (CAB 551−0.2、イーストマン・ケミカル社
製) ・ジシクロヘキシルフタレート 4.0重量% ・変性シリコーンオイル 1.0重量% (SF8427、東レ・ダウコーニングシリコーン
(株)製) ・ポリイソシアネート 1.2重量% (コロネートL−45E、日本ポリウレタン工業(株)
製) ・メチルエチルケトン 36.3重量% ・トルエン 36.3重量%
【0052】染料受容層用塗工原液の組成(b) ・ブルー染料 1.0重量% (MS BLUE HSO−43、三井東圧染料(株)
製) ・セルロースアセテートブチレート 20.2重量% (CAB 551−0.2、イーストマン・ケミカル社
製) ・ジシクロヘキシルフタレート 4.0重量% ・変性シリコーンオイル 1.0重量% (SF8427、東レ・ダウコーニングシリコーン
(株)製) ・ポリイソシアネート 1.2重量% (コロネートL−45E、日本ポリウレタン工業(株)
製) ・メチルエチルケトン 36.3重量% ・トルエン 36.3重量%
【0053】染料受容層用塗工原液の組成(c) ・レッド染料 1.0重量% (BAYFAX VPSN2670、バイエル ジャパ
ン(株)製) ・セルロースアセテートブチレート 20.2重量% (CAB 551−0.2、イーストマン・ケミカル社
製) ・ジシクロヘキシルフタレート 4.0重量% ・変性シリコーンオイル 1.0重量% (SF8427、東レ・ダウコーニングシリコーン
(株)製) ・ポリイソシアネート 1.2重量% (コロネートL−45E、日本ポリウレタン工業(株)
製) ・メチルエチルケトン 36.3重量% ・トルエン 36.3重量%
【0054】染料受容層用塗工原液の組成(d) ・セルロースアセテートブチレート 20.4重量% (CAB 551−0.2、イーストマン・ケミカル社
製) ・ジシクロヘキシルフタレート 4.1重量% ・変性シリコーンオイル 1.0重量% (SF8427、東レ・ダウコーニングシリコーン
(株)製) ・ポリイソシアネート 1.2重量% (コロネートL−45E、日本ポリウレタン工業(株)
製) ・メチルエチルケトン 36.6重量% ・トルエン 36.7重量%
【0055】評価 実施例1〜4及び比較例1得た各被転写体のL* *
* 値を、測色計(SPM−II、GRETAG社製)を用
いて測定した。次に、各被転写体に、カラープリンター
(UP−D7000、ソニー(株)製)及び白黒インク
リボン(UPC−7020、ソニー(株)製)を用いて
人物画を印画し、得られた画像を目視観察により次の評
価基準にしたがって3段階に評価した。これらの結果を
表1に示す。
【0056】評価基準 ○:良好なセピア調画像と認められる場合 △:セピア調として認識できるが、セピア調の効果が弱
い場合 ×:セピア調画像として不適な場合
【0057】
【表1】 塗工原液配合割合(重量部) 被転写体 評価 組成(a) 組成(b) 組成(c) 組成(d) * * * 比較例1 5.0 1.0 0.5 10.0 44.0 17.3 51.3 × 実施例1 5.0 1.0 0.5 20.0 53.1 11.12 44.4 ○ 実施例2 5.3 0.7 1.0 150.0 76.2 9.2 26.3 ○ 実施例3 5.5 0.5 1.0 250.0 86.1 6.6 20.3 ○ 実施例4 5.5 0.7 0.8 400.0 92.1 2.1 12.5 ○
【0058】表1から、実施例では被転写体が約L*
50〜90のセピア調に着色されており、良好なセピア
調の画像が得られていることがわかる。これに対して比
較例では被転写体がセピア調とは認められず、得られる
画像もセピア調を呈していないかった。
【0059】実施例5〜13、比較例2〜8 上記実施例1の組成(a)、組成(b)、組成(c)及
び組成(d)の受容層用塗工原液を表2に示す配合割合
で混合して染料受容層用塗工液を調製し、これを乾燥後
の塗布厚が約8μとなるように塗布し、実施例及び比較
例の被転写体を得た。そして、上記実施例1と同様に、
各被転写体のL* * * 値を測定し、次いで、各被転
写体に白黒画像の人物画を印画し、得られた画像を目視
観察により評価した。これらの結果を表2に示す。
【0060】
【表2】 塗工原液配合割合(重量部) 被転写体 画像 組成(a) 組成(b) 組成(c) 組成(d) * * * 評価 比較例 2 5.0 1.0 0.0 10.0 58.2 0.6 48.2 △ 比較例 3 5.0 1.0 0.0 25.0 64.3 -0.9 40.8 △ 比較例 4 3.5 2.5 0.5 50.0 60.8 0.0 8.4 △ 比較例 5 5.0 3.0 2.0 50.0 62.4 9.8 7.4 △ 比較例 6 5.0 2.0 5.0 50.0 56.1 30.8 10.5 △ 比較例 7 5.0 1.0 4.0 25.0 57.8 33.9 21.0 △ 比較例 8 5.3 0.7 0.5 15.0 62.1 14.0 49.4 △ 実施例 5 4.0 2.0 0.5 25.0 59.5 1.7 17.2 ○ 実施例 6 5.0 2.0 2.0 25.0 64.5 12.9 13.4 ○ 実施例 7 5.0 1.7 5.0 25.0 60.7 28.2 11.2 ○ 実施例 8 6.0 1.0 3.0 25.0 59.4 27.8 27.9 ○ 実施例 9 5.3 0.7 1.5 25.0 61.2 27.0 42.2 ○ 実施例10 6.0 1.0 0.5 25.0 63.9 7.9 42.6 ○ 実施例11 5.0 1.3 0.8 25.0 64.4 8.2 25.0 ○ 実施例12 5.0 1.0 1.0 25.0 63.4 12.4 30.3 ○ 実施例13 5.0 1.0 0.8 25.0 62.6 11.3 34.6 ○
【0061】表2から、実施例では被転写体がa*=0
〜30、b*=10〜45のセピア調に着色されてお
り、良好なセピア調の画像が得られていることがわか
る。これに対して比較例では被転写体がセピア調とは認
められず、得られる画像もセピア調を呈していないかっ
た。
【0062】実施例14 実施例12の被転写体に、熱転写用被転写シートにカラ
ープリンター(UP−D7000、ソニー(株)製)及
びカラーインクリボン(UPC−7010、ソニー
(株)製)を用いてカラーの人物画を印画した。その結
果、良好なカラーのセピア調画像が得られた。
【0063】実施例15 実施例12の被転写体に、熱転写用被転写シートにカラ
ープリンター(UP−D7000、ソニー(株)製)及
びカラーインクリボン(UPC−7010、ソニー
(株)製)を用いて白黒の人物画を印画した。その結
果、良好な白黒のセピア調画像が得られた。
【0064】実施例16 次の組成(e)を有するセピア調のインク層形成用組成
物を調製した。一方、これを予めバックコート層が形成
されているPET基材(厚さ6.0μm)に、次の組成
(f)からなる中間層用組成物を塗布して乾燥厚約0.
1μmの中間層を形成し、その上に上述のセピア調のイ
ンク層形成用組成物をグラビアコーターにて乾燥厚約1
μmとなるように塗布し、乾燥させることによりセピア
調画像形成用インクリボンを作製した。
【0065】セピア調インク層形成用組成物の組成
(e) ・オレンジ染料 4.0重量% (MS ORANGE EX−30、三井東圧染料
(株)製) ・ブルー染料 4.0重量% (MS BLUE HSO−43、三井東圧染料(株)
製) ・レッド染料 2.0重量% (BAYFAX VPSN2670、バイエル ジャパ
ン(株)製) ・ポリビニルアセトアタール樹脂 5.0重量% (デンカブチラール6000AS、電気化学工業(株)
製) ・メチルエチルケトン 42.5重量% ・トルエン 34.5重量%
【0066】中間層用組成物の組成(f) ・ポリウレタン 2.0重量% (NP−3151、日本ポリウレタン工業(株)製) ・ポリイソシアネート 1.0重量% (コロネートL−45E、日本ポリウレタン工業(株)
製) ・メチルエチルケトン 47.0重量% ・トルエン 50.0重量%
【0067】得られたセピア調画像形成用インクリボン
を用いて、カラープリンター(UP−D7000、ソニ
ー(株)製)で、実施例2の被転写体に人物画を印画し
た。その結果、良好なセピア調画像が得られた。
【0068】実施例17 実施例1で使用した基材と同様の基材上に、次の組成
(g)の中間層用組成物を乾燥厚約7μmとなるように
塗工して中間層を形成し、その上に前述の組成(d)の
塗工液を乾燥厚約8μmとなるように塗工して染料受容
層を形成し、被転写体を得た。得られた被転写体に対し
て実施例1と同様にL* * * 値を測定したところ、
* =78.1、a* =9.0、b* =24.8であっ
た。さらに、実施例1と同様に人物画を印画したとこ
ろ、良好なセピア調画像が得られた。
【0069】 中間層用組成物の組成(g) ・オレンジ染料 0.0290重量% (MS ORANGE EX−30、三井東圧染料(株)製) ・ブルー染料 0.0026重量% (MS BLUE HSO−43、三井東圧染料(株)製) ・レッド染料 0.0052重量% (BAYFAX VPSN2670、バイエル ジャパン(株)製) ・塩素化ポリオレフィン 85.0000重量% (スーパークロン822、日本製紙(株)製) ・3官能エポキシ樹脂 3.0000重量% (エポトートYH300、東都化成(株)製) ・DBU(3級アミン系触媒) 0.2000重量% ・トルエン 11.7632重量%
【0070】実施例18 実施例1で使用した基材と同様の基材のYUPOパール
面に染料受容層として次の組成(h)の染料受容層用塗
工液を、乾燥厚約7μmとなるように塗布して染料受容
層を形成し、被転写体を得た。
【0071】 染料受容層塗工液の組成(h) ・オレンジ染料 0.0564重量% (MS ORANGE EX−30、三井東圧染料(株)製) ・ブルー染料 0.0075重量% (MS BLUE HSO−43、三井東圧染料(株)製) ・レッド染料 0.0106重量% (BAYFAX VPSN2670、バイエル ジャパン(株)製) ・セルロースアセテートブチレート 20.0000重量% (CAB 551−0.2、イーストマン・ケミカル社製) ・ジシクロヘキシルフタレート 4.0000重量% ・変性シリコーンオイル 1.0000重量% (SF8427、東レ・ダウコーニングシリコーン(株)製) ・ポリイソシアネート 1.2000重量% (コロネートL−45E、日本ポリウレタン工業(株)製) ・メチルエチルケトン 36.9000重量% ・トルエン 36.8255重量%
【0072】実施例19 実施例1で使用した基材と同様の基材上に、実施例17
の組成(g)の中間層用組成物を乾燥厚約7μmとなる
ように塗工して中間層を形成し、その上に次の組成
(i)のインクジェット用受容層塗工液を乾燥厚約20
μmとなるように塗工しインク受容層を形成し、インク
ジェット用被転写体を得た。
【0073】 インクジェット用受容層塗工液の組成(i) ・酢酸ビニル−ポリビニルピロリドン共重合体 30.0重量% (ルビスコールVA64、BASFジヤパン(株)製) ・メチルエチルケトン 35.0重量% ・トルエン 35.0重量%
【0074】実施例20 実施例1で使用した基材と同様の基材上に、実施例17
の組成(g)の中間層用組成物を乾燥厚約7μmとなる
ように塗工して中間層を形成し、その上に以下のA液及
びB液から形成した組成(j)の銀塩写真乳剤を乾燥厚
約5μmとなるように40℃で塗工して感光乳剤層を形
成し、銀塩写真用被転写体を得た。
【0075】この場合、感光乳剤層の形成は次のように
して形成した。まず、60℃に保ったA液に40℃のB
液を2分間にて注入し、さらに、60℃にて30分熟成
した。次に、冷却、凝固、細断の後、流水にて30分水
洗いした。この乳剤にゼラチン10gおよび水を加えて
全乳剤量を1Kgとした。さらに、60℃にて45分間
熟成を行った。
【0076】銀塩写真乳剤の組成(j) A液 純水 600cc ゼラチン 74g 塩化ナトリウム 7.6g 臭化カリウム 8.9g クエン酸10%液 10cc B液 純水 200cc 硝酸銀 25g
【0077】評価 実施例18の被転写体にソニー製カラープリンター(U
P−D7000、ソニー(株)製)を使用し、白黒イン
クリボン(UPC−7020、ソニー(株)製)を用い
て人物画を印刷した。また、実施例19のインクジェッ
ト用被転写体上に、インクジェットプリンター(Des
kJet1200C/PS、ヒューレット・パッカード
社製)を用いて、カラーの人物画を印画した。さらに、
実施例20の銀塩写真用被転写体には、人物画の露光及
び現像を行った。
【0078】実施例18〜20の被転写体に形成された
画像を目視観察したところ、いずれも良好なセピア調を
有していた。また、画像形成した後の実施例18〜20
の被転写体の画像非形成部分のL* * * 値を、測色
計(SPM−II、GRETAG社製)を用いて測定し
た。この結果を表3に示す。
【0079】
【表3】 * * * 実施例18 77.8 10.0 26.0 実施例19 80.2 7.8 25.4 実施例20 82.5 8.8 23.2
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、銀塩写真方式、インク
ジェット方式、熱転写方式等の任意の画像形成方法で画
像を作製する場合に、安全にかつ簡便に良好なセピア調
画像を得ることが可能となる。この場合、従来の銀塩写
真画像をセピア調に変更する場合のように処理液の毒性
の問題を生じさせることがなく、また、従来の熱転写方
式で画像本来の色調をセピア調に変換する場合のよう
に、プリンター内部のソフトやコンピューターのソフト
を変更することも不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する熱転写用印画紙の断面図であ
る。
【図2】本発明に使用することができる熱転写用インク
リボンの平面図である。
【図3】本発明に使用することができる熱転写用インク
リボンの平面図である。
【図4】本発明に使用することができる熱転写用インク
リボンの平面図である。
【図5】本発明に使用することができる熱転写用インク
リボンの平面図である。
【図6】本発明に使用することができるインク層−ラミ
ネート層一体型リボンの平面図である。
【図7】本発明に使用することができるインク層−ラミ
ネート層一体型リボンの平面図である。
【図8】本発明に使用するインクジェット用印画紙の断
面図である。
【図9】本発明に使用する銀塩写真用印画紙の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 熱転写用印画紙 2 基材 3 中間層 4 染料受容層 5 バックコート層 20a、20b、20c、20d、20e、20f、2
0g インクリボン 21 基材 22 インク層 23 センサーマーク 24 ラミネート層 30 インクジェット用印画紙 32 基材 33 中間層 34 インク受容層 35 バックコート層 40 銀塩写真用印画紙 42 基材 43 中間層 44 感光乳剤層 45 バックコート層

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セピア調の色調を有する被転写体に画像
    を形成することを特徴とするセピア調画像の形成方法。
  2. 【請求項2】 被転写体の色調が、L*=50〜90、a
    *=0〜30、b*=10〜45である請求項1記載のセピ
    ア調画像の形成方法。
  3. 【請求項3】 セピア調に着色した銀塩写真用印画紙に
    対して銀塩写真方式により画像を形成する請求項1記載
    のセピア調画像の形成方法。
  4. 【請求項4】 セピア調に着色したインクジェット用印
    画紙に対してインクジェット方式により画像を形成する
    請求項1記載のセピア調画像の形成方法。
  5. 【請求項5】 セピア調に着色した熱転写用印画紙に対
    して熱転写方式により画像を形成する請求項1記載のセ
    ピア調画像の形成方法。
  6. 【請求項6】 被転写体が少なくとも基材及び染料受容
    層を有し、該染料受容層がセピア調に着色されている請
    求項1記載のセピア調画像の形成方法。
  7. 【請求項7】 被転写体が少なくとも基材、中間層及び
    染料受容層を有し、該中間層がセピア調に着色されてい
    る請求項1記載のセピア調画像の形成方法。
  8. 【請求項8】 被転写体が少なくとも基材及び染料受容
    層を有し、該基材がセピア調に着色されている請求項1
    記載のセピア調画像の形成方法。
  9. 【請求項9】 熱転写方式により白黒画像を形成する請
    求項5記載のセピア調画像の形成方法。
  10. 【請求項10】 熱転写方式によりカラー画像を形成す
    る請求項5記載のセピア調画像の形成方法。
  11. 【請求項11】 画像の形成に使用する熱転写用インク
    リボンが、セピア調に調色されているインク層を有する
    請求項5記載のセピア調画像の形成方法。
  12. 【請求項12】 画像の形成に使用する熱転写用インク
    リボンが、セピア調に調色されているラミネート層を有
    する請求項5記載のセピア調画像の形成方法。
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US09/115,047 US5968707A (en) 1995-11-04 1998-07-14 Transfer material for use in thermal transfer and method of forming thermal transfer images

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016195041A1 (ja) * 2015-06-02 2018-01-18 富士フイルム株式会社 受像シート

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