JPH09136082A - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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JPH09136082A
JPH09136082A JP8227443A JP22744396A JPH09136082A JP H09136082 A JPH09136082 A JP H09136082A JP 8227443 A JP8227443 A JP 8227443A JP 22744396 A JP22744396 A JP 22744396A JP H09136082 A JPH09136082 A JP H09136082A
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JP
Japan
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purification
water
case
storage
purification case
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JP8227443A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Iida
正敏 飯田
Osamu Yamamoto
修 山本
Sumio Yagi
澄夫 八木
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I I C KK
IIC KK
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I I C KK
IIC KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浄化ケースからの浄化材の取り出し作業や、
充填するための作業が容易にできるようにし、かつ、こ
れら作業が短時間でできるようにする。 【解決手段】 一部に原料水2の導入口19を有し他部
に清浄水3の排出口20を有する浄化ケース4と、上記
導入口19と排出口20との間に位置して上記浄化ケー
ス4に充填される粉粒状の浄化材26とを備える。上記
浄化ケース4を、上記浄化材26を内有してその内外を
連通させる開口10を有した浄化ケース本体6と、上記
開口10を開閉自在に閉じる蓋体7とで構成する。上記
浄化材26を収納する通水性の収納ケース25を複数設
ける。これら収納ケース25を上記浄化材26を収納さ
せたままで上記開口10を通し上記浄化ケース本体6の
内部に挿抜自在に挿入する。上記収納ケース25を上記
浄化ケース本体6内で上記導入口19から排出口20に
向う方向で重ね合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、井戸水や水道水な
どの原料水を浄化してミネラル水など所望の清浄水にさ
せるための浄水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記浄水器には、従来、次のように構成
されたものがある。
【0003】即ち、上記浄水器が、一部に原料水の導入
口を有し他部に清浄水の排出口を有する浄化ケースと、
上記導入口と排出口との間に位置して上記浄化ケースに
充填される粉粒状の浄化材とを備えている。また、上記
浄化ケースは、上記浄化材を内有してその内外を連通さ
せる開口を有した浄化ケース本体と、上記開口を開閉自
在に閉じる蓋体とで構成されている。
【0004】上記浄水器を使用するときには、上記導入
口を通して原料水を浄化ケースに流入させ、上記浄化材
を通過させる。すると、上記原料水は上記浄化材により
浄化されて清浄水とされ、この清浄水は上記排出口を通
して上記浄化ケースから排出され、これが飲料用等に供
される。
【0005】浄水器の長期使用により、浄化材が消耗し
た場合などで、これを新しいものに交換しようとすると
きには、まず、浄化ケース本体から蓋体を取り外して開
口を開け、この開口を通して消耗した浄化材を上記浄化
ケース本体から取り出す。
【0006】次に、上記開口を通して浄化ケース本体に
新しい浄化材を挿入して充填すれば、上記交換が完了す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、浄化材が粉粒体のままで浄化ケースに充填さ
れているため、この浄化材を浄化ケースから取り外す作
業や、充填するための作業は極めて煩雑となっており、
また、この作業には長時間を要するという問題がある。
【0008】また、上記浄水器には、原料水の浄化性能
をより一層向上させることが望まれている。
【0009】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、浄化ケースからの浄化材の取り出し作業
や、充填するための作業が容易にできるようにし、か
つ、これら作業が短時間でできるようにすることを課題
とする。
【0010】また、浄水器における浄化性能を、より向
上させることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の浄水器は、次の如くである。
【0012】なお、この「課題を解決するための手段」
の項において、下記した( )内の用語は、特許請求の
範囲の用語に対応するものである。
【0013】請求項1の発明は、一部に原料水2の導入
口19を有し他部に清浄水3の排出口20を有する浄化
ケース4と、上記導入口19と排出口20との間に位置
して上記浄化ケース4に充填される粉粒状の浄化材26
とを備え、上記浄化ケース4を、上記浄化材26を内有
してその内外を連通させる開口10を有した浄化ケース
本体6と、上記開口10を開閉自在に閉じる蓋体7とで
構成した浄水器1において、
【0014】上記浄化材26を収納する通水性の収納ケ
ース25を複数設け、これら収納ケース25を上記浄化
材26を収納させたままで上記開口10を通し上記浄化
ケース本体6の内部に挿抜自在に挿入し、上記収納ケー
ス25を上記浄化ケース本体6内で上記導入口19から
排出口20に向う方向で重ね合わせたものである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記収納ケース25を袋体27としたものである。
【0016】請求項3の発明は、請求項2の発明に加え
て、上記袋体27を収納させる有底の弾性収納シール体
35を設け、この収納シール体35を上記開口10を通
し上記浄化ケース本体6の内部に挿抜自在に挿入させ、
上記浄化ケース本体6の内周面42と、これに対面する
上記袋体27の外周面43との間に、この袋体27を収
納させた上記収納シール体35の周壁36を介在させ、
上記収納シール体35の底板37に貫通孔38を形成し
たものである。
【0017】請求項4の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記複数の収納ケース25のうち、上記浄化ケース
4の内部で上記原料水2の最上流側に位置する収納ケー
ス25を剛体とし、この最上流側の収納ケース25内
で、同上原料水2の下流部となる下部に浄化材26を収
納させ、上流部となる上部を貯水可能な空洞部66とし
たものである。
【0018】請求項5の発明は、請求項1から4のうち
いずれか1つの発明に加えて、上記複数の収納ケース2
5のうち、上記浄化ケース4の内部で上記原料水2の最
下流側に位置する収納ケース25の下流端に隣接させて
上記浄化ケース本体6の内部に空間28を形成し、この
空間28と上記収納ケース25の下流端との間に底部支
持板(仕切板)23を介設し、この底部支持板(仕切
板)23に複数の貫通孔24を形成し、これら貫通孔2
4を上記底部支持板(仕切板)23の各部にほぼ均等な
密度で分散配置し、上記空間28を上記底部支持板(仕
切板)23のほぼ全面にわたり対面させたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0020】(第1の実施の形態)
【0021】図1から図4は、第1の実施の形態を示し
ている。
【0022】図1において、符号1は浄水器で、この浄
水器1は原料水2を浄化して所望の飲料用等の清浄水3
にさせるためのものである。
【0023】図1から図4において、上記浄水器1はそ
の外殻を構成する樹脂製、もしくは板金製の浄化ケース
4を備え、この浄化ケース4は浄化ケース本体6と蓋体
7とで構成され、また、上記浄化ケース本体6は軸心が
ほぼ垂直の円筒体8と、この円筒体8の下端の開口を閉
じる底板9とで構成されている。上記円筒体8の上端の
開口10は上記浄化ケース本体6の内外を連通させるも
ので、上記蓋体7によって開閉自在とされている。上記
開口10を閉じた蓋体7は上記円筒体8の上端縁に締結
具11によって着脱自在に締結される。
【0024】上記浄化ケース本体6はブラケット13に
よって作業面14上に支持され、これによって、浄水器
1が作業面14上に支持されている。
【0025】上記浄化ケース本体6の円筒体8の上部周
壁にはこれを径方向に貫通する基部パイプ16が取り付
けられ、上記浄化ケース本体6の内部における基部パイ
プ16の端部にはユニオン継手17によりL字状の導入
パイプ18の一端が着脱自在に取り付けられている。こ
の導入パイプ18の他端の開口が原料水2の導入口19
とされている。一方、上記浄化ケース本体6の底板9の
中央には清浄水3の排出口20が形成されている。ま
た、上記円筒体8の内部の空間21と、上記排出口20
との間を仕切る底部支持板23が設けられている。この
底部支持板23は上記底板9の上面に支持され、同上底
部支持板23には複数の円形の貫通孔24が形成されて
いる。
【0026】上記導入口19と排出口20との間に位置
して上記浄化ケース本体6の内部の空間21に充填され
る粉粒状(粉体および/もしくは粒体)の浄化材26が
設けられている。
【0027】上記浄化材26を収納する通水性の複数
(4つ)の収納ケース25が設けられている。これら各
収納ケース25は通水性シートで成形された可撓性のあ
る袋体27とされている。この袋体27は無数の微小孔
を有した不織布、もしくは織布で、例えば、ポリエステ
ル、ナイロン製である。
【0028】上記した複数(4つ)の収納ケース25の
うち、上記浄化ケース4の内部で上記原料水2の最下流
側に位置する(最下段に位置する)収納ケース25の下
流端に隣接するよう上記浄化ケース本体6の内部に空間
28が形成され、この空間28は上記排出口20と互い
に直接的に連通している。
【0029】上記収納ケース25の下流端と上記空間2
8との間に仕切板である上記底部支持板23が介設さ
れ、この底部支持板23に形成された上記貫通孔24
は、上記底部支持板23の各部にほぼ均等な密度で分散
配置されている。また、上記空間28は上記底部支持板
23のほぼ全面にわたり対面させられている。
【0030】上記浄化材26を収納させた上記各袋体2
7は上記開口10を通し浄化ケース本体6の内部に挿抜
自在とされている。これら各袋体27は、浄化ケース本
体6の内部の空間21に収納され、上記底部支持板23
上で、上記導入口19から排出口20に向う方向で重ね
合わされ、より具体的には、上下方向で積み重ねられて
いる。
【0031】上記各袋体27内の浄化材26は互いに種
類が異なることとされている。より具体的には、導入口
19から排出口20に向って(原料水2の上流側から下
流側に向って)、粒度が漸次小さくされ、即ち、上端の
袋体27には小石が収納され、中段の袋体27には砂が
収納され、下段の袋体27には活性炭が収納されてい
る。
【0032】上記袋体27群の上端面を押える押え部材
29が設けられている。この押え部材29は上記袋体2
7の上端面に面接触状に当接する円板体30と、この円
板体30の上面に取り付けられる円筒体31と、この円
筒体31の内部で上記円板体30に形成される貫通孔3
2とで構成され、前記導入口19も平面視で上記押え部
材29の円筒体31の内部に位置している。
【0033】上記押え部材29は上記開口10を通して
浄化ケース本体6の内部に挿抜自在とされている。上記
押え部材29の円筒体31の上端は上記浄化ケース本体
6の開口10を閉じた蓋体7の下面に当接しており、上
記袋体27群を押えた押え部材29がそれ以上に上方移
動することが阻止されている。そして、この押え部材2
9の重量により、浄化材26の各粒子が互いに圧接させ
られて緊密な状態とされ、かつ、自由に流動することが
防止されている。
【0034】上記浄化材26を収納した各袋体27の一
部である下部側を、それぞれ収納させる有底の弾性収納
シール体35が設けられ、これら収納シール体35はゴ
ム製で互いに同形同大とされている。これら各収納シー
ル体35は上方に向って開口する椀状をなし、その周壁
36は上記浄化ケース本体6とほぼ同じ軸心上に位置す
る円筒状をなし、上記周壁36の内孔下端の開口を閉じ
る円板状の底板37が上記周壁36の下端に一体成形さ
れている。また、上記収納シール体35の底部の底板3
7には貫通孔38が形成されている。
【0035】上記周壁36の上部の各部断面は波形状に
折り曲げられ、これが波形状部40とされている。
【0036】上記各収納シール体35は、上記開口10
を通し浄化ケース本体6の内部に挿抜自在に挿入されて
いる。上記浄化ケース本体6の内周面42と、これに対
面する袋体27の外周面43との間に、この袋体27を
収納させた収納シール体35の上記周壁36が介在させ
られている。
【0037】上記波形状部40において、その外周面に
位置して径方向外方に突出する平面視円環状の各突条部
がそれぞれ上記浄化ケース本体6の内周面42に弾性的
に圧接し、同上波形状部40の内周面に位置して径方向
内方に突出する平面視円環状の各突条部が上記収納シー
ル体35の外周面43に食い込むように圧接している。
これにより、上記浄化ケース本体6の内周面42と、袋
体27の外周面43との間の隙間がより確実にシールさ
れ、上記内周面42と外周面43の間を原料水2が短絡
的に流れることが防止されている。
【0038】上記収納シール体35の底板37は厚肉と
されてある程度の剛性が確保されており、これによりそ
れ自体の平坦形状が保たれている。このため、収納シー
ル体35と袋体27とを交互に積み重ねたときに、この
積み重ねが整然となされると共に、袋体27と、収納シ
ール体35の底板37との間がより確実にシールされ
る。
【0039】特に、図2において、上記浄化ケース4の
外部で、上記基部パイプ16と排出口20とを連通させ
る通水パイプ45が設けられている。この通水パイプ4
5の中途部に水供給管46が連結され、この連結部に三
方切換弁47が設けられている。
【0040】上記通水パイプ45の中途部から清浄水3
を同上通水パイプ45の外部に排出可能とする清浄水弁
48が設けられ、また、同上通水パイプ45の中途部か
ら原料水2を排出可能とする原料水弁49が設けられ、
更に、同上通水パイプ45の中途部を外部に連通させる
ドレン弁50が設けられている。
【0041】図2において、上記構成の浄水器1を使用
して原料水2を浄化する「浄水」時の手順につき、説明
する。
【0042】また、上記三方切換弁47を操作して水供
給管46を導入口19側に連通させ、これら水供給管4
6と導入口19を通し原料水2を浄化ケース4の内部の
上部に導入させる。また、清浄水弁48を開け、原料水
弁49とドレン弁50を閉じる。
【0043】すると、上記原料水2は各袋体27の浄化
材26をその上部から下部に向って通過して排出口20
に達する。この際、上記原料水2は上記浄化材26によ
り浄化されてミネラル水などの清浄水3とされ、この清
浄水3は清浄水弁48を通って排出され、これが飲料用
等に供される。
【0044】上記の場合、積み重ねられた袋体27の浄
化材26のうち、上端側の浄化材26には原料水2が当
初に接触して目詰りが生じ易くなるが、この上端側の浄
化材26は粒度が粗いため、目詰りが防止されて、浄化
性能が良好に保たれる。
【0045】上記浄水器1の使用により、浄化材26に
全体的に目詰りが生じれば、上記「浄水」時の原料水2
や清浄水3の流れとは逆に清浄な逆洗水52を流す「逆
洗」を行い、これにより、浄化材26を洗浄させる。こ
の「逆洗」時の手順につき説明する。
【0046】まず、上記三方切換弁47を操作して水供
給管46を排出口20側に連通させ、これら水供給管4
6と排出口20を通し清浄な逆洗水52を浄化ケース4
の内部に導入させる。また、清浄水弁48とドレン弁5
0を閉じ、原料水弁49を開ける。
【0047】すると、上記逆洗水52は各袋体27に収
納された浄化材26をその下部から上部に向って通過し
て導入口19に達する。この際、浄化材26に付着して
いた汚濁物などが分離され、その逆洗水52が導入口1
9と原料水弁49を通って浄水器1の外部に排出され、
浄化材26が洗浄される。
【0048】上記「逆洗」が終われば、上記したよう
に、再び浄水器1の使用が可能となって、再び「浄水」
が行われる。
【0049】上記の場合、前記したように、複数の収納
ケース25のうち、上記浄化ケース4の内部で上記原料
水2の最下流側に位置する収納ケース25の下流端に隣
接させて上記浄化ケース本体6の内部に空間28が形成
され、上記収納ケース25の下流端と空間28との間に
底部支持板23が介設され、この底部支持板23に複数
の貫通孔24が形成され、これら貫通孔24が上記底部
支持板23の各部にほぼ均等な密度で分散配置され、上
記空間28が上記底部支持板23のほぼ全面にわたり対
面させられている。
【0050】このため、原料水2が浄化材26を下方に
向って通過する「浄水」時や、この通過方向とは逆に、
逆洗水52が同上浄化材26を上方に向って通過する
「逆洗」時のいずれにおいても、上記原料水2や逆洗水
52が、上記各貫通孔24と空間28のうち、いずれか
一方から他方に流れるとき、上記原料水2や逆洗水52
は、他の何らかの物に影響されずに、上記各貫通孔24
を互いにほぼ均等な量で通過することとなる。
【0051】そして、これにより、上記原料水2や逆洗
水52が各貫通孔24と浄化材26のうち、いずれか一
方から他方に流れるとき、上記原料水2や逆洗水52
は、上記浄化材26内の各部を互いにほぼ均等な量で通
過することとなる。
【0052】よって、「浄水」時には、上記浄化材26
が全体的に利用され、「逆洗」時には、浄化材26が全
体的に洗浄されることとなり、このため、浄化性能がよ
り確実に向上する。
【0053】上記浄化材26の目詰りが過度に進行した
り、消耗が激しいような場合には、これを新しいものに
交換する。この交換時には、図2中仮想線で示すよう
に、まず、締結具11を緩め浄化ケース本体6から蓋体
7を取り外して開口10を開放させる。この開口10を
通しユニオン継手17を緩め導入パイプ18を基部パイ
プ16から取り外し、上記導入パイプ18と押え部材2
9とを取り出す。次に、浄化材26を収納した袋体27
と、収納シール体35とをその上部側から交互に取り出
す。
【0054】次に、新しい浄化材26を収納した袋体2
7と、上記収納シール体35とを交互に浄化ケース本体
6の内部に挿入し、更に、押え部材29を挿入して、開
口10を蓋体7で閉じ、この蓋体7を浄化ケース本体6
に締結具11によって取り付ける。これにより、浄水器
1の組み立てが完了し、これの使用が再び可能となる。
【0055】上記の場合、収納ケース25を袋体27と
してあり、この袋体27は可撓性があるため、浄化材2
6を収納させた袋体27を浄化ケース本体6から取り出
す作業や挿入する作業の際には、上記袋体27を所望の
形状に変形させることができて、その作業は容易とな
る。
【0056】なお、上記各収納シール体35の底板37
の貫通孔38は平面視で互いに同じ位置に配設されてい
るが、これら各貫通孔38を側面視で千鳥状に設けても
よい。このようにすれば、各袋体27の浄化材26を流
れる原料水2は蛇行することとなって、浄化経路が長く
なり、よって、浄化性能が向上することとなる。
【0057】(第2の実施の形態)
【0058】図5から図11は、第2の実施の形態を示
している。この実施の形態は、前記第1の実施の形態と
構成、作用において多くの点で共通しているため、これ
ら共通するものについては、図面に共通の符号を付して
その重複した説明を省略し、異なる点につき、主に説明
する。
【0059】上記浄化ケース本体6の円筒体8の上部周
壁には導入パイプ18が取り付けられ、この導入パイプ
18内が原料水2の導入口19とされている。また、上
記円筒体8の内部の空間21と、上記排出口20との間
を仕切る底部支持板23に形成された貫通孔24は、約
3mmの内径寸法の小孔とされ、これら貫通孔24は上
記底部支持板23の各部にほぼ均等な密度で分散配置さ
れている。また、上記底部支持板23は円筒状の支持外
筒54と支持内筒55とによって、上記底板9上に支持
されている。
【0060】上記支持外筒54と支持内筒55とは、上
記浄化ケース4とほぼ同軸上に設けられている。上記支
持外筒54の外径寸法は、収納ケース25の外径寸法と
ほぼ同じとされ、平面視で、上記底部支持板23の各貫
通孔24を取り囲むよう形成されている。
【0061】一方、上記支持内筒55は、上記支持外筒
54よりも小さい外径寸法とされて、上記底部支持板2
3の中央部を支持し、この中央部が下方に撓むことを防
止している。また、上記支持内筒55には、複数の通水
孔57が形成され、上記貫通孔24を通って上記支持内
筒55の外側の空間28に達した清浄水3は、上記通水
孔57を通って排出口20に流れるようになっている。
【0062】粒体である上記浄化材26を収納する複数
(2つ)の収納ケース25が設けられ、これら両収納ケ
ース25の間には、上記底部支持板23と同じ大きさ、
同じ形状の中間部支持板58が介設され、これらは、浄
化ケース4の内部で上記底部支持板23上に積み重ねら
れている。
【0063】上記各収納ケース25は、樹脂製の円筒状
をなす剛体の収納ケース本体60と、この収納ケース本
体60の内部空間の上、下各開口を閉じる上、下濾布6
1,62と、上記収納ケース本体60の上端に平面視で
十字形に取り付けられる把手63とで構成されている。
上記上濾布61、下濾布62、および把手63はいずれ
もポリエステル製で通水性の多孔織布であり、接着剤6
4により、上記収納ケース本体60に強固に接着されて
いる。また、上記上濾布61と下濾布62とは、いずれ
も、上記浄化材26の各粒体を通過させない形状とされ
ている。
【0064】上記複数の収納ケース25のうち、上記浄
化ケース4の内部で原料水2の最上流側に位置する(最
上段に位置する)収納ケース25において、この収納ケ
ース25内で、上記原料水2の下流部となる下部に活性
炭製の粒体群で構成される浄化材26がばら積み状に収
納され、上流部となる上部は貯水可能な空洞部66とさ
れている。この場合、収納ケース25内における浄化材
26と空洞部66の高さの「比率」は、約1:(1‐
1.2)とされている。
【0065】一方、同上浄化ケース4内で、上記原料水
2の最上流側の収納ケース25以外の収納ケース25内
には、つまり、原料水2の最下流側に位置する(最下段
に位置する)収納ケース25内には、上記と同じ浄化材
26がほぼ充満するよう収納されている。
【0066】上記収納ケース25群の上端面を押える押
え部材29は上記収納ケース25の上端面に当接する円
板体30と、この円板体30の上面に取り付けられる円
筒体31と、この円筒体31の内部で上記円板体30に
形成される貫通孔32と、上記円筒体31に形成される
貫通孔33とで構成されている。一方、前記導入口19
は上記浄化ケース本体6の円筒体8と、収納ケース25
の収納ケース本体60との間の環状空間67に向って開
口している。
【0067】このため、「浄水」時に、上記導入口19
を通り浄化ケース4の空間21に流入した原料水2は、
一旦、上記環状空間67に流入して、その周方向外部に
ほぼ均等に分散させられ、次に、蓋体7の内周面と、上
記円板体30の外周面との環状隙間を通って、上記貫通
孔33と貫通孔32とを順次通って、収納ケース25内
に流入させられるようになっている。
【0068】よって、上記原料水2は、最上段の収納ケ
ース25の上濾布61に対し各部均等に供給されて、こ
こで偏りなく濾過され、この際、原料水2中の汚濁物の
多くがこの上濾布61で捕捉されてこの上濾布61上に
堆積させられる。また、この上濾布61を通過した原料
水2も、同上収納ケース25内の浄化材26に対し各部
均等に供給されて、ここでも偏りなく濾過される。この
場合、上記原料水2は上記浄化材26に対し各部均等に
供給されるため、この浄化材26が上記原料水2の水圧
で一部に偏位させられたり、移動させられたりすること
が防止されて所定の収納状態が維持され、もって、所望
の濾過性能が得られる。
【0069】また、上記環状空間67は、原料水2が流
入する部分のため、ここに汚濁物が滞留することは防止
され、浄化ケース本体6に対する蓋体7の脱着が上記汚
濁物により邪魔されることが回避されて、上記蓋体7の
脱着が容易にできる。
【0070】上記底板9の上面と、上記支持外筒54お
よび支持内筒55の各下端との間、上記蓋体7の下面
と、上記押え部材29の円筒体31の上縁との間にそれ
ぞれゴム製の弾性プレート70,70が介設されてい
る。これら各弾性プレート70は、各部材の接触部にお
ける傷付きを防止すると共に、これらの組み立て時の寸
法誤差を吸収して、浄水器1の組み立てを容易にさせ
る。
【0071】特に図11において、上記収納ケース25
下部側を、それぞれ収納させる有底の弾性収納シール体
35が設けられ、これら収納シール体35の周壁36の
下面には、環状の凹溝69が形成されている。「浄水」
時と「逆洗」時のいずれでも、上記凹溝69に加えられ
る水圧で、上記周壁36の径方向の寸法が拡大させら
れ、これにより、浄化ケース本体6の内周面42と、収
納ケース25の外周面43との間の隙間がより確実にシ
ールされる。
【0072】なお、この実施の形態においても、基部パ
イプ16と排出口20とを連通させる通水パイプ45等
の部材は存在するが、第1の実施の形態と同様のため、
図や、その説明は省略する。
【0073】上記構成によれば、複数の収納ケース25
のうち、上記浄化ケース4の内部で上記原料水2の最上
流側に位置する収納ケース25を剛体とし、この最上流
側の収納ケース25内で、同上原料水2の下流部となる
下部に浄化材26を収納させ、上流部となる上部を貯水
可能な空洞部66としてある。
【0074】このため、原料水2が上記収納ケース25
内の浄化材26を下方に向って通過する「浄水」時とは
逆に、同上浄化材26を逆洗水52が上方に向って通過
する「逆洗」時には、この逆洗水52は上記浄化材26
を上方に通過した直後に、一旦、上記収納ケース25内
の上部の空洞部66に溜められることとなる。
【0075】そして、後続する逆洗水52が上記浄化材
26を上方に向って通過し、この際、この浄化材26の
上面に付着している汚濁物を押し上げるとき、この汚濁
物は上記空洞部66に溜められている水の浮力の助けに
よって容易に押し上げられ、上記浄化材26の上面から
より確実に分離させられる。
【0076】しかも、上記収納ケース25を支持してい
る中間部支持板58に形成された貫通孔24は小孔であ
るため、これを通った逆洗水52は勢いよく浄化材26
内を上昇し、この逆洗水52により、上記浄化材26の
上面部の一部粒体も上記汚濁物と共に押し上げられるこ
ととなる。
【0077】上記の場合、浄化材26の各粒体の見掛け
の重量(真の重量から、逆洗水52による流体抵抗を差
し引いた値)は、汚濁物よりも十分に大きいため、空洞
部66で上昇する上記浄化材26の粒体は上記収納ケー
ス25の上濾布61に衝突し、もしくは、その手前から
沈降して、収納ケース25の下部に向い、ここから、再
び、上記逆洗水52によって押し上げられ、これが繰り
返される。
【0078】そして、上記した浄化材26の各粒体は、
空洞部66に溜められていた水の中で自転しながら上下
に変動するなど、間断なく自由に動くことにより、汚濁
物と互いに分離され、もって、浄化材26の洗浄が効果
的に行われる。
【0079】一方、上記のようにして分離された汚濁物
は、この「逆洗」時以前の「浄水」時に上記上濾布61
を下方に向って通過したものであるため、この「逆洗」
時には、上記逆洗水52と共に上濾布61を上方に向っ
て円滑に通過し、押え部材29の円板体30の上側に向
うこととなる。また、この際、前記「浄水」時に上記収
納ケース25の上濾布61の上面に堆積させられていた
汚濁物も、その上方に押し上げられ、上記上濾布61か
ら分離させられる。
【0080】そして、上記各汚濁物は逆洗水52と共に
貫通孔33、環状空間67、および導入口19を通っ
て、浄水器1の外部に排出される。
【0081】ところで、上記したように、収納ケース2
5の下部に粒体群で構成される浄化材26をばら積み状
に収納させ、同上収納ケース25の上部を空洞部66と
し、「逆洗」時に、上記収納ケース25内を上方に向っ
て逆洗水52を通過させる場合において、上記浄化材2
6の量が過多であるとする。
【0082】すると、上記浄化材26の各粒体が、上記
逆洗水52により上記空洞部66に溜められた水の中に
押し上げられたとき、これら粒体は互いに接触し合うこ
とにより、それぞれの自由な動きが規制され、よって、
各粒体からの汚濁物の分離が阻害されるおそれがある。
【0083】一方、上記浄化材26の量は、所望の浄化
能力を得る上で、ある程度以上の量が必要とされる。
【0084】そこで、前記したように、逆洗水52を通
過させていない静止状態で、収納ケース25内における
浄化材26と空洞部66の高さの「比率」は、約1:
(1‐1.2)とされている。
【0085】ここで、上記浄化ケース4に収納される収
納ケース25が単一であるとすると、上記「比率」から
みれば、所望の浄化能力を得る上で、上記浄化材26の
量をある程度以上にしようとすると、それとほぼ同じ量
だけ、空洞部66の容積が拡大して、浄水器1の形状が
極めて大形になるおそれがある。
【0086】そこで、本発明の実施の形態では、次のよ
うに構成してある。
【0087】即ち、「浄水」時では、原料水2中の汚濁
物は、浄化材26における原料水2の上流側層(上部
層)で多く捕捉されることに着目し、浄化ケース4の内
部に複数の収納ケース25を設け、上記原料水2の最上
流側に位置する(最上段に位置する)収納ケース25に
ついて上記空洞部66を設けることとしてある。
【0088】より詳しくは、上記した最上流側(最上段
側)の収納ケース25において、前記した所望の「比
率」を確保し、他の収納ケース25で十分の量の浄化材
26を収納させるようにしたのであり、このため、浄化
ケース4の容積に対し、空洞部66が占める容積の比率
は小さくて済むことから、浄水器1の形状が大きくなる
ことが防止されると共に、浄化材26の量が十分に確保
されて所望の浄化能力が確保され、かつ、浄化材26の
洗浄も効果的に行われることとなる。
【0089】図6において、上記浄水器1を組み立てる
場合には、浄化ケース本体6内に対し、この図6で示し
た下側のものから順次挿入すればよく、分解するときに
は、その逆の順序で取り出せばよい。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果がある。
【0091】請求項1の発明によれば、一部に原料水の
導入口を有し他部に清浄水の排出口を有する浄化ケース
と、上記導入口と排出口との間に位置して上記浄化ケー
スに充填される粉粒状の浄化材とを備え、上記浄化ケー
スを、上記浄化材を内有してその内外を連通させる開口
を有した浄化ケース本体と、上記開口を開閉自在に閉じ
る蓋体とで構成した浄水器において、
【0092】上記浄化材を収納する通水性の収納ケース
を複数設け、これら収納ケースを上記浄化材を収納させ
たままで上記開口を通し上記浄化ケース本体の内部に挿
抜自在に挿入し、上記収納ケースを上記浄化ケース本体
内で上記導入口から排出口に向う方向で重ね合わせてあ
る。
【0093】このため、浄化ケースの内部の浄化材を新
しいものに交換しようとするときなど、これを取り出す
ときには、浄化材を収納させた収納ケースを上記浄化ケ
ース本体から開口を通して取り出せばよい。
【0094】よって、粉粒体のままで、浄化材を浄化ケ
ース本体の内部から取り出していた従来に比べて、浄化
材を取り出す作業は容易、かつ、迅速にできることとな
る。
【0095】また、所望量の新しい浄化材を予め収納ケ
ースに収納させておけば、浄化ケース本体に浄化材を充
填させる作業は、浄化材を収納させた収納ケースを単に
浄化ケース本体に挿入することで達成される。
【0096】よって、粉粒体のままで浄化材を浄化ケー
ス本体に充填していた従来に比べて、浄化材を浄化ケー
ス本体に充填する作業は容易、かつ、迅速にできること
となる。
【0097】しかも、上記収納ケースは複数であるた
め、各収納ケースに収納させるそれぞれの浄化材の量は
少なくて足りることとなる。よって、上記浄化材を収納
させた各収納ケースの取り扱いが容易となり、上記浄化
材の取り出しや、充填の作業がより容易にできることと
なる。
【0098】更に、上記各浄化材が上記排出口から導入
口に向う方向で重なり合うように、これら各収納ケース
を浄化ケース本体の内部に収納させてある。
【0099】このため、浄化ケースの内部における原料
水の上流側から下流側に向って、異なる種類(粒度、物
質)の浄化材を収納ケース毎に収納させることができ、
よって、浄水器による浄化性能を種々選択でき、これを
向上させることができる。
【0100】請求項2の発明によれば、上記収納ケース
を袋体としてあり、この袋体は可撓性があるため、浄化
材を収納させた袋体を浄化ケース本体から取り出す作業
や挿入する作業の際には、上記袋体を所望の形状に変形
させることができる。
【0101】よって、上記浄化材の取り出しや、充填の
作業は更に容易にできる。
【0102】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
において、袋体を収納させる有底の弾性収納シール体を
設け、この収納シール体を上記開口を通し上記浄化ケー
ス本体の内部に挿抜自在に挿入させ、上記浄化ケース本
体の内周面と、これに対面する上記袋体の外周面との間
に、この袋体を収納させた収納シール体の周壁を介在さ
せ、上記収納シール体の底部に貫通孔を形成してあり、
次の効果がある。
【0103】即ち、上記浄化ケース本体に袋体を挿入さ
せたとき、この袋体は可撓性があって変形し易いため、
上記浄化ケース本体の内周面と、これに対面する袋体の
外周面との間には隙間が生じ易く、よって、この隙間を
通して原料水が短絡的に流れて、浄化能力が低下するお
それがある。
【0104】しかし、上記発明によれば、上記浄化ケー
ス本体の内周面と、これに対面する袋体の外周面との間
には、袋体を収納させた弾性の収納シール体の周壁が介
在するため、この周壁により上記隙間がシールされる。
【0105】よって、原料水が上記隙間を流れることが
防止されて、より確実に各浄化材を通過することによ
り、確実な浄化がなされて、この浄水器による浄化性能
が更に向上する。
【0106】また、このことから、浄化ケース本体に対
する浄化材の充填の精度が多少粗くても、所定の浄化性
能が確保される。よって、その分、上記充填の作業が容
易にできることとなる。
【0107】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
において、上記複数の収納ケースのうち、上記浄化ケー
スの内部で上記原料水の最上流側に位置する収納ケース
を剛体とし、この最上流側の収納ケース内で、同上原料
水の下流部となる下部に浄化材を収納させ、上流部とな
る上部を貯水可能な空洞部としてある。
【0108】このため、原料水が上記収納ケース内の浄
化材を下方に向って通過する「浄水」時とは逆に、同上
浄化材を逆洗水が上方に向って通過する「逆洗」時に
は、この逆洗水は上記浄化材を上方に通過した直後に、
一旦、上記空洞部に溜められることとなる。
【0109】そして、後続する逆洗水が上記浄化材を上
方に向って通過し、この際、この浄化材の上面に付着し
ている汚濁物を押し上げるとき、この汚濁物は上記空洞
部に溜められている水の浮力の助けによって、この空洞
部内で容易に押し上げられ、上記浄化材の上面からより
確実に分離させられる。
【0110】よって、浄化材に対し単なる「逆洗」をす
ることに比べて、この浄化材は、より効果的に美麗に洗
浄させられることとなり、その後の「浄水」時における
浄化性能が向上する。
【0111】また、上記したように、「逆洗」が効果的
になされることから、浄化材の目詰りが早くても、その
都度、上記「逆洗」により、浄化材の洗浄が十分になさ
れるため、その分、浄化材の量は少なくて足り、もっ
て、浄化材を収納させた各収納ケースを小形にでき、か
つ、その取り扱い等が更に容易となる。
【0112】請求項5の発明によれば、上記複数の収納
ケースのうち、上記浄化ケースの内部で上記原料水の最
下流側に位置する収納ケースの下流端に隣接させて上記
浄化ケース本体の内部に空間を形成し、この空間と上記
収納ケースの下流端との間に仕切板を介設し、この仕切
板に複数の貫通孔を形成し、これら貫通孔を上記仕切板
の各部にほぼ均等な密度で分散配置し、上記空間を上記
仕切板のほぼ全面にわたり対面させてある。
【0113】このため、原料水が浄化材をある方向に通
過する「浄水」時や、この通過方向とは逆に、逆洗水が
同上浄化材を通過する「逆洗」時のいずれにおいても、
上記原料水や逆洗水が、上記各貫通孔と空間のうち、い
ずれか一方から他方に流れるとき、上記原料水や逆洗水
は、他の何らかの物に影響されずに、上記各貫通孔を互
いにほぼ均等な量で通過することとなる。
【0114】そして、これにより、上記原料水や逆洗水
が各貫通孔と浄化材のうち、いずれか一方から他方に流
れるとき、上記原料水や逆洗水は、上記浄化材内の各部
を互いにほぼ均等な量で通過することとなる。
【0115】よって、「浄水」時には、上記浄化材が全
体的に利用され、「逆洗」時には、浄化材が全体的に洗
浄されることとなり、このため、浄化性能がより確実に
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態で、図2の部分拡大断面図で
ある。
【図2】第1の実施の形態で、全体側面図である。
【図3】第1の実施の形態で、図1の部分拡大断面図で
ある。
【図4】第1の実施の形態で、図1で示したものの平面
断面図である。
【図5】第2の実施の形態で、浄水器の全体縦断面図で
ある。
【図6】第2の実施の形態で、図5で示したものの展開
図である。
【図7】第2の実施の形態で、収納ケースの側面部分断
面図である。
【図8】第2の実施の形態で、底部支持板の平面部分断
面図である。
【図9】第2の実施の形態で、押え部材の底面部分断面
図である。
【図10】第2の実施の形態で、収納シール体の平面図
である。
【図11】第2の実施の形態で、図5の部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 浄水器 2 原料水 3 清浄水 4 浄化ケース 6 浄化ケース本体 7 蓋体 10 開口 11 締結具 19 導入口 20 排出口 21 空間 23 底部支持板(仕切板) 24 貫通孔 25 収納ケース 26 浄化材 27 袋体 28 空間 35 収納シール体 36 周壁 37 底板 38 貫通孔 40 波形状部 42 内周面 43 外周面 52 逆洗水 66 空洞部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部に原料水の導入口を有し他部に清浄
    水の排出口を有する浄化ケースと、上記導入口と排出口
    との間に位置して上記浄化ケースに充填される粉粒状の
    浄化材とを備え、上記浄化ケースを、上記浄化材を内有
    してその内外を連通させる開口を有した浄化ケース本体
    と、上記開口を開閉自在に閉じる蓋体とで構成した浄水
    器において、 上記浄化材を収納する通水性の収納ケースを複数設け、
    これら収納ケースを上記浄化材を収納させたままで上記
    開口を通し上記浄化ケース本体の内部に挿抜自在に挿入
    し、上記収納ケースを上記浄化ケース本体内で上記導入
    口から排出口に向う方向で重ね合わせた浄水器。
  2. 【請求項2】 上記収納ケースを袋体とした請求項1に
    記載の浄水器。
  3. 【請求項3】 上記袋体を収納させる有底の弾性収納シ
    ール体を設け、この収納シール体を上記開口を通し上記
    浄化ケース本体の内部に挿抜自在に挿入させ、上記浄化
    ケース本体の内周面と、これに対面する上記袋体の外周
    面との間に、この袋体を収納させた上記収納シール体の
    周壁を介在させ、上記収納シール体の底板に貫通孔を形
    成した請求項2に記載の浄水器。
  4. 【請求項4】 上記複数の収納ケースのうち、上記浄化
    ケースの内部で上記原料水の最上流側に位置する収納ケ
    ースを剛体とし、この最上流側の収納ケース内で、同上
    原料水の下流部となる下部に浄化材を収納させ、上流部
    となる上部を貯水可能な空洞部とした請求項1に記載の
    浄水器。
  5. 【請求項5】 上記複数の収納ケースのうち、上記浄化
    ケースの内部で上記原料水の最下流側に位置する収納ケ
    ースの下流端に隣接させて上記浄化ケース本体の内部に
    空間を形成し、この空間と上記収納ケースの下流端との
    間に仕切板を介設し、この仕切板に複数の貫通孔を形成
    し、これら貫通孔を上記仕切板の各部にほぼ均等な密度
    で分散配置し、上記空間を上記仕切板のほぼ全面にわた
    り対面させた請求項1から4のうちいずれか1つに記載
    の浄水器。
JP8227443A 1995-09-14 1996-08-09 浄水器 Pending JPH09136082A (ja)

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JP7-262182 1995-09-14
JP26218295 1995-09-14
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009172486A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Nippon Oil Corp 排水処理装置
JP2011528615A (ja) * 2008-07-23 2011-11-24 ネステク ソシエテ アノニム 飲料製造装置用水処理ユニット
JP2018075569A (ja) * 2013-06-21 2018-05-17 三菱ケミカル株式会社 浄水カートリッジ及び浄水器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009172486A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Nippon Oil Corp 排水処理装置
JP2011528615A (ja) * 2008-07-23 2011-11-24 ネステク ソシエテ アノニム 飲料製造装置用水処理ユニット
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