JPH09135968A - カッターナイフ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】刃体（１）がナイフとして使えなくなったとき
でも刃の背中部分（３）は鋭いままであり、此所を何か
に利用できれば、刃が有効に使われる事になる。又刃体
（１）はペーパーナイフとして使うには不向きである。
此のようにカッターナイフとしてだけの機能では物足り
ないのと、資源の有効利用も計ること等を考慮しカッタ
ーナイフの多機能化を課題とするものである。 【解決手段】カッターナイフ本体（４）に刃体（５）、
柄（６）を取り付け、これを組み立てて、刃体（１）の
刃の部分（３）と摺動させることでハサミとなる。又こ
の状態で刃体（１）を収納し本体（４）と一緒に握れば
ペーパーナイフとなる。前記の刃体と柄は折畳形式、一
体形式の何れでも良い。同じく刃体と柄は本体から着脱
可能である。以上の幾つかの機能により、多機能化を計
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は替刃式のカッター
ナイフに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のカッターナイフに於てナイフの刃
はナイフ以外の目的に利用することを前提にしていなか
った、又機能的にも単一目的のカッターナイフであっ
た。

【０００３】

【発明が解決しょうとする課題】刃体（１）がナイフと
して使えなく成ったときでも刃の背中の部分（３）は鋭
いままであり、此所を何かに利用できれば、刃が有効に
使われる事になる、又カッターナイフとしてたけの使用
目的以外に、何種類にも有効活用する事、いわゆるカッ
ターナイフの多機能化を計ることを課題とするものであ
る。又刃体（１）をペーパーナイフとして使うと、
（２）では切れ過ぎ、（３）では凸凹になって両方共に
不向きで、これも課題とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】カッターナイフ本体
（４）に刃体（５）、柄（６）を取り付け、これを組み
立てて、刃体（１）の刃の背中部分（３）と摺動させる
ことでハサミになる。これは背中部分（３）の有効活用
になり、多機能化の一つである。

【０００５】ハサミになるようにセットされた刃体
（５）、柄（６）は、刃体（１）が収納又は無い状態で
本体（４）と共に握ることでペーパーナイフになる。こ
れは多機能化の一つである。

【０００６】刃体（５）、柄（６）は折畳形式や、刃体
と柄が一つになった一体形式にする。

【０００７】折畳形式の刃体（５）、柄（６）や、一体
形式の刃体（５）、（６）は、軸（Ｃ）と本体（１）か
ら着脱出来るようにする。

【０００８】

【作用】本発明に係るハサミは次のように使用する、始
めに本体（４）に刃体（１）が収納されている状態とす
る。折畳形式の（一体形式ならばそのまま）刃体
（５）、柄（６）を組み立てる。分離型なら本体（４）
に取り付ける。そして刃体（１）を引き出す。刃体
（５）と（３）の摺動を繰り返すことでハサミとなる。

【０００９】本発明に係るペーパーナイフは次のように
使用する、始めに本体（４）に刃体（１）が収納されて
いる状態とする。折畳形式の（一体形式ならばそのま
ま）刃体（５）、柄（６）を組み立てる。分離型なら本
体（４）に取り付ける。こうして柄（６）と本体（４）
を一緒に握れば、刃体（５）はペーパーナイフになり、
左右どちらでも切ることが出来る。要するに刃体（１）
が出ているか収納されているかで刃体（５）がハサミに
なったりペーパーナイフになったりする。尚当然のこと
であるが、刃体（１）が出ているだけの場合は本来のカ
ッターナイフとして使える。

【００１０】

【実施例】実施例１ 実施例１を図１に基ずいて説明する。図１は、実施例１
の構造を示す平面図である。軸（Ｃ）に付いた刃体
（５）、柄（６）は折畳形式になっている。刃体（５）
の切り込み（Ｋ）に、柄（６）のピン（Ｌ）が引っ掛か
り、刃体（５）と柄（６）は固定する。本体（４）と柄
（６）を握ることで刃体（５）と刃体（１）が摺動す
る。

【００１１】実施例２ 実施例２を図２に基ずいて説明する。図２は、実施例２
の構造を示す平面図である。軸（Ｃ）に付いた刃体
（５）、柄（６）が一体形式で、本体（４）と柄（６）
を握ることで刃体（５）と刃体（１）が摺動する。

【００１２】実施例３ 実施例３を図４に基ずいて説明する。図４は実施例３の
構造を示す平面図である。刃体（１）を本体（４）に収
納し刃体（５）柄（６）を組み立てる。そして本体
（４）と柄（６）を一緒に握れるように重ねる。

【００１３】実施例４ 実施例４を図５に基ずいて説明する。図５は実施例４の
構造を示す平面図である。刃体（１）を収納し、一体形
式の柄（６）を本体（４）と一緒に握れるように重ね
る。

【００１４】実施例５ 実施例５を図７に基ずいて説明する。図７は実地例５の
構造を示す平面図である。刃体（１）を本体（４）に収
納して、刃体（５）柄（６）を折畳み、本体（４）に重
ねる。

【００１５】実施例６ 実施例６を図３に基ずいて説明する。図３は実施例６の
構造を示す拡大平面図である。軸（Ｃ）には刃体及柄を
着脱出来るようになっているが、軸Ｃの先端部は図形化
した突起体（７）が付いている。刃体或は柄には同一図
形の穴（８）が開いている、これは刃体が回転して図形
が一致したときたけ分離できる。図形は真円以外なら殆
ど使える。

【００１６】実施例７ 実施例７を図８、図９に基ずいて説明する。図８及図９
は実施例７を示す側面図である。刃体（５）又は（５）
は刃体（１）に対して側面から見た時に、Ａの部分で曲
がり、平行ではない。これにより刃体（１）と、刃体
（５）又は（５）は交叉しながらが強く接して摺動す
る。又此の曲がった状態が、ペーパーナイフとして用い
るときは、本体の部分が持ち上がった状態になる。

【００１７】

【発明の効果】本発明に係るカッターナイフは、簡単な
操作でハサミ又はペーパーナイフに用いることが出来
る。紙等を切るとゆう作業では、ハサミやカッターナイ
フ又はペーパーナイフがいつも近くに有れば都合良い、
本発明に係るカッターナイフは幾つもの機能を持ってい
るので、前記のことが満される効果を有している。又ペ
ーパーナイフにおいては、刃体（５）と把手になる本体
（４）に傾斜がある（図９）ので机上で作業するとき、
無理無く切断作業を行なえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１を示す平面図である。

【図２】実施例２を示す平面図である。

【図３】実施例６を示す拡大平面図である。

【図４】実施例３を示す平面図である。

【図５】実施例４を示す平面図である。

【図６】従来のカッターナイフの平面図である。

【図７】実施例５を示す平面図である。

【図８】実施例７を示す平面図である。

【図９】実施例７を示す平面図である。

【符合の説明】

１ 刃体 ２ 刃体（１）の刃 ３ 刃体（１）の背中 ４ 本体 ５ 刃体 ６ 柄５ 一体形成の刃体６ 一体形成の柄 ７ 軸（Ｃ）の先端の図形体 ８ 図形体（７）が通れる図形穴

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カッターナイフの本体（４）に、軸
   （Ｃ）を共通にして折畳まれている刃体（５）、柄
   （６）を組み立て、刃体（１）と摺動することでハサミ
   となることを特徴とするカッターナイフ。
2. 【請求項２】 刃体（５）、柄（６）を一体形成とし、
   刃体（１）と摺動することでハサミとなることを特徴と
   する、請求項１に記載のカッターナイフ。
3. 【請求項３】 刃体（５）、柄（６）を組み立て、刃体
   （１）が無い状態で刃体（５）がペーパーナイフとなる
   ことを特徴とする、請求項１に記載のカッターナイフ。
4. 【請求項４】 刃体（５）、柄（６）を一体形成とし、
   刃体（１）が無い状態で刃体（５）がペーパーナイフと
   なることを特徴とする、請求項１に記載のカッターナイ
   フ。
5. 【請求項５】 刃体（５）、柄（６）又は刃体（５）、
   柄（６）が本体（４）から、着脱出来ることを特徴とす
   る、請求項１、２、３、又は４に記載のカッターナイ
   フ。
6. 【請求項６】 刃体（５）及（５）がＡの部分で曲が
   り、刃体（１）に対して平行でないことを特徴とする、
   請求項１、２、３、又は４に記載のカッターナイフ。