JPH09135772A - 誘導加熱式炊飯器 - Google Patents

誘導加熱式炊飯器

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Publication number
JPH09135772A
JPH09135772A JP29676795A JP29676795A JPH09135772A JP H09135772 A JPH09135772 A JP H09135772A JP 29676795 A JP29676795 A JP 29676795A JP 29676795 A JP29676795 A JP 29676795A JP H09135772 A JPH09135772 A JP H09135772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching elements
rice cooker
heating coil
induction heating
switching element
Prior art date
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Pending
Application number
JP29676795A
Other languages
English (en)
Inventor
Motonari Hirota
泉生 弘田
Naoaki Ishimaru
直昭 石丸
Hidekazu Yamashita
秀和 山下
Hideki Omori
英樹 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH09135772A publication Critical patent/JPH09135772A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱部品の構成あるいは発熱部品の冷却方法
を改善することによって冷却ファンを使用しない構成の
誘導加熱式炊飯器を提供することを目的としている。 【解決手段】 2本以上のリッツワイヤで構成した加熱
コイル14のそれぞれに複数のスイッチング素子16a
・16bによって別々に電流を供給するようにし、各ス
イッチング素子を別々のヒートシンクによって熱拡散し
て、スイッチング素子の発熱量を低く抑えて、冷却ファ
ンを使用する必要のない誘導加熱式炊飯器としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭やレストラ
ン等で用いられる誘導加熱式炊飯器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下従来の誘導加熱式炊飯器について説
明する。図5は従来の誘導加熱式炊飯器の構成を示すブ
ロック図である。1は磁性材料で構成した炊飯鍋で、加
熱コイル2が発生する高周波磁界を受けて誘導加熱され
る。3は加熱コイル2に高周波電流を供給するインバー
タ回路で、マイコンによって構成した制御回路4によっ
て駆動されている。また制御回路4は、図示していない
温度検知手段の温度情報を受けて炊飯鍋1の温度を検知
し、炊飯の進行に適した炊飯シーケンスでインバータ回
路3を制御しているものである。5はインバータ回路3
等を冷却する冷却ファンで、トライアック等によって構
成した冷却ファン制御手段6によって駆動されている。
【0003】図6はインバータ回路3の一例を示す回路
図である。商用交流電源7の電圧を整流する整流ブリッ
ジ8、加熱コイル2に高周波電流を供給するスイッチン
グ素子3cは、インバータ動作において発熱する発熱部
品である。そこで図7に示しているように、スイッチン
グ素子3cおよび整流ブリッジ8はヒートシンク10に
よって熱拡散しているものである。スイッチング素子3
cは一面が非絶縁部となっており、この非絶縁部側をヒ
ートシンク10を取り付けているものである。
【0004】以下、従来の誘導加熱式炊飯器の動作を説
明する。制御回路4は炊飯が始まると、冷却ファン制御
手段6に信号を送って冷却ファン5を駆動する。つま
り、炊飯動作中のスイッチング素子3cおよび整流ブリ
ッジ8の温度上昇を抑制しているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の誘導加熱式
炊飯器は、特に早朝等で使用するような場合に騒音が大
きいという課題を有するものである。つまり、インバー
タ回路3を冷却するための冷却ファン5の動作音がこの
騒音の原因となっているものである。なお一般の電熱ヒ
ータタイプの炊飯器では冷却ファン5を使用していない
ため、このような騒音は発生しないものである。従って
この冷却ファンによる騒音は、誘導加熱式炊飯器に特有
の課題となっているものである。
【0006】本発明はこのような従来の構成の誘導加熱
式炊飯器が有している課題を解決するもので、発熱部品
の構成あるいは発熱部品の冷却方法を改善することによ
って冷却ファンを使用しない構成の誘導加熱式炊飯器を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の第一の手段は、2本以上のリッツワイヤで構
成した加熱コイルのそれぞれに複数のスイッチング素子
によって別々に電流を供給するようにし、各スイッチン
グ素子を別々のヒートシンクによって熱拡散して、スイ
ッチング素子の発熱量を低く抑えて、冷却ファンを使用
する必要のない誘導加熱式炊飯器としている。
【0008】また前記目的を達成するための本発明の第
二の手段は、特にスイッチング素子を電気的に絶縁した
パッケージ内に封入して同一のヒートシンクによって熱
拡散するようにして、組立作業性を改善した誘導加熱式
炊飯器としている。
【0009】また本発明の第三の手段は、特に複数のス
イッチング素子を同一パッケージ内に封入し、同一のヒ
ートシンクによって熱拡散するようにして、更に組立作
業性を改善した誘導加熱式炊飯器としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施形態に
ついて説明する。図1は本実施形態の構成を示す回路図
である。図示していない炊飯鍋を高周波磁界によって誘
導加熱する加熱コイル14は、2本のリッツワイヤを使
用した2コイルの構成とした加熱コイルとしている。こ
の加熱コイル14には、2個のスイッチング素子16a
・16bと2個の共振コンデンサ15a・15bとによ
ってそれぞれ別々に高周波電流を供給するようにしてい
る。つまり加熱コイル14は、直径0.5mmの素線を30
本撚ったリッツワイヤを使用しており、平滑コンデンサ
13側を共通とし、スイッチング素子16a・16bと
接続する側で15本ずつとした2つのコイルとしてい
る。こうして加熱コイル14は、互いに密に磁気結合し
た2つのコイルと等価となる。この2つのコイルに、2
つのスイッチング素子16a・16bをそれぞれ接続し
ているものである。共振コンデンサ15a・15bにつ
いても、平滑コンデンサ13側を共通とし、他端はIG
BTで構成した2つのスイッチング素子16a・16b
のコレクタに接続している。またスイッチング素子16
a・16bは逆並列ダイオード16c・16dを同一パ
ッケージ内に内蔵したものを使用しており、制御回路1
7によってオンオフ制御しているものである。つまり制
御回路17は、2つのスイッチング素子16a・16b
のコレクタ−エミッタ間電圧等を検知して、同一タイミ
ングで2つのスイッチング素子16a・16bをオンオ
フしている。前記加熱コイル14・共振コンデンサ15
a・15b、スイッチング素子16a・16bはインバ
ータ回路18を構成している。なお11・12は、商用
交流電源と商用交流電源11に接続した整流ブリッジで
ある。
【0011】また本実施形態では、図2に示すような冷
却構成を採用している。つまり、2つのスイッチング素
子16a・16bは別々のヒートシンクに取り付けて熱
拡散している。すなわち、スイッチング素子16aは第
一のヒートシンク18に、スイッチング素子16bは第
二のヒートシンク19に取り付けて熱拡散しているもの
である。このとき、スイッチング素子16a・16bは
共に下部16cをコレクタ非絶縁部とした熱抵抗の低い
状態としており、上部は樹脂によるモールドを施した熱
抵抗の高い状態としている。つまりコレクタ非絶縁部を
備えたスイッチング素子16a・16bとしているた
め、使用するヒートシンクは、スイッチング素子16a
用のものとスイッチング素子16b用のものを使い分け
る必要があるものである。
【0012】以下、本実施形態の動作を説明する。制御
回路17は図示していないスタートボタンが押されると
炊飯を開始する。すなわち、炊飯量に応じた最適の加熱
モードを実現する炊飯シーケンスに従って、スイッチン
グ素子16a・16bの通電を制御するものである。こ
うして加熱コイル14は高周波磁界を発生し、図示して
ない加熱コイル14上に載置した炊飯鍋は誘導加熱され
て炊飯が進行する。
【0013】このとき、本実施形態では加熱コイル14
を2コイル構成としており、それぞれのコイルにスイッ
チング素子16a・16bによって高周波電流を供給す
るようにしているものである。一般にこのようなスイッ
チング素子の並列運転の場合、各スイッチング素子のオ
ン電圧あるいはオフ電圧にばらつきがあって、スイッチ
ング素子の導通時に流れる電流にアンバランスが生じて
一方のスイッチング素子が破壊されるおそれがある。し
かし本実施形態の加熱コイル14は、互いに密に磁気結
合した2つのコイルを使用しており、このようなアンバ
ランスが発生しないことを実験によって確認している。
従って本実施形態のインバータ構成とした場合には、ス
イッチング素子16a・16bの動作時に発生する損失
は、従来の構成の場合の略半分となるものである。従っ
てスイッチング素子16aあるいは16bに発生する損
失も、従来のほぼ半分となるものである。この結果、従
来必要であった冷却ファンによる冷却が本実施形態の場
合には不要となって、簡単な構成で騒音の低い誘導加熱
式炊飯器を実現できるものである。
【0014】なお本実施形態においては、スイッチング
素子を16a・16bの2つにする構成としたが、加熱
コイル14の分割数を増して3つ以上のスイッチング素
子を使用するようにすれば、一層冷却効果の高い誘導加
熱式炊飯器を実現できるものである。
【0015】またこのとき、図3に示すような冷却構成
とすれば組立作業性を高めた誘導加熱式炊飯器を実現で
きるものである。すなわち、スイッチング素子16a・
16bは、共に電気的に絶縁したパッケージ内に封入し
た構成としている。こうして、絶縁を完全としたスイッ
チング素子16a・16bを、同一のヒートシンク20
上に取り付けているものである。
【0016】更に、図4に示す構成とすれば更に組立作
業性を高めた誘導加熱式炊飯器を実現できるものであ
る。すなわち、2つのスイッチング素子16a・16b
を1つのパッケージ内に絶縁して収容しスイッチング素
子16としているものである。こうして、スイッチング
素子16を1つのヒートシンク20上に取り付けている
ものである。
【0017】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、2本以上のリッ
ツワイヤで構成した加熱コイルと、それぞれの加熱コイ
ルに別々に電流を供給する2つ以上のスイッチング素子
と、各スイッチング素子が構成するインバータ回路に接
続した整流ブリッジとを備え、前記2つ以上のスイッチ
ング素子の熱拡散を別々のヒートシンクによって行う構
成として、冷却ファンを使用しない構成の誘導加熱式炊
飯器を実現するものである。
【0018】また本発明の第二の手段は、2本以上のリ
ッツワイヤで構成した加熱コイルと、それぞれの加熱コ
イルに別々に電流を供給する2つ以上のスイッチング素
子と、各スイッチング素子が構成するインバータ回路に
接続した整流ブリッジとを備え、前記2つ以上のスイッ
チング素子はそれぞれ電気的に絶縁したパッケージ内に
封入し同一のヒートシンクによって熱拡散する構成とし
て、特に組立作業性を改善した誘導加熱式炊飯器を実現
するものである。
【0019】本発明の第三の手段は、2本以上のリッツ
ワイヤで構成した加熱コイルと、それぞれの加熱コイル
に別々に電流を供給する2つ以上のスイッチング素子
と、各スイッチング素子が構成するインバータ回路に接
続した整流ブリッジとを備え、前記2つ以上のスイッチ
ング素子は同一パッケージ内に封入し同一のヒートシン
クによって熱拡散する構成として、更に組立作業性を改
善した誘導加熱式炊飯器を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である誘導加熱式炊飯器の回
路構成を示す回路図
【図2】同、冷却構成を示す斜視図
【図3】同、複数のスイッチング素子を1つのヒートシ
ンクによって冷却する構成を示す斜視図
【図4】同、1つのパッケージ内に収容したスイッチン
グ素子を1つのヒートシンクによって冷却する構成を示
す斜視図
【図5】従来の誘導加熱式炊飯器の構成を示すブロック
【図6】同、回路構成を説明する回路図
【図7】同、冷却構成を説明する斜視図
【符号の説明】
12 整流ブリッジ 14 加熱コイル 16 スイッチング素子 16a スイッチング素子 16b スイッチング素子 17 インバータ回路 18 第一のヒートシンク 19 第二のヒートシンク 20 ヒートシンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本以上のリッツワイヤで構成した加熱
    コイルと、それぞれの加熱コイルに別々に電流を供給す
    る2つ以上のスイッチング素子と、各スイッチング素子
    が構成するインバータ回路に接続した整流ブリッジとを
    備え、前記2つ以上のスイッチング素子の熱拡散を別々
    のヒートシンクによって行う誘導加熱式炊飯器。
  2. 【請求項2】 2本以上のリッツワイヤで構成した加熱
    コイルと、それぞれの加熱コイルに別々に電流を供給す
    る2つ以上のスイッチング素子と、各スイッチング素子
    が構成するインバータ回路に接続した整流ブリッジとを
    備え、前記2つ以上のスイッチング素子はそれぞれ電気
    的に絶縁したパッケージ内に封入し同一のヒートシンク
    によって熱拡散する誘導加熱式炊飯器。
  3. 【請求項3】 2本以上のリッツワイヤで構成した加熱
    コイルと、それぞれの加熱コイルに別々に電流を供給す
    る2つ以上のスイッチング素子と、各スイッチング素子
    が構成するインバータ回路に接続した整流ブリッジとを
    備え、前記2つ以上のスイッチング素子は同一パッケー
    ジ内に封入し同一のヒートシンクによって熱拡散する誘
    導加熱式炊飯器。
JP29676795A 1995-11-15 1995-11-15 誘導加熱式炊飯器 Pending JPH09135772A (ja)

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JP29676795A JPH09135772A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 誘導加熱式炊飯器

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JP29676795A JPH09135772A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 誘導加熱式炊飯器

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JPH09135772A true JPH09135772A (ja) 1997-05-27

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ID=17837869

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JP29676795A Pending JPH09135772A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 誘導加熱式炊飯器

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JP (1) JPH09135772A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007073400A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Tama Tlo Kk 誘導加熱装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040210