JPH09135771A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH09135771A
JPH09135771A JP29676195A JP29676195A JPH09135771A JP H09135771 A JPH09135771 A JP H09135771A JP 29676195 A JP29676195 A JP 29676195A JP 29676195 A JP29676195 A JP 29676195A JP H09135771 A JPH09135771 A JP H09135771A
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JP
Japan
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heating
power
pan
temperature
pot
Prior art date
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Pending
Application number
JP29676195A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketoshi Sato
武年 佐藤
Izumi Yamaura
泉 山浦
Haruo Terai
春夫 寺井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍋に対する加熱を均一にして、炊飯物の硬さ
が一様な炊飯器を提供することを目的としている。 【解決手段】 第一の加熱手段2によって鍋1の底部中
央部を加熱し、誘導加熱コイルで構成した第二の加熱手
段3によって周辺部を加熱するようにして、加熱ムラの
少ない炊飯器としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭等で使用
している炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の炊飯器の一例を図7に基づいて説
明する。81は炊飯材料を収容する鍋で、鍋底には高周
波磁界を発生して鍋81を誘導加熱する加熱コイルで構
成した加熱手段83を配置している。この加熱手段83
は、制御手段84によって制御されている。また加熱手
段83の中央部には、鍋81の温度を検知する温度感知
素子82を設けている。つまり、制御手段84は温度感
知素子82の検知温度情報を受けて加熱手段83に供給
する電力を制御しているものである。
【0003】こうして、制御手段84は炊飯材料に応じ
て最適なシーケンスで加熱手段83を制御しているもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の炊飯
器は、鍋81の加熱に加熱コイルで構成した加熱手段8
3を使用しているものである。加熱手段83はその構成
上、どうしても中央部のコイル分布が疎となっているも
のである。従って鍋81の加熱温度の分布は、図8に示
しているように中央部が低く周辺部が高くなって、でき
あがった炊飯物は中央部が堅く周辺部は柔らかいものと
なる。つまり従来の構成の炊飯器は、加熱温度ムラによ
って均一な炊飯ができないという課題を有している。
【0005】本発明はこのような従来の構成が有してい
る課題を解決するもので、均一な炊飯が可能な炊飯器を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の第一の手段は、第一の加熱手段によって鍋底
の中央部を加熱し、誘導加熱コイルで構成した第二の加
熱手段によって周辺部を加熱するようにした炊飯器とす
るものである。
【0007】また本発明の第二の手段は、第一の加熱手
段は周辺に遮熱板を有した構成として、加熱効率を高め
ると共に温度感知素子に対する熱影響を軽減して正確な
温度制御ができる炊飯器としている。
【0008】本発明の第三の手段は、鍋底の中央部を黒
色として第一の加熱手段の発熱を効率よく吸熱できる炊
飯器としている。
【0009】また本発明の第四の手段は、鍋に炊飯工程
の進行に応じた電気特性を示す感温磁性体を備え、制御
手段がこの電気特性を検知するようにして、温度感知素
子を不要として一層温度ムラの少ない炊飯器としてい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)以下本発明の第一の実施形態について説
明する。図1は、本実施形態の炊飯器の鍋の構成を説明
するブロック図である。1は炊飯材料を収容する鍋で、
鍋底の中央部にはハロゲンランプ等で構成した第一の加
熱手段2を配置している。また鍋1の鍋底の周辺部から
鍋側面の低部には、誘導加熱コイルで構成した第二の加
熱手段3を配置している。また鍋1の鍋底の周辺部に
は、温度を感知する温度感知素子4を配置している。5
は第一の加熱手段2の電力を制御する第一の電力可変手
段、6は第二の加熱手段2の電力を制御する第二の電力
可変手段で、7は前記温度感知素子3の温度情報に基づ
いて第一の電力可変手段5と第二の電力可変手段6とを
制御する制御手段である。
【0011】以下本実施形態の動作について説明する。
ハロゲンランプで構成した第一の加熱手段2は放射熱が
強く、図2に示しているように鍋1の鍋底の中央部に対
して集中的に熱エネルギを与えるものである。また誘導
加熱コイルで構成した第二の加熱手段2は、鍋1の全体
を加熱するが特に鍋1の鍋底の周辺部から側面の低部に
かけて熱エネルギを与えるものである。制御手段7は温
度感知素子4の検知温度の変化によって炊飯量を把握
し、この炊飯量に応じて第一の電力可変手段5に供給す
る電力と、第二の電力可変手段6に供給する電力とを独
立して調整している。つまり炊飯量が非常に少ないとき
は、炊飯物の温度が速く上昇しすぎることを防止するた
め、鍋1の鍋底の周辺部から側面低部にかけての加熱だ
けとするものである。すなわち、第二の加熱手段3に対
する供給電力を多くし、第一の加熱手段には電力を供給
しないようにしているものである。また炊飯量が少ない
場合には、同様に炊飯速度を調整するために、第二の加
熱手段3に対する供給電力を多くし、第一の加熱手段に
供給する電力を少なくしているものである。また炊飯量
が多い場合には、鍋1の鍋底中央部からの加熱量を多く
し、同時に周辺部からも適量の熱量で加熱するようにし
て、炊飯速度を速め、かつ温度分布が均一となるように
しているものである。
【0012】こうして炊飯が進行し、炊飯終了の段階で
は鍋1の鍋底の温度は急激に上昇し100℃を越えるもの
である。制御手段7は温度感知素子4からの温度情報を
受けて鍋1の鍋底の温度が100℃を越えたことを検知す
ると、第一の電力可変手段5と第二の電力可変手段6を
停止して、第一の加熱手段2と第二の加熱手段3の加熱
動作を終了している。
【0013】なお本実施形態では第一の加熱手段2をハ
ロゲンランプで構成しているが、特にハロゲンランプに
限定する必要はなく例えばニクロムヒータ等を使用して
も良いものである。
【0014】以上のように本実施形態によれば、特に炊
飯量が多い場合に問題となる加熱時の温度ムラを解消し
て、つまり第一の加熱手段2と第二の加熱手段3の両方
から加熱するようにして、均一な硬さの炊飯物ができる
炊飯器を実現しているものである。
【0015】またこのとき、第一の加熱手段2の構成を
図3に示したようにすると、一層効率的な加熱と正確な
温度制御ができるものである。つまり、ハロゲンランプ
あるいはニクロムヒータで構成した第一の加熱手段2の
周辺部に、例えばアルミニウム等によって構成した遮熱
板8を配置しているものである。遮熱板8は、第一の加
熱手段2の放射熱を鍋1の鍋底の中央部に集中すると同
時に、温度感知素子4が第一の加熱手段2の輻射熱を受
けることを防止しているものである。つまり温度感知素
子4は、鍋1の鍋底の温度をより正確に感知できるもの
となる。従ってこの構成とした場合には、一層効率的な
加熱と正確な温度制御ができる炊飯器を実現するもので
ある。
【0016】またこのとき、図4に示しているように鍋
1の鍋底の中央部1aを塗装等の方法によって黒色とす
ると、第一の加熱手段2の発熱を吸熱しやすくなるもの
である。
【0017】(実施形態2)次に本発明の第二の実施形
態について説明する。図5は本実施形態の炊飯器の構成
を示すブロック図である。本実施形態では、鍋1の底面
中央部には感温磁性体8を設けている。感温磁性体9
は、鉄とニッケルとコバルトとの合金で配合比を調整す
ることによってキューリーポイントを調整できるもので
ある。本実施形態で使用している感温磁性体9は、図6
に示すようにキューリーポイントの設定を100℃として
いる。つまり、鍋1の温度が100℃を超える急激に磁性
が低下するものである。本実施形態では、この感温磁性
体8の近傍に感温磁性体9と磁気結合したコイルによっ
て構成した温度検知手段10を設けている。11は温度
検知手段10のインダクタンスを測定するインピーダン
ス測定手段で、この出力を制御手段12に接続してい
る。制御手段12は、このインピーダンス測定手段11
の検知インピーダンスによって前記実施形態と同様第一
の電力可変手段5・第二の電力可変手段6を制御してい
る。
【0018】以下本実施形態の動作について説明する。
炊飯工程が進行して鍋1の温度が上昇して感温磁性体9
がキューリーポイントに達すると、感温磁性体9と磁気
結合している温度検知手段10のインダクタンスは急激
に低下する。インピーダンス検出手段11がこのインダ
クタンスの低下を検知すると、制御手段12は炊飯終了
を検知し、第一の電力可変手段5・第二の電力可変手段
6の動作を停止する。
【0019】このとき、本実施形態では感温素子を使用
しない構成としているため、鍋1の底面に感温素子を設
けるためのスペースを設ける必要がないものである。つ
まり、本実施形態で使用している温度検知手段10は前
記したとおりコイルで構成しているものであるため、温
度感知素子に比べて非常小さいスペースで良いものであ
る。従って、第一の加熱手段2・第二の加熱手段3の配
置は鍋1の底面から側面の低部にかけて一様な配置とす
ることができ、一層温度ムラの少ない炊飯器を実現でき
るものである。
【0020】なお本実施形態では温度検知手段10をコ
イルによって構成しているが、第二の加熱手段3を温度
検知手段10として利用することも可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、炊飯材料を収容
する鍋と、鍋底の中央部を加熱する第一の加熱手段と、
鍋底の周辺部から鍋側面の低部を加熱する誘導加熱コイ
ルで構成した第二の加熱手段と、第一の加熱手段の電力
を制御する第一の電力可変手段と、第二の加熱手段の電
力を制御する第二の電力可変手段と、鍋底に設置した温
度感知素子と、温度感知素子の出力によって第一の電力
可変手段と第二の電力可変手段とを制御する制御手段と
を備えた構成として、均一な炊飯が可能な炊飯器を実現
するものである。
【0022】本発明の第二の手段は、特に第一の加熱手
段は周辺に遮熱板を有した構成として、加熱効率を高め
ると共に温度感知素子に対する熱影響を軽減して正確な
温度制御ができる炊飯器を実現している。
【0023】本発明の第三の手段は、特に鍋底の中央部
を黒色とした構成として、第一の加熱手段の発熱を効率
よく吸熱でき、効率の高い炊飯器を実現している。
【0024】また本発明の第四の手段は、炊飯材料を収
容する感温磁性体を有する鍋と、鍋底の中央部を加熱す
る第一の加熱手段と、鍋底の周辺部から鍋側面の低部を
加熱する誘導加熱コイルで構成した第二の加熱手段と、
第一の加熱手段の電力を制御する第一の電力可変手段
と、第二の加熱手段の電力を制御する第二の電力可変手
段と、第一の電力可変手段と第二の電力可変手段とを制
御する制御手段とを備え、前記制御手段は感温磁性体の
磁性変化を検知して前記制御を実行する構成として、温
度感知素子を不要として一層温度ムラの少ない炊飯器を
実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態の炊飯器を示すブロッ
ク図
【図2】同、第一の加熱手段の加熱特性を説明する説明
【図3】同、第一の加熱手段が遮熱板を有する構成とし
た場合を示すブロック図
【図4】同、鍋底を黒色とした場合を示す鍋の断面図
【図5】本発明の第二の実施形態の炊飯器を示すブロッ
ク図
【図6】同、感温金属の温度特性を示す説明図
【図7】従来の炊飯器を示すブロック図
【図8】同、鍋底の加熱特性を説明する説明図
【符号の説明】
1 鍋 1a 鍋底の中央部 2 第一の加熱手段 3 第二の加熱手段 4 温度感知素子 5 第一の電力可変手段 6 第二の電力可変手段 7 制御手段 8 遮熱板 9 感温磁性体 10 温度検知手段 11 インピーダンス測定手段 12 制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯材料を収容する鍋と、鍋底の中央部
    を加熱する第一の加熱手段と、鍋底の周辺部から鍋側面
    の低部を加熱する誘導加熱コイルで構成した第二の加熱
    手段と、第一の加熱手段の電力を制御する第一の電力可
    変手段と、第二の加熱手段の電力を制御する第二の電力
    可変手段と、鍋底に設置した温度感知素子と、温度感知
    素子の出力によって第一の電力可変手段と第二の電力可
    変手段とを制御する制御手段とを備えた炊飯器。
  2. 【請求項2】 第一の加熱手段は周辺に遮熱板を有して
    いる請求項1記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 鍋底の中央部を黒色とした請求項1記載
    の炊飯器。
  4. 【請求項4】 炊飯材料を収容する感温磁性体を有する
    鍋と、鍋底の中央部を加熱する第一の加熱手段と、鍋底
    の周辺部から鍋側面の低部を加熱する誘導加熱コイルで
    構成した第二の加熱手段と、第一の加熱手段の電力を制
    御する第一の電力可変手段と、第二の加熱手段の電力を
    制御する第二の電力可変手段と、第一の電力可変手段と
    第二の電力可変手段とを制御する制御手段とを備え、前
    記制御手段は感温磁性体の磁性変化を検知して前記制御
    を実行する炊飯器。
JP29676195A 1995-11-15 1995-11-15 炊飯器 Pending JPH09135771A (ja)

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JP29676195A JPH09135771A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 炊飯器

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JP29676195A JPH09135771A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 炊飯器

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JP29676195A Pending JPH09135771A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 炊飯器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100831458B1 (ko) * 2005-01-14 2008-05-21 가부시끼가이샤 도시바 가열 조리기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100831458B1 (ko) * 2005-01-14 2008-05-21 가부시끼가이샤 도시바 가열 조리기

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