JPH09135190A - 自己診断テスト機能付き無線機 - Google Patents

自己診断テスト機能付き無線機

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JPH09135190A
JPH09135190A JP7289042A JP28904295A JPH09135190A JP H09135190 A JPH09135190 A JP H09135190A JP 7289042 A JP7289042 A JP 7289042A JP 28904295 A JP28904295 A JP 28904295A JP H09135190 A JPH09135190 A JP H09135190A
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JP
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signal
reception
oscillator
transmission
frequency
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JP7289042A
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Koichi Uchimura
光一 内村
Kenichi Kashima
謙一 加島
Hironobu Senoo
洋伸 妹尾
Satoshi Fukuchi
敏 福地
Tomoyuki Takeda
智幸 武田
Yoshio Taneichi
喜夫 種市
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Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PLL周波数シンセサイザ方式の多チャネル
無線機において、新たにPLL周波数シンセサイザや発
振器等を増設することなく、自己診断テスト機能を容易
に実現できる携帯性及び経済性に優れた多チャネル無線
機を提供する。 【解決手段】 自己診断テストが選択されたとき、無線
機を常時送信状態とし、PLL周波数シンセサイザの原
振に使用している温度補償水晶発振器の出力を分配し
て、周波数混合器に局部発振信号として入力し、受信部
も同時に動作させるように構成することによって、自局
の送信電波を受信、復調し、スピーカから出力される復
調音を再度マイクロホンから入力してハウリングを発生
させ、生じるビート音を操作者が確認して無線機の異常
の有無をチェックする自己診断テストを容易に実施する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線機が正常動
作をしているか否かを自己診断するテスト機能を有する
無線機に関するものである。ここで、自己診断テスト機
能とは、通信を行う相手無線機や試験装置等を用いるこ
となく、被試験対象の無線機の動作を当該無線機単独で
チェックするテスト機能をいう。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自己診断機能付き無線機
の一例として、水晶発振方式を用いた単一チャネルの携
帯無線機に、自己診断テスト機能を持たせたものがあ
る。図2は、その携帯無線機の機能ブロック図である。
同図において、1はアンテナ、2は低域ろ波器、3は送
/受切り換えスイッチ、4は受信帯域制限ろ波器、5は
受信増幅器、6は第一周波数混合器、7は中間周波信号
処理回路、8はFM検波回路、9は送信電力増幅器、1
7は送信/受信音声信号処理回路、18はマイク、19
はスピーカ、20は第一局部発振器、21は周波数逓倍
器、22は位相変調器、23は瞬時周波数偏移制御回
路、24は水晶発振器である。
【0003】以下、この従来の無線機の動作について説
明する。通常のプレストーク通話時においては、図示さ
れないプレストークスイッチの操作に応じて、送/受切
り換えスイッチ3が切り換えられ、送信動作と受信動作
を交互に行うように制御されている。一方、自己診断テ
スト機能を選択した時は、送信部と受信部の両方を同時
に動作させるように制御される。ただし、この自己診断
テスト時は、送/受切り換えスイッチ3は、常時、送信
部に接続させる。また、送信周波数と受信周波数は等し
くなるようにしておく。
【0004】自己診断テスト時において、マイク18に
周囲雑音が入力されると、送信/受信音声信号処理回路
17、瞬時周波数偏移制御回路23を介して、位相変調
器22によって位相変調がかけられ、送/受切り換えス
イッチ3を経由してアンテナ1から送信される。この送
/受切り換えスイッチ3等から漏洩した送信搬送波信号
は、直接、受信帯域制限ろ波器4にて受信され、FM検
波回路8において検波された後、送信/受信音声信号処
理回路17を介して、スピーカ19から周囲雑音の復調
信号として出力される。この復調された周囲雑音は、再
び、マイク18に入力され、上記の過程を繰り返す。こ
れによって、ハウリングが生じ、スピーカ19からビー
ト音が出力される。このビート音を操作者が耳で確認す
ることにより、無線機が正常に動作しているか否かを判
断することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した水晶発振方式
を用いた単一チャネル無線機の場合には、送信用の水晶
発振器24と受信用の第一局部発振器20を別個に備え
ているため、送信部の位相変調器と受信部の第一周波数
混合器を同時に動作させることができ、送信した周波数
と同一周波数信号の同時受信が可能となるため、比較的
容易に上述の自己診断機能を実現することができる。し
かし、近年、単一チャネルではなく、複数のチャネル数
を有する多チャネル無線機の需要が著しく高まってきて
いるが、上述の水晶発振方式では多チャネルの切り替え
が困難なことから、発振方式として、PLL周波数シン
セサイザ方式が採用されている。さらに、無線機の小型
化、低価格化、携帯性等の点から、一般の多チャネル無
線機においては、1個のPLL周波数シンセサイザで送
信用と受信用の発振器を共用化し、そのPLL周波数シ
ンセサイザの出力信号を、送信時には送信用電圧制御発
振器に、受信時には受信用電圧制御発振器に時分割的に
切り換えて供給する構成が採用されている。
【0006】ところが、上記構成のPLL周波数シンセ
サイザ方式の多チャネル無線機においては、PLL周波
数シンセサイザの出力信号を用いて、送信用と受信用の
電圧制御発振器の両者に同時に制御することができない
ため、送信動作と受信動作とを同時に動作させることが
できず、よって、上述した自己診断テストを行うことが
できない問題を招来していた。ここで、このPLL周波
数シンセサイザ方式の無線機において、PLL周波数シ
ンセサイザを1個増設したり、第一局部発振器を別に実
装することにより、送受信同時動作を実現することは原
理的に可能であるが、コストが著しく増加する上、小型
化が要求される携帯無線機等では、全く実用に供し得な
い。
【0007】本発明は、このような状況に鑑み、上記の
問題を解決するためになされたもので、PLL周波数シ
ンセサイザ方式の多チャネル無線機において、新たにP
LL周波数シンセサイザや発振器等を増設することな
く、自己診断テスト機能を容易に実現できる小型で経済
性に優れたPLL周波数シンセサイザ方式の多チャネル
無線機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、PLL周波数シンセサイザ方式の無線機
において、自己診断テスト時には、無線機を常時送信状
態とすると共に、PLL周波数シンセサイザの原振とし
て用いている温度補償水晶発振器の出力信号を分配し、
逓倍して第一周波数混合器の局部発振入力端に入力し、
受信用電圧制御発振器以外の受信部についても同時に動
作できるように構成したものである。
【0009】その結果、PLL周波数シンセサイザや第
一局部発振器を新たに増設することなく、送信部と受信
部を同時に動作させて、送信した電波と同一周波数の搬
送波信号を同時に受信することができるため、自己診断
テスト機能を極めて容易に実施できる小型で経済性に優
れたPLL周波数シンセサイザ方式の多チャネル無線機
を実現することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、PLL周波数シンセサイザ
方式の無線機において、自己診断テスト機能を実現した
本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は、本
発明の第1の実施例を示すブロック図である。図1にお
いて、1はアンテナ、2は低域ろ波器、3は送/受切り
換えスイッチ、4は受信帯域制限ろ波器、5は受信増幅
器、6は第一周波数混合器、7は中間周波信号処理回
路、8はFM検波回路、9は送信電力増幅器、10は送
信緩衝増幅器、11は自己診断機能切り換えスイッチ、
12は周波数逓倍器、13は電圧制御発振器、14はP
LL周波数シンセサイザ、15は温度補償水晶発振器、
16はマイクロコンピュータ、17は送信/受信音声信
号処理回路、18はマイク、19はスピーカを示してい
る。
【0011】以下、この図1に示す本発明の第1の実施
例の動作について説明する。無線機を通話モードから自
己診断テストモードに切り換えると、送/受切り換えス
イッチ3は、常時、送信側に接続され、自己診断機能切
り換えスイッチ11は、周波数逓倍器12に接続され
る。この状態で、マイク18に周囲雑音が入力される
と、送信/受信音声信号処理回路17で信号処理が施さ
れた後、温度補償水晶発振器15と電圧制御発振器13
により変調が掛けられ、送信緩衝増幅器10、送信電力
増幅器9で所定の電力に増幅された後、送/受切り換え
スイッチ3を介して、アンテナ1から出力される。この
ときの送信周波数をn×fo+fiとする(ただしn:
整数、fo:温度補償水晶発振器15の発振周波数、f
i:中間周波数)。
【0012】この自己診断テスト時において、送/受切
り換えスイッチ3等から漏洩した送信電波は、直接、受
信帯域制限ろ波器4において受信され、受信増幅器5を
介して第一周波数混合器6に入力される。このとき、温
度補償水晶発振器15の発振信号foを周波数逓倍器1
2によってn逓倍して、第一周波数混合器6の局部発振
入力に入力することにより、n×fo+fiの高周波信
号が中間周波数fiに変換される。この中間周波数に変
換された受信信号は、FM検波回路8で検波され、送信
/受信音声信号処理回路17で音声信号処理が施された
後、スピーカ19から復調した周囲雑音信号として出力
される。このスピーカ出力信号が再びマイク18に入力
され、上記の過程を経ることにより、ハウリングが発生
し、ビート音が生じる。このビート音を操作者が耳で確
認することにより、本無線機が正常動作しているか否か
の自己診断テストを容易に行うことができる。上記実施
例において、上述した電圧制御発振器13は、例えば、
図3に示すように、送信用VCO31と受信用VCO3
2の2つの電圧制御発振器を内部に有し、1つのPLL
周波数シンセサイザ14の出力が該送信用VCO31と
受信用VCO32の両者に供給される構成となってい
る。
【0013】次に、使用する周波数の具体例を以下に説
明する。例えば、400MHz帯の無線機の場合、40
0〜420MHzの周波数帯の中から、郵政省により指
定された数波を使用することができる。一方、無線機器
の中間周波数fiは58.1MHzに固定されており、
自己診断テスト機能を働かせるためには、n×fo+f
iが、与えられた数波の中の一波に合致するように、n
とfoを選択する必要がある。以上のことを考慮して、
温度補償水晶発振器15の発振周波数foを12.8M
Hzとし、これをn=27逓倍すると、n×fo+fi
=27×12.8+58.1=403.7MHzとな
り、与えられた数波の中の一波に合致するように設定す
ることができる。したがって、この温度補償水晶発振器
15の発振周波数を、例えば、fo=12.8MHzと
して用いることにより、自己診断機能を容易に実施でき
る実用的な400MHz帯のPLL周波数シンセサイザ
方式の多チャネル無線機を実現することができる。
【0014】無線機が通常の通話モードのときは、自己
診断機能切り換えスイッチ11は、電圧制御発振器13
の中の受信用電圧制御発振器に接続される。受信時は、
送/受切り換えスイッチ3は受信帯域制限ろ波器4に接
続される。また、受信用電圧制御発振器からn×foの
周波数の信号が出力され、第一周波数混合器6の局部発
振入力端に入力される。ここで、n×fo+fiの周波
数の信号を受信すると第一周波数混合器6の信号入力端
に入力され、中間周波数fiに変換される。その後、F
M検波回路8で検波された後に、音声信号処理が施さ
れ、スピーカ19から復調音声として出力される。送信
時には、送/受切り換えスイッチ3は、送信電力増幅器
9に接続される。また、送信用電圧制御発振器からn×
fo+fiの周波数の信号が出力され、増幅された後、
アンテナ1から送信される。こうして、n×fo+fi
の周波数における通話を行うことが出来る。
【0015】ところで、上記第1の実施例では、温度補
償水晶発振器の逓倍周波数(=局部発振周波数fl)f
o×nよりもfiだけ高い周波数以外の信号を受信する
ことができないため、自己診断テストが可能な周波数が
限定されてしまう。また、受信用電圧制御発振器を自己
診断することができない。この点を配慮した本発明の第
2の実施例について、図4を参照して説明する。図中、
1はアンテナ、2は低域ろ波器、3は送/受切り換えス
イッチ、4は受信帯域制限ろ波器、5は受信増幅器、6
は第一周波数混合器、7は中間周波信号処理回路、8は
FM検波回路、9は送信電力増幅器、10は送信緩衝増
幅器、14はPLL周波数シンセサイザ、15は温度補
償水晶発振器、16はマイクロコンピュータ、17は送
信/受信音声信号処理回路、18はマイク、19はスピ
ーカ、31は送信用電圧制御発振器、32は受信用電圧
制御発振器、33はPLL周波数シンセサイザから送/
受信用電圧制御発振器への切り換えスイッチ、34は自
己診断機能切り換えスイッチ、35は鋸歯状波発振器で
ある。
【0016】以下、この図4に示す本発明の第2の実施
例の動作について説明する。無線機を通話モードから自
己診断テストモードに切り換えると、自己診断機能スイ
ッチ34が接続され、送/受切り換えスイッチ3は送信
側に接続される。この状態でマイク19に周囲雑音が入
力されると、送信/受信音声信号処理回路で信号処理さ
れた後、送信用電圧制御発振器31によって変調処理が
施され、送信緩衝増幅器10、電力増幅器9で所定の電
力に増幅された後、送/受切り換えスイッチ3を介し
て、アンテナ1より送信される。この送/受切り換えス
イッチ3等から漏洩した送信電波は、直接、受信帯域制
限ろ波器4において受信され、受信増幅器5を介して、
第一周波数混合器6に入力される。このとき、受信用電
圧制御発振器32(局部発振器)の周波数制御端子に、
図5に示すような鋸歯状波電圧信号を加え、第一周波数
混合器6の局部発振入力端子において、送信可能な全帯
域を受信できる局部発振周波数信号を入力する。
【0017】この図5に示す局部発振周波数信号は、送
信可能な全帯域で受信できる周波数範囲を掃引している
ため、図示のΔt時間のみにおいて、受信周波数と局部
発振入力の周波数は、所要の第一中間周波数に変換され
る。したがって、ある受信周波数faは、このΔt時間
のみ受信できることになり、第一周波数混合器6にて混
合された第一中間周波数信号は、中間周波信号処理7で
中間周波処理が施された後、さらにFM検波回路8で検
波される。この検波された信号は、音声信号処理回路1
7で信号処理された後、スピーカ19より復調信号とし
て出力される。このスピーカ19より出力された復調信
号が、再びマイク18に入力されることによりハウリン
グを生じ、ハウリングしているΔt時間のみビート音が
鳴る。受信周波数は一定の周期でfaになるため、ハウ
リングによるビート音は一定の周期で繰り返し鳴る。こ
のビート音を操作者が耳で確認することにより、無線機
が正常動作しているか否かを容易に自己診断することが
できる。このようにして、PLLシンセサイザ方式の多
チャネル無線機において、任意の実運用送信周波数(所
要のチャネル)における、送受信回路全体を網羅した自
己診断機能を実現することができる。
【0018】次に、本発明の第3の実施例について、図
6を参照して説明する。図6において、1はアンテナ、
2は低域ろ波器、3は送/受信切り換えスイッチ、4は
受信帯域制限ろ波器、5は受信増幅器、6は第一周波数
混合器、7は中間周波信号処理回路、8はFM検波回
路、9は送信電力増幅器、10は送信緩衝増幅器、12
は周波数逓倍器、13は電圧制御発振器、14はPLL
周波数シンセサイザ、15は温度補償水晶発振器、16
はマイクロコンピュータ、17は送信/受信音声信号処
理回路、18はマイク、19はスピーカ、41は自己診
断機能切り換えスイッチである。
【0019】以下、この図6に示す本発明の第3の実施
例の動作について説明する。無線機を通話モードから自
己診断テストモードに切り換えると、送/受信切り換え
スイッチ3は送信側に接続され、また、自己診断機能切
り換えスイッチ41は周波数逓倍器12側に接続され
る。この状態でマイク18に周囲雑音が入力されると、
この入力信号は送信/受信音声信号処理回路17で信号
処理された後、温度補償水晶発振器15によって変調が
掛けられ、周波数逓倍器12および自己診断機能切り換
えスイッチ41を介して送信緩衝増幅器10に入力され
る。この送信緩衝増幅器10と送信電力増幅器9で所定
の電力に増幅された後、送/受切り換えスイッチ3を介
して、アンテナ1より出力される。このときの送信周波
数をn×foとする(ただし、n:整数、fo:温度補
償水晶発振器15の発振周波数)。
【0020】上記送/受切り換えスイッチ3等から漏洩
した送信電波は、直接、受信帯域制限ろ波器4において
受信され、受信増幅器5を介して第一周波数混合器6に
入力される。このとき、電圧制御発振器13の発振信号
をn×fo−fi(ただし、fi:中間周波数)とする
と、この発振信号を第一周波数混合器6の局部発振入力
に入力することにより、n×foの信号が中間周波数f
iに変換され、FM検波回路8で検波された後、音声信
号処理されてスピーカ19から周囲雑音が出力される。
このスピーカ出力が再びマイク18に入力され、上記の
過程を経ることによりハウリングが発生し、ビート音が
生じる。このビート音を操作者が耳で確認することによ
り、無線機が正常動作しているか否かを容易に自己診断
することができる。
【0021】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、PL
L周波数シンセサイザ方式の多チャネル無線機におい
て、新たにPLL周波数シンセサイザを増設することな
く、送信した周波数と同一周波数の受信が可能となり、
容易に自己診断テストを実施できる小形の多チャネル無
線機を実現することができる。本発明は、このようにP
LL周波数シンセサイザを新たに増設することなく、自
己診断テストを行うことができるため、特に小形化が要
求される携帯形の移動無線機に適用すると、極めて有用
である。また、鋸歯状波信号発生器等を用いて、局部発
振周波数を全帯域にわたり掃引するように構成すること
によって、複数チャネル中、どのチャネルにおいても自
己診断テストを行うことができ、極めて使い勝手の良い
無線機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図。
【図2】従来の無線機の一例を示すブロック図。
【図3】本発明の第1の実施例における電圧制御発振器
の内部構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第2の実施例を示すブロック図。
【図5】本発明の第2の実施例における周波数掃引動作
を示す図。
【図6】本発明の第3の実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…アンテナ、 2…低域ろ波
器、3…送/受切り換えスイッチ、 4…受信
帯域制限ろ波器、5…受信増幅器、
6…第一周波数混合器、7…中間周波信号処理回
路、 8…FM検波回路、9…送信電力増幅
器、 10…送信緩衝増幅器、11…
自己診断機能切り換えスイッチ、 12…周波数逓倍
器、13…電圧制御発振器、 14…P
LL周波数シンセサイザ、15…温度補償水晶発振器、
16…マイクロコンピュータ、17…送信
/受信音声信号処理回路、 18…マイク、19…ス
ピーカ、 20…第一局部発振
器、21…周波数逓倍器、 22…位
相変調器、23…瞬時周波数偏移制御回路、 2
4…水晶発振器、31…送信用VCO、
32…受信用VCO、33…送/受信用VCO切り
換えスイッチ、34,41…自己診断機能切り換えスイ
ッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福地 敏 東京都小平市御幸町32番地 日立電子株式 会社小金井工場内 (72)発明者 武田 智幸 東京都小平市御幸町32番地 日立電子株式 会社小金井工場内 (72)発明者 種市 喜夫 東京都小平市御幸町32番地 日立電子株式 会社小金井工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原発振信号を発生する発振器と該原発振
    信号を基に所要の周波数信号を生成する1つのPLL周
    波数シンセサイザと電圧制御発振器とを含む発振部と、
    該発振部からの発振信号を基に所定の送受信信号処理を
    行なう送信部と受信部とを有するPLL周波数シンセサ
    イザ方式の無線機において、 上記発振器の原発振信号を所要の周波数信号に変換する
    周波数変換手段と、上記受信部内の周波数混合器に与え
    る受信局部発振信号として、上記周波数変換手段の出力
    信号と上記電圧制御発振器の出力信号とを択一的に選択
    する切り換え手段とを備え、 自己診断テストが選択されたときには、受信局部発振信
    号として上記周波数変換手段の出力信号を選択して送信
    部と受信部を同時動作可能な状態に制御せしめると共
    に、周囲雑音を送信入力信号として常時送信動作を行な
    い、該送信信号を自局で受信し、該受信信号の復調音を
    再度送信入力信号として送信することによりハウリング
    を発生させ、生じるビート音によって動作を確認できる
    ように構成した自己診断テスト機能付き無線機。
  2. 【請求項2】 原発振信号を発生する発振器と該原発振
    信号を基に所要の周波数信号を生成する1つのPLL周
    波数シンセサイザと送信用電圧制御発振器と受信用電圧
    制御発振器とを含む発振部と、該発振部からの発振信号
    を基に所定の送受信信号処理を行なう送信部と受信部と
    を有するPLL周波数シンセサイザ方式の無線機におい
    て、 受信信号の所要帯域を掃引する掃引信号を発生する発振
    手段と、上記受信用電圧制御発振器の入力信号として、
    上記掃引信号と上記PLL周波数シンセサイザの出力信
    号とを択一的に選択する切り換え手段とを備え、 自己診断テストが選択されたときには、上記受信用電圧
    制御発振器の入力信号として掃引信号を選択して送信部
    と受信部を同時動作可能な状態に制御せしめると共に、
    周囲雑音を送信入力信号として常時送信動作を行ない、
    該送信信号を自局で受信し、該受信信号の復調音を再度
    送信入力信号として送信することによりハウリングを発
    生させ、生じるビート音によって動作を確認できるよう
    に構成した自己診断テスト機能付き無線機。
  3. 【請求項3】 原発振信号を発生する発振器と該原発振
    信号を基に所要の周波数信号を生成する1つのPLL周
    波数シンセサイザと電圧制御発振器とを含む発振部と、
    該発振部からの発振信号を基に所定の送受信信号処理を
    行なう送信部と受信部とを有するPLL周波数シンセサ
    イザ方式の無線機において、 上記発振器の原発振信号を所要の周波数信号に変換する
    周波数変換手段と、上記送信部に与える発振信号とし
    て、上記周波数変換手段の出力信号と上記電圧制御発振
    器の出力信号とを択一的に選択する切り換え手段とを備
    え、 自己診断テストが選択されたときには、送信部に与える
    発振信号として周波数変換手段の出力信号を選択して送
    信部と受信部を同時動作可能な状態に制御せしめると共
    に、周囲雑音を送信入力信号として常時送信動作を行な
    い、該送信信号を自局で受信し、該受信信号の復調音を
    再度送信入力信号として送信することによりハウリング
    を発生させ、生じるビート音によって動作を確認できる
    ように構成した自己診断テスト機能付き無線機。
JP7289042A 1995-11-08 1995-11-08 自己診断テスト機能付き無線機 Pending JPH09135190A (ja)

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JP7289042A Pending JPH09135190A (ja) 1995-11-08 1995-11-08 自己診断テスト機能付き無線機

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JP (1) JPH09135190A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1494488A1 (en) * 2003-07-01 2005-01-05 Precisa Instruments AG Mobile phone comprising position computation means

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