JPH09133871A - 直線案内装置 - Google Patents

直線案内装置

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Publication number
JPH09133871A
JPH09133871A JP7282504A JP28250495A JPH09133871A JP H09133871 A JPH09133871 A JP H09133871A JP 7282504 A JP7282504 A JP 7282504A JP 28250495 A JP28250495 A JP 28250495A JP H09133871 A JPH09133871 A JP H09133871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable member
linear guide
pin
retainer
guide device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7282504A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Okahisa
昌樹 岡久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH09133871A publication Critical patent/JPH09133871A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リテーナのずれを防ぎ、可動部材が最長移動
可能位置に到達することができる直線案内装置を提供す
る。 【解決手段】 固定部材1に設けられたピン12,14
と、可動部材4に設けられたピン13,15と、リテー
ナ9,10に回転可能に設けられ、ピン20,14が係
合する直線溝11a,12aと、ピン13,15が係合
する直線溝11b,12bとを有する補助板11,12
とを備え、可動部材4の移動に伴って両ピン20,13
〜15が両直線溝11a〜12b内をそれぞれ移動する
ようにした。その結果、コロ7,8の滑り等によってリ
テーナ9,10の移動量が多すぎたり少なすぎたりする
ことがなく、リテーナ9,10の移動距離Lは可動部材
4の移動距離の半分に保たれ、可動部材4は常にストロ
ークエンドまで到達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は直線案内装置に関
し、特に顕微鏡や投影機等に用いられる直線案内装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の直線案内装置を示す断面図
である。
【0003】この直線案内装置として、2本の平行なV
字溝102,103を有する固定部材101と、2本の
平行なV字溝105,106を有し、V字溝102,1
05とV字溝103,106とがそれぞれ互いに対向す
るように配置される可動部材104と、V字溝102,
105及びV字溝103,106内を転動する複数のコ
ロ107,108と、コロ107,108を転動可能に
保持し、可動部材104の動きに追随するリテーナとを
備えているものがある(実開昭62−170825号公
報)。
【0004】可動部材104に図示しない駆動装置でV
字溝方向(図5に対して直角方向)へ駆動力を与える
と、コロ107,108が転動して可動部材104が直
線運動する。コロ107,108が転動して可動部材1
04が移動したとき、可動部材104の移動距離Lに対
してリテーナの移動距離はL/2になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、可動部材1
04を直線運動させたとき、コロ107,108に滑り
が生じることがあり、リテーナのずれによって可動部材
104が最長移動可能位置(ストロークエンド)まで到
達できないという問題があった。
【0006】すなわち、図3(a′)に示す状態から可
動部材104を直線運動させたときコロ108に滑りが
生じると、可動部材104がストロークエンドP2 に到
達しても、リテーナ110の中心がストロークエンドP
1 に達しないことがあるため、可動部材104を元の位
置(可動部材104及び固定部材101のそれぞれの中
心が一致する位置)に戻したとき、リテーナ110の中
心は可動部材104の中心からずれてしまう(図3
(c′)参照)。この状態から可動部材104を反対方
向へ直線運動させたとき、リテーナ110がストローク
エンドP4 に到達しても、可動部材104がストローク
エンドP5 に達しない。
【0007】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題はリテーナのずれを防ぎ、可動部材
が最長移動可能位置に到達することができる直線案内装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の直線案内装置は、2本の平行な
第1の直線案内溝を有する固定部材と、2本の平行な第
2の直線案内溝を有し、前記第1の直線案内溝と前記第
2の直線案内溝とがそれぞれ互いに対向するように配置
される可動部材と、前記第1の直線案内溝及び前記第2
の直線案内溝内を転動する複数の転動体と、前記転動体
を転動可能に保持し、前記可動部材の動きに追随するリ
テーナとを備えた直線案内装置において、前記固定部材
に設けられた第1のピンと、前記可動部材に設けられた
第2のピンと、前記リテーナに回転可能に設けられ、前
記第1のピンが係合する第1の直線溝と、前記第2のピ
ンが係合する第2の直線溝とを有する補助板とを備え、
前記可動部材の移動に伴って前記両ピンが前記両直線溝
内をそれぞれ移動することを特徴とする。
【0009】リテーナの移動距離が可動部材の移動距離
の半分になるように可動部材の動きにリテーナを強制的
に追随させ、転動体の滑り等がリテーナの移動量に影響
しないようにした。
【0010】請求項2記載の発明の直線案内装置は、第
1のピン及び第2のピンはそれぞれ補助板の回転中心か
ら等しい距離に位置していることを特徴とする。
【0011】したがって、可動部材が移動したとき、第
1のピン及び第2のピンを介して補助板の第1の直線溝
及び第2の直線溝に等しい力がかかり、リテーナの移動
距離が可動部材の移動距離の半分に保たれる。
【0012】請求項3記載の発明の直線案内装置は、補
助板の回転中心、第1のピン及び第2のピンは同一仮想
直線上に位置していることを特徴とする。
【0013】可動部材の移動に連れて補助板が円滑に回
転する。
【0014】請求項4記載の発明の直線案内装置は、両
直線溝は、長さが等しく、且つ可動部材の最長移動距離
に基づいてそれぞれ所定の長さに設定されていることを
特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1はこの発明の一実施形態に係る直線案
内装置を説明するための図であって、同図(a)は平面
図、同図(b)は正面図、同図(c)は可動部材が移動
した状態を示す平面図、図2は図1の直線案内装置の分
解斜視図である。
【0017】固定部材1には、Y方向に沿って2本の平
行なV字溝(第1の直線案内溝)2,3が設けられてい
る。
【0018】可動部材4には、Y方向に沿って2本の平
行なV字溝(第2の直線案内溝)5,6が設けられてい
る。
【0019】固定部材1と可動部材4とは、V字溝2,
3とV字溝5,6とが互いに対向するように配置されて
いる。
【0020】V字溝2,5には複数のコロ(転動体)7
が収容され、V字溝3,6には複数のコロ(転動体)8
が収容されている。
【0021】コロ7はリテーナ9によって転動可能に保
持され、コロ8はリテーナ10によって転動可能に保持
されている。
【0022】リテーナ9には補助板11が回転可能に設
けられ、リテーナ10には補助板12が回転可能に設け
られている。リテーナ9の中央部にピン16が固定さ
れ、ピン16が補助板11の中央部に設けられた孔11
cに遊挿されている。リテーナ10の中央部にピン17
が固定され、ピン17が補助板12の中央部に設けられ
た孔12cに遊挿されている。
【0023】補助板11には、固定部材1に設けられた
ピン(第1のピン)20が係合する直線溝(第1の直線
溝)11aが設けられているとともに、可動部材4に設
けられたピン(第2のピン)13が係合する直線溝(第
2の直線溝)11bが設けられている。
【0024】補助板12には、固定部材1に設けられた
ピン(第1のピン)14が係合する直線溝(第1の直線
溝)12aが設けられているとともに、可動部材4に設
けられたピン(第2のピン)15が係合する直線溝(第
2の直線溝)12bが設けられている。
【0025】ピン20及びピン13はそれぞれ補助板1
1の回転中心(孔11cの中心)から等しい距離に位置
しているとともに、ピン14及びピン15はそれぞれ補
助板12の回転中心(孔12cの中心)から等しい距離
に位置している。
【0026】図1に示すように、ピン20,13、補助
板11の回転中心は同一仮想直線上に位置し、ピン1
4,15、補助板12の回転中心は同一仮想直線上に位
置している。
【0027】直線溝11a,11b,12a,12b
は、長さが等しく、且つ可動部材4の最長移動距離に基
づいてそれぞれ所定の長さに設定されている。すなわ
ち、図4に示すように、可動部材4の最長移動距離を
B、補助板12の回転中心からピン14,15までの距
離をA、ピン14,15の直径をdとしたとき、直線溝
12a,12bの長さCは
【0028】
【数1】 である。
【0029】また、直線溝12a,12bの幅Wはピン
14,15の直径dより少し大きい。更に、直線溝11
a,11bの幅Wはピン20,13の直径dより少し大
きい。
【0030】可動部材4に図1(a)の状態からY方向
へ駆動力を与えると、コロが転動して、図1(c)に示
すように、可動部材4が直線運動する。
【0031】図3はこの実施形態に係る直線案内装置と
従来の直線案内装置との動作を比較説明するための説明
図である。図1の直線案内装置の右半分、図5の直線案
内装置の右半分だけで動作を比較説明する。
【0032】可動部材4に図3(a)の状態からY方向
へ駆動力を与えると、コロ8が転動して、図3(b)に
示すように、可動部材4が直線運動し、最長移動位置P
2 に到達する。コロ8が滑らず、正常に転動すればリテ
ーナ10の移動距離は可動部材4の移動距離Lに対して
L/2になる。補助板12はリテーナ10のピン17を
中心に角度θ=tan-1(L/2a)回転する。ここに
aはピン17からピン14又はピン15までの距離であ
る。
【0033】可動部材4の移動に連れてピン14,15
は直線溝12a,12b内を移動し、補助板12が回転
する。このように可動部材4の動きにリテーナ10を強
制的に追随させるようにしたので、コロ8の滑り等によ
ってリテーナ10の移動量が多すぎたり少なすぎたりす
ることがない。コロ8に滑りが生じてもリテーナ10の
移動量に影響を及ぼさない。リテーナ10の移動距離L
が可動部材4の移動距離の半分に保たれる。その結果、
可動部材4が最長移動位置P2 に到達したとき、リテー
ナ10はL/2移動し、リテーナ10の中心は最長移動
位置P1 に達する(図3(b)参照)。
【0034】これに対し、従来の直線案内装置の場合、
図3(b′)に示すように、コロ108に滑りが生じ、
可動部材104が最長移動位置P2 に到達したとき、リ
テーナ110の中心はL/2に満たない距離しか移動し
ない。
【0035】図3(b)の状態から可動部材4の中心を
元の位置P3 に戻すと(可動部材4の中心と固定部材1
の中心とを一致させる)、図3(c)に示すように、リ
テーナ12の中心と可動部材4の中心とが一致する。
【0036】これに対し、従来の直線案内装置の場合、
図3(c′)に示すように、可動部材104の中心を元
の位置P3 に戻すと(可動部材104の中心と固定部材
101の中心とを一致させる)、リテーナ110の中心
と可動部材104の中心とがずれる。
【0037】次に、図3(c)の状態から可動部材4に
Y方向と反対方向へ駆動力を与えると、コロ8が転動し
て、図3(d)に示すように、可動部材4が最長移動位
置P5 に到達する。コロ8が滑らないので、可動部材4
の移動距離Lに対してリテーナの移動距離はL/2であ
る。
【0038】これに対し、従来の直線案内装置の場合、
図3(d′)に示すように、リテーナ110が最長移動
位置P4 に達しても、可動部材104は最長移動位置P
5 に達しない。
【0039】この一実施形態に係る直線案内装置によれ
ば、可動部材4の移動に伴ってピン20,13〜15が
両直線溝11a〜12b内をそれぞれ移動するので、コ
ロ7,8の滑り等によってリテーナ9,10の移動量が
多すぎたり少なすぎたりすることがなく、リテーナ9,
10の移動距離Lは可動部材4の移動距離の半分に保た
れ、可動部材4は常にストロークエンドまで到達する。
【0040】なお、前述の実施形態では補助板11,1
2として矩形の板体を用いた場合について述べたが、こ
れに代え、補助板として円形の板体を用いるようにして
もよい。また、コロに代え、球を用いるようにしてもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜4記載の
発明の直線案内装置によれば、転動体の滑り等がリテー
ナの移動量に影響を及ぼすことがなく、リテーナの移動
距離は可動部材の移動距離の半分に保たれ、可動部材は
常にストロークエンドまで到達する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施形態に係る直線案内装
置を説明するための図である。
【図2】図2は図1の直線案内装置の分解斜視図であ
る。
【図3】図3はこの実施形態に係る直線案内装置と従来
の直線案内装置との動作を比較説明するための説明図で
ある。
【図4】図4は補助板とピンとの関係を説明するための
図である。
【図5】図5は従来の直線案内装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 固定部材 4 可動部材 9,10 リテーナ 13〜15,20 ピン 11,12 補助板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の平行な第1の直線案内溝を有する
    固定部材と、 2本の平行な第2の直線案内溝を有し、前記第1の直線
    案内溝と前記第2の直線案内溝とがそれぞれ対向するよ
    うに配置される可動部材と、 前記第1の直線案内溝及び前記第2の直線案内溝内を転
    動する複数の転動体と、 前記転動体を転動可能に保持し、前記可動部材の動きに
    追随するリテーナとを備えた直線案内装置において、 前記固定部材に設けられた第1のピンと、 前記可動部材に設けられた第2のピンと、 前記リテーナに回転可能に設けられ、前記第1のピンが
    係合する第1の直線溝と、前記第2のピンが係合する第
    2の直線溝とを有する補助板とを備え、 前記可動部材の移動に伴って前記両ピンが前記両直線溝
    内をそれぞれ移動することを特徴とする直線案内装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のピン及び前記第2のピンはそ
    れぞれ前記補助板の回転中心から等しい距離に位置して
    いることを特徴とする請求項1記載の直線案内装置。
  3. 【請求項3】 前記補助板の回転中心、前記第1のピン
    及び前記第2のピンは同一仮想直線上に位置しているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の直線案内装置。
  4. 【請求項4】 前記両直線溝は、長さが等しく、且つ前
    記可動部材の最長移動距離に基づいてそれぞれ所定の長
    さに設定されていることを特徴とする請求項1,2又は
    3記載の直線案内装置。
JP7282504A 1995-09-08 1995-10-03 直線案内装置 Withdrawn JPH09133871A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7282504A JPH09133871A (ja) 1995-09-08 1995-10-03 直線案内装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25686895 1995-09-08
JP7-256868 1995-09-08
JP7282504A JPH09133871A (ja) 1995-09-08 1995-10-03 直線案内装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09133871A true JPH09133871A (ja) 1997-05-20

Family

ID=26542944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7282504A Withdrawn JPH09133871A (ja) 1995-09-08 1995-10-03 直線案内装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH09133871A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005234280A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Olympus Corp 顕微鏡用ステージ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005234280A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Olympus Corp 顕微鏡用ステージ

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Effective date: 20021203