JPH09133730A - 電力ケーブル線路における地絡電圧サージ検出器および事故点標定方法 - Google Patents

電力ケーブル線路における地絡電圧サージ検出器および事故点標定方法

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JPH09133730A
JPH09133730A JP7290868A JP29086895A JPH09133730A JP H09133730 A JPH09133730 A JP H09133730A JP 7290868 A JP7290868 A JP 7290868A JP 29086895 A JP29086895 A JP 29086895A JP H09133730 A JPH09133730 A JP H09133730A
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JP
Japan
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ground fault
voltage surge
power cable
ground voltage
metal
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JP7290868A
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English (en)
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Hideto Nakamura
秀人 中村
Hidetoshi Yasui
英俊 安井
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09133730A publication Critical patent/JPH09133730A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/50Systems or methods supporting the power network operation or management, involving a certain degree of interaction with the load-side end user applications
    • Y04S10/52Outage or fault management, e.g. fault detection or location

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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Locating Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り付け作業およびメインテナンスが容易
で、安価な地絡電圧サージ検出器を用いて地絡事故点を
標定すること。 【解決手段】 電力ケーブル1の端末部3−1,3−
2、絶縁接続部2−1〜2−nの防食層上に、絶縁筒を
挟むように一対の金属電極4を設置して金属シースと金
属電極4間に静電結合を形成し、上記一対の金属電極間
に検出インピーダンス5を接続する。電力ケーブル1に
地絡事故が発生すると、地絡電圧サージ波は電力ケーブ
ル1を伝搬してケーブル端末部3−1,3−2あるいは
絶縁接続部2−1〜2−nに達し、検出インピーダンス
5により地絡電圧サージ波が検出される。検出インピー
ダンス5の出力は子局7−1〜7−mに送られ、伝送路
9を介して親局に伝送される。親局8において、各ケー
ブル端末部、絶縁接続部で検出された地絡電圧サージ波
の時間差を測定し地絡事故点を標定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力ケーブル線路
において事故点を標定するために使用される地絡電圧サ
ージ検出器および事故点標定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルの事故発生後の復旧を迅速
に行うためには、事故発生点を早急に標定する必要があ
る。このため、従来から種々の事故点標定方法が検討さ
れており、例えば、電力ケーブルの各相両端末部の絶縁
筒に光磁界センサを設置して電力ケーブルに事故発生と
同時に両端末部に向けて進行する地絡サージ波形を検出
し、各センサの検出信号から両終端への到達時間差を求
め、事故点を標定する方法が知られている。上記事故点
標定方法において使用される光磁界センサは、電力ケー
ブル周辺の磁界の影響や外部からの磁気ノイズの影響を
防ぐため、高磁性体コアと光磁界センサが一体となった
貫通型光磁界センサが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した高磁
性体コア付光磁界センサをケーブル終端部等に設置され
た絶縁筒に取り付ける場合、絶縁筒より高磁性体コアを
大きな物とし、センサ内に絶縁筒を通す形にしなければ
ならない。このため、センサ自体が大きな物となり、セ
ンサのコスト、取り付け作業に時間がかかる。
【0004】本発明は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたものであって、本発明の第1の目的
は、取り付け作業およびメンテナンスが容易で、安価な
地絡電圧サージ検出器を提供することである。本発明の
第2の目的は、取り付け作業およびメンテナンスが容易
で、安価な地絡電圧サージ検出器を使用して地絡事故点
を標定する事故点標定方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は部分放電測定で使用される測定方法を地絡
電圧サージ波の検出に適用し、絶縁接続部に金属電極を
取り付けて地絡サージ波を検出するようにしたものであ
る。すなわち、本発明の請求項1の発明は、地絡電圧サ
ージ検出器において、電力ケーブルの端末部もしくは絶
縁接続部の防食層上に、絶縁筒を挟むように一対の金属
電極を設置して上記端末部もしくは絶縁接続部の金属シ
ースと金属電極間に静電結合を形成するとともに、上記
一対の金属電極間に検出インピーダンスを接続し、金属
電極ー金属シース間に誘起される地絡サージ電圧波形を
検出するように構成したものである。
【0006】本発明の請求項2の発明は、電力ケーブル
線路の事故点標定方法において、電力ケーブルの端末部
及び絶縁接続部の防食層上に、絶縁筒を挟むように一対
の金属電極を設置して前記端末部及び絶縁接続部の金属
シースと金属電極間に静電結合を形成し、地絡事故発生
時に金属電極−金属シース間に誘起される地絡サージ電
圧波形を検出し、各端末部及び絶縁接続部において検出
される地絡電圧サージ信号の時間差により地絡事故点を
標定するようにしたものである。
【0007】本発明の請求項1および請求項2の発明に
おいては、上記のように電力ケーブルの端末部もしくは
絶縁接続部の防食層上に、絶縁筒を挟むように一対の金
属電極を設置して、電力ケーブル線路の地絡事故時に発
生する地絡電圧サージを検出するようにしたので、地絡
電圧サージ検出器を容易に取り付けることができるとと
もに、メンテナンスの容易化を図ることができる。ま
た、従来の高磁性体コア付光磁界センサに比べ大幅にコ
ストダウンを図ることができる。
【0008】
【発明の実施形態】第1図は、本発明の実施例の事故点
標定システムの構成を示す図であり、同図は地中送電線
路の1相分を示している。同図において、1は電力ケー
ブル、2−1〜2−nは絶縁接続部、3−1,3−2は
ケーブル端末部である。また、4は絶縁接続部2−1〜
2−nの防食層上に絶縁筒を挟むように設置された一対
の金属電極であり、金属電極4とケーブル端末部3及び
絶縁接続部2−1〜2−nの金属シース間には静電容量
が形成される。5は検出インピーダンスであり、一対の
金属電極4はリード線6を介して検出インピーダンス5
に接続される。7−1〜7−mは子局、8は親局、9は
例えば光ファイバ等から構成される伝送路であり、各端
末部3−1,3−2、絶縁接続部2−1〜2−nに設け
られた検出インピーダンス6の出力は各子局7−1〜7
−mから伝送路9を介して親局8に伝送される。
【0009】図2は絶縁接続部に取り付けた地絡電圧サ
ージ検出器の構成の一例を示す図であり、同図に示すよ
うに、絶縁接続部2の防食層上を包囲するように銅等の
導電体で形成されたリング状の金属電極4’を取り付
け、絶縁接続部2の金属シースとリング状電極4’間で
静電容量を形成する。このリング状電極4’は、絶縁接
続部2の絶縁筒間10の両側に等距離で絶縁筒間10を
挟むように取り付けられ、リード線6を介して検出イン
ピーダンス5と接続される。
【0010】図3は、絶縁接続部に取り付けた地絡電圧
サージ検出器の他の構成例を示す図であり、同図では、
絶縁接続部2の防食層上に金属箔4”を取り付け、絶縁
接続部2の金属シースと金属箔4”間で静電容量を形成
する。この金属箔4”は図2のリング状電極と同様、絶
縁接続部2の絶縁筒間10の両側に等距離で絶縁筒間1
0を挟むように取り付けられ、リード線6を介して検出
インピーダンス5と接続される。上記図2、図3に示す
リング状電極4’、金属箔4”の面積は、部分放電測定
で使用されるものと略等しい面積とすることができ、例
えば、金属箔を用いる場合には250×250mm程度
でよい。
【0011】次に、図1により本実施例における地絡事
故点の標定について説明する。電力ケーブル1に地絡事
故が発生すると、電力ケーブルの絶縁破壊で生じる地絡
電圧サージ波は電力ケーブル1を伝搬してケーブル端末
部3−1、絶縁接続部2−1〜2−nに達し、金属電極
4−金属シース間に地絡電圧サージ波が誘起される。こ
の電圧は検出インピーダンス5により検出され、子局7
−1〜7−mに送られ、子局7−1〜7−mで所望のレ
ベルに増幅され、例えば電気/光変換器等により光信号
に変換されて光ファイバ等の伝送路9を介して親局8に
送られる。
【0012】ここで、図1のF点で地絡事故が発生した
とすると、地絡事故により生ずる地絡電圧サージ波は、
電力ケーブル1上を伝搬し絶縁接続部2−1と絶縁接続
部2−2に達するが、同図において地絡事故点Fは絶縁
接続部2−2に近いので、地絡電圧サージ波は絶縁接続
部2−2に先に到達する。すなわち、図4に示すように
子局7−2と子局7−3において受信される地絡電圧サ
ージ波は、時間差Δtをもつ。地絡電圧サージ波の伝搬
速度、子局から親局までの信号の伝送速度、および、絶
縁接続部2−1と2−2間の距離は予め分かっているの
で、子局7−2と子局7−3で受信された地絡電圧サー
ジ波を親局8に伝送し、両者の時間差を測定すすること
により、地絡事故点を標定することができる。
【0013】上記説明では絶縁接続部間に発生した地絡
事故について記したが、絶縁接続部2−1とケーブル端
末部3−1あるいは絶縁接続部2−nとケーブル端末部
3−2間で発生した地絡事故についても同様に事故点を
標定することができる。なお、上記実施例では、金属電
極としてリング状電極、金属箔を用いる場合について示
したが、金属電極の形状は上記実施例に限定されるもの
ではなく、種々の形状とすることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明においては、
電力ケーブルの防食層上に金属電極を取り付け、電力ケ
ーブルの金属シースー金属電極間で静電容量を形成し、
この金属電極に地絡サージ電圧を誘起させる検出インピ
ーダンスを取り付け、地絡電圧サージ波を検出するよう
にしたので、取り付け作業及びメンテナンスが簡単であ
り、安価な検出器により地絡電圧サージ波を検出し、事
故点を標定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の事故点標定システムの構成を
示す図である。
【図2】本発明の実施例の地絡電圧サージ波検出器の構
成例を示す図である。
【図3】本発明の実施例の地絡電圧サージ波検出器の他
の構成例を示す図である。
【図4】子局において受信される地絡電圧サージ波を示
す図である。
【符号の説明】
1 電力ケーブル 2,2−1〜2−n 絶縁接続部 3−1,3−2 ケーブル端末部 4 金属電極 4’ リング状電極 4” 金属箔 5 検出インピーダンス 6 リード線 7−1〜7−m 子局 8 親局 9 伝送路 10 絶縁筒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブル線路の地絡事故時に発生す
    る地絡電圧サージを検出する地絡電圧サージ検出器にお
    いて、 電力ケーブルの端末部もしくは絶縁接続部防食層上に、
    絶縁筒を挟むように一対の金属電極を設置して上記端末
    部もしくは絶縁接続部の金属シースと金属電極間に静電
    結合を形成し、 上記一対の金属電極間に検出インピーダンスを接続した
    ことを特徴とする地絡電圧サージ検出器。
  2. 【請求項2】 電力ケーブル線路の事故点標定方法にお
    いて、電力ケーブルの端末部及び絶縁接続部の防食層上
    に、絶縁筒を挟むように一対の金属電極を設置して前記
    端末部及び絶縁接続部の金属シースと金属電極間に静電
    結合を形成し、 地絡事故発生時に上記金属電極に誘起される地絡電圧サ
    ージを検出し、 各端末部及び絶縁接続部において検出される地絡電圧サ
    ージ信号の時間差により地絡事故点を標定することを特
    徴とする電力ケーブル線路における事故点標定方法。
JP7290868A 1995-11-09 1995-11-09 電力ケーブル線路における地絡電圧サージ検出器および事故点標定方法 Pending JPH09133730A (ja)

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