JPH09133445A - 簡易型冷却ユニット - Google Patents

簡易型冷却ユニット

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Publication number
JPH09133445A
JPH09133445A JP7313470A JP31347095A JPH09133445A JP H09133445 A JPH09133445 A JP H09133445A JP 7313470 A JP7313470 A JP 7313470A JP 31347095 A JP31347095 A JP 31347095A JP H09133445 A JPH09133445 A JP H09133445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling unit
cooling
main body
unit main
copper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7313470A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Kitsuka
敏浩 木塚
Tsutomu Motai
勉 馬渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP7313470A priority Critical patent/JPH09133445A/ja
Publication of JPH09133445A publication Critical patent/JPH09133445A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種機器、装置、設備等において、緊急に局
部的冷却を必要とする場合の応急措置に好適な局部冷却
手段の提供。 【解決手段】 銅板製の短形の冷却ユニット本体1をそ
の側端部に形成した接合用凹部3と凸部4とからなる凹
凸嵌合方式の球面継手を介して相互に接合できるように
し、この冷却ユニット本体1の表面に冷却媒体を供給す
る銅製の蛇管2をろう付けにて配管固着し、さらに該ユ
ニット本体の背面に吸着用磁石6を取付けて構成した簡
易型の冷却ユニット。 【効果】 軽量で冷却効率が高い。局部冷却する面の広
さおよび曲面や屈曲面の冷却に十分に対応できる。相手
が磁性を有するものであればいかなる場所にでも自在に
取付けて使用できる。局部的に温度上昇が生じた場合の
緊急事態に簡易迅速に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種機器、装
置、設備等において、何等かの原因によりケーシングや
ハウジング等の局部の温度が上昇し緊急に局部的冷却を
必要とする場合の応急措置に好適な簡易型冷却ユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、冷却を必要とする機器や装置、あ
るいは設備等には冷却手段が施されているが、設備的ト
ラブルや機械の故障等のトラブルあるいは冷却系統の異
常等により冷却手段の機能が停止あるいは能力が低下
し、当該冷却手段が施されている箇所が異常に温度上昇
し、緊急に局部的冷却を必要とする場合がある。
【0003】このような事態が発生した場合、通常は設
備保護の観点から即座に機器または設備の運転または稼
働を停止し補修という段取りになるが、運転あるいは稼
働を停止することにより発生する損害が甚大となる場
合、あるいは他に及ぼす影響が大きい場合には、応急措
置として圧縮空気や圧縮窒素、あるいは冷却水等の冷却
媒体を当該部分に吹付けて冷却する措置を講じて、運転
あるいは稼働を停止するタイミングをずらすことが行わ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、緊急に
局部的冷却を必要とする場合にその応急措置としてとら
れている従来の一時的な冷却手段、すなわち圧縮空気や
圧縮窒素、あるいは冷却水等の冷却媒体を当該部分に吹
付けて冷却する手段では、多大な労力と手間を要し非能
率的であるのみならず、当該機器あるいは設備等の運転
あるいは稼働を停止するタイミングを十分にずらすこと
ができず、運転あるいは稼働を停止することにより発生
する損害、あるいは他に及ぼす影響を低く抑えることが
できなかった。
【0005】また、最近では設備の老朽化に伴い、定期
修理あるいは定期検査の間で冷却装置の能力が低下し、
温度の上昇を余儀なくされて機器あるいは設備、装置の
運転、稼働の停止に至るケースが多くなっていることか
ら、前記のような緊急事態が発生した場合にその設備や
機器あるいは装置の運転や稼働を停止することにより発
生する損害、あるいは他に及ぼす影響を最小限に抑える
ための的確な応急措置の確立が必須の課題となってい
る。
【0006】この発明は、このような現状に鑑みなされ
たもので、設備的トラブルや機械の故障等のトラブルあ
るいは冷却系統の異常等により冷却手段の機能が停止あ
るいは能力が低下し、当該冷却手段が施されている箇所
が異常に温度上昇し、緊急に局部的冷却を必要とする場
合に、応急的にその設備や機器に簡易迅速に装着できて
しかも冷却効率の大きい簡易型冷却ユニットを提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る簡易型冷
却ユニットは、一方の側端部に接合用凹部を、他方の側
端部に前記凹部に嵌合する接合用凸部を有する凹凸嵌合
形の屈曲自在継手を有する矩形の銅板の表面に銅製蛇管
をろう付けにて配管し、該銅管内に冷却媒体を導入する
構造となすとともに、前記銅板に吸着用磁石を有するこ
とを特徴とするものである。また、前記銅製蛇管はフィ
ン付き管とすることを特徴とするものである。
【0008】この発明において、冷却ユニット本体と蛇
管を銅製としたのは、当該簡易型冷却ユニットの軽量化
をはかるためと、銅は鋼製や鉄製のものに比べ熱伝導性
に優れているからである。
【0009】また、銅板からなる冷却ユニット本体を凹
凸嵌合形の屈曲自在継手により相互に接合できる構造と
したのは、使用場所(冷却面)の広さに対応できるよう
にするためと、平坦面に限らず曲面や屈曲面の冷却にも
対応できるようにするためである。屈曲自在継手として
は、球面継手が一般的である。
【0010】また、この冷却ユニット本体である銅板の
表面に配管する冷却媒体管路を蛇管としたのは、いうま
でもなく冷却効率を高めるためであり、この蛇管の蛇行
数を増やすほど冷却効率をより高めることができる。ま
た、銅製蛇管をフィン付き管とするのも同じ目的であ
り、この場合のフィンも勿論銅製である。
【0011】この発明における吸着用磁石は、当該ユニ
ットを局部的冷却を必要とする設備や機器に取付ける手
段として用いたもので、銅板の表面または背面の適当箇
所に取付ける。その際、銅板は磁性を有しないため磁石
の取付け方法としては、ねじ止め、ビス止め、ろう付け
等を用いる。
【0012】この発明に係る簡易型冷却ユニットは上記
のごとく、単体で使用できるのみならず、ユニットどう
しを屈曲自在継手を介して接合できるので使用場所の広
さに応じて複数つなぎ合わせて使用することができる
上、屈曲自在継手の部分でユニットを相互に任意の角度
に屈曲させることができるので、曲面あるいは屈曲面の
冷却も可能である。さらに、ユニットは磁石で吸着させ
る方式であるから、相手が磁性を有するものであればど
のような姿勢にでも取付けて冷却することができる。冷
却媒体としては、水、油等の液体、空気や窒素ガス等の
気体を用いる。この冷却媒体をユニットに供給するパイ
プとしては、使用する場所を考慮すると可撓性の耐熱製
ホースが好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の請求項1に対応
する簡易型冷却ユニットの一例を示す斜視図、図2は同
じくこの発明の請求項2に対応する簡易型冷却ユニット
の一例を示す斜視図、図3はユニットどうしの接合手段
の他の例を示す斜視図、図4はこの発明の簡易型冷却ユ
ニットを複数組合わせた例を示す平面図、図5は複数組
合わせた簡易型冷却ユニットを任意の角度に屈曲させた
例を示す概略図であり、1は銅板からなる冷却ユニット
本体、2は銅製蛇管、3、3−1は屈曲自在継手を構成
する一方の接合用凹部、4、4−1は同じく他方の接合
用凸部、5は屈曲自在継手、6は吸着用磁石、7はフィ
ン、8は管継手、9は冷却媒体供給管である。
【0014】図1に示すこの発明の簡易型冷却ユニット
は、銅板製の矩形の冷却ユニット本体1の相対する二辺
に屈曲自在継手を構成する一方の接合用凹部3と他方の
接合用凸部4を形成し、この凹凸嵌合方式の屈曲自在継
手を介してユニットどうしを相互に接合できるように構
成している。この冷却ユニット本体1の表面には、銅製
の蛇管2をろう付けにて配管固着し、この蛇管の両端部
には冷却媒体供給管9を接続するための管継手8が取付
けられている。吸着用磁石6は、冷却ユニット本体1の
表面の適当箇所に取付ける。この磁石は図示のごとく正
方形のものに限らず、長尺のものでもよく、また、その
個数はユニット本体の大きさに合わせて決めればよい。
【0015】図2に示すこの発明の簡易型冷却ユニット
は、冷却効率を高めるために冷却ユニット本体1の表面
に配管固着する銅製蛇管2に銅製のフィン7を取付けた
もので、フイン7と蛇管2、冷却ユニット本体1とフイ
ン7とは、それぞれろう付けにて接合する。
【0016】ユニットどうしの接合手段としては、図3
に示すごとく、凹凸嵌合方式の屈曲自在継手を構成する
凹凸部をユニット本体の側辺の中間に形成した例で、ユ
ニットどうしを接合する場合は、図1に示すものと同
様、一方の凹部3−1に他方の凸部4−1を嵌合させれ
ばよい。なお、この凹凸嵌合方式の屈曲自在継手は、一
組に限らず、複数組適当な間隔を置いて設けてもよい。
【0017】この発明の簡易型冷却ユニットを複数個組
合わせて使用する場合は、図4に示すごとく、各冷却ユ
ニット本体1を屈曲自在継手5を介して接合することに
より、冷却面積を任意に変更することができる。この場
合、各冷却ユニットは適当長さの冷却媒体供給管9で接
続し、冷却媒体を循環使用できるように配管することが
できる。なお、冷却媒体供給管9には通常、可撓性の耐
熱製のホースを用いる。
【0018】また、簡易型冷却ユニットを上記のごとく
複数個組合わせて使用する場合、各冷却ユニットは屈曲
自在継手5を介して接合されているので、図5に示すご
とく隣接する冷却ユニットを屈曲自在継手5の部分で任
意の角度に屈曲させて使用することができる。したがっ
て、応急的に局部冷却する面が曲面あるいは屈曲面であ
ってもこれに対応することができる。
【0019】さらに、この発明の簡易型冷却ユニット
は、機器等への取付け手段に磁石吸着方式を採用してい
るので、相手が磁性を有するものであればどのような場
所であっても取付けることができる。したがって、応急
的に局部冷却する面が機器あるいは装置の底面や側面等
であっても簡単に取付けられて当該部分を効果的に局部
冷却することができる。
【0020】なお、この発明の簡易型冷却ユニットの大
きさは、特に限定するものではないが、銅板製の冷却ユ
ニット本体1は長さ100mm、幅100mm、厚さ
1.0mm程度、銅製蛇管2は直径6mm、肉厚1.0
mm程度のものが一般的である。
【0021】
【発明の効果】この発明の簡易型冷却ユニットは上記の
ごとく構成してなるから、以下に記載する効果を奏す
る。 (1)冷却ユニット本体と蛇管を銅製としたことによ
り、熱伝導性に優れるため冷却効率が高く、また軽量化
できるためハンドリング性が良好である。 (2)冷却ユニット本体を凹凸嵌合方式の屈曲自在継手
により相互に接合できる構造としたことにより、複数個
組合わせて使用することができ、使用する場所すなわち
局部冷却する面の広さに対応できるとともに、平坦面に
限らず曲面や屈曲面の局部冷却にも的確に対応できる。 (3)冷却ユニット本体の表面に配管する蛇管の蛇行数
を増やすだけで、また蛇管をフィン付き管とすることに
より冷却効率を高めることができる。 (4)冷却ユニット本体は磁石で吸着させる方式である
から、相手が磁性を有するものであればどのような場所
にでも自在に取付けて使用することができる。 (5)構造が簡単で、かつ軽量であり、しかも磁石吸着
方式を採用しているので、局部的に温度上昇が生じた場
合の緊急事態に簡易迅速に対応できる。 (6)各種機器、装置、設備等において、何等かの原因
によりケーシングやハウジング等の局部の温度が異常に
上昇する緊急事態が発生した場合に簡易迅速に対応でき
るので、機器または設備を保護できるのみならず、その
設備や機器あるいは装置の運転や稼働を停止することに
より発生する損害、あるいは他に及ぼす影響を最小限に
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の請求項1に対応する簡易型冷却ユニ
ットの一例を示す斜視図である。
【図2】同じくこの発明の請求項2に対応する簡易型冷
却ユニットの一例を示す斜視図である。
【図3】ユニットどうしの接合手段の他の例を示す斜視
図である。
【図4】この発明の簡易型冷却ユニットを複数組合わせ
た例を示す概略平面図である。
【図5】複数組合わせた簡易型冷却ユニットを任意の角
度に屈曲させて用いる例を示す概略図で、(a)は3個
のユニットのうち、2個を水平にし、他の1個を上側に
屈曲させた例、(b)は3個のユニットのうち、中央の
水平のユニットに対し、左側のユニットを垂直に立て、
右側のユニットを下側に傾斜させた例、(c)は3個の
ユニットのうち、中央の水平状のユニットに対し、左右
のユニットをそれぞれ下側に傾斜させた例を、それぞれ
示す。
【符号の説明】
1 銅板製の冷却ユニット本体 2 銅製蛇管 3、3−1 接合用凹部 4、4−1 接合用凸部 5 屈曲自在継手 6 吸着用磁石 7 フィン 8 管継手 9 冷却媒体供給管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の側端部に接合用凹部を、他方の側
    端部に前記凹部に嵌合する接合用凸部を有する凹凸嵌合
    形の屈曲自在継手を有する矩形の銅板の表面に銅製蛇管
    をろう付けにて配管し、該銅管内に冷却媒体を導入する
    構造となすとともに、前記銅板に吸着用磁石を有するこ
    とを特徴とする簡易型冷却ユニット。
  2. 【請求項2】 前記銅製蛇管をフィン付き管としたこと
    を特徴とする請求項1記載の簡易型冷却ユニット。
JP7313470A 1995-11-07 1995-11-07 簡易型冷却ユニット Pending JPH09133445A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7313470A JPH09133445A (ja) 1995-11-07 1995-11-07 簡易型冷却ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7313470A JPH09133445A (ja) 1995-11-07 1995-11-07 簡易型冷却ユニット

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Publication Number Publication Date
JPH09133445A true JPH09133445A (ja) 1997-05-20

Family

ID=18041696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7313470A Pending JPH09133445A (ja) 1995-11-07 1995-11-07 簡易型冷却ユニット

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JP (1) JPH09133445A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014057211A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Mitsubishi Electric Corp 冷却装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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