JPH09133316A - 循環流動層ボイラ - Google Patents
循環流動層ボイラInfo
- Publication number
- JPH09133316A JPH09133316A JP28973795A JP28973795A JPH09133316A JP H09133316 A JPH09133316 A JP H09133316A JP 28973795 A JP28973795 A JP 28973795A JP 28973795 A JP28973795 A JP 28973795A JP H09133316 A JPH09133316 A JP H09133316A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- fluidized bed
- combustion gas
- seal pot
- heat transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃焼ガスから分離された流動材が導かれるシ
ールポットに流動床式熱交換器の設置をやめてコストダ
ウンをはかった循環流動層ボイラを提供する。 【解決手段】 火炉１から出てサイクロン２で流動材を
分離された燃焼ガスは伝熱管群４に流れる。伝熱管群４
を通った燃焼ガスの一部を火炉１内に戻す循環配管５が
設けられている。また、燃焼ガスからサイクロン２で分
離された流動材が導かれるシールポット３内には、流動
床式熱交換器は設置されていない。
ールポットに流動床式熱交換器の設置をやめてコストダ
ウンをはかった循環流動層ボイラを提供する。 【解決手段】 火炉１から出てサイクロン２で流動材を
分離された燃焼ガスは伝熱管群４に流れる。伝熱管群４
を通った燃焼ガスの一部を火炉１内に戻す循環配管５が
設けられている。また、燃焼ガスからサイクロン２で分
離された流動材が導かれるシールポット３内には、流動
床式熱交換器は設置されていない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭やＲＤＦ（Ｒ
ｅｆｕｓｅ Ｄｅｒｉｖｅｄ Ｆｕｅｌ）などを燃焼す
る循環流動層ボイラに関する。
ｅｆｕｓｅ Ｄｅｒｉｖｅｄ Ｆｕｅｌ）などを燃焼す
る循環流動層ボイラに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の循環流動層ボイラの例を図２に示
す。図２に示す循環流動層ボイラでは、燃料と空気が火
炉１の下方に供給され、シールポット３から供給された
流動材と混合して火炉１内で燃焼する。そして、火炉１
から燃焼ガスと共に排出された流動材はサイクロン２で
燃焼ガスから分離され、シールポット３を経て火炉１に
戻される。一方、燃焼ガスは伝熱管群４で過熱蒸気を発
生したのち排ガスとなって排出される。
す。図２に示す循環流動層ボイラでは、燃料と空気が火
炉１の下方に供給され、シールポット３から供給された
流動材と混合して火炉１内で燃焼する。そして、火炉１
から燃焼ガスと共に排出された流動材はサイクロン２で
燃焼ガスから分離され、シールポット３を経て火炉１に
戻される。一方、燃焼ガスは伝熱管群４で過熱蒸気を発
生したのち排ガスとなって排出される。
【０００３】シールポット３内には流動床式熱交換器６
が配設されていて、サイクロン２で分離された流動材の
熱で蒸気を発生するようになっている。この流動床式熱
交換器６は、火炉温度を約８００℃に保つために設けら
れているもので、流動材のうち、この熱交換器６を通る
ものと、通らないものとの比率を変化させることによ
り、火炉１に戻される流動材の温度を制御している。
が配設されていて、サイクロン２で分離された流動材の
熱で蒸気を発生するようになっている。この流動床式熱
交換器６は、火炉温度を約８００℃に保つために設けら
れているもので、流動材のうち、この熱交換器６を通る
ものと、通らないものとの比率を変化させることによ
り、火炉１に戻される流動材の温度を制御している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】循環流動層ボイラにお
いて、そのシールポットに設置される流動床式熱交換器
は高価である。そこで、本発明は、燃焼ガスから分離さ
れた流動材が導かれるシールポットに流動床式熱交換器
の設置をやめてコストダウンをはかった循環流動層ボイ
ラを提供することを課題としている。
いて、そのシールポットに設置される流動床式熱交換器
は高価である。そこで、本発明は、燃焼ガスから分離さ
れた流動材が導かれるシールポットに流動床式熱交換器
の設置をやめてコストダウンをはかった循環流動層ボイ
ラを提供することを課題としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、循環流動層ボ
イラにおける前記課題を解決するため、シールポットに
設置していた流動床式熱交換器を廃止する。
イラにおける前記課題を解決するため、シールポットに
設置していた流動床式熱交換器を廃止する。
【０００６】そして、火炉温度を制御するために、本発
明による循環流動床ボイラでは、低温排ガスの一部を火
炉に循環するように、火炉から出て伝熱管群を通った燃
焼ガスの一部を火炉内に戻す循環配管を設けた構造にす
る。
明による循環流動床ボイラでは、低温排ガスの一部を火
炉に循環するように、火炉から出て伝熱管群を通った燃
焼ガスの一部を火炉内に戻す循環配管を設けた構造にす
る。
【０００７】本発明による循環流動層ボイラは前記した
構成とすることにより、伝熱管群を出て１００〜２００
℃となった排ガスの一部を循環配管を介して火炉内に導
き、火炉内の温度を８００℃程度に制御することができ
る。
構成とすることにより、伝熱管群を出て１００〜２００
℃となった排ガスの一部を循環配管を介して火炉内に導
き、火炉内の温度を８００℃程度に制御することができ
る。
【０００８】この場合、火炉に戻される排ガス中の酸素
濃度が低いために、その排ガスは単に熱容量を増加させ
る効果をもつことによる。このようにして、本発明の循
環流動層ボイラではシールポット内に流動床式熱交換器
を有さない構造にして、大巾なコストダウンを計ること
ができる。
濃度が低いために、その排ガスは単に熱容量を増加させ
る効果をもつことによる。このようにして、本発明の循
環流動層ボイラではシールポット内に流動床式熱交換器
を有さない構造にして、大巾なコストダウンを計ること
ができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明による循環流動層ボ
イラについて図１に示した実施の一形態に基づいて具体
的に説明する。なお、以下の実施の形態において、図２
に示した従来の装置と同じ構成の部分には説明を簡単に
するため同じ符号を付してある。
イラについて図１に示した実施の一形態に基づいて具体
的に説明する。なお、以下の実施の形態において、図２
に示した従来の装置と同じ構成の部分には説明を簡単に
するため同じ符号を付してある。
【００１０】図１に示した循環流動層ボイラでは、火炉
１を出て伝熱管群４を通った後の排ガスの一部を火炉１
に戻す循環配管５が設けられている。そしてシールポッ
ト３には流動床式熱交換器は設けられていない。その他
の構成は図２に示した従来の循環流動層ボイラと実質的
に同じである。
１を出て伝熱管群４を通った後の排ガスの一部を火炉１
に戻す循環配管５が設けられている。そしてシールポッ
ト３には流動床式熱交換器は設けられていない。その他
の構成は図２に示した従来の循環流動層ボイラと実質的
に同じである。
【００１１】以上の構成を持つ図１の循環流動層ボイラ
において、燃料と空気は火炉１の下方に供給され、シー
ルポット３から供給された流動材と混合して燃焼する。
そして、燃焼ガスと共に火炉１を出た流動材はサイクロ
ン２で燃焼ガスから分離され、シールポット３を経て火
炉１に戻される。
において、燃料と空気は火炉１の下方に供給され、シー
ルポット３から供給された流動材と混合して燃焼する。
そして、燃焼ガスと共に火炉１を出た流動材はサイクロ
ン２で燃焼ガスから分離され、シールポット３を経て火
炉１に戻される。
【００１２】一方、燃焼排ガスは伝熱管群４で過熱蒸気
を発生させたのち排出される。そして、伝熱管群４を通
って温度降下した排ガスの一部は循環配管５を通って火
炉１に導かれ空気中に混入される。
を発生させたのち排出される。そして、伝熱管群４を通
って温度降下した排ガスの一部は循環配管５を通って火
炉１に導かれ空気中に混入される。
【００１３】このように図１の循環流動層ボイラでは、
伝熱管群４を出て１００〜２００℃となった排ガスの一
部を循環配管５を介して火炉１内に導くことにより、シ
ールポット３内に流動床式熱交換器を設けることなしに
火炉１内の温度を８００℃程度に制御することができ
る。
伝熱管群４を出て１００〜２００℃となった排ガスの一
部を循環配管５を介して火炉１内に導くことにより、シ
ールポット３内に流動床式熱交換器を設けることなしに
火炉１内の温度を８００℃程度に制御することができ
る。
【００１４】この場合、循環配管５を介して火炉１に戻
される排ガスは酸素温度が低いため、この排ガスは単に
火炉１内に導入されるガスの熱容量を増加させ火炉１内
の温度を制御する効果をもつことになる。
される排ガスは酸素温度が低いため、この排ガスは単に
火炉１内に導入されるガスの熱容量を増加させ火炉１内
の温度を制御する効果をもつことになる。
【００１５】このようにして、本発明の循環流動層ボイ
ラではシールポット３内に流動床式熱交換器を有さない
構造にして、大巾なコストダウンを計ることができる。
ラではシールポット３内に流動床式熱交換器を有さない
構造にして、大巾なコストダウンを計ることができる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による循環
流動層ボイラでは火炉から出て伝熱管群を通った燃焼ガ
スの一部を火炉内に戻す循環配管を設けることによって
シールポット内に流動床式熱交換器を設置することが不
要となり、ボイラのコストダウンにつなげることができ
る。
流動層ボイラでは火炉から出て伝熱管群を通った燃焼ガ
スの一部を火炉内に戻す循環配管を設けることによって
シールポット内に流動床式熱交換器を設置することが不
要となり、ボイラのコストダウンにつなげることができ
る。
【図１】本発明の実施の一形態に係る循環流動層ボイラ
の全体構成図。
の全体構成図。
【図２】従来の循環流動層ボイラの全体構成図。
１ 火炉 ２ サイクロン ３ シールポット ４ 伝熱管群 ５ 循環配管
Claims (1)
- 【請求項１】 火炉から出て伝熱管群を通った燃焼ガス
の一部を火炉内に戻す循環配管を設け、燃焼ガスから分
離された流動材が導かれるシールポット内に流動床式熱
交換器を設置していないことを特徴とする循環流動層ボ
イラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28973795A JPH09133316A (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | 循環流動層ボイラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28973795A JPH09133316A (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | 循環流動層ボイラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09133316A true JPH09133316A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17747110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28973795A Pending JPH09133316A (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | 循環流動層ボイラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09133316A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105444163A (zh) * | 2014-09-30 | 2016-03-30 | 中国科学院工程热物理研究所 | 超低挥发分超细燃料循环流化床燃烧装置及燃烧方法 |
-
1995
- 1995-11-08 JP JP28973795A patent/JPH09133316A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105444163A (zh) * | 2014-09-30 | 2016-03-30 | 中国科学院工程热物理研究所 | 超低挥发分超细燃料循环流化床燃烧装置及燃烧方法 |
| CN105444163B (zh) * | 2014-09-30 | 2017-09-29 | 中国科学院工程热物理研究所 | 超低挥发分超细燃料循环流化床燃烧装置及燃烧方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030107 |