JPH09133027A - ガスタービンプラントにおけるガスタービンの圧縮機入口空気の冷却方法 - Google Patents

ガスタービンプラントにおけるガスタービンの圧縮機入口空気の冷却方法

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JPH09133027A
JPH09133027A JP7294030A JP29403095A JPH09133027A JP H09133027 A JPH09133027 A JP H09133027A JP 7294030 A JP7294030 A JP 7294030A JP 29403095 A JP29403095 A JP 29403095A JP H09133027 A JPH09133027 A JP H09133027A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 吸収式冷凍機を用いて、ガスタービンの圧縮
器の吸気を冷却して、ガスタービンの出力を向上させる
方法を提供する。 【解決手段】 エコノマイザ10を備えた排ガスボイラ
9を有するガスタービンプラントにおいて、吸収式冷凍
機1と、ガスタービンの圧縮機7の吸気を冷却する熱交
換器2と、ボイラ給水循環ポンプ3と、エコノマイザ出
口部給水配管から分岐して、吸収式冷凍機1を通じてエ
コノマイザ入口部給水配管に至るボイラ給水循環系4
と、該ボイラ給水循環系内の吸収式冷凍機をバイパスす
る系と、冷却水循環ポンプ5と、冷却水循環ポンプから
ガスタービンの圧縮機の吸気を冷却する熱交換器、吸収
式冷凍機を通じて再び冷却水循環ポンプに至る冷却水循
環系8とを有し、吸収式冷凍機によって冷却された低温
の冷却水を用いてガスタービンの圧縮機の入口空気を冷
却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ガスタービン排
ガスによって蒸気を発生する、エコノマイザを備えたボ
イラを有するガスタービンプラントにおいて、エコノマ
イザ出口ボイラ給水の一部を循環し、吸収式冷凍機を用
いて熱交換器に送入する冷却水を冷却し、それによって
ガスタービンの圧縮器の吸気を冷却して、ガスタービン
の出力を向上させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常行われているガスタービンプラント
としては、ガスタービンによって駆動される発電機と、
ガスタービンの吸気の圧縮機と、発電機およびガスター
ビンの吸気の圧縮機を駆動するガスタービンと、ガスタ
ービンの排気ガスによって蒸気あるいは温水を発生する
排ガスボイラを備えたものが一般に知られており、当初
は排ガスボイラからの排ガスはそのまま大気中に放出さ
れていた。
【0003】図5はこれを改善するために提案された従
来の技術の例を示すもので、実開平4−69649号公
報に記載されたガスタービンプラントの系統図である。
該従来の技術は、発電機51を駆動するガスタービン5
2と、該ガスタービン52の排ガスの熱回収を行う排ガ
スボイラ53を供えたガスタービンプラントにおいて、
排ガスボイラ53の下流側の排ガス系統内に更に排ガス
の熱回収を行う排ガス熱交換器54を設け、この排ガス
熱交換器54によって温水を発生させ、該温水を熱源と
して吸収冷凍機56に送っている。
【0004】他方、ガスタービン52の吸気を冷却する
タービン吸気冷却器57を設け、該タービン吸気冷却器
57の冷却水として吸収冷凍機56で冷却された低温の
水を使用することにより、ガスタービンの圧縮機55の
吸気を冷却し、それによってガスタービン52の出力お
よび効率を向上させ得るとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
技術においても、ガスタービン排ガスの熱を回収し、そ
れによってガスタービンの出力等の向上が図られてい
る。しかしながら上記従来の技術においては、排ガスボ
イラから排出されたガスの煙道中に新たに温水等を発生
させる熱交換器を配設していることにより、下記のよう
に幾つかの解決すべき課題を有するものであった。すな
わち、
【0006】 ボイラ本体と別個の独立した排ガス熱
交換器を設置することにより、装置全体をコンパクトに
形成するのが困難であり、その操作も煩雑になる。 ガスタービン運転中に排ガスに直接接触する熱交換
器以外の装置のメンテナンスを行う際に、伝熱面の保護
のために常時上記熱交換器に冷却用の水を流通させる必
要があり、その水の処理等のための構造が複雑であり、
また操作が煩雑になる。
【0007】 排ガスと接触する排ガス熱交換器の表
面温度をガスの露点以上に維持するためには、排ガス熱
交換器の内部流体の温度を高温水あるいは蒸気等によっ
て昇温する必要があるが、そのための設備および制御系
統等が複雑になり、コストも上昇する。等である。
【0008】本願発明はこのような現状に鑑みてなされ
たもので、新たな設備を設けることなく、極めて簡潔な
構成によって、ガスタービンプラントのボイラから排出
されるガスの顕熱を回収し、回収した顕熱によってガス
タービンの圧縮機の吸気を冷却してガスタービンの出力
および効率を向上させる方法を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は前記特許請
求の範囲に記載されたガスタービンプラントにおける空
気圧縮機入口空気の冷却方法によって達成される。すな
わち、 (1) ガスタービン排ガスによって蒸気を発生する、エコ
ノマイザを備えたボイラを有するガスタービンプラント
において、吸収式冷凍機と、ガスタービンの圧縮機の吸
気を冷却する熱交換器と、ボイラ給水循環ポンプと、エ
コノマイザ出口部配管から分岐して、吸収式冷凍機を通
じてエコノマイザ入口部配管に至るボイラ給水循環系
と、該ボイラ給水循環系内の吸収式冷凍機をバイパスす
る系と、冷却水循環ポンプと、冷却水循環ポンプからガ
スタービンの圧縮機の吸気を冷却する熱交換器、吸収式
冷凍機を通じて再び冷却水循環ポンプに至る冷却水循環
系とを有し、冷却水循環ポンプを駆動して冷却水循環系
内に冷却水を循環させ、ボイラ給水循環ポンプを駆動し
てボイラ給水循環系内にボイラ給水を循環させ、吸収式
冷凍機によって冷却された低温の冷却水をガスタービン
の圧縮機の吸気を冷却する熱交換器に送入してガスター
ビンの圧縮機の入口空気を冷却するガスタービンプラン
トにおけるガスタービンの圧縮機入口空気の冷却方法。
【0010】(2) ガスタービン排ガスによって蒸気を発
生する、エコノマイザを備えたボイラを有するガスター
ビンプラントにおいて、吸収式冷凍機と、ガスタービン
の圧縮機の吸気を冷却する熱交換器と、ボイラ給水循環
ポンプと、エコノマイザ出口部配管から分岐して、吸収
式冷凍機を通じてエコノマイザ入口部配管に至るボイラ
給水循環系と、該ボイラ給水循環系内の吸収式冷凍機を
バイパスする系と、該ボイラ給水循環系内の吸収式冷凍
機をバイパスする系に配設され、エコノマイザ入口部給
水温度を検出してボイラ給水循環水の吸収式冷凍機バイ
パス量を制御するボイラ給水温度制御装置と、冷却水循
環ポンプと、冷却水循環ポンプからガスタービンの圧縮
機の吸気を冷却する熱交換器、吸収式冷凍機を通じて再
び冷却水循環ポンプに至る冷却水循環系と、エコノマイ
ザ出口部配管から分岐して、吸収式冷凍機を通じてエコ
ノマイザ入口部配管に至るボイラ給水循環系内に配設さ
れ、吸収式冷凍機出口冷却水温度を検出して吸収式冷凍
機に供給するボイラ給水循環量を制御する冷却水温度制
御装置とを有し、冷却水循環ポンプを駆動して冷却水循
環系内に冷却水を循環させ、ボイラ給水循環ポンプを駆
動してボイラ給水循環系内にボイラ給水を循環させ、吸
収式冷凍機によって冷却された低温の冷却水をガスター
ビンの圧縮機の吸気を冷却する熱交換器に送入してガス
タービンの圧縮機の入口空気を冷却し、エコノマイザ入
口部給水温度を検出してボイラ給水循環水の吸収式冷凍
機バイパス量を制御し、吸収式冷凍機出口冷却水温度を
検出して吸収式冷凍機に供給するボイラ給水循環量を制
御するガスタービンプラントにおけるガスタービンの圧
縮機入口空気の冷却方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本願発明に基づくガスター
ビンプラントにおけるガスタービンの圧縮機入口空気の
冷却方法の第1の実施の形態を示す系統図である。図1
において、1は吸収式冷凍機、2はガスタービンの圧縮
機の入口空気を冷却する熱交換器、3はボイラ給水循環
ポンプ、4はボイラ給水循環系、5は冷却水循環ポン
プ、6はガスタービン、7はガスタービンの圧縮機、8
は冷却水循環系、9はボイラ、10はエコノマイザ、1
1はボイラ給水ポンプ、12は熱交換器2を通じてガス
タービンの圧縮機7に供給される空気である。
【0012】ガスタービン6から排出された高温の排ガ
スは、ボイラ9にいおて蒸発管あるいは蒸気過熱器管と
熱交換して温度を低下させ、後部に配設されたエコノマ
イザ10に至る。エコノマイザ10にはボイラ給水ポン
プ11を通じてボイラ給水が供給され、排ガスと熱交換
して昇温させたのち、必要に応じて昇圧されて各ボイラ
ドラムに供給される。
【0013】一方、ボイラ蒸発管部あるいは蒸気過熱器
管部において熱交換して温度を低下したガスは、エコノ
マイザ10においてボイラ給水ポンプ11を経て供給さ
れるボイラ給水と熱交換を行い、更に温度を低下させて
ボイラ9の外部に排出される。
【0014】ガスタービン排ガスの熱量を有効に利用す
る目的で、温度の低いボイラ給水と熱交換を行うエコノ
マイザ10をボイラの後部に配設し、その際エコノマイ
ザ10伝熱面に低温に基づく結露を生ぜしめないように
エコノマイザ10において昇温したボイラ給水の一部を
再循環することにより、エコノマイザ10入口部のボイ
ラ給水温度を上昇させ、それによって結露に基づくダス
トの付着等の不具合の発生を防止することは従来から行
われている。
【0015】排ガスの顕熱を単にボイラによって所要の
蒸気を発生させることのみに利用しようとした場合、エ
コノマイザ10出口排ガス温度は必然的に定まり、余剰
の熱量は排ガスとして大気中に放散される。本願発明は
この余剰の熱量を回収して有効利用を図るもので、エコ
ノマイザ10の伝熱面積を大きくするとともにエコノマ
イザ10に供給するボイラ給水の量も増加させ、それに
よって得られた温水の一部を従来からある結露防止のた
めのボイラ給水循環系を利用して図1に示すように吸収
式冷凍機1に供給するものである。
【0016】吸収式冷凍機1に供給されたボイラ給水循
環水はLiBr等の冷媒を再生して自身の温度を低下さ
せ、ボイラ給水ポンプ11出口部のボイラ給水ラインに
返戻される。一方、再生された冷媒は吸収式冷凍機1内
において冷却水循環ポンプから供給される冷却水と接触
し、気化熱を奪って冷却水の温度を低下させる。
【0017】吸収式冷凍機1から送出され冷却水循環ポ
ンプ5によって昇圧された低温の冷却水は、冷却水循環
系8を通じてガスタービンの圧縮機の入口空気を冷却す
る熱交換器(以下、単に熱交換器ということもある。)
2においてガスタービンの圧縮機(以下、単に圧縮機と
いうこともある。)7に送入される空気と熱交換を行
い、冷却した空気を圧縮機7に送入させるとともに自身
の温度を上昇させて吸収式冷凍機1に返戻される。
【0018】このようにして本願発明によれば、新たな
設備を設けることなく当初廃棄されていたボイラから排
出されるガスの顕熱を回収し、それによってガスタービ
ンの圧縮機の吸気を冷却することにより、ガスタービン
の出力および効率を向上することが可能になる。
【0019】図2は上記第1の実施の形態の他の例を示
す図で、図1においては、エコノマイザ10出口部配管
から分岐して吸収式冷凍機1を通じてエコノマイザ10
入口部配管に至るボイラ給水循環系4の戻り部、および
エコノマイザ10出口部配管から分岐し吸収式冷凍機1
をバイパスしてエコノマイザ10入口部配管に至るボイ
ラ給水循環系4の戻り部を、ボイラ給水ポンプ11とエ
コノマイザ10との間のボイラ給水管に位置させていた
のを、ボイラ給水ポンプ11の入口側のボイラ給水管に
位置させた場合の系統図である。
【0020】図3は本願発明に基づく第2の実施の形態
を示す系統図である。該実施例においてはエコノマイザ
10出口部ボイラ給水循環系の内、吸収式冷凍機1をバ
イパスしてエコノマイザ10入口部ボイラ給水管に至る
流路にボイラ給水温度制御装置13を配設し、エコノマ
イザ10入口部ボイラ給水の温度を検出して当該バイパ
ス流路を流れる高温のボイラ給水循環流量を制御し、エ
コノマイザ10入口部給水温度を所定の値に保持させ
る。
【0021】また吸収式冷凍機1からボイラ給水ポンプ
11出口部のボイラ給水管に至る間のボイラ給水循環系
に冷却水温度制御装置14を設け、吸収式冷凍機1出口
部の冷却水の温度を検出し、吸収式冷凍機1か送出され
る冷却水の温度を所定の値に保持するように、供給され
る高温のボイラ給水循環流量を制御する。
【0022】
【表1】
【0023】表1は本願発明に基づいてエコノマイザの
伝熱面積を増加し、得られた温水の一部を吸収式冷凍機
に供給して冷水を発生させ、それによってガスタービン
の圧縮機の吸気を冷却した場合の計算例である。該計算
例においては基準条件におけるガスタービン出力を15
0MWとし、ガスタービンの入口温度に対する諸特性
(出力、空気量、出口ガス温度、熱消費率)を図4に示
す値と仮定して、ガスタービンの圧縮機吸気温度が30
℃の時と10℃の時を対比させた。
【0024】
【発明の効果】このように本願発明によれば、上記実施
例において説明したように、下記に示す効果を奏する。
すなわち。 (1) 従来からある設備の一部の容量を変更するのみとい
う極めて簡潔な構成によって、当初廃棄されていた排ガ
スの顕熱を回収し、それによってガスタービンの圧縮機
の吸気を冷却してガスタービンの出力および効率を向上
させ得る。
【0025】(2) 従来のエコノマイザの伝熱面積を増加
させるのみであるから、装置全体をコンパクトになし得
る。
【0026】(3) 排ガスの顕熱を回収するための熱交換
器系がボイラから独立して構成されている場合には、ガ
スタービンの負荷変動によってエコノマイザ出口ガス温
度が低下し、それに伴って当該熱交換器の吸熱量が低下
することにより当該熱交換器の伝熱面温度を結露温度以
上に保持するのに、特別な配管系統あるいは制御系統を
設ける必要があるため、コストの上昇あるいは取扱の煩
雑さ等を生じるが、本願発明においては従来からある設
備をそのまま利用し、エコノマイザ出口の高温水を循環
使用することにより、排ガスと接触する伝熱面の温度を
結露温度以上に容易に保持させ得る。
【0027】(4) 排ガスの顕熱を回収するための熱交換
器系がボイラから独立して構成されている場合には、排
ガスと直接接触している部所以外の当該熱交換器系のメ
ンテナンスを行う際にも、ボイラ運転中は連続して当該
熱交換器に冷却水を流通させる必要があり、当該熱交換
器系のメンテナンスに困難が生ずるが、本願発明におい
ては排ガスと直接接触する部分がボイラの一部を構成す
るエコノマイザだけであることにより、冷却水系(吸収
式冷凍機、熱交換器、ポンプ、配管等)のメンテナンス
が自由に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に基づく第1の実施に形態を示す系統
図である。
【図2】本願発明に基づく第1の実施の形態の他の例を
示す系統図である。
【図3】本願発明に基づく第2の実施の形態を示す系統
図である。
【図4】ガスタービンの入口温度に対する諸特性(出
力、空気量、出口ガス温度、熱消費率)の例を示す図で
ある。
【図5】従来の技術の例を示す系統図である。
【符号の説明】
1 吸収式冷凍機 2 熱交換器 3 ボイラ給水循環ポンプ 4 ボイラ給水循環系 5 冷却水循環ポンプ 6 ガスタービン 7 ガスタービンの圧縮機 8 冷却水循環系 9 ボイラ 10 エコノマイザ 11 ボイラ給水ポンプ 12 空気 13 ボイラ給水温度制御装置 14 冷却水温度制御装置 51 発電機 52 ガスタービン 53 排ガスボイラ 54 排ガス熱交換器 55 ガスタービンの圧縮機 56 吸収冷凍機 57 タービン吸気冷却器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービン排ガスによって蒸気を発生
    する、エコノマイザを備えたボイラを有するガスタービ
    ンプラントにおいて、 吸収式冷凍機と、 ガスタービンの圧縮機の吸気を冷却する熱交換器と、 ボイラ給水循環ポンプと、 エコノマイザ出口部配管から分岐して、吸収式冷凍機を
    通じてエコノマイザ入口部配管に至るボイラ給水循環系
    と、 該ボイラ給水循環系内の吸収式冷凍機をバイパスする系
    と、 冷却水循環ポンプと、 冷却水循環ポンプからガスタービンの圧縮機の吸気を冷
    却する熱交換器、吸収式冷凍機を通じて再び冷却水循環
    ポンプに至る冷却水循環系とを有し、 冷却水循環ポンプを駆動して冷却水循環系内に冷却水を
    循環させ、 ボイラ給水循環ポンプを駆動してボイラ給水循環系内に
    ボイラ給水を循環させ、 吸収式冷凍機によって冷却された低温の冷却水をガスタ
    ービンの圧縮機の吸気を冷却する熱交換器に送入してガ
    スタービンの圧縮機の入口空気を冷却することを特徴と
    するガスタービンプラントにおけるガスタービンの圧縮
    機入口空気の冷却方法。
  2. 【請求項2】 ガスタービン排ガスによって蒸気を発生
    する、エコノマイザを備えたボイラを有するガスタービ
    ンプラントにおいて、 吸収式冷凍機と、 ガスタービンの圧縮機の吸気を冷却する熱交換器と、 ボイラ給水循環ポンプと、 エコノマイザ出口部配管から分岐して、吸収式冷凍機を
    通じてエコノマイザ入口部配管に至るボイラ給水循環系
    と、 該ボイラ給水循環系内の吸収式冷凍機をバイパスする系
    と、 該ボイラ給水循環系内の吸収式冷凍機をバイパスする系
    に配設され、エコノマイザ入口部給水温度を検出してボ
    イラ給水循環水の吸収式冷凍機バイパス量を制御するボ
    イラ給水温度制御装置と、 冷却水循環ポンプと、 冷却水循環ポンプからガスタービンの圧縮機の吸気を冷
    却する熱交換器、吸収式冷凍機を通じて再び冷却水循環
    ポンプに至る冷却水循環系と、 エコノマイザ出口部配管から分岐して、吸収式冷凍機を
    通じてエコノマイザ入口部配管に至るボイラ給水循環系
    内に配設され、吸収式冷凍機出口冷却水温度を検出して
    吸収式冷凍機に供給するボイラ給水循環量を制御する冷
    却水温度制御装置とを有し、 冷却水循環ポンプを駆動して冷却水循環系内に冷却水を
    循環させ、 ボイラ給水循環ポンプを駆動してボイラ給水循環系内に
    ボイラ給水を循環させ、 吸収式冷凍機によって冷却された低温の冷却水をガスタ
    ービンの圧縮機の吸気を冷却する熱交換器に送入してガ
    スタービンの圧縮機の入口空気を冷却し、 エコノマイザ入口部給水温度を検出してボイラ給水循環
    水の吸収式冷凍機バイパス量を制御し、 吸収式冷凍機出口冷却水温度を検出して吸収式冷凍機に
    供給するボイラ給水循環量を制御することを特徴とする
    ガスタービンプラントにおけるガスタービンの圧縮機入
    口空気の冷却方法。
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