JPH09132541A - ジオールの製造方法 - Google Patents
ジオールの製造方法Info
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- JPH09132541A JPH09132541A JP8201861A JP20186196A JPH09132541A JP H09132541 A JPH09132541 A JP H09132541A JP 8201861 A JP8201861 A JP 8201861A JP 20186196 A JP20186196 A JP 20186196A JP H09132541 A JPH09132541 A JP H09132541A
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Abstract
ジオールを製造する方法を提供する。 【解決手段】 ルテニウムおよびロジウムから選ばれる
少なくとも一種の金属および/もしくは金属化合物とV
Ib族およびレニウムから選ばれる少なくとも一種の金
属および/もしくは金属化合物からなる触媒の存在下に
ジカルボン酸を水素化還元することを特徴とする、ジオ
ールの製造方法。 【効果】 反応温度100〜200℃かつ水素圧20〜
120kg/cm2程度の温和な条件でジカルボン酸か
らジオールを製造し得る。ジオールは、例えば、ポリエ
ステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート
系樹脂のジオール成分等として用いられ、得られる樹脂
に優れた性能を付与するほか、医薬品原料などの合成原
料等に広く利用される。
Description
カルボン酸を水素化還元することからなるジオールの製
造方法に関するものである。ジオールは例えば、ポリエ
ステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート
系樹脂のジオール成分等として用いられ、得られる樹脂
に優れた性能を付与するほか、医薬品原料などの合成原
料としても用いられる有用な化合物である。
するには、ジカルボン酸のジエステルを銅クロマイト等
の触媒を用いて水素化還元する方法が一般的である。特
開平6−228067号および特開平6−228028
号には、Ru−Sn担持触媒を用いてジカルボン酸ジエ
ステルの水素化還元によるジオールの製造方法が記載さ
れている。しかし、これらのエステルを原料とする場合
には、ジカルボン酸をエステル化する工程が必要であ
り、工業的に採用するには不利である。また、二官能で
あることに加えて高温条件下で反応を行うために、生成
物であるアルコールと原料との間でエステル交換反応が
進行したエステルが副生するので、ジオールの収率が低
いという欠点があった。
してジオールを製造する効率の良い方法が望まれてい
た。これまでに、ジカルボン酸を水素化還元してジオー
ルを製造する方法として、七酸化レニウム触媒によるグ
ルタル酸の水素化還元が公知である[H.Smith
Broadbentら、J.Org.Chem.,2
4,1847(1959)]。しかし、この触媒では収
率よく1,5−ペンタンジオールを得るためには、水溶
媒中250℃という高温、179気圧という高圧で長時
間(50時間)反応を行う必要があるという欠点を有し
ている。また、レニウムとパラジウムからなる触媒も公
知である[ドイツ公開公報(Offenlegungsschrift)2
6 05 107]。しかしながら、この触媒においても
210℃以上の高温、300気圧という高圧を必要とす
るという欠点を有している。
樹脂や医薬品の原料として広く使われているジオール
を、比較的安価なジカルボン酸の触媒的水素化還元を用
いて、温和な条件下に収率良く製造する方法を提供する
ことにある。
研究を行なった結果、公知の遷移金属触媒単独では達成
不可能であった高活性な触媒作用が、ルテニウムおよび
/もしくはロジウムと第VIb族元素および/もしくは
レニウムを組合せることにより初めて可能となることを
見いだした。すなわち、ルテニウムおよびロジウムから
選ばれる少なくとも一種の金属および/もしくはその金
属化合物とVIb族およびレニウムから選ばれる少なく
とも一種の金属および/もしくはその金属化合物からな
る触媒の存在下に、原料としてジカルボン酸を用いて水
素化還元を行なうことで、温和な条件下に収率良くジオ
ールを製造できることを見い出し、本発明を完成するに
至った。
よびロジウムから選ばれる少なくとも一種の金属および
/もしくはその金属化合物とVIb族およびレニウムか
ら選ばれる少なくとも一種の金属および/もしくはその
金属化合物からなる触媒の存在下にジカルボン酸を水素
化還元することを特徴とする、ジオールの製造方法に関
する。
炭素数が3〜20である飽和、不飽和、または芳香族の
二価の炭化水素基を表す)で表されるジカルボン酸を、
ルテニウムおよびロジウムから選ばれる少なくとも一種
の金属および/もしくはその金属化合物とVIb族およ
びレニウムから選ばれる少なくとも一種の金属および/
もしくはその金属化合物からなる触媒の存在下に水素化
還元することを特徴とする、一般式(2) HOCH2−R’−CH2OH (2) (式中R’は、Rが飽和の炭化水素基の場合はRと同じ
であり、Rが不飽和または芳香族の炭化水素基の場合は
Rと同じ骨格を有する飽和炭化水素基である)で表され
るジオールの製造方法に関する。
カルボン酸は一般に工業的に容易に入手しうる化合物で
あり、例えば前記一般式(1)で表わされるジカルボン
酸を挙げることができる。なお、工業的に容易に入手で
きるもののほか、対応するシクロアルカノールもしくは
シクロアルカノンの酸化的開裂あるいは2個のメチル基
を有する芳香族化合物又はパラフィン類の酸化等によっ
ても、容易に製造することができる。前記一般式(1)
中、Rは飽和、不飽和または芳香族の二価の炭化水素基
であり、その側鎖を除いた主鎖の炭素数が3〜20のも
のであって、直鎖状、分枝状、または環状のいずれであ
ってもよく、あるいは鎖状構造と環状構造の組み合わせ
であってもよい。上記一般式(1)で表されるジカルボ
ン酸としては、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二
酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二
酸、ペンタデカン二酸、ヘキサデカン二酸、ヘプタデカ
ン二酸、オクタデカン二酸、ノナデカン二酸、イコサン
二酸、ドコサン二酸、シクロヘキサンジカルボン酸、し
ょうのう酸等の飽和脂肪族もしくは脂環式ジカルボン
酸;ペンテン二酸、ヘキセン二酸、トリデセン二酸、イ
コサジエン二酸、ドコサトリエン二酸、シクロペンテン
ジカルボン酸等の不飽和脂肪族もしくは脂環式カルボン
酸;フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ホモフタ
ル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸
などを例示することができる。これらのジカルボン酸
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソブチル基等
の低級アルキル基、アミノ基、ヒドロキシル基、メトキ
シ基、エトキシ基、イソプロピルオキシ基等の低級アル
コキシ基などで置換されていてもよい。また、これらの
ジカルボン酸の混合物であっても何等問題はない。
酸のうち不飽和結合(芳香族化されているものを含む)
を有するものは、水素添加が同時に進行するため、生成
物として、原料ジカルボン酸と同じ炭素骨格を有する飽
和のジオールが得られる。
およびロジウムから選ばれる少なくとも一種の金属およ
び/もしくはその金属化合物とVIb族およびレニウム
から選ばれる少なくとも一種の金属および/もしくは金
属化合物からなる触媒が使用される。これらの触媒は担
体に担持されていても差し支えない。
び金属化合物としては、0価の金属そのもの、およびル
テニウムの各種無機化合物、有機化合物あるいは錯体化
合物等が挙げられる。具体的には、ルテニウムブラッ
ク、ルテニウムパウダー、酸化ルテニウム、硝酸ニトロ
シルルテニウム、塩化ルテニウム、臭化ルテニウム、ヨ
ウ化ルテニウム、オキシデカクロロジルテニウム酸アン
モニウム、ペンタクロロアクアルテニウム酸アンモニウ
ム、塩化ルテニウム酸アンモニウム、オキシデカクロロ
ジルテニウム酸カリウム、オキシデカクロロジルテニウ
ム酸ナトニウム、ペンタクロロアクアルテニウム酸カリ
ウム、過ルテニウム酸カリウム、ヘキサアンミンルテニ
ウム塩化物、ペンタアンミンクロロルテニウム塩化物、
ヘキサアンミンルテニウム臭化物、トリルテニウムドデ
カカルボニル(ルテニウムカルボニル)、ヘキサカルボ
ニルテトラクロロジルテニウム、トリス(アセチルアセ
トナト)ルテニウム、ジクロロトリカルボニルルテニウ
ムダイマー、ジクロロトリス(トリフェニルホスフィ
ン)ルテニウム、ジクロロジカルボニルビス(トリフェ
ニルホスフィン)ルテニウム、ジカルボニルシクロペン
タジエニルルテニウムダイマー、ビス(シクロペンタジ
エニル)ルテニウム等を用いることができる。
属化合物としては、0価の金属そのもの、およびロジウ
ムの各種無機化合物、有機化合物あるいは錯体化合物等
が挙げられる。具体的には、ロジウムブラック、ロジウ
ムパウダー、酸化ロジウム、硝酸ロジウム、酢酸ロジウ
ムダイマー、塩化ロジウム、臭化ロジウム、ヨウ化ロジ
ウム、ヘキサクロロロジウム酸アンモニウム、ペンタク
ロロアクアロジウム酸アンモニウム、ペンタクロロアク
アロジウム酸カリウム、ヘキサクロロロジウム酸ナトリ
ウム、ヘキサブロモロジウム酸ナトリウム、クロロペン
タアミンロジウム塩化物、テトラロジウムドデカカルボ
ニル、ヘキサロジウムヘキサデカカルボニル、トリス
(アセチルアセトナト)ロジウム、ビス(1,3-ジフ
ェニル-1,3-プロパンジオナト)ロジウムアセテト、
ビス[(ペンタメチルシクロペンタジエニル)ジクロロ
ロジウム]等を用いることができる。
/もしくは金属化合物としては、モリブデンおよびタン
グステンから選ばれる少なくとも一種の金属および/も
しくはその金属化合物を用いることが水素化反応の活性
および選択性の点で好ましい。
の代表例を具体的に例示すると、クロムヘキサカルボニ
ル、酸化クロム、モリブデンヘキサカルボニル(モリブ
デンカルボニル)、モリブデン酸アンモニウム、酢酸モ
リブデン、酸化モリブデン、酸化モリブデンアセチルア
セトナト等のモリブデン化合物、タングステンヘキサカ
ルボニル(タングステンカルボニル)、酸化タングステ
ン、タングステン酸、パラタングステン酸アンモニウム
等のタングステン化合物ををあげることができる。これ
らのうち、水素化反応の効率の点で、これらのカルボニ
ル化合物が好ましい。
属化合物としては、0価の金属そのもの、およびレニウ
ムの各種無機化合物、有機化合物あるいは錯体化合物で
ある。具体的には、ジレニウムデカカルボニル(レニウ
ムカルボニル)、酸化レニウム、過レニウム酸、過レニ
ウム酸アンモニウム、塩化レニウム、シクロペンタジエ
ニルレニウムトリカルボニル等のレニウムをあげること
ができる。これらのうち、水素化反応の効率の点で、カ
ルボニル化合物が好ましい。
テニウムもしくはロジウムの金属化合物としては、水素
化反応中あるいは反応に用いる前に金属状のルテニウム
もしくはロジウムに変化できるものであれば特に制限は
ない。また、触媒を調製する場合に、VIb族の金属も
しくは金属化合物の原料に特に制限はなく、例えば、V
Ib族の硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩、塩化物等の無機化合
物、あるいはアセチルアセトナト等の有機の化合物やア
ミン錯体、カルボニル錯体等を使用することができる。
および/もしくはロジウムの金属担持量は、触媒総重量
に対して、0.1〜60重量%、好ましくは0.5〜5
0重量%である。この担持量が60重量%より多い場
合、ルテニウムおよび/もしくはロジウムの金属単位重
量あたりの活性増加は小さくなる傾向があり、また0.
1重量%より低い場合、充分な活性が得られない恐れが
ある。
よび/もしくはレニウムの担持量は、ルテニウムおよび
/もしくはロジウムとVIb族および/もしくはレニウ
ムの原子比が100:1〜1:50、好ましくは50:
1〜1:20である。ジオールの収率に着目した場合、
ルテニウム金属および/もしくは金属化合物とレニウム
金属および/もしくは金属化合物からなる触媒が好まし
く、ルテニウム金属および/もしくは金属化合物とレニ
ウム金属および/もしくは金属化合物との原子比が好ま
しくは4:1〜1:20、より好ましくは1:1〜1:
10である。ジカルボン酸の反応速度に着目した場合、
ルテニウムとモリブデンからなる触媒が好ましく、ルテ
ニウムとモリブデンの原子比が好ましくは200:1〜
1:2、より好ましくは100:1〜2:1である。
媒の製造法は特に制限はなく、公知の方法で製造したも
のを使用できる。例えば含浸法、イオン交換法、物理混
合法等で調製することができる。
よび/もしくはロジウムの金属化合物においてはさらに
VIb族およびレニウムより選ばれる少なくとも一種以
上の金属の化合物を適当な溶媒に溶解し、これに担体を
加え、必要ならば所定の時間靜置した後、乾燥する。乾
燥後直接還元してもよいし、場合によっては焼成した後
に還元しても差支えない。もちろん反応系中で還元して
も構わない。還元方法は特に制限なく、ルテニウムおよ
び/もしくはロジウムの0価の金属が得られれば、例え
ば水素等を用いて気相で還元しても、あるいはヒドラジ
ン等を用いて液相で還元しても構わない。還元温度は少
なくともルテニウムおよび/もしくはロジウムの金属化
合物が0価の金属にまで還元されれば特に制限はない。
還元操作後のVIb族および/もしくはレニウムの金属
の価数に特に制限なく、0価の金属であっても、酸化さ
れた状態であっても差支えない。一般的には600℃ま
での温度でよい。なお、触媒成分は必ずしも一度に全て
を担持する必要はなく、いずれかの一方を先に担持した
後、残りの成分を担持しても構わないのは言うまでもな
い。
合、使用される担体は多孔性の物質であればよい。具体
的に例示するとアルミナ、シリカ、シリカアルミナ、ゼ
オライト、珪藻土、チタニア、ジルゴニア等結晶性また
は非結晶性の金属酸化物あるいは複合酸化物、テニオラ
イト、ヘクトライト等の層状粘土化合物、活性炭等が挙
げられる。中でもアルミナ、シリカ、活性炭が好まし
い。また、触媒の形状には特に制限はなく、粉末のまま
もしくは成形して用いることができる。
テニウムおよびロジウムから選ばれる少なくとも一種の
金属および/もしくはその金属化合物の使用量、ならび
に、VIb族およびレニウムから選ばれる少なくとも一
種の金属および/もしくはその金属化合物の使用量は、
いずれも原料に対し0.01〜10モル金属%とするこ
とが好ましく、さらに好ましくは0.1〜5モル金属%
である。
ン酸は好ましくは溶媒に溶解させた後、反応に供する。
溶媒としては、水素化反応に不活性であり、また、反応
物、生成物と反応しないものであれば特に制限はなく、
例えば、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、ジグラ
イム、トリグライム、テトラグライム、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、エタノール、
ブタノールなどのアルコール系溶媒、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタンなどの脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、
シクロヘプタン、シクロオクタンなどの脂環式炭化水素
などが挙げられる。溶媒の使用量は、反応温度において
原料が溶解する程度であれば特に限定されない。
実施される。反応方法は特に制限はなく、例えば回分式
または半回分式の反応方法であってもよい。
くは100〜200℃である。これより温度を高くする
と副反応生成物が増加する傾向があり、逆に温度をこれ
より低くすると反応速度の面で不利になる。また、水素
の圧力は、通常10〜150kg/cm2G、好ましく
は20〜120kg/cm2Gが選ばれる。これより高
圧では安全ならびに経済上不利であり、これより低圧で
は反応速度が遅くなり不利になる。
設定の仕方によって変わるため、一概にその範囲を決め
ることは困難であるが、回分式、半回分式においては通
常1〜30時間、好ましくは2〜20時間がよい。反応
時間は30時間より長くても構わないが、その範囲内で
充分反応は進行する。一方、1時間未満では高い転化率
が得られないことがある。
らに詳しく説明するが、本反応はこれらの実施例および
比較例に限定されるものではない。なお、各例中の%
は、触媒担持量については重量基準、それ以外はモル基
準である。
二酸136.2mg(0.5mmol)、5%Rh/A
l2O3(Strem社製)10.3mg、レニウムカル
ボニル1.7mgおよびジメトキシエタン1mlを仕込
み、系内を水素で十分置換した後、80kg/cm2に
なるように水素を圧入した。加熱撹拌しながら160℃
に昇温し、16時間水素化反応を行った。反応終了後、
オートクレーブを室温まで冷却し、続いて水素をパージ
し、反応液を取り出した。反応液をガスクロマトグラフ
ィーにより分析した結果、1,15−ペンタデカンジオ
ールの収率は原料のペンタデカン二酸に対して57%で
あった。
二酸136.2mg(0.5mmol)、5%Rh/A
l2O3(Strem社製)10.3mgおよびジメトキ
シエタン1mlを仕込み、系内を水素で十分置換した
後、80kg/cm2になるように水素を圧入した。加
熱撹拌しながら180℃に昇温し、16時間水素化反応
を行った。反応終了後、オートクレーブを室温まで冷却
し、続いて水素をパージし、反応液を取り出した。反応
液をガスクロマトグラフィーにより分析した結果、ペン
タデカン二酸の転化率は19%であり、1,15−ペン
タデカンジオールの収率は原料のペンタデカン二酸に対
して1%であった。
二酸136.2mg(0.5mmol)、レニウムカル
ボニル1.7mgおよびジメトキシエタン1mlを仕込
み、系内を水素で十分置換した後、100kg/cm2
になるように水素を圧入した。加熱撹拌しながら180
℃に昇温し、16時間水素化反応を行った。反応終了
後、オートクレーブを室温まで冷却し、続いて水素をパ
ージし、反応液を取り出した。反応液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した結果、ペンタデカン二酸の転化
率は10%であり、1,15−ペンタデカンジオールの
収率は原料のペンタデカン二酸に対して5%であった。
二酸136.2mg(0.5mmol)、5%Rh/A
l2O3(Strem社製)10.3mg、過レニウム酸
テトラブチルアンモニウム2.5mgおよびジメトキシ
エタン1mlを仕込み、系内を水素で十分置換した後、
80kg/cm2になるように水素を圧入した。加熱撹
拌しながら160℃に昇温し、16時間水素化反応を行
った。反応終了後、オートクレーブを室温まで冷却し、
続いて水素をパージし、反応液を取り出した。反応液を
ガスクロマトグラフィーにより分析した結果、1,15
−ペンタデカンジオールの収率は原料のペンタデカン二
酸に対して48%であった。
二酸136.2mg(0.5mmol)、5%Rh/A
l2O3(Strem社製)10.3mg、モリブデンカ
ルボニル1.3mgおよびジメトキシエタン1mlを仕
込み、系内を水素で十分置換した後、100kg/cm
2になるように水素を圧入した。加熱撹拌しながら16
5℃に昇温し、16時間水素化反応を行った。反応終了
後、オートクレーブを室温まで冷却し、続いて水素をパ
ージし、反応液を取り出した。反応液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した結果、1,15−ペンタデカン
ジオールの収率は原料のペンタデカン二酸に対して67
%であった。
二酸136.2mg(0.5mmol)、5%Rh/活
性炭(Strem社製)10.3mg、モリブデンカル
ボニル1.3mgおよびジメトキシエタン1mlを仕込
み、系内を水素で十分置換した後、100kg/cm2
になるように水素を圧入した。加熱撹拌しながら170
℃に昇温し、16時間水素化反応を行った。反応終了
後、オートクレーブを室温まで冷却し、続いて水素をパ
ージし、反応液を取り出した。反応液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した結果、1,15−ペンタデカン
ジオールの収率は原料のペンタデカン二酸に対して65
%であった。
二酸136.2mg(0.5mmol)、ヘキサロジウ
ムヘキサデカカルボニル0.9mg、モリブデンカルボ
ニル1.3mgおよびジメトキシエタン1mlを仕込
み、系内を水素で十分置換した後、100kg/cm2
になるように水素を圧入した。加熱撹拌しながら170
℃に昇温し、16時間水素化反応を行った。反応終了
後、オートクレーブを室温まで冷却し、続いて水素をパ
ージし、反応液を取り出した。反応液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した結果、1,15−ペンタデカン
ジオールの収率は原料のペンタデカン二酸に対して57
%であった。
01.1mg(0.5mmol)、5%Rh/Al2O3
(Strem社製)10.3mg、レニウムカルボニル
1.7mgおよびジメトキシエタン1mlを仕込み、系
内を水素で十分置換した後、100kg/cm2になる
ように水素を圧入した。加熱撹拌しながら160℃に昇
温し、16時間水素化反応を行った。反応終了後、オー
トクレーブを室温まで冷却し、続いて水素をパージし、
反応液を取り出した。反応液をガスクロマトグラフィー
により分析した結果、1,10−デカンジオールの収率
は原料のセバシン酸に対して75%であった。
01.1mg(0.5mmol)、5%Rh/Al2O3
(Strem社製)10.3mg、モリブデンカルボニ
ル1.3mgおよびジメトキシエタン1mlを仕込み、
系内を水素で十分置換した後、100kg/cm2にな
るように水素を圧入した。加熱撹拌しながら170℃に
昇温し、16時間水素化反応を行った。反応終了後、オ
ートクレーブを室温まで冷却し、続いて水素をパージ
し、反応液を取り出した。反応液をガスクロマトグラフ
ィーにより分析した結果、1,10−デカンジオールの
収率は原料のセバシン酸に対して61%であった。
4g(0.069mol)、5%Rh/Al2O3(エ
ヌ・イー ケムキャット社製)5.95g、モリブデン
カルボニル0.436gおよびテトラヒドロフラン15
0mlを仕込み、系内を水素で十分置換した後、65k
g/cm2になるように水素を圧入した。加熱撹拌しな
がら昇温し、反応温度160℃となったところで反応圧
力を100kg/cm2に昇圧した。このときを反応開
始時刻とし、5時間水素化反応を行った。反応終了後、
オートクレーブを室温まで冷却し、続いて水素をパージ
し、反応液を取り出した。反応液をガスクロマトグラフ
ィーにより分析した結果、1,10−デカンジオールの
収率は原料のセバシン酸に対して60%であった。
4g(0.069mol)、5%Ru/Al2O3(エヌ
・イー ケムキャット社製)5.95g、タングステン
カルボニル0.592gおよびテトラヒドロフラン15
0mlを仕込み、系内を水素で十分置換した後、65k
g/cm2になるように水素を圧入した。加熱撹拌しな
がら昇温し、反応温度160℃となったところで反応圧
力を100kg/cm2に昇圧した。このときを反応開
始時刻とし、5時間水素化反応を行った。反応終了後、
オートクレーブを室温まで冷却し、続いて水素をパージ
し、反応液を取り出した。反応液をガスクロマトグラフ
ィーにより分析した結果、1,10−デカンジオールの
収率は原料のセバシン酸に対して45%であった。
4g(0.069mol)、5%Ru/活性炭(エヌ・
イー ケムキャット社製)5.95g、モリブデンカル
ボニル0.436gおよびテトラヒドロフラン150m
lを仕込み、系内を水素で十分置換した後、65kg/
cm2になるように水素を圧入した。加熱撹拌しながら
昇温し、反応温度160℃となったところで反応圧力を
100kg/cm2に昇圧した。このときを反応開始時
刻とし、5時間水素化反応を行った。反応終了後、オー
トクレーブを室温まで冷却し、続いて水素をパージし、
反応液を取り出した。反応液をガスクロマトグラフィー
により分析した結果、1,10−デカンジオールの収率
は原料のセバシン酸に対して59%であった。
4g(0.069mol)、5%Rh/Al2O3(エヌ
・イー ケムキャット社製)5.95g、レニウムカル
ボニル0.943gおよびテトラヒドロフラン150m
lを仕込み、系内を水素で十分置換した後、65kg/
cm2になるように水素を圧入した。加熱撹拌しながら
昇温し、反応温度160℃となったところで反応圧力を
100kg/cm2に昇圧した。このときを反応開始時
刻とし、5時間水素化反応を行った。反応終了後、オー
トクレーブを室温まで冷却し、続いて水素をパージし、
反応液を取り出した。反応液をガスクロマトグラフィー
により分析した結果、1,10−デカンジオールの収率
は原料のセバシン酸に対して56%であった。
g(0.025mol)5%Ru/C(エヌ・イー ケ
ムキャット社製)1g、モリブデンカルボニル0.26
2gおよびテトラヒドロフラン150mlを仕込み、系
内を水素で十分置換した後、65kg/cm2となるよ
うに水素を圧入した。加熱攪拌しながら昇温し、反応温
度160℃となったところで反応圧力を100kg/c
m2に昇圧した。このときを反応開始時刻とし、7時間
水素化反応を行った。反応終了後、オートクレーブを室
温まで冷却し、続いて水素をパージし、反応液を取り出
した。反応液をガスクロマトグラフィーにより分析した
結果、1,10−デカンジオールの収率は原料のセバシ
ン酸に対して27%であった。また、1,10−デカン
ジオールの生成速度は7%/hであった。
g(0.025mol)、5%Ru/C(エヌ・イー
ケムキャット社製)1g、モリブデンカルボニル0.1
31gおよびテトラヒドロフラン150mlを仕込み、
系内を水素で十分置換した後、65kg/cm2となる
ように水素を圧入した。加熱攪拌しながら昇温し、反応
温度160℃となったところで反応圧力を100kg/
cm2に昇圧した。このときを反応開始時刻とし、7時
間水素化反応を行った。反応終了後、オートクレーブを
室温まで冷却し、続いて水素をパージし、反応液を取り
出した。反応液をガスクロマトグラフィーにより分析し
た結果、1,10−デカンジオールの収率は原料のセバ
シン酸に対して40%であった。また、1,10−デカ
ンジオールの生成速度は8%/hであった。
g(0.025mol)、5%Ru/C(エヌ・イー
ケムキャット社製)1g、モリブデンカルボニル0.0
66gおよびテトラヒドロフラン150mlを仕込み、
系内を水素で十分置換した後、65kg/cm2となる
ように水素を圧入した。加熱攪拌しながら昇温し、反応
温度160℃となったところで反応圧力を100kg/
cm2に昇圧した。このときを反応開始時刻とし、7時
間水素化反応を行った。反応終了後、オートクレーブを
室温まで冷却し、続いて水素をパージし、反応液を取り
出した。反応液をガスクロマトグラフィーにより分析し
た結果、1,10−デカンジオールの収率は原料のセバ
シン酸に対して49%であった。また、1,10−デカ
ンジオールの生成速度は8%/hであった。
g(0.025mol)、5%Ru/C(エヌ・イー
ケムキャット社製)1g、モリブデンカルボニル0.0
33gおよびテトラヒドロフラン150mlを仕込み、
系内を水素で十分置換した後、65kg/cm2となる
ように水素を圧入した。加熱攪拌しながら昇温し、反応
温度160℃となったところで反応圧力を100kg/
cm2に昇圧した。このときを反応開始時刻とし、7時
間水素化反応を行った。反応終了後、オートクレーブを
室温まで冷却し、続いて水素をパージし、反応液を取り
出した。反応液をガスクロマトグラフィーにより分析し
た結果、1,10−デカンジオールの収率は原料のセバ
シン酸に対して41%であった。また、1,10−デカ
ンジオールの生成速度は16%/hであった。
g(0.025mol)、5%Ru/C(エヌ・イー
ケムキャット社製)1g、レニウムカルボニル0.04
1gおよびテトラヒドロフラン150mlを仕込み、系
内を水素で十分置換した後、65kg/cm2となるよ
うに水素を圧入した。加熱攪拌しながら昇温し、反応温
度160℃となったところで反応圧力を100kg/c
m2に昇圧した。このときを反応開始時刻とし、7時間
水素化反応を行った。反応終了後、オートクレーブを室
温まで冷却し、続いて水素をパージし、反応液を取り出
した。反応液をガスクロマトグラフィーにより分析した
結果、1,10−デカンジオールの収率は原料のセバシ
ン酸に対して41%であった。
g(0.025mol)、5%Ru/C(エヌ・イー
ケムキャット社製)1g、レニウムカルボニル0.16
1gおよびテトラヒドロフラン150mlを仕込み、系
内を水素で十分置換した後、65kg/cm2となるよ
うに水素を圧入した。加熱攪拌しながら昇温し、反応温
度160℃となったところで反応圧力を100kg/c
m2に昇圧した。このときを反応開始時刻とし、7時間
水素化反応を行った。反応終了後、オートクレーブを室
温まで冷却し、続いて水素をパージし、反応液を取り出
した。反応液をガスクロマトグラフィーにより分析した
結果、1,10−デカンジオールの収率は原料のセバシ
ン酸に対して69%であった。
g(0.025mol)、5%Ru/C(エヌ・イー
ケムキャット社製)1g、レニウムカルボニル0.32
3gおよびテトラヒドロフラン150mlを仕込み、系
内を水素で十分置換した後、65kg/cm2となるよ
うに水素を圧入した。加熱攪拌しながら昇温し、反応温
度160℃となったところで反応圧力を100kg/c
m2に昇圧した。このときを反応開始時刻とし、7時間
水素化反応を行った。反応終了後、オートクレーブを室
温まで冷却し、続いて水素をパージし、反応液を取り出
した。反応液をガスクロマトグラフィーにより分析した
結果、1,10−デカンジオールの収率は原料のセバシ
ン酸に対して76%であった。
g(0.025mol)、5%Ru/C(エヌ・イー
ケムキャット社製)1g、レニウムカルボニル0.64
6gおよびテトラヒドロフラン150mlを仕込み系内
を水素で十分置換した後、65kg/cm2となるよう
に水素を圧入した。加熱攪拌しながら昇温し、反応温度
160℃となったところで反応圧力を100kg/cm
2に昇圧した。このときを反応開始時刻とし、7時間水
素化反応を行った。反応終了後、オートクレーブを室温
まで冷却し、続いて水素をパージし、反応液を取り出し
た。反応液をガスクロマトグラフィーにより分析した結
果、1,10−デカンジオールの収率は原料のセバシン
酸に対して82%であった。
g(0.025mol)、5%Ru/C(エヌ・イー
ケムキャット社製)1g、モリブデンカルボニル0.0
33gおよびシクロヘキサン150mlを仕込み、系内
を水素で十分置換した後、65kg/cm2となるよう
に水素を圧入した。加熱攪拌しながら昇温し、反応温度
140℃となったところで反応圧力を100kg/cm
2に昇圧した。このときを反応開始時刻とし、7時間水
素化反応を行った。反応終了後、オートクレーブを室温
まで冷却し、続いて水素をパージし、反応液を取り出し
た。反応液をガスクロマトグラフィーにより分析した結
果、1,10−デカンジオールの収率は原料のセバシン
酸に対して70%であった。
g(0.035mol)、活性炭(クラレケミカル社
製)1.4gおよびテトラヒドロフラン150mlを仕
込み、系内を水素で十分置換した後、65kg/cm2
となるように水素を圧入した。加熱攪拌しながら昇温
し、反応温度160℃となったところで反応圧力を10
0kg/cm2に昇圧した。このときを反応開始時刻と
し、7時間水素化反応を行った。反応終了後、オートク
レーブを室温まで冷却し、続いて水素をパージし、反応
液を取り出した。反応液をガスクロマトグラフィーによ
り分析した結果、1,10−デカンジオールの収率は原
料のセバシン酸に対して0%であった。
用いた以外は比較例3と同様に反応及び分析を行った。
その結果、1,10−デカンジオールの収率は原料のセ
バシン酸に対して0%であった。
ケムキャット社製)0.148gを用いた以外は比較例
3と同様に反応及び分析を行った。その結果、1,10
−デカンジオールの収率は原料のセバシン酸に対して0
%であった。
ット社製)1gを用いた以外は比較例3と同様に反応及
び分析を行った。その結果、1,10−デカンジオール
の収率は原料のセバシン酸に対して5%であった。
gを用いた以外は比較例3と同様に反応及び分析を行っ
た。その結果、1,10−デカンジオールの収率は原料
のセバシン酸に対して0%であった。
6.1mg(0.5mmol)、5%Rh/Al2O
3(Strem社製)10.3mg、モリブデンカルボ
ニル1.3mgおよびジメトキシエタン1mlを仕込
み、系内を水素で十分置換した後、100kg/cm2
になるように水素を圧入した。加熱撹拌しながら170
℃に昇温し、16時間水素化反応を行った。反応終了
後、オートクレーブを室温まで冷却し、続いて水素をパ
ージし、反応液を取り出した。反応液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した結果、1,5−ペンタンジオー
ルの収率は原料のグルタル酸に対して68%であった。
ロヘキサンジカルボン酸172.2mg(1.0mmo
l)、ヘキサロジウムヘキサデカカルボニル1.8m
g、レニウムカルボニル3.4mgおよびジメトキシエ
タン2mlを仕込み、系内を水素で十分置換した後、1
00kg/cm2になるように水素を圧入した。加熱撹
拌しながら170℃に昇温し、16時間水素化反応を行
った。反応終了後、オートクレーブを室温まで冷却し、
続いて水素をパージし、反応液を取り出した。反応液を
ガスクロマトグラフィーにより分析した結果、1,4−
シクロヘキサンジメタノールの収率は原料の1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸に対して36%であった。
ウムから選ばれる少なくとも一種の金属もしくは金属化
合物とVIb族およびレニウムから選ばれる少なくとも
一種の金属もしくは金属化合物からなる触媒の存在下に
ジカルボン酸を水素化還元することにより、温和な条件
下に収率良くジオールが製造できる。得られるジオール
は、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリカーボネート系樹脂のジオール成分等として用
いられ、得られる樹脂に優れた性能を付与するほか、医
薬品原料などの合成原料としても用いられる有用な化合
物である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ルテニウムおよびロジウムから選ばれる
少なくとも一種の金属および/もしくはその金属化合物
とVIb族およびレニウムから選ばれる少なくとも一種
の金属および/もしくはその金属化合物からなる触媒の
存在下にジカルボン酸を水素化還元することを特徴とす
る、ジオールの製造方法。 - 【請求項2】 一般式(1) HOOC−R−COOH (1) (式中、Rは置換基を有していてもよく、置換基以外の
炭素数が3〜20である飽和、不飽和、または芳香族の
二価の炭化水素基を表す)で表されるジカルボン酸を、
ルテニウムおよびロジウムから選ばれる少なくとも一種
の金属および/もしくはその金属化合物とVIb族およ
びレニウムから選ばれる少なくとも一種の金属および/
もしくはその金属化合物からなる触媒の存在下に水素化
還元することを特徴とする、一般式(2) HOCH2−R’−CH2OH (2) (式中R’は、Rが飽和の炭化水素基の場合はRと同じ
であり、Rが不飽和または芳香族の炭化水素基の場合は
Rと同じ骨格を有する飽和炭化水素基である)で表され
るジオールの製造方法。 - 【請求項3】 周期律表第VIb族の金属および/もし
くはその金属化合物がモリブデン、タングステンから選
ばれる少なくとも一種の金属および/もしくはその金属
化合物である請求項1又は2に記載の製造方法。 - 【請求項4】 触媒がルテニウム金属および/もしくは
その金属化合物とレニウム金属および/もしくはその金
属化合物からなり、かつルテニウムとレニウムの原子比
が4:1〜1:20の範囲にあることを特徴とする請求
項1または2記載の製造方法。 - 【請求項5】 触媒がルテニウム金属および/もしくは
その金属化合物とモリブデン金属および/もしくはその
金属化合物からなり、かつルテニウムとモリブデンの原
子比が200:1〜1:2の範囲にあることを特徴とす
る請求項1または2記載の製造方法。
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WO2001034543A1 (fr) * | 1999-11-05 | 2001-05-17 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Procede servant a preparer des melanges de diols |
JP2001316311A (ja) * | 2000-03-03 | 2001-11-13 | Asahi Kasei Corp | 高純度1,5−ペンタンジオール |
JP2006504788A (ja) * | 2002-11-01 | 2006-02-09 | カーギル,インコーポレイティド | 1,3−プロパンジオールの製造方法 |
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JP2016500697A (ja) * | 2012-10-26 | 2016-01-14 | イーストマン ケミカル カンパニー | カルボン酸の対応するアルコールへの改良水素化のための促進ルテニウム触媒 |
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JP2022153498A (ja) * | 2017-03-08 | 2022-10-12 | 三菱ケミカル株式会社 | カルボニル化合物の水素化触媒ならびにアルコールの製造方法 |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP20186196A patent/JP3857360B2/ja not_active Expired - Fee Related
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