JPH0913247A - 複数のワープビームを備えた織機 - Google Patents

複数のワープビームを備えた織機

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JPH0913247A
JPH0913247A JP13486993A JP13486993A JPH0913247A JP H0913247 A JPH0913247 A JP H0913247A JP 13486993 A JP13486993 A JP 13486993A JP 13486993 A JP13486993 A JP 13486993A JP H0913247 A JPH0913247 A JP H0913247A
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warp
length
split
loom
beams
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JP13486993A
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Klaus Berktold
ベルクトルト クラウス
Ernst Eberhard
エベルハルト エルネスト
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Sulzer AG
Original Assignee
Sulzer AG
Gebrueder Sulzer AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のワープビームを備えた織機において、織
機の織幅全体にわたり均一な外観を有する単一又は複数
の布の製造を可能とすること。 【構成】各分割ワープビーム1,2は、経糸の供給時に
経糸10の長さを検出する測定装置31,32と連動し
ている。各測定装置31,32は、各ワープビームの外
周の経糸に圧接されて経糸の進行と共に転動する測長ロ
ーラ37を備えており、制御信号を制御装置25に出力
する。各ワープビームの回転速度は、経糸の進行(供
給)の所定長を一定に保つという意味において、前記制
御信号に依存する。本発明は特に巻き径の異なる分割ワ
ープビームによる織成に適しており、織幅全体にわたっ
て均一な外観を有する織布の製造を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は織機に関する。特に、少
なくとも二つの分割ワープビームと、前記ワープビーム
からの経糸をガイドするためのテンションローラとを備
え、各分割ワープビームが個々に駆動可能な経糸解舒機
構に連結されており、各分割ワープビームの回転速度を
個々に設定するための制御装置と共に、経糸の張力を検
出するための触角部材が設けられてなる織機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の織機の場合、ヨーロッパ特許0
136389(T.632)に知られているように、経
糸張力を検出することを意図した触角部材は、経糸方向
において各分割ワープビームよりも後方に連結された、
ロッド形状の静止した経糸用偏向部材と、作動時におい
て分割ワープビームの軸と平行な支持ビーム上に旋回可
能に配置されたテンションローラとの間に配置されてい
る。
【0003】二以上の分割ワープビームに基づいて織成
する間、それらは、触角部材からの制御信号に依存し
て、分割ワープビームから解舒された全ての経糸がほぼ
等しい経糸張力を示すような回転速度(回転数 r.p.m)
にて個々に駆動される。従って、分割ワープビームから
解舒された各経糸間にどのような張力の違いが生じて
も、かかる相違は、分割ワープビームの回転速度の適度
な修正によって、即座に補償される。
【0004】一方、別のタイプの公知の織機の場合、前
記テンションローラは複数の軸受けに支持されており、
当該軸受けはその軸を横切って移動可能であり、かつ、
ワープビームの軸に対してテンションローラが斜め位置
に来ることを許容する。更に、テンションローラの端部
に設けられた適当な触角部材によって、各分割ワープビ
ームから解舒された経糸間における相違した張力の均等
化が達成される(ドイツ特許2758816、米国特許
4262706/T.500に対応)。
【0005】公知であるところの、経糸の張力にのみ依
存して分割ワープビームの回転速度を調節することは、
分割ワープビームから織られた布の各長さ(丈)におけ
る均等な外観を達成しそれによって織物の幅全体にわた
り均質な織物品質を達成するためには、全ての場合にお
いて充分ではないということが判明した。特に、高度な
緯入れ能力を有し、あるいは(それと共に)、径の異な
る分割ワープビームを有する織機の場合には、分割経糸
シートにおいて経糸張力を一定に保持しているにもかか
わらず、各分割ワープビームは同時には織られず、異な
る布長を生じさせるという事態が起こることがある。あ
るいは(それと共に)、多数の分割ワープビームからの
経糸を用いて織成する場合、布の分割された丈において
不均等な外観が生じ、この場合には布の各分割部間には
継ぎ目が形成され、又は、布の各分割部の不均等な長さ
のために折り目が形成されるということがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特に
上記の点において改良された織機を提供することにあ
り、巻回された糸の巻回径が異なる分割ワープビームを
用いる場合でも(例えば、残った経糸を使いきるために
部分的に使用された分割ワープビーム上の経糸の残りを
加工する間など)、織機によって織られる織物の幅全体
にわたり均一な外観を備えた単一の布又は多数の布の製
造を確保する経糸解舒機構を備えた織機を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、少なくとも二つの分割ワープビームと、
前記分割ワープビームからの経糸をガイドするためのテ
ンションローラとを備え、各分割ワープビームが個々に
駆動可能な経糸解舒機構に連結されており、各分割ワー
プビームの回転速度を個々に設定するための制御装置と
共に経糸の張力を検出するための接触部材が設けられて
なる織機において、次の点を特徴としている。
【0008】即ち、経糸供給中のどの時点においても、
関連する分割ワープビームからの少なくともいくつかの
経糸の一部の長さを検出するための測長装置が各分割ワ
ープビームに対して設けられており、更に、関連した一
部長さに対応した制御信号が前記測長装置によって前記
制御装置に伝達され、これにより分割ワープビームの回
転速度が、前記一部長さの所定長を一定に保つという意
味において、前記制御信号に依存している。
【0009】
【作用】ある時点において経糸の供給長(前進長)を検
出するところの、本発明において設けられた測長装置を
介して、分割ワープビームの糸の巻き径に影響されず、
かつ、織機の織幅全体にわたり均一である経糸供給が達
成される。そのことは、専ら経糸張力に依存して規制さ
れる経糸解舒機構でもって従来の織成を行う場合に起こ
りがちな前述したような不揃いな状況を生ずることな
く、各分割ワープビームからの経糸を共に織りあげるこ
とを実現する。
【0010】本発明に従った経糸解舒機構の制御によ
り、織機の織幅に対して非分割の布の製造、及び、通常
の方法で分割ワープビームの幅に相当する幅の分割され
た布の製造の両方が可能となり、又は、非分割で製造さ
れた布の引き続く分割操作を介して、各分割ワープビー
ムの幅から独立した幅にて処理されることがある分割さ
れた布の製造が可能となる。
【0011】同時に本発明に従った経糸解舒機構の制御
は、緯入れ工程の終わりにおける張力の緩みの違いのた
めに、経糸開口の変化前(即ち、経糸による結節前)に
違った厚みを示すことがある緯糸の加工における経糸消
費の影響を受けることを許容する。専ら緯糸張力に依存
して制御される経糸解舒機構の場合、厚みの異なる緯糸
を巻き込む際に、相互に異なる経糸角度又は相互に異な
る経糸の進行(送り)が生じ、そのことが相互に異なる
緯糸の筬打ち密度を導き、織布における目視可能な不揃
いとなる。経糸の所定の消費に依存して制御可能な本発
明に従った経糸解舒機構によって、従来の手法に見られ
たような不揃いも回避される。
【0012】
【実施例】以下に、本発明を具体化した一実施例を図面
に従って説明する。図1による織機は、機枠の2つのチ
ーク部材3,4間に設けられた2つの分割ワープビーム
1,2を備えている。ワープビーム1,2は、異なる織
り幅B1,B2を示すとともに、異なる巻き付け直径D
1,D2を示している。分割ワープビーム1,2は、端
部においてチーク部材3,4にそれぞれ連結されたベア
リング(図示略)に支持されると共に、これらのベアリ
ングに対応するように中央の支持部5に設けられた中央
ベアリングに支持されている。分割ワープビーム1,2
は、ギヤリング(連動機)6を介して個々に制御可能な
駆動モータ7,8にそれぞれ連結されている。
【0013】分割ワープビーム1,2には多数の経糸1
0が巻き付けられている。これらの経糸10は、矢印1
3方向に分割された経糸群11,12として解かれ、分
割ワープビーム1,2から点線で示された経路10′に
沿ってワープビーム管9からなくなるまで解かれる。経
糸10は、機枠上に固定された棒状の偏向部材14及び
経糸の走行方向(矢印13)における後ろ側に接続され
たテンションローラ15上を案内される。経糸10はク
ロスビーム側の綜絖、筬などの織機の別の部分(図示せ
ず)上を同様に案内される。織機の織り幅Bの全幅は、
分割ワープビーム1,2の外端の2つのワープビーム円
板16間のそれぞれ調整できる距離によって与えられ、
偏向部材14及びテンションローラ15は、図示したよ
うに織り幅Bの全幅にわたって延びている。
【0014】テンションローラ15は、複数の支持部1
7を介して支持ビーム18に堅固に取り付けられてい
る。支持ビーム18は、例えば、ヨーロッパ特許010
9472(T613)に開示されているように、機枠上
で回転できるように支持されると共に、ねじりバネ(図
示せず)によって図2において反時計回りに付勢されて
いる。それ故、支持ビーム18の軸を中心にして回転可
能なテンションローラ15は、経糸10に対して弾性的
に付勢されており、分割された経糸群11,12の張力
は、ねじりバネによって付与されている。経糸10の張
力検出装置(詳細には図示されず)の2つの触角部材2
1,22は、経糸群11,12にそれぞれ接触されると
共に、複数のバネ取付け体20を介して偏向部材14に
固定されている。
【0015】冒頭で述べたヨーロッパ特許013638
9の例えば番号100で分かるように、経糸10は触角
部材21,22上を導かれている。触角部材21,22
はセンサ(図示せず)と協働する。そのセンサからは、
経糸群11,12における経糸10の張力に対応する制
御信号が信号線23,24をそれぞれ経由して共通の制
御装置25に伝送される。図1に示されているように、
支持ビーム18の一端部には、経糸群11,12におけ
る経糸張力の合計である支持力を検出するための追加の
センサ26が設けられている。そのセンサ26からは、
この支持力に対応する制御信号が信号線27を介して制
御装置25に伝送される。
【0016】図に示すように、測長装置31,32が分
割ワープビーム1,2にそれぞれ割当てられている。測
長装置31,32は、その分割ワープビーム1,2から
の経糸の前進(供給)中の各場合において、解舒される
経糸10の一部の長さを検出するようになっている。測
長装置31,32は信号線33,34に接続されてお
り、この信号線33,34を経由して、分割ワープビー
ム1,2からの経糸群11,12の、検出長に対応する
制御信号が前記制御装置25に伝送される。
【0017】制御装置25は、制御線35,36を介し
て駆動モータ7,8に接続されていいる。その制御装置
25によって、分割ワープビーム1,2の経糸解舒速度
が、触角部材21,22及びセンサ26からの制御信号
と、測長装置31,32からの制御信号との所定の組合
せ(又は結合)に依存して設定される。
【0018】図1及び図2に示されているように、各測
長装置31,32は測長ローラ37を備えている。測長
ローラ37は、分割ワープビーム1又は2の外周に対し
て接離可能に移動できる取付け体38上に回転可能に支
持されている。各取付け体38は、実線で示された位置
と点線で示された位置38′との間において、静止した
支持部材、即ち、図によれば偏向部材14に備えられた
ブラケット40上にて付勢されている。また、各取付け
体38は、バネ41の作用で分割ワープビーム1,2の
外周にそれぞれ押圧状態で保持されている。
【0019】巻き径の減少に伴い、それに対応して測長
ローラ37は分割ワープビーム1,2の外周に対して常
時押圧されると共に、その時の経糸の進行に対応する角
度だけ回転設定される。測長ローラ37に組み合わされ
たセンサ42によって、その時の回転角に対応する制御
信号が信号線33,34を介して制御装置25に伝送さ
れる。
【0020】同様の測長装置31,32はまた、分割ワ
ープビーム1,2から少し離れた経糸10の一部に、即
ち、図3に示すように、偏向部材14とテンションロー
ラ15との間を通る部分10aの領域に配置されてもよ
い。図によれば、各測長ローラ37は取付け体43上に
支持されている。この取付け体43は、織機の経糸側か
ら接近可能であり、かつ、静止した支持部材44上に支
持されており、圧縮バネとして示されているバネ部材4
5の作用によって支持ローラ46上を走行する経糸10
に対して押圧されている。図示されているように、各支
持ローラ46は、偏向部材14に堅固に取り付けられた
ブラケット47上に支持されている。回転する支持ロー
ラ46に代えて、別のガイド部材(例えば支持板)が設
けられてもよい。
【0021】経糸側から近づきやすい測長装置31,3
2の配置の利点とは別に、この構成は、その時の経糸の
進行に対応する経糸10の一部の長さが、偏向部材14
での偏向によってそのままの状態に保持された経糸の走
行の限定領域で検出されるという更なる利点を有する。
その限定領域においては全ての経糸10が、その時の分
割ワープビーム1,2に対する巻き付け状態とは無関係
な、本質的に同一の経糸張力を示す。従って、測定領域
で検出された経糸の進行が、分割された経糸群11又は
12全体の実際の進行と一致することが保証される。
【0022】図4に示すように、測長ローラ37はま
た、固定ガイド部50内に分割ワープビーム1又は2の
軸に対して径方向に移動可能にガイドされた装着棒48
の各々に配設されてもよい。装着棒48は、図中点線で
示された位置48’と実線で示された位置との間を移動
可能に支持されている。この場合、測長ローラ37は、
装着棒48の自重により、あるいはバネ(図示しない)
の作用により、糸が巻かれた分割ワープビーム1又は2
の周面に押圧される。
【0023】図4から更にわかるように、分割ワープビ
ーム1又は2からの経糸10は、テンションローラ15
に直接導かれる(図示された構成では、このテンション
ローラ15自体が、バネとなり得るように配置された両
端の軸受にて支持されている)。その場合には、図示さ
れてないが本来周知の方法で、支持力を検出するセンサ
(即ち、図1にセンサ26に対応する)が、テンション
ローラ15の各端部に配設されてもよく、そのセンサを
介して、その時の支持力に対応する制御信号(及びそれ
によるその時の経糸張力の分布)が制御装置25に伝達
される。
【0024】テンションローラが対応するセンサを備え
た固定軸受によって支持される態様も可能である。更
に、織り幅全体にわたって連続しているテンションロー
ラの代わりに、関連する分割ワープビーム1又は2と同
様に分割されたテンションローラが設けられてもよい。
【0025】経糸10の張力を検出するセンサ21,2
2,26及び通過する経糸10の長さを検出する測定装
置31,32から送られる制御信号に応答する制御装置
25を介して、駆動モータ7,8は、分割ワープビーム
1,2からの分割経糸群11及び12が同じ送り出し速
度を示すように各々駆動される。この場合、測長装置3
1,32からの制御線33,34は、図1に示す制御ユ
ニット30を介して制御装置25に接続されている。こ
の2つの制御線33,34は、選択により切り換えら
れ、かつ、それらを介して、一方におけるセンサ21,
22,26からの制御信号と、他方における測長装置3
1,32からの制御信号が、経糸解舒機構を制御するた
めに、予め設定された比率に基づいて重み付けされる。
この比率は例えば、40%を張力に依存し、残り60%
をその時通過する経糸の長さに依存するという具合であ
る。
【0026】この制御信号の比率は0%〜100%の間
で選定される。こうして、一巻きの直径が同じ分割ワー
プビーム1,2の加工においては、その時の経糸の前進
長の検出は無視され、経糸解舒機構の制御は、経糸10
の張力を検出するセンサ21,22,26にもっぱら依
存している。一方、異なる巻き径を有する分割ワープビ
ーム1,2を加工する場合は特に、経糸張力の検出とは
別に、相対する制御信号の処理は無視され、その結果、
駆動モータ7,8は測長装置31,32からの制御信号
に専ら依存して駆動される。
【0027】経糸解舒機構を制御するために、それぞれ
制御装置25あるいは制御ユニット30を介して、これ
らの制御信号の比率のいかなる選択的な組合せも設定さ
れ、かつ利用されることは明らかである。織機の設定に
際しては、例えば、低い弾力性を有する経糸の処理のた
めには、経糸の消費量を検出した信号の比率を相対的に
より優勢にすることが配慮され、高い弾力性を有する経
糸の処理には、経糸張力の制御信号の比率をより優勢に
することが配慮されるというようなどちらの場合におい
ても、織りの品質にとって最善となるように、経糸張力
と経糸消費量との間の重み付けが予め選択される。
【0028】機械的な測長装置31,32の代わりに、
図5に示すように、経糸の進みを直接測定する測定装置
51が設けられてもよい。各装置51は、センサ52,
53を備え、一方のセンサは経糸の進行方向(矢印1
3)の後方において他方のセンサに対して距離Aを隔て
て設けられている。これらのセンサ52,53は通過す
る経糸あるいはそれぞれの経糸群の構造に応答し、縒り
糸の構造によって決定される互いに類似した2つの信号
を発生する。
【0029】図6のグラフによれば、その経過(又は過
程)は、時間に対する2つの相対する制御信号C52,
C53により示される。この制御信号は、経糸の進みに
対応して時間間隔Tで以て互いに追従しており、信号線
34a,34bを介してそれぞれ制御装置25に伝達さ
れ、例えば相関法により互いに比較される。この時間に
対する信号のずれにより、センサ52及び53の間を通
過する経糸10の速度(v)が、式(v=A/T)によ
り求められる。更に、その時における経糸の進行長
(s)は、式(s=v.T.)により決定される。
【0030】容量式素子、光学素子又はピエゾ素子がセ
ンサとして使用される。上述のセンサ52,53の代わ
りに他のタイプ、例えば紫外線センサ等が使用されても
よく、かかるセンサは、例えばカラー印刷の形で問題の
経糸あるいは経糸の束に付与された印に応答する。本発
明に従った長さ測定装置31,32,51及び関連する
制御ユニット30はまた、既存の織機に適用され、さら
に、経糸の張力に依存し得る既存の経糸解舒機構用の制
御装置に接続可能である。
【0031】本発明に基づく織機の構成は、互いに並列
に配置された分割ワープビームに、及び/又は、2以上
のワープビーム(例えば3つ又は4つ)に適用されても
よい。この場合、各ワープビームは前述の長さ測定装置
のいずれか一つを伴うものである。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、分
割ワープビームからの少なくともいくつかの経糸の一部
の長さを検出するための測長装置を各分割ワープビーム
に対してそれぞれ設け、関連した一部長さに対応した制
御信号を前記測長装置から制御装置に伝達するようにし
たので、各分割ワープビームの糸の巻き径が異なる場合
でも、織物の幅全体にわたり均一な外観を備えた単一の
布又は多数の布の製造を可能とする経糸解舒が実現され
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】経糸側から見た本発明の織機の概略立面図であ
る。
【図2】図1のII−II線における織機の部分拡大断
面図である。
【図3】本発明の別例における図2に相当する部分断面
図である。
【図4】本発明の別例における図2に相当する部分断面
図である。
【図5】本発明の別例における織機の詳細を示す拡大図
である。
【図6】図5に従った処理を実行した場合に発生する制
御信号のグラフである。
【符号の説明】
1,2 分割ワープビーム、10 経糸、15 テンシ
ョンローラ、21,22 触角部材、25 制御装置、
26 センサ、30 制御ユニット、31,32 測長
装置、37 測長ローラ、38 取付け体、42 セン
サ、46 ガイド部材としての支持ローラ、51 測定
装置、52,53 センサ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二つの分割ワープビーム(1,
    2)と、前記分割ワープビーム(1, 2)からの経糸(10)をガ
    イドするためのテンションローラ(15)とを備え、各分割
    ワープビーム(1, 2)が個々に駆動可能な経糸解舒機構に
    連結されており、各分割ワープビーム(1, 2)の回転速度
    を個々に設定するための制御装置(25)と共に経糸(10)の
    張力を検出するための接触部材(21, 22, 26)が設けられ
    てなる織機において、 経糸供給中のどの時点においても、関連する分割ワープ
    ビーム(1, 2)からの少なくともいくつかの経糸の一部の
    長さを検出するための測長装置(31, 32; 51)が各分割ワ
    ープビーム(1, 2)に対して設けられており、 関連した一部長さに対応した制御信号が前記測長装置(3
    1, 32; 51)によって前記制御装置(25)に伝達され、これ
    により分割ワープビーム(1, 2)の回転速度が、前記一部
    長さの所定長を一定に保つという意味において、前記制
    御信号に依存していることを特徴とする織機。
  2. 【請求項2】 経糸(10)が巻回された分割ワープビーム
    (1, 2)の外周に対して押し付けられ、又は、その外周か
    ら離間され得る支持部材(38)上に、前記測長装置(31, 3
    2)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    織機。
  3. 【請求項3】 前記測長装置(31, 32; 51)が、分割ワー
    プビームからの経糸(10)の一部(10a) の領域において、
    前記分割ワープビーム(1, 2)から距離を隔てて配置され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の織機。
  4. 【請求項4】 前記測長装置(31, 32)は、複数の経糸(1
    0)に対して圧接され、それによって転動する測長ローラ
    (37)を備えており、かつ、その測長装置は、その時の経
    糸の送りに対応する前記測長ローラの回転角度を検出す
    るためのセンサ(42)を介して、前記制御装置(25)に連結
    されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一
    項に記載の織機。
  5. 【請求項5】 前記測長装置(31, 32)は、少なくとも幾
    つかの経糸(10)用の静止したガイド部材(46)の領域に配
    置されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の
    織機。
  6. 【請求項6】 前記測長装置(51)は、経糸(10)の進行方
    向(13)に沿って所定ピッチ(A)で配置された二つのセ
    ンサ(52, 53)を備えており、これらセンサによって、互
    いに近似しているが経糸解舒速度に対応する時間(T)
    だけ互いにオフセットした二つの制御信号(C52, C53)で
    あって、各々が経糸(10)の少なくとも一本の構造によっ
    て決定される信号が、前記制御装置(25)に伝達されるこ
    とを特徴とする請求項1又は3に記載の織機。
  7. 【請求項7】 前記接触部材(21, 22, 26)の各々によっ
    て各経糸張力に対応する制御信号が前記制御装置(25)に
    伝達されると共に、前記制御装置(25)は、その時に検出
    された経糸張力に対応する制御信号、及び、その時に検
    出された経糸の一部長さに対応する制御信号を、経糸解
    舒機構に所定の比率で伝達する制御ユニット(30)を備え
    ており、当該制御ユニットは0%〜100%の制御信号
    を設定することが可能であることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれか一項に記載の織機。
JP13486993A 1992-06-05 1993-06-04 複数のワープビームを備えた織機 Pending JPH0913247A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP92810592-3 1992-06-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006265767A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Sakata Orimono:Kk 広幅絣織物の製織方法

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