JPH09131562A - レジストの塗布方法及び該方法に使用する装置 - Google Patents

レジストの塗布方法及び該方法に使用する装置

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JPH09131562A
JPH09131562A JP29267895A JP29267895A JPH09131562A JP H09131562 A JPH09131562 A JP H09131562A JP 29267895 A JP29267895 A JP 29267895A JP 29267895 A JP29267895 A JP 29267895A JP H09131562 A JPH09131562 A JP H09131562A
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JP
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resist
nozzle
wafer
driven
coating method
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Application number
JP29267895A
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English (en)
Inventor
Shiyuu Yotsumoto
衆 四元
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 Siウエハ30の幅W0 より狭い幅W1 の吐
出口2221を有するノズル22を用い、Siウエハ3
0の幅W0 方向に複数回の塗布を行うレジストの塗布方
法。 【効果】 ノズル22の吐出口2221の幅W1 をLS
Iチップの幅に設定すると共に、このLSIチップの長
さ方向に所定距離ほどノズル22を移動させつつノズル
22の吐出口2221よりレジスト19を吐出させた
後、LSIチップの幅ほどノズル22及びSiウエハ3
0をずらしてノズル22の吐出口2221よりレジスト
19を吐出させることを所定回数繰り返すと、Siウエ
ハ30上のLSIチップが形成されるショット領域SH
1〜SHnにレジスト膜19a〜19gを確実に形成す
ることができる。この結果、レジスト19を無駄なく利
用することができ、コストの削減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレジストの塗布方法
及び該方法に使用する装置に関し、より詳細にはSi
(シリコン)ウエハ上にフォトリソグラフィ用のレジス
トを塗布するレジストの塗布方法及び該方法に使用する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス等の製造工程では、Si
ウエハ上にレジストを塗布し、この塗膜にフォトリソグ
ラフィ技術を用いて所定の回路パターンを転写し、現像
処理を施した後、このレジスト膜をマスクとして前記S
iウエハにエッチング処理を施す工程を多く含んでい
る。
【0003】図8は従来から一般的に行われているレジ
ストの塗布方法(以下、スピン塗布法と記す)に用いら
れる装置を模式的に示した斜視図であり、図中81は略
円板形状の試料台を示している。試料台81にはチャッ
キング手段(図示せず)が配設されており、このチャッ
キング手段を介して略円板形状のSiウエハ84が試料
台81上に保持されるようになっている。また試料台8
1下部の中心には回転軸82が形成され、回転軸82は
回転手段(図示せず)に接続されており、この回転手段
を駆動させると、回転軸82、試料台81を介してSi
ウエハが所定の速度で矢印AまたはB方向に回転させら
れるようになっている。一方、試料台81中央部の上方
にはノズル83が配設されており、ノズル83から所定
量のレジスト85が吐出されるようになっている。これ
ら試料台81、回転軸82、ノズル83、チャッキング
手段、回転手段等を含んでスピン塗布方法に用いられる
装置80が構成されている。
【0004】このように構成された装置80を用いてS
iウエハ84にレジストを塗布する場合、まずチャッキ
ング手段を介してSiウエハ84を試料台81上に取り
付ける。次に回転手段を駆動させてSiウエハ84が僅
かに回転している状態で、あるいはSiウエハ84が静
止した状態でノズル83よりレジスト85を所定量吐出
させ、Siウエハ84の略中央部に滴下する。次に試料
台81を所定の高速度で回転させると、遠心力によりレ
ジスト85がSiウエハ84の外周方向へ拡散し、Si
ウエハ84上部の全面に所定厚さのレジスト(図示せ
ず)が塗布される。このレジスト膜の厚さは、レジスト
85の粘度、試料台81の回転速度や回転数、Siウエ
ハ84周囲の雰囲気(排気、温度、湿度)により制御さ
れる。
【0005】図9は従来の別のレジスト塗布方法(以
下、押出し塗布法と記す)に用いられる装置を模式的に
示した正面断面図であり、図中91は略直方体形状のノ
ズルを示している(Nikkei Microdevices;1994,Mar.,p8
4 〜p85)。ノズル91内部には孔部92が形成され、孔
部92の左端部はポンプ(図示せず)に接続されてお
り、このポンプによりレジスト96が矢印C方向に供給
されるようになっている。一方、孔部92の右端部には
空胴部93が形成され、空胴部93の右下端部からはノ
ズル下部91aに通じるスリット94が延設されてお
り、スリット94の幅(図示せず)は液晶パネル用基板
95の幅(図示せず)と略同様に設定されている。他
方、ノズル91の下方には走行手段に接続された試料台
(共に図示せず)が配設されており、この試料台上には
平面視略長方形状の基板95が取り付けられている。こ
れらノズル91、ポンプ、試料台、走行手段等を含んで
押出し塗布法に用いられる装置90が構成されている。
【0006】このように構成された装置90を用いて液
晶パネル用基板95にレジストを塗布する場合、まず基
板95を試料台上に取り付ける。次に前記走行手段を駆
動させ、前記試料台を介して基板95を矢印D方向に所
定速度で移動させながらポンプを駆動させ、孔部92、
空胴部93を介してスリット94よりレジスト96を押
し出す。すると、基板95上部の全面に所定厚さのレジ
スト膜96aが形成される。このレジスト膜96aの厚
さは、レジスト96の粘度、基板95の走行速度やポン
プの押出し圧力により制御される。
【0007】図10は従来のさらに別のレジスト塗布方
法(以下、掻き取り塗布法と記す)に用いられる装置を
模式的に示した斜視図であり、図中101は略直方板形
状の掻き取り手段を示している(特開平7−47324
号公報)。掻き取り手段101は走行手段(図示せず)
に接続されており、この走行手段を駆動させると、掻き
取り手段101が矢印E方向に走行するようになってい
る。これら掻き取り手段101、走行手段等を含んで掻
き取り塗布法に用いられる装置100が構成されてい
る。
【0008】このように構成された装置100を用いて
略円板形状のSiウエハ102にレジストを塗布する場
合、まずSiウエハ102と掻き取り手段101との間
隔を所定値に設定する。次にSiウエハ102上の左端
部近傍に所定量のレジスト103を滴下した後、前記走
行手段を駆動させて掻き取り手段101を矢印E方向に
移動させる。すると、レジスト103が掻き取り手段1
01により押し広げられ、Siウエハ102上に所定厚
さのレジスト(図示せず)が塗布される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したスピン塗布法
においては、遠心力によりレジスト85をSiウエハ8
4の中央部から外周方向に拡散させており、レジスト8
5がSiウエハ84の外方に飛散し易い。この結果、ノ
ズル83から吐出したレジスト85の量に対し、Siウ
エハ84上に塗布されるレジスト膜の量は実質的に約2
%程度でしかなく、約98%は飛散・廃棄されるので、
レジスト85の歩留りが極めて低く、コストが高くつく
という課題があった。
【0010】また上記した押し出し塗布法においては、
レジスト膜96aの塗布幅が一定の液晶パネル用基板9
5にレジスト96を所定の膜厚で塗布することは可能で
ある。しかしながらレジスト膜の塗布幅が変化する略円
形状のSiウエハの場合、レジストが無駄になったり、
あるいは塗布できない箇所が発生してしまう。また自動
化を図るのが難しいと共に、所定箇所におけるレジスト
膜厚を自由に変更するのが困難であるという課題があっ
た。
【0011】また上記した掻き取り塗布法においては、
前記押し出し塗布法の場合と同様、略円形状のSiウエ
ハ102にレジスト103を歩留りよく確実に塗布する
ことが困難であるという課題があった。
【0012】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、略円形状を有するSiウエハ上の所定箇所に
レジストを歩留りよく、確実に塗布することができると
共に、膜厚を自由に変更することができ、自動化とコス
トの削減とを図ることができるレジストの塗布方法及び
該方法に使用する装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係るレジストの塗布方法は、ノ
ズル及び/または被加工材料を移動させつつ、前記ノズ
ルからレジストを吐出させて前記被加工材料の表面に前
記レジストを塗布するレジストの塗布方法であって、前
記被加工材料の幅より狭い幅の吐出口を有するノズルを
用い、前記被加工材料の幅方向に複数回の塗布を行うこ
とを特徴としている(1)。
【0014】上記レジストの塗布方法(1)によれば、
前記ノズルの吐出口の幅をLSIチップの幅に設定する
と共に、該LSIチップの長さ方向に所定距離ほど前記
ノズル及び/または前記被加工材料を移動させつつ前記
ノズルの吐出口より前記レジストを吐出させた後、前記
LSIチップの幅ほど前記ノズル及び/または前記被加
工材料をずらして前記ノズルの吐出口よりレジストを吐
出させることを所定回数繰り返すと、前記被加工材料上
の前記LSIチップが形成されるショット領域あるいは
必要な領域にレジストを確実に塗布することができる。
この結果、前記レジストを無駄なく利用することがで
き、コストの削減を図ることができる上に、部分的に繰
り返し塗布したり、塗布速度を変更することにより、部
分的に厚みの異なるレジストを形成することができる。
【0015】また本発明に係るレジスト塗布装置は、上
記レジストの塗布方法(1)に使用する装置であって、
レジストを吐出させる吐出駆動手段に接続されたノズル
と、該ノズル及び/または被加工材料を所定の速度で走
行させる走行手段と、該走行手段及び前記吐出駆動手段
の動作を制御するための制御手段とを備えていることを
特徴としている(2)。
【0016】上記レジスト塗布装置(2)によれば、前
記被加工材料から効率的に採取し得るLSIチップの配
列パターン(ショットパターン)が前記被加工材料の幅
及び前記LSIチップのサイズごとに予め設定され、前
記ショットパターンと該ショットパターンに対応する前
記走行手段及び前記吐出駆動手段の走行・駆動プログラ
ムとが前記制御手段に記憶されると、前記走行・駆動プ
ログラムにしたがって前記ノズル及び/または前記被加
工材料の走行と、前記レジストの吐出・停止とが前記制
御手段により制御されるため、前記被加工材料上の所定
ショットにレジストを自動的に塗布することができる。
また前記吐出駆動手段のレジスト吐出速度と前記走行手
段の走行速度とを同様に設定すると、前記ノズルの吐出
口の間隙と同一寸法の厚さを有するレジスト膜を形成し
得るため、所定の間隙を有するノズルを選定することに
より、所定厚さのレジスト膜を確実に形成することがで
きる。また前記レジスト吐出速度に比べて前記走行速度
を所定速度ほど速めると、前記レジストが引き伸される
ため、前記ノズルをその都度付け替えることなく、前記
ノズルの吐出口の間隙より薄い所定厚さのレジスト膜を
容易に形成することができる。また塗布された所定のレ
ジスト膜上に所定回数さらに積み重ねてレジストを塗布
し得るため、前記ノズルをその都度つけ替えることな
く、膜厚が厚い所定のレジスト膜を容易に形成すること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
レジストの塗布方法及び該方法に使用する装置を図面に
基づいて説明する。図1は実施の形態に係るレジスト塗
布装置を概略的に示した斜視図であり、図中11はベッ
ドを示している。ベッド11上面にはY軸テーブル12
bが配設されており、Y軸テーブル12b上の所定箇所
には被加工材料としての略円板形状のSiウエハ30が
取り付けられている。またY軸テーブル12bはモータ
12aによりY方向に駆動され、制御手段16において
このオンオフ、走行速度及び移動距離が制御されるよう
になっている。これらモータ12a、Y軸テーブル12
bを含んでY軸走行手段12が構成されている。またベ
ッド11後部には略コの字形状のコラム13が立設され
ており、コラム13上にはレジスト供給タンク18が設
置され、コラム13の側面には操作盤17が配設され、
操作盤17の下方には制御手段16が配設されている。
またコラム13の前面にはX軸テーブル14bが配設さ
れており、X軸テーブル14bはモータ14aによりX
方向に走行速度VX で駆動され、制御手段16において
このオンオフ、走行速度VX 及び移動距離が制御される
ようになっている。これらモータ14a、X軸テーブル
14bを含んでX軸走行手段14が構成されている。ま
たX軸テーブル14bにはモータ15aが取り付けら
れ、モータ15aにはボールねじスプライン軸15bを
介して保持部15cの一端部が接続されており、保持部
15cはモータ15aによりZ方向に駆動され、制御手
段16においてこのオンオフ、走行速度及び高さHが制
御されるようになっている。これらモータ15a、ボー
ルねじスプライン軸15b、保持部15c等を含んでZ
軸走行手段15が構成されている。さらに保持部15c
の他端部にはレジスト塗布手段20におけるノズル本体
221が保持されている。
【0018】図2は実施の形態に係るレジスト塗布装置
のノズル近傍を概略的に示した断面図であり、(a)は
ノズル及び吐出駆動手段の正面断面図、(b)はノズル
先端部の側面断面図を示している。略H形形状の筐体2
111の中心には孔2112が形成され、孔2112上
部にはボールベアリング2113が配設されており、ボ
ールベアリング2113には軸2114が回動可能に取
り付けられている。軸2114のボールベアリング21
13下方にはねじ部2114aが形成され、ねじ部21
14aには略円柱形状の摺動体2115が螺合されてお
り、摺動体2115は孔2112内摺動可能に配設され
ている。一方、孔2112下部にはシール部2117が
取り付けられ、シール部2117に形成された複数個の
ガイド孔2117aには所定長さの連結棒2116がそ
れぞれ摺動可能に配設されており、各連結棒2116の
上端部は摺動体2115に連結されている。また連結棒
2116の下端部には略円柱形状の押圧体2118が接
続され、押圧体2118は孔2211内摺動可能に配設
されており、押圧体2118の側面にはレジスト19が
上方に洩れないためのパッキンリング2118aが介装
されている。そして軸2114が回動すると、摺動体2
115の回動が連結棒2116及びガイド孔2117a
により阻止され、摺動体2115、連結棒2116を介
して押圧体2118が孔2211内を上下方向に駆動す
るようになっている。これら筐体2111、軸211
4、摺動体2115、連結棒2116、押圧体2118
等を含んでプランジャ部211が構成されている。また
筐体2111上部にはブラケット2111aを介してD
Cサーボモータ212が取り付けられ、DCサーボモー
タ212の駆動は制御手段16(図1)において制御さ
れるようになっており、またDCサーボモータ212の
回転軸2121は軸2114の上端部に接続されてい
る。これらDCサーボモータ212、プランジャ部21
1を含んで吐出駆動手段21が構成されている。
【0019】一方、筐体2111下部には略円柱形状の
ノズル本体221が連結され、ノズル本体221の中心
には所定の直径を有する孔2211が形成され、孔22
11の下端部からは所定の大きさを有する略中空直方体
形状の空洞部2212が延設されている。孔2211及
び空洞部2212の周囲にはヒータ2213及び温度セ
ンサ(図示せず)が埋設されており、この温度センサで
計測されたレジスト19の温度に基づき、制御手段16
においてヒータ2213への印加電力が制御され、レジ
スト19が常時所定温度に維持されるようになってい
る。また孔2112の上部近傍にはノズル本体221の
一側面に通じるレジスト供給孔2214が形成されてお
り、通常はバルブ(図示せず)等により閉塞されるよう
になっている。さらにノズル本体221下部には略円板
形状のノズル先端部222が着脱可能に取り付けられて
おり、ノズル先端部222の中心には吐出口2221が
形成されている。この吐出口2221の幅W1 はSiウ
エハ30(図1)の幅(直径)W0 より狭く、このSi
ウエハ30に形成されるLSIチップ(図4)の幅W1
と同様に設定されており、また吐出口2221のスリッ
ト間隙tはレジスト膜(図示せず)の厚さと同様に設定
されている。これらノズル本体221、ノズル先端部2
22を含んでノズル22が構成されており、またノズル
22、吐出駆動手段21を含んでレジスト塗布手段20
が構成されている。このように構成されたレジスト塗布
手段20の場合、押圧体2118を上限まで駆動し、レ
ジスト供給孔2214にレジスト供給タンク18のホー
ス18a(共に図1)を接続した後、レジスト供給タン
ク18のポンプ(図示せず)を駆動させると、レジスト
19が孔2211、空洞部2212及び吐出口2221
内に充填される。次にDCサーボモータ212を所定速
度で駆動させると、プランジャ部211の押圧体211
8が下方に移動し、吐出口2221より幅がW1 、厚さ
がtのレジスト19が速度VP で押し出される。これら
レジスト塗布手段20、Y軸走行手段12、X軸走行手
段14、Z軸走行手段15、制御手段16等を含んでレ
ジスト塗布装置10が構成されている。
【0020】以下にこのように構成されたレジスト塗布
装置10を用い、被加工材料としてのSiウエハ30に
レジスト19を塗布する際における制御手段16の動作
を、図1〜6に基づき説明する。制御手段16には、図
4に示したようなSiウエハ30の幅W0 及びLSIチ
ップの大きさ(幅W1 及び長さL1 )に対応するLSI
チップの配列(ショット)パターン(SH1〜SHn)
が予め設定・記憶されている。また制御手段16には、
全ショット(SH1〜SHn)にわたってノズル22を
相対的に走行させながら、レジスト19を吐出・停止さ
せる全数ショット用走行・駆動プログラムや、あるいは
特定のショットのみにノズル22を相対的に走行させな
がら、レジスト19を吐出・停止させる特定ショット用
走行・駆動プログラムが前記ショットパターンごとに予
め設定・記憶されている。図3は制御手段16の動作を
概略的に示したフローチャートであり、動作を開始する
とX〜Z軸走行手段14、12、15が初期位置に設定
される。次にステップ(S)1において、操作盤17へ
のキー操作に基づいて吐出口2221でのレジスト押出
し速度VP とX軸走行手段14の走行速度VX (例えば
P =VX )とが入力されているか否かが判断され、入
力されていないと判断されると元へ戻る。一方、入力さ
れたと判断されると、S2においてノズル先端部222
の高さHがキー入力されているか否かが判断され、入力
されていないと判断されると元に戻る。他方、入力され
ていると判断されると、Z軸走行手段15が駆動させら
れ、ノズル先端部222の高さがHに設定される。次に
S3において、Siウエハ30の幅W0 とLSIチップ
の大きさとがキー入力されて所定のショットパターンが
選択されたか否かが判断され、選択されていないと判断
されると元に戻る。一方、設定されたと判断されると、
キー入力に基づき、S4において全数ショットを行うか
否かが判断され、全数ショットを行うと判断されると全
数ショット用走行・駆動プログラムが呼び出される(S
5)。するとS6においてショット(SH)1の上端ま
でX、Y軸走行手段14、12が前記プログラムに基づ
いて駆動されたか否かが判断され、駆動されていないと
判断されると元に戻る一方、駆動されたと判断される
と、続いてS7において吐出駆動手段21が前記プログ
ラムに基づいて駆動されたか否かが判断され、駆動され
ていないと判断されると元に戻る。他方、吐出駆動手段
21が駆動されたと判断されると、X軸走行手段14の
みが駆動させられ(S8)、次にS9においてX軸走行
手段14が例えばSH2の下端まで駆動されたか否かが
判断され、駆動されていないと判断されるとS8に戻
り、X軸走行手段14の駆動が続行させられる。一方、
駆動されたと判断されると、吐出駆動手段21が停止さ
せられ(S10)、さらにX軸走行手段14が所定距離
ほど駆動させられ、レジスト19が引っ張り切断された
後、X軸走行手段14の駆動が停止させられる(S1
1)。すると例えば図5に示したように、SH1〜2上
に膜厚tのレジスト膜19aが形成される。次にS12
においてX、Y軸走行手段14、12が例えばショット
パターンにおける第2列目のSH3へ駆動されたか否か
が判断され、駆動されていないと判断されると元に戻る
一方、駆動されたと判断されると、S13において吐出
駆動手段21が駆動されたか否かが判断される。以下、
上記した動作が略同様に繰り返され、X軸走行手段14
がSHnまで駆動させられた後、停止させられると(S
14)、図5に示したようにSH3〜SHn上に膜厚t
のレジスト膜19b〜19gが形成される。この後、X
〜Z軸走行手段14、12、15が初期位置に戻ると
(S15)、制御手段16の動作が終了する。
【0021】一方、キー入力に基づき、S4において特
定の箇所にショットを行うと判断されると、特定ショッ
ト用走行・駆動プログラムが呼び出され(S16)、S
17において例えばSH5の上端までX、Y軸走行手段
14、12が前記プログラムに基づいて駆動されたか否
かが判断され、駆動されていないと判断されると元に戻
る一方、駆動されたと判断されると、続いてS18にお
いて吐出駆動手段21が前記プログラムに基づいて駆動
されたか否かが判断され、駆動されていないと判断され
ると元に戻る。他方、吐出駆動手段21が駆動されたと
判断されると、X軸走行手段14のみが駆動させられ
(S19)、次にS20においてX軸走行手段14が例
えばSH5の下端まで駆動されたか否かが判断され、駆
動されていないと判断されるとS19に戻り、X軸走行
手段14の駆動が続行させられる。一方、駆動されたと
判断されると、吐出駆動手段21が停止させられ(S2
1)、さらにX軸走行手段14が所定距離ほど駆動させ
られ、レジスト19が引っ張り切断された後、X軸走行
手段14の駆動が停止させられる(S22)。図示しな
いが、上記した動作がSH12、SH15、SH18、
SH26に繰り返された後、X軸走行手段14が停止さ
せられると(S23)、図6に示したSH5、12、
1、18、26上に膜厚tのレジスト膜が形成される。
この後、X〜Z軸走行手段14、12、15が初期位置
に戻ると(S24)、制御手段16の動作が終了する。
【0022】上記説明から明らかなように、実施の形態
に係るレジストの塗布方法では、ノズル22の吐出口2
221の幅W1 をLSIチップの幅に設定すると共に、
このLSIチップの長さ方向に所定距離ほどノズル22
を移動させつつノズル22の吐出口2221よりレジス
ト19を吐出させた後、LSIチップの幅ほどノズル2
2及びSiウエハ30をずらしてノズル22の吐出口2
221よりレジスト19を吐出させることを6回繰り返
すと、Siウエハ30のLSIチップが形成される領域
上にレジスト膜19a〜19gを確実に形成することが
できる。この結果、レジスト19を無駄なく利用するこ
とができ、コストの削減を図ることができる上に、部分
的に繰り返し塗布したり、塗布速度を変更すると、部分
的に厚みの異なるレジストを形成することができる。
【0023】また、実施の形態に係るレジスト塗布装置
10では、Siウエハ30から効率的に採取し得るLS
Iチップの配列パターン(ショットパターン)がSiウ
エハ30の幅W0 及びLSIチップのサイズごとに予め
設定され、ショットパターンとこのショットパターンに
対応するX、Y、Z軸走行手段14、12、15及び吐
出駆動手段21の走行・駆動プログラムとが制御手段1
6に記憶されると、この走行・駆動プログラムにしたが
ってノズル22及び/またはSiウエハ30の走行と、
レジスト19の吐出・停止とが制御手段16により制御
されるため、Siウエハ30の所定のショットSH1〜
SHn上にレジスト19を自動的に塗布することができ
る。また吐出駆動手段21のレジスト吐出速度VP とX
軸走行手段14の走行速度VX とを同様に設定すると、
ノズル22の吐出口2221の間隙tと同一寸法の厚さ
を有するレジスト膜19a〜19gを形成することがで
きるため、所定のノズルを選定することにより、所定厚
さのレジスト膜を確実に形成することができる。また塗
布された所定のショットSH5、13、15、18、2
6におけるレジスト膜上にさらに積み重ねてレジスト1
9を形成することができるため、ノズル22をその都度
つけ替えることなく、膜厚が厚い所定のレジスト膜を容
易に塗布することができる。
【0024】なお、上記した実施の形態に係るレジスト
の塗布方法及び該方法に使用する装置10では、レジス
ト吐出速度VP とX軸走行速度VX とが同様に設定され
ている場合について説明したが、レジスト吐出速度VP
に比べてX軸走行速度VX を所定速度ほど速めてもよ
く、この場合レジスト19が所定の厚さに引き伸される
ため、ノズル22をその都度付け替えることなく、ノズ
ル22の吐出口2221の間隙tより薄い所定厚さのレ
ジスト膜を容易に形成することができる。
【0025】また、上記した実施の形態に係るレジスト
の塗布方法及び該方法に使用する装置10では、ノズル
22がX、Z軸駆動手段14、15により駆動され、S
iウエハ30がY軸走行手段12により駆動される場合
について説明したが、Siウエハ30が固定され、ノズ
ル22がX、Y、Z軸駆動手段により駆動されてもよ
い。あるいはノズル22が固定され、Siウエハ30が
X、Y、Z軸駆動手段により駆動されてもよい。
【0026】また、上記した実施の形態に係るレジスト
の塗布方法及び該方法に使用する装置10では、吐出駆
動手段21がプランジャタイプの場合について説明した
が、何らこれに限定されるものではなく、例えばスクリ
ュー押出しタイプのものでもよい。
【0027】また、上記した実施の形態に係るレジスト
の塗布方法及び該方法に使用する装置10では、吐出駆
動手段21を停止させた後、さらにX軸走行手段14を
駆動させてレジスト19を引っ張り切断する場合につい
て説明したが、別の実施例では吐出口2221の下部に
レジスト19切断用のカッターが備えられてもよい。
【0028】また、上記した実施の形態に係るレジスト
の塗布方法及び該方法に使用する装置10では、Siウ
エハ30に対するノズル22の相対的移動経路は図5に
示した場合について説明したが、図7に示した移動経路
でもよく、この場合には塗布時間を速めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレジスト塗布装置の実施の形態を
概略的に示した斜視図である。
【図2】実施の形態に係るレジスト塗布装置のノズル近
傍を概略的に示した断面図であり、(a)はノズル及び
吐出駆動手段の正面断面図、(b)はノズル先端部の側
面断面図を示している。
【図3】実施の形態に係るレジスト塗布装置の動作を概
略的に示したフローチャートである。
【図4】LSIチップの配列パターン(ショットパター
ン)を示した図である。
【図5】実施の形態に係る全数ショット用走行・駆動プ
ログラムを用いたレジスト塗布方法の場合、Siウエハ
に対するノズルの相対的移動経路と塗布結果とを示した
模式図である。
【図6】実施の形態に係る特定ショット用走行・駆動プ
ログラムを用いたレジスト塗布方法の場合、ショット箇
所を説明するために示した模式図である。
【図7】別の実施の形態に係る全数ショット用走行・駆
動プログラムを用いたレジスト塗布方法の場合、Siウ
エハに対するノズルの相対的移動経路と塗布結果とを示
した模式図である。
【図8】従来一般的に行われているスピン塗布法に用い
られる装置を模式的に示した斜視図である。
【図9】従来の押出し塗布法に用いられる装置を模式的
に示した正面断面図である。
【図10】従来の掻き取り塗布法に用いられる装置を模
式的に示した斜視図である。
【符号の説明】
10 レジスト塗布装置 12 Y軸走行手段 14 X軸走行手段 15 Z軸走行手段 16 制御手段 21 吐出駆動手段 22 ノズル 30 Siウエハ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル及び/または被加工材料を移動さ
    せつつ、前記ノズルからレジストを吐出させて前記被加
    工材料の表面に前記レジストを塗布するレジスト塗布方
    法であって、前記被加工材料の幅より狭い幅の吐出口を
    有するノズルを用い、前記被加工材料の幅方向に複数回
    の塗布を行うことを特徴とするレジストの塗布方法。
  2. 【請求項2】 レジストを吐出させる吐出駆動手段に接
    続されたノズルと、該ノズル及び/または被加工材料を
    所定の速度で走行させる走行手段と、該走行手段及び前
    記吐出駆動手段の動作を制御するための制御手段とを備
    えていることを特徴とする請求項1記載のレジストの塗
    布方法に使用する装置。
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