JPH09131539A - 遠心破砕機のロータ及び保護チップ - Google Patents
遠心破砕機のロータ及び保護チップInfo
- Publication number
- JPH09131539A JPH09131539A JP31468795A JP31468795A JPH09131539A JP H09131539 A JPH09131539 A JP H09131539A JP 31468795 A JP31468795 A JP 31468795A JP 31468795 A JP31468795 A JP 31468795A JP H09131539 A JPH09131539 A JP H09131539A
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- Japan
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- rotor
- wall bodies
- plate
- wear
- protective
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- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 遠心破砕機のロ−タの寿命を長くし、かつ製
造コストの低減を図ることを課題とする。 【解決手段】上記課題を解決するための手段として、本
発明は、回転するロ−タ内に供給された破砕原料を遠心
力で飛ばして、ロ−タの周囲に配置した破砕体に衝突さ
せて破砕する遠心破砕機のロ−タにおいて、対向する上
下板を複数の壁体で連結して、破砕原料の放出口と、ロ
−タ内のデッドベッド堆積エリアとを形成し、前記壁体
の放出口端部の外面であって、前記下板の周縁よりも内
側に壁体外面の保護チップを設けたことを特徴とする、
遠心破砕機のロ−タを提供することを目的とする。
造コストの低減を図ることを課題とする。 【解決手段】上記課題を解決するための手段として、本
発明は、回転するロ−タ内に供給された破砕原料を遠心
力で飛ばして、ロ−タの周囲に配置した破砕体に衝突さ
せて破砕する遠心破砕機のロ−タにおいて、対向する上
下板を複数の壁体で連結して、破砕原料の放出口と、ロ
−タ内のデッドベッド堆積エリアとを形成し、前記壁体
の放出口端部の外面であって、前記下板の周縁よりも内
側に壁体外面の保護チップを設けたことを特徴とする、
遠心破砕機のロ−タを提供することを目的とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉱物等の破砕原料
を破砕するための遠心破砕機のロ−タに関するものであ
る。
を破砕するための遠心破砕機のロ−タに関するものであ
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】遠心破砕機は、破砕室
の周囲に形成したデッドベッドやアンビル等の破砕体に
に破砕原料をぶつけて破砕を行うものである。ロ−タは
破砕室の中央に位置し、内部に供給された破砕原料を回
転により発生する遠心力で上記の破砕体にぶつける役目
を果たすものである。
の周囲に形成したデッドベッドやアンビル等の破砕体に
に破砕原料をぶつけて破砕を行うものである。ロ−タは
破砕室の中央に位置し、内部に供給された破砕原料を回
転により発生する遠心力で上記の破砕体にぶつける役目
を果たすものである。
【0003】従来のロ−タは、ドラム状の形状をしてお
り、対向する上下板の周縁を外周板によって連結してい
た。しかし、ロ−タの放出口から飛び出す破砕原料の一
部は、外周板に衝突するため、外周板に摩耗が発生し、
ロ−タの寿命を短くしていた。
り、対向する上下板の周縁を外周板によって連結してい
た。しかし、ロ−タの放出口から飛び出す破砕原料の一
部は、外周板に衝突するため、外周板に摩耗が発生し、
ロ−タの寿命を短くしていた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、ロ−タの寿命を長くし、かつ
製造コストの低減を図ることができる遠心破砕機のロ−
タを提供することを目的とする。
るためになされたもので、ロ−タの寿命を長くし、かつ
製造コストの低減を図ることができる遠心破砕機のロ−
タを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、回転するロ−タ内に供給され
た破砕原料を遠心力で飛ばして、ロ−タの周囲に配置し
た破砕体に衝突させて破砕する遠心破砕機のロ−タにお
いて、対向する上下板を複数の壁体で連結して、破砕原
料の放出口と、ロ−タ内のデッドベッド堆積エリアとを
形成し、前記壁体の放出口端部の外面であって、前記下
板の周縁よりも内側に壁体外面の保護チップを設けたこ
とを特徴とする、遠心破砕機のロ−タを提供することを
目的とする。また、上記保護チップは上下分割型に形成
する場合もあり、さらに保護チップの上下の分割体の合
致面を傾斜させて形成する場合もある。
の手段として、本発明は、回転するロ−タ内に供給され
た破砕原料を遠心力で飛ばして、ロ−タの周囲に配置し
た破砕体に衝突させて破砕する遠心破砕機のロ−タにお
いて、対向する上下板を複数の壁体で連結して、破砕原
料の放出口と、ロ−タ内のデッドベッド堆積エリアとを
形成し、前記壁体の放出口端部の外面であって、前記下
板の周縁よりも内側に壁体外面の保護チップを設けたこ
とを特徴とする、遠心破砕機のロ−タを提供することを
目的とする。また、上記保護チップは上下分割型に形成
する場合もあり、さらに保護チップの上下の分割体の合
致面を傾斜させて形成する場合もある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図1、2を参照しながら、
本発明の一実施の形態について説明する。円形等の上下
板は対向して位置し(上板は図示せず)、下板1の中央
には供給された破砕原料を四方に分配するためのディス
トリビュ−タ11が設けられており、上板の中央には破
砕原料の供給口が開設されている。
本発明の一実施の形態について説明する。円形等の上下
板は対向して位置し(上板は図示せず)、下板1の中央
には供給された破砕原料を四方に分配するためのディス
トリビュ−タ11が設けられており、上板の中央には破
砕原料の供給口が開設されている。
【0007】これらの上下板は、従来は、上下板の周縁
において外周板により連結していたが、本発明はこの外
周板をなくし、周縁の内側に配した壁体12によって連
結を図るものである。
において外周板により連結していたが、本発明はこの外
周板をなくし、周縁の内側に配した壁体12によって連
結を図るものである。
【0008】壁体12は、図1に示すように、先端部1
2a、中間部12b、尾端部12cよりなり、先端部1
2aと中間部12bとでなる内側の凹部にデッドベッド
Dの形成エリアを形成して、壁体12の摩耗を保護して
いる。
2a、中間部12b、尾端部12cよりなり、先端部1
2aと中間部12bとでなる内側の凹部にデッドベッド
Dの形成エリアを形成して、壁体12の摩耗を保護して
いる。
【0009】図1の場合は、壁体12を、ディストリビ
ュ−タ11を中心に三箇所に設けて、三つの放出口13
を形成する場合であるが、壁体12を二箇所あるいは四
箇所以上設けて、放出口を二つあるいは四つ以上形成し
てもよい。
ュ−タ11を中心に三箇所に設けて、三つの放出口13
を形成する場合であるが、壁体12を二箇所あるいは四
箇所以上設けて、放出口を二つあるいは四つ以上形成し
てもよい。
【0010】壁体12の先端部12aには、超硬の先端
チップ14を装着する。さらに、先端部12aの外面で
あって、下板1の周縁よりも内側に保護チップ15を装
着する。この保護チップ15は、壁体12の外面の摩耗
を保護するためのものである。
チップ14を装着する。さらに、先端部12aの外面で
あって、下板1の周縁よりも内側に保護チップ15を装
着する。この保護チップ15は、壁体12の外面の摩耗
を保護するためのものである。
【0011】保護チップ15を下板1の周縁よりも内側
に装着する訳は、周縁より突出していると不必要に保護
チップ15の摩耗が進むためであり、本発明は、壁体1
2外面の摩耗を確実に防止でき、しかも保護チップ15
自体の摩耗をできるだけで最小限に止めるために内側に
配したのである。
に装着する訳は、周縁より突出していると不必要に保護
チップ15の摩耗が進むためであり、本発明は、壁体1
2外面の摩耗を確実に防止でき、しかも保護チップ15
自体の摩耗をできるだけで最小限に止めるために内側に
配したのである。
【0012】保護チップ15の形状の一例としては、保
護チップ15の高さを壁体12の高さとほぼ等しく形成
し、幅は先端部12aの幅とほぼ等しく形成する。ま
た、上半部15aと下半部15bとに分割し、摩耗度の
大きい一方のみの交換を可能とすることも考えられる。
護チップ15の高さを壁体12の高さとほぼ等しく形成
し、幅は先端部12aの幅とほぼ等しく形成する。ま
た、上半部15aと下半部15bとに分割し、摩耗度の
大きい一方のみの交換を可能とすることも考えられる。
【0013】さらに、上半部15aと下半部15bの合
致面15c、15dを傾斜させて形成することも考えら
れる。この場合には、上半部15aと下半部15bを合
致面15c、15dの傾斜方向にスライドさせることに
よって、保護チップ15の全長を調整することができる
ため、ロ−タの下板1と上板間に隙間無くセットするこ
とができる。
致面15c、15dを傾斜させて形成することも考えら
れる。この場合には、上半部15aと下半部15bを合
致面15c、15dの傾斜方向にスライドさせることに
よって、保護チップ15の全長を調整することができる
ため、ロ−タの下板1と上板間に隙間無くセットするこ
とができる。
【0014】なお、ボルト穴は横長穴にするか、複数横
方向に配設してスライド可能とする。また、合致面が保
護チップ15中央の水平方向に形成される場合は、その
合致面にそって摩耗が水平方向に進行しやすくなるが、
合致面15c、15dを傾斜させることによって、その
ような摩耗の進行を抑止することができる。
方向に配設してスライド可能とする。また、合致面が保
護チップ15中央の水平方向に形成される場合は、その
合致面にそって摩耗が水平方向に進行しやすくなるが、
合致面15c、15dを傾斜させることによって、その
ような摩耗の進行を抑止することができる。
【0015】壁体12の先端部12aと同様に、尾端部
12cの外面であって、下板1の周縁より内側にも保護
チップ15を装着する。壁体12の特に尾端部12cの
外面の摩耗を保護するためのものである。これらの保護
チップ15は、ボルト等で着脱自在に取り付け、摩耗が
激しくなったら、交換できるようにする。
12cの外面であって、下板1の周縁より内側にも保護
チップ15を装着する。壁体12の特に尾端部12cの
外面の摩耗を保護するためのものである。これらの保護
チップ15は、ボルト等で着脱自在に取り付け、摩耗が
激しくなったら、交換できるようにする。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、外周板を
なくしたことにより、当然従来のような外周板の摩耗が
なく、また壁体の摩耗も保護チップにより防止すること
ができる。そのため、ロ−タの寿命を長くすることがで
きると共に、外周板のない分だけ製造コストの低減を図
ることができる。
なくしたことにより、当然従来のような外周板の摩耗が
なく、また壁体の摩耗も保護チップにより防止すること
ができる。そのため、ロ−タの寿命を長くすることがで
きると共に、外周板のない分だけ製造コストの低減を図
ることができる。
【図1】 本発明ロ−タの一実施の形態の平面図
【図2】 本発明ロ−タの一実施の形態の拡大斜視図
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 遠心破砕機のロータ及び保護チップ
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉱物等の破砕原料
を破砕するための遠心破砕機のロータ及び保護チップに
関する。
を破砕するための遠心破砕機のロータ及び保護チップに
関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、ロータの寿命を長くし、かつ
製造コストの低減を図ることができる遠心破砕機のロー
タ及び保護チップを提供することを目的とする。
るためになされたもので、ロータの寿命を長くし、かつ
製造コストの低減を図ることができる遠心破砕機のロー
タ及び保護チップを提供することを目的とする。
Claims (3)
- 【請求項1】 回転するロ−タ内に供給された破砕原料
を遠心力で飛ばして、ロ−タの周囲に配置した破砕体に
衝突させて破砕する遠心破砕機のロ−タにおいて、 対向する上下板を複数の壁体で連結して、破砕原料の放
出口と、ロ−タ内のデッドベッド堆積エリアとを形成
し、 前記壁体の放出口端部の外面であって、前記下板の周縁
よりも内側に壁体外面の保護チップを設けたことを特徴
とする、 遠心破砕機のロ−タ。 - 【請求項2】 保護チップを上下分割型に形成したこと
を特徴とする、請求項1に記載の遠心破砕機のロ−タ。 - 【請求項3】 保護チップの上下の分割体の合致面を傾
斜させて形成したことを特徴とする、請求項2に記載の
遠心破砕機のロ−タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7314687A JP3062926B2 (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | 遠心破砕機のロータ及び保護チップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7314687A JP3062926B2 (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | 遠心破砕機のロータ及び保護チップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09131539A true JPH09131539A (ja) | 1997-05-20 |
JP3062926B2 JP3062926B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=18056349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7314687A Expired - Fee Related JP3062926B2 (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | 遠心破砕機のロータ及び保護チップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062926B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100656731B1 (ko) * | 2004-12-22 | 2006-12-12 | (주)거산기계 | 순환 골재 샌드밀 |
KR100674654B1 (ko) * | 2006-07-12 | 2007-01-25 | 허홍순 | 로터의 트레일 플레이트 및 이를 갖는 수직축 임팩트크러셔 |
KR100703623B1 (ko) * | 2006-07-28 | 2007-04-09 | (주)거산기계 | 완전 분해 조립식 로터 |
KR100911858B1 (ko) * | 2005-12-28 | 2009-08-11 | 허홍순 | 로터의 보호캡 및 이를 갖는 수직축 임팩트 크러셔 |
-
1995
- 1995-11-08 JP JP7314687A patent/JP3062926B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100656731B1 (ko) * | 2004-12-22 | 2006-12-12 | (주)거산기계 | 순환 골재 샌드밀 |
KR100911858B1 (ko) * | 2005-12-28 | 2009-08-11 | 허홍순 | 로터의 보호캡 및 이를 갖는 수직축 임팩트 크러셔 |
KR100674654B1 (ko) * | 2006-07-12 | 2007-01-25 | 허홍순 | 로터의 트레일 플레이트 및 이를 갖는 수직축 임팩트크러셔 |
KR100703623B1 (ko) * | 2006-07-28 | 2007-04-09 | (주)거산기계 | 완전 분해 조립식 로터 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3062926B2 (ja) | 2000-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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