JPH09131054A - スイッチング電源装置 - Google Patents
スイッチング電源装置Info
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- JPH09131054A JPH09131054A JP28344995A JP28344995A JPH09131054A JP H09131054 A JPH09131054 A JP H09131054A JP 28344995 A JP28344995 A JP 28344995A JP 28344995 A JP28344995 A JP 28344995A JP H09131054 A JPH09131054 A JP H09131054A
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- switching element
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 低周波の交流電圧を整流、平滑する平滑回路
と、DC−DCコンバ−タを備えたスイッチング電源装
置において、得られる電流波形の條件を満足させ、また
高調波電流を規定する規格値以下にする。 【解決手段】 交流電圧を直流電圧に整流して負荷側に
出力する整流回路の一方の出力端には、平滑コンデンサ
とインダクタからなる直列回路の平滑コンデンサ側の一
端が接続され、インダクタ側の他端は、第一のスイッチ
ング素子を介して整流回路の他方の出力端に接続され
る。この直列回路の両端には、第一のダイオ−ドが並列
に接続される。また、第一のスイッチング素子の両端に
は、第二のコンデンサと第二のダイオ−ドからなる並列
回路が接続される。さらに、整流回路の出力端には第三
のコンデンサが接続される。DC−DCコンバ−タの第
一のコイルと第二のスイッチング素子からなる直列回路
の両端は、整流回路の両端に接続される。
と、DC−DCコンバ−タを備えたスイッチング電源装
置において、得られる電流波形の條件を満足させ、また
高調波電流を規定する規格値以下にする。 【解決手段】 交流電圧を直流電圧に整流して負荷側に
出力する整流回路の一方の出力端には、平滑コンデンサ
とインダクタからなる直列回路の平滑コンデンサ側の一
端が接続され、インダクタ側の他端は、第一のスイッチ
ング素子を介して整流回路の他方の出力端に接続され
る。この直列回路の両端には、第一のダイオ−ドが並列
に接続される。また、第一のスイッチング素子の両端に
は、第二のコンデンサと第二のダイオ−ドからなる並列
回路が接続される。さらに、整流回路の出力端には第三
のコンデンサが接続される。DC−DCコンバ−タの第
一のコイルと第二のスイッチング素子からなる直列回路
の両端は、整流回路の両端に接続される。
Description
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、交流電源によって
発生する低周波数の交流電圧を直流電圧に変換した後、
この直流電圧を負荷側へ出力するスイッチング電源装置
に関するものである。
発生する低周波数の交流電圧を直流電圧に変換した後、
この直流電圧を負荷側へ出力するスイッチング電源装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5を用いて、一般にコンデンサインプ
ット型平滑回路と呼ばれている第一の平滑回路1および
DC−DCコンバ−タ2から構成される従来の第一のス
イッチング電源装置を説明する。
ット型平滑回路と呼ばれている第一の平滑回路1および
DC−DCコンバ−タ2から構成される従来の第一のス
イッチング電源装置を説明する。
【0003】第一の平滑回路1は、整流回路3と、平滑
コンデンサ4とから構成される。整流回路3は、例えば
単相ブリッジ回路のような整流回路であり、交流電源5
の出力端に接続される。交流電源5は、例えば50Hz
あるいは60Hzのような低周波数の交流電圧を発生す
る。整流回路3は、交流電源5によって発生した交流電
圧を整流し、得られた直流電圧をDC−DCコンバ−タ
2の入力回路に出力する。平滑コンデンサ4は整流回路
3の出力端に接続され、整流回路3によって得られる直
流電圧を平滑化する。第一の平滑回路1は回路構成が簡
易で、コストメリットが大きいという特徴を有する。
コンデンサ4とから構成される。整流回路3は、例えば
単相ブリッジ回路のような整流回路であり、交流電源5
の出力端に接続される。交流電源5は、例えば50Hz
あるいは60Hzのような低周波数の交流電圧を発生す
る。整流回路3は、交流電源5によって発生した交流電
圧を整流し、得られた直流電圧をDC−DCコンバ−タ
2の入力回路に出力する。平滑コンデンサ4は整流回路
3の出力端に接続され、整流回路3によって得られる直
流電圧を平滑化する。第一の平滑回路1は回路構成が簡
易で、コストメリットが大きいという特徴を有する。
【0004】DC−DCコンバ−タ2は、トランス6の
一次側の第一のコイル7を入力回路側とし、コア8を介
して磁気結合される二次側の第二のコイル9を出力回路
側として備えている。
一次側の第一のコイル7を入力回路側とし、コア8を介
して磁気結合される二次側の第二のコイル9を出力回路
側として備えている。
【0005】入力回路は、第一のコイル7と、例えばト
ランジスタ素子を用いたスイッチング素子10とから構
成される。第一のコイル7の一端はスイッチング素子1
0のコレクタに接続され、直列回路を形成する。この直
列回路を構成する第一のコイル7の他端およびスイッチ
ング素子10のエミッタは、整流回路3の出力端に接続
される。
ランジスタ素子を用いたスイッチング素子10とから構
成される。第一のコイル7の一端はスイッチング素子1
0のコレクタに接続され、直列回路を形成する。この直
列回路を構成する第一のコイル7の他端およびスイッチ
ング素子10のエミッタは、整流回路3の出力端に接続
される。
【0006】出力回路は、第二のコイル9と、第一のダ
イオ−ド11と、第二のダイオ−ド12と、インダクタ
13と、コンデンサ14とから構成される。第二のコイ
ル9の一端には第一のダイオ−ド11のアノ−ドが接続
され、第一のダイオ−ド11のカソ−ドには第二のダイ
オ−ド12のカソ−ドが接続され、第二のダイオ−ド1
2のアノ−ドは第二のコイル9の他端に接続される。ま
た、第一のダイオ−ド11のカソ−ドにはインダクタ1
3が接続され、インダクタ13の出力端と第二のダイオ
−ド12のアノ−ドとの間には、コンデンサ14が接続
される。コンデンサ14の両端は、出力回路の出力端子
Tに接続される。
イオ−ド11と、第二のダイオ−ド12と、インダクタ
13と、コンデンサ14とから構成される。第二のコイ
ル9の一端には第一のダイオ−ド11のアノ−ドが接続
され、第一のダイオ−ド11のカソ−ドには第二のダイ
オ−ド12のカソ−ドが接続され、第二のダイオ−ド1
2のアノ−ドは第二のコイル9の他端に接続される。ま
た、第一のダイオ−ド11のカソ−ドにはインダクタ1
3が接続され、インダクタ13の出力端と第二のダイオ
−ド12のアノ−ドとの間には、コンデンサ14が接続
される。コンデンサ14の両端は、出力回路の出力端子
Tに接続される。
【0007】スイッチング素子10のベ−スには、ベ−
ス電流を制御する抵抗を介して、例えば発振周波数に同
期して任意のパルス幅を出力するパルス幅変調器(PW
M)のような制御回路(図示せず)が接続される。パル
ス幅変調器によってスイッチング素子10をオン・オフ
制御すると第一のコイル7には断続的に電流が流れ、第
二のコイル9には交流電圧が発生する。この交流電圧
は、第一のダイオ−ド11と第二のダイオ−ド12とに
よって半波整流された後、さらに、インダクタ13とコ
ンデンサ14によって平滑化され、出力端子Tからは直
流の出力電圧が取り出される。
ス電流を制御する抵抗を介して、例えば発振周波数に同
期して任意のパルス幅を出力するパルス幅変調器(PW
M)のような制御回路(図示せず)が接続される。パル
ス幅変調器によってスイッチング素子10をオン・オフ
制御すると第一のコイル7には断続的に電流が流れ、第
二のコイル9には交流電圧が発生する。この交流電圧
は、第一のダイオ−ド11と第二のダイオ−ド12とに
よって半波整流された後、さらに、インダクタ13とコ
ンデンサ14によって平滑化され、出力端子Tからは直
流の出力電圧が取り出される。
【0008】図6を用いて、一般にチョ−クインプット
型平滑回路と呼ばれている第二の平滑回路15およびD
C−DCコンバ−タ2から構成される従来の第二のスイ
ッチング電源装置を説明する。なお、DC−DCコンバ
−タ2は第一のスイッチング電源装置において説明した
ので、説明は省略する。
型平滑回路と呼ばれている第二の平滑回路15およびD
C−DCコンバ−タ2から構成される従来の第二のスイ
ッチング電源装置を説明する。なお、DC−DCコンバ
−タ2は第一のスイッチング電源装置において説明した
ので、説明は省略する。
【0009】第二の平滑回路15は、整流回路3と、平
滑コンデンサ4と、インダクタ16とから構成される。
整流回路3は、交流電源5の出力端に接続される。整流
回路3の出力端には、直列接続されたインダクタ16と
平滑コンデンサ4からなる直列回路が接続される。イン
ダクタ16と平滑コンデンサ4は、整流回路3によって
得られる直流電圧を平滑化する。また、インダクタ16
は平滑コンデンサ4の充電電流のピ−ク値を抑制するの
で、平滑コンデンサ4に電流が流れる時間すなわち整流
回路3の導通幅を広げることができる。この結果、IE
C(国際電気標準会議)1000草案、パ−ト3、セク
ション2(以下「IEC1000−3−2」という)に
基づいたガイドラインのクラスDで規定する規格値以下
に高調波電流を抑制することができる。なおIEC10
00−3−2に規定する規格においては、各クラスごと
に、高調波次数およびワット当たりの最大許容高調波電
流の定格負荷条件に対しての高調波電流の限度値および
入力電流の波形を規定する包絡線に対する波形の形状が
定められている。
滑コンデンサ4と、インダクタ16とから構成される。
整流回路3は、交流電源5の出力端に接続される。整流
回路3の出力端には、直列接続されたインダクタ16と
平滑コンデンサ4からなる直列回路が接続される。イン
ダクタ16と平滑コンデンサ4は、整流回路3によって
得られる直流電圧を平滑化する。また、インダクタ16
は平滑コンデンサ4の充電電流のピ−ク値を抑制するの
で、平滑コンデンサ4に電流が流れる時間すなわち整流
回路3の導通幅を広げることができる。この結果、IE
C(国際電気標準会議)1000草案、パ−ト3、セク
ション2(以下「IEC1000−3−2」という)に
基づいたガイドラインのクラスDで規定する規格値以下
に高調波電流を抑制することができる。なおIEC10
00−3−2に規定する規格においては、各クラスごと
に、高調波次数およびワット当たりの最大許容高調波電
流の定格負荷条件に対しての高調波電流の限度値および
入力電流の波形を規定する包絡線に対する波形の形状が
定められている。
【0010】平滑コンデンサ4の両端は、DC−DCコ
ンバ−タ2の入力回路に接続される。
ンバ−タ2の入力回路に接続される。
【0011】図7を用いて、特公昭60−46637号
公報に開示されている第三の平滑回路17およびDC−
DCコンバ−タ2から構成される従来の第三のスイッチ
ング電源装置を説明する。なお、DC−DCコンバ−タ
2は第一のスイッチング電源装置において説明したの
で、説明は省略する。
公報に開示されている第三の平滑回路17およびDC−
DCコンバ−タ2から構成される従来の第三のスイッチ
ング電源装置を説明する。なお、DC−DCコンバ−タ
2は第一のスイッチング電源装置において説明したの
で、説明は省略する。
【0012】第三の平滑回路17は、整流回路3と、平
滑コンデンサ4と、スイッチング素子18と、ダイオ−
ド19とから構成される。スイッチング素子18として
は、トランジスタが用いられる。整流回路3は、交流電
源5の出力端に接続される。整流回路3の一方の出力端
には、スイッチング素子18のコレクタが接続され、他
方の出力端にはスイッチング素子18のエミッタが平滑
コンデンサ4を介して接続される。スイッチング素子1
8のコレクタとエミッタの間にはダイオ−ド19が、ダ
イオ−ド19のカソ−ドとスイッチング素子18のコレ
クタを共通接続して、並列に接続される。スイッチング
素子18のベ−スには、ベース電流を制御する抵抗を介
して、スイッチング素子18の駆動回路(図示せず)か
ら交流電源5の周波数と同期した信号が印加される。ス
イッチング素子18は、整流回路3から出力された直流
電圧のピ−ク期間にオフとなり、他の期間にはオンとな
るように動作する。このため、平滑コンデンサ4への充
電電流は、スイッチング素子18によって制御される。
平滑コンデンサ4は、整流回路3によって得られる直流
電圧を平滑化し、ダイオ−ド19は、平滑コンデンサ4
の放電電流をDC−DCコンバ−タ2の入力回路に流
す。この結果、第三の平滑回路17においては、上述し
た第一の平滑回路1よりも力率が改善され、また高調波
電流もある程度は抑制することができる。
滑コンデンサ4と、スイッチング素子18と、ダイオ−
ド19とから構成される。スイッチング素子18として
は、トランジスタが用いられる。整流回路3は、交流電
源5の出力端に接続される。整流回路3の一方の出力端
には、スイッチング素子18のコレクタが接続され、他
方の出力端にはスイッチング素子18のエミッタが平滑
コンデンサ4を介して接続される。スイッチング素子1
8のコレクタとエミッタの間にはダイオ−ド19が、ダ
イオ−ド19のカソ−ドとスイッチング素子18のコレ
クタを共通接続して、並列に接続される。スイッチング
素子18のベ−スには、ベース電流を制御する抵抗を介
して、スイッチング素子18の駆動回路(図示せず)か
ら交流電源5の周波数と同期した信号が印加される。ス
イッチング素子18は、整流回路3から出力された直流
電圧のピ−ク期間にオフとなり、他の期間にはオンとな
るように動作する。このため、平滑コンデンサ4への充
電電流は、スイッチング素子18によって制御される。
平滑コンデンサ4は、整流回路3によって得られる直流
電圧を平滑化し、ダイオ−ド19は、平滑コンデンサ4
の放電電流をDC−DCコンバ−タ2の入力回路に流
す。この結果、第三の平滑回路17においては、上述し
た第一の平滑回路1よりも力率が改善され、また高調波
電流もある程度は抑制することができる。
【0013】整流回路3の出力端は、DC−DCコンバ
−タ2の入力回路に接続される。
−タ2の入力回路に接続される。
【0014】図8を用いて、第四の平滑回路20および
DC−DCコンバ−タ2から構成される従来の第四のス
イッチング電源装置を説明する。なお、DC−DCコン
バ−タ2は第一のスイッチング電源装置において説明し
たので、説明は省略する。
DC−DCコンバ−タ2から構成される従来の第四のス
イッチング電源装置を説明する。なお、DC−DCコン
バ−タ2は第一のスイッチング電源装置において説明し
たので、説明は省略する。
【0015】第四の平滑回路20は、整流回路3と、平
滑コンデンサ4と、インダクタ16と、スイッチング素
子18と、ダイオ−ド19とから構成される。整流回路
3は、交流電源5の出力端に接続される。また、スイッ
チング素子18のコレクタには、インダクタ16を介し
て整流回路3一方の出力端が接続され、スイッチング素
子18のエミッタには、平滑コンデンサ4を介して整流
回路3の他方の出力端に接続される。スイッチング素子
18のコレクタには、ダイオ−ド19のカソ−ドが接続
され、また、スイッチング素子18のエミッタにはダイ
オ−ド19のアノ−ドが接続される。スイッチング素子
18のベ−スには、ベース電流を制御する抵抗を介し
て、スイッチング素子18の駆動回路から交流電源5の
周波数と同期した信号が入力される。この信号によって
スイッチング素子18は、整流回路3から出力された直
流電圧のピ−ク期間にオフとなり、他の期間にはオンと
なるように動作する。このため、平滑コンデンサ4への
充電電流は、スイッチング素子18によって制御され
る。平滑コンデンサ4は、整流回路3によって得られる
直流電圧を平滑化する。ダイオ−ド19は、平滑コンデ
ンサ4の放電電流をDC−DCコンバ−タ2の入力回路
に流す。また、インダクタ16は平滑コンデンサ4に流
れ込む電流を抑制するので、平滑コンデンサ4に電流が
流れる時間すなわち整流回路3の導通幅を広げることが
できる。この結果、平滑回路20においては、上述した
図7に示す平滑回路17よりもさらに力率が改善され、
また高調波電流もさらに抑制することができる。
滑コンデンサ4と、インダクタ16と、スイッチング素
子18と、ダイオ−ド19とから構成される。整流回路
3は、交流電源5の出力端に接続される。また、スイッ
チング素子18のコレクタには、インダクタ16を介し
て整流回路3一方の出力端が接続され、スイッチング素
子18のエミッタには、平滑コンデンサ4を介して整流
回路3の他方の出力端に接続される。スイッチング素子
18のコレクタには、ダイオ−ド19のカソ−ドが接続
され、また、スイッチング素子18のエミッタにはダイ
オ−ド19のアノ−ドが接続される。スイッチング素子
18のベ−スには、ベース電流を制御する抵抗を介し
て、スイッチング素子18の駆動回路から交流電源5の
周波数と同期した信号が入力される。この信号によって
スイッチング素子18は、整流回路3から出力された直
流電圧のピ−ク期間にオフとなり、他の期間にはオンと
なるように動作する。このため、平滑コンデンサ4への
充電電流は、スイッチング素子18によって制御され
る。平滑コンデンサ4は、整流回路3によって得られる
直流電圧を平滑化する。ダイオ−ド19は、平滑コンデ
ンサ4の放電電流をDC−DCコンバ−タ2の入力回路
に流す。また、インダクタ16は平滑コンデンサ4に流
れ込む電流を抑制するので、平滑コンデンサ4に電流が
流れる時間すなわち整流回路3の導通幅を広げることが
できる。この結果、平滑回路20においては、上述した
図7に示す平滑回路17よりもさらに力率が改善され、
また高調波電流もさらに抑制することができる。
【0016】ダイオ−ド19のカソ−ドと平滑コンデン
サ4からなる直列回路の両端は、DC−DCコンバ−タ
2の入力回路に接続される。
サ4からなる直列回路の両端は、DC−DCコンバ−タ
2の入力回路に接続される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図5に示す第一のスイッチング電源装置においては、
交流電圧のピ−ク時にのみ整流回路3から平滑コンデン
サ4に大きな充電電流が流れるので力率が悪く、また大
きな高調波電流が流れるという欠点があった。従って、
IEC1000−3−2に基づいたガイドラインのクラ
スDで規定する規格値以下に高調波電流を抑制すること
ができなかった。
た図5に示す第一のスイッチング電源装置においては、
交流電圧のピ−ク時にのみ整流回路3から平滑コンデン
サ4に大きな充電電流が流れるので力率が悪く、また大
きな高調波電流が流れるという欠点があった。従って、
IEC1000−3−2に基づいたガイドラインのクラ
スDで規定する規格値以下に高調波電流を抑制すること
ができなかった。
【0018】上述した図6に示す第二のスイッチング電
源装置においては、IEC1000−3−2に基づいた
ガイドラインのクラスDで規定する規格値以下に高調波
電流を抑制することができる。しかしながら、高調波電
流を十分に抑制するためには、大きなインダクタンスを
有するインダクタ16を用いる必要があり、第二の平滑
回路15の体積および重量が共に大きくなるという欠点
があった。例えば、出力が100Wの場合には、インダ
クタンスが20mH程度のインダクタ16を使用する必
要があり、体積が80cm3、また重量が200g程度
になってしまうという欠点が有った。
源装置においては、IEC1000−3−2に基づいた
ガイドラインのクラスDで規定する規格値以下に高調波
電流を抑制することができる。しかしながら、高調波電
流を十分に抑制するためには、大きなインダクタンスを
有するインダクタ16を用いる必要があり、第二の平滑
回路15の体積および重量が共に大きくなるという欠点
があった。例えば、出力が100Wの場合には、インダ
クタンスが20mH程度のインダクタ16を使用する必
要があり、体積が80cm3、また重量が200g程度
になってしまうという欠点が有った。
【0019】上述した図7に示す第三のスイッチング電
源装置においては、上述した図5に示す第一のスイッチ
ング電源装置よりも力率が改善され、また高調波電流も
ある程度は抑制することができる。しかしながら、スイ
ッチング素子18がオンしたときの平滑コンデンサ4へ
の充電電流のピ−ク値が大きいため、IEC1000−
3−2に基づいたガイドラインのクラスAで規定する規
格値に基づく電流波形の条件を満足させることが容易で
ないという問題があった。また、高調波電流の抑制能力
が必ずしも十分でなく、IEC1000−3−2に基づ
いたガイドラインのクラスAで規定する規格値以下にす
ることができないという問題があった。さらに、スイッ
チング素子18の駆動回路では交流電源の周波数と同期
させるための機能が必要となるため、駆動回路が複雑と
なるという問題があった。
源装置においては、上述した図5に示す第一のスイッチ
ング電源装置よりも力率が改善され、また高調波電流も
ある程度は抑制することができる。しかしながら、スイ
ッチング素子18がオンしたときの平滑コンデンサ4へ
の充電電流のピ−ク値が大きいため、IEC1000−
3−2に基づいたガイドラインのクラスAで規定する規
格値に基づく電流波形の条件を満足させることが容易で
ないという問題があった。また、高調波電流の抑制能力
が必ずしも十分でなく、IEC1000−3−2に基づ
いたガイドラインのクラスAで規定する規格値以下にす
ることができないという問題があった。さらに、スイッ
チング素子18の駆動回路では交流電源の周波数と同期
させるための機能が必要となるため、駆動回路が複雑と
なるという問題があった。
【0020】上述した図8に示す第四のスイッチング電
源装置においてはインダクタ16の動作によって平滑コ
ンデンサ4に流れる充電電流の波形を滑らかにすること
ができるので、第三の平滑回路17と比較して、力率を
さらに改善し、また高調波電流をさらに抑制することが
できる。この結果、電流波形および高調波電流について
は、IEC1000−3−2に基づいたガイドラインの
クラスAで規定する規格値を満足することができる。し
かしながら、例えば、出力が100Wの場合には、イン
ダクタンスが2mH程度のインダクタ16を使用する必
要があり、体積および重量が共に比較的大きくなるとい
う欠点があった。また、スイッチング素子18をオフに
した場合、インダクタ16の電流が急速に遮断されるた
め、DC−DCコンバ−タ2の入力回路にスパイク状の
過電圧が発生するという問題があった。さらに、スイッ
チング素子18の駆動回路では交流電源5の周波数と同
期するための機能が必要となるため、駆動回路が複雑と
なる問題があった。
源装置においてはインダクタ16の動作によって平滑コ
ンデンサ4に流れる充電電流の波形を滑らかにすること
ができるので、第三の平滑回路17と比較して、力率を
さらに改善し、また高調波電流をさらに抑制することが
できる。この結果、電流波形および高調波電流について
は、IEC1000−3−2に基づいたガイドラインの
クラスAで規定する規格値を満足することができる。し
かしながら、例えば、出力が100Wの場合には、イン
ダクタンスが2mH程度のインダクタ16を使用する必
要があり、体積および重量が共に比較的大きくなるとい
う欠点があった。また、スイッチング素子18をオフに
した場合、インダクタ16の電流が急速に遮断されるた
め、DC−DCコンバ−タ2の入力回路にスパイク状の
過電圧が発生するという問題があった。さらに、スイッ
チング素子18の駆動回路では交流電源5の周波数と同
期するための機能が必要となるため、駆動回路が複雑と
なる問題があった。
【0021】そこで、本発明は、上述のような問題を解
決するもので回路構成が簡易で、小形、軽量なスイッチ
ング電源装置を提供することを目的とする。
決するもので回路構成が簡易で、小形、軽量なスイッチ
ング電源装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次のように構成される。すなわち、第一
に、交流電源の出力端に接続された整流回路と、平滑コ
ンデンサとインダクタを直列に接続してその一端が前記
整流回路の一方の出力端に接続された直列回路と、該直
列回路と前記整流回路の他方の出力端の間に接続された
第一のスイッチング素子と、前記直列回路の両端に接続
された第一のダイオ−ドと、前記第一のスイッチング素
子の両端に接続された第二のダイオ−ドおよび第二のコ
ンデンサからなる並列回路と、前記整流回路の出力端に
接続された第三のコンデンサと、トランスと該トランス
の一次側の第一のコイルに直列接続された第二のスイッ
チング素子とを有するDC−DCコンバ−タとを備え、
前記第一のコイルと第二のスイッチング素子とからなる
直列回路の両端は前記整流回路の出力端に接続されると
共に、前記第一のスイッチング素子のベ−スとエミッタ
の間には前記第一のコイルと磁気結合した第三のコイル
が接続されたものであり、第二に、交流電源の出力端に
接続された整流回路と、平滑コンデンサとインダクタを
直列に接続してその一端が前記整流回路の一方の出力端
に接続された直列回路と、該直列回路と前記整流回路の
他方の出力端の間に接続された第一のスイッチング素子
と、前記直列回路の両端に接続された第一のダイオ−ド
と、前記第一のスイッチング素子の両端に接続された第
二のダイオ−ドおよび第二のコンデンサからなる並列回
路と、前記整流回路の出力端に接続された第三のコンデ
ンサと、トランスと該トランスの一次側の第一のコイル
に直列接続された第二のスイッチング素子とを有するD
C−DCコンバ−タとを備え、前記第一のコイルと第二
のスイッチング素子とからなる直列回路の両端は前記整
流回路の出力端に接続されると共に、前記第一のスイッ
チング素子のベ−スと前記第二のスイッチング素子のベ
−スとが接続されたものである。
成するため、次のように構成される。すなわち、第一
に、交流電源の出力端に接続された整流回路と、平滑コ
ンデンサとインダクタを直列に接続してその一端が前記
整流回路の一方の出力端に接続された直列回路と、該直
列回路と前記整流回路の他方の出力端の間に接続された
第一のスイッチング素子と、前記直列回路の両端に接続
された第一のダイオ−ドと、前記第一のスイッチング素
子の両端に接続された第二のダイオ−ドおよび第二のコ
ンデンサからなる並列回路と、前記整流回路の出力端に
接続された第三のコンデンサと、トランスと該トランス
の一次側の第一のコイルに直列接続された第二のスイッ
チング素子とを有するDC−DCコンバ−タとを備え、
前記第一のコイルと第二のスイッチング素子とからなる
直列回路の両端は前記整流回路の出力端に接続されると
共に、前記第一のスイッチング素子のベ−スとエミッタ
の間には前記第一のコイルと磁気結合した第三のコイル
が接続されたものであり、第二に、交流電源の出力端に
接続された整流回路と、平滑コンデンサとインダクタを
直列に接続してその一端が前記整流回路の一方の出力端
に接続された直列回路と、該直列回路と前記整流回路の
他方の出力端の間に接続された第一のスイッチング素子
と、前記直列回路の両端に接続された第一のダイオ−ド
と、前記第一のスイッチング素子の両端に接続された第
二のダイオ−ドおよび第二のコンデンサからなる並列回
路と、前記整流回路の出力端に接続された第三のコンデ
ンサと、トランスと該トランスの一次側の第一のコイル
に直列接続された第二のスイッチング素子とを有するD
C−DCコンバ−タとを備え、前記第一のコイルと第二
のスイッチング素子とからなる直列回路の両端は前記整
流回路の出力端に接続されると共に、前記第一のスイッ
チング素子のベ−スと前記第二のスイッチング素子のベ
−スとが接続されたものである。
【0023】本発明のスイッチング電源装置を構成する
平滑回路の第一のスイッチング素子は、交流電源の位相
や電圧に依存することなく、第二のスイッチング素子と
同期した交流電源の周波数よりも高い周波数でオン・オ
フ制御される。
平滑回路の第一のスイッチング素子は、交流電源の位相
や電圧に依存することなく、第二のスイッチング素子と
同期した交流電源の周波数よりも高い周波数でオン・オ
フ制御される。
【0024】第一のスイッチング素子がオンすると、整
流回路からの電流が平滑コンデンサとインダクタの直列
回路を通って流れ、インダクタに電磁エネルギ−が蓄積
される。次に、第一のスイッチング素子がオフになる
と、インダクタのエネルギ−は当分第二のコンデンサに
放出され、この第二のコンデンサの電圧が整流回路の出
力電圧と等しくなると、残りは第一のダイオ−ドを通っ
て平滑コンデンサに移行する。インダクタの電磁エネル
ギ−が放出して零になると、今度は第二のコンデンサの
充電電荷がインダクタと第三のコンデンサを流れ電磁エ
ネルギ−を蓄積する。第二のコンデンサの放電が完了す
ると、インダクタのエネルギ−は第三のコンデンサおよ
び第二のダイオ−ドを通って放出される。この後は、次
のサイクルが開始する。
流回路からの電流が平滑コンデンサとインダクタの直列
回路を通って流れ、インダクタに電磁エネルギ−が蓄積
される。次に、第一のスイッチング素子がオフになる
と、インダクタのエネルギ−は当分第二のコンデンサに
放出され、この第二のコンデンサの電圧が整流回路の出
力電圧と等しくなると、残りは第一のダイオ−ドを通っ
て平滑コンデンサに移行する。インダクタの電磁エネル
ギ−が放出して零になると、今度は第二のコンデンサの
充電電荷がインダクタと第三のコンデンサを流れ電磁エ
ネルギ−を蓄積する。第二のコンデンサの放電が完了す
ると、インダクタのエネルギ−は第三のコンデンサおよ
び第二のダイオ−ドを通って放出される。この後は、次
のサイクルが開始する。
【0025】平滑回路によってDC−DCコンバ−タの
入力回路に供給された直流電圧は、第二のスイッチング
素子によってオン・オフ制御される。このため、第一の
コイルには断続的に電流が流れ、第二のコイルには交流
電圧が発生する。この交流電圧は、半波整流された後に
平滑化され、出力端子からは直流の出力電圧として取り
出される。
入力回路に供給された直流電圧は、第二のスイッチング
素子によってオン・オフ制御される。このため、第一の
コイルには断続的に電流が流れ、第二のコイルには交流
電圧が発生する。この交流電圧は、半波整流された後に
平滑化され、出力端子からは直流の出力電圧として取り
出される。
【0026】
(実施例1)図1を用いて、本発明にかかるスイッチン
グ電源装置の構成を説明する。スイッチング電源装置
は、平滑回路21とDC−DCコンバ−タ2とから構成
され、従来と同じ構成部分には同じ番号を使用する。な
お、DC−DCコンバ−タ2は、従来例の第一のスイッ
チング電源装置において説明したので、説明は省略す
る。
グ電源装置の構成を説明する。スイッチング電源装置
は、平滑回路21とDC−DCコンバ−タ2とから構成
され、従来と同じ構成部分には同じ番号を使用する。な
お、DC−DCコンバ−タ2は、従来例の第一のスイッ
チング電源装置において説明したので、説明は省略す
る。
【0027】平滑回路21は、整流回路3と、平滑コン
デンサ4と、インダクタ16と、スイッチング素子18
と、第一のダイオ−ド22と、第二のダイオ−ド23
と、第二のコンデンサ24と、第三のコンデンサ25
と、第三のコイル26とから構成される。なお、スイッ
チング素子18としては、トランジスタが用いられる。
デンサ4と、インダクタ16と、スイッチング素子18
と、第一のダイオ−ド22と、第二のダイオ−ド23
と、第二のコンデンサ24と、第三のコンデンサ25
と、第三のコイル26とから構成される。なお、スイッ
チング素子18としては、トランジスタが用いられる。
【0028】整流回路3は、例えば単相ブリッジ回路の
ような整流回路であり、交流電源5の出力端に接続され
る。交流電源5は、例えば50Hzあるいは60Hzの
ような低周波数の交流電圧を発生する。整流回路3は、
交流電源5によって発生した交流電圧を整流して得られ
た直流電圧をDC−DCコンバ−タ2の入力回路へ供給
する。整流回路3の一方の出力端には、平滑コンデンサ
4の一端が接続される。この平滑コンデンサ4は、整流
回路3から出力された直流電圧を平滑する。インダクタ
16と平滑コンデンサ4は直列に接続される。この直列
回路におけるインダクタ16の他端は、スイッチング素
子18のコレクタに接続される。スイッチング素子18
のエミッタは、整流回路3の他方の出力端に接続され
る。また、整流回路の出力端の間には第三のコンデンサ
25が接続される。第三のコンデンサ25は、例えば交
流電源5のインダクタンス成分とロ−パスフィルタを形
成する。
ような整流回路であり、交流電源5の出力端に接続され
る。交流電源5は、例えば50Hzあるいは60Hzの
ような低周波数の交流電圧を発生する。整流回路3は、
交流電源5によって発生した交流電圧を整流して得られ
た直流電圧をDC−DCコンバ−タ2の入力回路へ供給
する。整流回路3の一方の出力端には、平滑コンデンサ
4の一端が接続される。この平滑コンデンサ4は、整流
回路3から出力された直流電圧を平滑する。インダクタ
16と平滑コンデンサ4は直列に接続される。この直列
回路におけるインダクタ16の他端は、スイッチング素
子18のコレクタに接続される。スイッチング素子18
のエミッタは、整流回路3の他方の出力端に接続され
る。また、整流回路の出力端の間には第三のコンデンサ
25が接続される。第三のコンデンサ25は、例えば交
流電源5のインダクタンス成分とロ−パスフィルタを形
成する。
【0029】トランス6のコア8を介して第一のコイル
7と磁気結合された第三のコイル26は、スイッチング
素子18のベ−スとエミッタの間に接続される。すなわ
ち、スイッチング素子18のベ−スには、第三のコイル
25で構成される駆動回路からスイッチング素子18を
オン・オフ制御するためのパルス信号が入力される。な
お、第三のコイル25とスイッチング素子18のベ−ス
の間には、ベース電流を制御する抵抗が接続される。
7と磁気結合された第三のコイル26は、スイッチング
素子18のベ−スとエミッタの間に接続される。すなわ
ち、スイッチング素子18のベ−スには、第三のコイル
25で構成される駆動回路からスイッチング素子18を
オン・オフ制御するためのパルス信号が入力される。な
お、第三のコイル25とスイッチング素子18のベ−ス
の間には、ベース電流を制御する抵抗が接続される。
【0030】また、DC−DCコンバ−タ2は、入力回
路の入力電圧が変化しても出力回路の出力電圧が一定と
なるように、スイッチング素子10は例えばパルス幅変
調器のような制御回路(図示せず)によってパルス幅制
御される。すなわち、入力電圧が高くなるとスイッチン
グ素子10のオン幅は狭くなり、低くなると広くなる。
スイッチング素子18は、スイッチング素子10と同期
した交流電源5の周波数よりも高い周波数のパルス信号
によってオン・オフ制御されるので、入力電圧の変化の
応じてオン幅が制御される。この結果、交流電源5の電
圧が高くなるとスイッチング素子18のオン幅は狭くな
り、交流電源5の電圧が低くなるとスイッチング素子1
8のオン幅は広くなるので、平滑コンデンサ4の充電量
はほぼ一定となる。
路の入力電圧が変化しても出力回路の出力電圧が一定と
なるように、スイッチング素子10は例えばパルス幅変
調器のような制御回路(図示せず)によってパルス幅制
御される。すなわち、入力電圧が高くなるとスイッチン
グ素子10のオン幅は狭くなり、低くなると広くなる。
スイッチング素子18は、スイッチング素子10と同期
した交流電源5の周波数よりも高い周波数のパルス信号
によってオン・オフ制御されるので、入力電圧の変化の
応じてオン幅が制御される。この結果、交流電源5の電
圧が高くなるとスイッチング素子18のオン幅は狭くな
り、交流電源5の電圧が低くなるとスイッチング素子1
8のオン幅は広くなるので、平滑コンデンサ4の充電量
はほぼ一定となる。
【0031】平滑コンデンサ4が接続された整流回路3
の出力端には第一のダイオ−ド22のカソ−ドが接続さ
れ、第一のダイオ−ド22のアノ−ド端はスイッチング
素子18のコレクタに接続される。第一のダイオ−ド2
2は、スイッチング素子18がオフの時にインダクタ1
6に蓄積された電磁エネルギ−を平滑コンデンサ4に移
行させる。
の出力端には第一のダイオ−ド22のカソ−ドが接続さ
れ、第一のダイオ−ド22のアノ−ド端はスイッチング
素子18のコレクタに接続される。第一のダイオ−ド2
2は、スイッチング素子18がオフの時にインダクタ1
6に蓄積された電磁エネルギ−を平滑コンデンサ4に移
行させる。
【0032】また、スイッチング素子18のコレクタと
エミッタの間には、第二のダイオ−ド23と第二のコン
デンサ24が並列に接続される。なお、第二のダイオ−
ド23のカソ−ドはスイッチング素子18のコレクタに
接続され、第二のダイオ−ド23のアノ−ドはスイッチ
ング素子18のエミッタに接続される。第二のダイオ−
ド23により、平滑コンデンサ4の放電電流はDC−D
Cコンバ−タ2の入力回路に流れる。なお、スイッチン
グ素子18としてボディ−ダイオ−ドを有するMOS−
FET(Metal Oxide Semicondu
ctor−Field Effect Transis
tor)を用いれば第二のダイオ−ド23は使用しなく
てもよい。また、制御回路の周波数が高い場合には、M
OS−FETの寄生容量が活用できるので、第二のコン
デンサ24は使用しなくてもよい。
エミッタの間には、第二のダイオ−ド23と第二のコン
デンサ24が並列に接続される。なお、第二のダイオ−
ド23のカソ−ドはスイッチング素子18のコレクタに
接続され、第二のダイオ−ド23のアノ−ドはスイッチ
ング素子18のエミッタに接続される。第二のダイオ−
ド23により、平滑コンデンサ4の放電電流はDC−D
Cコンバ−タ2の入力回路に流れる。なお、スイッチン
グ素子18としてボディ−ダイオ−ドを有するMOS−
FET(Metal Oxide Semicondu
ctor−Field Effect Transis
tor)を用いれば第二のダイオ−ド23は使用しなく
てもよい。また、制御回路の周波数が高い場合には、M
OS−FETの寄生容量が活用できるので、第二のコン
デンサ24は使用しなくてもよい。
【0033】次に、図2および図3に示す動作波形を用
いて、本発明のスイッチング電源装置を構成する平滑回
路21の回路動作を説明をする。図2および図3は平滑
回路21が定常状態になった場合を示す。なお、交流電
源5から平滑回路21に電源が投入された過渡期におい
てはスイッチ素子18はオフとなっているので、整流回
路3によって整流された電圧がインダクタ16の両端に
かかることになる。これを防止するため、例えばスイッ
チング素子18のコレクタとエミッタ間には、電源が投
入された過渡期にのみオンとなるスイッチと、このスイ
ッチと直列接続した抵抗からなる回路(図示せず)を接
続しておく。電源が投入された過渡期においては、この
回路によって平滑コンデンサ4は充電され、充電が終了
するとスイッチはオフにされる。この後にスイッチング
素子18をオンにするので、平滑コンデンサ4への突入
電流が防止される。
いて、本発明のスイッチング電源装置を構成する平滑回
路21の回路動作を説明をする。図2および図3は平滑
回路21が定常状態になった場合を示す。なお、交流電
源5から平滑回路21に電源が投入された過渡期におい
てはスイッチ素子18はオフとなっているので、整流回
路3によって整流された電圧がインダクタ16の両端に
かかることになる。これを防止するため、例えばスイッ
チング素子18のコレクタとエミッタ間には、電源が投
入された過渡期にのみオンとなるスイッチと、このスイ
ッチと直列接続した抵抗からなる回路(図示せず)を接
続しておく。電源が投入された過渡期においては、この
回路によって平滑コンデンサ4は充電され、充電が終了
するとスイッチはオフにされる。この後にスイッチング
素子18をオンにするので、平滑コンデンサ4への突入
電流が防止される。
【0034】図2において、Vacは交流電源5によっ
て発生した交流電圧を整流した後の電圧を示す。V4は
平滑コンデンサ4の両端電圧を、i4は平滑コンデンサ
4を流れる充電電流の平均値を示す。i7はDC−DC
コンバ−タ2の入力回路に流れる電流を示す。iceは
スイッチング素子18を流れる電流を示す。iacは、
例えば交流電源5のインダクタンス成分と第三のコンデ
ンサ25によって形成されるロ−パスフィルタを介した
場合に、交流電源5を流れる電流を示す。なお、tは時
間である。
て発生した交流電圧を整流した後の電圧を示す。V4は
平滑コンデンサ4の両端電圧を、i4は平滑コンデンサ
4を流れる充電電流の平均値を示す。i7はDC−DC
コンバ−タ2の入力回路に流れる電流を示す。iceは
スイッチング素子18を流れる電流を示す。iacは、
例えば交流電源5のインダクタンス成分と第三のコンデ
ンサ25によって形成されるロ−パスフィルタを介した
場合に、交流電源5を流れる電流を示す。なお、tは時
間である。
【0035】時刻t0〜t1の期間のように、電圧Va
cが平滑コンデンサ4の両端の電圧V4より大きく、か
つスイッチング素子18がオンした時のみスイッチング
素子18には電流iceが流れる。この結果、平滑コン
デンサ4は充電され、両端電圧は上昇する。なお、イン
ダクタ16は平滑コンデンサ4に流れる電流i4のピ−
ク値を抑制するので、平滑コンデンサ4に電流が流れる
時間すなわち整流回路3の導通幅が広がる。このとき、
iacは、i7とi4の和で表わされる連続した滑らか
な電流となる。この結果、力率が改善され高調波は低減
される。
cが平滑コンデンサ4の両端の電圧V4より大きく、か
つスイッチング素子18がオンした時のみスイッチング
素子18には電流iceが流れる。この結果、平滑コン
デンサ4は充電され、両端電圧は上昇する。なお、イン
ダクタ16は平滑コンデンサ4に流れる電流i4のピ−
ク値を抑制するので、平滑コンデンサ4に電流が流れる
時間すなわち整流回路3の導通幅が広がる。このとき、
iacは、i7とi4の和で表わされる連続した滑らか
な電流となる。この結果、力率が改善され高調波は低減
される。
【0036】時刻t1〜t2の期間のように、電圧Va
cが平滑コンデンサ4の両端の電圧V4より小さくなる
と平滑コンデンサ4には充電電流が流れなくなる。一
方、DC−DCコンバ−タ2の入力回路には平滑コンデ
ンサ4の放電電流が流れる。
cが平滑コンデンサ4の両端の電圧V4より小さくなる
と平滑コンデンサ4には充電電流が流れなくなる。一
方、DC−DCコンバ−タ2の入力回路には平滑コンデ
ンサ4の放電電流が流れる。
【0037】図3において、i16はインダクタ16を
流れる電流、V24は第二のコンデンサ24の両端電
圧、i24は第二のコンデンサ24を流れる電流、i2
2は第一のダイオ−ド22を流れる電流、i23は第二
のダイオ−ド23を流れる電流、Vbeはスイッチング
素子18を動作させるための駆動信号(ベ−スとエミッ
タ間の電圧)、Vceはスイッチング素子18の両端電
圧(コレクタとエミッタ間の電圧)、iceはスイッチ
ング素子18を流れる電流を各々時間tの経過とともに
示す。なお、インダクタ16を流れる電流i16は、平
滑コンデンサ4を流れる電流i4と等しく、また、第二
のコンデンサ24の両端電圧V24は、スイッチング素
子18のコレクタとエミッタ間の電圧Vceと等しい。
なお、tは時間である。
流れる電流、V24は第二のコンデンサ24の両端電
圧、i24は第二のコンデンサ24を流れる電流、i2
2は第一のダイオ−ド22を流れる電流、i23は第二
のダイオ−ド23を流れる電流、Vbeはスイッチング
素子18を動作させるための駆動信号(ベ−スとエミッ
タ間の電圧)、Vceはスイッチング素子18の両端電
圧(コレクタとエミッタ間の電圧)、iceはスイッチ
ング素子18を流れる電流を各々時間tの経過とともに
示す。なお、インダクタ16を流れる電流i16は、平
滑コンデンサ4を流れる電流i4と等しく、また、第二
のコンデンサ24の両端電圧V24は、スイッチング素
子18のコレクタとエミッタ間の電圧Vceと等しい。
なお、tは時間である。
【0038】次に、スイッチング素子18をオン・オフ
駆動した場合の回路動作について説明する。この場合、
交流電源5の周波数よりも高い周波数のパルス信号をベ
−スに入力してスイッチング素子18をオン・オフ駆動
させるので、スイッチング素子18がオンの時でもオフ
の時でも電圧VacおよびV4の電圧変化は微小であ
り、ほぼ一定とみなすことができる。なお、パルス信号
は、制御回路と同期した信号であるので、スイッチング
素子18はスイッチング素子10と同期してオン・オフ
駆動される。
駆動した場合の回路動作について説明する。この場合、
交流電源5の周波数よりも高い周波数のパルス信号をベ
−スに入力してスイッチング素子18をオン・オフ駆動
させるので、スイッチング素子18がオンの時でもオフ
の時でも電圧VacおよびV4の電圧変化は微小であ
り、ほぼ一定とみなすことができる。なお、パルス信号
は、制御回路と同期した信号であるので、スイッチング
素子18はスイッチング素子10と同期してオン・オフ
駆動される。
【0039】時刻t0〜t1の期間では、インダクタ1
6に蓄えられた電磁エネルギ−は第二のダイオ−ド23
および平滑コンデンサ4を介して第三のコンデンサ25
に放出される。この結果、インダクタ16を流れる電流
i16は直線的に減少する。インダクタ16を流れる電
流i16は第二のダイオ−ド23を流れるのでスイッチ
ング素子18のコレクタとエミッタ間の電圧Vceはゼ
ロである。従って、時刻t0〜t1の間に、スイッチン
グ素子18のベ−スに駆動信号Vbeを入力してスイッ
チング素子18をタ−ンオンしても、スイッチング素子
18のコレクタとエミッタ間には電流iceは流れな
い。
6に蓄えられた電磁エネルギ−は第二のダイオ−ド23
および平滑コンデンサ4を介して第三のコンデンサ25
に放出される。この結果、インダクタ16を流れる電流
i16は直線的に減少する。インダクタ16を流れる電
流i16は第二のダイオ−ド23を流れるのでスイッチ
ング素子18のコレクタとエミッタ間の電圧Vceはゼ
ロである。従って、時刻t0〜t1の間に、スイッチン
グ素子18のベ−スに駆動信号Vbeを入力してスイッ
チング素子18をタ−ンオンしても、スイッチング素子
18のコレクタとエミッタ間には電流iceは流れな
い。
【0040】時刻t1〜t2の期間では、インダクタ1
6を流れる電流i16はスイッチング素子18を流れ、
直線的に増加する。スイッチング素子18に電流が流れ
出す時刻t1では、スイッチング素子18はすでにオン
状態になっているので、零電圧スイッチングとなる。な
お、インダクタ16に流れる電流i16とスイッチング
素子18を流れる電流iceは等しい。
6を流れる電流i16はスイッチング素子18を流れ、
直線的に増加する。スイッチング素子18に電流が流れ
出す時刻t1では、スイッチング素子18はすでにオン
状態になっているので、零電圧スイッチングとなる。な
お、インダクタ16に流れる電流i16とスイッチング
素子18を流れる電流iceは等しい。
【0041】時刻t2〜t3の期間では、時刻t2でス
イッチング素子18の駆動信号Vbeが立ち下がる。こ
のため、スイッチング素子18はタ−ンオフされてスイ
ッチング素子18を流れる電流iceはゼロとなるが、
インダクタ16を流れる電流i16は第二のコンデンサ
24に流れ込む。第二のコンデンサ24には電流i24
が流れ、第二のコンデンサ24の両端電圧V24は上昇
する。スイッチング素子18のコレクタとエミッタ間の
電圧Vceは、第二のコンデンサ24の両端の電圧V2
4と等しい。従って、スイッチング素子18の零電圧ス
イッチングが達成され、またインダクタ16を流れる電
流i16の連続性が確保される。時刻t3では、第二の
コンデンサ24の両端の電圧V24は、交流電圧を整流
した電圧Vacに等しくなる。
イッチング素子18の駆動信号Vbeが立ち下がる。こ
のため、スイッチング素子18はタ−ンオフされてスイ
ッチング素子18を流れる電流iceはゼロとなるが、
インダクタ16を流れる電流i16は第二のコンデンサ
24に流れ込む。第二のコンデンサ24には電流i24
が流れ、第二のコンデンサ24の両端電圧V24は上昇
する。スイッチング素子18のコレクタとエミッタ間の
電圧Vceは、第二のコンデンサ24の両端の電圧V2
4と等しい。従って、スイッチング素子18の零電圧ス
イッチングが達成され、またインダクタ16を流れる電
流i16の連続性が確保される。時刻t3では、第二の
コンデンサ24の両端の電圧V24は、交流電圧を整流
した電圧Vacに等しくなる。
【0042】時刻t3〜t4の期間では、第二のコンデ
ンサ24の両端の電圧V24は交流電圧を整流した電圧
Vacに等しく、第二のコンデンサ24を流れる電流i
24はゼロとなる。インダクタ16を流れる電流i16
は、第一のダイオ−ド22を流れて直線的に減少し、時
刻t4でゼロとなる。
ンサ24の両端の電圧V24は交流電圧を整流した電圧
Vacに等しく、第二のコンデンサ24を流れる電流i
24はゼロとなる。インダクタ16を流れる電流i16
は、第一のダイオ−ド22を流れて直線的に減少し、時
刻t4でゼロとなる。
【0043】時刻t4〜t5の期間では、第二のコンデ
ンサ24に蓄えられた電荷はインダクタ16を介して第
三のコンデンサ25に放出されて、時刻t5で、第二の
コンデンサ24の両端電圧V24および第二のコンデン
サ24に流れる電流i24はゼロとなる。
ンサ24に蓄えられた電荷はインダクタ16を介して第
三のコンデンサ25に放出されて、時刻t5で、第二の
コンデンサ24の両端電圧V24および第二のコンデン
サ24に流れる電流i24はゼロとなる。
【0044】時刻t5〜t6では、インダクタ16に蓄
えられた電磁エネルギ−が第二のダイオ−ド23および
平滑コンデンサ4を介して第三のコンデンサ25に放出
されて、直線的に減少する。なお、時刻t5〜t6にお
ける回路動作は、時刻t0〜t1の回路動作と同じであ
る。以降t1〜t6の回路動作を繰り返す。
えられた電磁エネルギ−が第二のダイオ−ド23および
平滑コンデンサ4を介して第三のコンデンサ25に放出
されて、直線的に減少する。なお、時刻t5〜t6にお
ける回路動作は、時刻t0〜t1の回路動作と同じであ
る。以降t1〜t6の回路動作を繰り返す。
【0045】なお、上述したスイッチング電源装置にお
いて、スイッチング素子18をオン・オフ駆動するため
の駆動回路として、スイッチング素子18のベ−スとエ
ミッタの間に第三のコイル26を設けていた。しかしな
がら、平滑回路21において第三のコイル26を設け
ず、図4のように、スイッチング素子18のベ−スをス
イッチング素子10のベ−スを接続した平滑回路27
と、DC−DCコンバ−タ2とからスイッチング電源装
置を構成しても良い。この場合の平滑回路27の回路動
作は、平滑回路21と同じなため、回路動作の説明は省
略する。
いて、スイッチング素子18をオン・オフ駆動するため
の駆動回路として、スイッチング素子18のベ−スとエ
ミッタの間に第三のコイル26を設けていた。しかしな
がら、平滑回路21において第三のコイル26を設け
ず、図4のように、スイッチング素子18のベ−スをス
イッチング素子10のベ−スを接続した平滑回路27
と、DC−DCコンバ−タ2とからスイッチング電源装
置を構成しても良い。この場合の平滑回路27の回路動
作は、平滑回路21と同じなため、回路動作の説明は省
略する。
【0046】
【発明の効果】本発明のスイッチング電源装置は上述の
ように構成され、また平滑回路のスイッチング素子はパ
ルス幅制御されているから、インダクタを流れる電流の
ピ−ク値を抑えることができる。このため、交流電源に
よって発生する交流電圧を整流して得られる電流波形は
IEC1000−3−2に基づいたガイドラインのクラ
スAで規定する規格値に、また高調波電流はIEC10
00−3−2のガイドラインに基づくクラスAで規定す
る規格値以下にすることができる。すなわち、入力電流
の波形を規定する包絡線と、交流電圧を整流して得られ
る電流波形を重ね合わせた時に、交流電圧を整流して得
られる電流波形の5%以上が包絡線の外側にあるという
規格を満足させることができ、かつ高調波電流について
は高調波次数およびワット当たりの最大許容高調波電流
の定格負荷条件に対しての高調波電流の限度値以下に抑
えることができる。またインダクタに起因するスパイク
状の過電圧を負荷側に印加することもない。
ように構成され、また平滑回路のスイッチング素子はパ
ルス幅制御されているから、インダクタを流れる電流の
ピ−ク値を抑えることができる。このため、交流電源に
よって発生する交流電圧を整流して得られる電流波形は
IEC1000−3−2に基づいたガイドラインのクラ
スAで規定する規格値に、また高調波電流はIEC10
00−3−2のガイドラインに基づくクラスAで規定す
る規格値以下にすることができる。すなわち、入力電流
の波形を規定する包絡線と、交流電圧を整流して得られ
る電流波形を重ね合わせた時に、交流電圧を整流して得
られる電流波形の5%以上が包絡線の外側にあるという
規格を満足させることができ、かつ高調波電流について
は高調波次数およびワット当たりの最大許容高調波電流
の定格負荷条件に対しての高調波電流の限度値以下に抑
えることができる。またインダクタに起因するスパイク
状の過電圧を負荷側に印加することもない。
【0047】また、スイッチング素子の駆動回路は、交
流電圧と同期させずに、交流電源4の周波数よりも高い
周波数でかつ、DC−DCコンバ−タのスイッチング素
子と同期してスイッチング素子をオン・オフさせるので
回路が簡素化でき、ビ−トによるノイズ発生の問題がな
い。
流電圧と同期させずに、交流電源4の周波数よりも高い
周波数でかつ、DC−DCコンバ−タのスイッチング素
子と同期してスイッチング素子をオン・オフさせるので
回路が簡素化でき、ビ−トによるノイズ発生の問題がな
い。
【0048】更に、スイッチング素子は零電圧スイッチ
ングするので、スイッチング損失、雑音が少なくなる。
さらに、インダクタの小形・軽量化を図ることができ
る。
ングするので、スイッチング損失、雑音が少なくなる。
さらに、インダクタの小形・軽量化を図ることができ
る。
【図1】本発明の、スイッチング電源装置を示す回路図
である。
である。
【図2】本発明の、スイッチング電源装置の動作を示す
動作波形図である。
動作波形図である。
【図3】本発明の、スイッチング電源装置の各部品の動
作を示す動作波形図である。
作を示す動作波形図である。
【図4】本発明の、スイッチング電源装置を示す他の回
路図である。
路図である。
【図5】従来の第一のスイッチング電源装置を示す回路
図である。
図である。
【図6】従来の第二のスイッチング電源装置を示す回路
図である。
図である。
【図7】従来の第三のスイッチング電源装置を示す回路
図である。
図である。
【図8】従来の第四のスイッチング電源装置を示す回路
図である。
図である。
1 第一の平滑回路 2 DC−DCコンバ−タ 3 整流回路 4 平滑コンデンサ 5 交流電源 6 トランス 10 スイッチング素子 16 インダクタ 18 スイッチング素子 21 平滑回路 22 第一のダイオ−ド 23 第二のダイオ−ド 24 第二のコンデンサ 25 第三のコンデンサ 26 第三のコイル Vac 交流電源で発生した交流電圧を整流した電圧 iac 交流電源を流れる電流 V4 平滑コンデンサの両端電圧 i4 平滑コンデンサを流れる電流 i7 DC−DCコンバ−タを流れる電流 i16 インダクタを流れる電流 i22 第一のダイオ−ドを流れる電流 i23 第二のダイオ−ドを流れる電流 V24 第二のコンデンサの両端電圧 i24 第二のコンデンサを流れる電流 Vgs スイッチング素子を動作させる駆動信号 Vds スイッチング素子の両端電圧 ids スイッチング素子を流れる電流
Claims (2)
- 【請求項1】 交流電源の出力端に接続された整流回路
と、平滑コンデンサとインダクタを直列に接続してその
一端が前記整流回路の一方の出力端に接続された直列回
路と、該直列回路と前記整流回路の他方の出力端の間に
接続された第一のスイッチング素子と、前記直列回路の
両端に接続された第一のダイオ−ドと、前記第一のスイ
ッチング素子の両端に接続された第二のダイオ−ドおよ
び第二のコンデンサからなる並列回路と、前記整流回路
の出力端に接続された第三のコンデンサと、トランスと
該トランスの一次側の第一のコイルに直列接続された第
二のスイッチング素子とを有するDC−DCコンバ−タ
とを備え、前記第一のコイルと第二のスイッチング素子
とからなる直列回路の両端は前記整流回路の出力端に接
続されると共に、前記第一のスイッチング素子のベ−ス
とエミッタの間には前記第一のコイルと磁気結合した第
三のコイルが接続されたことを特徴とするスイッチング
電源装置。 - 【請求項2】 交流電源の出力端に接続された整流回路
と、平滑コンデンサとインダクタを直列に接続してその
一端が前記整流回路の一方の出力端に接続された直列回
路と、該直列回路と前記整流回路の他方の出力端の間に
接続された第一のスイッチング素子と、前記直列回路の
両端に接続された第一のダイオ−ドと、前記第一のスイ
ッチング素子の両端に接続された第二のダイオ−ドおよ
び第二のコンデンサからなる並列回路と、前記整流回路
の出力端に接続された第三のコンデンサと、トランスと
該トランスの一次側の第一のコイルに直列接続された第
二のスイッチング素子とを有するDC−DCコンバ−タ
とを備え、前記第一のコイルと第二のスイッチング素子
とからなる直列回路の両端は前記整流回路の出力端に接
続されると共に、前記第一のスイッチング素子のベ−ス
と前記第二のスイッチング素子のベ−スとが接続された
ことを特徴とするスイッチング電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28344995A JPH09131054A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | スイッチング電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28344995A JPH09131054A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | スイッチング電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09131054A true JPH09131054A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17665694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28344995A Pending JPH09131054A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | スイッチング電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09131054A (ja) |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP28344995A patent/JPH09131054A/ja active Pending
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