JPH0913100A - 動物の革から個々の切れを裁断し又は打ち抜く方法 - Google Patents

動物の革から個々の切れを裁断し又は打ち抜く方法

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JPH0913100A
JPH0913100A JP8155668A JP15566896A JPH0913100A JP H0913100 A JPH0913100 A JP H0913100A JP 8155668 A JP8155668 A JP 8155668A JP 15566896 A JP15566896 A JP 15566896A JP H0913100 A JPH0913100 A JP H0913100A
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computer
cutting position
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Duerkopp Adler AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、動物の革の裁断又は打ち
抜きのために、達成可能な利用度を最適にする方法を見
出すことを課題とする。 【解決手段】 動物の革から個々の切れを裁断し又
は打ち抜くための方法にして、その際個々の切れの輪郭
がコンピュータに記憶されかつ裁断位置像を合成可能で
あり、そして裁断の最適化のために、裁断位置像は個別
的に革の品質に依存して作られかつ投影装置を介して革
に投影され、裁断位置像によって、革に大きい面積の材
料取りの利点と小さい面積の裁断又は打ち抜きの利点と
が組合せ可能である、前記方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、動物の革から個々
の切れを裁断し又は打ち抜く方法にして、個々の切れの
輪郭がコンピュータに記憶されておりかつ裁断位置像を
合成可能でありかつ切断片の最適化のために裁断位置像
が個別的に革の品質に依存して作成されかつ投影装置を
介して革に投影される、前記方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】そのような方法は西独国特許明細書第３
６２７１１０号に開示されている。コンピュータには裁
断されるべき切れの個々の輪郭が入力されかつ記憶され
ている。作業者は輪郭を個々に呼び出しかつ全ての組合
せをモニターで見ることができる。電子投影機を介して
ディスプレーでみることができるようにされた輪郭は元
の大きさで、テーブル上に広げられた動物の革に投影さ
れかつ作業者は革の傷箇所を考慮して裁断位置像を相互
作用的に形成することができる。
【０００３】動物の革は３×３ｍ迄の大きさを有するこ
とがある。大きな革から作り出されるべき場合、裁断テ
ーブル又は打ち抜きテーブルは相応して形成されなけれ
ばならない。大きな革からの加工は、裁断位置像の形
成、即ち革の裁断又は打ち抜かれるべき切れの材料取り
（「Ｎｅｓｔｉｎｇ」）が大きな革によって予め設定さ
れた周縁条件を考慮して実施されることができる。革に
予め存在している傷箇所（孔、ざらざら、傷、色差異
等）の拡散は、後でできる最終製品の品質に種々の影響
を与える。そのような場合に、裁断され又は打ち抜かれ
るべき切れの特定の傷は許容されることができるが、し
かし他の傷（例えば穴）は、大抵許容されず又は最終製
品に全く視覚的に影響を及ぼさない場合、切れの特定の
領域においてのみ許容されることができる。
【０００４】切れの材料取りの際に守られるべきかかる
周縁条件から、実現可能な裁断位置像の面積に対する革
の面積の比を問題とする利用度の最適化は、革が完全に
利用される場合にのみ達成可能である。裁断位置又は打
ち抜き位置の創造と関連する、調査コストに基づいて、
複雑な革は１台のみでは革全体が加工されることができ
ない小さい装置が何度も使用される。個々の装置の大き
さに相応して革は裁断され、即ち分断される。切れにさ
れる革の裁断の際の利用度は、勿論低下し、このことは
各部分において打ち抜かれるべき部分の相応した輪郭に
よって切り取られることができるために、各切れのため
には小さ過ぎる製品範囲が残される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】かかる問題から出発し
て、裁断又は打ち抜きのために動物の革が前以て切断さ
れなければならない場合でも、達成可能な利用度を最適
にする、本発明による裁断又は打ち抜き方法が構成され
るべきである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の課題の解決のた
めに、次の方法ステップ、即ち −革に機械読み取り可能なコードを備え、 −革の輪郭及び革に含まれる傷箇所の輪郭をカメラ及び
カメラと接続したコンピュータ中に記憶されたデータの
読み出しとを介して把握し、 −把握された輪郭についての革の面積を計算し、 −輪郭及び傷箇所をコンピュータと接続されたディスプ
レーに表示しかつ個々の裁断位置像を作成し、 −把握されたデータと作成された裁断位置像とを革に付
設されたコードに連係させ、 −裁断位置像を投影装置によって革に結像させ、 −略その幅の中央で手動的切断によって革を２つの半体
に切断し、その際切断の過程が裁断位置像を考慮してコ
ンピュータによって検出されかつ投影装置を介して表示
され、 −始めに把握されていた輪郭及び切断線から合成される
各半体の輪郭線を裁断テーブル又は打ち抜きテーブルに
投影し、 −裁断テーブル又は打ち抜きテーブルに投影された輪郭
線に沿って裁断され又は打ち抜かれるべき半体を整向さ
せ、最後に、 −裁断位置像に基づいて裁断又は打ち抜きを行うことが
提案される。
【０００７】この方法によって全面に亘る材料取り及び
部分面的な裁断又は打ち抜きの利点が相互に組合され
る。材料取り及び裁断又は打ち抜きは相異なる箇所で行
われることができる。革全体が材料取りされるので、利
用度は最適になる。革を２つに分割する切断線が、コン
ピュータを介して求めされる。切断線の計算の際に裁断
位置像が考慮され、その結果切断線は材料取りされる切
れの傍らを最適に通る。実施されるべき裁断線が投影装
置を介して革に投影され、その結果作業者は従来の裁断
カッタによって裁断を実施することができる。その際裁
断線は一般的に直線ではなく、むしろ最適化された結果
に相応して何度も屈曲されることができる。符合化に対
する裁断位置像の連係に基づいて、革はコンピュータに
対して個別化されるている。コード（符合）の読み込み
により革は後でその裁断位置像に連係される。裁断テー
ブル又は打ち抜きテーブルの上方に配設されている投影
装置を介してその都度裁断され又は打ち抜かれるべき革
の輪郭線が投影され、その結果投影された線に沿う作業
者による革半体の整向が可能である。革半体からの続い
ての所望の切れの裁断又は打ち抜きはＣＮＣ制御でも従
来の形式でも制御されることができ即ち手動操作され、
投影されるべき裁断位置像に沿って又は投影された裁断
位置像へのカッタの整直後に行われることができる。
【０００８】本発明による方法によって、専門家によっ
て実施されなければならなかった予備加工を実施しかつ
製造運転において直接又は低賃金労働者によって供給す
ることが可能になる。高い利用度にもかかわらず、人間
工学的観点から取扱に有利で好適でありかつ手による裁
断のために人の手の稼働範囲に適合されることができる
小さい部分面が形成されることができる。小さい寸法の
部分は結果的に小さい比重を有し、その結果持ち上げ、
整向及び搬送が明らかに容易にされる。
【０００９】好ましくは作られかつ革に投影された裁断
位置像は相互作用的に作業者によって修正されかつ修正
された裁断位置像がコンピュータに記憶されることがで
きる。それによってカメラによっては明らかに認識でき
ない、例えば色差異のような小さい傷も考慮されること
ができる。傷箇所は好適な実施例では作業者によって位
置特定されかつカメラ検出機のためにマークを付けられ
る。損傷、例えば塗料や接着剤に非常に敏感な革の損傷
を防止するために、マーク付けとして相応したコントラ
ストのある紐の巻き付けが可能である。
【００１０】それによって作業者が裁断の実施の際に完
全に裁断に集中できるように、裁断位置像は切断線の投
影の間フェードアウトされる。動物の革が、各革半体が
固有のコードを有するように機械読み取り可能な２つの
コードを備える場合、革半体に任意の順序で加工が施さ
れることができる。切り取り及び裁断又は打ち抜きが相
異なる箇所又は相異なる時間に行われることができるこ
とが、方法全体に特別に有利に示される。その結果先ず
月産量分の材料取りが行われかつ裁断された革半体は相
応して蓄えられる。裁断されるべき革の数が多ければ多
い程、最終製品の所期の品質は高い、そのわけは例えば
多数の色の良い革が切断され又は打ち抜かれることがで
きるからであり、その結果後で製造される革飾り又は車
両クッションに色差異は生じない。
【００１１】
【発明の実施の形態】図面に基づいて本発明による方法
を次に詳しく説明する。テーブル１上に動物の革２が載
せられて広げられる。テーブル１の上方にコンピュータ
１０と接続されたカメラ９及び投影装置８が配設されて
いる。コンピュータ１０には公知の方法で、革２から裁
断され又は打ち抜かれるべき個々の切れ（パッチ）７が
記憶されている。
【００１２】革２上にはその識別のために２つのバーコ
ード５ａ、５ｂが接着されている。テーブル１の上方に
配設されたカメラ９によって革２の輪郭２′及びその内
部又は表面にある傷箇所３、４が把握される。同時にバ
ーコード５ａ、５ｂがカメラ９によって検出され、かつ
輪郭２′及び傷箇所３、４に関するデータと共にコンピ
ュータ１０に供給されることができる。カメラが傷箇所
３、４をはっきりと把握することができるために、傷箇
所は前以て作業者によって相応してマークを付けられ
る。そのようなマークは好ましくは、傷箇所の周りを取
り囲むコントラストに富んだ紐によって行われる。同時
にカメラにとって識別力のある傷品質のしるし付けが行
われる。
【００１３】把握された輪郭２′、検出された傷箇所
３、４及びその品質に相応して、コンピュータ内に裁断
位置像が切れ７の最適化された配列を以て形成されかつ
革２のモニタリングと共にディスプレー１１上に表示さ
れる。同時に、作成された裁断位置像はコンピュータ１
０と接続した、好ましくはレザー投影機である投影ユニ
ット８を介して革２に投影される。場合によっては作業
者は投影された裁断位置像に相互作用的に影響を与えか
つ切れ７の投影された輪郭を利用度の一層の最適化のた
めに移動させることができる。最適化された裁断位置像
はそれからコンピュータ１０に記憶される。利用度の最
適化のために、前以て革の面積が検査されることが必要
であり、このことはコンピュータ内で記憶された革の周
囲輪郭について行われることができる。コンピュータ内
に記憶された個々の部分輪郭の面積は知られている。裁
断位置像の組合せによって、革の全面積に亘る達成可能
な裁断がシュミレートでき、その結果利用度が確認され
ることができる。利用度が事実上最適化されたか、十分
な利用度が達成されたかどうか、又は一層の最適化作業
が必要かどうかのフィードバックを作業者が受けるため
に、スクリーン１１上に達成可能な利用度が連続的に表
示されることは有利である。
【００１４】コンピュータで、裁断位置像の部分（切
れ）７と交わることなしに、革２を略その中央で切断す
る切断線１２が求められる。図２にＡで表された箇所か
らＢで表される箇所に達しかつ所望の曲線を有する、求
められた線１２はテーブル１上に載せられた動物の革２
に投影装置８を介して投影される。同時に裁断位置像の
部分７の投影がフェードアウトされることができ、その
結果革２では切断線１２のみが認識可能である。この切
断線に沿って作業者によって革２が手動でカッタナイフ
により２つの革半体２ａ、２ｂに分割される。各半体２
ａ、２ｂにバーコード５ａ、５ｂが付設されている。こ
の付設によってコンピュータ１０内に全裁断位置像から
部分裁断位置像が各革半体２ａ、２ｂのために形成され
る。
【００１５】革半体２ａ、２ｂはテーブル１から取り外
されかつ中間貯蔵されるか又は裁断位置又は打ち抜き位
置に案内されることができる。ここでは詳しく説明しな
い裁断又は打ち抜き装置のテーブル上に、図１に類似す
る方法で、カメラ及び投影装置が取付けられている。こ
れらは同様にコンピュータ１０と接続されている。革半
体２ａ、２ｂのバーコード５ａ、５ｂは機械読み取り可
能であり、その結果裁断装置又は打ち抜き装置のテーブ
ル上にどの革半体が載置されているかが、コンピュータ
１０に伝達される。投影機を介して元の輪郭線２′及び
コンピュータ中の切断線１２から形成された各革半体２
ａ、２ｂの輪郭がテーブル上に投影されかつ革半体２
ａ、２ｂがこの輪郭線に沿って作業者によって整向され
る。
【００１６】元の輪郭線２′及び分離線１２からコンピ
ュータ内に形成された各革半体２ａ、２ｂの輪郭はテー
ブル上に投影されかつ革半体２ａ、２ｂはこの輪郭線に
沿って作業者によって整向される。個々の革半体２ａ、
２ｂから部分７の裁断又は打ち抜きは、コンピュータ１
０によって制御されかつ所属の部分裁断位置像を処理す
るＣＮＣ制御される装置によって数値制御されるか又は
手動で実施される。手動による裁断又は打ち抜きの際に
投影機を介して部分裁断位置像が革半体２ａ、２ｂに投
影されかつ作業者は投影された線に沿って裁断を実施す
る。
【００１７】
【発明の効果】本発明により、動物の革から無駄のない
材料取りが達成される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による材料取りのための装置示す図であ
る。
【図２】図１の矢視ＩＩに沿う革に投影された裁断位置
像を示す図である。
【図３】革半体を示す図である。
【図４】他の革半体を示す図である。
【符号の説明】
１ テーブル ２ 動動物の革 ２ａ バーコード ２ｂ バーコード ２′ 輪郭 ３ 傷箇所 ４ 傷箇所 ５ａ バーコード ５ｂ バーコード ７ 切れ ８ 投影装置 ９ カメラ １０ コンピュータ １１ ディスプレー １２ 切断線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 動物の革から個々の切れを裁断し又は打
    ち抜く方法にして、個々の切れの輪郭がコンピュータに
    記憶されておりかつ裁断位置像を合成可能でありかつ裁
    断の最適化のために裁断位置像が個別的に革の品質に依
    存して作成されかつ投影装置を介して革に投影される、
    前記方法において、 −革に機械読み取り可能なコードを備え、 −革の輪郭及び革に含まれる傷箇所の輪郭をカメラ及び
    カメラと接続したコンピュータ中に記憶されたデータの
    読み出しとを介して把握し、 −把握された輪郭についての革の面積を計算し、 −輪郭及び傷箇所をコンピュータと接続されたディスプ
    レーに表示しかつ個々の裁断位置像を作成し、 −把握されたデータと作成された裁断位置像とを革に付
    設されたコードに連係させ、 −裁断位置像を投影装置によって革に結像させ、 −略その幅の中央で手動的切断によって革を２つの半体
    に切断し、その際切断の過程が裁断位置像を考慮してコ
    ンピュータによって検出されかつ投影装置を介して表示
    され、 −始めに把握されていた輪郭及び切断線から合成される
    各革半体の輪郭線を裁断テーブル又は打ち抜きテーブル
    に投影し、 −裁断テーブル又は打ち抜きテーブルに投影された輪郭
    線に沿って裁断され又は打ち抜かれるべき半体を整向さ
    せ、最後に、 −裁断位置像に基づいて裁断又は打ち抜きを行うことを
    特徴とする前記方法。
  2. 【請求項２】 作成されかつ革に投影された裁断位置像
    が相互作用的に作業者によって修正されかつ修正された
    裁断位置像がコンピュータに記憶される、請求項１記載
    の方法。
  3. 【請求項３】 傷箇所が作業者によって位置特定されか
    つカメラ検出のためにマークを付けられる、請求項１記
    載の方法。
  4. 【請求項４】 各革半体が機械読み取り可能なコードを
    備える、請求項１記載の方法。
  5. 【請求項５】 革の裁断過程の投影の間、裁断位置像が
    フェードアウトされる、請求項１記載の方法。
  6. 【請求項６】 符合化のために、革にバーコード接着剤
    が付設される、請求項１から４までのうちのいずれか一
    記載の方法。
JP8155668A 1995-06-22 1996-06-17 動物の革から個々の切れを裁断し又は打ち抜く方法 Withdrawn JPH0913100A (ja)

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