JPH09131006A - 回転電機子用磁石回転子 - Google Patents

回転電機子用磁石回転子

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JPH09131006A
JPH09131006A JP7281562A JP28156295A JPH09131006A JP H09131006 A JPH09131006 A JP H09131006A JP 7281562 A JP7281562 A JP 7281562A JP 28156295 A JP28156295 A JP 28156295A JP H09131006 A JPH09131006 A JP H09131006A
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magnet
rotor
cylindrical magnet
cylindrical
groove
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JP7281562A
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English (en)
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Munehisa Hasegawa
統久 長谷川
Takashi Sasaki
崇 佐々木
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Proterial Ltd
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱応力による割れを防止し得る円筒状磁石を
備えた回転電機子用磁石回転子を提供する。 【解決手段】 ラジアル異方性または極異方性が付与さ
れた円筒状磁石と、回転子コアとを具備するとともに、
前記円筒状磁石がR−Fe−B系永久磁石(RはYを含
むNd,Dy,Pr等の希土類元素の1種または2種以
上)からなり、かつ軸方向両端面に達する貫通溝を1つ
形成したことを特徴とする回転電機子用磁石回転子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータや発電機等
の回転電機子用磁石回転子に温度上昇が生じた場合に、
その磁石回転子を構成する円筒状磁石と回転子コアとの
熱膨張係数の差により、前記円筒状磁石に発生する熱応
力割れを防止するための1つの貫通溝入りのラジアル異
方性または極異方性円筒状永久磁石を備えた回転電機子
用磁石回転子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器や精密機器の小型、軽量
化の技術動向に伴い、永久磁石の分野では従来のアルニ
コ磁石やフェライト磁石に代わってより高磁気特性を有
する希土類磁石が多用されてきている。特に、回転電機
子用磁石回転子に用いられる界磁用永久磁石としては、
小型、軽量化の点から高磁気特性の得られるR−Fe−
B系希土類磁石からなる弓形状あるいは円筒状の永久磁
石が多用されるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、弓形状磁石を
円筒状に配した磁石はラジアル異方性や極異方性の円筒
状磁石よりも高磁気特性を得やすいが、回転電機子用磁
石回転子に用いられる界磁用永久磁石として、複数個の
弓形状磁石を前記回転子のコア表面に円筒形状に貼着し
て界磁用磁石を形成する場合には、この弓形状磁石の配
置、固着等の組立作業が煩雑となりかつその作業に多大
の工数を要する等の問題がある。また、このようにして
製作された複数個の弓形状磁石からなる円筒体磁石は多
数の継ぎ目があるために、モータや発電機等に用いた場
合、コギングトルクが発生しやすいといった問題があ
る。このような理由から、回転電機子用の磁石回転子に
組み込みが容易でかつ継ぎ目の無い一体構造の円筒状磁
石であって、さらに、ラジアル異方性や極異方性が付与
されることが良好なモータあるいは発電機特性を得る上
で好ましいのである。本発明の回転電機子用磁石回転子
はラジアル異方性または極異方性が付与された円筒状磁
石からの磁束を回転電機子用に効率良く活用するため
に、例えば、回転電機子用磁石回転子として代表的な図
10の表面磁石型回転子100に示すように、円筒状磁
石51の内周側に回転軸5を有する回転子コア3(例え
ば、S45C,SS400,SS41等の炭素鋼やSU
S403等の磁性ステンレス鋼などの公知の強磁性材料
から選択されて構成されるのが一般的である。)を配置
する必要がある。すなわち、この表面磁石型回転子10
0とエアギャップを隔てて対向する図示されないステー
タ側のコイルに円筒状磁石51からの発生磁束を鎖交さ
せて機械的な出力あるいは電力として取り出すために、
界磁用永久磁石からの発生磁束の利用効率の高い磁石回
転子の磁気回路を形成する上で回転子コア3を強磁性材
料で形成することが好ましいのである。
【0004】ところで、R−Fe−B系の永久磁石(R
はYを含むNd,Dy,Pr等の希土類元素の1種また
は2種以上)からなるラジアル異方性または極異方性の
円筒状永久磁石を用いて図10の円筒状磁石51(ラジ
アル異方性のもの),61(極異方性のもの)を各々構
成した場合、これらの円筒状磁石51,61の径方向に
おける熱膨張係数(通常−3.0〜0.5×10ー6/K
程度)が、回転子コア3の径方向における熱膨張係数
(通常約11×10ー6/K程度)よりも小さいために、
前記回転子100に温度上昇が生じると、その径方向に
おいて、回転子コア3が熱膨張するのに対し、円筒状磁
石51,61はわずかに熱膨張するかあるいは逆方向に
熱収縮する。このため、上記円筒状永久磁石51,61
の円周方向に回転子コア3による引張り応力が働き、上
記円筒状永久磁石51、61を破断させるという問題点
がある。
【0005】そこで、本発明は、上記のようなラジアル
異方性または極異方性が付与されたR−Fe−B系の永
久磁石(RはYを含むNd,Dy,Pr等の希土類元素
の1種または2種以上)からなる円筒状磁石に1つの軸
方向両端面に達する貫通溝を設けることによって、温度
上昇時に回転電機子用磁石回転子の円筒状磁石に作用す
る熱応力を緩和解放でき、熱応力による割れを防止し得
る円筒状磁石を備えた回転電機子用磁石回転子を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明の回転電機子用磁石回転子における第1
の発明は、ラジアル異方性または極異方性が付与された
円筒状磁石と、回転子コアとを具備するととも、前記円
筒状磁石がR−Fe−B系永久磁石(RはYを含むN
d,Dy,Pr等の希土類元素の1種または2種以上)
からなり、かつ軸方向両端面に達する貫通溝を1つ形成
したことを特徴とする。この構成によって、回転電機子
用磁石回転子への組み込み容易性を保持したまま、上記
の円筒状磁石の熱応力割れを防止し得る。
【0007】すなわち、R−Fe−B系の希土類磁石の
熱膨張係数は、磁気異方性が付与された磁化方向で4.
7〜7.5×10-6/K程度、磁化方向に垂直な方向で
−3.0〜0.5×10-6/K程度である。これに対し
て、フェライト磁石の熱膨張係数は磁化方向で13〜1
5×10-6/K程度、磁化方向に垂直な方向で8〜10
×10-6/K程度である。このように、フェライト磁石
の熱膨張係数は回転子コアに主として使用される強磁性
材料の熱膨張係数とほぼ同じであり、上記の熱応力割れ
は発生し難いが、R−Fe−B系希土類磁石の熱膨張係
数は、回転子コアに主に使用される強磁性材料の熱膨張
係数(約11×10-6/K程度)よりもかなり小さい値
である。したがって、前記磁石回転子に温度上昇が生じ
ると、その磁石回転子の径方向における円筒状磁石の熱
膨張分よりも、円筒状磁石の内周側に配置される回転子
コアの熱膨張分の方が相対的に大きくなり、その円筒状
磁石と回転子コア間に熱応力が作用し、この熱応力がそ
の円筒状磁石固有の強度よりも大きくなるため割れを生
じて破断することになる。
【0008】したがって、本発明では、その軸方向両端
面に達する1つの貫通溝を円筒状磁石に形成し、この貫
通溝の部分で回転機用磁石回転子に組み込まれた円筒状
磁石に作用する熱応力等を緩和解放することを特徴とし
ている。
【0009】本発明は、回転子コアが少なくとも円筒状
磁石の内周側に配置される構成の回転電機子用磁石回転
子(例えば、表面磁石型回転子等。)に極めて有効であ
る。また、本発明では、円筒状磁石の外周側にカバーを
配置することによって、回転電機子用磁石回転子の回転
耐久強度を大幅に向上し得るとともに、円筒状磁石のチ
ッピング等による飛散も防止することができる。
【0010】また、本発明では、貫通溝を円筒状磁石の
軸方向に平行に形成することができる。また、本発明で
は、貫通溝を円筒状磁石の軸方向と角度θ(0<θ<9
0度)をなして形成することができる。また、円筒状磁
石に形成される貫通溝を、円筒状磁石の軸方向に対して
角度θ(0≦θ≦90度)をなす部分で構成することが
できる。また、円筒状磁石に形成される貫通溝を、円筒
状磁石の軸方向に対して垂直な部分と平行な部分とで形
成することができる。
【0011】次に、本発明における第2の発明は、ラジ
アル異方性または極異方性が付与された円筒状磁石と、
回転子コアとを具備する回転電機子用磁石回転子であっ
て、円筒状磁石がR−Fe−B系永久磁石(RはYを含
むNd,Dy,Pr等の希土類元素の1種または2種以
上)からなり、かつ円筒状磁石の軸方向両端面に達する
1つの貫通溝が形成されるとともに、回転子コアの周面
に設けられた突起部にその貫通溝を係止させて円筒状磁
石を位置決め固定することを特徴とする。この構成によ
って、上記の熱応力割れ防止に加えて回転子コアへの円
筒状磁石の位置決め固定精度が大幅に向上する。
【0012】次に、本発明における第3の発明は、ラジ
アル異方性または極異方性が付与された円筒状磁石と、
回転子コアとを具備する回転電機子用磁石回転子であっ
て、円筒状磁石がR−Fe−B系永久磁石(RはYを含
むNd,Dy,Pr等の希土類元素の1種または2種以
上)からなり、かつ円筒状磁石の軸方向両端面に達する
1つの貫通溝が形成されるとともに、回転子コアの周面
に嵌着された楔にその貫通溝を係止させて円筒状磁石を
位置決め固定することを特徴とする。この構成によって
も、上記の熱応力割れ防止に加えて回転子コアへの円筒
状磁石の位置決め固定精度を大幅に向上させることがで
きる。
【0013】このように、本発明では、円筒状磁石に形
成された1つの貫通溝部分を前記の突起または楔に係止
させることによって、回転子コアへの高精度の位置決め
固定に利用することができる。また、本発明では円筒状
磁石に作用する残留圧縮応力を有効に利用できる。すな
わち、1つの貫通溝を形成するための円筒状磁石の切断
等によって、1つの貫通溝が形成された円筒状磁石の外
径寸法はその貫通溝形成前よりも少し小さくなるが、1
つの貫通溝が形成されたこの円筒状磁石の内周側に回転
子コアを密着配置すると、この貫通溝を有する円筒状磁
石の外径寸法はその回転子コアの外径寸法にしたがって
増加する。なお、この場合、例えば、その回転子コアの
外径寸法は1つの貫通溝が形成された前記円筒状磁石の
内径寸法よりやや大に形成される。このように、1つの
貫通溝が形成された円筒状磁石の径寸法を、その内周側
に配設される回転子コアの寸法を適宜選択することによ
って、目的の寸法に調整し得ると同時に、回転子コアを
所定の圧縮力で保持し得る。したがって、本発明では、
回転電機子用磁石回転子への組み込み作業が容易である
という従来の円筒状磁石の特長を維持することができ
る。
【0014】また、本発明の貫通溝は、例えば、公知の
R−Fe−B系永久磁石合金を用いて公知の粉末冶金法
により成形、焼結、熱処理等の製造工程を経て製作され
たラジアル異方性または極異方性の円筒状磁石を目的の
寸法形状に加工した後、この円筒状磁石の1箇所を切断
することで構成できる。また、他の貫通溝形成手段とし
て、上記の粉末冶金法による円筒状磁石の成形時に1つ
の貫通溝を形成し、焼結、熱処理等の製造工程を経て形
成することもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の円筒状磁石を形成するR−Fe−B系の永久磁
石において、希土類元素Rは全体の20〜45wt.%
を占めるが、Yを含むNd,Dy,Pr等の希土類元素
の1種または2種以上の組合せであって、20wt.%
未満ではα−Feが生成し高保磁力が得られず、45w
t.%を超えると非磁性相である希土類リッチ相が多く
なり、残留磁束密度が低下して優れた永久磁石特性が得
られない。よって、Rは20〜45wt.%の範囲が好
ましい。Bは、上記永久磁石における必須元素であっ
て、0.5wt.%未満では菱面体構造が主相となり高
保磁力が得られず、6wt.%を超えるとBリッチな非
磁性相が多くなり、残留磁束密度が低下するため、優れ
た永久磁石特性が得られない。よって、Bは0.5〜6
wt.%の範囲が好ましい。Feも、上記永久磁石にお
いて必須元素であり、50wt.%未満では残留磁束密
度が低下し、80wt.%を超えると高保磁力が得られ
ないので、Feは50〜80wt.%の範囲が好まし
い。また、Feの一部をCoで置換することによって、
永久磁石特性を損なうことなく、温度特性を改善するこ
とができるとともにNiメッキやCuメッキ等の公知の
金属または合金製の耐酸化性被膜との密着性向上に寄与
するものであるが、そのCo置換量が15wt.%を超
えると、磁気特性が低下するため好ましくないので、そ
のCo置換量は15wt.%を上限とする。また、上記
永久磁石の磁気特性あるいは物理特性等を向上させるた
めに、Ni、Nb、Ta、W、Al、Ti、Zr、S
i、Ga、Mo、V、Sn、Cr、Mn、Cu、Znの
1種または2種以上の元素を8wt.%以下の範囲で添
加しても良い。
【0016】本発明の円筒状磁石は、例えば、結晶質の
上記永久磁石組成の合金粉末を磁場中でラジアル方向に
異方性化し成形した円筒状成形体を焼結、熱処理して得
られる焼結型のラジアル異方性円筒状磁石であって、そ
の円筒状磁石における平均結晶粒径が1〜50μmの範
囲にある正方晶系の結晶構造を有する化合物を主相と
し、最大エネルギー積が20MGOe以上に達するもの
である。また、上記のラジアル異方性に代えて極異方性
が付与された焼結型の極異方性円筒状磁石もまた好まし
く用い得る。かくして得られたラジアル異方性または極
異方性が付与された円筒状磁石を目的の寸法形状に加工
した後、1つの貫通溝を形成するために、例えば、カッ
ター等の切断機を用いて、例えば、軸方向に1箇所貫通
溝を形成する。この際、貫通溝を2箇所以上設けると、
貫通溝の形成箇所にもよるが、通常、このものは略弓形
状磁石となり回転電機子用磁石回転子への組み込み容易
性が低下したり、あるいはコギングトルクが増加するの
で貫通溝は1つとする。なお、この1つの貫通溝を形成
した円筒状磁石に耐腐食性を付与するために、その表面
にNiメッキやエポキシ樹脂コート等の公知の耐酸化性
皮膜を1層あるいは多層にわたって形成することが本発
明のR−Fe−B系円筒状磁石の耐食性向上の点から好
ましい。
【0017】以下、本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。 (実施例1)Nd30.0wt.%、Dy2.0wt.
%、Al0.3wt.%、Nb1.0wt.%、B1.
0wt.%、残部Feよりなる組成のNd−Fe−B系
永久磁石合金を不活性ガス(例えば、Ar等。)雰囲気
中で高周波溶解し鋳造インゴットを得た。このインゴッ
トを50mm角以下に破断した後、破断塊を密閉容器に
挿入しArガスを20分間流入させて空気と置換し、1
kgf/cm2の水素ガス中で2時間処理後機械的に粉
砕し平均粒子径が500μmの粉末状にした。この粉末
粗粉をジェットミルの加圧不活性ガス(例えば、Ar
等。)雰囲気中で平均粒子径が5.0μmの粉末に微粉
砕した。この微粉をダイス、下パンチで形成される成形
空間に充填し、磁場中でラジアル方向に配向させなが
ら、2.0ton/cm2にて加圧成形し円筒状成形体
を得た。この成形体を1080℃、2時間の条件で焼結
した後、600℃、1時間の熱処理を施し、さらに、目
的寸法(外直径60mm×内直径52mm×軸方向長さ
20mm)に加工しラジアル異方性円筒状磁石を作製し
た。このラジアル異方性円筒状磁石の異方性方向の磁気
特性はBr=11.1kG、iHc=16.4kOe、
(BH)m=29.4MGOeであった。次に、このラ
ジアル異方性円筒状磁石の軸方向に1mm厚の切断歯を
有するカッターで1つの貫通溝を形成し、図1に示すラ
ジアル異方性円筒状磁石1を構成した。次に、この貫通
溝2入りの円筒状磁石1の内周面にアクリル系接着剤を
塗布するとともに、その接着剤が塗布された内周側に回
転子コア3(例えば、S45C製、外直径51.9mm
×内直径20mm×軸方向長さ20mm)を挿入し固着
した。この接着剤により固着された円筒状磁石1と回転
子コア3とを備えた表面磁石型回転子10を図2に示
す。なお、図2において、5は回転軸(例えば、SUS
304製等。)である。次に、この回転子10に固着し
た円筒状磁石1を適宜の着磁手段を用いてその周方向に
等間隔で交互に磁極N,Sが合計8極形成されるように
着磁を行なった。なお、貫通溝2の周方向における幅寸
法は1.0mmであり、円筒状磁石1の磁極境界に位置
するとともに円筒状磁石1の軸方向に平行に形成されて
いる。ここで、貫通溝2の周方向における幅寸法は0.
01mm〜磁極の1極分の範囲が好ましい。すなわち、
磁極の1極分を越えると表面磁石型回転子10が形成す
る空隙磁束密度分布に悪影響を与え、0.01mm未満
では実用性のある貫通溝を形成することが困難となるか
らである。この円筒状磁石1および回転子コア3(回転
子コア3には回転軸5が設けられている。)を組み込ん
だ表面磁石型回転子10を恒温槽内に入れ大気中で17
0℃に加熱したが、この表面磁石型回転子10の円筒状
磁石1は軸方向に1つの貫通溝2を形成したことによっ
て割れが見られなかった。
【0018】(比較例1)実施例1と同一の製造条件で
製作されて目的寸法(外直径60mm×内直径52mm
×軸方向長さ20mm)に加工されたラジアル異方性円
筒状磁石であって、上記貫通溝2を設けない以外は実施
例1と同一のラジアル異方性円筒状磁石51を用いて、
上記実施例1と同様にして、このラジアル異方性円筒状
磁石51の内周面にアクリル系接着剤を塗布した後、こ
の接着剤が塗布された内周面に回転子コア3(実施例1
と同一のもので外直径51.9mm×内直径20mm×
軸方向長さ20mm)を挿入し固着した。この固着され
た円筒状磁石51と回転子コア3とを備えた従来の表面
磁石型回転子100を図10に示す。この円筒状磁石5
1および回転子コア3(回転子コア3には回転軸5が設
けられている。)を組み込んだ表面磁石型回転子100
に実施例1と同様にその周方向に等間隔の8極着磁を施
した後、恒温槽内に入れ大気中で140℃に加熱したと
ころ、この円筒状磁石51が割れて破断した。
【0019】次に、円筒状磁石が極異方性円筒状焼結磁
石である場合について説明する。 (実施例2)Nd30.0wt.%、Dy2.0wt.
%、Al0.3wt.%、Nb1.0wt.%、B1.
0wt.%、残部Feよりなる組成のNd−Fe−B系
永久磁石合金を不活性ガス(例えば、Ar等。)雰囲気
中で高周波溶解し鋳造インゴットを得た。このインゴッ
トを50mm角以下に破断した後、破断塊を密閉容器に
挿入しArガスを20分間流入させて空気と置換し、1
kgf/cm2の水素ガス中で2時間処理後機械的に粉
砕し平均粒子径が500μmの粉末状にした。この粉末
粗粉をジェットミルの加圧不活性ガス(例えば、Ar
等。)雰囲気中で平均粒子径が5.0μmの粉末に微粉
砕した。この微粉をダイス、下パンチで形成される成形
空間に充填し、磁場中で極異方性を付与するように配向
させながら、2.0ton/cm2にて加圧成形し円筒
状成形体を得た。この成形体を1080℃、2時間の条
件で焼結した後、600℃、1時間の熱処理を施し、さ
らに、目的寸法(外直径60mm×内直径52mm×軸
方向長さ20mm)に加工し極異方性円筒状磁石を製作
した。この極異方性円筒状磁石の異方性方向の磁気特性
はBr=11.1kG、iHc=16.4kOe、(B
H)m=29.4MGOeであった。次に、この極異方
性円筒状磁石の軸方向に1mm厚の切断歯を有するカッ
ターで1つの貫通溝を形成し、図1に示す極異方性円筒
状磁石11を構成した。次に、この貫通溝2入りの円筒
状磁石11の内周面にアクリル系接着剤を塗布するとと
もに、その接着剤が塗布された内周側に回転子コア13
(例えば、SS41製、外直径51.9mm×内直径2
0mm×軸方向長さ20mm)を挿入し固着した。この
接着剤により固着された円筒状磁石11と回転子コア1
3とを備えた表面磁石型回転子20を図2に示す。次
に、この回転子20に固着した円筒状磁石11を適宜の
着磁手段を用いてその周方向に交互に磁極N,Sが等間
隔で合計8極形成されるように着磁を行なった。なお、
貫通溝2は実施例1と同様の幅寸法を有し、かつ前記円
筒状磁石11の磁極境界に位置するとともに円筒状磁石
11の軸方向に平行に形成されている。この円筒状磁石
11および回転子コア13(回転子コア13には回転軸
5が設けられている。)を組み込んだ表面磁石型回転子
20を恒温槽内に入れ大気中で170℃に加熱したが、
この表面磁石型回転子20の円筒状磁石11は軸方向に
1つの貫通溝2を形成したことによって割れが見られな
かった。
【0020】(比較例2)実施例2と同一の製造条件で
製作されて目的寸法(外直径60mm×内直径52mm
×軸方向長さ20mm)に加工された極異方性円筒状磁
石であって、上記貫通溝2を設けない以外は実施例2と
同一の極異方性円筒状磁石61を用いて、上記実施例2
と同様にして、この円筒状磁石61の内周面にアクリル
系接着剤を塗布した後、この接着剤が塗布された内周面
に回転子コア13(実施例2と同様のもので外直径5
1.9mm×内直径20mm×軸方向長さ20mm)を
挿入し固着した。この固着された円筒状磁石61と回転
子コア13とを備えた従来の表面磁石型回転子200を
図10に示す。この円筒状磁石61および回転子コア1
3(回転子コア13には回転軸5が設けられている。)
を組み込んだ表面磁石型回転子200に上記実施例2と
同様に8極着磁を施した後、恒温槽内に入れ大気中で1
40℃に加熱したところ、この円筒状磁石61が割れて
破断した。
【0021】次に、図3〜図6に、本発明の1つの貫通
溝についての他の形成例を示す。なお、図3〜図6にお
いて、図1および図2と同一参照符号のものは図1およ
び図2と同一の構成部分を表す。図3は、本発明の回転
電機子用磁石回転子30において、ラジアル異方性円筒
状磁石1の軸方向すなわち磁石回転子30の軸方向に対
して角度θ(0<θ<90度)をなして貫通溝2が形成
されるとともに、この貫通溝2に平行に磁極境界16が
形成された例を示している。この構成のもとに、ラジア
ル異方性円筒状磁石1の周方向に等間隔にかつ軸方向に
対して角度θ(0<θ<90度)をなして磁極N,Sが
合計8極形成されている。図3のように磁極N,Sを形
成する手段としては公知の着磁手段を用い得る。図3の
貫通溝2を有するラジアル異方性円筒状磁石1を備えた
磁石回転子30は、上記のラジアル異方性円筒状磁石1
における熱応力割れを防止し得るとともに、コギングト
ルクの低減化を達成し得る。
【0022】図4は、本発明の回転電機子用磁石回転子
40において、ラジアル異方性円筒状磁石1に形成され
る貫通溝2が軸方向に対して角度θ(0<θ<90度)
をなす部分と、軸方向に垂直な部分とを有するように形
成された例を示す。図4において、貫通溝2は軸方向に
対して角度θ(0<θ<90度)をなして形成される2
a部分と、軸方向に垂直な2b部分とを有する。さら
に、この貫通溝2a部分に平行に磁極境界16が形成さ
れるとともに、貫通溝2b部分に平行に磁極境界17が
設けられる。このような構成のもとに、磁極N,Sがラ
ジアル異方性円筒状磁石1の周方向に等間隔で合計8極
形成されている。図4のように磁極N,Sを付与する手
段としては上記と同様に公知の着磁手段を用い得る。こ
の構成によって、上記の熱応力割れを防止し得るととも
に、コギングトルクを抑制し得るとともにモータ出力が
維持されるという優れた特長を得ることができる。
【0023】図5は、本発明の回転電機子用磁石回転子
50において、図4と同様に貫通溝2が軸方向に対して
角度θ(0<θ<90度)をなして形成される2a部分
と、軸方向に垂直な部分2bとで構成される他の例を示
す。なお図5と図4との相異は、図4のラジアル異方性
円筒状磁石1の下側の磁極部分14aが回転方向Aに対
して突出しているのに対し、図5ではラジアル異方性円
筒状磁石1の上側部分14bが回転方向Aに対して突出
している点であり、その他は図4と同様である。 図5
の構成によって、上記の熱応力割れを防止し得るととも
に、コギングトルクの低減化に加えて回転電機子の出力
増大に寄与する正弦波状の整った波形の磁束密度分布を
有する磁石回転子50を構成できる。
【0024】図6は本発明の磁石回転子60を構成する
ラジアル異方性円筒状磁石1において、貫通溝2が軸方
向に対して垂直な部分2bと平行な部分2cとからなる
場合である。さらに、ラジアル異方性円筒状磁石1はそ
の周方向に等間隔に8極着磁されて磁極が形成されると
ともに、各磁極N,Sの輪郭形状は貫通溝2b部分に平
行な磁極境界17部分と、貫通溝2c部分に平行な磁極
境界18部分とを有するように形成されている。この構
成によっても、磁石回転子60におけるラジアル異方性
円筒状磁石1の熱応力割れを防止し得るとともに、コギ
ングトルクの低減化を達成し得る。
【0025】図7は本発明の磁石回転子70において、
回転子コア3の外周面の軸方向に沿って突起部分3aを
設けるとともに、この3a部分にラジアル異方性円筒状
磁石1の貫通溝2を係止させて位置決め固定した例を示
す。なお、図7において、図2と同一参照符号の部分は
図2と同一の構成部分である。この構成によれば、突起
部分3aに貫通溝2が係止されて固定されるため、回転
子コア3に対する位置決め固定を精度良くかつ容易に行
い得る。
【0026】図8は本発明の磁石回転子80において、
回転子コア3の外周面の軸方向に沿って貫通凹部9を設
けるとともに、この貫通凹部9に楔8を嵌着し、さら
に、楔8にラジアル異方性円筒状磁石1の貫通溝2を係
止させて位置決め固定した例である。なお、図8におい
て、図2と同一参照符号の部分は図2と同一の構成部分
である。図8では、この貫通凹部9に嵌入固定される楔
8は、回転子コア3と同一の公知の強磁性材料で構成し
ても良く、または公知の非磁性材料で構成しても良い。
この構成によって、上記図7と同様に、回転子コア3に
対するラジアル異方性円筒状磁石1の位置決め固定を精
度良くかつ容易に行い得るという特長を有する。
【0027】図9は本発明の磁石回転子90において、
図2に示す磁石回転子10の外周側にカバー12(例え
ば、SUS304等。)を密着配置した例である。カバ
ー12は、上記材質の他、例えば、公知のチタン合金、
磁性および/または非磁性のステンレス鋼、ケイ素鋼、
炭素鋼、炭化ケイ素繊維、炭素繊維、ガラス繊維、合成
樹脂等から任意に選択して形成することができるし、カ
バー12は、例えば、かしめや接着等の公知の固定手段
によって、ラジアル異方性円筒状磁石1の外周側に固定
することができる。このように、カバー12を設けるこ
とによって、ラジアル異方性円筒状磁石1を磁石回転子
90に堅牢に固定できる。また、磁石回転子90が組み
込まれたモータや発電機等において、駆動中に磁石回転
子90から剥離した永久磁石片の飛散等を防止でき、高
速回転した場合でも回転耐久性の高い磁石回転子を構成
することができる。
【0028】なお、上述した図3〜図9においては、円
筒状磁石1としてラジアル異方性円筒状焼結磁石の場合
を記載したが、円筒状磁石1が極異方性円筒状焼結磁石
の場合にも同様の作用効果が得られることは当然であ
る。さらに、図3〜図9において、円筒状磁石1と回転
子コア3とは、例えば、公知の接着剤により、強固に固
着されている。また、上記の円筒状磁石1,11は、上
述した通り、その径方向の熱膨張係数が−3.0〜0.
5×10-6/Kの範囲にあるものである。さらに、円筒
状磁石1,11は耐酸化性を付与するために、その円筒
状磁石1,11の表面にNiメッキ(平均膜厚30μ
m)の耐酸化性被覆層を形成している。また、回転子コ
ア3,13はその径方向における熱膨張係数が約11×
10-6/K程度のものである。
【0029】本発明の回転電機子用磁石回転子はモータ
や発電機等に極めて有用のものであり、その磁極数や形
状寸法は限定されるものではない。そして、磁極形成パ
ターンは等間隔に設けてもよく、異なる間隔で設けても
よい。また、磁極数は偶数個でも奇数個でもよい。ま
た、磁極数は限定されるものではないが、4〜100極
のものに本発明は特に有用である。また、本発明の貫通
溝は磁極内に設けても良く、磁極と磁極との境界に設け
ても良い。また、本発明の貫通溝は磁極と磁極の境界を
横切って設けても良い。
【0030】
【発明の効果】
(1)本発明によれば、回転電機子用磁石回転子に温度
上昇が生じた場合に、円筒状磁石と回転子コアとの径方
向における熱膨張係数の差によって発生する円筒状磁石
の熱応力割れを防止でき、工業上その利用価値は極めて
高いものである。 (2)回転子コアに設けた突起や楔と、円筒状磁石に形
成された貫通溝とを係止固定することによって、回転子
コアに対する円筒状磁石の位置決めを精度良くかつ容易
に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の回転電機子用磁石回転子に具備され
る1つの貫通溝入り円筒状磁石を示す図である。
【図2】 本発明の回転電機子用磁石回転子を示す図で
ある。
【図3】 スキューの磁極パターンを付与した本発明の
回転電機子用磁石回転子の例を示す図である。
【図4】 スキューの磁極パターンを付与した本発明の
回転電機子用磁石回転子の他の例を示す図である。
【図5】 スキューの磁極パターンを付与した本発明の
回転電機子用磁石回転子の他の例を示す図である。
【図6】 スキューの磁極パターンを付与した本発明の
回転電機子用磁石回転子の他の例を示す図である。
【図7】 回転子コアに突起を形成した本発明の回転電
機子用磁石回転子の例を示す図である。
【図8】 回転子コアに楔を嵌着した本発明の回転電機
子用磁石回転子の例を示す図である。
【図9】 カバーを配置した本発明の回転電機子用磁石
回転子の例を示す図である。
【図10】 従来の回転電機子用磁石回転子を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 1つの貫通溝入りラジアル異方性円筒状磁石、2
貫通溝、2a貫通溝、2b 貫通溝、2c 貫通溝、3
回転子コア、3a 突起部、5 回転軸、8楔、9
貫通凹部、10 磁石回転子、11 1つの貫通溝入り
極異方性円筒状磁石、12 カバー、13 回転子コ
ア、14a 磁極の突出部分、14b磁極の突出部分、
16 磁極境界、17 磁極境界、18 磁極境界、5
1 貫通溝なし円筒状磁石、61 貫通溝なし円筒状磁
石、20 磁石回転、30 磁石回転、40 磁石回
転、50 磁石回転、60 磁石回転 70 磁石回
転、80 磁石回転、90 磁石回転 100 磁石回
転。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジアル異方性または極異方性が付与さ
    れた円筒状磁石と、回転子コアとを具備するとともに、 前記円筒状磁石がR−Fe−B系永久磁石(RはYを含
    むNd,Dy,Pr等の希土類元素の1種または2種以
    上)からなり、かつ軸方向両端面に達する貫通溝を1つ
    形成したことを特徴とする回転電機子用磁石回転子。
  2. 【請求項2】 回転子コアを円筒状磁石の内周側に配置
    することを特徴とする請求項1記載の回転電機子用磁石
    回転子。
  3. 【請求項3】 円筒状磁石の外周側にカバーを配置する
    ことを特徴とする請求項2記載の回転電機子用磁石回転
    子。
  4. 【請求項4】 貫通溝を円筒状磁石の軸方向に平行に形
    成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の回転電機子用磁石回転子。
  5. 【請求項5】 貫通溝を円筒状磁石の軸方向と角度θ
    (0<θ<90度)をなして形成することを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載の回転電機子用磁石
    回転子。
  6. 【請求項6】 円筒状磁石に形成される貫通溝が、円筒
    状磁石の軸方向に対して角度θ(0≦θ≦90度)をな
    す部分で構成されることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の回転電機子用磁石回転子。
  7. 【請求項7】 円筒状磁石に形成される貫通溝を、円筒
    状磁石の軸方向に対して垂直な部分と平行な部分とで形
    成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の回転電機子用磁石回転子。
  8. 【請求項8】 ラジアル異方性または極異方性が付与さ
    れた円筒状磁石と、回転子コアとを具備する回転電機子
    用磁石回転子であって、 円筒状磁石がR−Fe−B系永久磁石(RはYを含むN
    d,Dy,Pr等の希土類元素の1種または2種以上)
    からなり、かつ円筒状磁石の軸方向両端面に達する1つ
    の貫通溝が形成されるとともに、回転子コアの周面に設
    けられた突起部にその貫通溝を係止させて円筒状磁石を
    位置決め固定することを特徴とする回転電機子用磁石回
    転子。
  9. 【請求項9】 ラジアル異方性または極異方性が付与さ
    れた円筒状磁石と、回転子コアとを具備する回転電機子
    用磁石回転子であって、 円筒状磁石がR−Fe−B系永久磁石(RはYを含むN
    d,Dy,Pr等の希土類元素の1種または2種以上)
    からなり、かつ円筒状磁石の軸方向両端面に達する1つ
    の貫通溝が形成されるとともに、回転子コアの周面に嵌
    着された楔にその貫通溝を係止させて円筒状磁石を位置
    決め固定することを特徴とする回転電機子用磁石回転
    子。
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