JPH09130884A - リモコン信号受信装置 - Google Patents

リモコン信号受信装置

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JPH09130884A
JPH09130884A JP28096695A JP28096695A JPH09130884A JP H09130884 A JPH09130884 A JP H09130884A JP 28096695 A JP28096695 A JP 28096695A JP 28096695 A JP28096695 A JP 28096695A JP H09130884 A JPH09130884 A JP H09130884A
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健哉 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】リモコン信号が入力されると、入力波形測
定部2でリモコン信号のパルス幅を計測する。計測され
たパルス幅と、パルス幅登録テーブル5にフォーマット
ごとに予め登録されている、データ種別に対応するパル
ス幅とを波形比較部4で比較する。その比較の結果によ
りフォーマットのデータ種別を識別し、識別されたデー
タ種別のうち2値化データを識別すると、2値化データ
の内容をメモリ7に記憶する。 【効果】入力されるリモコン信号はそのパルス幅が計測
されて、データ種別が識別されるので、複数の異なるフ
ォーマットのリモコン信号を判別することができる。ま
た、リーダを含まない2値化データのみで構成されるフ
ォーマットのリモコン信号も判別することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電化製品などに用
いられ、フォーマットされたリモコン信号を自動的に判
別するリモコン信号受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレビ、ビデオなどの電化製
品に用いられ、その電化製品の電源投入操作などの各操
作を遠隔から制御するリモコン装置が広く使われてい
る。このリモコン装置から発せられるリモコン信号は、
各操作モードをコード化し、シリアルデータにして、た
とえば赤外線を利用してリモコン信号の受信装置に送ら
れる。
【0003】リモコン装置からその受信装置に送られる
データは、メーカまたは機種によって所定のフォーマッ
トがされている。このフォーマットには、通常、データ
の先頭にリーダ(またはヘッダ)とよばれる、メーカま
たは機種などを識別するためのデータが付与されてい
る。ところで、リモコン信号の受信装置には、たとえば
特開平2−96497号公報記載の技術が開示されてい
る。この開示されている技術を簡単に説明すると、前記
リーダのパルス形状を判定してリモコン信号のフォーマ
ットを識別し、そのフォーマットに応じた、データの
「1」または「0」を判定する1/0判定回路またはメ
モリにリモコン信号を送り、リモコン信号を解読するも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平2−96497号公報記載の装置ではひとつのフォ
ーマットのリモコン信号に対してひとつの1/0判定回
路またはメモリが対応しているため、取り扱うフォーマ
ットの種類だけ上記1/0判定回路またはメモリが必要
になる。そのため、フォーマットの種類が増えてくる
と、それに伴って1/0判定回路またはメモリを増やさ
なければならず、装置の拡張性という点で問題があっ
た。
【0005】さらに、最近ではリモコン装置の機種によ
っては、リーダを付与しない、「1」または「0」の2
値化データだけで構成されたフォーマットのリモコン信
号を取り扱う機種もある。そのため、リーダのパルス形
状を判定してリモコン信号のフォーマットを識別する上
記特開平2−96497号公報記載の装置では、リモコ
ン信号がリーダを付与しないために、そのリモコン信号
を判別できないという問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、複数の異なるフォーマットのリモコン信号
を判別することができ、また、リーダを付与しない2値
化データだけで構成されたフォーマットのリモコン信号
も判別することができ、さらに、リモコン信号のフォー
マットの種類が増えても容易に対応することができるリ
モコン信号受信装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1) 前記の目的を達成するための請求項1記載のリモコ
ン信号受信装置は、メーカまたは機種に対応した所定の
フォーマットごとに取り扱われるリモコン信号を判別す
ることのできるリモコン信号受信装置であって、入力さ
れたリモコン信号のパルス幅を計測する計測手段と、フ
ォーマットごとにデータ種別とそれに対応するパルス幅
とを予め登録している登録手段と、前記計測手段によっ
て計測されたパルス幅と前記登録手段によって登録され
た各フォーマットのデータ種別に対応するパルス幅とを
比較する比較手段と、前記比較手段によって比較された
結果に基づいてフォーマットのデータ種別を識別する識
別手段と、前記識別手段によって識別されたフォーマッ
トのデータ種別のうち、2値化データが識別された場
合、その2値化データの内容を記憶するデータ記憶手段
と、を備えることを特徴とするものである。
【0008】なお、前記「データ種別」とは、たとえば
リモコン信号における、リモコン信号の先頭を表すリー
ダ、「1」または「0」の2値化データ、リモコン信号
の後尾を表すトレーラなどをいう。前記の構成によれ
ば、リモコン信号が入力されると、リモコン信号のパル
ス幅が計測される。計測されたパルス幅と、フォーマッ
トごとに予め登録されている、データ種別に対応するパ
ルス幅とが比較される。
【0009】その比較の結果によりフォーマットのデー
タ種別が識別され、識別されたデータ種別のうち2値化
データが識別されると、2値化データの内容が記憶され
る。したがって、複数の異なるフォーマットのリモコン
信号を判別することができる。また、入力されるリモコ
ン信号はそのパルス幅が計測されて、データ種別が識別
されるので、前記登録手段に登録されている2値化デー
タのパルス幅を参照することにより、リーダがなく2値
化データのみで構成されるフォーマットのリモコン信号
を判別することができる。 (2) 請求項2記載のリモコン信号受信装置は、請求項1
記載のリモコン信号受信装置において、前記登録手段
が、フォーマットの登録の追加もしくは変更、またはフ
ォーマットのデータ種別に対応するパルス幅の値の追加
もしくは変更が可能であることを特徴とするものであ
る。
【0010】前記の構成によれば、たとえばメーカまた
はユーザによって、フォーマットの登録が追加された場
合、またはデータ種別のパルス幅の値が追加された場合
にも、追加されたフォーマット、または追加されたデー
タ種別のパルス幅の値を新たに登録することにより、容
易に対応することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施形態で
用いられるリモコン信号のフォーマットについて簡単に
説明しておく。図1は、コード化されたリモコン信号の
フォーマットの一例を示す波形図である。リモコン信号
のフォーマットは、メーカまたは機種によって多種ある
が、基本的には同図に示すようにフレームの先頭を表す
リーダ(ヘッダ)、信号の具体的内容を表す2値化デー
タ、およびフレームの後尾を表すトレーラで構成され
る。ただし、フォーマットによっては、上記リーダおよ
びトレーラを具備しない、2値化データだけで構成され
るフレームのフォーマットもある。
【0012】フレーム内のデータは、ひとつの矩形波
(図1のa参照)でひとつのデータを構成しており、ひ
とつの矩形波の内、「HIGH」レベルの状態にあるときの
時間幅および「LOW 」レベルの状態にあるときの時間幅
によって、リーダ、データの「0」、データの「1」、
およびトレーラなどのデータ種別を識別することができ
る。
【0013】図2は、本発明の一実施形態にかかるリモ
コン信号受信装置の概略構成を示すブロック図である。
同図によれば、本リモコン信号受信装置1は、入力信号
のパルス幅を計測する入力波形測定部2、入力波形測定
部2に基準クロックを与えるクロック部3、データ種別
のパルス幅を登録しているパルス幅登録テーブル5、入
力波形測定部2で計測されたパルス幅とパルス幅登録テ
ーブル5に登録されているパルス幅とを比較する波形比
較部4、データ処理部6およびメモリ7などにより構成
されている。
【0014】入力波形測定部2は、クロック部3から発
振される基準クロックによって入力信号のパルス幅を1
パルスごとに計測する。より具体的には、基準クロック
に基づいて入力信号のパルス幅の「HIGH」レベルの時間
幅、「LOW 」レベルの時間幅を、入力波形測定部2に備
えられた図示しないカウンタによりカウントする。クロ
ック部3から発振される基準クロックの周波数はたとえ
ば100kHz であり、この基準クロックによるパルス幅
は10μsec である。したがって、入力信号のパルス幅
がたとえば100μsec であると、そのカウント数は1
0カウントとなる。なお、本実施形態においては、入力
波形測定部2がカウント可能な最大カウント数は511
カウントである。
【0015】前記入力波形測定部2は、特許請求の範囲
の請求項1または2に記載の計測手段として機能するも
のである。入力波形測定部2でカウントされた値は、次
段の波形比較部4に送られる。波形比較部4は、入力波
形測定部2からカウントされた値を受け取ると、パルス
幅登録テーブル5に格納されているパルス幅のデータを
参照し、カウントされた値に当てはまるデータ種別を検
索する。
【0016】表1にパルス幅登録テーブル5の一例を示
す。
【0017】
【表1】
【0018】パルス幅登録テーブル5には、メーカ別ま
たはフォーマット別にそのデータ種別におけるパルス信
号の、「HIGH」レベル時における基準クロックのカウン
ト数の範囲、および「LOW 」レベル時における基準クロ
ックのカウント数の範囲が格納されている。詳細には、
上記カウント数の範囲はその最小値または最大値が格納
されている。
【0019】たとえば、リモコン信号のあるパルス信号
の、入力波形測定部2で計測されたカウント数が「HIG
H」レベル時は40カウントで、「LOW 」レベル時は4
5カウントであるとする。波形比較部4では、この各カ
ウント数に当てはまるデータ種別をパルス幅登録テーブ
ル5を参照して検索する。その結果、このパルスが家電
製品協会で規定されているフォーマットのデータ「0」
であるということがわかる。
【0020】上記パルス信号は、「HIGH」レベル時のカ
ウント数が40カウントであるので、表1から家電製品
協会で規定されているフォーマットのデータ「1」また
は家電製品協会で規定されているフォーマットのトレー
ラ、あるいはB社で規定されているフォーマットのデー
タ「0」ということも考えられるが、「LOW 」レベル時
のカウント数が40カウントであるので、波形比較部4
では、上記パルス信号は家電製品協会で規定されている
フォーマットのデータ「0」であることを特定できる。
【0021】上記のように、「HIGH」レベルの状態にあ
るときの時間幅と「LOW 」レベルの状態にあるときの時
間幅とは、メーカ別またはフォーマット別にそれぞれデ
ータ種別ごとに決められているので、この時間幅を計測
することにより、メーカを識別することができる。パル
ス幅登録テーブル5はメーカ別またはフォーマット別の
データ種別ごとにパルス幅が決められているが、メーカ
の種類またはフォーマットの種類がメーカまたはユーザ
の都合により追加、変更されることが考えられる。
【0022】そのため、上記パルス幅登録テーブル5は
たとえば不揮発性メモリによって構成されている。不揮
発性メモリは、メーカまたはフォーマットに対応するデ
ータ種別のパルス幅を新たに追加、変更または削除が可
能なように、記憶内容が書込、消去できるものであるこ
とが望ましい。このため、不揮発性メモリとしては、た
とえば電気的にデータの書込、消去が可能なEEPRO
M等が適用可能である。
【0023】したがって、メーカまたはユーザによって
メーカの種類またはフォーマットの種類が追加、変更さ
れても、パルス幅登録テーブル5の登録内容を追加、変
更することにより、容易に対応が可能である。なお、前
記波形比較部4は、特許請求の範囲の請求項1または2
に記載の比較手段、識別手段として、また、前記パルス
幅登録テーブル5は、特許請求の範囲の請求項1または
2に記載の登録手段としてそれぞれ機能するものであ
る。
【0024】波形比較部4で特定されたパルスのデータ
種別の識別内容は、次段のデータ処理部6に送られる。
データ処理部6は、波形比較部4から与えられるデータ
種別の識別内容によって処理を実行する。波形比較部4
から与えられるデータ種別がリーダの場合、次に与えら
れるのは2値化データであるので、たとえば、次に再び
リーダが与えられたとき、または次にトレーラが与えら
れたときなどはエラーと判別する。
【0025】また、データ処理部6は、波形比較部4か
ら与えられるデータ種別が2値化データの場合、その2
値化データをメモリ7に記憶させる。2値化データが所
定ビット数、記憶されれば、本リモコン信号受信装置1
に接続されているCPU8に対して割り込み信号を与え
る。CPU8は上記割り込み信号に応じてメモリ7に記
憶されたデータを読み込む。
【0026】なお、前記メモリ7は、特許請求の範囲の
請求項1または2に記載のデータ記憶手段として機能す
るものである。次に、具体的に入力される信号波形を参
照して本リモコン信号受信装置1の動作手順を説明す
る。図3は、入力されたリモコン信号がリーダ、2値化
データ、トレーラで構成されている場合の例を示すもの
である。
【0027】まず、リモコン信号が入力されると、入力
波形測定部2にはリーダに相当する波形Aのパルス信号
(図3参照)が入力される。入力波形測定部2は波形A
のパルス信号の立上がりエッジ(図3a参照)でクロッ
クのカウントを開始し、そのパルス信号の立下がりエッ
ジ(図3b参照)までカウントを継続する。図3による
と、この「HIGH」レベルにおけるカウント数は360カ
ウントである。また波形Aのパルス信号の立下がりエッ
ジと同時にカウントを開始し、次の波形Bのパルス信号
が立上がるまでカウントを継続する。図3によると、こ
の「LOW 」レベルにおけるカウント数は180カウント
である。
【0028】このように、カウントはパルス波形の立上
がりエッジから立下がりエッジまで、または立下がりエ
ッジから次のパルス波形の立上がりエッジまでの時間に
おいて計測される。入力波形測定部2においてカウント
されたカウント数の値は次段の波形比較部4に送られ
る。波形比較部4では、入力波形測定部2から送られた
「HIGH」レベルにおけるカウント数360,「LOW 」レ
ベルにおけるカウント数180に当てはまるデータ種別
がパルス幅登録テーブル5を参照して検索される。
【0029】パルス幅登録テーブル5によると上記カウ
ント数に当てはまるデータ種別は家電製品協会で規定さ
れるフォーマットのリーダと特定される。したがって、
入力信号は家電製品協会で規定されるフォーマットのリ
モコン信号であることが判定され、その旨をデータ処理
部6に送る。このとき、たとえばパルス幅登録テーブル
5に格納されているカウント数の範囲に該当しないパル
ス信号が入力されたとする。波形比較部4は、入力され
たパルス信号がパルス幅登録テーブル5に格納されてい
るカウント数の範囲に該当しないので、このパルス信号
を不定と判定しデータ処理部6にその旨を伝える。デー
タ処理部6は、この通知をうけると、パルス幅登録テー
ブル5に格納されているカウント数の範囲に該当するパ
ルス信号が入力されるまで、入力信号を無視続ける。
【0030】このように、パルス幅登録テーブル5に格
納されているカウント数の範囲のデータ種別に当てはま
らないパルス信号が入力された場合は、不正なパルス信
号が入力されたと判断しこのパルス信号をキャンセルす
る。したがって、たとえばノイズなどの混入を防止する
ことができる。次に、波形Bのパルス信号(図3参照)
が入力される。入力波形測定部2では、前述したように
パルス幅のカウント数を計測する。図3によると、「HI
GH」レベルにおけるカウント数は45カウント、「LOW
」レベルにおけるカウント数は45カウントである。
【0031】波形比較部4ではパルス幅登録テーブル5
を参照して上記カウント数により家電製品協会で規定さ
れるフォーマットのデータ「0」を認識し、データ処理
部6にデータ「0」が入力されたことの旨を伝える。デ
ータ処理部6はメモリ7にそのデータ「0」を記憶させ
る。次に、波形Cのパルス信号が入力される。入力波形
測定部2では、前述したようにパルス幅のカウント数を
計測する。図3によると、「HIGH」レベルにおけるカウ
ント数は45カウント、「LOW 」レベルにおけるカウン
ト数120カウントである。
【0032】波形比較部4ではパルス幅登録テーブル5
を参照して上記カウント数により家電製品協会で規定さ
れるフォーマットのデータ「1」を認識し、データ処理
部6にデータ「1」が入力されたことの旨を伝える。デ
ータ処理部6はメモリ7にそのデータ「1」を記憶させ
る。上記のように、パルス信号が入力されると、入力波
形測定部2および波形比較部4において、データ「0」
またはデータ「1」がそれぞれ識別され、データ処理部
6のメモリ7に2値化データが記憶されていく。
【0033】データ処理部6では、その後、メモリ7に
記憶された2値化データがたとえば8ビット分揃うと、
本リモコン信号受信装置1に接続されたCPU8に対し
て割り込み信号を送る。CPU8はその通知に応じてメ
モリ7に記憶された2値化データを読み出む。また、上
記のような「1」または「0」のデータが受信されてい
る途中で不正なパルス信号(パルス幅登録テーブル5に
格納されているカウント数の範囲に該当しないパルス信
号)が受信された場合、あるいは入力信号のリーダによ
って家電製品協会のフォーマットが認識されているとき
に他のメーカ(たとえばA社)のパルス信号が受信され
た場合は、波形比較部4でこのパルス信号を不定と判定
し、データ処理部6にその旨を伝える。データ処理部6
は、CPU8に対してエラーとしての割り込み信号を送
ると共に、次にトレーラが受信されるまで、以降の入力
信号をキャンセルする。そして、従前にメモリ7に記憶
されているデータをCPU8に読み込ませる。
【0034】次に、波形Dのパルス信号が入力されると
する。入力波形測定部2では、前述したようにパルス幅
のカウント数を計測する。図3によると、「HIGH」レベ
ルにおけるカウント数45はカウントされるが、「LOW
」レベルにおけるカウント数は入力波形測定部2がカ
ウント可能な最大カウント数の511カウントを超える
とする。
【0035】入力波形測定部2では、この「LOW 」レベ
ルにおけるカウント数が最大カウント数の511カウン
トを超えると、カウント数がオーバーフローしたことを
判別し、波形比較部4にその旨を伝える。波形比較部4
はパルス幅登録テーブル5を参照して、このパルス信号
が家電製品協会で規定されるフォーマットのトレーラで
あることを認識する。
【0036】波形比較部4はこの旨をデータ処理部6に
送り、この段階でデータ処理部6は、家電製品協会で規
定されるフォーマットのリモコン信号の入力が完了した
ことを認識し、メモリ7に記憶されているデータをCP
U8に読み込ませる。以上のように、本リモコン信号受
信装置1に入力されるパルス信号は、入力波形測定部2
によってそのパルス幅が計測される。計測されたパルス
幅は波形比較部4でパルス幅登録テーブル5に登録され
ているパルス幅と比較され、その比較結果に基づいてリ
モコン信号のデータ種別が識別される。識別されたデー
タ種別はデータ処理部6に送られ、データ種別が2値化
データであれば、その2値化データはメモリ7に記憶さ
れる。したがって、パルス幅登録テーブル5に登録され
ているパルス幅データによって、リモコン信号のフォー
マットを判別することができる上に、パルス幅登録テー
ブル5は、フォーマットを追加、変更することが可能で
あるので、たとえばメーカまたはユーザの都合によりリ
モコン信号のフォーマットが新たに追加または変更され
た場合でも、容易にそのフォーマットに対応するデータ
種別のパルス幅データを追加、変更することにより、複
数の異なるフォーマットのリモコン信号を判別すること
ができる。
【0037】また、たとえばメーカまたはユーザによっ
てデータ種別のパルス幅の値を追加、変更された場合に
も、上記パルス幅登録テーブル5は不揮発性メモリで構
成されているので、パルス幅登録テーブル5に登録され
ているデータ種別のパルス幅の値を容易に追加、変更す
ることができる。次に、図4に示す波形信号が入力され
た場合を説明する。本波形信号はリーダおよびトレーラ
がなく、2値化データのみで構成されるフォーマットの
リモコン信号である場合を示す。
【0038】まず、波形Eのパルス信号が入力されたと
する。入力波形測定部2では、前述したようにパルス幅
のカウント数を計測する。図4によると、「HIGH」レベ
ルにおけるカウント数は42カウント、「LOW 」レベル
におけるカウント数126カウントである。波形比較部
4ではパルス幅登録テーブル5を参照して上記カウント
数によりB社で規定されるフォーマットのデータ「0」
を認識し、B社のリモコン信号が入力された旨をデータ
処理部6に伝えると共に、データ「0」が入力されたこ
との旨を伝える。データ処理部6はメモリ7にそのデー
タ「0」を記憶させる。
【0039】次に、波形Fのパルス信号が入力されたと
する。入力波形測定部2では、前述したようにパルス幅
のカウント数を計測する。図4によると、「HIGH」レベ
ルにおけるカウント数は126カウント、「LOW 」レベ
ルにおけるカウント数42カウントである。波形比較部
4ではパルス幅登録テーブル5を参照して上記カウント
数によりB社で規定されるフォーマットのデータ「1」
を認識し、データ処理部6にデータ「1」が入力された
ことの旨を伝える。データ処理部6はメモリ7にそのデ
ータ「1」を記憶させる。
【0040】データ処理部6は、その後、メモリ7に記
憶されたデータがたとえば12ビット揃うと、本リモコ
ン信号受信装置1に接続されたCPU8に対して割り込
み信号を送り、CPU8はその割り込み信号に応じてメ
モリ7に記憶されたデータを読み出む。次に、波形Gの
パルス信号が入力されたとする。入力波形測定部2で
は、前述したようにパルス幅のカウント数を計測する。
図4によると、「HIGH」レベルにおけるカウント数12
6はカウントされるが、「LOW 」レベルにおけるカウン
ト数は最大カウント数の511カウントを超えるとす
る。
【0041】入力波形測定部2では、この「LOW 」レベ
ルにおけるカウント数が最大カウント数の511カウン
トを超えると、カウント数がオーバーフローしたことを
判別し、波形比較部4にその旨を伝える。波形比較部4
はパルス幅登録テーブル5を参照して、このパルス信号
がB社で規定されるフォーマットの後尾データであるこ
とを認識する。
【0042】波形比較部4はこの旨をデータ処理部6に
送り、この段階でデータ処理部6は、B社で規定される
フォーマットのリモコン信号の入力が完了したことを認
識し、メモリ7に記憶されているデータをCPU8に読
み込ませる。以上のように、入力されるパルス信号は、
1パルスごとにそのパルス幅が計測され、計測結果によ
りデータ種別が識別されるので、たとえばリモコン信号
がリーダ、トレーラを含まない2値化データのみで構成
されるフォーマットであっても、そのリモコン信号のフ
ォーマットを判別することができる。
【0043】本実施形態の説明は以上であるが、本発明
は上記の実施形態に限られるものではない。上記の実施
形態では、入力波形測定部において入力信号のパルスの
「HIGH」レベル、または「LOW 」レベルにおける基準ク
ロックによりカウント数を導いていたが、たとえばタイ
マーなどを備えることにより、実際のパルス幅の時間が
計測されてもよい。
【0044】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の変更を施すことが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、計測されたリモコン信号のパルス幅と、フォーマ
ットごとに登録されているデータ種別とそれに対応する
パルス幅とを比較することにより、データ種別を識別す
ることができるので、複数の異なるフォーマットのリモ
コン信号を判別することができる。
【0046】また、入力されるリモコン信号はそのパル
ス幅が計測されて、データ種別が識別されるので、登録
されている2値化データのパルス幅を参照することによ
り、入力されるリモコン信号がリーダを含まない2値化
データのみで構成されるフォーマットのリモコン信号で
あっても判別することができる。また、請求項2記載の
発明によれば、登録されているフォーマットまたはデー
タ種別に対応するパルス幅の値は、その登録の追加、変
更が可能であるため、たとえばメーカまたはユーザによ
るフォーマットの登録の追加、変更またはデータ種別の
パルス幅の値の追加、変更に対しても、ハードウェアの
変更なしに容易に対応することができる。よって、拡張
性のあるリモコン信号受信装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】リモコン信号の入力波形の一例を示す波形図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態にかかるリモコン信号受信
装置1の構成を示すブロック図である。
【図3】具体的なリモコン信号を示す波形図、特にリー
ダ、2値化データ、トレーラが構成されているフォーマ
ットの場合の図である。
【図4】具体的なリモコン信号を示す波形図、特に2値
化データのみで構成されているフォーマットの場合の図
である。
【符号の説明】
1 リモコン信号受信装置 2 入力波形測定部 3 クロック部 4 波形比較部 5 パルス幅登録テーブル 6 データ処理部 7 メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メーカまたは機種に対応した所定のフォー
    マットごとに取り扱われるリモコン信号を判別すること
    のできるリモコン信号受信装置であって、 入力されたリモコン信号のパルス幅を計測する計測手段
    と、 フォーマットごとにデータ種別とそれに対応するパルス
    幅とを予め登録している登録手段と、 前記計測手段によって計測されたパルス幅と前記登録手
    段によって登録された各フォーマットのデータ種別に対
    応するパルス幅とを比較する比較手段と、 前記比較手段によって比較された結果に基づいてフォー
    マットのデータ種別を識別する識別手段と、 前記識別手段によって識別されたフォーマットのデータ
    種別のうち、2値化データが識別された場合、その2値
    化データの内容を記憶するデータ記憶手段と、を備える
    ことを特徴とするリモコン信号受信装置。
  2. 【請求項2】前記登録手段は、フォーマットの登録の追
    加もしくは変更、またはフォーマットのデータ種別に対
    応するパルス幅の値の追加もしくは変更が可能であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のリモコン信号受信装置。
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