JPH09130764A - ディジタル放送における番組切替方法及びディジタル放送受信装置 - Google Patents

ディジタル放送における番組切替方法及びディジタル放送受信装置

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JPH09130764A
JPH09130764A JP28476795A JP28476795A JPH09130764A JP H09130764 A JPH09130764 A JP H09130764A JP 28476795 A JP28476795 A JP 28476795A JP 28476795 A JP28476795 A JP 28476795A JP H09130764 A JPH09130764 A JP H09130764A
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Hidekazu Suzuki
秀和 鈴木
Tadashi Kubota
正 久保田
Toshirou Nishio
歳朗 西尾
Soichiro Katsuki
聡一郎 香月
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者に与える違和感を軽減すること。 【解決手段】 送信側で番組番号の一部を物理チャネル
の番号とし、また、番組番号とPMT_PIDとの関係
を固定し、受信側では、予め番組連関表を格納してお
き、番組番号の変更時には、設定された番組番号から物
理チャネルの番号を識別し、識別された物理チャネルの
番号が、受信中の物理チャネルの番号と同一であるか否
かを判定し、同一でないときには、識別された物理チャ
ネルに切り替えるのと並行して、受信装置に格納された
PATにおいて、番組番号に対応したPMT_PIDを
もったPMTにおいて、番組番号に対応したエレメンタ
リPID及びPCR_PIDを抽出し、抽出されたエレ
メンタリPID、PCR_PIDをもったパケットをト
ランスポートストリームから抜き出して番組切り替えを
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル放送の番
組受信の方式及び受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ここ数年、各国でディジタル放送の規格
化作業がさかんに行なわれている。米国ではATV(A
dvanced Television),ヨーロッパ
ではDVB(Digital Video Broad
casting)と呼ばれる放送方式が提案されてお
り、数年後の実用化をめざしている。日本でも通信衛星
を用いたディジタル衛星放送の規格化作業が進行中であ
る。ディジタル放送の伝送路としては、衛星、地上波、
ケーブルなどがある。これらの放送方式のベースとなっ
ているのがMPEG2規格である。MPEG2は199
4年11月に国際標準となった。
【0003】現行のアナログ放送では1チャネル(1物
理チャネル)あたり1番組しか送れないが、ディジタル
放送では、1チャネルあたり4〜5番組送ることがで
き、番組(プログラム)数が、アナログ放送に比べて、
飛躍的に増加することが予想される。
【0004】番組数が増加すると、それだけ一層、チャ
ネル(物理チャネル)選択、番組選択の手法には工夫が
必要になってくる。すなわちマルチプログラム対応のト
ランスポートストリームは、異なる番組の複数のビデ
オ、オーディオの個別のストリームを伝送しているた
め、複数の番組の中から、どの番組を選び、どのパケッ
トを取り出すかという情報が必要となる。そこで、MP
EG2では、番組受信に必要な制御情報をPSI(Prog
ram Specific Information)と呼ばれる複数のテーブル
で伝送することが規定されている。MPEG2で規定さ
れている。PSIテーブルには以下の3種類がある(I
SO/IEC13818−1 November 19
94)。
【0005】 PAT(Program Association Table):番組連関表 PMT(Program Map Table) :番組マップ表 CAT(Conditional Access Table) :条件付アクセス表 PATは番組番号(program_number)と、PMTを指し
示すパケットID(PMT_PID)の関係を示すテー
ブルで、PMTは番組番号と1個以上のプログラムの成
分(ビデオ、オーディオ、クロック基準)のPID(エ
レメンタリPID、PCR PID)の関係を示すテー
ブルである。ここで、PIDはパケットを識別する番号
でパケット識別子とも呼ばれ、ビデオ、オーディオパケ
ットに割り当てられたPIDをエレメンタリPIDとい
う。
【0006】CATはPIDとEMM(Entitled Mana
gement Message)ストリームの関係を示すテーブルで
ある。
【0007】さらに、MPEG2では規定されていない
が、番組受信時に必要なテーブルとして、ヨーロッパの
DVBではNIT(Nework Information Table)が規定
されている。NITにはネットワーク名や、伝送パラメ
ータなどが記述され、このNITは、番組番号と、個々
の物理チャネルに対応したトランスポートストリームI
Dのとの関係の記述なども含まれている。このNITに
より、番組番号と、その番組を送信する物理チャネルの
番号(トランスポートストリームID)の対応関係を知
ることができる。
【0008】なお、以上のような用語の詳細はISO/
IEC13818−1(November 1994)
に記載されている。
【0009】次に、現在検討されている、番組変更時の
受信装置における処理の流れを図9に基づいて説明をす
る。なお、図9は伝送路が衛星の場合のものである。
【0010】現在、番組番号=xを受信中であり、衛星
に搭載されている複数のトランスポンダ(電波中継器)
の内のトランスポンダ番号n0のトランスポンダからの
信号を受信中とする(ステップn1)。ここで、1個の
トランスポンダは、物理チャネル1チャネルに割り当て
られる。すなわち、衛星放送の場合、トランスポンダと
物理チャネルは、1対1に対応する。
【0011】MPEG−2でいう番組番号(program_nu
mber)は、従来のアナログ放送におけるいわゆる編成チ
ャネル番号に対応するもので、ニュースやスポーツ中継
といった個別の番組に対応するものではないことに注意
を要する。
【0012】次に、視聴者が番組番号=yに変更すると
(ステップn2)、現在受信しているトランスポンダn
0のトランスポートストリームのPATに、番組番号=
yが含まれているか否か、すなわち番組番号=yの番組
が、トランスポンダn0から送信されているか否かをサ
ーチする。ここで、個々のトランスポンダの番号はト個
々のトランスポートストリームIDに、それぞれ対応す
る。またPATには、そのPATが送られているトラン
スポートストリームの番組番号に関して記述されてい
る。
【0013】トランスポンダn0のPATに番組番号=
yは含まれている場合には、その番組番号=yに対応し
たPMTのパケット識別子(PMT_PID)を見つけ
出し(ステップn4)、そのパケット識別子をもったP
MT上で、番組番号=yに対応したエレメンタリPID
(EL_PID)を見つけ出し(ステップn5)、その
エレメンタリPIDを持ったビデオパケット、オーディ
オパケット、クロック基準(PCR:Program
Clock Reference)を抜き出して、ビデ
オデコード、オーディオデコード、クロック再生を行う
ものである(ステップn6)。
【0014】ステップn3において、現在受信している
トランスポンダn0のPATに、番組番号=yが含まれ
ていなければ、NITにおいて、番組番号=yがどのト
ランスポンダ番号(トランスポートストリームID)で
送られているかをサーチし、トランスポンダ番号nのト
ランスポンダから送られていると仮定すると(ステップ
n7)、受信装置でそのトランスポンダnの周波数に受
信周波数を切り替えて(ステップn8)新たなトランス
ポートストリームのPATを受信して取り込み(ステッ
プn9)、ステップn4に移る。すなわち、トランスポ
ンダnのPATにおいて、番組番号=yに対応したPM
Tのパケット識別子(PMT_PID)を見つけ出し
(ステップn4)、そのパケット識別子を持ったPMT
上で、番組番号=yに対応したエレメンタリPID(E
L_PID)見つけ出し(ステップn5)、そのエレメ
ンタリPIDのビデオパケット、オーディオパケット、
クロック基準(PCR)を抜き出して、ビデオデコー
ド、オーディオデコード、クロック再生を行うのである
(ステップn6)。
【0015】以上が現在検討されている番組変更時の処
理の流れである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
番組番号の変更では、切り替え先の番組番号が、切り替
え前のPATに含まれているか否か、すなわち、上述の
ステップn7、n8、n9の処理を経るか否かによっ
て、PMTのパケット識別子(PMT_PID)を得る
までの時間がかなり異なり、視聴者に違和感を与えてし
まうという難点があ本発明は、上述の技術的課題に鑑み
て為されたものであって、トランスポンダ(衛星放送の
物理チャネル)の切り替えを伴う番組番号の変更と、ト
ランスポンダの切り替えを伴わない番組番号の変更との
時間差を低減して視聴者に与える違和感と軽減すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明では上述の目的を
達成するために、つぎのように構成している。
【0018】すなわち、本発明のディジタル放送におけ
る番組切替方法は、送信側において、番組番号の一部を
該番組番号を持った番組を送信する物理チャネル番号と
し、番組連関表において番組番号に対応する番組マップ
表パケット識別子を固定値とし、受信側において、全て
の物理チャネルの番組連関表を記憶手段に格納してお
き、番組番号の変更の際には、変更設定された番組番号
からその番組を送信する物理チャネルの番号を識別する
ステップと、識別された物理チャネルの番号が受信中の
物理チャネルの番号と同一であるか否かを判定するステ
ップと、同一であると判定されたときに、前記記憶手段
に格納されている変更設定された番組番号の含まれる番
組連関表で、その番組番号に対応した番組マップ表パケ
ット識別子を抽出するステップと、同一でないと判定さ
れたときに、前記識別された物理チャネルの番号の物理
チャネルへ受信の切り替えを行うのと並行して、前記記
憶手段に格納されている変更設定された番組番号の含ま
れる番組連関表で、その番組番号に対応した番組マップ
表パケット識別子を抽出するステップと、抽出された番
組マップ表パケット識別子を持った番組マップ表で、前
記変更設定された番組番号に対応したエレメンタリパケ
ット識別子を抽出するステップと、抽出された前記エレ
メンタリパケット識別子を持ったパケットをトランスポ
ートストリームから抜き出すステップとを備えている。
【0019】本発明のディジタル放送における番組切替
方法は、送信側において、番組番号の一部を該番組番号
を持った番組を送信する物理チャネル番号とし、番組連
関表において番組番号に対応する番組マップ表パケット
識別子を固定値とし、受信側において、所定の条件を満
たす物理チャネルの番組連関表を記憶手段に格納してお
き、番組番号の変更の際には、変更設定された番組番号
からその番組を送信する物理チャネルの番号を識別する
ステップと、識別された物理チャネルの番号が受信中の
物理チャネルの番号と同一であるか否かを判定する第一
の判定のステップと、同一でない判定されたときに、識
別された物理チャネルの番号が所定の条件を満たすか否
かを判定する第二の判定のステップと、前記所定の条件
を満たさないと判定されたときに前記識別された物理チ
ャネルの番号の物理チャネルへ受信の切替を行うステッ
プと、前記第一の判定ステップで同一であると判定され
たあと、または前記識別された物理チャネルの受信の切
替を行うステップを経たあと、変更設定された番組番号
の含まれる番組連関表で、その番組番号に対応した番組
マップ表パケット識別子を抽出するステップと、前記第
二の判定のステップで所定の条件を満たすと判定された
ときに、前記識別された物理チャネルの番号の物理チャ
ネルへ受信の切替を行うのと並行して、前記記憶手段に
格納された番組連関表から前記設定変更された番組番号
に対応した番組マップ表パケット識別子を抽出するステ
ップと、抽出された番組マップ表パケット識別子を持っ
た番組マップ表で、前記変更設定された番組番号に対応
したエレメンタリパケット識別子を抽出するステップ
と、抽出された前記エレメンタリパケットを持ったパケ
ットをトランスポートストリームから抜き出すステップ
とを備えている。
【0020】本発明の番組切替方法は、送信側におい
て、番組番号の一部を該番組番号を持った番組を送信す
る物理チャネル番号とし、番組番号の一部を該番組番号
を持った番組を構成するパケットの識別子を記述した番
組マップ表のパケット識別子とし、番組番号の変更の際
には、変更設定された番組番号からその番組を送信する
物理チャネルの番号を識別し、変更設定された番組番号
から番組マップ表のパケット識別子を識別するステップ
と、識別された物理チャネルの番号が受信中の物理チャ
ネルの番号と同一であるか否かを判定するステップと、
同一でないと判定されたときに、前記識別された物理チ
ャネルの番号の物理チャネルへ受信の切り替えを行うス
テップと、識別された番組マップ表のパケット識別子を
持った番組マップ表で、前記変更設定された番組番号に
対応したエレメンタリパケット識別子を抽出するステッ
プと、抽出された前記エレメンタリパケット識別子を持
ったパケットをトランスポートストリームから抜き出す
ステップとを備えている。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明のディジタル放送における
番組切替方法によれば、送信側において番組番号の一部
を物理チャネル(伝送路が衛星の場合トランスポンダ)
の番号とし、受信装置側で、予め全て、または所定条件
を満たす一部の物理チャネルのトランスポートストリー
ムの番組連関表を格納しておき、変更設定された番組番
号に対応する物理チャネルの番号が受信中の物理チャネ
ルの番号と同一でないときには、物理チャネルの切り替
えと並行して、前記受信装置側に予め格納された番組連
関表から変更設定された番組番号に対応した番組マップ
表パケット識別子を抽出する。すなわち、物理チャネル
の切り替えと番組マップ表パケット識別子の抽出とを並
行して行うので、物理チャネルの切り替えを伴う番組番
号の変更に要する時間が短縮される。
【0022】また、本発明のディジタル放送における番
組切替方法によれば、送信側において番組番号の一部に
物理チャネルの番号及び番組マップ表パケット識別子を
割り当て、受信装置側では、指定された番組番号から即
座に物理チャネルの番号と、番組マップ表パケット識別
子を識別するので、番組連関表を受信して格納する必要
がなく、受信装置の記憶領域を節約できる。また、番組
番号変更が異なる物理チャネルにまたがる場合でも、ま
たがらない場合でも、番組連関表で切り替え先の番組番
号に対応した番組マップ表パケット識別子をサーチして
抽出するないので、番組番号の変更に要する時間が一層
短縮される。
【0023】以下図面を参照しながら、本発明の実施例
について詳細に説明する。本発明の第1の実施例につい
て述べる。図1は本発明の第1〜第5の各実施例に共通
なディジタル放送受信装置の構成を示す図である。実施
例の説明では、伝送路を衛星(放送衛星または通信衛
星)とする。図1において101は受信部で、衛星から
の電波(ビットストリーム)を受信するものである。1
02は受信トランスポンダ番号切替部で、受信する衛星
のトランスポンダ番号、すなわち物理チャネルを切り替
えを行うものである。103は復調部で、受信したビッ
トストリームの復調を行なうものである。104はチャ
ネルデコード部で、ビタビデコード、デインタリーブ、
誤り訂正等を行い、トランスポートパケットを再生する
ものである。105はトランスポートストリーム分離部
で、PID(パケット識別子)、table_id(テ
ーブルID)などに基づいてトランスポートパケットを
分離するものである。106はテーブル記憶部で、NI
T,PAT,PMTといったPSI(Program Specific
Information)テーブルを格納するものである。107
はデータストリーム記憶部で、PIDによって分離され
た映像ストリーム、オーディオストリームを格納するも
のである。107はクロック再生部で、トランスポート
ストリームに含まれるクロック基準(PCR)よりシス
テムクロックを再生するものである。108は制御部
で、受信トランスポンダ番号切替部102、復調部10
3、チャネルデコード部104、トランスポートストリ
ーム分離部105、テーブル記憶部106、データスト
リーム記憶部107、クロック再生部108を制御する
ものである。
【0024】以上のように構成されたディジタル放送の
受信装置における番組切替方法の第1の実施例の動作を
述べる。この実施例では、番組番号とトランスポートス
トリームIDの割り当て関して送信側で以下に述べるよ
うな工夫をしておく。MPEG2で割り当てられている
16ビットの番組番号(program_number)のうち、例え
ば、その上位4ビットで物理チャネル番号を表すように
する。この様子を図2に示す。また表1に物理チャネル
番号とトランスポートストリームIDの関係の一例を示
す。図2に示すように番組番号のフォーマットを決めた
場合の、トランスポートストリームIDと番組番号の関
係の一例を表2に示すが、この関係はNIT(Newtwork
Information Table)に記述される。以上の工夫のもと
で、第1の実施例における番組切替時の処理を説明す
る。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】まず、受信装置において最初の電源投入
時、制御部108は受信トランスポンダ切替部102で
復調部103における受信周波数を順次切り替えること
で、全ての物理チャネルを順次受信して、それぞれの物
理チャネルにおいて伝送されるトランスポートストリー
ムから、トランスポート分離部105でそれぞれの物理
チャネルのPAT(Program Association Table)を
順次抜き取ってテーブル記憶部106に格納する。制御
部108はあるトランスポートストリームからNITを
抜き出してテーブル記憶部106のある領域に格納す
る。
【0028】さらに、具体的に言えば、PATには固有
のPID(=0x00:16進数表現)が割り当てられ
ており(MPEG−2規定)、また、それぞれの物理チ
ャネルのトランスポートストリームのPATにはトラン
スポートストリームID(transport_stream_id)が割
り当てられているので、トランスポートストリーム分離
部105はこれらの値を基づいて、PATをテーブル記
憶部106の定められた領域に格納される。
【0029】テーブル記憶部106においてPATが格
納されている様子を図3に示す。それぞれの物理チャネ
ルに対応したPATがPAT_0、PAT_1、PAT
_2・・・PAT_Nで示すようにテーブル記憶部10
6の個別の領域に格納されている。ここで、Nは物理チ
ャネルの総数で、伝送路が衛星の場合、衛星のトランス
ポンダ数である。
【0030】次にこの実施例における番組変更時の処理
を図4のフローチャートに基づいて説明する。現在、番
組番号(program_number)x=0x0001(16進数
表現)を受信中であるとする。(ステップn10)。
【0031】このときの受信装置の動作を、図1に基づ
いて説明する。復調部103は表1及び表2より、物理
チャネル番号=0(トランスポートストリームID=
0)のビットストリームを復調しており、前述したよう
に、テーブル記憶部106には全ての物理チャネルのP
AT(PAT_1、PAT_2、・・・PAT_N)が
格納されている。いま仮に現在受信しているトランスポ
ートストリームのPATをPAT_xとする。
【0032】PAT_xには番組番号xに対応するPM
T(Program Map Table)のPID(PMT_PI
D)が記述されている。
【0033】トランスポートストリーム分離部105
は、このPMT_PIDを認識して、PMTをテーブル
記憶部106の、PAT、NITが格納されている領域
とは別の領域に格納する。テーブル記憶部106におけ
るPAT、PMTの格納領域は、制御部108が決定す
る。
【0034】制御部108は、PMTに記述された番組
番号xに対応したエレメンタリPID(ビデオストリー
ムのPID及びオーディオストリームのPID)を読み
出して、トランスポート分離部105がそのエレメンタ
リPIDを有するパケットをトランスポートストリーム
から抜き取るように設定する。また制御部108はPM
Tに記述された番組番号xに対応したPCR_PID
(クロック基準のPID)を読み出してトランスポート
ストリーム分離部105がクロック基準(PCR:Prog
ram Clock Reference)を抜き取るように設定する。ト
ランスポートストリーム分離部105で抜き取られたビ
デオパケット、オーディオパケットは、一旦データスト
リーム記憶部107に格納され、その後それぞれ、ビデ
オデコーダ、オーディオデコーダに出力される。トラン
スポート分離部105で抜き取られたクロック基準(P
CR)はクロック再生部109でシステムクロック再生
の基準として用いられる。
【0035】再び図3を参照して、視聴者がxからy
(≠x)に番組番号を変更して番組番号が設定されると
(ステップn11)、制御部108は番組番号yの上位
4ビットをみて、どのトランスポンダすなわちトランス
ポートストリームIDに属するのかを即座に識別し(ス
テップn12)、番組番号xのトランスポートストリー
ムIDと同一であるか否か、すなわち受信中のトランス
ポンダの番号と同一であるか否かを判定し(ステップn
13)、同一でなければ、受信トランスポンダ切替部1
02を制御して受信するトランスポンダの切り替えを行
う(ステップn14)。制御部108はトランスポンダ
切り替えと並行して、記憶部106に格納されている切
り替え先のトランスポートストリームのPAT(PAT
_yとする)をトランスポートストリームIDにより認
識し、PAT_yより変更設定後の番組番号に対応した
PMT_PIDを抽出する(ステップn14)。
【0036】番組番号yの番組を伝送するトランスポン
ダと番組番号xの番組を伝送するトランスポンダが同一
で、トランスポンダの受信の切り替えが不要な場合に
は、制御部108は、番組番号xのトランスポンダのP
AT(=PAT_x)でPMT_PIDを抽出する。
【0037】制御部108は、ステップn14またはス
テップn15で抽出したPMT_PIDを持ったPMT
をトランスポートストリーム分離部105が抜き出すよ
うに設定し、その設定に従って、トランスポートストリ
ーム分離部105は、このPMTを抜き出す。そして制
御部108はこのPMT上で、番組番号=yに対応した
エレメンタリPID(EL_PID)及びクロック基準
PID(PCR_PID)を見つけ出し(ステップn1
6)、そのエレメンタリPIDのビデオパケット、オー
ディオパケット、PCR_PIDのPCRを抜き出し
て、ビデオデコード、オーディオデコード、クロック再
生を行う(ステップn17)。
【0038】図11の従来例では、番組番号の付け方
は、トランスポンダの番号と無関係であったが、この実
施例では、番組番号の上位4ビットにトランスポンダの
番号を割り当てることで、トランスポンダの切り替えを
伴う番組番号の変更時に、NITにおいて変更後の番組
番号がどのトランスポンダの番号(トランスポートスト
リームID)に属するかというサーチをする必要がなく
なる。これによって、従来例に比べて、トランスポンダ
の切り替えを伴う番組番号の変更に要する時間が、NI
Tにおける番組番号のサーチ時間の分だけ短縮できるこ
とになる。
【0039】さらに、トランスポンダ切り替えを伴う番
組番号の変更時に、トランスポンダの切り替えと時間的
に並行して、予め受信装置に格納されたPATにおいて
PMT_PIDの抽出を行う。これによって、従来例で
行っていたトランスポンダ切り替え後のPATの捕捉に
要する時間と捕捉したPATにおけるPMT_PID抽
出の時間の分をさらに短縮できることになる。
【0040】これによって、トランスポンダの切り替え
を伴う番組番号の変更に要する時間とトランスポンダの
切り替えを伴わない番組番号の変更に要する時間との時
間差を低減することができ、視聴者に与える違和感を軽
減できることになる。
【0041】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。この実施例の基本構成は、図1に示される第1の
実施例の基本構成と同様である。
【0042】この実施例においても第1の実施例と同様
に、番組番号に上位4ビットにトランスポンダの番号を
割り当てるとともに、第1の実施例と同様に、トランス
ポンダ番号とトランスポートストリームIDとの関係を
表1の通りとし、トランスポートストリームIDと番組
番号との関係を表2の通りとする。
【0043】この実施例では、まず受信装置の最初の電
源投入時に、受信装置にどの物理チャネルのトランスポ
ートストリームのPATを取り込むかを視聴者が設定す
るものとする。視聴者が、受信装置へのPAT取り込み
を設定する物理チャネル数をm個とする。ここで、m
は、物理チャネルの総数(トランスポンダの総数)N以
下の自然数である。視聴者は、例えば自分の気に入って
いる物理チャネルの番号、すなわちトランスポートスト
リームIDを、ここで設定すればよい。受信装置の制御
部108は、視聴者が設定した物理チャネルの番号に相
当する1個または複数のトランスポートストリームのそ
れぞれのPAT(PID=0x00)を受信周波数を変
えながら、順次、テーブル記憶部106に格納してい
く。このときのテーブル記憶部106のPAT格納領域
の様子を図5に示す。この実施例では、PAT_1・・
・PAT_mは視聴者が設定した物理チャネルのPAT
である。
【0044】次にこの実施例における番組番号変更時の
処理を、図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0045】視聴者がxからyに番組番号を変更して番
組番号yが設定されると(ステップn21)、制御部1
08は、番組番号yの上位4ビットをみて、どのトラン
スポンダ、すなわちトランスポートストリームIDに属
する番組かを即座に認識する(ステップn22)。次
に、第1の判定として、番組番号yのトランスポートス
トリームID=Tyが番組番号xのトランスポートスト
リームID=Txと同一であるか否かを判定し(ステッ
プn23)、同一でなければ、第2の判定として、視聴
者が予め受信装置において設定した物理チャネルのトラ
ンスポートストリームIDかどうかを判定する(ステッ
プn240)。
【0046】第2の判定において、変更後の番組番号y
のトランスポートストリームID=Tyが視聴者が予め
受信装置で設定したものであれば、制御部108は、ト
ランスポンダの受信の切り替えと並行して、テーブル記
憶部106に格納されたPAT_yから、番組番号yに
対応したPMT_PIDを抽出する(ステップn2
5)。
【0047】第2の判定において、変更後の番組番号y
のトランスポートストリームID=Tyが視聴者が予め
受信装置で設定したものでなければ、制御部108はト
ランスポンダの切り替えを行って(ステップn26)か
らトランスポートストリームID=TyのPATを受信
して(ステップn27)、新たにテーブル記憶部106
に格納し、番組番号yに対応したPMT_PID=Py
を抽出する(ステップn28)。あとの処理は、第1の
実施例と同一である。
【0048】この実施例によれば、番組番号変更時にト
ランスポンダの切り替えが必要な場合に、変更先の番組
番号が、視聴者が受信装置で予め設定した物理チャネル
番号(トランスポートストリームID)に属するもので
あれば、PATにおけるPMT_PID抽出と、トラン
スポンダの切り替えとを、時間的に並行して行うので視
聴者が受信装置で設定した物理チャネル間にまたがる番
組切替の時間を従来例に比べて短縮して、トランスポン
ダの切り替えを伴わない番組変更に要する時間の差を少
なくすることで、視聴者に対する違和感を軽減できる。
【0049】さらにこの実施例では、第1の実施例のよ
うに、すべての物理チャネルのPATをテーブル記憶部
108に格納するのではなく、視聴者が設定したトラン
スポートストリームIDのPATだけをテーブル記憶部
108に格納するので、テーブル記憶部の容量を第1の
実施例に比べて小さくできる。
【0050】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。この第3の実施例の基本構成は、図1に示される第
1の実施例の基本構成と同様である。
【0051】この実施例においても第1の実施例と同様
に、番組番号の上位4ビットにトランスポンダの番号を
割り当てるとともに、第1の実施例と同様に、トランス
ポンダ番号とトランスポートストリームIDの関係を表
1の通りとし、トランスポートストリームIDと番組番
号の関係を表2の通りとする。
【0052】この実施例における番組番号変更時の処理
を、図7のフローチャートに基づいて説明する。
【0053】上述の第2の実施例では、番組番号変更時
に、トランスポートストリームIDが視聴者によって予
め受信装置で設定されたものであるか否かを判定するス
テップ(ステップn240)を設けたが、この実施例で
は、このステップを最近に受信したK個(KはN以下の
自然数)の異なる物理チャネルのトランスポートストリ
ームIDに含まれているか否かを判定するステップ(n
241)に置き換えたものである。Kの値は予め受信装
置で設定しておいてもよいし、視聴者が設定してもよ
い。
【0054】まず、受信装置の最初の電源投入時には、
ある物理チャネルのトランスポートストリームを受信す
るように設定しておく。以降、1回物理チャネルの変更
を行うたびに、新たなトランスポートストリームのPA
Tをテーブル記憶部106に順次格納していく。そして
テーブル記憶部106にはK個の異なるトランスポート
ストリームのPAT(PAT_1、PAT_2、・・
・、PAT_K)を格納する。
【0055】ステップn20〜n23は第2の実施例と
同一である。トランスポンダ切替を伴う番組番号変更時
(TyとTxが異なる時)に、変更後のトランスポート
ストリームIDが最近受信したK個のトランスポートス
トリームIDに属する場合には、制御部108はトラン
スポートストリームID=Tyのトランスポンダに切り
替えるのと並行して、テーブル記憶部106に格納され
ているトランスポートストリームID=TyのPAT上
で番組番号yに対応したPMT_PIDを抽出する(ス
テップn25)。変更後の番組番号のトランスポートス
トリームIDが最近受信したK個のトランスポンダのも
のでなければ、制御部108は、トランスポンダの受信
の切り替えを行って(ステップn26)からトランスポ
ートストリームID=TyのPATを受信して(ステッ
プn27)、テーブル記憶部106に、最も古く格納し
たPATと置き換えて格納する。
【0056】そして、番組番号yに対応したPMT_P
IDを抽出する(ステップn27)。後の処理は第2の
実施例と全く同一である。
【0057】この実施例によれば、第2の実施例の処理
ステップにおいて、番組番号変更後のトランスポートス
トリームIDが受信装置で視聴者が予め設定したトラン
スポートストリームIDかどうかを判定するステップ
を、番組番号変更後のトランスポートストリームIDが
最近受信したK個のトランスポートストリームIDかど
うかを判定するステップに置き換えることで、変更先の
番組が、最近受信したK個の物理チャネル番号(トラン
スポートストリームID)に属するものであれば、PA
TにおけるPMT_PID抽出とトランスポンダの切り
替えとを時間的に並行して行うので、最近受信したK個
の物理チャネルにわたる番組切替の時間を従来例に比べ
て短縮して、トランスポンダの切り替えを伴わない番組
変更に要する時間との時間差を少なくすることで、視聴
者に与える違和感を軽減できる。
【0058】さらにこの実施例では、第1の実施例のよ
うに、全ての物理チャネルのPATをテーブル記憶部1
06に格納するのではなく、最近受信したK個の物理チ
ャネル(トランスポートストリームID)のPATだけ
をテーブル記憶部106に格納するので、テーブル記憶
部の容量を第1の実施例に比べて小さくできる。
【0059】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。この第4の実施例の基本構成は、図1に示される
第1の実施例の基本構成と同様である。
【0060】この実施例においても第1の実施例と同様
に、番組番号の上位4ビットにトランスポンダの番号を
割り当てるとともに、第1の実施例と同様に、トランス
ポンダ番号とトランスポートストリームIDの関係を表
1の通りとし、トランスポートストリームIDと番組番
号の関係を表2の通りとする。
【0061】この実施例における番組番号変更時の処理
を、図8のフローチャートに基づいて説明する。
【0062】上述の第2の実施例では、番組番号変更時
に、トランスポートストリームIDが視聴者によって予
め受信装置で設定されたものであるか否かを判定するス
テップ(ステップn240)を設けたが、この実施例で
は、このステップを、視聴者が頻繁に利用する物理チャ
ネルのトランスポートストリームIDに含まれているか
否かを判定するステップ(ステップn242)に置き換
えたものである。
【0063】過去L回(Lは自然数)の番組番号変更時
に設定されたL個のトランスポンダのトランスポートス
トリームIDの内、最も多かった上位M個(Mはトラン
スポンダの総数N以下の自然数)を視聴者が頻繁に利用
する物理チャネルのトランスポートストリームIDであ
る、とする。例えばL=20、M=5としておけばよ
い。L,Mの値は予め受信装置で設定しておいてもよい
し、視聴者が受信装置で設定できるようにしておいても
よい。視聴者が頻繁に利用する物理チャネルのトランス
ポートストリームIDに属するM個のトランスポートス
トリームのPATを、制御部108が判断して、テーブ
ル記憶部106に格納している。
【0064】ステップn20〜n23は第2の実施例と
同一である。トランスポンダ切替を伴う番組番号変更時
(TyとTxが異なる時)に、変更後のトランスポート
ストリームIDが、視聴者が頻繁に利用する物理チャネ
ルのものであれば、制御部108はトランスポンダの受
信の切り替えと並行して、番組番号yのトランスポート
ストリームID=Tyを持ったPATをテーブル記憶部
106から読みだして、番組番号yに対応したPMT_
PIDを抽出する(ステップn25)。
【0065】変更後の番組番号のトランスポートストリ
ームIDが、視聴者が頻繁に利用するトランスポンダの
ものでなければ、制御部108はトランスポンダの受信
の切り替えを行って(ステップn26)からトランスポ
ートストリームID=TyのPATを受信して新たにテ
ーブル記憶部106に格納し、番組番号yに対応したP
MT_PIDを抽出する(ステップn27)。後の処理
は、第3の実施例と同様である。
【0066】この実施例によれば、第2の実施例の処理
ステップにおいて、番組番号変更時のトランスポートス
トリームIDが受信装置で視聴者が予め設定したトラン
スポートストリームIDかどうかを判定するステップ
を、視聴者が頻繁に利用するトランスポンダのトランス
ポートストリームIDに属するかどうかを判定するステ
ップに置き換えることで、変更先の番組が視聴者が頻繁
に利用する物理チャネル番号(トランスポートストリー
ムID)に属するものであれば、PATにおけるPMT
_PID抽出をトランスポンダの切り替えを時間的に並
行して行うので、視聴者が頻繁に利用するトランスポン
ダへの切り替えを伴う番組変更に要する時間を短縮し
て、トランスポンダの切り替えを伴わない番組変更の要
する時間との時間差を少なくすることができ、視聴者に
与える違和感を軽減できる。
【0067】以上の実施例1〜実施例4のテーブル記憶
部106は不揮発メモリで構成し、電源を切っても、テ
ーブル記憶部に格納されているPATの内容は消去され
ないものとする。
【0068】なお、第1〜第4の実施例では、番組番号
における物理チャネル番号の割り当てを上位4ビットと
したが、番組番号の一部のJビット(Jは番組番号のビ
ット幅未満の自然数)としてもよい。
【0069】次に本発明の第5の実施例について説明す
る。この実施例の基本構成は、図1に示される第1の実
施例の基本構成と同様である。
【0070】第5の実施例では、図9に示すように、1
6ビットの番組番号の上位4ビットで、第1〜第4の実
施例と同様に、トランスポンダ番号を表すようにし、番
組番号の下位12ビットでPMT_PIDを表すように
する。ここでPMT_PIDは時間的に固定されている
ものとする。すなわち、ある番組番号に対応するPMT
_PIDは時間的に不変であるとする。
【0071】この実施例における番組番号変更時の処理
を、図9のフローチャートに基づいて説明する。
【0072】第5の実施例では、番組番号変更時に番組
番号yが設定される(ステップn41)と、即座に番組
番号yのトランスポートストリームID及びPMT_P
IDを識別する(ステップ42)。そして番組番号yの
トランスポートストリームIDが、番組番号xのトラン
スポートストリームIDと同一であるか否か、すなわち
受信中のトランスポンダの番号と同一であるか否かを判
定し(ステップn43)、同一でなければ、受信トラン
スポンダ切替部102を制御して受信するトランスポン
ダの切り替えを行う(ステップn44)。そこで、第5
の実施例では番組番号yに対応するPMT_PIDがス
テップ42ですでに識別できているので、PAT上でP
MT_PIDを抽出するステップが不要である。エレメ
ンタリPIDを抽出した後の処理は第1の実施例と同様
である。
【0073】この実施例によれば、16ビットの番組番
号の上位4ビットにトランスポンダ番号を割り当て、下
位12ビットにPMT_PIDの下位12ビットを割り
当てるので、PATからPMT_PIDを抽出するステ
ップが不要になるので、第1〜第4の実施例に比べて番
組変更に要する時間をさらに短縮できる。さらに、受信
装置のテーブル記憶部106でPATを格納する必要が
ないので、テーブル記憶部の容量を小さくできる。
【0074】なお、この実施例では、16ビットの番組
番号の上位4ビットに物理チャネルの番号を、下位12
ビットにPMT_PIDを割り当てたが、16ビットの
番組番号のPビットに物理チャネル番号を割り当て、残
りのQビットにPMT_PIDを割り当ててもよい
(P、Qは16以下の自然数)。
【0075】なお、第1〜第6の実施例において、衛星
放送におけるトランスポンダ番号をディジタル地上波放
送やディジタルCATV放送の物理チャネルとしても全
く同様のことがいえる。
【0076】また、物理チャネル番号とトランスポート
ストリームIDの関係、及び番組番号とトランスポート
ストリームIDに関係はそれぞれ表1、表2に限ったも
のではない。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディジタ
ル放送における番組切替方法によれば、番組番号の一部
に物理チャネル番号を割り当て、全て、または所定の条
件を満たす番組連関表を予め受信装置に格納しておくこ
とで、異なる物理チャネルにまたがる番組切替時の時間
を短縮し、同一物理チャネル内での番組変更時の時間と
の時間差を少なくして、視聴者に与える違和感を軽減で
きる。
【0078】また、本発明のディジタル放送における番
組切替方法によれば、番組番号の一部に物理チャネル番
号及び番組マップ表識別子を割り当てることで、番組変
更に要する時間を短縮できるとともに、受信装置におけ
る番組連関表を格納する記憶領域を節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第6の実施例の受信装置の構成
【図2】番組番号における物理チャネル番号の割り当て
を示す図
【図3】本発明の第1の実施例におけるテーブル記憶部
の一部を示す図
【図4】本発明の第1の実施例の処理の流れを表す図
【図5】本発明の第2の実施例におけるテーブル記憶部
の一部を示す図
【図6】本発明の第2の実施例の処理の流れを表す図
【図7】本発明の第3の実施例の処理の流れを表す図
【図8】本発明の第4の実施例の処理の流れを表す図
【図9】本発明の第6の実施例での番組番号における物
理チャネル番号及び番組マップ表パケット識別子の割り
当てを示す図
【図10】本発明の第6の実施例の処理の流れを表す図
【図11】従来例の処理の流れを表す図
【符号の説明】
101 受信部 102 受信トランスポンダ切替部 103 復調部 104 チャネルデコード部 105 トランスポートストリーム分離部 106 テーブル記憶部 107 データストリーム記憶部 108 制御部 109 クロック再生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香月 聡一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側において、番組番号の一部を該番組
    番号を持った番組を送信する物理チャネル番号とし、番
    組連関表において番組番号に対応する番組マップ表パケ
    ット識別子を固定値とし、受信側において、全ての物理
    チャネルの番組連関表を記憶手段に格納しておき、番組
    番号の変更の際には、変更設定された番組番号からその
    番組を送信する物理チャネルの番号を識別するステップ
    と、識別された物理チャネルの番号が受信中の物理チャ
    ネルの番号と同一であるか否かを判定するステップと、
    同一であると判定されたときに、前記記憶手段に格納さ
    れている変更設定された番組番号の含まれる番組連関表
    で、その番組番号に対応した番組マップ表パケット識別
    子を抽出するステップと、同一でないと判定されたとき
    に、前記識別された物理チャネルの番号の物理チャネル
    へ受信の切り替えを行うのと並行して、前記記憶手段に
    格納されている変更設定された番組番号の含まれる番組
    連関表で、その番組番号に対応した番組マップ表パケッ
    ト識別子を抽出するステップと、抽出された番組マップ
    表パケット識別子を持った番組マップ表で、前記変更設
    定された番組番号に対応したエレメンタリパケット識別
    子を抽出するステップと、抽出された前記エレメンタリ
    パケット識別子を持ったパケットをトランスポートスト
    リームから抜き出すステップとを備えることを特徴とす
    るディジタル放送における番組切替方法。
  2. 【請求項2】送信側において、番組番号の一部を該番組
    番号を持った番組を送信する物理チャネル番号とし、番
    組連関表において番組番号に対応する番組マップ表パケ
    ット識別子を固定値とし、受信側において、所定の条件
    を満たす物理チャネルの番組連関表を記憶手段に格納し
    ておき、番組番号の変更の際には、変更設定された番組
    番号からその番組を送信する物理チャネルの番号を識別
    するステップと、識別された物理チャネルの番号が受信
    中の物理チャネルの番号と同一であるか否かを判定する
    第一の判定のステップと、同一でない判定されたとき
    に、識別された物理チャネルの番号が所定の条件を満た
    すか否かを判定する第二の判定のステップと、前記所定
    の条件を満たさないと判定されたときに前記識別された
    物理チャネルの番号の物理チャネルへ受信の切替を行う
    ステップと、前記第一の判定ステップで同一であると判
    定されたあと、または前記識別された物理チャネルの受
    信の切替を行うステップを経たあと、変更設定された番
    組番号の含まれる番組連関表で、その番組番号に対応し
    た番組マップ表パケット識別子を抽出するステップと、
    前記第二の判定のステップで所定の条件を満たすと判定
    されたときに、前記識別された物理チャネルの番号の物
    理チャネルへ受信の切替を行うのと並行して、前記記憶
    手段に格納された番組連関表から前記設定変更された番
    組番号に対応した番組マップ表パケット識別子を抽出す
    るステップと、抽出された番組マップ表パケット識別子
    を持った番組マップ表で、前記変更設定された番組番号
    に対応したエレメンタリパケット識別子を抽出するステ
    ップと、抽出された前記エレメンタリパケットを持った
    パケットをトランスポートストリームから抜き出すステ
    ップとを備えることを特徴とするディジタル放送におけ
    る番組切替方法。
  3. 【請求項3】前記所定の条件は、識別された物理チャネ
    ルの番号が、予め設定されている物理チャネルの番号に
    含まれているか否かである請求項2に記載のディジタル
    放送における番組切替方式。
  4. 【請求項4】前記所定の条件は、識別された物理チャネ
    ルの番号が、それまでに受信した複数の物理チャネルの
    番号に含まれているか否かである請求項2に記載のディ
    ジタル放送における番組切替方式。
  5. 【請求項5】前記所定の条件は、識別された物理チャネ
    ルの番号が視聴者が頻繁に利用する物理チャネルの番号
    であるか否かである請求項2に記載の番組切替方法。
  6. 【請求項6】前記頻繁に利用する物理チャネルの番号
    が、過去L回(Lは自然数)の番組番号の変更時に設定
    された物理チャネル番号のうち、設定回数の多かった上
    位M個(MはL以下の自然数)の物理チャネルの番号で
    ある請求項5に記載のディジタル放送における番組切替
    方法。
  7. 【請求項7】送信側において、番組番号の一部を該番組
    番号を持った番組を送信する物理チャネル番号とし、番
    組番号の一部を該番組番号を持った番組を構成するパケ
    ットの識別子を記述した番組マップ表のパケット識別子
    とし、番組番号の変更の際には、変更設定された番組番
    号からその番組を送信する物理チャネルの番号を識別
    し、変更設定された番組番号から番組マップ表のパケッ
    ト識別子を識別するステップと、識別された物理チャネ
    ルの番号が受信中の物理チャネルの番号と同一であるか
    否かを判定するステップと、同一でないと判定されたと
    きに、前記識別された物理チャネルの番号の物理チャネ
    ルへ受信の切り替えを行うステップと、識別された番組
    マップ表のパケット識別子を持った番組マップ表で、前
    記変更設定された番組番号に対応したエレメンタリパケ
    ット識別子を抽出するステップと、抽出された前記エレ
    メンタリパケット識別子を持ったパケットをトランスポ
    ートストリームから抜き出すステップとを備えることを
    特徴とするディジタル放送における番組切替方法。
  8. 【請求項8】番組番号の一部を、該番組番号の番組を送
    信する物理チャネルの番号及び該番組番号を持った番組
    を構成するパケットの識別子を記述した番組マップ表の
    識別子として送信するディジタル放送を受信する装置で
    あって、 変更設定される番組番号からその番組その番組を送信す
    る物理チャネルの番号及び番組マップ表のパケット識別
    子を識別する識別手段と、 識別された物理チャネルの番号が、受信中の物理チャネ
    ルの番号と同一であるか否かを判定する判定手段と、 判定手段で同一でないと判定されたときに、識別された
    物理チャネルの番号の物理チャネルへの受信の切り替え
    を行う切り替え手段とを備えることを特徴とするディジ
    タル放送受信装置。
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