JP3404611B2 - ディジタル衛星放送における番組切替方法およびディジタル衛星放送受信装置 - Google Patents

ディジタル衛星放送における番組切替方法およびディジタル衛星放送受信装置

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JP3404611B2
JP3404611B2 JP15911195A JP15911195A JP3404611B2 JP 3404611 B2 JP3404611 B2 JP 3404611B2 JP 15911195 A JP15911195 A JP 15911195A JP 15911195 A JP15911195 A JP 15911195A JP 3404611 B2 JP3404611 B2 JP 3404611B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル衛星放送の
受信装置およびディジタル衛星放送における番組切替方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ここ数年、各国でディジタル放送の規格
化作業がさかんに行なわれている。米国ではATV(A
dvanced Television)、ヨーロッパではDVB(Digita
l Video Broadcasting)と呼ばれる放送方式が提案され
ており、数年後の実用化をめざしている。日本でも通信
衛星を用いたディジタル衛星放送の規格化作業が進行中
である。これらの放送方式のベースとなっているのがM
PEG2規格であり、MPEG2は、1994年11月
に国際標準となった。
【0003】ディジタル放送では、現在の放送の数倍も
のチャネル数をとることができるが、チャネル数が多く
なるにつれて、それだけ一層チャネル選択、プログラム
選択の手法には工夫が必要になってくる。すなわち、マ
ルチプログラム対応のトランスポートストリームは、多
数のビデオ、オーディオの個別のストリームを伝送して
いるために、複数のプログラムの中から、どのプログラ
ムを選び、どのパケットを取り出すかという情報が必要
となる。そこで、MPEG2では、番組受信に必要な伝
送制御情報をPSI(Program Specific Information)
と呼ばれる複数の付加情報テーブルで伝送する。MPE
G2で定められているPSIテーブルには、以下の3種
類がある。
【0004】 PAT(Program Association Table):番組連関表 PMT(Program Map Table) :番組マップ表 CAT(Conditional Access Table) :条件付アクセス表 PATは、番組番号(program number)と、PMTを指
し示すパケットID(PMT_PID)の関係を示すテ
ーブルであり、PMTは、番組番号と、そのプログラム
を構成する成分(ビデオ、オーディオ、クロック基準)
のPID(エレメンタリPID)の関係を示すテーブル
である。ここで、PIDは、パケットを識別する番号で
パケット識別子とも呼ばれ、ビデオパケット、オーディ
オパケットに割り当てられたPIDをエレメンタリPI
Dという。
【0005】このようにPATとPMTとに分けて間接
記述するのは、1つだけのテーブルですべてを記述する
と、テーブルが大きくなりすぎて、テーブルを記憶する
メモリが大きくなってアクセスに時間がかかるからであ
る。
【0006】CATは、有料放送などに使用されるもの
であり、スクランブルをかけたストリームを、許可され
たユーザが復号・再生するための付属テーブルであり、
PIDとEMM(Entitled Management Message)ス
トリームの関係を示すテーブルである。
【0007】さらに、MPEG2では規定されていない
が、番組受信時に必要なテーブルとして、ヨーロッパの
DVBでは、NIT(Nework Information Table)が規
定されている。NITには、ネットワーク名や伝送パラ
メータが含まれており、このNITは、番組番号と、衛
星の複数のトランスポンダ(中継器)に個別的に対応す
るトランスポートストリームIDとの関係などを示すテ
ーブルであり、このテーブルによって、番組番号とその
番組を送信するトランスポンダの番号(トランスポート
ストリームID)との対応関係を知ることができる。
【0008】また、MPEG2では、その内容が規定さ
れていないユーザ定義のデータを、プライベートデータ
といい、その中でもセクション型のものをプライベート
セクションという。
【0009】なお、以上のような用語の詳細は、ISO
/IEC13818−1 November 1994
に記載されている。
【0010】次に、現在検討されている、プログラム
(番組)番号変更時の受信装置における処理の流れを図
9に基づいて説明する。なお、図9は、伝送路が衛星の
場合のものである。
【0011】現在、番組番号=xを受信中であり、衛星
に搭載されている複数のトランスポンダの内のトランス
ポンダ番号n0のトランスポンダからの信号を受信中で
あるとする(ステップn1)。この受信中においては、
上述のNIT、PAT、PMT等が受信されてメモリに
格納されている。
【0012】ここで、MPEG2でいう番組番号(prog
ram number)は、従来のアナログ放送におけるチャネル
番号に対応するもので、ニュースやスポーツ中継といっ
た個別の番組に対応するものではないことに注意を要す
る。
【0013】次に、視聴者が番組番号=yに変更すると
(ステップn2)、現在受信しているトランスポンダn
0のPATに、番組番号=yが含まれているか否か、す
なわち、番組番号=yの番組が、トランスポンダn0か
ら送信されているか否かをサーチする(ステップn
3)。ここで、トランスポンダの番号は、トランスポー
トストリームIDに個別的に対応している。
【0014】トランスポンダn0のPATに、番組番号
=yが含まれている場合には、その番組番号=yに対応
したPMTのパケット識別子(PMT_PID)を見付
け出し(ステップn4)、そのパケット識別子のPMT
上で、番組番号=yに対応したエレメンタリPID(E
PID)を見付け出し(ステップn5)、そのエレ
メンタリPIDのビデオパケット、オーディオパケッ
ト、クロック基準(PCR)を抜き出して、ビデオデコ
ード、オーディオデコード、クロック再生を行うのであ
る(ステップn6)。
【0015】ステップn3において、現在受信している
トランスポンダn0のPATに、番組番号=yが含まれ
ていなければ、NITにおいて、番組番号=yがどのト
ランスポンダ番号(トランスポートストリームID)で
送られているかをサーチし、トランスポンダ番号nのト
ランスポンダから送られているとすると(ステップn
7)、そのトランスポンダnの周波数に、受信周波数を
切り替えてPAT、PMT等を受信し(ステップn
8)、ステップn4に移る、すなわち、トランスポンダ
nのPATにおいて、番組番号=yに対応したPMTの
パケット識別子(PMT_PID)を見付け出し(ステ
ップn4)、そのパケット識別子をもったPMT上で、
番組番号=yに対応したエレメンタリPID(EL
ID)を見付け出し(ステップn5)、そのエレメンタ
リPIDのビデオパケット、オーディオパケット、クロ
ック基準(PCR)を抜き出して、ビデオデコード、オ
ーディオデコード、クロック再生を行うのである(ステ
ップn6)。
【0016】以上が現在検討されているプログラム変更
時の処理の流れである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
番組番号の変更では、切り替えようとする番組番号が、
切り替え前のPAT上に含まれているか否か、すなわ
ち、上述のステップn7,n8の処理を経るか否かによ
って、PMTのパケット識別子(PMT_PID)を得
るまでの時間がかなり異なり、視聴者に違和感を与えて
しまうという難点がある。
【0018】本発明は、上述の技術的課題に鑑みて為さ
れたものであって、トランスポンダの切り替えを伴う番
組番号の変更と、トランスポンダの切り替えを伴わない
番組番号の変更との時間差を可及的に低減して視聴者に
与える違和感を軽減することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0020】すなわち、本発明のディジタル衛星放送に
おける番組切替方法は、送信側において、番組番号の一
部を、該番組番号の番組を送信するトランスポンダの番
号とし、受信側において、番組番号の変更の際には、変
更設定された番組番号からその番組を送信するトランス
ポンダの番号を識別し、識別されたトランスポンダの番
号が、受信中のトランスポンダの番号と同一であるか否
かを判定し、同一でないと判定されたときには、前記識
別されたトランスポンダの番号のトランスポンダへ受信
の切り替えを行うものである。
【0021】本発明のディジタル衛星放送における番組
切替方法は、送信側において、番組番号の一部を、該番
組番号の番組を送信するトランスポンダの番号とし、受
信側において、番組番号の変更の際には、変更設定され
た番組番号からその番組を送信するトランスポンダの番
号を識別するステップと、識別されたトランスポンダの
番号が、受信中のトランスポンダの番号と同一であるか
否かを判定するステップと、同一でないと判定されたと
きに、前記識別されたトランスポンダの番号のトランス
ポンダへの受信に切り替えるステップと、変更設定され
た番組番号の含まれる番組連関表(Program Associatio
n Table)で、その番組番号に対応した番組マップ表パ
ケット識別子(PMT PID)を抽出するステップ
と、抽出された番組マップ表パケット識別子をもった番
組マップ表(Program Map Table)で、前記変更設定さ
れた番組番号に対応したエレメンタリパケット識別子
(EL PID)を抽出するステップと、抽出された前記
エレメンタリパケット識別子をもったパケットをトラン
スポートストリームから抜き出すステップとを備えてい
る。
【0022】本発明のディジタル衛星放送における番組
切替方法は、送信側において、番組番号の一部を、該番
組番号の番組を送信するトランスポンダの番号とし、各
トランスポンダのトランスポートストリームに、全トラ
ンスポンダの番組連関表をプライベートデータとして送
出し、受信側において、番組番号の変更の際には、変更
設定された番組番号からその番組を送信するトランスポ
ンダの番号を識別するステップと、識別されたトランス
ポンダの番号が、受信中のトランスポンダの番号と同一
であるか否かを判定するステップと、同一であると判定
されたときに、変更設定された番組番号の含まれる番組
連関表で、その番組番号に対応した番組マップ表パケッ
ト識別子を抽出するステップと、同一でないと判定され
たときに、前記識別されたトランスポンダの番号のトラ
ンスポンダへ受信の切り替えを行うのと並行して、前記
プライベートデータとして送出された番組連関表から前
記変更設定された番組番号に対応した番組マップ表パケ
ット識別子を抽出するステップと、抽出された番組マッ
プ表パケット識別子をもった番組マップ表で、前記変更
設定された番組番号に対応したエレメンタリパケット識
別子を抽出するステップと、抽出された前記エレメンタ
リパケット識別子をもったパケットをトランスポートス
トリームから抜き出すステップとを備えている。
【0023】本発明のディジタル衛星放送における番組
切替方法は、送信側において、番組番号の一部を、該番
組番号の番組を送信するトランスポンダの番号とし、各
トランスポンダのトランスポートストリームに、全トラ
ンスポンダの番組連関表をプライベートデータとして送
出し、受信側において、番組番号の変更の際には、変更
設定された番組番号からその番組を送信するトランスポ
ンダの番号を識別するステップと、識別されたトランス
ポンダの番号が、受信中のトランスポンダの番号と同一
であるか否かを判定する第1の判定のステップと、同一
でないと判定されたときに、識別されたトランスポンダ
の番号のトランスポンダが所定の条件を満たすか否かを
判定する第2の判定のステップと、前記所定の条件を満
たさないと判定されたときに、前記識別されたトランス
ポンダの番号のトランスポンダへ受信の切り替えを行う
ステップと、変更設定された番組番号の含まれる番組連
関表で、その番組番号に対応した番組マップ表パケット
識別子を抽出するステップと、前記所定の条件を満たす
と判定されたときに、前記識別されたトランスポンダの
番号のトランスポンダへ受信の切り替えを行うのと並行
して、前記プライベートデータとして送出された番組連
関表から前記変更設定された番組番号に対応した番組マ
ップ表パケット識別子を抽出するステップと、抽出され
た番組マップ表パケット識別子をもった番組マップ表
で、前記変更設定された番組番号に対応したエレメンタ
リパケット識別子を抽出するステップと、抽出された前
記エレメンタリパケット識別子をもったパケットをトラ
ンスポートストリームから抜き出すステップとを備えて
いる。
【0024】また、本発明のディジタル衛星放送受信装
置は、番組番号の一部を、該番組番号の番組を送信する
トランスポンダの番号として送信するディジタル衛星放
送を受信する装置であって、変更設定される番組番号か
らその番組を送信するトランスポンダの番号を識別する
識別手段と、識別されたトランスポンダの番号が、受信
中のトランスポンダの番号と同一であるか否かを判定す
る判定手段と、判定手段で同一でないと判定されたとき
に、識別されたトランスポンダの番号のトランスポンダ
へ受信の切り替えを行う切り替え手段とを備えている。
【0025】
【作用】本発明によれば、番組番号の一部を、トランス
ポンダの番号とし、受信側において、番組番号の変更の
際には、変更設定された番組番号からその番組を送信す
るトランスポンダの番号を識別するので、トランスポン
ダの切り替えを伴う番組番号の変更時において、変更設
定された番組番号の属するトランスポンダの番号のサー
チが不要となって番組番号の変更に要する時間が短縮さ
れる。
【0026】また、本発明のディジタル衛星放送におけ
る番組切替方法によれば、送信側において、各トランス
ポンダのトランスポートストリームに、全トランスポン
ダの番組連関表をプライベートデータとして送出し、受
信側において、変更設定された番組番号に対応するトラ
ンスポンダの番号が、受信中のトランスポンダの番号と
同一でないときには、トランスポンダの受信の切り替え
と並行して、前記プライベートデータとして送出された
番組連関表から変更設定された番組番号に対応した番組
マップ表パケット識別子を抽出する、すなわち、トラン
スポンダの切り替えと番組マップ表パケット識別子の抽
出とを並行処理するので、トランスポンダの切り替えを
伴う番組番号の変更に要する時間が一層短縮される。
【0027】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施例について
詳細に説明する。
【0028】(実施例1)先ず、本発明の第1の実施例
について説明する。
【0029】図1は、本発明の第1〜第6の各実施例に
共通なディジタル衛星放送受信装置の構成を示す図であ
る。
【0030】同図において、101は受信部であり、放
送衛星あるいは通信衛星からの電波(ビットストリー
ム)を受信するものである。102は切り替え手段とし
ての受信トランスポンダ切替部であり、受信する衛星の
トランスポンダを切り替えるものである。103は復調
部であり、受信したビットストリームの復調を行なうも
のである。104はチャネルデコード部であり、ビタビ
デコード、デインタリーブ、誤り訂正等を行い、トラン
スポートパケットを再生するものである。105はトラ
ンスポートストリーム分離部で、PID(パケットI
D)、TID(テーブルID)に基づいてトランスポー
トパケットを分離するものである。106はテーブル記
憶部であり、上述のNIT,PAT,PMTといったP
SI(Program Specific Information)やプライベート
セクションを格納するものである。107はデータスト
リーム記憶部であり、ビデオストリーム、オーディオス
トリームを格納するものである。109はクロック再生
部で、トランスポートストリームに含まれるクロック基
準よりシステムクロックを再生するものである。108
は識別手段および判定手段としての機能を有する制御部
であり、受信トランスポンダ切替部102、復調部10
3、チャネルデコード部104、トランスポートストリ
ーム分離部105、テーブル記憶部106、データスト
リーム記憶部107およびクロック再生部109を制御
するものである。
【0031】以上のように構成されたディジタル衛星放
送の受信装置における番組切替方法の第1の実施例の動
作を述べる。
【0032】この実施例では、番組番号とトランスポー
トストリームIDの割り当てに関して送信側で以下に述
べるような工夫をしておく。すなわち、図2に示される
ように、MPEG2で割り当てられている16ビットの
番組番号(program_number)のうち、例えば、その上位
4ビットでその番組番号の番組を送信するトランスポン
ダの番号を表すようにしている。
【0033】また、トランスポンダ番号とトランスポー
トストリームIDとは、例えば、表1に示されるよう
に、個別的に対応している。
【0034】
【表1】
【0035】さらに、各トランスポンダに個別的に対応
するトランスポートストリームIDと番組番号とは、例
えば、表2に示されるように対応しており、この関係
は、上述のNIT(Newtwork Information Table)に記
述される。
【0036】
【表2】
【0037】次に、この実施例における番組変更時の処
理を、図3のフローチャートに基づいて、説明する。
【0038】現在、番組番号(program_number)x=0
x0001(16進数表現)を受信中であるとする(ス
テップn10)。
【0039】このときの受信装置の動作を、図1に基づ
いて説明する。復調部103は、表1及び表2よりトラ
ンスポンダ番号0のビットストリームを復調しており、
トランスポートストリーム分離部105は、トランスポ
ンダ番号0のPAT(Program Association Table)を
テーブル記憶部106に格納している。さらに具体的に
いえば、PATには固有のPID(=0x00)が割り
当てられており(MPEG2規定)、トランスポートス
トリーム分離部105は、このPIDを認識してテーブ
ル記憶部106のある領域にPATを格納する。このP
ATには、番組番号xに対応するPMT(Program Map
Table)のPID(PMT_PID)が記述されてい
る。
【0040】トランスポートストリーム分離部105
は、このPMT_PIDを認識して、PMTをテーブル
記憶部106のPATが格納されている領域とは別のあ
る領域に格納している。テーブル記憶部106における
PAT及びPMTの格納領域は、制御部108が決定す
る。制御部108は、PMTに記述された番組番号xに
対応したエレメンタリPID(ビデオストリーム、オー
ディオストリーム)を読み出して、トランスポートスト
リーム分離部105がそのエレメンタリPIDを有する
パケットをトランスポートストリームから抜き取るよう
に設定する。また制御部108は、PMTに記述された
番組番号xに対応したPCR PID(クロック基準の
PID)を読み出してトランスポートストリーム分離部
105がクロック基準(PCR:Program Clock Refere
nce)を抜き取るように設定する。トランスポートスト
リーム分離部105で抜き取られたビデオパケット、オ
ーディオパケットは、一旦データストリーム記憶部10
7に格納され、その後ビデオデコーダ、オーディオデコ
ーダに出力される。トランスポートストリーム分離部1
05で抜き取られたクロック基準(PCR)は、クロッ
ク再生部109でシステムクロック再生の基準として用
いられる。
【0041】再び、図3を参照して、視聴者がxからy
(≠x)に番組番号を変更して番組番号yが設定される
と(ステップn11)、制御部108は、番組番号yの
上位4ビットをみて、どのトランスポンダ、すなわちト
ランスポートストリームIDに属するのかを即座に識別
し(ステップn12)、番組番号xのトランスポートス
トリームIDと同一であるか否か、すなわち受信中のト
ランスポンダの番号と同一であるか否かを判定し(ステ
ップn13)、同一でなければ、受信トランスポンダ切
替部102を制御して受信するトランスポンダの切り替
えを行う(ステップn14)。
【0042】番組番号yの属するトランスポンダに受信
を切り替えると、制御部108は、新たなトランスポー
トストリームIDをもったPATをテーブル記憶部10
6に格納する。そして、番組番号yのPMT_PIDを
PATから抽出して、このPMT_PIDをもったPM
Tをテーブル記憶部106に格納する(ステップn1
5)。そのパケット識別子のPMT上で、番組番号=y
に対応したエレメンタリPID(EL PID)を見付
け出し(ステップn16)、そのエレメンタリPIDの
ビデオパケット、オーディオパケット、クロック基準
(PCR)を抜き出して、ビデオデコード、オーディオ
デコード、クロック再生を行うのである(ステップn1
7)。
【0043】図9の従来例では、番組番号の付け方は、
トランスポンダの番号と無関係だったが、この実施例で
は、番組番号の上位4ビットにトランスポンダの番号を
割り当てることで、トランスポンダの切り替えを伴う番
組番号の変更時に、NITおいて変更後の番組番号がど
のトランスポンダの番号(トランスポートストリームI
D)に属するかというサーチをする必要がなく、これに
よって、従来例に比べて、トランスポンダの切り替えを
伴う番組番号の変更に要する時間が、NITにおける番
組番号に対応するトランスポンダのサーチ時間の分だけ
短縮できることになり、これによって、トランスポンダ
の切り替えを伴う番組番号の変更に要する時間とトラン
スポンダの切り替えを伴わない番組番号の変更に要する
時間との時間差を低減することができ、視聴者に与える
違和感を軽減できることになる。
【0044】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について説明する。
【0045】第2の実施例の基本構成は、図1に示され
る第1の実施例の基本構成と同様である。
【0046】この実施例においても第1の実施例と同様
に、番組番号の上位4ビットにトランスポンダの番号を
割り当てるとともに、第1の実施例と同様に、トランス
ポンダ番号とトランスポートストリームIDの関係を表
1の通りとし、トランスポートストリームIDと番組番
号の関係を表2の通りとする。
【0047】この実施例では、送信側から全トランスポ
ンダのPAT(この場合最大16個)を、MPEG2の
プライベートセクションで送出する。すなわち、いずれ
のトランスポンダを受信しても、すべてのトランスポン
ダのPATを受信できることになる。
【0048】ここで、プライベートセクションのsectio
n_syntax_indicatorは、1にセットし、table_id_exten
sionにトランスポートストリームIDを記述し、privat
e_data_byteには、PATと同様な番組番号とPIDの
関連を記述する。
【0049】次に、この実施例における番組番号変更時
の処理を、図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0050】この実施例では、番組番号xを受信してい
るとき(ステップn20)でも、番組番号xの属するト
ランスポンダ以外のすべてのトランスポンダのPATを
もプライベートセクションとして受信しており、図1に
示す受信装置においては、それらのPATの記述された
プライベートセクションは、テーブル記憶部106の制
御部108が決めた領域に格納されている。プライベー
トセクションは、table_id_extensionに記述されたトラ
ンスポートストリームIDで識別される。
【0051】視聴者がxからy(≠x)に番組番号を変
更して番組番号yが設定されると(ステップn21)、
制御部108は、番組番号yの上位4ビットをみて、ど
のトランスポンダ、すなわちトランスポートストリーム
IDに属するのかを即座に識別し(ステップn22)、
番組番号xのトランスポートストリームIDと同一であ
るか否かを判定し(ステップn23)、同一でなけれ
ば、受信トランスポンダ切替部102を制御してトラン
スポンダの受信の切り替えを行なう(ステップn2
4)。この実施例では、制御部108はトランスポンダ
の受信の切り替えと並行して、番組番号yのトランスポ
ートストリームID(トランスポンダ番号と対応)を持
ったPATをテーブル記憶部106から読み出して、番
組番号yに対応したPMT_PIDを抽出する(ステッ
プn24)。この場合のPATは、プライベートセクシ
ョンとして送信側から送られてきて、テーブル記憶部1
06に格納されているものである。
【0052】番組番号yのトランスポンダと番組番号x
のトランスポンダが同一で、トランスポンダの受信の切
り替えが不要な場合には、制御部108は、番組番号x
のトランスポンダのPAT(プライベートセクションで
はない)でPMT_PIDを抽出する(ステップn2
5)。制御部108がPMT_PIDを抽出した後の処
理は、第1の実施例と同様である(ステップn26,n
27)。
【0053】この実施例では、番組番号変更時にトラン
スポンダの切り替えが必要な場合に、PATにおけるP
MT_PID抽出とトランスポンダの切り替えとを、時
間的に並行して行なう(ステップn24)ので、トラン
スポンダの切り替えを伴う番組番号の変更に要する時間
を、第1の実施例よりさらに短縮できることになり、視
聴者に与える違和感を一層軽減できることになる。
【0054】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について説明する。
【0055】この実施例の基本構成は、図1に示される
第1の実施例の基本構成と同様である。
【0056】この実施例においても第1の実施例と同様
に、番組番号の上位4ビットにトランスポンダの番号を
割り当てるとともに、第1の実施例と同様に、トランス
ポンダ番号とトランスポートストリームIDの関係を表
1の通りとし、トランスポートストリームIDと番組番
号の関係を表2の通りとする。
【0057】この実施例では、第2の実施例と同様に、
送信側から全トランスポンダのPAT(この場合最大1
6個)をMPEG2のプライベートセクションで送出す
る。
【0058】次に、この実施例における番組番号変更時
の処理を、図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0059】この実施例では、番組番号xを受信してい
るとき(ステップn30)でも、受信装置は番組番号x
の属するトランスポンダ(トランスポンダストリームI
D=Tx)以外のトランスポンダのうち、番組番号xの
属するトランスポンダと番号が隣接するトランスポンダ
のPATをプライベートセクションで受信している。そ
して、それらのPATの記述されたプライベートセクシ
ョンは、テーブル記憶部106の領域に格納されてい
る。この領域は、制御部108によって決められてい
る。
【0060】ここで、隣接するトランスポンダとは、そ
のトランスポートストリームIDが(Tx±Tp)(T
pは全トランスポンダ個数未満のある自然数)であるよ
うなトランスポンダである。全トランスポンダの個数を
16とすると、Tpには例えば2〜5の値を設定すれば
よい。これは予め受信装置で設定しておいてもよいし、
視聴者がマニュアルで設定できるようにしておいてもよ
い。
【0061】視聴者がxからy(≠x)に番組番号を変
更して番組番号yが設定されると(ステップn31)、
制御部108は、番組番号yの上位4ビットをみて、ど
のトランスポンダ、すなわちトランスポートストリーム
IDに属するのかを即座に識別する(ステップn3
2)。次に、第1の判定として、番組yのトランスポー
トストリームID=Tyが番組番号xのトランスポート
ストリームID=Txと同一であるか否かを判定し(ス
テップn33)、同一でなければ、第2の判定として、
トランスポンダ隣接基準|Ty−Tx|≦Tpを満たし
ているか否かを判定する(ステップn34)。トランス
ポンダ隣接基準を満たしていれば、第2の実施例と同様
に制御部108はトランスポンダの受信の切り替えと時
間的に並行して、番組番号yのトランスポートストリー
ムID=Tyを持ったPATをテーブル記憶部106か
ら読み出して、番組番号yに対応したPMT_PIDを
抽出する(ステップn35)。TyとTxがトランスポ
ンダ隣接条件を満たしていなければ、制御部108はト
ランスポンダの受信の切り替えを行って(ステップn3
6)からトランスポートストリームID=TyのPAT
を受信して新たにテーブル記憶部106に格納し、番組
番号yに対応したPMT_PIDを抽出する(ステップ
n37)。制御部108がPMT_PIDを抽出した後
の処理は、第1の実施例と同様である(ステップn3
8,39)。
【0062】この実施例では、番組番号変更時にトラン
スポンダの切り替えが必要な場合に、切替先のトランス
ポンダが隣接するトランスポンダに属するものであれ
ば、PATにおけるPMT_PID抽出とトランスポン
ダの切り替えとを、時間的に並行して行なうので、トラ
ンスポンダの切り替えに伴う番組番号の変更に要する時
間を、第1の実施例よりさらに短縮できる。
【0063】さらに、この実施例では、第2の実施例の
ように、すべてのトランスポンダのPATを受信してメ
モリに格納するのではなく、隣接するトランスポンダの
PATをプライベートセクションで受信してメモリに格
納するので、メモリの容量を第2の実施例に比べて少な
くできることになる。
【0064】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
について説明する。
【0065】この第4の実施例の基本構成は、図1に示
される第1の実施例の基本構成と同様である。
【0066】この実施例においても第1の実施例と同様
に、番組番号の上位4ビットにトランスポンダの番号を
割り当てるとともに、第1の実施例と同様に、トランス
ポンダ番号とトランスポートストリームIDの関係を表
1の通りとし、トランスポートストリームIDと番組番
号の関係を表2の通りとする。
【0067】この実施例では、第3の実施例と同様に、
送信側から全トランスポンダのPAT(この場合最大1
6個)をMPEG2のプライベートセクションで送出す
る。
【0068】この実施例における番組番号変更時の処理
を、図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0069】上述の第3の実施例では、番組番号変更時
に変更前の番組番号のトランスポンダと、変更後の番組
番号のトランスポンダが隣接しているか否かを判定する
ステップ(ステップn34)を設けたが、この実施例で
は、このステップを、視聴者が予め受信装置において設
定したトランスポートストリームIDか否かを判定する
ステップ(ステップn340)に置き換えたものであ
る。
【0070】変更後の番組番号のトランスポートストリ
ームIDが、視聴者が予め受信装置で設定したものであ
れば、制御部108はトランスポンダの受信の切り替え
と並行して、番組番号yのトランスポートストリームI
D=Tyを持つプライベートセクションで送られてきた
PATをテーブル記憶部106から読み出して、番組番
号yに対応したPMT_PIDを抽出する(ステップn
35)。変更後の番組番号のトランスポートストリーム
IDが視聴者が予め受信装置で設定したものでなけれ
ば、制御部108はトランスポンダの受信の切り替えを
行って(ステップn36)からトランスポートストリー
ムID=TyのPATを受信して新たにテーブル記憶部
106に格納し、番組番号yに対応したPMT_PID
を抽出する(ステップn37)。後の処理は、第3の実
施例と全く同様である。
【0071】この実施例によれば、上述の第3の実施例
の処理ステップにおいて、番組番号変更時に変更前と変
更後のトランスポンダ同士が隣接しているかどうかを判
定するステップを、番組変更時に視聴者が予め設定した
トランスポートストリームIDに属するかどうかを判定
するステップに置き換えることで、視聴者が予め設定し
たトランスポートストリームIDをもったトランスポン
ダへの切り替えを伴う番組変更に要する時間を短縮し
て、トランスポンダの切り替えを伴わない番組変更に要
する時間との時間差を少なくすることができ、視聴者に
与える違和感を軽減できる。
【0072】(実施例5)次に、本発明の第5の実施例
について説明する。
【0073】この第5の実施例の基本構成は、図1に示
される第1の実施例の基本構成と同様である。
【0074】この実施例においても第1の実施例と同様
に、番組番号の上位4ビットにトランスポンダの番号を
割り当てるとともに、第1の実施例と同様に、トランス
ポンダ番号とトランスポートストリームIDの関係を表
1の通りとし、トランスポートストリームIDと番組番
号の関係を表2の通りとする。
【0075】この実施例では、第3の実施例と同様に、
送信側から全トランスポンダのPAT(この場合最大1
6個)をMPEG2のプライベートセクションで送出す
る。
【0076】この実施例における番組番号変更時の処理
を、図7のフローチャートに基づいて説明する。
【0077】上述の第3の実施例では、番組番号変更時
に変更前の番組番号のトランスポンダと変更後の番組番
号のトランスポンダが隣接しているか否かを判定するス
テップ(ステップn34)を設けたが、この実施例で
は、このステップを最近受信したK個(Kは自然数)の
異なるトランスポンダのトランスポートストリームID
に含まれているか否かを判定するステップ(ステップn
341)に置き換えたものである。すなわちプライベー
トセクションで送ってきているPATのうち、そのトラ
ンスポートストリームIDが、最近に受信したK個の異
なるトランスポンダのトランスポートストリームIDと
一致するものを制御部108が判断してテーブル記憶部
106に格納しておく。Kの値は、例えば2〜6として
おけばよいが、もちろんもっと多くとってもよい。変更
後の番組番号のトランスポートストリームIDが最近受
信したK個のトランスポンダのものであれば、制御部1
08はトランスポンダの受信の切り替えと並行して、番
組番号yのトランスポートストリームID=Tyを持つ
プライベートセクションとして送られてきたPATをテ
ーブル記憶部106から読み出して、番組番号yに対応
したPMT_PIDを抽出する(ステップn35)。変
更後の番組番号のトランスポートストリームIDが最近
受信したK個のトランスポンダのものでなければ、制御
部108はトランスポンダの受信の切り替えを行って
(ステップn36)からトランスポートストリームID
=TyのPATを受信して新たにテーブル記憶部106
に格納し、番組番号yに対応したPMT_PIDを抽出
する(ステップn37)。後の処理は第3の実施例と全
く同様である。
【0078】この実施例によれば、第3の実施例の処理
ステップにおいて、番組番号変更時にトランスポンダが
隣接しているかどうかを判定するステップを、番組番号
変更時に最近受信したK個の異なるトランスポンダのト
ランスポートストリームIDに属するかどうかを判定す
るステップに置き換えることで、最近受信したK個のト
ランスポンダへの切り替えを伴う番組変更に要する時間
を短縮して、トランスポンダの切り替えを伴わない番組
変更に要する時間との時間差を少なくすることで、視聴
者に与える違和感を軽減できる。
【0079】(実施例6)次に、本発明の第6の実施例
について説明する。
【0080】この第6の実施例の基本構成は、図1に示
される第1の実施例の基本構成と同様である。
【0081】この実施例においても第1の実施例と同様
に、番組番号の上位4ビットにトランスポンダの番号を
割り当てるとともに、第1の実施例と同様に、トランス
ポンダ番号とトランスポートストリームIDの関係を表
1の通りとし、トランスポートストリームIDと番組番
号の関係を表2の通りとする。
【0082】この実施例では、第3の実施例と同様に、
送信側から全トランスポンダのPAT(この場合最大1
6個)をMPEG2のプライベートセクションで送出す
る。
【0083】この実施例における番組番号変更時の処理
を、図8のフローチャートに基づいて説明する。
【0084】上述の第3の実施例では、番組番号変更時
に変更前の番組番号のトランスポンダと変更後の番組番
号のトランスポンダが隣接しているか否かを判定するス
テップ(ステップn34)を設けたが、この実施例で
は、このステップを視聴者が頻繁に利用するトランスポ
ンダのトランスポートストリームIDに含まれているか
否かを判定するステップ(ステップn342)に置き換
えたものである。
【0085】過去L回(Lは自然数)の番組番号変更時
に設定されたL個のトランスポンダのトランスポートス
トリームIDの内、最も多かった上位M個(MはL以下
の自然数)を、視聴者が頻繁に利用するトランスポンダ
のトランスポートストリームIDであるとする。Lの
値、Mの値は、例えばL=40、M=5としておけばよ
いが、Mの設定値はトランスポンダ個数を越えなければ
任意である。
【0086】プライベートセクションで送られてくるP
ATのうち、そのトランスポートストリームIDが視聴
者が頻繁に利用するトランスポンダのトランスポートス
トリームIDと一致するものを制御部108が判断し
て、テーブル記憶部106に格納しておく。変更後の番
組番号のトランスポートストリームIDが視聴者が頻繁
に利用するトランスポンダのものであれば、制御部10
8はトランスポンダの受信の切り替えと並行して、番組
番号yのトランスポートストリームID=Tyを持った
PATをテーブル記憶部106から読み出して、番組番
号yに対応したPMT_PIDを抽出する(ステップn
35)。変更後の番組番号のトランスポートストリーム
IDが視聴者が頻繁に利用するトランスポンダのもので
なければ、制御部108はトランスポンダの受信の切り
替えを行って(ステップn36)からトランスポートス
トリームID=TyのPATを受信して新たにテーブル
記憶部106に格納し、番組番号yに対応したPMT_
PIDを抽出する(ステップn37)。後の処理は、第
3の実施例と全く同様である。
【0087】この実施例によれば、第3の実施例の処理
ステップにおいて、番組番号変更時にトランスポンダが
隣接しているかどうかを判定するステップを、視聴者が
頻繁に利用するトランスポンダのトランスポートストリ
ームIDに属するかどうかを判定するステップに置き換
えることで、視聴者が頻繁に利用するトランスポンダへ
の切り替えを伴う番組変更に要する時間を短縮して、ト
ランスポンダの切り替えを伴わない番組番号の変更に要
する時間との時間差を少なくすることができ、視聴者に
与える違和感を軽減できる。
【0088】なお、第1〜第6の各実施例では、番組番
号におけるトランスポンダ番号の割り当てを上位4ビッ
トとしたが、番組番号の一部分でのJビット(Jは番組
番号のビット幅未満の自然数)としてもよい。
【0089】なお、第1〜第6の実施例において、衛星
放送におけるトランスポンダ番号をディジタル地上波放
送やディジタルCATV放送の物理チャネルとしても全
く同様のことがいえる。
【0090】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、番組番号
の一部にトランスポンダ番号を割り当て、番組番号の変
更の際には、変更設定された番組番号からトランスポン
ダの番号を識別するので、トランスポンダの受信の切り
替えを伴う番組番号の変更時に、変更設定された番組番
号の属するトランスポンダの番号をサーチする必要がな
くなり、番組変更に要する時間を短縮し、トランスポン
ダの切り替えを伴わない番組変更と、トランスポンダの
切り替えを伴う番組変更との時間差を少なくすることが
でき、視聴者に与える違和感を低減することができる。
【0091】また、プライベートセクションで全トラン
スポンダのPATを送信することで、トランスポンダの
切り替えを伴う番組変更に要する時間を一層短縮し、視
聴者に与える違和感をさらに軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信装置の構成図である。
【図2】番組番号におけるトランスポンダ番号の割り当
てを示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例の動作説明に供するフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例の動作説明に供するフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の第3の実施例の動作説明に供するフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の第4の実施例の動作説明に供するフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の第5の実施例の動作説明に供するフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の第6の実施例の動作説明に供するフロ
ーチャートである。
【図9】従来例の動作説明に供するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
101 受信部 102 受信トランスポンダ切替部 103 復調部 104 チャネルデコード部 105 トランスポートストリーム分離部 106 テーブル記憶部 107 データストリーム記憶部 108 制御部 109 クロック再生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 7/20 7/24 (72)発明者 久保田 正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−219279(JP,A) 特表 平8−506469(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/44 H04N 7/08 H04N 7/20 H04N 7/24 G01S 13/75 - 13/79 H04H 1/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側において、番組番号の一部を、該番
    組番号の番組を送信するトランスポンダの番号とし、 受信側において、番組番号の変更の際には、変更設定さ
    れた番組番号からその番組を送信するトランスポンダの
    番号を識別し、識別されたトランスポンダの番号が、受
    信中のトランスポンダの番号と同一であるか否かを判定
    し、同一でないと判定されたときには、前記識別された
    トランスポンダの番号のトランスポンダへ受信の切り替
    えを行うことを特徴とするディジタル衛星放送における
    番組切替方法。
  2. 【請求項2】送信側において、番組番号の一部を、該番
    組番号の番組を送信するトランスポンダの番号とし、 受信側において、番組番号の変更の際には、変更設定さ
    れた番組番号からその番組を送信するトランスポンダの
    番号を識別するステップと、識別されたトランスポンダ
    の番号が、受信中のトランスポンダの番号と同一である
    か否かを判定するステップと、同一でないと判定された
    ときに、前記識別されたトランスポンダの番号のトラン
    スポンダへの受信に切り替えるステップと、変更設定さ
    れた番組番号の含まれる番組連関表で、その番組番号に
    対応した番組マップ表パケット識別子を抽出するステッ
    プと、抽出された番組マップ表パケット識別子をもった
    番組マップ表で、前記変更設定された番組番号に対応し
    たエレメンタリパケット識別子を抽出するステップと、
    抽出された前記エレメンタリパケット識別子をもったパ
    ケットをトランスポートストリームから抜き出すステッ
    プとを備えることを特徴とするディジタル衛星放送にお
    ける番組切替方法。
  3. 【請求項3】送信側において、番組番号の一部を、該番
    組番号の番組を送信するトランスポンダの番号とし、各
    トランスポンダのトランスポートストリームに、全トラ
    ンスポンダの番組連関表をプライベートデータとして送
    出し、 受信側において、番組番号の変更の際には、変更設定さ
    れた番組番号からその番組を送信するトランスポンダの
    番号を識別するステップと、識別されたトランスポンダ
    の番号が、受信中のトランスポンダの番号と同一である
    か否かを判定するステップと、同一であると判定された
    ときに、変更設定された番組番号の含まれる番組連関表
    で、その番組番号に対応した番組マップ表パケット識別
    子を抽出するステップと、同一でないと判定されたとき
    に、前記識別されたトランスポンダの番号のトランスポ
    ンダへ受信の切り替えを行うのと並行して、前記プライ
    ベートデータとして送出された番組連関表から前記変更
    設定された番組番号に対応した番組マップ表パケット識
    別子を抽出するステップと、抽出された番組マップ表パ
    ケット識別子をもった番組マップ表で、前記変更設定さ
    れた番組番号に対応したエレメンタリパケット識別子を
    抽出するステップと、抽出された前記エレメンタリパケ
    ット識別子をもったパケットをトランスポートストリー
    ムから抜き出すステップとを備えることを特徴とするデ
    ィジタル衛星放送における番組切替方法。
  4. 【請求項4】送信側において、番組番号の一部を、該番
    組番号の番組を送信するトランスポンダの番号とし、各
    トランスポンダのトランスポートストリームに、全トラ
    ンスポンダの番組連関表をプライベートデータとして送
    出し、 受信側において、番組番号の変更の際には、変更設定さ
    れた番組番号からその番組を送信するトランスポンダの
    番号を識別するステップと、識別されたトランスポンダ
    の番号が、受信中のトランスポンダの番号と同一である
    か否かを判定する第1の判定のステップと、同一でない
    と判定されたときに、識別されたトランスポンダの番号
    のトランスポンダが所定の条件を満たすか否かを判定す
    る第2の判定のステップと、前記所定の条件を満たさな
    いと判定されたときに、前記識別されたトランスポンダ
    の番号のトランスポンダへ受信の切り替えを行うステッ
    プと、変更設定された番組番号の含まれる番組連関表
    で、その番組番号に対応した番組マップ表パケット識別
    子を抽出するステップと、前記所定の条件を満たすと判
    定されたときに、前記識別されたトランスポンダの番号
    のトランスポンダへ受信の切り替えを行うのと並行し
    て、前記プライベートデータとして送出された番組連関
    表から前記変更設定された番組番号に対応した番組マッ
    プ表パケット識別子を抽出するステップと、抽出された
    番組マップ表パケット識別子をもった番組マップ表で、
    前記変更設定された番組番号に対応したエレメンタリパ
    ケット識別子を抽出するステップと、抽出された前記エ
    レメンタリパケット識別子をもったパケットをトランス
    ポートストリームから抜き出すステップとを備えること
    を特徴とするディジタル衛星放送における番組切替方
    法。
  5. 【請求項5】前記所定の条件は、識別されたトランスポ
    ンダの番号と前記受信中のトランスポンダの番号との差
    の絶対値が、所定値以下であるか否かである請求項4に
    記載のディジタル衛星放送における番組切替方法。
  6. 【請求項6】前記所定の条件は、識別されたトランスポ
    ンダの番号が、予め設定されているトランスポンダの番
    号に含まれているか否かである請求項4に記載のディジ
    タル衛星放送における番組切替方法。
  7. 【請求項7】前記所定の条件は、識別されたトランスポ
    ンダの番号が、それまでに受信した複数のトランスポン
    ダの番号に含まれているか否かである請求項4に記載の
    ディジタル衛星放送における番組切替方法。
  8. 【請求項8】前記所定の条件は、識別されたトランスポ
    ンダの番号が、視聴者が頻繁に利用するトランスポンダ
    の番号であるか否かである請求項4に記載のディジタル
    衛星放送における番組切替方法。
  9. 【請求項9】前記頻繁に利用するトランスポンダの番号
    は、過去L回(Lは自然数)の番組番号の変更時に設定
    されたトランスポンダの番号の内、設定回数の多かった
    上位M個(MはL以下の自然数)のトランスポンダの番
    号である請求項8に記載のディジタル衛星放送における
    番組切替方法。
  10. 【請求項10】番組番号の一部を、該番組番号の番組を
    送信するトランスポンダの番号として送信するディジタ
    ル衛星放送を受信する装置であって、 変更設定される番組番号からその番組を送信するトラン
    スポンダの番号を識別する識別手段と、 識別されたトランスポンダの番号が、受信中のトランス
    ポンダの番号と同一であるか否かを判定する判定手段
    と、 判定手段で同一でないと判定されたときに、識別された
    トランスポンダの番号のトランスポンダへ受信の切り替
    えを行う切り替え手段と、 を備えることを特徴とするディジタル衛星放送受信装
    置。
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