JPH09130607A - グレースケールイメージプリント方法 - Google Patents
グレースケールイメージプリント方法Info
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- JPH09130607A JPH09130607A JP8162072A JP16207296A JPH09130607A JP H09130607 A JPH09130607 A JP H09130607A JP 8162072 A JP8162072 A JP 8162072A JP 16207296 A JP16207296 A JP 16207296A JP H09130607 A JPH09130607 A JP H09130607A
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Abstract
を回避しながら、グレースケールイメージをプリントす
る方法を提供する。 【解決手段】 グレースケールイメージをプリントする
方法。スライディングウィンドウメモリは、露光データ
のアレイをストアする。このメモリは、ゼロの値によっ
て初期化される(80)、次に、このメモリをアドレス
処理して(82)、このアレイの最後の行を、露光デー
タで満たす。次に、この露光データに基いて、マイクロ
イメージを発生させる(84)、その後、このアレイ中
のデータをディクレメントする(86)。プリントすべ
きページが完了していない場合には、アレイのアドレス
を回転させて(82)、第1行用のデータを欠落させ、
他の行用のデータを、次の行として再度アドレス処理さ
せ、更に、新しいデータをこの最後の行にストアする。
Description
器(SLM)を有する電子写真印刷に関するもので、特
に、時間積分値を表わすと共に、スライドウィンドウメ
モリを有するSLMに供給するために選択されたデータ
を有するグレースケール(grayscale−無彩
色)イメージを発生するものに関する。
くの利用分野が知られており、重要分野の1つとして
は、電子写真印刷である。一般に、このSLMは、光放
射、光伝送または光反射エレメントのアレイであり、通
常個々のエレメントが、電子信号によってアドレス可能
(adressable)となっている。多くのSLM
はバイナリ動作するもので、ON状態またはOFF状態
に、これらエレメントを切換えるアドレススキームを有
しており、これによって、イメージを形成する。
タルマイクロ・ミラーデバイス(DMD)が存在し、こ
のデバイスは、変形可能なミラーデバイスとも称されて
いる。このDMDには、数百または数千の微少な傾斜ミ
ラーからなるアレイが設けられている。これらミラーを
傾斜できるようにするために、各ミラーを、支持ポスト
上に装着された1個またはそれ以上のヒンジに取付け
る。これらヒンジを、下層のアドレス回路網上のエアー
ギャップによって離間させている。このアドレス回路に
よって静電力が与えられ、この静電力によって、各ミラ
ーが選択的に傾斜する。また、プリント(印刷)技術の
応用例では、DMDを露光データでアドレス処理すると
共に、このデータに従って、各ミラーからプリンタドラ
ムに対して、光を選択的に反射させたり、または反射さ
せないようにしている。
導電性(“OPC”)ドラムを利用している。使用する
光導電体のタイプに依存して、このドラムを帯電または
放電させることによってトナーを吸引しており、光をこ
のドラムに反射させることによってこの帯電または放電
を完了させている。アレイ毎にドラムを露光することに
よって1頁をプリントしている。このドラムを、処理方
向として知られている方向に回転させ、データの重なっ
たアレイをこのドラム上で重畳させることによって、ド
ラム上に帯電(または放電)を蓄積させる。これは、数
回の露光を積分することによって行われる。従ってこの
帯電を時間的に蓄積する。次にこのトナーを用紙に転写
する。
変調器プリンタおよび作動方法”には、OPCドラムを
露光する空間光変調器の利用が記載されている。この特
許を、本明細書で援用する。
着)するトナーの量は、この点の帯電(または放電)の
レベルの関数である。この理想的な場合には、グレース
ケール(無彩色)印刷(グレーの多くのシェード(明暗
或いは濃淡)を発生すること)が、各ポイントの帯電ま
たは放電を単に調整することによって実行でき、これに
よって、各ポイントのトナーの量を制御して、これによ
って所望のグレースケールをプリントする。しかしなが
ら、このようなアプローチ方法では、限られた数のグレ
ーのシェードのみが得られるだけである。
グレースケールは、人間の目の能力による利益を採用し
て、領域全体を積分することによって発生される。例え
ば、中間レベルのグレーより明るい、および暗い小さな
ドットを、互いに隣接してプリントした場合に、中間レ
ベルグレードットを知覚するようになる。また、例え
ば、1/600インチ平方の2つの明るいグレードット
および1/600インチ平方の2つの暗いグレードット
を、正方形中にプリントした場合に、人間の目は、これ
ら4つのドットを積分して1/300インチ平方の中間
グレードットを知覚するようになる。
助するに当り、SLMを少なくとも2つの方法で変調す
ることができる。即ち、強度変調および空間変調方法で
ある。これら変調技術を組合せることもできる。これら
変調技術は、TI社へ譲渡され、且つ本明細書に援用さ
れている。即ち、米国特許出願第08/038,398
号“ディジタルマイクロミラープリンタ用のプロセスお
よびアーキテクチュア”である。露光すべき各イメージ
(像)に対して、このSLMによって、一連のマイクロ
イメージを発生し、これらによって、露光動作期間及び
露光領域をピクセル毎に変えることが可能となる。
いて、このSLMをアドレス動作させる必要があるの
で、その結果、このSLMによって、各ピクセルを適当
な時間(at appropriate times)
露光する。このSLMを基本的に採用したプリントシス
テムの最終目的は、このアドレス動作を、最小限の処理
およびメモリの最小限の要求の下で実現することであ
る。
テムを有するグレースケールプリント用時間積分に関す
るものである。このSLMへ供給されるデータをストア
する“スライディングウィンドウ”アプローチを利用
し、このSLMは、マイクロイメージを発生することが
可能な形態のデータを受信するようになる。しかし乍
ら、多数のマイクロイメージ用のデータを一度にストア
する代りに、露光値の単一アレイを操作して、各マイク
ロイメージを捕獲するようにする(so as toa
ccount for each microimag
e)。
するイメージをプリントする方法が提供され、この方法
では、露光値が、SLMアレイのサイズと等しいスライ
ディングウィンドウメモリ中にストアされる。露光値
は、このイメージのピクセルに相当するが、このスライ
ディングウィンドウメモリ(およびこのSLMアレイ)
は、印刷すべきイメージの総合計ライン数の部分集合
(subset)である。これら露光値の現在状況(c
urrent state)に基いて、SLMは、マイ
クロイメージを、回転している導電性ドラム上に発生さ
せる。次に、このスライディングウィンドウメモリ内の
露光値がディクレメントされて、このマイクロイメージ
が捕獲される。また、これら露光値の各行が、このスラ
イディングウィンドウメモリの先行する行に対して、再
度アドレス処理されると共に、プリントすべきイメージ
の次のライン用の露光値の行を、このスライディングウ
ィンドウメモリの最後の行に対して再度、アドレス処理
する。この再アドレス処理は、ポインタで実行されるの
で、実際のメモリのコピー動作を必要としなくなる。こ
れらステップを、以下の状態まで繰返し行なう。即ち、
イメージのすべてのラインに対す露光値を利用して、そ
れらの対応するマイクロイメージが発生されるまで繰返
し行われる。
は、ピクセルの領域が露光されるべき回数を表わす。ま
た、他の実施例によれば、これら露光値は、光強度の単
位で表わされる露光レベルを表わす。
ルイメージをプリントするプリンタである。このプリン
タは、スライディングウィンドウアレイをストアするよ
うに動作可能なメモリを有し、このスライディングウィ
ンドウアレイは、複数の行を有すると共に、プリントす
べきラインに対する露光情報を有する。また、このプリ
ンタは、光源およびSLMを具備している。回転型光導
電性ドラムによって、個々のエレメントによって反射さ
れた光を受光し、露光情報に基いて、マイクロイメージ
が発生されるようになる。プロセッサが、メモリ、光
源、空間光変調器、およびドラムに接続されこれらを制
御する。このプロセッサを作動させることによって、こ
の露光情報をディクレメントして、最後に発生させたマ
イクロイメージを捕獲し、このアレイの各行を露光情報
の次の行に対して再アドレスし、ならびにこのアドレス
の最後の行を、プリントすべきイメージの次のラインに
対する露光値に対して再アドレスすることが可能とな
る。
ールイメージを、低コストで且つ複雑化しないでプリン
トできることである。特に、プリントすべきラインの露
光情報をストアするスライディングウィンドウメモリを
利用することによって、メモリスペースを余り必要とし
ないと共に、複雑な処理を余り必要としない効果があ
り、この結果として、システムのコストを大幅に低減で
きるようになる。
(SLM)がディジタルマイクロミラーデバイス(DM
D)であるプリンタシステムに関連するものである。し
かし乍ら、同じ概念を、他のタイプのピクセルアレイイ
メージングデバイスを利用したプリンタシステムに適用
できるものである。DMDアレイの代りに、液晶素子の
アレイを有するプリンタを利用することも可能である。
一般に、DMDの場合には、このイメージ(像)がミラ
ーエレメントによって発生されるが、ピクセルアレイデ
バイスでは“ピクセル”または“エレメント”の用語を
しばしば利用することがある。通常、アレイのピクセル
は、イメージのピクセルと一対一対応していると共に、
以下の説明では、このことがこのようなケースとならな
い場合の説明である。
する、本発明によるプリンタ露光ユニット10を表わ
す。このDMD12の個々の反射エレメントを、“ミラ
ー”または“ミラーエレメント”と称するものとする。
タイプのものが、米国特許第4,662,746号“空
間光変調器および方法”;米国特許第4,956,61
9号“空間光変調器”;米国特許第5,061,049
号“空間光変調器および方法”;米国特許第5,03
8,857号“マルチレベル変形可能なミラーデバイ
ス”;および米国特許出願第08/171,303号
“マルチレベルディジタルマイクロミラーデバイス”に
記載されている。これらの特許の各々は、TI社に譲渡
されていると共に、本明細書に援用されている。
ントは、垂直方向に整列されている。しかし乍ら、他の
実施例では、このDMD12の各行を互い違いにするこ
とが可能で、個々のミラーエレメントを、行毎にオフセ
ット配置する。これら行をオフセットすることによっ
て、クロスプロセス(cross−process)方
向における空間変調に利益が得られる。この利益につい
ては、米国特許出願第08/100,892号“クロス
プロセス方向における空間変調用装置および方法”に記
載されており、同様にTI社へ譲渡されていると共に、
本明細書に援用されている。
ーエレメントを4行のみで、各行当り16個のミラーを
有している。しかし乍ら、実際の応用例では、DMD1
2は、更に多くの行および列を有するものである。代表
的なDMD12は、1000個またはそれ以上のミラー
エレメントを各行毎に有している。光源14からの光
を、各ミラーエレメントのONまたはOFF状態に従っ
て、OPCドラム16上に反射させる。この状態は、露
光データメモリ13から供給されたデータによって決定
される。以下で説明するように、メモリ13は、1ライ
ン期間中、アドレス処理すべき各ミラーに対して、1ビ
ットのデータを送給する。
って反射されると共に焦点合せされる。図1で示すよう
に、DMD12からの光が、OPCドラム16上に入射
する。これに併って、各ミラーによってこのイメージ上
の1ピクセルに対して光が与えられる。これらピクセル
の1ラインのみを説明のために図示しているが、多くの
ラインを、DMD12によって同時に照射することは明
らかである。各ピクセルが露光されるか否かによって、
トナーの吸引に対して、帯電(チャージ)されるか、ま
たは放電(ディスチャージ)されるようになる。これら
ピクセルの2つの代表的なサイズは、1/300インチ
平方および1/600インチ平方となっており、勿論、
他のサイズも本発明の技術的範囲である。次に、このド
ラム16が印刷すべき用紙上で回転すると共に、トナー
がこのドラム16から用紙上に転写され且つ融着され、
これらピクセルのラインによってこの用紙上に1ライン
が印刷(プリント)されるようになる。
2上のミラーの異なった行からドラム16上のピクセル
の1ラインに異なった時間に(at diffiren
ttimes)光するようになる。露光時間の所望の量
は、光源14をパルス状に作動させるか、この光源14
をON状態にして、ミラーを適当な時間(at the
appropriate times)だけON/O
FFスイッチング作動させることによって実現できるよ
うになる。一例によれば、これらミラーのONまたはO
FF状態、または光源14の振幅を、ドラムの動きの各
ラインに対して、1回更新する(各ライン期間)。しか
し乍ら、本発明の技術的思想を逸脱することなく、多く
の他の更新スピードを利用できる。
ム16の回転中に、4つの異なる時間間隔で4つのミラ
ー22〜28の列によって露光する。これら時間間隔の
各々は、“ライン期間”である。同様に、ピクセル46
をミラー38〜44で露光する。これらピクセルの第2
行であるピクセル21を、ミラー22〜28で露光する
が、ピクセル20より1ライン期間遅い。従って、ドラ
ム16の各ピクセルを、4つの連続したライン期間中
に、DMD12の同一行中の4つの異なったミラーに供
給されるデータに従って露光する。
038,398号“ディジタルマイクロミラープリンタ
用のプロセスおよびアーキテクチュア”には、グレース
ケールを発生する方法が開示されているが、本発明によ
るスライディングウィンドウを採用して実行していな
い。イメージ上の1ピクセルにグレーの特定のシェード
(影)を発生する方法には以下のステップが包含されて
いる。最初に、光が、このピクセル(これを、更に小さ
な“フェーズ(phases)”に分割することもでき
る)上に反射させると共に、時間的積分によって蓄積さ
れる。この光によって、このドラムのピクセルを放電
(または帯電)させると共に、3次元電圧プロフィール
を形成する。この光の露光とこの電圧との関係は、非線
形であり、この非線形曲線を、“光誘導放電曲線(Ph
oto−Induced Discharge Cur
ve:“PIDC”)と呼んでいる。生成された電位
を、このドラムに印加すると共に、トナー粒子が接触
(付着)するようになる。このピクセルに付着されるト
ナーの量は、この電圧に対して非線形の関係となる。次
に、このトナーに熱を加えて用紙に融着させる。融着さ
れたトナーの量によってこのグレースケールを決定す
る。
ールとの関係は、必ずしも線形ではなく、実験的または
モデリングによって決定することができる。この関係
は、ルックアップテーブルとして表わすことができ、こ
のテーブルによって、グレースケールを各フェーズで必
要な光の露光に関連させている。以下の説明において
は、用語“グレースケール”とは、ピクセル上の累積的
な光の露光を意味する場合に用いられ、これは実際に知
覚されたグレースケールに言及するものではない。前述
した非線形関係のために、2つの異なった露光プロフィ
ールによって、同じように知覚されたグレースケールが
得られ、また、この代りに、同じ累積的な露光を有する
2つの異なったプロフィールによって、異なった知覚の
グレースケールが得られる。
もので、他の形態のミラーを、同様に利用できることは
明らかである。特に、図1に示したミラーは正方形であ
り、これらは、同形のDMD(isomorphic
DMDs)と称されている。また、異形DMD(ana
morphic DMDs)を利用することもできる。
例えば、アレイ中に示したこれらミラーの半分の高さを
有する矩形DMDを利用できる。更にまた、光学ユニッ
ト18を用いて、これら同型ミラーを効果的に非型ミラ
ーにすることも、またこの逆も可能である。
し、これらはプリントすべきイメージを表わしてる。L
ine0 からLineL-1 として指定された多数のライ
ンをプリントする。これら値の各行は、1ラインに相当
すると共に、このライン上の各ピクセルに対するグレー
スケールデータを含んでいる。図示した例では、各ライ
ンにはn個のピクセルが包含されている。例えば、図2
のアレイの第1行“Line0 ”には、ピクセルPO,O
からPO,n-1 に対するデータが包含されている。以下説
明するように、これらのグレースケール値をメモリ13
中にストアすると共に、DMD12へ供給するマイクロ
イメージデータ用の基礎(basis)として利用す
る。これらマイクロイメージを、時間的に積分して、所
望のグレースケールイメージを得ている。
の光によってイメージの各ピクセルを順次露光する方法
を表わす。例えば、最初に、これらピクセルの1ライン
をミラーエレメントの第1行で露光し、次に第2行で露
光し、更に、これらミラーエレメントの2つの連続した
行から露光するようにする。このことによって、特定の
ピクセル上の露出を累積でき、この結果として、異なっ
たグレースケールのプリント作業が実行できる。
のミラーで露光される。特に、イメージLine0 上の
特定のピクセルが、最初に、ミラーM3 によって露出さ
れ、次に、ミラーM2 により露出され、更に、次にミラ
ーM1 およびM0 と順次露光される。これら露光動作
は、時間t=0からt=3の各々で実行される。実際に
は、これら露光は、同一場所で行われるが、図3の図で
絵図的に表現するために、これら露光が水平方向に広が
って行われる。ミラーM0 〜M3 を、例えば図1のミラ
ー22,24,26,28のように、DMD12の4個
のミラーのいずれかの列となる。
このDMD12は、新しいデータの組でアドレス処理さ
れる。各ミラーに供給されたデータは、このデータがそ
れの露光期間中にONまたはOFFであるべきかを表わ
すようにバイナリ(二進数)表示となっている。アドレ
スすべきDMDのすべてのミラーに対するバイナリデー
タ(即ち、0または1値)を、以下“マイクロイメー
ジ”データと称する。図3の例では、4つのマイクロイ
メージM0 〜M3 が重畳されて、最終イメージを表わし
ている。
のみを完全に露光させるのを表わしているが、他のすべ
てのピクセルを同じ方法で露光させる。同じ列のピクセ
ルを同じミラーエレメントで露光するが、それぞれ異な
るマイクロイメージ値で露光する。また、異なった列の
ピクセルを、異なったミラーエレメントで露光する。
のピクセルによって表わされた“ページ”を下方向に移
動させ乍ら可視できる。図示の例では、DMD12によ
って、ページを1ラインだけ1度に移動させる。それぞ
れの新しい位置において、DMD12は新しいデータを
受信すると共に、新しいマイクロイメージを発生する。
これら各新しい位置において、このイメージの予じめ露
光されたラインのすべて、しかし、上部の1ラインは、
新しいマイクロイメージの一部分である。また、このイ
メージの新しいラインは、新しいマイクロイメージの一
部分でもある。
の検索が行われ、これによって、マイクロイメージをD
MD12に供給する。このメモリ13は、ポインタを利
用して、スライディングウィンドウをシュミレートし、
これには、任意の所定の時間において、グレースケール
データが包含されており、このデータから最新のマイク
ロイメージが取出される。これらポインタを再度指定す
ることによって、このスライディングウィンドウによっ
てページを摺動する。このスライディングウィンドウの
各々の新しい位置において、各ピクセルのグレースケー
ル値を更新して、このピクセルの合計の露光の先行する
マイクロイメージ露光を捕獲する。
グウィンドウアレイを表わす。このアレイをメモリ13
中にストアする。図4に示すように、このスライディン
グウィンドウアレイには、ROWO 〜ROWR-1 で指定
されたR個の行が設けられている。このアレイには、露
光すべき各ピクセルに対する露光値が含まれている。こ
のスライディングウィンドウの行の数は、DMD12に
よって発生したマイクロイメージの行の数に相当する。
アレイ中の露光値を得るためのルックアップテーブル
(参照用テーブル)を図示している。このルックアップ
テーブルによって、所望のグレースケールが、スライデ
ィングウィンドウアレイ中にストアされる露光値にマッ
ピングされる。各露光値は、ピクセルが受ける露光の回
数である。従って、スライディングウィンドウアレイの
行の数は、このルックアップテーブルの露光の最大回数
と同じだけ大きなものである必要がある。例えば、図5
のルックアップテーブルは、この最大露光回数のように
9であり、この結果として、少なくとも9個のスライデ
ィングウィンドウアレイの行が必要となる。
ドウアレイを、すべてゼロで初期化する。次に、イメー
ジの最初のライン用の露光値を、アレイの最後の行とし
てアドレスする。この例では、このアレイの行がポイン
タで識別されるので、1つの場所から他の場所へのデー
タの実際のコピー動作は必要とならない。勿論、本発明
は、データをメモリ中の適当な位置へ書込むようにコピ
ー動作させて実行することもできる。
ージデータをどのように得るかを表わしている。第1の
マイクロイメージに対して、DMD12のミラーのすべ
てのミラーの内、DMD12の最後の行の適当なミラー
を除いて、すべてOFFとなる。この最後の行によっ
て、第1露光期間中に、イメージの第1ラインを露光す
る。DMD ROWR-1 のミラーは、スライディングウ
ィンドウアレイのROW R-1 における情報に依存して、
ONまたはOFFとなる。図示のように、ミラーに対す
る露光値が≧1の場合には、このミラーはONとなる。
また露光値が0の場合には、このミラーはOFFとな
る。
アレイの、第1回の露光後を表わす。ROWR-1 の露光
値はディクレメントされており、これによって、第1回
の露光動作を反映している。このROWR-1 を“ROW
R-2 ”として再アドレスする。更にまた、露光値の新し
い行を、このイメージの第2ライン用にROWR-1 とし
て再アドレスする。これは図2のLine 1である。
イメージを得るプロセスと、次に、このスライディング
ウィンドウの更新は、図2からすべての露光値を利用し
てマイクロイメージを発生するまで続行され、更に、プ
リントすべきページを発生する。
汎用のアプローチ 図8は、本発明による露光値のスライディングウィンド
ウアレイを用いるための一般的なプロセスを表わすフロ
ーチャートである。このプロセスには、前述した図3〜
図7に関連した行の積分ならびに、後述するグレースケ
ールプリント作業の他のタイプのものが記載されてい
る。
ィンドウアレイを0で初期化するものである。ステップ
82では、このスライディングウィンドウアレイを第1
マイクロイメージに対してアドレスする。換言すれば、
第1露光期間中(これは、時間t=0で開始する)、行
ROWR-1 を露光値でロードする。このスライディング
ウィンドウアレイの他のすべての行は、ゼロで初期化し
たままである。
グウィンドウアレイ中の露光値に基いて、マイクロイメ
ージを発生する。このマイクロイメージを発生した後
(これには、マイクロイメージデータをDMD12にロ
ードすることおよびドラム16をステップ86で露光す
ることが包含されており)、このスライディングウィン
ドウアレイをディクレメントする。このディクレメント
動作には、スライディングウィンドウアレイ中の各露光
値から1単位減算することによって実現され、この露光
値は、すでに露光したピクセルに相当する。
ィクレメントした後で、露光値をこのスライディングウ
ィンドウに対して、再アドレスするので、その結果とし
て、このスライディングウィンドウは、ドラム16の新
しい位置に相当するようになる。この結果として、この
プロセスはステップ82に戻ってくる。これら露光値の
行は、アレイの先行する行に対するアドレスを受信する
ようになる。これは、各行が次の行から露光値を受信す
るように行われる。これは、式ROWK =ROWK+1 と
して表わされる。現在、0にまでディクレメントされて
いるべき露光値の頂部行がこのスライディングウィンド
ウから落下するようになる。プリントすべき次のライン
に対する露光値の新しい行を、スライディングアレイの
最後の行としてアドレスする。この結果、ROWR-1 =
Linet となる。この処理は、イメージのすべてのラ
インが露光されてしまうまで、継続される。
多光強度(multiple intensity a
pproach)アプローチを表わす。図3と同様に、
図9は、OPCドラムの1列における数個のピクセルの
露光を表わす。図面を理解しやすくするために、これら
露光を水平方向に拡散させているが、実際には、重畳さ
せている。図9に示したアプローチでは、図1の光源の
輝度または光強度を、それぞれ異なった輝度値にして循
環させている。特に、図9の表示には、4つの異なった
強度I1 ,I2 ,I4 ,I8 が図示されており、ここ
で、第2の輝度を第1の輝度の2倍第3の輝度を第2の
輝度の2倍および第4の輝度を第3の輝度の2倍として
いる。ここで、特定の輝度は、例示の目的だけであり、
他の輝度も同様に利用できる。これら4つの輝度レベル
と共に、4つのミラーを用いて各ピクセルを露光して、
16個のグレースケールレベル(0から15まで、ここ
で8+4+2+1=15)が利用可能となる。
チ用のスライディングウィンドウアレイを表わす。この
スライディングウィンドウアレイの各行には、この行上
の各ピクセルに対する各輝度用の露光データが含まれて
いる。従って、各行は、それ自身、p個の列を有する二
次元アレイであり、ここで“p”は、行のピクセルの個
数であり、また、i個の行を有し、ここで“i”は、こ
のシステムで利用できる異なった輝度レベルの数であ
る。
が特定の輝度レベルで受信すべき露光の回数に相当す
る。この情報が、図11で表わされたようなルックアッ
プテーブルから受信される。図11のルックアップテー
ブルによって、図2のデータから所望のグレースケール
を、各輝度レベルにおいて必要となる露光の回数にマッ
ピングされる。例えば、図10のスライディングウィン
ドウアレイは、グレースケールレベル2を有するROW
R-1 のピクセルP0 と、グレースケールレベル31を有
するピクセルP1 と、グレースケールレベル63を有す
るピクセルPP-1とを表わしている。
間に対して、マイクロイメージが、図10のスライディ
ングウィンドウアレイに基いて発生され、これに続い
て、このスライディングウィンドウアレイをディクレメ
ントすると共にスライディングする。この多輝度アプロ
ーチにおいて、このディクレメント動作は、ゼロより大
きな値を有する各ピクセルの適切な輝度に対する露光値
から1を差引くことによって実現できる。図10の例で
は、輝度I1 における第1回目の露光の後で、ROW
R-1 のピクセルP0 のI1 データ値をディクレメントし
ない。その理由は、この値がゼロであるからである。同
じ行のピクセルP1 に対して、I1 データ値を、3から
2までディクレメントすると共に、ピクセルPP-1 に対
して、データ値I1 を5から4までディクレメントす
る。
決めアプローチ(pulse position ap
proach)を表わす。図3および図9と同様に、図
12は、ドラム16上の数本のラインのピクセルの列
と、DMD12の列のミラーとの間の関連性を表わす。
パルスの位置決めは、これらミラーの各々からの光がド
ラムの何処へ入射するかをコントロールするために利用
される。
ジ毎の“ON”時間を、1/4ピクセル高さで遅延させ
るか、または進ませる。ラインLおよびラインL+1を
オーバーラップするミラーを、ラインLに寄与するよう
に計数する。従って、ライン0上のピクセルを、時間t
=0に、位相P1で輝度I1でミラーM3によって露光
し、時間t=1に、位相P2で輝度I2で露光する等を
実行する。
している。これら位相は、光をOPCドラム上に反射さ
せる時を制御することによって形成できるようになるこ
のような制御は、光源を所望の時間にパルス的に作動さ
せることによって実現するか、または、ミラーを利用し
て、適当な時間だけ光をドラムにスイッチングすること
によって実現する。このドラムは、常時回転しているの
で、何時に光を反射させるかの制御によって、何処の位
置に、この光を論理ピクセル上に入射させるかを制御す
る。従って、このような技術をパルスの位置決めと称す
る。
決めを光の輝度を変化と組合わせることもできる。この
光の輝度を変化させることによって、より多くの異なっ
た露光プロフィールが生成できる。従って、このことに
よってプリントすべきより多くグレースケールが得られ
るようになる。
輝度を利用したシステム用のスライディングウィンドウ
アレイを表わす。このスライディングウィンドウアレイ
の各行には、ピクセルの各フェイズ(位相)用の輝度デ
ータが含まれている。従って、2つの位相を有するピク
セルに対して、および2つの輝度を利用したピクセルに
対して、このアレイの各エレメントは、4つの露光値を
有するようになる。これら4つの値は、第1および第2
輝度レベルにおける所定のピクセルの第1位相に対して
必要な露光回数であり、且つ、第1および第2輝度レベ
ルにおけるこのピクセルのピクセルの第2位相に必要な
露光回数である。
し、このテーブルを利用して、図2のグレースケールを
図13のスライディングウィンドウアレイにマッピング
する。図14に示したように、所望のグレースケール
が、各々の輝度で各位相に対して多数の露光にマッピン
グされる。1ラインの高さとなる露光が得られるような
ミラーと共に、DMD行の数がスライディングウィンド
ウアレイ行の数と等しくなる。この数は、ルックアップ
テーブル中の露光の最大数に輝度の数を掛算した数に等
しくなる。
数および位相の数は単に例示しただけであり、それ以
上、またはそれ以下の輝度および位相を、本発明の技術
的思想から逸脱しない範囲で利用できる。
他の例である。図15で表わされるように、異形ミラー
(または光学系)を利用して、光が正方形でない領域に
露光される。図15の例では、これら領域は、矩形であ
り、4つの位相が、各ピクセルに相当している。図15
に示すように、異形の光学系によって、2つの位相が、
2つのミラーによって、同時に独立して露光される。従
って、各マイクロミラーに対して、スライディングウィ
ンドウアレイ中の2つの位相に対するデータがディクレ
メントされる。
13に示したのと同様のスライディングウィンドウアレ
イを利用するが、各ピクセルが2つの位相および2つの
輝度用のデータより、むしろ、4つの位相および2つの
輝度用のデータを有することを例外としている。図16
は、所望のグレースケールレベルを、図2のアレイから
スライディングウィンドウアレイへマッピングするため
に利用できるルックアップテーブルを表わす。
輝度およびオーバーラップ位相で行われる、他の多くの
組合せも可能である。例えば、異形光学系を、オーバー
ラップ位相を用いず、代りに、マルチ輝度を用いて利用
することも可能である。この異形光学系によって、ピク
セル当り2つのミラーが得られると共に、2つの輝度を
利用するような状況の下では、このスライディングウィ
ンドウアレイは、図13に示したアレイと同一のように
見える。
続)期間変調(PDM)が既知である。このパルス期間
変調によって、パルスの持続期間を、光またはミラー
を、以下のようにスイッチングして制御する。即ち、露
光レベルを、光がOPCドラムに入射する時間期間を制
御することによって行なっている。
ングウィンドウアレイを表わす。図17の例は、3種類
のパルス期間を有し、各期間は、それぞれ異なった遅れ
を有する。ミラーとページ上のラインとの関係をグラフ
ィク表示したものは、図9に示したものと類似してお
り、単に、輝度変調がパルス幅変調に置換えられてい
る。
ールデータを図17のスライディングウィンドウアレイ
にマッピングするために使用されるルックアップテーブ
ルを表わす。図17に示すように、ROWR-1 のピクセ
ルP0 は、15のグレースケールに相当し、ピクセルP
1 は30のグレースケールに相当し、ピクセルP
p-1は、31のグレースケールに相当する同形システム
に対しては、例示的な持続期間は、D1 ,D2 ,D3 に
対して、それぞれ2.5%、5%および10%である。
これらパーセント接続期間は、ライン期間のパーセント
で表わされるのに対して、ライン期間は、1行分だけ回
転させるためのピクセルの1行に対する時間量である。
パルスを遅延させたり、露光の各領域の中心部を整列す
ることが或る応用においては好ましい。このことは、ピ
クセルが露光中にドラム16が回転することから事実で
あり、従って、各露光領域の中心は、その持続時間に依
存するようになる。
形システムに利用できる。図19は、図2のアレイから
グレースケールデータを、パルス期間変調を利用した異
形システム(即ち、図15に類似したもの)、用のスラ
イディングウィンドウアレイに利用されるルックアップ
テーブルを表わす。フェーズP1 およびP3 は、列の2
つの隣接したミラーによって形成され、フェーズP2 お
よびP4 は、その列の他の2つの隣接したミラーによっ
て形成される。適当な持続時間が図19に表わされてお
り、フェーズP1 とP3 に対しては25%であり、P2
とP4 に対しては12.5%である。更にまたフェーズ
P2 とP4 は、6.25%だけ遅延されて、それらの露
光中心がP1 とP3 の露光中心に整列される。
て、図2のアレイからのコントーン(contone)
(=グレースケール)データを適当なスライディングウ
ィンドウアレイにマッピングする。このスライディング
ウィンドウアレイに導入されたデータは、特定の輝度に
おける特定のピクセルまたはフェーズに対する露光回数
に相当する。しかし、このタイプの“露光回数”データ
以外のデータを、これらルックアップテーブルおよびス
ライディングウィンドウアレイにも包含することができ
る。
に対し、各輝度レベルに対する別個の数として表わす代
りに、単一の数として表わされたルックアップテーブル
を表わす。この単一の数は、各フェーズに対する最低の
輝度の単位で表わされた所望の露光を表わす。例えば、
或る基準の輝度レベルに対して1,2,4および8倍
の、4つの輝度レベルを利用したシステムにおいて、1
5の所望の輝度レベルを、輝度レベル8において1回の
露光で表わすことができ、輝度レベル4において1回の
露光、輝度レベル2において1回の露光、ならびに輝度
レベル1において1回の露光が、図11のように表わす
ことができる。しかし乍ら、図20のルックアップテー
ブルでは、15の露光輝度を、15の単一のデータポイ
ントとして導入する。このことによって、スライディン
グウィンドウアレイ用に必要なメモリの量を減らすこと
ができる。その理由は、これらの単一のデータポイント
のみをアレイ中の各エレメントに対して導入するからで
ある。
た、一つのディクレメント手法は以下の通りである。先
ず第1に、繰返しサイクルにおける輝度の合計を演算す
る。1から2へ、4へ、および8への輝度サイクルの例
では、合計は15である。スライディングウィンドウア
レイからの最新の所望の露出がこの合計値より大きい場
合には、対応のミラーを、この最新の輝度レベルに対し
てONにセットすると共に、次に、このピクセル用のス
ライディングウィンドウアレイ入力を、この最新の輝度
によってディクレメントする。この動作は、特定のピク
セルの所望の露光が、繰返しサイクル中の輝度の合計よ
り少なくなるまで継続される。一旦、このことが起る
と、所望の露光のバイナリ表示が、最新の輝度と論理積
演算されるようになる。この演算結果が“1”であれ
ば、対応するミラーをONに切換え、更に、スライディ
ングウィンドウ中の適当な入力をディクレメントする。
ックダイヤグラムを示す。図21に示すように、プロセ
ッサ100は、プリントすべきイメージを表わすデータ
を、データソース102から、直接またはメモリ104
を介して、受信する。このデータソース102として
は、例えばパソコン等のプリントすべきデータを出力で
きるあらゆるデバイスが利用できる。メモリ13を用い
て、プリントすべきデータをストアすると共に、例えば
後でプリントするためのプログラムされたデータのよう
な他のデータをストアする。プロセッサ100には、そ
の動作をコントロールするためのインストラクション
(命令)が保持されている。このプロセッサ100を、
メモリ13、光源14、DMD12およびOPCドラ
ム、ならびにモータ16に接続する。また、このプロセ
ッサ100を、プリンタ用紙処理器、ユーザI/Oおよ
び診断ブロック106に接続する。
光源14とアレイ12とをコントロールすることによっ
て、プリントすべきデータを処理する。例えば、プロセ
ッサ100によって、特定のピクセルに対して書込む必
要のあるグレースケールを決定すると共に、アレイ12
の特定のミラーおよび光源14をコントロールしてこの
ピクセルにおける輝度を決定する。
ィングウィンドウアレイが設けられる。従って、プロセ
ッサ100は、このスライディングウィンドウアレイに
従って、DMDアレイ12と光源14とをコントロール
する。各露出動作の後で、このプロセッサ100は、上
述したように、メモリ13中のスライディングウィンド
ウアレイをディクレメントする。このような方法によっ
て、メモリの要求が大幅に減少できる。特に、グレース
ケール情報を、3個のメモリブロックだけで保持するこ
とができる。第1メモリブロックには、図2のアレイで
表わされたような、ページ上にプリントすべきコントー
ンデータが含まれる。このデータは、図21のブロック
102から受信できる。第2メモリブロックには、前述
したようなルックアップテーブルが含まれている。第3
メモリブロックには、スライディングウィンドウアレイ
が含まれている。プロセッサ100によって、種々のイ
ンストラクションを実行して、メモリ13からこれらメ
モリブロックにアクセスして、図8のフローダイアグラ
ムを実行する。
めの簡単な方法が提供される。3つのタイプの欠陥があ
り、これらは、ブラック欠陥(あるミラーがOFF位置
で固着してしまう)、ホワイト欠陥(あるミラーがON
位置で固着してしまう)、および不均一性の欠陥(ある
ミラーの露光が他に比べて多くなる)が存在している。
生する場合に、ピクセルの露光値を、単にディクレメン
トしないことによって処理できる。この欠陥ミラーに対
するマイクロイメージ値をoffにセットする。
形成して、このホワイト欠陥を除去することによって処
理できる。第1に、最大の露光を決定する。この最大露
光は、ホワイト欠陥の大部分の数を有し、列中のホワイ
ト欠陥から得られる。次に、この露光レベルを、バック
グランド露光レベルとして利用し、このレベルをイメー
ジの各ピクセルまたは、ピクセルフェーズに対する露光
値に加算する。プリント処理中に、このバックグランド
露光は、適当に発生させたスレッシュホールド値を選択
することによって除去できる。このバックグランドの加
算によって、ホワイトディフエクトの効果を、露光中
に、予備減算(pre−subtraction)また
はディクレメント処理によって減少させることができ
る。この予備減算の例として、このバックグランドレベ
ルが8で、ピクセルが、20の所望の露光にマッピング
されるグレースケール値を有する場合に、この露光は、
20+8=28までインクレメントされる。1つ、また
はそれ以上のホワイトディフエクトによって、輝度4を
有するこのピクセルに影響が与えられる場合には、4
を、この所望の露光から減算して、28−4=24の正
味の露光が得られる。この正味の露光は、スライディン
グウィンドウアレイ中にストアされた値である。次に、
上述したスライディングウィンドウ方法を、以下のよう
に利用する。即ち、スライディングウィンドウアレイ中
のピクセルの露光値を、この欠陥を有するミラーが存在
する場合に、ディクレメントしない。また、予備減算の
代りに、このスライディングウィンドウアレイ中のピク
セルの露光値を、この欠陥を有するミラーが存在する場
合に、“強制的に”ディクレメントする。
は、本例では、“ホワイトバランス”と称しており、こ
こでは、余分なホワイト欠陥をDMD12の独立した領
域中にシュミレーションして、ホワイト欠陥の効果を等
化する。各列にn(b)個またはこれより少ない個数の
ブラック欠陥に対して、余分なn(b)個の行を用い
て、喪失した露光を補償する。また、各列におけるn
(w)個、またはそれ以下のホワイト欠陥に対して、余
分なn(w)個の行を加算して、喪失した露光を補償す
る。また、余分なn(w)個の行を、ホワイトバランス
に対して利用して、ホワイト欠陥の効果を等化する。ホ
ワイト欠陥が存在するSLM12の各行に対して、ホワ
イトバランス領域の対応の行における、同数のピクセル
を“off”とする。SLM12の欠陥を有するピクセ
ル発生用のエレメントに対する補償のための対応する列
に、不十分なミラーが存在する場合に、この列のすべて
のミラーを“off”とする。また、ホワイトバランス
領域における他のすべてのミラーを“on”とする。こ
のことによって、一定のバックグランドが得られ、これ
は、適当に発生させたスレッシュホールド値を選択する
ことによって、プリントから除去できる。
スは、SLM12に不均一性を補正する手段を設けるよ
うに変形することができる。まず、2つのタイプの不均
一性が存在する。即ち、一次元のもので、均一性がクロ
スプロセス方向におけるSLMを横切って変化するもの
である。また、二次元のもので、均一性がミラーからミ
ラーまで変化する。通常、前者の不均一性は、照射光の
外れ(falloff)から起るものであり、後者の不
均一性は、この照射光の外れおよびミラー間の反射率の
変動を組合わせたものから起る。
プローチが利用できる。スライディングウィンドウアレ
イにおける露光値をディクレメントする場合は、有効な
露光値だけ減少させる。この有効露光値は、ミラーにお
ける実際の反射率と、露光の強度との積である。一次元
の場合には、これは、以下のように簡易的に処理でき
る。即ち、特定の列が、或る標準のものに比べて、僅か
90%の効率である場合に、この列におけるあらゆるピ
クセルに対する所望の露光値を、それをスライディング
ウィンドウアレイ中にストアするに先立って、10/9
を掛けるだけという簡単な処理である。また、この掛算
係数を、あらゆるホワイト欠陥バックグランド露光レベ
ルに供給することも可能で、このレベルを所望の露光値
に加算する。これらの予じめ補正された露光レベルによ
って、上述したディクレメント手法は、最新の露光によ
るものとなる。このアプローチによる効果としては、す
べての調整が、この所望露光値をスライディングウィン
ドウアレイ中にストアする前に、この露光に対して行わ
れることである。このことによって、スライディングウ
ィンドウプロセス中に、調整を実行する場合に比べて、
少ない処理で実行できるようになる。
されている。しかし乍ら、本発明は、これらの例に限定
されることなく、他の例に適用でき、これら上述の例に
よって、発明をどのように実現するかを単に説明したに
すぎない。従って、上述したものとは異なった情報およ
びルックアップテーブルを有する異なったサイズのスラ
イディングウィンドウアレイは、本発明の技術思想の範
囲内である。これらテーブルおよびアレイは、利用する
コントロール技術によって変化でき、これらのコントロ
ール技術は、上述した技術を組合せたり、変形させるこ
とによって実現できる。例えば、前述したように、互い
違いに配列したアレイを有するシステムを利用できると
共に、そのようなシステム用のスライディングウィンド
ウアレイに;論理ピクセルのフェーズ毎に露光情報を設
けることもでき、また、ルックアップテーブルに、フェ
ーズ毎の列を設けることもできる。
更、置換による方法も、本発明の請求の範囲によって規
定された技術的思想を逸脱しない限り実現可能である。
する。
て、グレースケールイメージをプリントする方法であっ
て、スライディングウィンドウメモリ中に露光データの
アレイをストアするステップと、このスライディングウ
ィンドウメモリは、予じめ決められた数のアドレス可能
な行を有し、これら行の各々によって、前記露光データ
のアレイの行をストアし;この露光データに従ってピク
セルアレイイメージングデバイスのエレメントをアドレ
スすることによって、前記ドラム上にマイクロイメージ
を発生させるステップと;この露光データをディクレメ
ントすることによって、前記マイクロイメージを捕獲す
るステップと;この露光データのアレイの各行を前記ス
ライディングウィンドウメモリの次の行に再アドレスす
るステップと;この露光データの新しい行を、前記スラ
イディングウィンドウメモリの最後の行としてアドレス
するステップと;および前記イメージの全体が露光され
るまで、これら発生、ディクレメント、再アドレスおよ
びアドレスステップを繰返し行なうステップとを具備し
たことを特徴とするグレースケールイメージプリント方
法。
データ値が設けられ、これらデータ値の各々は、前記イ
メージのピクセルを露光すべき回数を表わす、第1項記
載の方法。 (3)前記ディクレメントステップは、ゼロ以外の値を
有する前記露光値から1を差引くことによって実行す
る、第2項記載の方法。 (4)前記ディクレメントステップは、露光輝度の最新
のレベルを表わす値を引算することによって実行する、
第2項記載の方法。
ータ値を有し、これら露光データ値の各々は、前記イメ
ージのピクセルを、特定の光輝度で露光すべき回数を表
わす、1項記載の方法。 (6)前記ディクレメントステップは、最新の輝度値に
相当する前記露光値の各々から1を差引くことによって
実行される、5項記載の方法。
(位相)に分割された複数のピクセルを有すると共に、
前記露出データは、複数個の露出データ値を有し、各デ
ータ値は、前記イメージのピクセルのフェイズを露光す
べき回数を表わす、第1項記載の方法。 (8)前記露出データ値は、更に、このイメージのピク
セルのフェイズを、所定の露出強度で露出すべき回数を
表わす、第7項記載の方法。
タ値を有し、これらデータ値の各々は、前記イメージの
ピクセルが、特定の露光持続期間で露光すべき回数を表
わす、第1項記載の方法。 (10)更に、前記ピクセルアレイイメージングデバイ
スの欠陥のあるエレメントに対する補償ステップを設
け、これらエレメントは、“固着され”、これと組合わ
された欠陥エレメントの場合に、前記露出データの値を
ディクレメントしないように前記ディクレメントステッ
プを実行する、第1項記載の方法。
ジングデバイスのエレメント間の不均一性を補償するス
テップを設け、この補償ステップは、有効な露光値を決
定し、この有効な露光値を引算することによって前記デ
ィクレメントステップを実行することによって実行され
る、第1項記載の方法。
るために用いられるピクセルアレイイメージングデバイ
スの欠陥を有するエレメント、これらエレメントは“固
着”されており、を補償するに方法であって:欠陥のバ
ックグランド値を決定するステップと;この欠陥のバッ
クグランド値を前記ピクセルの各々の露光値に加算し
て、このピクセルに対するバックグランド露光値を発生
するステップと;前記欠陥のエレメントによって影響さ
れるピクセルの露光値から、欠陥の輝度値を差引くこと
によって、露光データのアレイが与えられるステップ
と;スライディングウィンドウメモリ中に、前記露光デ
ータのアレイをストアするステップと;このスライディ
ングウィンドウメモリは、予じめ決められた数のアドレ
ス可能な行を有し、これら行の各々によって露光データ
のアレイの行をストアし;この露光データに従って、ピ
クセルアレイイメージングデバイスのエレメントをアド
レス処理することによって、前記ドラム上にマイクロイ
メージを発生させるステップと;前記露光データが欠陥
を有するエレメントと組合わされている範囲を除いて、
この露光データをディクレメントすることによって前記
マイクロイメージを捕獲するステップと;この露光デー
タのアレイの各行を前記スライディングウィンドウメモ
リの次の行に再アドレスするステップと;この露光デー
タの新しい行を、前記スライディングウィンドウメモリ
の最後の行として、アドレスするステップと;前記イメ
ージ全体が露光されるまで、これら発生、ディクレメン
ト、再アドレスおよびアドレスステップを繰返すステッ
プと;前記プリントプロセスを調整することによって前
記バックグランド露光レベルを除去するステップとを具
備することを特徴とする補償方法。
るために用いられるピクセルアレイイメージングデバイ
スの欠陥を有するエレメント、これらエレメントは“固
着”されており、を補償する方法であって:欠陥のバッ
クグランド値を決定するステップと;この欠陥のバック
グランド値を前記ピクセルの各々の露光値に加算して、
このピクセルに対するバックグランド露光値を発生する
ステップと;スライディングウィンドウメモリ中に、露
光データのアレイをストアするステップと;このスライ
ディングウィンドウメモリは、予じめ決められた数のア
ドレス可能な行を有し、これら行の各々によって露光デ
ータのアレイの行をストアし;この露光データに従っ
て、ピクセルアレイイメージングデバイスのエレメント
をアドレス処理することによって、前記ドラム上にマイ
クロイメージを発生させるステップと;この露光データ
をディクレメントすることによって前記マイクロイメー
ジを捕獲しかつ前記欠陥エレメントを捕獲するステップ
と;この露光データのアレイの各行を前記スライディン
グウィンドウメモリの次の行に再アドレスするステップ
と;この露光データの新しい行を、前記スライディング
ウィンドウメモリの最後の行として、アドレスするステ
ップと;前記イメージ全体が露光されるまで、これら発
生、ディクレメント、再アドレスおよびアドレスステッ
プを繰返すステップと;前記プリントプロセスを調整す
ることによって前記バックグランド露光レベルを除去す
るステップとを具備することを特徴とする補償方法。
用いられる空間光変調器(SLM)の欠陥を有するエレ
メント、これらエレメントは、“固着”している、を補
償する方法であって:前記SLMの余分な行を与えるス
テップと、この余分な行には、ホワイトバランス領域が
設けられ;前記SLMの各列中の前記欠陥のピクセル発
生エレメントの数を決定するステップと;このSLMの
列中の前記欠陥エレメントの各々に対して、エレメント
を、前記ホワイトバランス領域の対応の列を“off”
としてアドレス処理するステップと;前記ホワイトバラ
ンス領域中の他のすべてのエレメントを“on”とアド
レス処理するステップとを具備したことを特徴とする補
償方法。
ースケールイメージを発生するために用いられる空間光
変調器(SLM)のエレメントによって不均一な照射を
補償する方法であって:このSLMの各列に対する効果
率を決定するステップと;このSLMの一列中の前記ピ
クセル発生エレメントに対する露光値に、この列に対す
る前記効率を掛算するステップとを具備し、ここで、前
記露光値が、前記イメージの各ピクセルを露光すべき回
数を表わしたことを特徴とする補償方法。
トする方法。スライディングウィンドウメモリは、露光
データのアレイをストアする。このメモリは、ゼロの値
によって初期化される80、次に、このメモリをアドレ
ス処理して82、このアレイの最後の行を露光データで
満たす。次に、この露光データに基いて、マイクロイメ
ージを発生させる84、その後、このアレイ中のデータ
をディクレメントする86。プリントすべきページが完
了していない場合には、アレイのアドレスを回転させ8
2、第1行用のデータを欠落させ、他の行用のデータ
を、次の行として再度アドレス処理させ、更に、新しい
データをこの最後の行にストアする。
線図。
レイを表わす線図。
間の時間的関係を表わすグラフ。
ンドウアレイを示す図。
ブルを示す図。
処理後の行積分スライディングウィンドウアレイを示す
図。
のフローダイヤグラム。
間の時間的関係を表わすグラフ。
アレイを示す図。
用のルックアップテーブルを示す図。
レイとの間の時間的関係を表わすグラフ。
グウィンドウアレイを示す図。
有するグレースケールルックアップテーブルを示す図。
の間の時間的関係を表わすグラフ。
するシステム用のグレースケールルックアップテーブル
を示す図。
ウアレイを示す図。
用のグレースケールルックアップテーブルを示す図。
ム用のグレースケールルックアップテーブルを示す図。
他のグレースケールルックアップテーブルを示す図。
ダイヤグラム。
Claims (1)
- 【請求項1】 光導電性ドラムのピクセルを露光して、
グレースケールイメージをプリントするに方法であっ
て、 スライディングウィンドウメモリ中に露光データのアレ
イをストアするステップと、このスライディングウィン
ドウメモリは、予じめ決められた数のアドレス可能な行
を有し、これら行の各々によって、前記露出データのア
レイの行をストアし;この露光データに従ってピクセル
アレイイメージングデバイスのエレメントをアドレス処
理することによって、前記ドラム上にマイクロイメージ
を発生させるステップと;この露光データをディクレメ
ントすることによって、前記マイクロイメージを捕獲す
るステップと;この露光データのアレイの各行を前記ス
ライディングウィンドウメモリの次の行に再アドレスす
るステップと;この露光データの新しい行を、前記スラ
イディングウィンドウメモリの最後の行としてアドレス
するステップと;および前記イメージの全体が露光され
るまで、これら発生、ディクレメント、再アドレスおよ
びアドレスの各ステップを繰返し行なうステップとを具
備したことを特徴とするグレースケールイメージプリン
ト方法。
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