JPH09130094A - タブ端子の取付け方法及びタブ端子組合せ体 - Google Patents

タブ端子の取付け方法及びタブ端子組合せ体

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JPH09130094A
JPH09130094A JP7303299A JP30329995A JPH09130094A JP H09130094 A JPH09130094 A JP H09130094A JP 7303299 A JP7303299 A JP 7303299A JP 30329995 A JP30329995 A JP 30329995A JP H09130094 A JPH09130094 A JP H09130094A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タブ端子の端子本体を導電性金属ストリップ
の打ち抜き部分を折り畳んで形成するが、脚は打ち抜き
部分から形成する場合、この折り畳み部分の両重ね半部
が確実に密着して所定の厚みを維持し、また打ち抜き部
分の脚が薄くも回路基板に高い強度を有して取付けるこ
とができる。 【課題解決手段】 タブ端子16は、打ち抜き部分18
A、18Bを折り畳んで形成するが、この折り畳み部分
の一方の重ね半部18Aに設けられた加締め貫通孔30
に他方の重ね半部18Bの材料を充填するように突き出
すことによって両半部18A、18Bを相互に加締め着
して端子本体18を形成し、また端子本体18の2つの
重ね半部18A、18Bに延長部34A、34Bを設け
てこれらの延長部34A、34Bを回路基板60の端子
貫通孔62に係入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電気機器の印
刷配線基板の如き回路基板に取付けられて各種電気機器
等にリード線を介して接続された差込み端子が差込まれ
るべき複数の雄型タブ端子を回路基板に取付ける方法及
びこの取付け方法に使用するのに適したタブ端子組合せ
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回路基板の端子貫通孔に複数のタブ端子
を機械的に連続して挿入するために市販の電子部品自動
挿入機がタブ端子自動挿入機として用いられている。こ
のような部品自動挿入機に用いられるタブ端子組合せ体
は、通常、部品自動挿入機のスプロケットの送り爪が係
入するパーフォレーションを有するテープに所定の間隔
をあけて取付けられ少なくとも1つの脚を有する複数の
タブ端子から成っている。このタブ端子組合せ体は、複
数のタブ端子と共にこれらのタブ端子を保持するテープ
をパーツケースに収納して保管され、タブ端子を取付け
る際には、このタブ端子組合せ体は、パーツケースから
取り出してカセットに収納されてタブ端子自動挿入機に
セットされ、このカセットから繰り出されて自動操作に
よって回路基板に取付けられる。従って、タブ端子組合
せ体は全体的にテープ状であることが要求される。
【0003】従来技術では、このタブ端子組合せ体は、
部品自動挿入機のスプロケットの回転によって端子取付
け位置に送給し、部品自動挿入機のチャックによる把持
とカッターによる切断とによって複数の雄型のタブ端子
を順次その脚で切断して相互に切り離し、各タブ端子の
脚を回路基板の端子貫通孔に貫通して回路基板に挿入
し、その後回路基板の裏側でクリンチャーによって脚を
折り曲げ、このようにして折曲げられた各タブ端子の脚
を回路基板の導電層にはんだ付けして各タブ端子を回路
基板に電気的に接続するように取付けられていた。
【0004】一方、この種の雄型のタブ端子は、銅、銅
合金等の導電性金属ストリップを打ち抜いて形成される
が、この雄型のタブ端子の端子本体は、雌型の差込み端
子との関係から規格上定められた厚みが要求され、例え
ばJIS2809によると、この厚みは、0.5〜0.
8mmであることが要求されている。一方、部品自動挿
入機は、テープ部品のテープから各部品のリード部分
(脚)を切り離して回路基板に挿入するが、このリード
部分が余りに厚く剪断面積が大きいと、剪断に大きな力
を必要とする上にカッターが損傷し易くその耐久性を維
持することができないため、リード部分の断面積は、例
えば約0.28mm2 以下であることが要求されてい
る。従って、規格上定められた厚みを有するタブ端子を
市販の部品自動挿入機を使用して回路基板に挿入するこ
とができないため、専用の部品自動挿入機を必要とし、
不経済であった。
【0005】このため、本出願人は、先に、テープ状の
タブ端子組合せ体の各タブ端子の端子本体を導電性金属
ストリップの打ち抜き部分を折り畳んで所定の厚みに形
成し、一方タブ端子の脚は、導電性金属ストリップの打
ち抜き部分から形成して小さな断面積を維持し、部品自
動挿入機のカッターによって脚である金属ストリップの
打ち抜き部分を切断してタブ端子を回路基板に取付ける
ことができるようにした技術を提案している(実願平4
−46121号(実開昭6−2568号)のマイクロフ
ィルム参照)。
【0006】しかし、タブ端子の端子本体を単に導電性
金属ストリップの打ち抜き部分を折り畳んで形成して
も、この折り畳み部分の両重ね半部は、相互に離反する
傾向があって所定の厚みを維持することができないた
め、差込み端子を確実に嵌合することができない欠点が
あった。
【0007】一方、タブ端子の脚が小さな断面積を有す
ると、切断し易い上に折り曲げ易く、従ってテープ状端
子組合せ体からの切り離し作業や回路基板の反対側でク
リンチャーによって折り曲げ作業を効率よく行うことが
できるが、回路基板を貫通するタブ端子の脚は端子本体
よりも厚みが小さいため、回路基板に取付けられる際の
取付け強度が小さい上に、回路基板の導電層との接続面
積が小さいため電気抵抗が大きくなる欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は、タブ端子の端子本体を導電性金属ス
トリップの打ち抜き部分を折り畳んで形成する際に、こ
の折り畳み部分の両重ね半部が確実に密着して所定の厚
みを維持することができ、従って差し込み端子を確実に
嵌合することができるようにしたタブ端子の取付け方法
を提供することにある。
【0009】本発明が解決しようとする第2の課題は、
折り畳みによって形成された端子本体を有するタブ端子
の脚の断面積が小さくても回路基板に高い強度を有して
取付けることができるタブ端子の取付け方法を提供する
ことにある。
【0010】本発明が解決しようとする第3の課題は、
導電性金属ストリップの打ち抜き部分を折り畳んで形成
される端子本体の折り畳み部分の両重ね半部が確実に密
着して所定の厚みを維持することができ、従って差込み
端子を確実に嵌合することができるようにしたタブ端子
から成るタブ端子組合せ体を提供することにある。
【0011】本発明が解決しようとする第4の課題は、
折り畳みによって形成された端子本体を有するタブ端子
の脚の断面積が小さくても回路基板に高い強度を有して
取付けることができるタブ端子から成るタブ端子組合せ
体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、複数の雄型のタブ端子を有するテープ状タブ端
子組合せ体の1つのタブ端子を他のタブ端子からカッタ
ーで切り離してこの1つのタブ端子を回路基板の端子貫
通孔に貫通して取付ける際に、各タブ端子の端子本体は
導電性金属ストリップの打ち抜き部分を折り畳んで形成
し、各タブ端子の脚は導電性金属ストリップの打ち抜き
部分から形成し、打ち抜き部分の脚を回路基板の端子貫
通孔に貫通して各タブ端子を取付けるタブ端子の取付け
方法であって、各タブ端子の端子本体の折り畳み部分の
一方の重ね半部に設けられた加締め貫通孔に他方の重ね
半部の材料を充填するように突き出すことによって両重
ね半部を相互に加締め着して端子本体が形成されたタブ
端子組合せ体を用いることを特徴とするタブ端子の取付
け方法を提供することにある。
【0013】本発明が解決しようとする第2の課題解決
手段は、第1の課題解決手段によるタブ端子の取付け方
法であって、端子本体の2つの重ね半部の少なくとも一
方は、脚の間を延びるように突出する延長部を有し、こ
の延長部が回路基板の端子貫通孔に脚と共に係入するよ
うにタブ端子を取付けることを特徴とするタブ端子の取
付け方法を提供することにある。
【0014】本発明が解決しようとする第3の課題解決
手段は、第1の課題解決手段によるタブ端子の取付け方
法であって、端子本体の2つの重ね半部は、相互に重ね
合わせられて回路基板の上面に衝合する鍔状の肩部をそ
れぞれ有するタブ端子組合せ体を用いることを特徴とす
るタブ端子の取付け方法を提供することにある。
【0015】本発明が解決しようとする第4の課題解決
手段は、第2又は第3の課題解決手段によるタブ端子の
取付け方法であって、タブ端子の端子本体の延長部は、
その先端が回路基板の反対側の面から僅かに突き出るよ
うに挿入されることを特徴とする端子の取付け方法を提
供することにある。
【0016】本発明が解決しようとする第5の課題解決
手段は、テープに間隔をあけて取付けられた複数の雄型
タブ端子を含み、各タブ端子は、差込み端子が嵌合すべ
き舌状の端子本体と、この端子本体に一体に形成され回
路基板の端子貫通孔に貫通して回路基板にはんだ付けさ
れる脚とから成り、タブ端子の端子本体と脚とは、導電
性金属ストリップを打ち抜いて形成され、端子本体は、
導電性金属ストリップの打ち抜き部分を折り畳んで形成
され、脚は導電性金属ストリップの打ち抜き部分から形
成されているタブ端子組合せ体であって、端子本体の打
ち抜き部分を折り畳んで相互に係合する2つの重ね半部
の一方の重ね半部に加締め貫通孔を有し、2つの重ね半
部は、他方の重ね半部の材料が一方の重ね半部の加締め
貫通孔を充填するように相互に加締め付けされて密着さ
れていることを特徴とするタブ端子組合せ体を提供する
ことにある。
【0017】本発明が解決しようとする第6の課題解決
手段は、第5の課題解決手段によるタブ端子組合せ体で
あって、端子本体の2つの重ね半部の少なくとも一方
は、脚の間を延びるように突出し回路基板の端子貫通孔
に脚と共に係入すべき延長部を有することを特徴とする
タブ端子組合せ体を提供することにある。
【0018】本発明が解決しようとする第7の課題解決
手段は、第5の課題解決手段によるタブ端子組合せ体で
あって、端子本体の2つの重ね半部は、相互に重ね合わ
せられて回路基板の上面に衝合すべき鍔状の肩部をそれ
ぞれ有することを特徴とするタブ端子組合せ体を提供す
ることにある。
【0019】本発明に用いられるタブ端子は、差し込み
端子との嵌合部分である端子本体が所定の規格に合った
厚みを維持しつつ市販の自動部品挿入機によって打ち込
むことができるように脚の断面積を小さくするが、タブ
端子の端子本体を導電性金属ストリップの打ち抜き部分
を折り畳んで形成する際に、この折り畳み部分の一方の
重ね半部に設けられた加締め貫通孔に他方の重ね半部の
材料を充填するように突き出すことによって両半部を相
互に加締め着して端子本体を形成すると、これらの重ね
半部が確実に密着してタブ端子の端子本体の所定の厚み
を維持することができ、従って差し込み端子を確実に嵌
合することができる。
【0020】端子本体の2つの重ね半部の少なくとも一
方は、脚の間を延びるように突出する延長部を有し、こ
の延長部が回路基板の端子貫通孔に脚と共に係入するよ
うにタブ端子を取付けると、脚の断面積が小さくてもこ
の脚と共に回路基板の端子貫通孔に係入する延長部によ
って高い強度を有して回路基板に取付けることができ
る。特に、端子本体の2つの重ね半部の両方に延長部を
設けてこれらの延長部を回路基板の端子貫通孔に係入す
ると、タブ端子は、端子本体と同じ厚みの延長部によっ
て回路基板の端子貫通孔に保持されるので、その取付け
強度は著しく高くなることが解る。
【0021】更に、脚と共に係入される端子本体の延長
部の先端、特に2つの重ね半部の両方の延長部の先端が
回路基板の端子貫通孔から僅かに突出するようにタブ端
子が挿入されると、はんだ付け工程ではんだがこの突出
部分によって良好に付着してはんだ付け強度及びタブ端
子と回路基板の導電層との接続部分の電気特性を向上す
ることができ、またはんだ付けの具合を狭い外部の空間
から容易に観察することができるので、はんだ付け不良
の製品が出荷されることがない。
【0022】各タブ端子の端子本体の2つの重ね半部が
相互に重ね合わせられる鍔状の肩部を有し、タブ端子が
回路基板に取付けられる際に、これらの肩部が回路基板
の上面に衝合すると、各タブ端子を回路基板に安定して
取付けることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面を参照して
詳細に述べると、図1及び図2は本発明に係るタブ端子
組合せ体10を示し、このタブ端子組合せ体10は、部
品(タブ端子)自動挿入機のスプロケットの送り爪が係
入するパーフォレーション12を有するテープ14と、
このテープ14に間隔をあけて設けられた複数の扁平な
雄型のタブ端子16とから成っている。
【0024】各タブ端子16は、差込み端子(図14の
符号28参照)が嵌合すべき舌状の端子本体18と、こ
の端子本体18に一体に形成され図13及び図14に関
連して後に述べる回路基板60の端子貫通孔62に貫通
してこの回路基板60の導電層62にはんだ付けされる
脚20とから成っている。尚、図1において符号18b
は後に述べるように回路基板60に係合する鍔状の肩部
分を示す。
【0025】図示の形態では、テープ14は、タブ端子
16とは別体であるのが示され、複数のタブ端子16
は、図3に示すように、導電性金属ストリップを打ち抜
いて形成されたフレーム付きタブ端子ストリップ22か
ら得られる。タブ端子ストリップ22は、複数のタブ端
子16からそれぞれ延びる2つの脚20に一体に連続す
るフレーム部分24を有し、各タブ端子16は、フレー
ム部分24を隣り合うタブ端子16の中間の切断線C−
C(図3参照)で切断して形成される。尚、図3におい
て符号24aは送り爪等に噛み合わせてタブ端子ストリ
ップ22を送る送り穴を示す。
【0026】このようにして形成された複数のタブ端子
16は、図1及び図2に示すように、所定の間隔となる
ように相互に離間し、フレーム部分24を粘着テープ2
6によってテープ14に貼り付けることによってテープ
14に取付けられて全体的に扁平なテープ状のタブ端子
組合せ体10を形成している。タブ端子16の間隔は、
テープ14のパーフォレーション12の間隔と同じであ
り、各タブ端子16は、パーフォレーション12の隣り
合う孔の中間に位置するように取付けられている。
【0027】このタブ端子16の間隔(ピッチ)は、市
販されている部品自動挿入機をそのまま使用することが
できるように、その規格に合わせて設定される。尚、図
3のように、フレーム部分24をリードフレームとして
そのまま使用することができるが、この場合には隣り合
うタブ端子16の間隔に合わせて専用の自動部品挿入機
を作らなければならない。
【0028】本発明のタブ端子組合せ体10の各タブ端
子16は、先に述べたように、導電性金属ストリップを
打ち抜いて形成されるが、この場合、タブ端子16の端
子本体18は、図3で最も左側の端子本体を展開して示
すように、その頂部を中心線として対称的になるように
2倍の長さにして導電性金属ストリップを打ち抜いて形
成された重ね半部18A、18Bを中心線で折り畳んで
形成され、またタブ端子16の脚20は、導電性金属ス
トリップの打ち抜き部分20Aからそのまま形成されて
いる。このため、端子本体18と脚20とは、金属スト
リップの扁平を維持したままでタブ端子組合せ体10全
体がテープ14と共に全体的にテープ状に形成されるこ
とになる。
【0029】図2から解るように、各タブ端子16の端
子本体18の厚みt18は、脚20の厚みt20の2倍とな
るので、タブ端子に嵌合すべきコネクタの差込み端子
(図14参照)の嵌合性が向上する。また、脚20は、
金属ストリップの厚みのままであり、従って脚20は、
市販の部品自動挿入機で切断して打ち込んだり折り曲げ
たりすることができる範囲の断面積に限定するができる
ので、この部品自動挿入機によって後に述べるようにタ
ブ端子を自動挿入することができる。
【0030】各タブ端子16の端子本体18は、図1及
び図3に示し、また図5(A)(B)に拡大して示すよ
うに、その折り畳み部分の一方の重ね半部18Aに設け
られた加締め貫通孔30に他方の重ね半部18Bの材料
の一部32を充填するように突き出すことによって両重
ね半部18A、18Bを相互に加締め着して形成されて
いる。この場合、加締め貫通孔30に充填される材料の
一部32は、図5(B)に示すように、先ず加締め貫通
孔30の上側から突出するように叩き出し、次いで叩い
た側(図(B)の下側)を裏当てした状態で加締め貫通
孔30の上側から突出する材料32を加締め貫通孔30
に戻すように叩いて図5(C)に示すように加締め貫通
孔30に材料32を充填する。実際には、材料32のこ
の動きはプレスによって連続して一体的に行われる。
【0031】また、端子本体の2つの重ね半部18A、
18Bは、図1、図3及び図4に示すように、2つの脚
20の間を延びるように突出する延長部34A、34B
を有し、これらの延長部34A、34Bは、折り畳み状
態で相互に密着し、図15及び16を参照して後に本発
明の方法に関連して述べるように、回路基板の端子貫通
孔に脚20と共に係入される。この延長部34A、34
Bは、回路基板の端子貫通孔の長さよりも若干長く設定
されているが、その詳細は後に述べる。
【0032】次に、本発明のタブ端子の取付け方法を図
6乃至図14を参照して詳細に述べると、テープ状のタ
ブ端子組合せ体10は、テープ14を所定の長さ毎に交
互に左右にして折り畳んで図示しないパーツケース内に
収納して保管され、このタブ端子組合せ体10から各タ
ブ端子14を取り外して回路基板に取付けるために、図
6乃至図8に示すように、タブ端子組合せ体10は、パ
ーツケースからカセット36に導入して端子自動挿入機
にセットされ、このカセット36から繰り出されるタブ
端子組合せ体10のテープ14のパーフォレーション1
2をタブ端子自動挿入機の図示しないスプロケット又は
送り爪に噛み合わせてこのスプロケットの回転又は送り
爪の移動によってタブ端子組合せ体10の最先端の1つ
のタブ端子16Aをカセット36の出口から導出する取
付け作業位置に送給する。
【0033】図6から解るように、タブ端子組合せ体1
0は、各タブ端子16の端子本体18と脚20の上部と
がカセット36から露出するようにカセット36内に収
納されており、取付け作業位置では、最先端の1つのタ
ブ端子16Aと共にテープ14の部分14Aもカセット
36から露出する。
【0034】図示の形態では、タブ端子自動挿入機40
は、枢支ピン42によって図6の水平位置と図7の垂直
位置との間を揺動する移し替えチャック44と、枢支ピ
ン46によって図7の水平位置と図8の垂直位置との間
を揺動する挿入チャック48と、この挿入チャック48
に把持されているタブ端子16を挿入ガイド50(図9
参照)で案内されながら回路基板60の矩形状の端子貫
通孔62(図13及び図14参照)に押し込むプッシャ
ー52(図9乃至図12参照)と、回路基板60の反対
側にあって端子貫通孔62に貫通されたタブ端子16の
脚20を折り曲げ、切断するクリンチャー兼カッター5
4(図11及び図12参照)とを備えている。移し替え
チャック44は、図6に示すように、タブ端子16の脚
20を切断するカッター56を一体に有している。ま
た、図9に示すように、タブ端子16の脚20を端子貫
通孔62に押し込む際に、端子貫通孔62の反対側から
この端子貫通孔62を貫通して突出し押し込むべき脚2
0の先端を乗せて脚20が確実に端子貫通孔62に押し
込まれるように誘導するガイドピン58が設けられてい
る。
【0035】先ず、図6に示すように、カセット36の
出口から導出された最先端のタブ端子16Aとこの最先
端のタブ端子16Aを保持するテープ部分14Aとの間
に位置するように移し替えチャック44が延び出し、こ
の移し替えチャック44によってタブ端子16Aの脚2
0の上方部分を把持すると共にこの脚2の直下で移し替
えチャック44に保持されているカッター56が脚20
を切断してこの最先端のタブ端子16Aをそのテープ部
分14Aから切り離す(図1のB−B線参照)。
【0036】次いで、図7に示すように、移し替えチャ
ック44は、図6の水平状態から図7の垂直状態になる
まで、タブ端子16Aを把持したまま枢支ピン42を中
心に反時計方向に90°揺動される。この垂直状態で
は、挿入チャック48が移し替えチャック44の垂直位
置でこの移し替えチャック44にオーバラップするよう
に予め待機しており、挿入チャック48は、この移し替
えチャック44からタブ端子16Aを受け取る。移し替
えチャック44及び挿入チャック48は、ほぼ同じ構造
を有し、例えば、挿入チャック48は、図9(B)及び
図10(B)に示すように、1対のチャック片48A、
48Bから成り、これらのチャック片48A、48B
は、電磁開閉機構48Cによって開閉されるようになっ
ている。移し替えチャック44から挿入チャック48に
タブ端子16Aを受け渡す際には、挿入チャック48の
チャック片48A、48Bがタブ端子16Aを把持する
ように閉じた後、移し替えチャック44のチャック片が
開くように所定の順序で開閉動作する。
【0037】図8に示すように、別のカッター57がタ
ブ端子16Aを保持していたテープ部分14Aを後続の
テープ14から切り離し(図1のA−A線参照)、また
挿入チャック48がタブ端子16Aを把持したまま垂直
状態になるまで下降するように90°揺動してタブ端子
16Aを回路基板60の端子貫通孔62に対向する位置
(端子取付け位置)に保持する。
【0038】その後、図9に示すように、挿入チャック
48によって把持されているタブ端子16Aの脚20の
両側から挿入ガイド50が移動してきてタブ端子16A
の脚20がこの挿入ガイド50に挿入された状態とな
る。この状態でガイドピン58が図示しないその駆動機
構によって回路基板60の端子貫通孔62(図13及び
図14参照)を下側から貫通してタブ端子16Aの2本
の脚20を下支えするようにこれらの脚20に衝合し、
またプッシャー52が下降してガイドピン58によって
下支えされているタブ端子16Aの上面に衝合する。
【0039】図10に示すように、挿入チャック48と
挿入ガイド50とが開かれた後、タブ端子16Aは、ガ
イドピン58とプッシャー52とによって挟まれた状態
で、プッシャー52とガイドピン58とが同期しながら
下降することによって脚20及び延長部34A、34B
が回路基板60の端子貫通孔62に挿入される。この場
合、図13及び図14に示すように、回路基板60の端
子貫通孔62に係入する端子本体18の延長部34A、
34Bは、その先端が回路基板60の導電層60aの下
面から僅かに突出するように設定されている。
【0040】タブ端子16Aの端子本体18の肩部分1
8bが回路基板60の上面に係合するまで脚20が回路
基板60の端子貫通孔62に係入すると、ガイドピン5
8は外されるが、プッシャー52がタブ端子16Aを回
路基板60に押し付けているので、タブ端子16Aが回
路基板60から外れることはない。
【0041】次いで、図11及び図12に示すように、
クリンチャー兼カッター54が回路基板60の下面から
突出する脚20に向けて前進し、タブ端子16Aをプッ
シャー52で抑えた状態で、クリンチャー兼カッター5
4のクリンチャー部分で脚20を折り曲げると同時に、
カッター部分で脚20の余分の部分を切り落とす。尚、
図12において符号20aはクリンチャー兼カッター5
4によって切り落とされた脚部分を示す。
【0042】1つのタブ端子16Aが回路基板60の相
応する1つの端子貫通孔62に挿入された後、回路基板
60の他の端子貫通孔62が端子取付け位置となるよう
に回路基板60が図示しないコンベヤによって移送さ
れ、またこの間、端子取り外し位置(カセット36の先
端から露出する位置)に送り出されている次のタブ端子
16B(図6参照)がこの端子貫通孔62に挿入され、
以下順次同様にして所定の数のタブ端子16が回路基板
60に取付けられる。
【0043】このようにして回路基板60に所定のすべ
てのタブ端子16が挿入された後、コンベヤによって回
路基板60をはんだ付け工程に送給し、図13及び図1
4に示すように、回路基板60の導電層62を有する面
とタブ端子16との間をはんだ付けする。図13及び図
14から解るように、タブ端子16は、2本の脚20の
みでなく、端子本体18の重ね半部18A、18Bの延
長部34A、34Bも重ねられた状態で端子貫通孔62
に貫通しているので、タブ端子16は、端子貫通孔62
に安定した状態で係入される上に、はんだ64は脚20
と延長部34A、34Bの両方に付着するので、タブ端
子16を高い機械的強度で回路基板60に取付けること
ができる。また、タブ端子16が脚20と延長部34
A、34Bの両方に跨がって付着するはんだ64によっ
て接続されていると、タブ端子16と回路基板60との
間の接続部の電気抵抗が低くなり、優れた電気特性を有
する回路部品を得ることができる。
【0044】図13及び図14に示すように、重ね半部
18A、18Bの延長部34A、34Bの先端が回路基
板60の導電層62よりも下方に突出していることは、
はんだ64の付着状態を良好にするのに有利である。若
し、この延長部34A、34Bが端子貫通孔62内で終
わっていて引っ込んでいると、この延長部34A、34
Bにはんだ64が付着し難くはんだ切れを生ずる傾向が
あり、また回路基板60の導電層62と延長部34A、
34Bとの間のはんだ64が端子貫通孔62内に引っ込
んでいるため、はんだの付着具合を狭い外部空間から観
察することが難しく、はんだ付けの不具合を看過したま
ま製品を出荷することがある。図示のように、重ね半部
34A、34Bの先端を端子貫通孔62から下方に僅か
に突出すると、はんだ64が延長部34A、34Bの先
端に良好に付着してはんだ切れを生ずることがない上に
はんだ付け部分が盛り上がるので、はんだ64の付着具
合を回路基板60の反対側の狭い空間から充分に観察す
ることができ、はんだ付け不良のまま製品を出荷するこ
とがない。これらの延長部34A、34Bの突出寸法
は、0.4mm程度が好ましい。
【0045】このように、タブ端子自動挿入機40のカ
ッター56又はクリンチャー兼カッター54によって切
断されるべき脚20は、重ね部分ではなく金属ストリッ
プの打ち抜き部分から成っているので、切断部の断面積
が小さくて済むから小さい力で容易に切断したり折り曲
げたりすることができる上にカッターの消耗が少なくて
済むので、カッターの寿命を延長することができて好ま
しい。各脚20の断面積は、最大で約0.28mm2
あるのが好ましい。
【0046】一方、上記したように、タブ端子16の脚
20の外に端子本体18の重ね半部18A、18Bの延
長部34A、34Bが重ね状態で端子貫通孔62に係入
しており、従ってタブ端子16は、これらの延長部34
A、34Bに助けられて高い機械的強度で回路基板60
に取付けられる。これらの延長部34A、34Bは、タ
ブ端子自動挿入機40のカッター56、54によって切
断される必要がないので、端子の切断部の断面積を高め
たりカッターを傷めたりすることがない。
【0047】また、端子本体18の重ね半部18A、1
8Bは、図5(B)に示すように、一方の重ね半部18
Aに設けられた加締め貫通孔30に他方の重ね半部18
Bの材料の一部32が充填されるように相互に加締め付
けしているので、これらの重ね半部18A、18Bは、
相互に離反しようとする傾向が抑制されて相互に密着
し、従って端子本体18は所定の厚みを維持することが
できる。このため、これらの重ね半部18A、18Bを
密着する手段を特別に施す必要がなく、電気機器等に接
続されたリード線の差込み端子28を良好に嵌合するこ
とができる。
【0048】尚、上記の形態では、重ね半部18A、1
8Bの両方に延長部34A、34Bを設けたが、一方の
重ね半部18A又は18Bにのみ延長部34A又は34
Bを設けてもよい。この場合、端子貫通孔62内でタブ
端子16を安定して取付けられるようにするために、脚
20を有する重ね半部18Bとは異なる重ね半部18B
側に設けられるのが好ましい。
【0049】本発明の他の実施の形態が図15及び図1
6に示されており、この形態では、端子本体18は、そ
の重ね半部18Bの鍔状の肩部18bの外に、重ね半部
1(Aにも鍔状肩部18bに重ね合わせられて回路基板
60の上面に衝合する鍔状の肩部18aが設けられてい
る。
【0050】この形態では、タブ端子16が回路基板6
0に取付けられる際に、両方の重ね半部18A、18B
の鍔状の肩部18a、18bが回路基板60に衝合する
ので、タブ端子16は、回路基板60に一層安定して取
付けられる。
【0051】先に述べたように、部品自動挿入機で自動
挿入することができる部品の厚みは限定され、タブ端子
16の脚20がチャック等を通過することができる寸法
は、例えば、市販の部品自動挿入機では、0.5mmま
でである。端子本体18の厚みをHIS2089の最大
規格0.8mmに合わせるには、例えば、打ち抜くべき
導電性金属ストリップの厚みを0.4mmとすることが
要求され、このようにすると、端子本体18の厚みは
0.8mm、脚20の厚みは0.4mmで断面積で0.
16mm2 となる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、タブ端
子は、差込み端子との嵌合部分である端子本体が所定の
規格に合った厚みを維持しつつ市販の自動部品挿入機を
用いて打ち込むことができるように脚の断面積を小さく
し、またタブ端子の端子本体を導電性金属ストリップの
打ち抜き部分を折り畳んで形成する際に、この折り畳み
部分の一方の重ね半部に設けられた加締め貫通孔に他方
の重ね半部の材料を充填するように突き出すことによっ
て両重ね半部を相互に加締め着して端子本体を形成する
ので、これらの重ね半部が確実に密着してタブ端子の端
子本体の所定の厚みを維持することができ、従って差込
み端子を確実に且つ円滑に嵌合することができる。
【0053】タブ端子の端子本体の2つの重ね半部の少
なくとも一方の重ね半部は、脚の間を延びるように突出
する延長部を有し、この延長部が回路基板の端子貫通孔
に脚と共に係入するようにタブ端子を取付けるので、脚
の断面積が小さくてもこの脚と共に回路基板の端子貫通
孔に係入する延長部によって高い強度を有して回路基板
に取付けることができる。特に、端子本体の2つの重ね
半部の両方に延長部を設けてこれらの延長部を回路基板
の端子貫通孔に係入すると、タブ端子は、端子本体と同
じ厚みの延長部によって回路基板の端子貫通孔に保持さ
れるので、その取付け強度は著しく高くなる。
【0054】更に、脚と共に係入される端子本体の延長
部の先端、特に2つの重ね半部の両方の延長部の先端が
回路基板の端子貫通孔から僅かに突出するようにタブ端
子が挿入されると、はんだ付け工程ではんだがこの突出
部分によって良好に付着してはんだ付け強度及びタブ端
子と回路基板の導電層との接続部分の電気特性を向上す
ることができ、またはんだ付けの具合を外部から容易に
観察することができるので、不良品を出荷することがな
い。
【0055】端子本体の2つの重ね半部の両方に回路基
板に衝合する鍔状の肩部を有すると、これらの肩部がタ
ブ端子を回路基板に安定して支持することができるの
で、タブ端子の取付け強度を一層向上することができ、
従って差し込み端子の繰り返しの脱着にも充分に耐える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタブ端子組合せ体の正面図であ
る。
【図2】本発明のタブ端子組合せ体を図1のII−II線に
沿って切断して示された断面図である。
【図3】図1及び図2のタブ端子組合せ体を製造するの
に用いられるタブ端子ストリップの正面図である。
【図4】図3のタブ端子ストリップの背面図である。
【図5】本発明に用いられるタブ端子の端子本体の2つ
の重ね半部の加締め着部を拡大して示し、同図(A)は
加締め着する前の状態の断面図、同図(B)は加締め着
した後の断面図である。
【図6】本発明のタブ端子の取付け方法でテープ状タブ
端子組合せ体から1つのタブ端子を切り離す第1の段階
を示し、同図(A)はその正面図、同図(B)はその側
面図である。
【図7】第1の段階で切り離されたタブ端子を移し替え
チャックから挿入チャックに移し替える第2の段階を示
す正面図である。
【図8】第2の段階で挿入チャックに移し替えられたタ
ブ端子を端子挿入(打ち込み)位置に移動し、またこの
タブ端子を保持していたテープ部分を切り落とす第3の
段階を示す正面図である。
【図9】端子挿入位置にあるタブ端子を回路基板の端子
貫通孔に挿入する準備の状態である第4の段階を示し、
同図(A)はその正面図、同図(B)はその側面図であ
る。
【図10】タブ端子を回路基板の端子貫通孔に挿入する
第5の段階を示し、同図(A)はその正面図、同図
(B)はその側面図である。
【図11】回路基板の端子貫通孔に挿入されたタブ端子
の脚を折り曲げ、切断する直前の状態である第6の段階
を示す側面図である。
【図12】回路基板の端子貫通孔に挿入されたタブ端子
の脚を折り曲げ、切断する第7の段階を示す側面図であ
る。
【図13】タブ端子の脚と端子本体の延長部とを回路基
板の導電層にはんだ付けした状態の拡大正面図である。
【図14】タブ端子の脚と端子本体の延長部とを回路基
板の導電層にはんだ付けした状態の拡大側面図である。
【図15】本発明の他の実施形態に用いられるタブ端子
ストリップの一部の正面図である。
【図16】図15のタブ端子ストリップから得られた1
つのタブ端子の拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 タブ端子組合せ体 12 パーフォレーション 14 テープ 14A テープ部分 16 タブ端子 16A テープ部分14Aから切り離されたタブ端子 18 端子本体 18A 重ね半部 18a 肩部分 18B 重ね半部 18b 肩部分 20 脚 20A 打ち抜き部分 20a 切り落とされた脚部分 22 フレーム付きタブ端子ストリップ 24 フレーム部分 24a 送り穴 26 粘着テープ 28 差し込み端子 30 加締め貫通孔 32 重ね半部18Bの材料の一部 34A 重ね半部18Aの延長部 34B 重ね半部18Bの延長部 34C 重ね半部18Aの第2の延長部 36 カセット 40 タブ端子自動挿入機 42 枢支ピン 44 移し替えチャック 46 枢支ピン 48 挿入チャック 48A チャック片 48B チャック片 48C 電磁開閉機構 50 挿入ガイド 52 プッシャ 54 クリンチャ兼カッター 56 移し替えチャックに把持されたタブ端子を切り離
すカッター 57 移し替えチャックに把持されたタブ端子を保持し
ていたテープ部分14Aを後続のテープ14から切り離
すカッター 58 ガイドピン 60 回路基板 60a 導電層 62 端子貫通孔 64 はんだ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の雄型のタブ端子を有するテープ状
    タブ端子組合せ体の1つのタブ端子を他のタブ端子から
    カッターで切り離して前記1つのタブ端子を回路基板の
    端子貫通孔に貫通して取付ける際に、前記各タブ端子の
    端子本体は導電性金属ストリップの打ち抜き部分を折り
    畳んで形成し、各タブ端子の脚は導電性金属ストリップ
    の打ち抜き部分から形成し、前記各タブ端子の前記打ち
    抜き部分の脚を前記回路基板の端子貫通孔に貫通して前
    記各タブ端子を取付けるタブ端子の取付け方法であっ
    て、前記各タブ端子の端子本体の折り畳み部分の一方の
    重ね半部に設けられた加締め貫通孔に他方の重ね半部の
    材料を充填するように突き出すことによって両半部を相
    互に加締め着して端子本体が形成されたタブ端子組合せ
    体を用いることを特徴とするタブ端子の取付け方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のタブ端子の取付け方法
    であって、前記端子本体の2つの重ね半部の少なくとも
    一方は、前記脚の間を延びるように突出する延長部を有
    し、前記延長部が前記回路基板の前記端子貫通孔に前記
    脚と共に係入するように前記タブ端子を取付けることを
    特徴とするタブ端子の取付け方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のタブ端子の取付け方法
    であって、前記端子本体の2つの重ね半部は、相互に重
    ね合わせられて前記回路基板の上面に衝合する鍔状の肩
    部をそれぞれ有するタブ端子組合せ体を用いることを特
    徴とするタブ端子の取付け方法。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のタブ端子
    の取付け方法であって、前記タブ端子の端子本体の延長
    部は、前記延長部の先端が前記回路基板の反対側の面か
    ら僅かに突き出るように挿入されることを特徴とする端
    子の取付け方法。
  5. 【請求項5】 テープに間隔をあけて取付けられた複数
    の雄型タブ端子を含み、各タブ端子は、差込み端子が嵌
    合すべき舌状の端子本体と、前記端子本体に一体に形成
    され回路基板の端子貫通孔に貫通して前記回路基板には
    んだ付けされる脚とから成り、前記タブ端子の端子本体
    と前記脚とは、導電性金属ストリップを打ち抜いて形成
    され、前記端子本体は、前記導電性金属ストリップの打
    ち抜き部分を折り畳んで形成され、前記脚は前記導電性
    金属ストリップの打ち抜き部分から形成されているタブ
    端子組合せ体であって、前記端子本体の前記打ち抜き部
    分を折り畳んで相互に係合する2つの重ね半部の一方の
    重ね半部に加締め貫通孔を有し、前記2つの重ね半部
    は、他方の重ね半部の材料が前記一方の重ね半部の加締
    め貫通孔を充填するように相互に加締め付けされて密着
    されていることを特徴とするタブ端子組合せ体。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のタブ端子組合せ体であ
    って、前記端子本体の2つの重ね半部の少なくとも一方
    は、前記脚の間を延びるように突出し前記回路基板の端
    子貫通孔に前記脚と共に係入すべき延長部を有すること
    を特徴とするタブ端子組合せ体。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のタブ端子組合せ体であ
    って、前記端子本体の2つの重ね半部は、相互に重ね合
    わせられて前記回路基板の上面に衝合すべき鍔状の肩部
    をそれぞれ有することを特徴とするタブ端子組合せ体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS529596U (ja) * 1975-07-08 1977-01-22

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