JPH09129916A - 光学センサ - Google Patents
光学センサInfo
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- JPH09129916A JPH09129916A JP28353195A JP28353195A JPH09129916A JP H09129916 A JPH09129916 A JP H09129916A JP 28353195 A JP28353195 A JP 28353195A JP 28353195 A JP28353195 A JP 28353195A JP H09129916 A JPH09129916 A JP H09129916A
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- Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被検出物上にレーザー光を走査する光学セン
サは、安全規格を満足する構造を必要とするためコスト
が高くなる。 【解決手段】 発光ダイオード1から出射された光を集
光光学系6により集光しながら光走査機構3により被検
出物2上に出射し、その被検出物2からの反射光を出射
光路と同じ再帰光路に戻し、ハーフミラー8により分光
して受光素子7に入射することにより、被検出物2を検
出するようにする。この場合、被検出物2上を走査する
光源として、安価な市販の発光ダイオード1を用いるこ
とにより、レーザー光を走査する場合に適用される安全
規格を維持するための構造を不要にし、コストダウンを
図る。
サは、安全規格を満足する構造を必要とするためコスト
が高くなる。 【解決手段】 発光ダイオード1から出射された光を集
光光学系6により集光しながら光走査機構3により被検
出物2上に出射し、その被検出物2からの反射光を出射
光路と同じ再帰光路に戻し、ハーフミラー8により分光
して受光素子7に入射することにより、被検出物2を検
出するようにする。この場合、被検出物2上を走査する
光源として、安価な市販の発光ダイオード1を用いるこ
とにより、レーザー光を走査する場合に適用される安全
規格を維持するための構造を不要にし、コストダウンを
図る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から被検出物
に向けて光を出射し、被検出物から反射されて再帰光路
を戻る光を受光することにより、被検出物を検出する光
学センサに関する。
に向けて光を出射し、被検出物から反射されて再帰光路
を戻る光を受光することにより、被検出物を検出する光
学センサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の光学センサは、複写機の原稿の
サイズや位置の検出、バーコード等の物品上の情報の認
識、工場等における物体の検出、等のために利用されて
いる。例えば、特開平6−242391号公報に記載さ
れているように、半導体レーザから出射されたレーザー
光を光走査手段により原稿面に向けて走査し、そのとき
の出射光路と同じ再帰光路を戻る原稿からの反射光を検
出するときに、その検知した光の強弱と走査線の位置情
報により、原稿の大きさと傾きを算出するようにした光
走査型原稿読取装置がある。
サイズや位置の検出、バーコード等の物品上の情報の認
識、工場等における物体の検出、等のために利用されて
いる。例えば、特開平6−242391号公報に記載さ
れているように、半導体レーザから出射されたレーザー
光を光走査手段により原稿面に向けて走査し、そのとき
の出射光路と同じ再帰光路を戻る原稿からの反射光を検
出するときに、その検知した光の強弱と走査線の位置情
報により、原稿の大きさと傾きを算出するようにした光
走査型原稿読取装置がある。
【0003】また、特公昭53−42576号公報に記
載されているように、レーザー発振器から出射されたレ
ーザー光を穴開きミラーの中心に通した後、複数の偏向
鏡により被読取部に走査し、そのときの出射光路と同じ
再帰光路を戻る被読取部からの反射光を穴開きミラーの
背面で反射して光電変換器で検出して電気信号に変換す
ることにより、被読取部の情報を読み取るような光学的
読取装置がある。
載されているように、レーザー発振器から出射されたレ
ーザー光を穴開きミラーの中心に通した後、複数の偏向
鏡により被読取部に走査し、そのときの出射光路と同じ
再帰光路を戻る被読取部からの反射光を穴開きミラーの
背面で反射して光電変換器で検出して電気信号に変換す
ることにより、被読取部の情報を読み取るような光学的
読取装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、被検
出物に出射する光はレーザー光である。レーザー光を用
いる理由は被検出物上のスポット径を一定の大きさ以下
にするためである。しかし、レーザー光を民生機器に適
用した場合には、安全規格を守るために幾つもの安全装
置を必要とするため、コストが高くなり、さらに大型化
する欠点がある。
出物に出射する光はレーザー光である。レーザー光を用
いる理由は被検出物上のスポット径を一定の大きさ以下
にするためである。しかし、レーザー光を民生機器に適
用した場合には、安全規格を守るために幾つもの安全装
置を必要とするため、コストが高くなり、さらに大型化
する欠点がある。
【0005】このため、従来のレーザー光を用いた走査
光学系において、適度な大きさの走査ビーム径を得るた
めに、レーザー光源に変えて発光領域が径で0.05m
m以下となる点光源LED(発光ダイオード)を使用す
ることが考えられるが、点光源LEDは製作しているメ
ーカーが少なく、通常のLEDよりもコストが高く、か
つ周波数が制限されているので、使うことができない。
安価な通常の市販のLEDは発光領域が径で0.3mm
と大きいため、従来のレーザー光を用いた走査光学系の
光源として置換することはできない。
光学系において、適度な大きさの走査ビーム径を得るた
めに、レーザー光源に変えて発光領域が径で0.05m
m以下となる点光源LED(発光ダイオード)を使用す
ることが考えられるが、点光源LEDは製作しているメ
ーカーが少なく、通常のLEDよりもコストが高く、か
つ周波数が制限されているので、使うことができない。
安価な通常の市販のLEDは発光領域が径で0.3mm
と大きいため、従来のレーザー光を用いた走査光学系の
光源として置換することはできない。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
発光ダイオードから出射された光を被検出物に向けて走
査する光走査機構と、前記発光ダイオードと前記光走査
機構との間に配置されて前記発光ダイオードから出射さ
れた光を前記被検出物上に集光する集光光学系と、前記
被検出物で反射する反射光を再帰光路上で分光して受光
素子に入射するハーフミラーとを備えた光学センサであ
る。したがって、発光ダイオードから出射された光は集
光光学系により集光されながら光走査機構により被検出
物上に出射され、その被検出物で反射された反射光は出
射光路と同じ再帰光路を戻り、ハーフミラーにより分光
されて受光素子に入射される。
発光ダイオードから出射された光を被検出物に向けて走
査する光走査機構と、前記発光ダイオードと前記光走査
機構との間に配置されて前記発光ダイオードから出射さ
れた光を前記被検出物上に集光する集光光学系と、前記
被検出物で反射する反射光を再帰光路上で分光して受光
素子に入射するハーフミラーとを備えた光学センサであ
る。したがって、発光ダイオードから出射された光は集
光光学系により集光されながら光走査機構により被検出
物上に出射され、その被検出物で反射された反射光は出
射光路と同じ再帰光路を戻り、ハーフミラーにより分光
されて受光素子に入射される。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、発光ダイオードとハーフミラーとの間に前
記発光ダイオードから出射される光を被検出物上に集光
する集光光学系を配設し、前記ハーフミラーと受光素子
との間に前記被検出物からの反射光を前記受光素子上に
集光する集光光学系を配設した光学センサである。した
がって、発光ダイオードから被検出物への出射光と、被
検出物から受光素子への反射光とは、それぞれ別個の集
光光学系により集光される。
明において、発光ダイオードとハーフミラーとの間に前
記発光ダイオードから出射される光を被検出物上に集光
する集光光学系を配設し、前記ハーフミラーと受光素子
との間に前記被検出物からの反射光を前記受光素子上に
集光する集光光学系を配設した光学センサである。した
がって、発光ダイオードから被検出物への出射光と、被
検出物から受光素子への反射光とは、それぞれ別個の集
光光学系により集光される。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ハーフミラーと光走査機構との間に、前記
発光ダイオードから出射される光を被検出物上に集光す
るとともに前記被検出物からの反射光を前記受光素子上
に集光する集光光学系を配設した光学センサである。し
たがって、発光ダイオードから被検出物への出射光と、
被検出物から受光素子への反射光とは、共通の集光光学
系により集光される。
明において、ハーフミラーと光走査機構との間に、前記
発光ダイオードから出射される光を被検出物上に集光す
るとともに前記被検出物からの反射光を前記受光素子上
に集光する集光光学系を配設した光学センサである。し
たがって、発光ダイオードから被検出物への出射光と、
被検出物から受光素子への反射光とは、共通の集光光学
系により集光される。
【0009】請求項4記載の発明は、発光ダイオードか
ら出射された光を被検出物に向けて走査する光走査機構
と、前記発光ダイオードと前記光走査機構との間に配置
されて前記発光ダイオードから出射された光を前記被検
出物上に集光する集光光学系と、前記発光ダイオードか
ら前記被検出物への出射光路とは別な反射光路に配設さ
れて前記被検出物から反射する反射光を受光素子上に集
光する集光光学系とを備えた光学センサである。したが
って、発光ダイオードから出射された光は集光光学系に
より集光されながら光走査機構により被検出物上に出射
され、その被検出物で反射された反射光は出射光路とは
別な反射光路を戻り、別の集光光学系により集光されて
受光素子に入射される。
ら出射された光を被検出物に向けて走査する光走査機構
と、前記発光ダイオードと前記光走査機構との間に配置
されて前記発光ダイオードから出射された光を前記被検
出物上に集光する集光光学系と、前記発光ダイオードか
ら前記被検出物への出射光路とは別な反射光路に配設さ
れて前記被検出物から反射する反射光を受光素子上に集
光する集光光学系とを備えた光学センサである。したが
って、発光ダイオードから出射された光は集光光学系に
より集光されながら光走査機構により被検出物上に出射
され、その被検出物で反射された反射光は出射光路とは
別な反射光路を戻り、別の集光光学系により集光されて
受光素子に入射される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
ないし図3に基づいて説明する。図1は光学センサの光
路図、図2は光学センサの斜視図、図3は発光ダイオー
ドから被検出物への光の集光状態を示す説明図である。
図中、1は発光ダイオードである。この発光ダイオード
1は、広い分野で利用されている通常の安価なLEDで
あり、発光面の径LRが0.3mm程度に定められてい
る。そして、発光ダイオード1から出射された光を被検
出物2に向けて偏向走査する光走査機構3が設けられて
いる。この光走査機構3は、モータ4とこのモータ4の
回転軸に直結されたポリゴンミラー5とにより構成され
ているが、振動するミラーやプリズムにより入射光を走
査する型式、或いは、回転するホログラムディスクによ
り入射光を走査する型式等の光走査機構を用いてもよい
ものである。ただし、ホログラムディスクを用いた場合
には、ミラーで偏向走査する場合よりも走査ビーム径が
大きくなる。
ないし図3に基づいて説明する。図1は光学センサの光
路図、図2は光学センサの斜視図、図3は発光ダイオー
ドから被検出物への光の集光状態を示す説明図である。
図中、1は発光ダイオードである。この発光ダイオード
1は、広い分野で利用されている通常の安価なLEDで
あり、発光面の径LRが0.3mm程度に定められてい
る。そして、発光ダイオード1から出射された光を被検
出物2に向けて偏向走査する光走査機構3が設けられて
いる。この光走査機構3は、モータ4とこのモータ4の
回転軸に直結されたポリゴンミラー5とにより構成され
ているが、振動するミラーやプリズムにより入射光を走
査する型式、或いは、回転するホログラムディスクによ
り入射光を走査する型式等の光走査機構を用いてもよい
ものである。ただし、ホログラムディスクを用いた場合
には、ミラーで偏向走査する場合よりも走査ビーム径が
大きくなる。
【0011】また、前記発光ダイオード1と前記光走査
機構3との間には、前記発光ダイオード1から出射され
た光を前記被検出物2上で集光する集光光学系6と、被
検出物で反射する反射光を再帰光路上で分光して受光素
子(ディテクタ)7に入射するハーフミラー8とが配列
されている。この例では、集光光学系6は単レンズを用
いているが複数枚のレンズを組み合わせた集光光学系を
用いてもよい。また、この集光光学系6は発光ダイオー
ド1とハーフミラー8との間に配設されている。そし
て、ハーフミラー8により分光された反射光を受光素子
7上に集光する集光光学系9が設けられている。この例
で、集光光学系9は単レンズを用いているが複数枚のレ
ンズを組み合わせた集光光学系を用いてもよい。
機構3との間には、前記発光ダイオード1から出射され
た光を前記被検出物2上で集光する集光光学系6と、被
検出物で反射する反射光を再帰光路上で分光して受光素
子(ディテクタ)7に入射するハーフミラー8とが配列
されている。この例では、集光光学系6は単レンズを用
いているが複数枚のレンズを組み合わせた集光光学系を
用いてもよい。また、この集光光学系6は発光ダイオー
ド1とハーフミラー8との間に配設されている。そし
て、ハーフミラー8により分光された反射光を受光素子
7上に集光する集光光学系9が設けられている。この例
で、集光光学系9は単レンズを用いているが複数枚のレ
ンズを組み合わせた集光光学系を用いてもよい。
【0012】このような構成において、発光ダイオード
1から出射された光は、集光光学系6により集光されな
がら光走査機構3のポリゴンミラー5により走査され
る。この走査線10(図2参照)上に被検出物2が存在
すれば、被検出物2からの反射光が、この被検出物2へ
の入射光路と同じ再帰光路を戻る。すなわち、被検出物
2からの反射光はポリゴンミラー5に入射され、ポリゴ
ンミラー5によりハーフミラー8の背面に入射される。
その入射された反射光はハーフミラー8により分光(反
射)され、集光光学系9により集光されて受光素子7に
入射される。受光素子7からの出力は、被検出物2から
の反射光とそれ以外の散乱光とにより光量レベルが異な
るので、所定の閾値により2値化され、被検出物2の有
無が判断される。
1から出射された光は、集光光学系6により集光されな
がら光走査機構3のポリゴンミラー5により走査され
る。この走査線10(図2参照)上に被検出物2が存在
すれば、被検出物2からの反射光が、この被検出物2へ
の入射光路と同じ再帰光路を戻る。すなわち、被検出物
2からの反射光はポリゴンミラー5に入射され、ポリゴ
ンミラー5によりハーフミラー8の背面に入射される。
その入射された反射光はハーフミラー8により分光(反
射)され、集光光学系9により集光されて受光素子7に
入射される。受光素子7からの出力は、被検出物2から
の反射光とそれ以外の散乱光とにより光量レベルが異な
るので、所定の閾値により2値化され、被検出物2の有
無が判断される。
【0013】このように被検出物2の有無を検出する場
合には、文字等の画像情報を認識する場合と異なり、被
検出物2上での走査スポット径SRが数mmのオーダー
になるように発光ダイオード1からの光を集光光学系6
により集光すればよい。ここで、図3に示すように、発
光ダイオード1と集光光学系6との間のパス長をA、集
光光学系6と被検出物2との間のパス長をBとすると、
被検出物2上での走査スポット径SRは、 SR=LR×B/A となる。ある装置内に本発明の光学センサを組み立てる
ために、この光学センサの全パス長(A+B)を300
〜400mm程度に設定しても、発光ダイオード1から
の光を数mmの走査スポット径SRで被検出物2上に集
光することができる。
合には、文字等の画像情報を認識する場合と異なり、被
検出物2上での走査スポット径SRが数mmのオーダー
になるように発光ダイオード1からの光を集光光学系6
により集光すればよい。ここで、図3に示すように、発
光ダイオード1と集光光学系6との間のパス長をA、集
光光学系6と被検出物2との間のパス長をBとすると、
被検出物2上での走査スポット径SRは、 SR=LR×B/A となる。ある装置内に本発明の光学センサを組み立てる
ために、この光学センサの全パス長(A+B)を300
〜400mm程度に設定しても、発光ダイオード1から
の光を数mmの走査スポット径SRで被検出物2上に集
光することができる。
【0014】一般に、発光面の径LRが0.3mm程度
の市販の発光ダイオード1は指向性が悪く広範囲に広が
って発光する特性があるため、光の利用効率の点で好ま
しくない。これを解決するにはレンズ系のNA(開口
数)を大きくする必要があるが、図1に示すように、発
光ダイオード1から出射された光は集光光学系6により
広範囲に集光され、光路の途中の光束はかなり太い。す
なわち、NAの値は大きく、発光ダイオード1からの光
を効率よく被検出物2に出射することができる。また、
被検出物2からの反射光を分光するハーフミラー8は、
光束が太いところに配設されているため、被検出物2か
らの反射光を効率よく被検出物2に入射することができ
る。これにより、被検出物2の検出精度を高めることが
できる。
の市販の発光ダイオード1は指向性が悪く広範囲に広が
って発光する特性があるため、光の利用効率の点で好ま
しくない。これを解決するにはレンズ系のNA(開口
数)を大きくする必要があるが、図1に示すように、発
光ダイオード1から出射された光は集光光学系6により
広範囲に集光され、光路の途中の光束はかなり太い。す
なわち、NAの値は大きく、発光ダイオード1からの光
を効率よく被検出物2に出射することができる。また、
被検出物2からの反射光を分光するハーフミラー8は、
光束が太いところに配設されているため、被検出物2か
らの反射光を効率よく被検出物2に入射することができ
る。これにより、被検出物2の検出精度を高めることが
できる。
【0015】以上のように、被検出物2を検出する光源
として、安価な市販の発光ダイオード1を用いることが
できるため、安全規格を維持するための構造を不要に
し、コストダウンを図ることができる。これは請求項1
記載の発明に対応する効果である。
として、安価な市販の発光ダイオード1を用いることが
できるため、安全規格を維持するための構造を不要に
し、コストダウンを図ることができる。これは請求項1
記載の発明に対応する効果である。
【0016】また、発光ダイオード1とハーフミラー8
との間に発光ダイオード1から出射される光を被検出物
2上に集光する集光光学系6を配設し、ハーフミラー8
と受光素子7との間に被検出物2からの反射光を受光素
子7上に集光する集光光学系9を配設したので、発光ダ
イオード1から被検出物2への出射光と、被検出物2か
ら受光素子7への反射光とは、それぞれ別個の集光光学
系6,9により集光されることになる。このようにする
と、発光ダイオード1からの光を被検出物2に集光する
集光光学系6として、NAの値が大きいレンズを用いる
ことにより、発光ダイオード1からの光の利用効率を高
めることができる。また、被検出物2からの反射光を集
光する集光光学系9として、焦点距離の長いレンズを用
いることにより、被検出物2からの反射光の焦点を受光
素子7上に合わせ、被検出物2以外の部分からの反射光
の焦点を受光素子7上ではデフォーカスとなるように定
めることができる。
との間に発光ダイオード1から出射される光を被検出物
2上に集光する集光光学系6を配設し、ハーフミラー8
と受光素子7との間に被検出物2からの反射光を受光素
子7上に集光する集光光学系9を配設したので、発光ダ
イオード1から被検出物2への出射光と、被検出物2か
ら受光素子7への反射光とは、それぞれ別個の集光光学
系6,9により集光されることになる。このようにする
と、発光ダイオード1からの光を被検出物2に集光する
集光光学系6として、NAの値が大きいレンズを用いる
ことにより、発光ダイオード1からの光の利用効率を高
めることができる。また、被検出物2からの反射光を集
光する集光光学系9として、焦点距離の長いレンズを用
いることにより、被検出物2からの反射光の焦点を受光
素子7上に合わせ、被検出物2以外の部分からの反射光
の焦点を受光素子7上ではデフォーカスとなるように定
めることができる。
【0017】例えば、原稿読取装置のコンタクトガラス
上に載置した原稿のエッジを検出する光学センサとして
利用する場合、受光素子7には原稿(被検出物2)から
の反射光の他に、コンタクトガラス以外の装置内の種々
の壁面からの反射光が入射されるが、原稿からの反射光
の焦点が受光素子7上に合うように、集光光学系9の焦
点距離及び配置位置を定めることにより、原稿からの反
射光の光量のレベルを際立たせ、原稿の検出精度を向上
させることができる。この場合、受光素子7の前面にア
パーチャ(図示せず)を設けることがベターである。こ
のように、発光ダイオード1からの光と、被検出物2か
らの反射光とを、別々の集光光学系6,9で集光するこ
とによる効果は、請求項2記載の発明に対応する効果で
ある。
上に載置した原稿のエッジを検出する光学センサとして
利用する場合、受光素子7には原稿(被検出物2)から
の反射光の他に、コンタクトガラス以外の装置内の種々
の壁面からの反射光が入射されるが、原稿からの反射光
の焦点が受光素子7上に合うように、集光光学系9の焦
点距離及び配置位置を定めることにより、原稿からの反
射光の光量のレベルを際立たせ、原稿の検出精度を向上
させることができる。この場合、受光素子7の前面にア
パーチャ(図示せず)を設けることがベターである。こ
のように、発光ダイオード1からの光と、被検出物2か
らの反射光とを、別々の集光光学系6,9で集光するこ
とによる効果は、請求項2記載の発明に対応する効果で
ある。
【0018】さらに、本発明の実施の第二の形態を図4
に基づいて説明する。図4は光学センサの光路図であ
る。前実施の形態において説明した部分と同一部分は同
一符号を用い説明も省略する(以下同様)。本実施の形
態では、ハーフミラー8と光走査機構3との間に集光光
学系6を配設した。
に基づいて説明する。図4は光学センサの光路図であ
る。前実施の形態において説明した部分と同一部分は同
一符号を用い説明も省略する(以下同様)。本実施の形
態では、ハーフミラー8と光走査機構3との間に集光光
学系6を配設した。
【0019】したがって、発光ダイオード1から被検出
物2への出射光と、被検出物2から受光素子7への反射
光とを、共通の集光光学系6により集光することができ
る。これにより、コストダウンを一層促進するととも
に、光学センサの小型化を図ることができる。これは請
求項3記載の発明に対応する効果である。
物2への出射光と、被検出物2から受光素子7への反射
光とを、共通の集光光学系6により集光することができ
る。これにより、コストダウンを一層促進するととも
に、光学センサの小型化を図ることができる。これは請
求項3記載の発明に対応する効果である。
【0020】さらに、本発明の実施の第三の形態を図5
に基づいて説明する。図5は光学センサの光路図であ
る。この例は、発光ダイオード1からの光を集光光学系
6により集光しながら光走査機構3のポリゴンミラー5
により被検出物2に向けて走査し、発光ダイオード1か
ら被検出物2への出射光路とは別な反射光路に配設した
集光光学系9により、被検出物2からの反射光を集光し
て受光素子7に入射するようにした構成した例である。
このような構成においても、前記実施の形態と同様に、
安価な市販の発光ダイオード1を用い、被検出物検出に
適した所望のスポット径を得ることができる。また、発
光ダイオード1から被検出物2への出射光路には前記実
施の形態で示したハーフミラーが存在せず、被検出物2
からの反射光を分光することなく受光素子7に入射する
ため、発光ダイオードからの光を効率よく利用すること
ができる。これは請求項4記載の発明に対応する効果で
ある。
に基づいて説明する。図5は光学センサの光路図であ
る。この例は、発光ダイオード1からの光を集光光学系
6により集光しながら光走査機構3のポリゴンミラー5
により被検出物2に向けて走査し、発光ダイオード1か
ら被検出物2への出射光路とは別な反射光路に配設した
集光光学系9により、被検出物2からの反射光を集光し
て受光素子7に入射するようにした構成した例である。
このような構成においても、前記実施の形態と同様に、
安価な市販の発光ダイオード1を用い、被検出物検出に
適した所望のスポット径を得ることができる。また、発
光ダイオード1から被検出物2への出射光路には前記実
施の形態で示したハーフミラーが存在せず、被検出物2
からの反射光を分光することなく受光素子7に入射する
ため、発光ダイオードからの光を効率よく利用すること
ができる。これは請求項4記載の発明に対応する効果で
ある。
【0021】この場合、受光素子7は配置の場所により
外乱光を受けることになるが、発光ダイオード1から出
射され、被検出物2から反射た反射光は必ず受光素子7
に入射するため、発光ダイオード1を間歇的に点灯さ
せ、発光ダイオード1の点灯時と消灯時との受光素子7
の出力の差を見ることによって、被検出物2の有無を精
度よく検出することができる。
外乱光を受けることになるが、発光ダイオード1から出
射され、被検出物2から反射た反射光は必ず受光素子7
に入射するため、発光ダイオード1を間歇的に点灯さ
せ、発光ダイオード1の点灯時と消灯時との受光素子7
の出力の差を見ることによって、被検出物2の有無を精
度よく検出することができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、発光ダイオード
から出射された光を被検出物に向けて走査する光走査機
構と、前記発光ダイオードと前記光走査機構との間に配
置されて前記発光ダイオードから出射された光を前記被
検出物上に集光する集光光学系と、前記被検出物で反射
する反射光を再帰光路上で分光して受光素子に入射する
ハーフミラーとを備えているので、発光ダイオードから
出射された光を集光光学系により集光しながら光走査機
構により被検出物上に出射し、その被検出物からの反射
光を出射光路と同じ再帰光路に戻し、ハーフミラーによ
り分光して受光素子に入射することにより、被検出物を
検出することができる。この場合、被検出物上を走査す
る光源として、安価な市販の発光ダイオードを用いるこ
とができるため、安全規格を維持するための構造を不要
にし、コストダウンを図ることができる。
から出射された光を被検出物に向けて走査する光走査機
構と、前記発光ダイオードと前記光走査機構との間に配
置されて前記発光ダイオードから出射された光を前記被
検出物上に集光する集光光学系と、前記被検出物で反射
する反射光を再帰光路上で分光して受光素子に入射する
ハーフミラーとを備えているので、発光ダイオードから
出射された光を集光光学系により集光しながら光走査機
構により被検出物上に出射し、その被検出物からの反射
光を出射光路と同じ再帰光路に戻し、ハーフミラーによ
り分光して受光素子に入射することにより、被検出物を
検出することができる。この場合、被検出物上を走査す
る光源として、安価な市販の発光ダイオードを用いるこ
とができるため、安全規格を維持するための構造を不要
にし、コストダウンを図ることができる。
【0023】請求項2記載の発明は、発光ダイオードと
ハーフミラーとの間に前記発光ダイオードから出射され
る光を被検出物上に集光する集光光学系を配設し、前記
ハーフミラーと受光素子との間に前記被検出物からの反
射光を前記受光素子上に集光する集光光学系を配設した
ので、発光ダイオードからの光を被検出物に集光する集
光光学系としては、NAの値を高めた特性のレンズを用
いて被検出物に出射する光の光量を高めることができ、
被検出物からの反射光を受光素子に集光する集光光学系
としては、被検出物及びそれ以外の反射面から反射され
る反射光のうち、被検出物からの反射光のみを受光素子
上に焦点を合わせる集光光学系を用いることにより、被
検出物の検出精度を向上させることができる。
ハーフミラーとの間に前記発光ダイオードから出射され
る光を被検出物上に集光する集光光学系を配設し、前記
ハーフミラーと受光素子との間に前記被検出物からの反
射光を前記受光素子上に集光する集光光学系を配設した
ので、発光ダイオードからの光を被検出物に集光する集
光光学系としては、NAの値を高めた特性のレンズを用
いて被検出物に出射する光の光量を高めることができ、
被検出物からの反射光を受光素子に集光する集光光学系
としては、被検出物及びそれ以外の反射面から反射され
る反射光のうち、被検出物からの反射光のみを受光素子
上に焦点を合わせる集光光学系を用いることにより、被
検出物の検出精度を向上させることができる。
【0024】請求項3記載の発明は、ハーフミラーと光
走査機構との間に、前記発光ダイオードから出射される
光を被検出物上に集光するとともに前記被検出物からの
反射光を前記受光素子上に集光する集光光学系を配設し
たので、発光ダイオードから被検出物への出射光と、被
検出物から受光素子への反射光とを、共通の集光光学系
により集光することができる。したがって、コストダウ
ンを一層促進するとともに、光学センサの小型化を図る
ことができる。
走査機構との間に、前記発光ダイオードから出射される
光を被検出物上に集光するとともに前記被検出物からの
反射光を前記受光素子上に集光する集光光学系を配設し
たので、発光ダイオードから被検出物への出射光と、被
検出物から受光素子への反射光とを、共通の集光光学系
により集光することができる。したがって、コストダウ
ンを一層促進するとともに、光学センサの小型化を図る
ことができる。
【0025】請求項4記載の発明は、発光ダイオードか
ら出射された光を被検出物に向けて走査する光走査機構
と、前記発光ダイオードと前記光走査機構との間に配置
されて前記発光ダイオードから出射された光を前記被検
出物上に集光する集光光学系と、前記発光ダイオードか
ら前記被検出物への出射光路とは別な反射光路に配設さ
れて前記被検出物から反射する反射光を受光素子上に集
光する集光光学系とを備えているので、発光ダイオード
から被検出物への出射光路とは別な反射光路に配設した
集光光学系により、被検出物からの反射光を集光して受
光素子に入射することができる。これにより、安価な市
販の発光ダイオードを用い、被検出物検出に適した所望
のスポット径を得ることができる。また、被検出物から
の反射光を分光することなく受光素子に入射するため、
発光ダイオードからの光を効率よく利用することができ
る。
ら出射された光を被検出物に向けて走査する光走査機構
と、前記発光ダイオードと前記光走査機構との間に配置
されて前記発光ダイオードから出射された光を前記被検
出物上に集光する集光光学系と、前記発光ダイオードか
ら前記被検出物への出射光路とは別な反射光路に配設さ
れて前記被検出物から反射する反射光を受光素子上に集
光する集光光学系とを備えているので、発光ダイオード
から被検出物への出射光路とは別な反射光路に配設した
集光光学系により、被検出物からの反射光を集光して受
光素子に入射することができる。これにより、安価な市
販の発光ダイオードを用い、被検出物検出に適した所望
のスポット径を得ることができる。また、被検出物から
の反射光を分光することなく受光素子に入射するため、
発光ダイオードからの光を効率よく利用することができ
る。
【図1】本発明の実施の第一の形態における光学センサ
の光路図である。
の光路図である。
【図2】光学センサの斜視図である。
【図3】発光ダイオードから被検出物への光の集光状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の第二の形態における光学センサ
の光路図である。
の光路図である。
【図5】本発明の実施の第三の形態における光学センサ
の光路図である。
の光路図である。
1 発光ダイオード 2 被検出物 3 光走査機構 6 集光光学系 7 受光素子 8 ハーフミラー 9 集光光学系
Claims (4)
- 【請求項1】 発光ダイオードから出射された光を被検
出物に向けて走査する光走査機構と、前記発光ダイオー
ドと前記光走査機構との間に配置されて前記発光ダイオ
ードから出射された光を前記被検出物上に集光する集光
光学系と、前記被検出物で反射する反射光を再帰光路上
で分光して受光素子に入射するハーフミラーとを備えた
ことを特徴とする光学センサ。 - 【請求項2】 発光ダイオードとハーフミラーとの間に
前記発光ダイオードから出射される光を被検出物上に集
光する集光光学系を配設し、前記ハーフミラーと受光素
子との間に前記被検出物からの反射光を前記受光素子上
に集光する集光光学系を配設したことを特徴とする請求
項1記載の光学センサ。 - 【請求項3】 ハーフミラーと光走査機構との間に、前
記発光ダイオードから出射される光を被検出物上に集光
するとともに前記被検出物からの反射光を前記受光素子
上に集光する集光光学系を配設したことを特徴とする請
求項1記載の光学センサ。 - 【請求項4】 発光ダイオードから出射された光を被検
出物に向けて走査する光走査機構と、前記発光ダイオー
ドと前記光走査機構との間に配置されて前記発光ダイオ
ードから出射された光を前記被検出物上に集光する集光
光学系と、前記発光ダイオードから前記被検出物への出
射光路とは別な反射光路に配設されて前記被検出物から
反射する反射光を受光素子上に集光する集光光学系とを
備えたことを特徴とする光学センサ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28353195A JPH09129916A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 光学センサ |
US08/640,692 US5729024A (en) | 1995-05-08 | 1996-05-01 | Original edge detecting system and optical sensor |
US08/912,368 US5929436A (en) | 1995-05-08 | 1997-08-18 | Optical sensor including a first and second converging optical system for edge detection |
US08/912,359 US5818062A (en) | 1995-05-08 | 1997-08-18 | Original edge detecting system and optical sensor using distance detecting light-receiving means |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28353195A JPH09129916A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 光学センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09129916A true JPH09129916A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17666745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28353195A Pending JPH09129916A (ja) | 1995-05-08 | 1995-10-31 | 光学センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09129916A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006013443A (ja) * | 2004-05-27 | 2006-01-12 | Sunx Ltd | レーザ光出射装置およびその製造方法並びに光電センサおよびその製造方法 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP28353195A patent/JPH09129916A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006013443A (ja) * | 2004-05-27 | 2006-01-12 | Sunx Ltd | レーザ光出射装置およびその製造方法並びに光電センサおよびその製造方法 |
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