JPH09129909A - 太陽電池用端子取出し箱およびその取付け方法 - Google Patents
太陽電池用端子取出し箱およびその取付け方法Info
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- JPH09129909A JPH09129909A JP7300502A JP30050295A JPH09129909A JP H09129909 A JPH09129909 A JP H09129909A JP 7300502 A JP7300502 A JP 7300502A JP 30050295 A JP30050295 A JP 30050295A JP H09129909 A JPH09129909 A JP H09129909A
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Abstract
作業コストが低く、そして取付け後の信頼性が高い太陽
電池用端子取出し箱およびその取付け方法を提供する。 【解決手段】 太陽電池に対し、その出力取出し部分を
覆うように接着剤により取り付けられ、底面の中央付近
に出力取出し部分から取り出された出力リード線を取り
込むための取込み孔を有する端子取出し箱1であって、
出力取出し部分および取込み孔の周囲には粘着剤5が配
置され、その粘着剤の外側に接着剤6が配置され、これ
ら粘着剤および接着剤により太陽電池に取り付けられて
いる。
Description
性、信頼性、ならびに作業コストを改善した太陽電池用
端子取出し箱およびその取付け方法に関する。
取出し部分に、端子取出し箱が取り付けられている。こ
の端子取出し箱には、出力リード線を取り込むための取
込み孔および出力取出し導体を取り出すための取出し孔
が設けられている。
極の出力リード線を取り込んでおり、取出し孔からは、
端子取出し箱内で出力リード線に接続された出力取出し
導体を取り出している。
出し箱をシリコーン樹脂、エポキシ樹脂等の接着剤によ
り、出力取出し部分に取り付けた後、接着剤乾燥工程を
経て出力取出し導体等の取り付けを行うものである。
て取り付ける作業には、均一性を出すため、ある程度の
熟練等も必要である。
剤の代わりに乾燥工程を必要としない粘着剤を使用する
取り付け方もある。
を用いた端子取出し箱の取付け方法によれば、接着剤乾
燥工程を必要とするため、接着剤を乾燥させる場所へ移
動する作業、乾燥させる場所の確保等の作業コストが多
くかかってしまう。
によって接着剤の仕上がり厚さが変わってしまう等の作
業均一性の悪さがあり、この仕上がり厚さを均一にする
には、押圧力を一定にする等の作業熟練が必要である。
は、初期接着力を有するため、作業性が向上する等の利
点があるが、高温高湿時に接着力が低下する等の信頼面
での問題もある。
鑑み、取付け時の作業性および作業均一性が良くて作業
コストが低く、そして取付け後の信頼性が高い太陽電池
用端子取出し箱およびその取付け方法を提供することに
ある。
め、本発明の太陽電池用端子取出し箱は、太陽電池に対
し、その出力取出し部分を覆うように接着剤により取り
付けられ、底面の中央付近に出力取出し部分から取り出
された出力リード線を取り込むための取込み孔を有する
端子取出し箱であって、出力取出し部分および取込み孔
の周囲には粘着剤が配置され、その粘着剤の外側に接着
剤が配置され、これら粘着剤および接着剤により太陽電
池に取り付けられていることを特徴とする。
ド線と接続された出力取出し導体を取り出すための取出
し孔を具備することを特徴とする。
面に微細な凹凸を具備することを特徴とする。
取付け方法は、太陽電池に対し、その出力取出し部分を
覆うように接着剤により取り付ける、底面の中央付近に
出力取出し部分から取り出された出力リード線を取り込
むための取込み孔を有する端子取出し箱の取付け方法に
おいて、取込み孔の周囲に粘着剤を配置し、その粘着剤
の外側に接着剤を配置し、そして太陽電池の出力取出し
部分に取込み孔が一致するように端子取出し箱を太陽電
池に押圧することを特徴とする。
し箱内で出力リード線と接続された出力取出し導体を取
り出すための取出し孔を具備することを特徴とする。
底面は微細な凹凸を具備することを特徴とする。
取出し箱を太陽電池に取り付けた様子を例示する概略図
であり、図2はその一部を切断した斜視図である。図に
示すように、端子取出し箱1は、太陽電池7の出力取出
し部分8に取り付けられており、底面中央付近には出力
リード線10を取り込むための出力リード線取込み孔3
を有し、一側面には端子取出し箱1内で出力リード線と
接続された、コネクタ付き出力取出し導体11を取り出
すための取出し孔4を有する。
た粘着剤5およびその外側に配置した、粘着剤5と性質
の異なる接着剤6を併用して太陽電池の出力取出し部分
8を覆うように端子取出し箱が取り付けられている。
を必要とせず、無溶剤の状態で室温において押圧するだ
けで接着するもので、出力取出し導体の取り付け作業等
に必要な初期接着力(見掛けの90度剥離接着力が5k
gf程度)を有するものが要求される。また、好ましく
は端子取出し箱1および太陽電池の出力取出し部分8周
囲に対する接着性が良い材質がよい。
特に限定はないが両面粘着テープが好ましく、発泡材や
弾性のあるシート上の基板の両面にアクリル樹脂やシリ
コーン樹脂またはブチル系の粘着剤が塗布されているも
のが好ましい。
IS4級防水基準以上の防水性を有し、物理的作用また
は化学反応によって接着剤の構造が変化して接着特性を
発現させるものが要求される。
に限定はないが、その種類としては、電気絶縁性および
防水性の良いエポキシ樹脂系接着剤やシリコーン系接着
シール剤が好ましく、柔軟性、高温特性などを考慮する
と、シリコーン系の樹脂の方が好ましい。さらに、作業
性を考慮すると一液型で効果時間の短いもの、さらに粘
度がある程度あり、流れ出さないものが好ましい。ま
た、一液型シリコーンRTVゴムを用いる場合、樹脂お
よび金属を侵さないためにも、硬化方式が脱アルコール
タイプであることが好ましい。
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
み孔の周辺に乾燥工程を必要とせず、無溶剤の状態で室
温において押圧するだけで接着する粘着剤を用いること
により、端子取出し箱取り付け直後、出力端子取出し導
体等の取り付け作業を行うことができ、接着剤乾燥工程
を省くことができる。したがって、作業性が向上する。
そして、さらにその周囲に、物理的作用または化学反応
によって接着剤の構造が変化して接着特性を発現させる
接着剤を用いることにより、接着剤乾燥後は実使用上十
分な接着力を有する。
防水性を有したものを使用し、出力リード線取込み孔お
よび粘着剤を囲むように接着されるため、端子取出し箱
として防水性、絶縁性および信頼性の優れたものが提供
される。
まれているため、それ自信に防水性を必要とせず、コス
トの低いものを使用することができる。
圧して取り付ける際に、押圧力が適当であっても出力取
出し部分から端子取出し箱底面までの距離は、粘着剤の
厚さに依存するため、作業性および作業均一性が向上
し、熟練を必要としない。
凸を有する構造となっており、接着面表面積を広げ、接
着強度を増やすことができる。
箱を示す斜視図である。同図(a)は取込み孔を上にし
たときの図であり、(b)は取込み孔を下にしたときの
図である。図4は、図3の端子取出し箱における粘着剤
の接着方法を示し、図5は接着剤の塗布方法を示す斜視
図である。また、図6および図7は、図3の端子取出し
箱取付け方法を示しており、図8は取り付け後の出力リ
ード線接続方法を示す図である。
端子取出し箱であり、接着面2の中央付近に出力リード
線を取り込むための取込み孔3があり、一側面には、出
力取出し導体を取り出すための取出し孔4を有する。
説明すると、図4に示すように、まず粘着剤5を取込み
孔3近隣の接着面2に接着する。粘着剤5としては、乾
燥工程を必要とせず、無溶剤の状態で室温において押圧
するだけで接着することができる両面粘着テープ(日東
両面粘着テープ:特殊発泡基材、アクリル樹脂系粘着
剤)を使用する。
み孔3および粘着剤5を囲むように残る接着面2に塗布
する。接着剤6としては、JIS4級防水基準以上の防
水性を有し、物理的作用によって接着剤の構造が変化し
て接着特性を発現させる一液型シリコーンRTVゴム
(ダウコーニング製739:脱アルコール型)を使用す
る。
剤6を付けた後、図6および図7に示すように、太陽電
池7の出力取出し部分8周辺の被接着面9に端子取出し
箱1を押圧して取り付ける。この際、接着剤6は硬化す
るまで接着力が乏しいが、粘着剤5の初期接着力(見掛
けの90度剥離接着力が5kgf程度)のため、端子取
出し箱1の取り付け直後、出力取出し導体等の取り付け
作業を行うことができる。
に示すように、端子取出し箱内で出力リード線10に接
続された出力取出し導体11を取り出す。
省くことができ、作業性が向上する。
示す断面図である。本実施例においては、粘着剤5とし
て、厚さ0.35mmの両面粘着テープ(日東両面粘着
テープNo.5713:ポリオレフィン発泡基材、アク
リル樹脂系粘着剤)を用いている。
子取出し箱1を押圧して取り付ける際、押圧力が適当で
あっても出力取出し部分8から端子取出し箱1底面まで
の距離(接着剤厚さ13)は、粘着剤厚さ12(0.3
5mm)に依存するため、作業性および作業均一性が向
上し、熟練を必要としなくなる。
表面の断面を示す。
面2に微細な凹凸(シボ番号:(株)ワールドエッチン
グ・WN3015)を有する構造とすることにより、接
着面表面積を広げ、接着強度を増やすことができる。
子取出し箱の接着面の一部に乾燥工程を必要とせず、無
溶剤の状態で室温において押圧するだけで接着する粘着
剤を用いることにより、端子取出し箱取り付け直後、出
力取出し導体等の取り付け作業を行うことができ、接着
剤乾燥工程を省くことができる。したがって、作業性が
向上する。そして、残る接着面に、物理的作用または化
学反応によって接着剤の構造が変化して接着特性を発現
させる接着剤を用いることにより、接着剤乾燥後は実使
用上十分な接着力を有することができる。
防水性を有したものを使用し、出力リード線取込み孔お
よび粘着剤を囲むように接着されるため、端子取出し箱
として防水性、絶縁性および信頼性の優れたものを提供
することができる。
まれているため、それ自身に防水性を必要とせず、コス
トの低いものを使用できる。
圧して取り付ける際、押圧力が適当であっても出力取出
し部分から端子取出し箱底面までの距離が、粘着剤の厚
さに依存するため、作業性および作業均一性が向上し、
熟練を必要としなくなる。
凸を有する構造とすることにより、接着面表面積を広
げ、接着強度を増やすことができる。
く、かつ信頼性が高く、ならびに作業コストの低い太陽
電池用端子取出し箱およびその取付け方法を提供するこ
とができる。
に取り付けた様子を例示する概略図である。
した斜視図である。
斜視図である。
法を示す斜視図である。
法を示す斜視図である。
図である。
図である。
線接続方法を示す概略図である。
る。
出し孔、5:粘着剤、6:接着剤、7:太陽電池、8:
出力取出し部分、9:被接着面、10:出力リード線、
11:出力取出し導体、12:粘着剤厚さ、13:接着
剤厚さ。
Claims (6)
- 【請求項1】 太陽電池に対し、その出力取出し部分を
覆うように接着剤により取り付けられ、底面の中央付近
に前記出力取出し部分から取り出された出力リード線を
取り込むための取込み孔を有する端子取出し箱であっ
て、前記出力取出し部分および取込み孔の周囲には粘着
剤が配置され、その粘着剤の外側に前記接着剤が配置さ
れ、これら粘着剤および接着剤により前記太陽電池に取
り付けられていることを特徴とする太陽電池用端子取出
し箱。 - 【請求項2】 一側面に前記端子取出し箱内で前記出力
リード線と接続された出力取出し導体を取り出すための
取出し孔を具備することを特徴とする請求項1記載の太
陽電池用端子取出し箱。 - 【請求項3】 前記粘着剤および接着剤が配置された底
面に微細な凹凸を具備することを特徴とする請求項1記
載の太陽電池用端子取出し箱。 - 【請求項4】 太陽電池に対し、その出力取出し部分を
覆うように接着剤により取り付ける、底面の中央付近に
前記出力取出し部分から取り出された出力リード線を取
り込むための取込み孔を有する端子取出し箱の取付け方
法において、前記取込み孔の周囲に粘着剤を配置し、そ
の粘着剤の外側に前記接着剤を配置し、そして前記太陽
電池の出力取出し部分に前記取込み孔が一致するように
前記端子取出し箱を前記太陽電池に押圧することを特徴
とする太陽電池用端子取出し箱の取付け方法。 - 【請求項5】 前記端子取出し箱は、一側面に前記端子
取出し箱内で前記出力リード線と接続された出力取出し
導体を取り出すための取出し孔を具備することを特徴と
する請求項4記載の太陽電池用端子取出し箱の取付け方
法。 - 【請求項6】 前記粘着剤および接着剤が配置される底
面は微細な凹凸を具備することを特徴とする請求項4記
載の太陽電池用端子取出し箱の取付け方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30050295A JP3406956B2 (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 太陽電池用端子取出し箱およびその取付け方法 |
US08/694,582 US6462265B1 (en) | 1995-08-15 | 1996-08-09 | Terminal lead-out structure and solar-cell apparatus provided with such structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30050295A JP3406956B2 (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 太陽電池用端子取出し箱およびその取付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09129909A true JPH09129909A (ja) | 1997-05-16 |
JP3406956B2 JP3406956B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=17885595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30050295A Expired - Fee Related JP3406956B2 (ja) | 1995-08-15 | 1995-10-26 | 太陽電池用端子取出し箱およびその取付け方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3406956B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008053419A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 太陽電池モジュールの封止構造及び製造方法 |
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JP2011054662A (ja) | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 太陽電池モジュール |
WO2012042737A1 (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-05 | 富士電機株式会社 | 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法 |
JP2013048069A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Hosiden Corp | 端子ボックス固定構造 |
US9184696B2 (en) | 2009-08-25 | 2015-11-10 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Solar cell module and method for manufacturing the same |
-
1995
- 1995-10-26 JP JP30050295A patent/JP3406956B2/ja not_active Expired - Fee Related
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