JPH09129738A - 配線配置設計方法 - Google Patents

配線配置設計方法

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JPH09129738A
JPH09129738A JP7304991A JP30499195A JPH09129738A JP H09129738 A JPH09129738 A JP H09129738A JP 7304991 A JP7304991 A JP 7304991A JP 30499195 A JP30499195 A JP 30499195A JP H09129738 A JPH09129738 A JP H09129738A
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integrated circuit
layer
hierarchical
scale integrated
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JP7304991A
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Inventor
Masayuki Iwahashi
誠之 岩橋
Kazuhisa Miyamoto
和久 宮本
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 大規模集積回路装置の動作特性を改善しつ
つ、特に顧客論理配線の変更に必要な工数を削減する配
線配置設計システムを実現する。 【解決手段】 大規模集積回路装置の配線を、スロット
内の配線を含む第1階層配線と、各スロットに対する電
源配線及びクロック配線等を含みスロット間の顧客論理
配線を含まない第2階層配線と、スロット間の顧客論理
配線を含む第3階層配線とに階層化し、階層配線ごとに
ステップST1,ST3,ST5,ST7及びST9に
より順次配置設計を行うとともに、各階層配線の設計過
程つまりステップST2,ST4,ST6及びST8に
より、スロット間の信号配線に関する端子の上層領域
や、大規模集積回路装置の動作特性に影響を与える信号
配線の周辺領域を上階層配線の禁止領域として設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は配線配置設計方法
に関し、例えば、論理セルの形成単位となるスロットや
RAM(ランダムアクセスメモリ)マクロセル等を備え
る大規模集積回路装置ならびにその配線配置設計に利用
して特に有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一つ又は所定数の論理セルの形成単位と
なるスロットやRAM等のマクロセルを備えるゲートア
レイ等の大規模集積回路装置がある。また、DA(設計
自動化)技術を利用して、このような大規模集積回路装
置の配線配置設計を効率良く進めるための配線配置設計
システムがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の配線配置設計シ
ステムにおいて、大規模集積回路装置の配線は、手作業
で行われるスロット内配線を除いてすべて一括処理さ
れ、その設計結果は、一つのデータベースに集約され
る。周知のように、大規模集積回路装置の大規模化は目
覚ましく、これにともなってその配置設計データも膨大
な量となりつつある。このため、スロット内配線を除く
すべての配線が一括処理される従来の配線配置設計シス
テムでは、大規模集積回路装置の著しい大規模化に対応
することが困難となり、また特に開発期において設計変
更が比較的多い顧客論理配線についてはこれに対応する
ための工数が増大し、コスト上昇の原因となる。
【0004】この発明の目的は、大規模集積回路装置の
さらなる大規模化に対応しうる配線配置設計システムを
実現することにある。この発明の他の目的は、大規模集
積回路装置の動作特性を改善しつつ、特に顧客論理配線
の変更に必要な工数を削減して、大規模集積回路装置の
低コスト化を図ることにある。
【0005】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、一つ又は所定数の論理セルの
形成単位となるスロットやRAM等のマクロセルを備え
るゲートアレイ等の大規模集積回路装置を設計対象とす
る配線配置設計システムにおいて、大規模集積回路装置
の配線を、例えば、スロット内の配線を含む第1階層配
線と、各スロットに対する電源配線及びクロック配線等
を含みスロット間の顧客論理配線を含まない第2階層配
線と、スロット間の顧客論理配線を含む第3階層配線と
に階層化し、階層配線ごとに順次配置設計を行うととも
に、各階層配線の設計過程で、スロット間の信号配線に
関する端子の上層領域や、大規模集積回路装置の動作特
性に影響を与える信号配線の周辺領域を上階層配線の禁
止領域として設定する。
【0007】上記した手段によれば、大規模集積回路装
置の配線を階層配線ごとに分割して処理できるととも
に、比較的設計変更の多い顧客論理配線とその他の配線
とを分離して扱い、顧客論理配線の設計変更に効率良く
対処することができる。また、禁止領域の設定により、
例えば大規模集積回路装置の動作特性に影響を与える信
号配線に他の信号配線が平行して配置されるのを防止
し、これらの信号配線間のカップリングノイズを抑制す
ることができる。この結果、設計対象となる大規模集積
回路装置のさらなる大規模化に対応しうる配線配置設計
システムを実現できるとともに、大規模集積回路装置の
動作特性を改善しつつ、特に顧客論理配線の変更に必要
な工数を削減し、その低コスト化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用された
配線配置設計方法つまり配線配置設計システムの設計対
象となる大規模集積回路装置の一実施例のチップ構成図
が示され、図2には、図1の大規模集積回路装置に設け
られる区画SECTの一実施例の構成図が示されてい
る。これらの図をもとに、まずこの実施例の配線配置設
計システムの設計対象となる大規模集積回路装置のチッ
プ構成の概要について説明する。なお、この実施例の大
規模集積回路装置は、バイポーラトランジスタからなる
バイポーラ回路とPチャンネル及びNチャンネルMOS
FET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ)か
らなるCMOS(相補型MOS)回路とが組み合わされ
てなるいわゆるBiCMOS回路をその基本素子とす
る。
【0009】図1において、この実施例の配線配置設計
システムの設計対象となる大規模集積回路装置は、特に
制限されないが、チップCHIP上に格子配列される区
画SECTあるいはこの区画SECTの数個分のレイア
ウト面積をもって配置されるRAMマクロセルを備え
る。このうち、区画SECTのそれぞれは、特に制限さ
れないが、図2に例示されるように、4個の1/4区画
QSECTに分割され、これらの1/4区画QSECT
のそれぞれは、約70個のスロットSLOTからなる。
入出力部I/Oに設けられた入力バッファ及び出力バッ
ファの入出力ノードは、最上層に形成されるバンプを介
して対応する外部端子に結合される。
【0010】一方、1/4区画QSECTを構成するス
ロットSLOTのそれぞれは、数百個のBiCMOS素
子つまりバイポーラトランジスタならびにPチャンネル
及びNチャンネルMOSFETを含む。これらのBiC
MOS素子は、ポリシリコン配線ならびに第1層メタル
(金属)配線を介して所定の組み合わせで結合され、一
つ又は所定数の論理ゲート及びフリップフロップ等の論
理セルを構成する。これにより、大規模集積回路装置
は、数百万個のBiCMOS素子を搭載し、これらの素
子をもとに10万ゲート程度の論理規模のデジタルシス
テムを顧客仕様に応じて構築しうるものとなる。
【0011】図3には、この発明が適用された配線配置
設計方法つまり配線配置設計システムにおける階層配線
とその使用配線層を説明するための一実施例の概念図が
示されている。また、図4には、図3の配線配置設計シ
ステムによる配線配置設計の一実施例の処理フロー図が
示されている。さらに、図5には、図3の配線配置設計
システムによる配線配置設計が実行された後の第1階層
配線の一実施例の部分的な平面配置図が示され、図6に
は、図3の配線配置設計システムによる配線配置設計が
実行された後の第2階層配線の一実施例の部分的な平面
配置図が示されている。これらの図をもとに、この実施
例の配線配置設計システムにおける階層配線と配置設計
の処理フローならびにその特徴について説明する。な
お、図6において、スロットSLOT1〜SLOT3は
すべて同一構成とされる。また、以下の実施例におい
て、大規模集積回路装置の配線は、最下層のポリシリコ
ン層PolySiと第1層ないし第5層のメタル配線M
1〜M5を用いて形成される。言うまでもなく、メタル
配線の中では第5層のメタル配線M5が最上層とされ、
各配線層を選択的に形成するためのフォトマスクは、配
線配置設計システムの設計結果として得られる配置設計
データをもとに作成される。
【0012】まず、図3において、この実施例の配線配
置設計システムでは、大規模集積回路装置の配線が、ス
ロット内配線を含む第1階層配線と、各スロットに対す
る電源配線やクロック配線等を含みかつスロット間の顧
客論理配線を含まない第2階層配線と、スロット間の顧
客論理配線を含む第3階層配線とに階層化され、その配
置設計は、階層配線ごとに順次行われる。このうち、第
1階層配線は、最下層のポリシリコンPolySiと第
1層のメタル配線M1を用いて形成され、その配置設計
はすべて手作業により行われる。また、第2階層配線
は、さらに電源,システムクロック,スキャン制御,ス
キャンアウトならびにIOクロックに関する配線を含む
ベースチップ配線と、RAMマクロセルの周辺論理配線
と、スキャンアドレス,スキャンデータ,スキャンセッ
ト,ダイナミックバーインならびにクロックコントロー
ルに関する配線を含む試験診断用配線とに階層化される
とともに、第1層のメタル配線M1に対応するスルーホ
ールTH1と第2層ないし第5層のメタル配線M2〜M
5とを用いて形成され、その配置設計は一部を除いて自
動的にかつ階層順に行われる。一方、第3階層配線は、
第2階層配線と同様にスルーホールTH1と第2層ない
し第5層のメタル配線M2〜M5とを用いて形成され、
その配置設計はすべてコンピュータにより自動化され
る。
【0013】ここで、この実施例の配線配置設計システ
ムによる配置設計は、図4に示されるように、まずステ
ップST1の第1階層配線の設計から開始され、このス
テップST1による設計結果は、所定のハードディスク
からなる記憶装置に配線配置データWLD1として格納
される。このとき、ステップST1では、例えば図5に
示されるように、端子T1〜T4ならびにT6〜T8を
所定の組み合わせで結合するための配線がポリシリコン
層P1〜P4ならびに第1層のメタル配線M11〜M1
5として配置される。また、ステップST1による配置
設計が終了すると、ステップST2により、スロット間
の信号配線の起点又は終点となる端子つまり上階層対象
端子T5及びT8の上層領域が禁止領域として設定さ
れ、これらの端子から上階層の信号配線に対する結合経
路が確保される。
【0014】次に、ステップST2による禁止領域の設
定が終了すると、ステップST3による第2階層配線の
うちまずベースチップの配置設計が行われた後、ステッ
プST4による禁止領域の設定が行われる。また、ステ
ップST4による禁止領域設定の終了を受けて、ステッ
プST5による第2階層配線のRAM周辺論理配線の配
置設計が行われた後、ステップST6による禁止領域の
設定が行われる。さらに、このステップST6による禁
止領域設定の終了を受けて、ステップST7による第2
階層配線の試験診断用配線の配置設計が行われた後、ス
テップST8による禁止領域の設定が行われる。ステッ
プST3,ST5ならびにST7による配置設計の結果
は、配線配置データWLD2として格納される。なお、
この実施例では、RAMマクロセルの周辺論理部はすべ
て禁止領域とされ、また試験診断用配線には禁止領域の
対象となる信号配線が含まれないため、ステップST6
及びST8による禁止領域の設定処理は実質的に省略可
能となる。
【0015】ところで、第2階層配線の配置設計では、
図6に例示されるように、スロットSLOT1〜SLO
T3を結合するための例えばクロック等の信号配線が、
第2層のメタル配線M21,第3層のメタル配線M31
〜M34,第4層のメタル配線M41〜M43ならびに
第5層のメタル配線M51を用いて形成される。このう
ち、メタル配線M33〜M34,M42〜M43ならび
にM51からなりスロットSLOT1〜SLOT3なら
びに入出力部I/Oを結合する信号配線は、特に大規模
集積回路装置の動作特性に影響を与える可能性があるた
め、その周辺領域が例えばステップST4により禁止領
域として設定される。
【0016】最後に、ステップST8による禁止領域設
定が終了すると、ステップST9により第3階層配線の
配置設計が行われ、その結果は、配線配置データWLD
3として所定のハードディスクに格納される。ハードデ
ィスクに格納される配線配置データWLD1〜WLD3
は、ポリシリコン層PolySiならびに第1層ないし
第5層のメタル配線M1〜M5に対応するフォトマスク
の作成に供され、これらのフォトマスクをもとに各配線
層が選択的に形成される。なお、ステップST9では、
前記図6の禁止領域を避けるべく、言い換えるならば各
配線層ごとに禁止領域の対象となる信号配線に対して比
較的長い距離にわたって平行配置される配線が存在しな
いように、第3階層配線の配置設計が行われる。この結
果、これらの信号配線と隣接配線との間のカップリング
ノイズを抑制することができ、これによって大規模集積
回路装置の動作を安定化することができる。
【0017】以上のように、この実施例の配線配置設計
システムでは、大規模集積回路装置の配線が、スロット
内配線を含む第1階層配線と、各スロットに対する電源
配線やクロック配線等を含みスロット間の顧客論理配線
を含まない第2階層配線と、スロット間の顧客論理配線
を含む第3階層配線とに階層化され、その配置設計が階
層配線ごとに順次行われるとともに、各階層配線の配置
設計に際して、スロット間配線に関する端子の上層領域
や大規模集積回路装置の動作特性に影響を与える信号配
線の周辺領域が、上階層配線に対する禁止領域として設
定される。このため、大規模集積回路装置の配線を、階
層配線ごとに分割して処理できるとともに、比較的設計
変更の多い顧客論理配線とその他の配線とを分離して処
理し、顧客論理配線の設計変更に効率良く対処すること
ができる。また、禁止領域の設定によって、例えば大規
模集積回路装置の動作特性に影響を与える信号配線に他
の信号配線が平行して配置されるのを防止し、これらの
信号配線間のカップリングノイズを抑制することができ
る。この結果、設計対象となる大規模集積回路装置のさ
らなる大規模化に対応しうる配線配置設計システムを実
現できるとともに、大規模集積回路装置の動作特性を改
善しつつ、特に顧客論理配線の変更に必要な工数を削減
し、その低コスト化を図ることができるものである。
【0018】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)一つ又は所定数の論理セルの形成単位となるスロ
ットやRAM等のマクロセルを備えるゲートアレイ等の
大規模集積回路装置を設計対象とする配線配置設計シス
テムにおいて、大規模集積回路装置の配線を、例えば、
スロット内の配線を含む第1階層配線と、各スロットに
対する電源配線及びクロック配線を含みスロット間の顧
客論理配線を含まない第2階層配線と、スロット間の顧
客論理配線を含む第3階層配線とに階層化し、階層配線
ごとに順次配置設計を行うことで、大規模集積回路装置
の配線を階層配線ごとに分割して処理できるとともに、
比較的設計変更の多い顧客論理配線とその他の配線とを
分離し、顧客論理配線の設計変更に効率良く対処するこ
とができるという効果が得られる。
【0019】(2)上記(1)項において、各階層配線
の配置設計に際して、スロット間の信号配線に関する端
子の上層領域や、大規模集積回路装置の動作特性に影響
を与える信号配線の周辺領域を上階層配線に対する禁止
領域として設定することで、例えば大規模集積回路装置
の動作特性に影響を与えるような信号配線に他の信号配
線が比較的長い距離にわたって平行配置されるのを防止
し、これらの信号配線間のカップリングノイズを抑制す
ることができるという効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、大規模集積回
路装置のさらなる大規模化に対応しうる配線配置設計シ
ステムを実現できるという効果が得られる。 (4)上記(1)項及び(2)項により、大規模集積回
路装置の動作特性を改善しつつ、特に顧客論理配線の変
更に必要な工数を削減し、大規模集積回路装置の低コス
ト化を図ることができるという効果が得られる。
【0020】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、大規模集積回路装置のチップCHI
Pには任意数の区画SECTを搭載できるし、各区画の
分割数も任意に設定できる。また、大規模集積回路装置
のチップCHIPには任意数のRAMマクロセルを搭載
できるし、区画SECTに対するRAMマクロセルのレ
イアウト面積の比率もこの実施例によって制約されな
い。大規模集積回路装置のチップCHIPには、各種の
マクロセルを搭載できるし、チップCHIPの形状や区
画SECT及びRAMマクロセルのレイアウト位置等
は、種々の実施形態を採りうる。図2において、1/4
区画QSECTのスロットSLOTへの分割数は、任意
に設定できる。また、入出力部I/Oは、例えば1/4
区画QSECTに対して1個おきに配置してもよい。
【0021】図3において、配線配置設計システムに用
意される階層配線数は、任意に設定できるし、例えば第
2階層配線の各配線種を階層配線として扱うこともでき
る。図4において、ステップST6及びST8による禁
止領域の設定は、これを省略することができるし、配線
配置データWLD1〜WLD3を格納するための記憶装
置は、ハードディスクに限定されない。図5及び図6に
おいて、各配線に対する配線層の割り当てならびに各配
線のレイアウト位置等は、種々の形態を採りうる。ま
た、図6において、スロットSLOT1〜SLOT3が
それぞれ異なる回路構成を採りうるものであることは言
うまでもない。大規模集積回路装置に用意される配線層
の数ならびにその種類は、任意に設定できる。
【0022】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるBi
CMOS回路を基本素子としてなる大規模集積回路装置
を設計対象とする配線配置設計システムに適用した場合
について説明したが、それに限定されるものではなく、
例えば、バイポーラ回路又はCMOS回路のみを基本素
子とする大規模集積回路装置や各種大規模集積回路装置
を設計対象とする同様な配線配置設計システムにも適用
できるし、その配置設計作業がすべて手作業で行われる
大規模集積回路装置の配線配置設計方法としても適用で
きる。
【0023】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、一つ又は所定数の論理セル
の形成単位となるスロットやRAM等のマクロセルを備
えるゲートアレイ等の大規模集積回路装置を設計対象と
する配線配置設計システムにおいて、大規模集積回路装
置の配線を、例えば、スロット内の配線を含む第1階層
配線と、各スロットに対する電源配線及びクロック配線
を含みかつスロット間の顧客論理配線を含まない第2階
層配線と、スロット間の顧客論理配線を含む第3階層配
線とに階層化し、階層配線ごとに順次配置設計を行うと
ともに、各階層配線の設計過程で、スロット間の信号配
線に関する端子の上層領域や、大規模集積回路装置の動
作特性に影響を与えるような信号配線の周辺領域を上階
層配線に対する禁止領域として設定することで、大規模
集積回路装置の配線を階層配線ごとに分割して処理でき
るとともに、比較的設計変更の多い顧客論理配線とその
他の配線とを分離して扱い、顧客論理配線の設計変更に
効率良く対処できる。また、禁止領域の設定により、例
えば大規模集積回路装置の動作特性に影響を与える信号
配線に他の信号配線が比較的長い距離にわたって平行配
置されるのを防止し、これらの信号配線間のカップリン
グノイズを抑制することができる。この結果、設計対象
となる大規模集積回路装置のさらなる大規模化に対応し
うる配線配置設計システムを実現できるとともに、大規
模集積回路装置の動作特性を改善しつつ、特に顧客論理
配線の変更に必要な工数を削減し、その低コスト化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された配線配置設計システムの
設計対象となる大規模集積回路装置の一実施例を示すチ
ップ構成図である。
【図2】図1の大規模集積回路装置のチップに設けられ
る区画の一実施例を示す構成図である。
【図3】この発明が適用された配線配置設計システムに
おける階層配線とその使用配線層を説明するための一実
施例を示す概念図である。
【図4】図3の配線配置設計システムによる配線配置設
計の一実施例を示す処理フロー図である。
【図5】図3の配線配置設計システムによる配線配置設
計が行われた後の第1階層配線の一実施例を示す部分的
な平面配置図である。
【図6】図3の配線配置設計システムによる配線配置設
計が行われた後の第2階層配線の一実施例を示す部分的
な平面配置図である。
【符号の説明】
CHIP……チップ(半導体基板)、SECT……区
画、QSECT……1/4区画、SLOT……スロッ
ト、RAM……RAM(ランダムアクセスメモリ)マク
ロセル、I/O……入出力部。PolySi……ポリシ
リコン層、M1〜M5……メタル配線層。ST1〜ST
9……処理ステップ、WLD1〜WLD3……配線配置
データ。T1〜T8……端子、P1〜P4……ポリシリ
コン配線、M11〜M15……第1層メタル配線。SL
OT1〜SLOT3……スロット、M21……第2層メ
タル配線、M31〜M33……第3層メタル配線、M4
1〜M43……第4層メタル配線、M51……第5層メ
タル配線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線を少なくとも三つの階層配線に階層
    化し、階層配線ごとに順次配置設計を行うことを特徴と
    する配線配置設計方法。
  2. 【請求項2】 上記配線配置設計方法の対象となる大規
    模集積回路装置は、一つ又は所定数の論理セルの形成単
    位となるスロットを具備するものであって、上記階層配
    線は、上記スロット内の配線を含む第1階層配線と、上
    記スロットに対する電源配線及びクロック配線を含み上
    記スロット間の顧客論理配線を含まない第2階層配線
    と、上記スロット間の顧客論理配線を含む第3階層配線
    とからなるものであることを特徴とする請求項1の配線
    配置設計方法。
  3. 【請求項3】 上記第1階層配線に関する配置設計は、
    上記第2及び第3階層配線に対する禁止領域を設定しつ
    つ行われ、上記第2階層配線に関する配置設計は、上記
    第3階層配線に対する禁止領域を設定しつつ行われるも
    のであることを特徴とする請求項1又は請求項2の配線
    配置設計方法。
  4. 【請求項4】 上記禁止領域は、上記スロット間の信号
    配線に関する端子の上層領域と、上記大規模集積回路装
    置の動作特性に影響を与える信号配線の周辺領域とを含
    むものであることを特徴とする請求項3の配線配置設計
    方法。
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