JP2570597B2 - 半導体集積回路のレイアウト設計方法 - Google Patents

半導体集積回路のレイアウト設計方法

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JP2570597B2 JP5244183A JP24418393A JP2570597B2 JP 2570597 B2 JP2570597 B2 JP 2570597B2 JP 5244183 A JP5244183 A JP 5244183A JP 24418393 A JP24418393 A JP 24418393A JP 2570597 B2 JP2570597 B2 JP 2570597B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大規模集積回路の素子レ
ベルでのレイアウト設計システムによるレイアウト設計
方法に係わり、特にメモリ用LSIの周辺レイアウト設
計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリの周辺レイアウト設計自動
化の必要性が年々増大している。メモリLSIの周辺レ
イアウトにおいては、特性とチップ面積の制限から、セ
ルベース方式やゲートアレイ方式では設計が困難であ
る。したがって素子毎に設計していく必要がある。
【0003】このための手段として、いわゆるレイアウ
トシンセシスと呼ばれるシステム(方法)がある。この
手法は、素子記述の接続情報(以後、ネットリスト、と
称す)と設計基準データを入力し、全体的に一体化して
入力されたネットリストを各論理ゲート回路(以後、グ
ループ、と称す)に分割し、論理ゲートの種別判定およ
び一次元での配置を行い、対応する論理ゲートの図形形
状を決定するソフトウェアモジュール(以後、パラメタ
ライズセル、と称す)で図形を作成し、各パラメタライ
ズセルによる図形間の配線を行うものである。
【0004】図8(A)はこのフローの1例を示す図で
あり、(B)はそれをまとめた図である。ネットリスト
の例として代表的な回路シミュレーションシステムであ
る″SPICE″の入力データ書式があり、これは素子
記述に適している。以後の説明ではネットリストとして
このSPICE入力データを使用する。
【0005】図8でグループ化とは、入力されたネット
リストを図9に示すように論理ゲート単位にまとめるこ
とである。この方法は、ゲートへの接続、電源、アース
への接続をきることで容易に実現できる。図9(A)で
は、論理ゲートとして入力A1,A2と出力Dとの間に
接続節点(およびその接続配線)B,Cにより直列接続
されたNAND回路11,第1のインバータ回路12お
よび第2のインバータ回路13が各論理ゲートとして示
し、図9(B)には正電源ラインのVDD23と接地ラ
インのGND24間に各論理ゲートがPチャネルMOS
FET(PMOS)21とNチャネルMOSFET(N
MOS)22とから構成されていることを示している。
【0006】図8でパラメタライズセルとは、設計基準
データ、ネットリストより入力パラメータを得て、先に
説明したように、図形形状を決定する図形作成用ソフト
ウエアモジュールであり、従来技術では各論理ゲートご
とに1つのパラメタライズセル用の関数が対応してい
る。
【0007】図10に図9の第1のインバータ回路12
を例にとり、それに対応するネットリスト、パラメタラ
イズセルの一部と、対応するレイアウト図を示す。すな
わち、(A)が論理回路図、(B)が素子回路図、
(C)がネットリスト、(D)がパラメタライズセル、
(E)がパラメタライズセルにより得られた図形形状の
レイアウト図である。ここでパラメタライズセルは計算
機言語″C″で表している。パラメータは、これ以外に
も存在するが、ここでは例として各トランジスタのゲー
ト長(P1,P3)、ゲート幅(P2,P4)を示して
いる。ここでのネットリストはあらかじめシステムにデ
ータとして初期設定されている。またレイアウト図では
以後も簡略化して示している。なおレイアウト図(E)
において、PMOS21にP型のソース、ドレイン3
1,31が、NMOS22にN型のソース、ドレイン3
2,32が示され、両端に端部●を有するポリシリコン
ゲート34が点線で示され、論理回路内を配線接続する
下層の第1層目金属配線35が実線で示されている。第
1層目金属配線35は、コンタクトホール(×印)を通
してソース、ドレイン31,32と接続し、両MOS間
のコンタクトホール(×印)(図9の節点B,Cに相
当)を通して他の論理ゲート(図9のNAND回路11
および第2のインバータ回路13)と接続する上層の第
2層目金属配線にそれぞれ接続される。
【0008】また図8でグループの論理ゲート判定と
は、グループがどの論理ゲートなのかを判定することで
ある。この方法として、図11(A)の回路を例にとり
図11(B)に示すように、各グループ内、並びにパラ
メタライズセルに対応するネットリスト双方において、
節点を頂点、トランジスタ(MOS)を一方の電源電圧
供給配線である電源VDD23側から他方の電源電圧供
給配線である接地GND24側へ向かう辺とした有効グ
ラフを作成しこの同形判定問題として容易に実現でき
る。なお図11において、M1,M2はPMOS21,
21を示し、M3,M4はNMOS22,22を示して
いる。
【0009】また図8でのグループの配置とは、目的値
によりグループの一次元の順位を決定するもので、通常
はパラメタライズセル図形間接続配線幅が最小になるよ
うに行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によるレ
イアウト設計方法では、論理ゲートごとにパラメタライ
ズセルが対応し図形を配置順に1次元に並べて接続を行
う。したがって従来のシステムでは、論理ゲートの1個
ずつ一方向(X方向)に配列したものとなり、特にメモ
リLSIの周辺回路のレイアウトに適用すると、上記一
方向とは直角方向(Y方向)に充分のスペースがあるに
もかかわらずそのスペースを活用しない欠点がある。し
かも従来技術では、図8の設計基準、ネットリストを読
込むステップから図形を出力するステップまで一貫した
全自動配線であるからその間でレイアウトを修正するこ
とは不可能である。
【0011】図12に図9の回路を用いたレイアウトの
結果を示す。上層の第2層目金属配線のVDD線23お
よびGND線24がX方向を延在している。そしてこの
両電源配線23,24下およびその間下である領域Y1
にNAND回路11,第1のインバータ12および第2
のインバータ13がX方向に配列されている。
【0012】すなわち各回路はPMOS21とNMOS
22とから構成され、これらのMOSは両端に端部●を
有し点線で示すポリシリコンゲート34とその両側のP
型ソース、ドレイン拡散層31,31もしくはN型ソー
ス、ドレイン拡散層32,32を有して構成されてい
る。また隣接するPMOSのP型ソース、ドレイン31
は共通に形成され、同様に隣接するNMOSのN型ソー
ス、ドレイン32は共通に形成されている。各論理ゲー
ト内の配線は全て実線で示す下層の第1層目金属配線3
5で行われ、コンタクトホールを×印で示してある。第
1層目金属配線35はコンタクトホールを通して電源配
線VDD,GNDに接続され、またコンタクトホールを
通してソース、ドレイン31,32に接続されている。
また、2点鎖線で示しX方向を延在する上層の第2層目
金属配線の信号線(論理ゲート間の接続配線)が各論理
ゲート間の節点B,Cとなって、コンタクトホールを通
して第1層目金属内部配線35やポリシリコンゲート3
4に接続し、NAND回路21と第1のインバータ回路
22との接続(B)および第1のインバータ22と第2
のインバータ23との接続(C)を行っている。
【0013】そしてたがいに平行なVDD線23および
GND線24間のの外側の領域(図で上下側の領域)Y
2,Y3は信号線形成領域となっており、第2層目金属
層からなる他の信号線がX方向を延在できるようになっ
ている。
【0014】このように、一般的に中央部にメモリセル
アレイを形成するメモリLSIの周辺部のレイアウトで
は、第1層目(下層)金属配線までをパラメタライズセ
ルで作成される論理ゲートに使用し、第2層目(上層)
の金属配線は電源線、接地線、論理ゲート間の接続を含
む信号線に使用するため、図12のY方向の領域Y2お
よびY3では第2層目の金属配線が形成されるだけで、
それより下層の第1層目の金属配線、ポリシリコンゲー
トおよび半導体基板の拡散領域のソース、ドレインを具
備する論理ゲートは形成しないから、このスペースが活
用されずそれだけX方向の寸法X1が大きくなり集積度
向上の支障となっていた。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、レイア
ウト設計基準データと、論理ゲートの図形形状を決定す
る複数のパラメタライズセルと、素子記述の接続情報で
あるネットリストとを用い、前記ネットリストを各パラ
メタライズセルに対応するネットリストにより分割し、
かつ前記複数のパラメタライズセルのうちの少なくとも
一つのパラメタライズセルは複数の論理ゲートの図形形
状を決定するパラメタライズセルである半導体集積回路
のレイアウト設計方法にある。ここで、第1および第2
の論理ゲートの図形形状を決定する図形作成用の第1の
パラメタライズセルと、第3の論理ゲートの図形形状を
決定する図形作成用の第2のパラメタライズセルと、前
記第1および第2のパラメタライズセルのそれぞれに対
応して分割された素子記述の接続情報であるネットリス
トとを用いて、前記第1および第2の論理ゲートを第1
の方向に配列し、前記第1の方向とは直角の第2の方向
に前記第3の論理ゲートを前記配列と隣接させて配置さ
せる半導体集積回路のレイアウト設計方法であることが
できる。また、前記パラメタライズセルによる論理ゲー
トの図形発生後、各パラメタライズセルによる論理ゲー
ト間を接続する接続設計を行うこができる。
【0016】本発明の他の特徴は、レイアウト設計基準
データと、論理ゲートの図形形状を決定する複数のパラ
メタライズセルと、前記複数のパラメタライズセルのそ
れぞれに対応して分割された素子記述の接続情報である
ネットリストとを有し、前記複数のパラメタライズセル
による複数の論理ゲートの配置設計を行ない、しかる
後、この配置データを含む中間ファイルを出力し、出力
された中間ファイルを人手により修正し、配置設計が修
正された該中間ファイルを入力して前記複数のパラメタ
ライズセルにより論理ゲートの図形を作成する半導体集
積回路のレイアウト設計方法にある。
【0017】
【実施例】以下図面を参照して本発明を説明する。
【0018】図1(A)は本発明の一実施例のフローを
示す図であり、(B)はそれをまとめた図である。まず
レイアウト設計基準データとパラメタライズセルに対応
する素子記述のネットリスト(以後、PN、と称す)を
ライブラリとして読込む。ここでパラメタライズセルは
1つの論理ゲートの図形形状を決定するものだけではな
く、複数のパラメタライズセルのなかには、1つのパラ
メタライズセルで複数の論理ゲートの図形形状を決定す
るものも存在する。
【0019】図2および図3に複数の論理ゲートを有す
る論理回路の例としてインバータ2段の場合を示す。す
なわち、図2(A)に第1のインバータ12と第2のイ
ンバータ13とが直列接続した論理回路であることを示
す。
【0020】図2(B)は一方の電源電位供給線の正電
位供給線VDD23と他方の電源電位供給線の接地電位
供給線GND24との間に、素子参照名M1およびM3
で示す2個のPチャネル型トランジスタ(PMOS)2
1および素子参照名M2およびM4で示す2個のNチャ
ネル型トランジスタ(NMOS)22が接続されて第1
および第2のインバータ12,13を構成していること
を示す。またこの論理回路の入力節点をB,出力節点を
D,両インバータ間の接続節点をXで示す。
【0021】図3(A)にこの論理回路のパラメタライ
ズセルに対応するネットリストすなわちPNを示す。
【0022】図3(B)にパラメタライズセルの一部を
示す。すなわちこのパラメタライズセルは計算機言語″
C″で表している。パラメータは、これ以外にも存在す
るが、ここでは例として各トランジスタのゲート長、ゲ
ート幅を示している。
【0023】図3(C)に図3(B)のパラメタライズ
セルにより得られる図形形状のレイアウト図を示す。こ
の実施例では、4個のトランジスタから成る2個の論理
ゲート(第1および第2のインバータ)の図形が1つの
パラメタライズセルにより得られるから、図に示すよう
に4個のトランジスタM1〜M4をY方向に縦積みして
2個の論理ゲートをY方向に配列することができる。
尚、図3(C)において、、PMOS21(M1,M
3)にP型のソース、ドレイン拡散層31,31が、N
MOS22(M2,M4)にN型のソース、ドレイン拡
散層32,32が示され、両端に端部●を有するポリシ
リコンゲート34が点線で示され、論理回路内を配線接
続する下層の第1層目金属配線35が実線で示されてい
る。第1層目金属配線35は、コンタクトホール(×
印)を通してソース、ドレイン31,32と接続し、M
1とM2との間のコンタクトホール(×印)は図2
(B)の節点B,XDに相当し、節点Bにおいて他のパ
ラメタライズセルによる他の論理ゲートであるNAND
回路に上層の第2層目金属配線により接続される。
【0024】説明を図1のフローに戻り、ライブラリと
して読込まれたPNをグループ化し、ここでネットリス
トを一体的に入力読込み、グループ化してPNと照合、
同形判定を行う。尚ここで読込れた入力ネットリストは
PNと基本的には同じであるが、PNは上記したように
パラメタライズセルごとに必要であるが、ここで一体的
に読込まれた通常の入力ネットリストは全体で1つであ
り、これをグループ化しPNにより検索するわけであ
る。
【0025】この照合においてまず、図11で説明した
ように、各グループのゲート種類の判定を行い、グルー
プを頂点、節点をソース、ドレインからMOSトランジ
スタのゲートへ向かう辺とする有効グラフを作成してそ
の同形判定を行う。グループ化した入力ネットリストを
PNに対応して検索し対応するパラメタライズセルに分
割するネットリストとPNの照合の例を図4に示す。す
なわち、図2,図3で説明した第1および第2のインバ
ータ12,13の図形作成用の第1のパラメタライズセ
ル(A)と、NAND回路11の図形作成用の第2のパ
ラメタライズセル(B)を結合し(D)、NAND回路
11と第1のインバータ12と第2のインバータ13と
を直列接続し、A1,A2を入力節点としDを出力節点
とする回路(C)のレイアウト設計を行う。
【0026】このようにパラメタライズセルの配置、パ
ラメタライズセルによる図形作成、パラメタライズセル
間の配線、すなわち第1のパラメタライズセルによる図
形と第2のパラメタライズセルによる図形との間を接続
する配線設計を行ったレイアウト図を図5に示す。
【0027】このレイアウトは、図3(C)に示すY方
向に配列された第1および第2のインバータ12,13
の配列体のX方向に(左側に)NAND回路11が隣接
配置され、節点Bで両者を接続(2点鎖線で示す)した
ものとなる。
【0028】すなわち、上層の第2層目金属配線のVD
D線23およびGND線24がX方向を延在している。
そしてこの両電源配線23,24下およびその間下であ
る領域Y1から外側の領域Y2,Y3にかけて第1のイ
ンバータ12および第2のインバータ13がY方向に配
列され、それに接続されるNAND回路11が領域Y1
内に配列されている。各回路は図の上側に位置するPM
OS21と図の下側に位置するNMOS22とから構成
され、これらのMOSは両端に端部●を有し点線で示す
ポリシリコンゲート34とその両側のP型のソース、ド
レイン拡散層31,31もしくはN型のソース、ドレイ
ン拡散層32,32を有して構成されている。また隣接
するPMOSのP型ソース、ドレイン31は共通に形成
され、同様に隣接するNMOSのN型ソース、ドレイン
32は共通に形成されている。各論理ゲート内の配線は
全て実線で示す下層の第1層目金属配線35で行われ、
コンタクトホールを×印で示してある。第1層目金属配
線35はコンタクトホールを通して電源配線VDD線2
3やGND線24に接続され、またコンタクトホールを
通してソース、ドレイン31,32に接続されている。
また上記したように、2点鎖線で示しX方向を延在する
上層の第2層目金属配線の信号線(論理ゲート間の接続
配線)が論理ゲート間の節点Bとなって、コンタクトホ
ールを通して第1層目金属内部配線35とポリシリコン
ゲート34に接続し、NAND回路21と第1のインバ
ータ回路12との接続を行っている。
【0029】そしてたがいに平行なVDD線23および
GND線24間の外側の領域(図で上下側の領域)Y
2,Y3は信号線形成領域となっており、第2層目金属
層からなる他の信号線(図示省略)がX方向を延在でき
るようになっているが、第1のパラメタライズセルによ
る第1および第2のインバータ12,13はそれより下
層レベルのソース、ドレイン拡散層、ポリシリコンゲー
トおよび第1層目金属配線から構成されているから、第
2層目金属層の他の信号線の下方に自由にレイアウト設
計することが出来る。
【0030】このように従来は論理ゲートのレイアウト
設計には用いられなかったY方向の領域Y2およびY3
を、本発明によれば用いることができるのでそれだけX
方向の寸法X2を小さくすることができる。例えば本発
明の寸法X2は、従来技術を示す図12のX方向の寸法
X1に比べて約2/3となる。
【0031】そしてこのレイアウト図形を既定の書式、
例えばstream fileの書式のインターフェー
スファイルとして出力する。
【0032】図6(A)は上記した一実施例の一部を変
更した他の実施例のフローを示す図であり、(B)はそ
れをまとめた図である。図6において図1との相違は、
パラメタライズセルの配置後、中間ファイルを出力し、
中間ファイルを人手で修正し、修正された中間ファイル
を入力(読込み)してからパラメタライズセルによる図
形作成を行うことである。
【0033】図7に中間ファイルの一例を示す。ここで
ネットリストはSPICE入力データであるが、コメン
ト行(第1文字が*)で区切ってPNごとにまとめられ
ており、順に左から図形作成するものとする。したがっ
て図7のままの場合は図5と同様に、NAND回路の右
側に2つのインバータからなる論理回路がレイアウト配
置される。しかしこの中間ファイルを人手により、*N
ANDのリスト100と*INV2のリスト200の順
番を入れ替える修正を行うと、2つのインバータからな
る論理回路の右側にNAND回路が位置するレイアウト
となる。このように中間ファイルを人手修正することに
より配置順等の指定が可能となる長所を有する。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、パラメタラ
イズセルに対応した素子記述のネットリスト(PN)に
よりネットリストを分割するため、複数の論理ゲートを
含むパラメタライズセルの利用が可能であり、従って、
1列(図5で縦のY方向)に複数の論理ゲートを含むレ
イアウトが可能となりレイアウト面積縮小が実現でき
る。通常のメモリチップの周辺レイアウトではこの方向
の1列に2〜3個の論理ゲートの形成が可能であるため
に、本発明によればこの方向と直角方向(図5で横のX
方向)の長さは1/3〜2/3程度に縮小が可能とな
る。また、パラメタライズセル対応のネットリストをフ
ァイルから読込むため、設計者によるパラメタライズセ
ルの作成が可能である。さらに、パラメタライズセルの
配置後に中間データを出力することにより、人手介入に
よるレイアウト設計変更等の修正が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のフローチャートである。
【図2】本発明の一実施例における論理回路およびその
素子回路を示す図である。
【図3】図2の論理回路におけるパラメタライズセル用
ネットリスト、パラメタライズセルおよびそれによるレ
イアウトを示す図である。
【図4】本発明の一実施例におけるネットリスト照合に
よる各論理ゲートおよびそのパラメタライズセルの一例
を示す図である。
【図5】本発明の一実施例によるレイアウトを示す図で
ある。
【図6】本発明の他の実施例のフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施例における中間ファイルの1
例を示す図である。
【図8】従来技術のフローチャートである。
【図9】従来技術における論理回路および素子回路を示
す図である。
【図10】図9の一部の論理回路図、素子回路図、ネッ
トリスト、パラメタライズセルの一部およびそれによる
レイアウトを示す図である。
【図11】論理ゲートの照合判定方法の一例を示す図で
ある。
【図12】従来技術によるレイアウトを示す図である。
【符号の説明】
11 NAND回路 12,13 インバータ 21 PMOS 22 NMOS 23 VDD線 24 GND線 31 P型ソース、ドレイン 32 N型ソース、ドレイン

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レイアウト設計基準データと、論理ゲー
    トの図形形状を決定する複数のソフトウェアモジュール
    と、素子記述の接続情報であるネットリストとを用いる
    半導体集積回路のレイアウト設計方法において、前記ネ
    ットリストを各ソフトウェアモジュールに対応するネッ
    トリストにより分割し、かつ前記複数のソフトウェアモ
    ジュールのうちの少なくとも一つのソフトウェアモジュ
    ールは複数の論理ゲートの図形形状を決定するモジュー
    ルであることを特徴とする半導体集積回路のレイアウト
    設計方法。
  2. 【請求項2】 第1および第2の論理ゲートの図形形状
    を決定する図形作成用の第1のソフトウェアモジュール
    と、第3の論理ゲートの図形形状を決定する図形作成用
    の第2のソフトウェアモジュールと、前記第1および第
    2のソフトウェアモジュールのそれぞれに対応して分割
    された素子記述の接続情報であるネットリストとを用い
    て、前記第1および第2の論理ゲートを第1の方向に配
    列し、前記第1の方向とは直角の第2の方向に前記第3
    の論理ゲートを前記配列と隣接させて配置させることを
    特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路のレイアウ
    ト設計方法。
  3. 【請求項3】 前記ソフトウェアモジュールによる論理
    ゲートの図形発生後、各ソフトウェアモジュールによる
    論理ゲート間を接続する接続設計を行うことを特徴とす
    る請求項1もしくは請求項2に記載の半導体集積回路の
    レイアウト設計方法。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の論理ゲートは第1
    および第2のインバータ回路であり、前記第3の論理ゲ
    ートはNAND回路であることを特徴とする請求項2も
    しくは請求項3に記載の半導体集積回路のレイアウト設
    計方法。
  5. 【請求項5】 一対の電源電圧供給配線がたがいに平行
    に前記第2の方向に延在して設計され、前記第1および
    第2の論理ゲートの配列は前記電源電圧供給配線下およ
    び前記電源電圧供給配線間下から前記第1の方向を外側
    に延長して配置されていることを特徴とする請求項2,
    請求項3もしくは請求項4に記載の半導体集積回路のレ
    イアウト設計方法。
  6. 【請求項6】 レイアウト設計基準データと、論理ゲー
    トの図形形状を決定する複数のソフトウェアモジュール
    と、前記複数のソフトウェアモジュールのそれぞれに対
    応して分割された素子記述の接続情報であるネットリス
    トとを用い、前記複数のソフトウェアモジュールの配置
    後、この配置データを含む中間ファイルを出力し、出力
    された中間ファイルを人手により修正し、配置設計が修
    正された該中間ファイルを入力して配置の修正を行い、
    前記ソフトウェアモジュールによる論理ゲートの図形を
    作成することを特徴とする半導体集積回路のレイアウト
    設計方法。
  7. 【請求項7】 前記複数のソフトウェアモジュールのう
    ちの少なくとも一つのソフトウェアモジュールは複数の
    論理ゲートの図形形状を決定するモジュールであること
    を特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路のレイア
    ウト設計方法。
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