JPH09129651A - サファイア基板のサーマル・アニーリング方法及び装置 - Google Patents

サファイア基板のサーマル・アニーリング方法及び装置

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JPH09129651A
JPH09129651A JP24137796A JP24137796A JPH09129651A JP H09129651 A JPH09129651 A JP H09129651A JP 24137796 A JP24137796 A JP 24137796A JP 24137796 A JP24137796 A JP 24137796A JP H09129651 A JPH09129651 A JP H09129651A
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JP
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sapphire substrate
sapphire
annealing
substrate
terrace
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JP24137796A
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English (en)
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D Lester Steven
スティーブン・ディー・レスター
C Carl Elizabeth
エリザベス・シー・カール
Hiskus Ronald
ロナルド・ヒスクス
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Hewlett Packard Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高品質の膜を成長させるためには、市販のサフ
ァイア基板の表面が非常に不均一なため問題がある。
そのために、滑らかで真直ぐな境界を含む適切に結晶配
列の整ったテラスを有するサファイア基板を提供する方
法と装置の提供。さらにその表面に結合した高品質半導
体のエピタキシアル・膜を効率よく成長させる方法の提
供。 【解決手段】本発明は、サファイア基板の表面を従来知
られた化学エッチング技法では直接作り出すことが出来
ない滑らかで真直ぐな境界を有する適切な結晶配列の整
ったテラスを含むように、サファイア基板を充分高い温
度でかつ充分長い間特別にアニールすることにより実現
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発光デバイスとして使用
されるIII-V族化合物半導体デバイスの製造方法に関
し、より詳細にはそのデバイスの製造中エピタキシアル
・膜を成長させる前にサファイア基板をサーマル・アニ
ーリングすることを含む方法を対象とする。
【0002】
【従来の技術】高品質のエピタキシアル・膜の成長は発
光デバイスの製造に重要である。米国特許第53066
62号において、ナカムラ他は、GaNバッファ層を洗
浄したサファイア基板上にエピタキシアルに成長させる
ことを教示している。次いでそのGaNバッファ層上に
マグネシウムでドープしたGaN層をエピタキシアルに
成長させる。上述の層を備える基板を次にアニール装置
に入れ、窒素雰囲気中で大気圧下摂氏800度で20分
間アニールする。エピタキシアル層をアニールすると幾
つかの利点が得られるが、既知の方法にはなお幾つかの
限界が残っている。
【0003】一般に高品質の膜を成長させることは、市
販の基板の表面が非常に不均一なため問題がある。化学
エッチング剤や化学−機械的研磨を用いてサファイア基
板を表面研磨して調製すると、サファイア基板の表面に
引っ掻き傷や、ピット穴やその他の研磨による損傷など
の表面欠陥がランダムに出来る。そのような欠陥を修復
しないでおくと、基板上に成長させたエピタキシアル層
にランダムに欠陥が増大する。サファイア基板表面の欠
陥はランダムに望ましくない位置に核形成部分を発生さ
せるが、それは発光デバイスのエピタキシアル層の結晶
格子の望ましい均一な原子配列と相容れない。そのよう
な欠陥はLester他の論文「High dislocation densities
in high efficiency GaN-based light-emitting diode
s」、Applied Physics Letters,66(10)、(19
95年3月6日)で詳細に論じられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】滑らかで真直ぐな境界
を含む適切に結晶配列の整ったテラスを有する、特別に
調整したサファイア基板の表面に結合した高品質半導体
のエピタキシアル・膜を効率よく成長させる方法が求め
られている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は発光デバイスと
して使用されるIII-V族化合物半導体デバイス、例え
ば、紫外線発光レーザ・ダイオード、青または緑色の発
光レーザ・ダイオード、紫外線発光ダイオード、あるい
は青または緑色の発光ダイオードの製造方法、より詳細
にはそのようなデバイスを製造する際にエピタキシアル
・膜を成長させる前にサファイア基板の新規なサーマル
・アニーリングを含む方法を提供する。本発明は、特別
にアニールしたサファイア基板と結合した高品質の半導
体エピタキシアル・膜を効率よく成長させることができ
て有利である。
【0006】最初に準備したサファイア基板の表面を化
学的エッチング剤または化学−機械的研磨によって研磨
して調製すると、サファイア基板の表面に引っ掻き傷
や、ピット、その他研磨による損傷などの表面欠陥がラ
ンダムにできる。本発明は、サファイア基板の表面が、
従来知られた化学エッチング技法では直接作り出すこと
が出来ない滑らかで真直ぐな境界を有する明確な結晶配
列の整ったテラスを含むように、サファイア基板を充分
高い温度でかつ充分長い間特別にアニールする。結晶配
列の整ったテラスは高品質エピタキシアル・膜を成長さ
せるための望ましい整然とした核形成部分の配列を提供
することが学説となっている。
【0007】本発明の他の態様及び利点は、以下の詳細
な説明を本発明の原理を例示する添付の図と併せ読めば
明らかになるであろう。
【0008】
【実施例】図1は化学エッチング剤と化学−機械的研磨
法を使って表面を研磨し、調製した後の最初に準備する
代表的なサファイア・ウェーハ基板の顕微鏡写真であ
る。図1の顕微鏡写真は、後で述べる他の顕微鏡写真と
同様に、それぞれ原子間力顕微鏡検査法を用いて撮影さ
れ、水平のX軸の目盛が区画当り0.5ミクロン、垂直
のZ軸の目盛が区画当りわずか5nmである。図1に示
すように、表面の研磨及び調整によって引っ掻き傷、ピ
ットや、その他の研磨による損傷などの表面欠陥がラン
ダムにできた凸凹の表面が残る。本発明の方法の望まし
い実施例によると、図1のサファイア・ウェーハ基板の
表面欠陥は、発光デバイス製造の際にエピタキシアル・
膜を成長させる前にサファイア・ウェーハ基板の特別な
サーマル・アニーリングによって修復する。
【0009】図1に示すサファイア・ウェーハ基板を温
度制御された高温オーブン内の既知のガス雰囲気中に置
く。サファイア基板を、サファイア基板の表面が滑らか
で真直ぐな境界を有する結晶配列の整った明確なテラス
を含むように、充分高い温度でかつ充分長い間特別にア
ニールする。例えば、サファイア・ウェーハ基板の温度
を摂氏1000度(1000℃)未満から上げていき、
約摂氏1100度(1100℃)ないし摂氏1700度
(1700℃)の範囲の高温に約半時間ないし約3日に
及ぶ時間維持し、その後サファイア・ウェーハ基板の温
度を下げることによって望ましいアニーリングと表面欠
陥の修復を行う。
【0010】表面の引っ掻き傷の充分な修復と表面テラ
スの形成には、約1100℃またはそれ以上のアニール
温度と約半時間かそれ以上のアニール時間が必要である
ことが学説となっている。約3日よりずっと長くアニー
ルしたり、約摂氏1700度(1700℃)よりずっと
高い温度でアニールすると処理が難しくなることが学説
となっている。
【0011】本発明のアニール原理の第1の例として、
好適な実施例では最初に用意したサファイア・ウェーハ
基板の温度を上げ、その後約摂氏1200度(1200
℃)で20パーセントの酸素と80パーセントのアルゴ
ンからなる雰囲気中で約2時間保ち、その後温度を下げ
て図2の顕微鏡写真に示す表面を得る。第2の例とし
て、他の実施例では、最初に用意したサファイア・ウェ
ーハ基板の温度を上げ、その後空気中で約摂氏1600
度(1600℃)で1時間保ち、その後温度を下げて図
3の顕微鏡写真に示す表面を得る。
【0012】図2及び図3に示すように、本発明によれ
ば、最初に用意したサファイア基板を、サファイア基板
の表面が滑らかで真直ぐな境界を有する結晶配列の揃っ
た明確なテラスを含むように、充分高い温度でかつ充分
長い間特別にアニールする。第1例及び第2例で用いた
ような酸化性雰囲気がテラスの形成速度を制御するのに
役立つことが学説になっている。
【0013】更に本発明の教示によると、アニール時
間、温度、及び雰囲気を制御することによって表面テラ
スの高さが望み通りに制御され、ほぼ約0.2〜約2.
7nmの範囲内の高さをもたらすことを理解されたい。
0.2nmまたはそれ以上の高さが次のエピタキシアル
層の成長のための核形成部位を提供するので有利である
ことが学説になっている。更に以下により詳細に論じる
が、約2.7nmの高さが、基板表面と結合すべき高品
質窒化ガリウム・エピタキシアル・膜の成長に特に有利
である
【0014】図2に示す第1例の時間、温度、及び周囲
雰囲気では、垂直Z軸と一致するサファイアの結晶軸
(C軸)に沿って配列するテラス即ち「階段」の高さは
約0.23nmである。これとは対照的に、図3に示す
第1例の時間、温度、及び周囲雰囲気では、垂直Z軸と
一致するサファイアの結晶軸(C軸)に沿って配列する
テラス即ち「階段」の高さは約0.47nmである。図
4は制御された幾つかのテラス高さとそのアニール温度
の関係を表すグラフである。本発明の原理に従って空気
中で1時間種々の温度でアニールした異なる様々な基板
例のサファイア表面テラスの高さの結果が示されてい
る。
【0015】サファイア表面テラスの高さがサファイア
の単位セルの整数倍の高さとほぼ一致するようにアニー
ルの時間、温度、及び周囲雰囲気を制御すると、欠陥の
少ない高品質のエピタキシアル・膜の成長に有利であ
り、エピタキシアル・膜の半導体材料の単位セルの整数
倍の高さとほぼ一致するようにアニールの時間、温度、
及び周囲雰囲気を制御するのも同様である。例えば、ア
ニールの時間、温度、及び周囲雰囲気を適当に制御する
と、約2.7nmの高さのテラスが得られる。図5はサ
ファイアの2つの単位セルの合計高さとほぼ一致するほ
ぼ2.7nmの高さhを有するサファイア表面テラスの
詳細な断面図を表す説明図である。図5に示すように、
サファイア表面テラスの高さは、サファイア表面テラス
と結合される窒化ガリウム・エピタキシアル・膜の5つ
の単位セルの合計高さにほぼ等しくなっている。勿論、
単位の分別は概念的なものであって目に見えるものでは
ないが、図5ではこの概念的単位分割を示すために格子
線を引いてある。
【0016】酸化性雰囲気中でのアニールが好適である
が、基板を充分な還元性雰囲気中でアニールしてサファ
イア表面テラスの化学量論比を制御することにより他の
利点が得られることを理解されたい。例えば、基板をア
ンモニア(NH3)または水素(H2)雰囲気中でアニー
ルすると、アルミニウムが多くなるようにサファイア表
面テラスの化学量論比が制御され、後続のエピタキシア
ル層の成長にとって有利である。
【0017】図6は本発明の特別にアニールしたサファ
イア基板604の表面602のテラスに半導体エピタキ
シアル・膜を結合させた、好適な青色発光デバイス60
0の単純化した断面図である。それぞれ一般式GaxA
lyInzN(0<x,y,z<1、かつx+y+z=
1)によって表されるn型と、i型またはp型のGaN
シリーズIII−V族化合物半導体の多数のエピタキシア
ル・膜層が本発明の特別にアニールしたサファイア基板
の上に積み重ねられている。簡単にするために、図6に
はテラスは示していない。しかしテラスの例は本明細書
に先に論じた図2及び図3の顕微鏡写真に示されてい
る。
【0018】特別にアニールされたサファイア基板上に
III−V族半導体を成長させる方法としては、有機金属
化学蒸着法(MOCVD)、分子線エピタキシ、水素化
物気相エピタキシ等いろいろある。例えば、MOCVD
を用いる場合、反応ガス(トリメチル・ガリウム(TM
G)、トリメチル・インジウム(TMI)、トリメチル
・アルミニウム(TMA)など)として使用する有機金
属化合物ガスを、特別にアニールされたサファイア基板
を入れた反応容器中に導入する。その後、エピタキシア
ル成長温度を約摂氏900度から摂氏1100度に保っ
て、特別にアニールされたサファイア基板の上にIII−
V族半導体化合物のエピタキシアル・膜を成長させる。
【0019】各膜の適当に制御された成長の間に、適当
な不純物ガスを供給することによって、n型及びp型の
III−V族化合物半導体のエピタキシアル・膜の多層ス
タックが、特別にアニールされたサファイア基板と結合
して、紫外線発光レーザ・ダイオード、青色または緑色
の発光レーザ・ダイオード、紫外線発光ダイオード、青
色または緑色の発光ダイオード等の種々の発光デバイス
が得られる。
【0020】図6に示した実施例においては、厚さ約4
ミクロンのGaN606のエピタキシアル・膜を約摂氏
1050度で成長させ、シラン・ガスを用いてGaN1
立方センチメートル当りシリコン原子1×1019個のド
ーピング濃度にn型にドープする。その後、厚さ約10
00から500nmのAlGaN608のエピタキシア
ル・膜を約摂氏1050度(1050℃)で成長させ、
シランガスを用いてAlGaN1立方センチメートル当
りシリコン原子約1×1019個のドーピング濃度にn型
にドープする。
【0021】その後、厚さ約1000から500nmの
InGaN610のエピタキシアル・膜を摂氏500〜
800度で成長させる。その後、厚さ約1000から5
00nmのAlGaN612のエピタキシアル・膜を約
摂氏1050度で成長させ、AlGaN1立方センチメ
ートル当りマグネシウム原子約1×1019個のドーピン
グ濃度にp型にドープする。その後、厚さ約1ミクロン
のGaN614のエピタキシアル・膜を約摂氏1050
度で成長させ、GaN1立方センチメートル当りマグネ
シウム原子約1×1019個のドーピング濃度にp型にド
ープする。適当にマスクし幾つかのエピタキシアル・膜
を通してエッチングして、n型GaN膜層606を露出
させる。マスキングと適当な金属の蒸着によって、p型
GaN膜層614及びn型GaN膜層606に結合した
電気接点616を得る。
【0022】他の実施例においては、III−V族化合物
半導体のエピタキシアル・膜を高温度で付着する前に特
別にアニールされたサファイア基板上に約摂氏500〜
600度の低温で酸化亜鉛核形成層または他の適当な材
料の核形成層を形成する。酸化亜鉛は窒化ガリウム・エ
ピタキシアル・膜と有効に格子整合することが学説にな
っている。
【0023】エピタキシアル層の成長前に本発明に提供
される特別にアニールされたサファイア基板を含む発光
デバイスを対象とする先行技術の教示は見当たらない
が、それに続くIII−V族化合物半導体のエピタキシア
ル・膜の成長に関する別の教示は、1994年4月26
日にナカムラ他に認可された米国特許第5306662
号で論じられている。
【0024】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。
【0025】〔実施態様1〕一表面を有するサファイア
基板を用意する段階と、前記サファイア基板の表面が、
滑らかで真直ぐな境界を持つ結晶配列の揃った明確なテ
ラスを含むように、前記サファイア基板を充分高温で充
分長時間アニールする段階と、半導体材料のエピタキシ
アル・膜をアニール後の前記サファイア基板と結合させ
る段階と、を含む方法。
【0026】〔実施態様2〕前記アニール段階が、前記
サファイア基板を約摂氏1100度から1700度の範
囲内の温度に約半時間から約3日に及ぶ範囲の時間で保
つ段階を含むことを特徴とする実施態様1に記載の方
法。
【0027】〔実施態様3〕前記アニール段階が、前記
サファイア基板を約摂氏1200度に約2時間保つ段階
を含むことを特徴とする実施態様2に記載の方法。
【0028】〔実施態様4〕前記アニール段階が、前記
サファイア表面テラスの化学量論比を制御するため、前
記基板を充分に還元性雰囲気中で加熱する段階を含むこ
とを特徴とする実施態様1に記載の方法。
【0029】〔実施態様5〕前記アニール段階が、前記
サファイア表面テラスの形成速度を制御するため、前記
基板を充分に酸化性雰囲気中で加熱する段階を含むこと
を特徴とする実施態様1に記載の方法。
【0030】〔実施態様6〕前記アニール段階が、前記
サファイア基板を空気中で加熱する段階を含むことを特
徴とする実施態様1に記載の方法。
【0031】〔実施態様7〕前記アニール段階が、アニ
ール中の時間、温度及び周囲雰囲気を制御することによ
って、前記サファイア表面テラスの高さを制御する段階
を含むことを特徴とする実施態様1に記載の方法。
【0032】〔実施態様8〕前記アニール段階が、前記
サファイア表面テラスが約0.2nmから約2.7nm
までの範囲の高さを持つように、アニール中の時間、温
度及び周囲雰囲気を制御する段階を含むことを特徴とす
る実施態様1に記載の方法。
【0033】〔実施態様9〕前記アニール段階が、前記
サファイア表面テラスが前記サファイアの単位セルの整
数倍の高さとほぼ一致する高さになるように、アニール
中の時間、温度及び周囲雰囲気を制御する段階を含むこ
とを特徴とする実施態様1に記載の方法。
【0034】〔実施態様10〕前記アニール段階が、前
記サファイア表面テラスが前記エピタキシアル・膜の半
導体材料の単位セルの整数倍の高さとほぼ一致する高さ
になるように、アニール中の時間、温度及び周囲雰囲気
を制御する段階を含むことを特徴とする実施態様1に記
載の方法。
【0035】〔実施態様11〕滑らかで真直ぐな境界を
有する結晶配列の揃った適切なテラスを含む表面を有す
るアニールされた前記サファイア基板と、前記アニール
されたサファイア基板と結合した半導体材料のエピタキ
シアル・膜と、を備える装置。
【0036】〔実施態様12〕前記サファイア表面テラ
スが、約0.2nmから約2.7nmの範囲の高さであ
ることを特徴とする実施態様11に記載の装置。
【0037】〔実施態様13〕前記サファイア表面テラ
スが、前記サファイアの単位セルの整数倍の高さとほぼ
一致する高さであることを特徴とする実施態様11に記
載の装置。
【0038】〔実施態様14〕前記サファイア表面テラ
スが、前記エピタキシアル・膜の半導体材料の単位セル
の整数倍の高さにほぼ一致する高さであることを特徴と
する実施態様11に記載の装置。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明はエピタキシアル
・膜の成長の前にサファイア基板の新規なサーマル・ア
ニーリングを含む発光デバイスとその製造法を提供す
る。本発明の特定の実施例について説明し、図示してき
たが、本発明はここに説明し図示した特定の形態や部品
配置に限定されるものではなく、本発明の範囲及び趣旨
から逸脱することなく種々の修正や変更が可能である。
したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲内で、こ
こに具体的に説明し図示した以外の形でも実施可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法の好適な実施例による最初に
準備したサファイア・ウェーハ基板の顕微鏡写真であ
る。
【図2】本発明による方法の好適な実施例に対応するア
ニール後の図1の基板の顕微鏡写真である。
【図3】本発明による方法の第二の実施例に対応する別
形態のアニール後の図1の基板の顕微鏡写真である。
【図4】制御されたテラス高さとそのアニール温度の関
係を表すグラフである。
【図5】サファイア表面のテラスの詳細な断面図を表す
説明図である。
【図6】半導体エピタキシアル・膜を本発明の特別にア
ニールしたサファイア表面テラスと結合させることを含
む好適な発光デバイスの簡略化した断面図である。
【符号の説明】
600: 青色発光デバイス 602: 表面 604: サファイア基板 606: n型GaN膜層 608: AlGaN 610: InGaN 612: AlGaN 614: p型GaN膜層 616: 電気接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロナルド・ヒスクス アメリカ合衆国カリフォルニア州パロ・ア ルト、ウエーバーリー 3484

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一表面を有するサファイア基板を用意する
    段階と、前記サファイア基板の表面が、滑らかで真直ぐ
    な境界を持つ結晶配列の揃った明確なテラスを含むよう
    に、前記サファイア基板を充分高温で充分長時間アニー
    ルする段階と、半導体材料のエピタキシアル・膜をアニ
    ール後の前記サファイア基板と結合させる段階と、を含
    む方法。
JP24137796A 1995-08-31 1996-08-23 サファイア基板のサーマル・アニーリング方法及び装置 Pending JPH09129651A (ja)

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