JPH09128369A - カード式栄養管理装置 - Google Patents

カード式栄養管理装置

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JPH09128369A
JPH09128369A JP28751395A JP28751395A JPH09128369A JP H09128369 A JPH09128369 A JP H09128369A JP 28751395 A JP28751395 A JP 28751395A JP 28751395 A JP28751395 A JP 28751395A JP H09128369 A JPH09128369 A JP H09128369A
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JP
Japan
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nutritional value
card
value data
nutritional
item
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Application number
JP28751395A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Saito
由晴 斎藤
Hatsuo Kimura
初夫 木村
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Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各人の食事毎の栄養摂取状態を知らせること
ができ、また装置がこの栄養価を継続的に信頼性を損な
うことなく管理でき、これを簡単なシステムで構成する
ことができること。 【解決手段】 品目入力手段3で品目を選択すると、入
力処理手段5はこの品目の栄養価データを栄養価データ
格納手段4から読み出し栄養価演算手段7に出力する。
品目選択した各自が保有するカード20はカード処理装
置15によって、栄養価データ平均値が読み取られ、栄
養価演算手段7に出力される。栄養価演算手段7は、栄
養価データ平均値を今回の栄養価データで更新させる演
算を行い、再びカード20に更新記憶させる。表示出力
手段8は、今回の栄養価データと読み出した栄養価デー
タ平均値を表示出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各人が保有するカ
ードを利用して各人の栄養摂取状態を管理することがで
きるカード式栄養管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、健康管理の面から食事の栄養価管
理をする人が増えている。そのため、食堂のメニュー
や、レジのレシート等にカロリー等の栄養価表示がされ
るようになってきている。メニュー表示だけの場合に
は、各人が注文した品についてカロリーを加算する必要
があるが、レシート発行の場合には、注文品の合計カロ
リー等がこのレシートの合計金額と共に印字されるた
め、栄養価を確認しやすい利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、その注文した都度の食事だけの栄養価が単純に合計
表示される構成であるため、継続した栄養価管理を行う
ことができない問題があった。また、総合的な食事の栄
養価管理をするには、各人全ての食事について栄養価管
理をする必要が生じ、これを管理装置で行おうとする
と、食事できる箇所全てに管理装置を設置する必要があ
り、また、各管理装置は、各人の過去の栄養価を統括し
て記憶管理しなければならないため、管理装置のシステ
ムが膨大となり現実では実現不能である。
【0004】ところで社員食堂や社員寮(学生食堂や学
生寮)、病院の入院棟などの特定箇所では、朝/昼/夜
の全てあるいはいずれかの1食以上を継続して食事する
ことが前提とされている。これら特定箇所での食事分に
ついては栄養価管理を継続的に装置を用いて行うことが
できる環境となっている。但し、この特定箇所に限って
管理装置を用いて継続的な栄養価管理を行う場合であっ
ても管理装置側で各人の栄養価を記憶管理する構成にす
るとシステムの規模が大規模となってしまう。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、各人の食事毎の栄養摂取状態を知らせることが
でき、また装置がこの栄養価を継続的に信頼性を損なう
ことなく管理でき、これを簡単なシステムで構成するこ
とができるカード式栄養管理装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のカード式栄養管理装置は、食事の品目を選
択入力するための品目入力手段(3)と、予め品目別の
カロリー等栄養価データが記憶されている栄養価データ
格納手段(4)と、前記品目入力手段(3)の入力品目
に対応した栄養価データを栄養価データ格納手段から読
み出す入力処理手段(5)と、食事をする各人が保有
し、少なくとも過去に食事した際の栄養価データの平均
値等の栄養価情報を更新記憶するカード(20)と、該
カードの栄養価情報を読み出し、また、更新された新た
な栄養価情報をカードに更新記憶させるカード処理装置
(15)と、前記入力処理手段から出力される栄養価デ
ータに基づき、カード処理装置から出力される栄養価デ
ータの平均値を演算し新たな栄養価データ平均値として
カード処理装置に出力する栄養価演算手段(7)と、前
記入力処理手段から出力される栄養価データ、及びカー
ド処理装置から出力される栄養価データの平均値を表示
する表示出力手段(8)と、を具備することを特徴とし
ている。
【0007】また、請求項2記載のように、前記品目入
力手段(3)は、食事の際の金額清算を行うレジに設け
られた品目キーによって構成され、前記入力処理手段
(5)は、複数品目が選択されたとき該複数品目の栄養
価データを加算合計して出力し、前記表示出力手段は、
品目の清算金額を示すレシート上に前記栄養価データ、
及び栄養価データの平均値を表示する構成とすることが
できる。
【0008】また、請求項3記載では、前記カード(2
0)に更新記憶される栄養価情報は、栄養価データの平
均値、利用回数、金額清算時の栄養価データ、最新利用
時間からなり、予め所定の時間帯が設定され、読み出さ
れた上記栄養価情報の最新利用時間を参照し、該最新利
用時間が読み出した際の時間帯内であるときには、同一
時間帯内で複数回の利用であると判断して栄養価演算手
段(7)に出力する時間帯比較手段(9)が設けられ、
前記栄養価演算手段(7)は、前記金額清算の演算を行
う都度カード上の最新利用時間を更新記憶させ、また、
時間帯比較手段から複数回利用の出力を受けたときには
同時間帯での利用回数の加算を禁止し、該同一時間帯に
複数得た栄養価データの加算値と利用回数を用いて前記
栄養価データの平均値を演算し新たな栄養価データ平均
値を出力する構成とされており、同一時間帯内に数度の
食事を行った場合であっても1回の食事として栄養価デ
ータを合計し管理することができる。
【0009】また、請求項4記載のように、前記カード
(20)上の栄養価情報は、1日に取る複数回の食事に
対応して予め複数の時間帯別のエリアを有し、前記時間
帯比較手段(9)には、該複数の時間帯が設定され、カ
ードの該当する時間帯エリアの最新利用時間を参照して
前記同一時間帯内での複数回の利用を判断する構成とさ
れ、前記栄養価演算手段(7)は、同一時間帯の複数回
の利用を1回とする前記処理を行い、前記新たな栄養価
データ平均値の演算を各複数の時間帯別に行う構成とす
ることができる。
【0010】また、請求項5記載のように、前記入力処
理手段(5)には、前記栄養データが外部入力される栄
養価入力手段(10)が接続されることにより、品目入
力手段(3)が設置された食堂等以外の箇所で摂取した
食事についても栄養価演算手段(7)で前記栄養価デー
タ平均値が演算され、栄養価情報が前記カード(20)
に更新記憶できる構成としてもよい。
【0011】そして、請求項6記載のように、前記栄養
価演算手段(7)には、予め比較用の栄養価範囲値が設
定され、前記品目選択時の栄養価データの値が、前記栄
養価データの平均値にこの栄養価範囲値を加えた範囲を
越えたか否かを比較する栄養価比較手段(7b)と、該
範囲を越えたときに対応するメッセージを前記表示出力
手段(8)に出力するメッセージ出力手段(7c)と、
を具備した構成としてもよい。
【0012】食事の品目をレジ等の品目入力手段3で選
択すると、入力処理手段5は、栄養価データ格納手段4
に記憶された品目に対応する栄養価データが読みださ
れ、品目が複数のときには、栄養価データを加算合計し
て出力する。また、品目選択した各人が保有するカード
20は、カード処理装置15によって、記憶されていた
栄養価データ平均値等の栄養価データが読みだされ、栄
養価演算手段7に出力される。栄養価演算手段7は、入
力処理手段5が出力する栄養価データを、読みだした栄
養価データ平均値とで演算し、新たな栄養価データ平均
値としてカード20に更新記憶させる。表示出力手段8
は、レシート等に清算金額とともに、今回摂取した栄養
価データと、読み出した栄養価データ平均値を表示出力
する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のカード式栄養管
理装置の第1の実施形態を示すブロック図である。第1
の実施形態では、栄養価管理装置1は昼食を提供する社
員食堂に設置された金額清算用のレジに組み込まれるも
のとして説明する。同図において金額清算にかかる構成
は省略してある。
【0014】金額清算に係る構成を簡単に説明すると、
レジは、集中方式で金額清算を行う形態のものであり、
このレジにはカード処理装置15が接続され、各社員は
食事にかかった金額清算をカード(例えば磁気カード)
20を用いて行う。カード20を用いた金額清算は、予
めカードに所定の金額情報を記憶させ使用の都度、カー
ド処理装置15で金額を減算する方法や、使用した金額
情報を加算していき後に清算する方法、あるいはカード
自体は各人の識別コードだけが記憶され金額清算の処理
を図示しないホスト側で行う等、任意の清算方法で行う
ことができる。
【0015】以下、この第1の実施形態における栄養価
管理装置1の構成を説明する。品目入力手段3は、各自
の昼食の品目を入力する。この品目は、金額清算時に品
目キーを選択したときの商品コードに相当する。品目キ
ーは、各自あるいはレジ担当者が選択操作する。栄養価
データ格納手段4には、予め各品目(商品コード)別の
栄養価データが対で記憶されている。この栄養価データ
は、各品目の例えばカロリーである。
【0016】入力処理手段5は、品目入力手段3から入
力された各品目の栄養価データを栄養価データ格納手段
4から読み出し、栄養価演算手段7に出力する。品目が
複数あるときには、これら複数の品目の栄養価データを
加算合計して出力する。
【0017】栄養価演算手段7は、入力処理手段5から
出力される栄養価データと、カード処理装置15から出
力される栄養価情報に基づき、この栄養価情報(特に栄
養価データ平均値)の更新のための演算処理を行う。
【0018】カード処理装置15は、カード20に記憶
されている栄養価情報(特に栄養価データ平均値)を読
み出し栄養価演算手段7に出力するとともに、栄養価演
算手段7から出力された新たな栄養価情報をカード20
に更新記憶する。
【0019】このカード20には、上述した昼食代金の
金額情報の他に、図2に示す栄養価情報(栄養価データ
平均値、利用回数)が更新可能に記憶される構成となっ
ている。栄養価データ平均値は、過去の昼食時に摂取し
た栄養価データの平均値でありこれは栄養価である例え
ばカロリーの平均値である。利用回数は、昼食回数を示
す。尚、カード20を使い始めたときは入力処理手段5
から出力される栄養価データの値がそのまま栄養価デー
タ平均値として記憶されることになる。
【0020】表示出力手段8は、栄養価演算手段7から
出力された各栄養価データをプリンタあるいは画面上に
表示出力する。この表示出力手段8は、レジに設けられ
た金額清算用のプリンタあるいは表示画面で構成するこ
とができる。
【0021】上記構成では、カード処理装置15が栄養
価管理装置1と別体に設けられる構成として説明した
が、一体化してもよく例えばレジに栄養価管理装置1の
機能とカード処理装置15が組み込まれた構成としても
よい。
【0022】次に、上記構成による栄養価管理装置1の
栄養価管理動作について図3のフローチャートを用いて
説明する。
【0023】昼食の品目を各人が選択した後、レジにて
金額清算を行うとき各人はカード20を提示し、カード
20はカード処理装置15に挿入される(SP1)。金
額清算によって品目入力手段3から品目が入力される
と、入力処理手段5は、品目に対する栄養価データ(カ
ロリー)を栄養価データ格納手段4から読み出し栄養価
演算手段7に出力する(SP2)。
【0024】このとき、入力処理手段5は、品目が複数
ある場合、これら各品目の栄養価データ(カロリー)を
加算合計して出力する(SP3)。また、カード20に
記憶されていた栄養価情報は、カード処理装置15によ
って読みだされ、栄養価演算手段7に出力される(SP
4)。
【0025】次に、栄養価演算手段7は、下記式1に基
づき新たな栄養価平均値(カロリー平均値)を算出する
(SP5)。
【0026】
【数1】
【0027】ここで、旧栄養価データ平均値は、図2に
示すカード20に記憶されていた栄養価データ平均値を
示す。上記式によって、今回の昼食によって取ったカロ
リーは、旧栄養価データ平均値を新しい栄養価データ平
均値に更新する。
【0028】そして、栄養価演算手段7は、最新栄養価
データと、旧栄養価データ平均値を、表示出力手段8に
出力する(SP6)。図4は表示出力手段8として金額
清算で用いるレジのプリンタによるレシートの出力例で
ある。このレシート上には、今回の昼食時の清算金額と
ともに、各品目を合計した栄養価データが印字され、そ
の下段には、旧栄養価データ平均値が表示される。これ
により、レシートを受け取ると、今回の昼食のカロリー
と、過去のカロリーの平均値とを対比することができ
る。そして、今回昼食でのカロリーが普段の昼食時に摂
取しているカロリーに対する値の違いを把握できるよう
になる。
【0029】また、新しい栄養価データ平均値をカード
処理装置15に出力し、カード20に更新記憶させる
(SP7)。このとき、利用回数が1回増加され、最新
利用時間が同時に更新記憶される。また、この社員食堂
で昼食を取ったときには、過去に渡る継続的なカロリー
摂取状態を継続して確認でき、過去の平均カロリーに比
較した、今回の昼食のカロリーの増減量を夕食で調整す
ることが可能になる。そして、栄養価管理装置1側で利
用回数の上限が設定できる構成にすれば、カード20に
対する栄養価情報の更新記録を上限でリセットさせるこ
とができる。このリセットはカード20の保持者が任意
に行えるよう構成してもよい。
【0030】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。第1の実施形態はレジが集中方式とされ、昼食時
間中に1回の金額清算を行うことが前提であるが、集中
方式であっても同日の昼食時間中に食事と食後のコーヒ
ーなど2回以上複数回の金額清算を行うことも考えられ
る。また、レジが各品目毎に清算を行う個別清算方式を
取る場合もある。よって、これら複数回に渡る金額清算
があっても、これら清算が所定の時間帯(例えば昼)内
に行われたときには、1回ごとの栄養価データの演算を
まとめることが望ましく、第2の実施形態はこれに対応
するものである。
【0031】図5は、第2の実施形態を示すブロック図
であり、この図に示すようにさらに時間帯比較手段9を
設ける。時間帯比較手段9には、予め社員食堂が開いて
いる時間(金額清算レジの受付時間)に対応した時間帯
が設定されるものであり、例えば昼食の場合午前11時
30分〜1時が設定される。また、カード20の栄養価
情報には、最新栄養価データと、最新利用時間の項目を
設ける。この最新栄養価データは今回の昼食の栄養価デ
ータであり、また最新利用時間には、金額清算した時の
年月日時分が更新記憶される。そして時間帯比較手段9
は、カード20の栄養価情報を読み出すとき、最新利用
時間を参照して所定の処理を行い、栄養価情報を栄養価
演算手段7に出力する。
【0032】上記構成の動作を図7を用いて説明する
と、時間帯比較手段9は、金額清算時に同時に読み出す
栄養価情報のうち最新利用時間が同日の同一時間帯であ
るか否かによりカード20保持者の今回の昼食が初回で
あるか否かを判定する(SP10)。
【0033】ある昼食時間帯に1回だけ金額清算を行っ
たとき(複数回のうちの始めの1回目を含む)には、S
P10がスルーで通過し特別な処理は行わない。しかし
ながら、カード20の最新利用時間を参照した結果、同
一日の同一時間帯の記録が既にある場合には(SP10
-YES)、1回の昼食時間帯中に複数回目の金額清算を行
ったものであると判断し、栄養価演算手段7における栄
養価情報の演算内容を変更させる。
【0034】即ち、この昼食時間帯に複数回、食事をし
たときにはこれをまとめて1回の昼食として処理する。
具体的には、この複数回でそれぞれ得た最新栄養価デー
タ(カロリー)をその都度加算してカード20に更新さ
せる(SP11)。同時に利用回数は当初1回目以降は
加算しない(SP12)。即ち、読みだした最新利用時
間が今回使用した昼食時間帯以外のときにのみ利用回数
を1回加算する。
【0035】したがって、この後のSP5における新た
な栄養価平均値(カロリー平均値)の算出時には、最新
栄養価データ(合計カロリー)として上記加算更新され
たものが用いられる。また、時間帯比較手段9は栄養価
演算手段7に対して数1の分母に示す利用回数の加算処
理(+1処理)を禁止させる。この処理によって、昼食
時間帯に複数回の昼食を取っても、利用回数は1とし、
またこの昼食時間帯中に取った品目全ての合計カロリー
に基づいて、旧栄養価データ平均値が新しい栄養価デー
タ平均値に更新される。
【0036】時間帯比較手段9を設けることにより、昼
食時間帯内で複数回の金額清算を行ってもこれらをまと
めた栄養価データ平均値を求めることができるようにな
る。上記構成動作は、第1の実施形態の基本構成及び動
作処理に追加程度の内容で容易に得ることができ、シス
テム変更なく規模も小さいままで得られる。
【0037】次に、本発明の第3の実施形態を図8を用
いて説明する。この実施の形態では、今回摂取した栄養
価(カロリー)と栄養価平均値との比較を行う構成とさ
れている。このため、前記栄養価演算手段7は、同図に
示す如く、栄養価平均手段7a、栄養価比較手段7b、
メッセージ出力手段7cによって構成される。
【0038】栄養価平均手段7aは、前記各実施の形態
で説明した栄養価演算手段7の演算内容を実行し、栄養
価データ平均値を求める。栄養価比較手段7bは、入力
処理手段5から出力される栄養価データ(カロリー)
と、栄養価平均手段7aから出力される栄養価データ平
均値(カロリー平均値)とを比較する。比較用の栄養価
範囲値(カロリー範囲値)は予めこの栄養価比較手段7
bに複数段階設定され、例えば第1段階は±100kca
l、第2段階は±200kcal等が設定される。そして、
栄養価比較手段7bは、過去の栄養価データ平均値(カ
ロリー平均値)に栄養価範囲値(カロリー範囲値)を加
えた値に対し、今回の食事昼食に対応する栄養価データ
(カロリー)が、この栄養価範囲値を越えた場合、対応
する出力信号をメッセージ出力手段7cに出力する。
【0039】メッセージ出力手段7cは、いずれかの栄
養価範囲値を越えた場合、対応するメッセージを表示出
力手段8に出力する。図9は、このメッセージを示す図
であり、前記同様のレシートにおいて各品目を合計した
栄養価データと、旧栄養価データ平均値の下段に対応す
るメッセージが表示出力される。例えば、第1段階の範
囲超過に対しては、図示のように「カロリーオーバーで
す」なる旨のメッセージが出力され、第2段階の範囲超
過のときには「カロリーを大幅に取りすぎです」なる旨
の警告表示を行う。この表示を見ることにより、各人の
平均的なカロリー摂取状態に対して、今回の昼食のカロ
リー摂取が範囲を越えた旨の確認をより行いやすくな
る。
【0040】上記説明では、栄養価比較手段7bは、各
人のカード20に記憶されている(過去の)栄養価デー
タ平均値に対する比較を行う構成として説明したが、他
に一般値に対する比較を行う構成とすることもできる。
例えば、栄養価管理装置1を使用する人が成人に限定さ
れているときには、栄養価比較手段7bにこの昼食時に
必要な成人の平均栄養値(カロリー平均値)及び栄養価
範囲値(カロリー範囲値)を記憶しておくことにより、
一般値との比較が容易に行えるようになる。このときレ
シートの栄養価データ平均値には一般値が表示されるこ
とになる。尚、男女別や、年齢別に異なる平均栄養値に
対応するには、カード20側で対応する識別エリアを設
け、栄養価管理装置1は識別に対応した各平均栄養値を
設定する必要がある。
【0041】また、今回の昼食時の栄養価に対する比較
だけでなく、カード20に記憶されている栄養価データ
平均値について一般値と比較することにより、継続的に
生じた栄養摂取の過不足状態を同様に表示することがで
きるようになり、継続的な栄養管理に役立てることがで
きるようになる。
【0042】上記比較処理では、カロリーオーバー(+
側)の表示について説明したが、栄養価データとしてカ
ロリーの他にたんぱく質、糖分、塩分、鉄分などをもっ
ていれば他の栄養値、例えば塩分、糖分についても同様
に過剰摂取時(+側)のメッセージを表示出力すること
ができ、たんぱく質、鉄分については不足時(−側)に
も対応したメッセージを表示出力することによってより
総合的な栄養管理を行えるようになる。例えば、栄養価
データ平均値のうち鉄分が不足しているときには、「鉄
分が不足してきています」等のメッセージが表示され
る。
【0043】次に、本発明の第4の実施形態について図
10を用いて説明する。同図に記載された時間帯比較手
段9は、さらに複数の時間帯、例えば社員食堂が開いて
いる時間帯、朝;午前7時〜9時、夕;午後6時〜8時
等、複数の時間帯が設定される。また、カード20側の
栄養価情報についても図11に示すように、各時間帯別
に分離して、あるいは識別して記憶させる構成とする。
【0044】これにより、時間帯比較手段9が各時間帯
別の栄養価データを演算することができ、また、前述し
たような同一時間帯での複数回の金額清算にも対応する
ことができる。そして、栄養価演算手段7は、同日でも
時間帯毎に朝、昼、夕別の栄養価データ平均値を求める
ことができるようになり、各時間帯(各食)での金額清
算毎に該時間帯における最新栄養価データ(カロリー)
と旧栄養価データ平均値(カロリー平均値)とを表示す
ることができるようになる。
【0045】また、栄養価管理装置1とカード処理装置
15がレジと分離して設けられる構成とすれば、レジを
使用する金額清算時のみでなく各人が必要とする時期に
カード20に記憶されていた栄養価データと栄養価デー
タ平均値を各食別に読み出すことができるようになる。
例えば図12には、3食についての栄養価データ(カロ
リー)と栄養価データ平均値(カロリー平均値)を読み
だした値を表示出力手段8によって表示出力した例が示
されている。
【0046】このとき、栄養価演算手段7は、各食の栄
養価データ平均値を単純加算することにより、過去に摂
取した3食合計(1日分)の栄養価データ平均値(カロ
リー平均値)を容易に得られる。
【0047】また、図10に示す栄養価入力手段10を
設け、食事をした際の栄養価データ(カロリー等)とそ
の時間を外部入力できる構成とすれば、栄養価管理装置
1は時間帯比較手段9で時間帯の比較を行い、栄養価演
算手段7では栄養価データの演算を前記同様に行うこと
ができるようになる。これにより、この栄養価管理装置
1が設置されている以外の箇所で食事をしたときであっ
ても、栄養価入力手段10から各食事ごとに摂取した全
ての栄養価データを入力させることができるようにな
り、この栄養価データ管理装置1を用いて総合的な栄養
価管理を行うことができるようになる。
【0048】尚、外食等を行ったものの栄養価管理装置
1に栄養価を入力しなかったときは、カード20に記憶
されている栄養価情報(栄養価データ平均値)が更新さ
れることがないから、この外食の栄養価の管理は省かれ
ることになるが、記憶されている栄養価情報の信頼性自
体を損なう恐れはない。
【0049】上記の各実施形態ではいずれも、各人の栄
養価情報、特に栄養価データ平均値がカード20上に記
憶される構成であり、栄養価管理装置1側では各人の栄
養価情報を格納記憶する必要がないため、簡単なシステ
ム構成で栄養価管理を行えるようになる。
【0050】また、上記カード20は更新記憶自在な構
成であればよく、近年金額清算に用いられ始めているI
Cカードを媒体として用いることもでき、カード処理装
置15にICカード態様のものを用いれば上記同様の作
用効果が得られる。
【0051】
【発明の効果】本発明のカード式栄養価管理装置によれ
ば、食事の際に品目を選択すると、品目に対応した栄養
価データが読みだされ表示されることにより、この栄養
価データを容易に確認することができる。さらに、過去
の栄養価データの平均値は各人が保有するカードに更新
記憶され表示されることによって自分の栄養摂取状態の
変化を継続的に確認することができ、これら表示される
過去の平均値と今回の栄養価とを比較すると今回の食事
での栄養摂取の過少を容易に判断することができる。そ
して、栄養価情報は各人が保有するカードに更新記憶さ
れる構成であるから、栄養価管理装置で各人の栄養価情
報を管理する必要がなく簡単なシステム構成で多数人の
栄養価管理を行えるようになる。また、カードに記憶さ
れる栄養価情報についても栄養価データ平均値を更新記
憶する構成とされているため、記憶エリアが少ないカー
ドであっても使用することができる。請求項2によれ
ば、本装置を食堂等のレジに容易に組み込むことがで
き、これによって、金額清算時の品目選択と同時に栄養
価データを読みだせ、レシート上に清算金額と共に栄養
価データと栄養価データ平均値を印字出力することがで
き、食事をする毎に継続的に各人が栄養摂取状態を知る
ことができるようになる。また、既存のレジ清算システ
ムへの適用も容易に行えるようになる。また、1回の清
算時に複数品目が選択されてもレジによる合計金額の清
算と同様に、栄養価データも合計処理される。
【0052】請求項3によれば、栄養価管理装置側で所
定の時間帯が設定され、カードにも最新利用時間が更新
記憶される構成としておくことにより、同一時間帯に数
度の食事を行った場合であってもこれら同一時間体内で
の栄養価データを加算合計して1回の食事にすることが
できるようになる。これは、集中方式のレジであっても
数度のレジ清算を行った場合、及び個別清算方式のレジ
で品目毎の金額清算を行う場合に有効であり、栄養価の
演算を適切に行え、栄養価管理の信頼性を低下させるこ
となく継続させることができるようになる。請求項4に
よれば、栄養価管理装置とカードにそれぞれ複数の時間
帯別の演算機能と記憶エリアを設けるだけで1日に取る
複数回の食事の栄養価をそれぞれの食事別に継続的な管
理を行えるようになる。請求項5のように、栄養価デー
タを外部入力できる構成とすれば、レジが設けられた箇
所以外で食事をしても、この栄養価管理装置を用いて栄
養価管理を行うことができるようになり、各人の栄養価
管理をより総合的に行えるようになる。請求項6によれ
ば、今回の食事で摂取した栄養価が平均値を越えたとき
に言葉として具体的にメッセージ表示されるため、栄養
価摂取の過少をより防止できるようになり、各人の栄養
摂取に対する認識を高めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード式栄養管理装置の第1の実施形
態を示すブロック図。
【図2】同実施形態で用いられるカード上の栄養価情報
を示す図。
【図3】同実施形態の装置の処理内容を示すフローチャ
ート。
【図4】同実施形態の表示出力手段の出力例を示す図。
【図5】第2の実施形態の装置を示すブロック図。
【図6】同実施形態のカード上の栄養価情報を示す図。
【図7】同実施形態の装置の処理内容を示すフローチャ
ート。
【図8】第3の実施形態の装置を示すブロック図。
【図9】同実施形態の表示出力例を示す図。
【図10】第4の実施形態の装置を示すブロック図。
【図11】同実施形態のカード上の栄養価情報を示す
図。
【図12】同実施形態の表示出力例を示す図。
【符号の説明】
1…栄養価管理装置、3…品目入力手段、4…栄養価デ
ータ格納手段、5…入力処理手段、7…栄養価演算手
段、7a…栄養価平均手段、7b…栄養価比較手段、7
c…メッセージ出力手段、8…表示出力手段、9…時間
帯比較手段、10…栄養価入力手段、15…カード処理
装置、20…カード。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食事の品目を選択入力するための品目入
    力手段(3)と、 予め品目別のカロリー等栄養価データが記憶されている
    栄養価データ格納手段(4)と、 前記品目入力手段(3)の入力品目に対応した栄養価デ
    ータを栄養価データ格納手段から読み出す入力処理手段
    (5)と、 食事をする各人が保有し、少なくとも過去に食事した際
    の栄養価データの平均値等の栄養価情報を更新記憶する
    カード(20)と、 該カードの栄養価情報を読み出し、また、更新された新
    たな栄養価情報をカードに更新記憶させるカード処理装
    置(15)と、 前記入力処理手段から出力される栄養価データに基づ
    き、カード処理装置から出力される栄養価データの平均
    値を演算し新たな栄養価データ平均値としてカード処理
    装置に出力する栄養価演算手段(7)と、 前記入力処理手段から出力される栄養価データ、及びカ
    ード処理装置から出力される栄養価データの平均値を表
    示する表示出力手段(8)と、を具備することを特徴と
    するカード式栄養管理装置。
  2. 【請求項2】 前記品目入力手段(3)は、食事の際の
    金額清算を行うレジに設けられた品目キーによって構成
    され、 前記入力処理手段(5)は、複数品目が選択されたとき
    該複数品目の栄養価データを加算合計して出力し、 前記表示出力手段は、品目の清算金額を示すレシート上
    に前記栄養価データ、及び栄養価データの平均値を表示
    する構成とされた請求項1記載のカード式栄養管理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記カード(20)に更新記憶される栄
    養価情報は、栄養価データの平均値、利用回数、金額清
    算時の栄養価データ、最新利用時間からなり、 予め所定の時間帯が設定され、読み出された上記栄養価
    情報の最新利用時間を参照し、該最新利用時間が読み出
    した際の時間帯内であるときには、同一時間帯内で複数
    回の利用であると判断して栄養価演算手段(7)に出力
    する時間帯比較手段(9)が設けられ、 前記栄養価演算手段(7)は、前記金額清算の演算を行
    う都度カード上の最新利用時間を更新記憶させ、また、
    時間帯比較手段から複数回利用の出力を受けたときには
    同時間帯での利用回数の加算を禁止し、該同一時間帯に
    複数得た栄養価データの加算値と利用回数を用いて前記
    栄養価データの平均値を演算し新たな栄養価データ平均
    値を出力する構成とされており、 同一時間帯内に数度の食事を行った場合であっても1回
    の食事として栄養価データを合計し管理する請求項1又
    は2記載のカード式栄養管理装置。
  4. 【請求項4】 前記カード(20)上の栄養価情報は、
    1日に取る複数回の食事に対応して予め複数の時間帯別
    のエリアを有し、 前記時間帯比較手段(9)には、該複数の時間帯が設定
    され、カードの該当する時間帯エリアの最新利用時間を
    参照して前記同一時間帯内での複数回の利用を判断する
    構成とされ、 前記栄養価演算手段(7)は、同一時間帯の複数回の利
    用を1回とする前記処理を行い、前記新たな栄養価デー
    タ平均値の演算を各複数の時間帯別に行う構成とされた
    請求項3記載のカード式栄養管理装置。
  5. 【請求項5】 前記入力処理手段(5)には、前記栄養
    データが外部入力される栄養価入力手段(10)が接続
    されることにより、品目入力手段(3)が設置された食
    堂等以外の箇所で摂取した食事についても栄養価演算手
    段(7)で前記栄養価データ平均値が演算され、栄養価
    情報が前記カード(20)に更新記憶できる構成とされ
    た請求項4記載のカード式栄養管理装置。
  6. 【請求項6】 前記栄養価演算手段(7)には、予め比
    較用の栄養価範囲値が設定され、前記品目選択時の栄養
    価データの値が、前記栄養価データの平均値にこの栄養
    価範囲値を加えた範囲を越えたか否かを比較する栄養価
    比較手段(7b)と、 該範囲を越えたときに対応するメッセージを前記表示出
    力手段(8)に出力するメッセージ出力手段(7c)
    と、を具備した請求項1〜5のいずれかに記載のカード
    式栄養管理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006331461A (ja) * 2006-09-04 2006-12-07 Joho Kankyo Design Kk コンサルトメニューシステム
JP2011201293A (ja) * 2010-03-02 2011-10-13 Toshiba Tec Corp 情報出力装置、ラベルプリンタおよびプログラム
JP2012238106A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Sharp Corp 食事管理装置および食事管理システム
JP2014157593A (ja) * 2013-01-15 2014-08-28 Kazuya Aoyama 電子メニューシステム

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