JPH09128126A - フィールド指定制御装置 - Google Patents

フィールド指定制御装置

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Publication number
JPH09128126A
JPH09128126A JP7303726A JP30372695A JPH09128126A JP H09128126 A JPH09128126 A JP H09128126A JP 7303726 A JP7303726 A JP 7303726A JP 30372695 A JP30372695 A JP 30372695A JP H09128126 A JPH09128126 A JP H09128126A
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current
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Application number
JP7303726A
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Inventor
Masaharu Meki
正治 目木
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、データ入力フィールド間でのデー
タ入力指定位置の移動を定義順によらず表示エリア内の
配置位置座標に基づいて移動させるフィールド指定制御
装置を提供することである。 【解決手段】 図中の始点座標(45,37)、終点座
標(76,44)のデータ入力フィールドを現在フィー
ルドとして、カーソルキー3aの操作により本第1の実
施の形態の上下左右のカーソル移動処理が行われるとす
ると、上カーソル移動処理の場合は、図中の現在フィー
ルドの始点座標X1(45)と終点座標X2(76)の
範囲上方でかつ原点座標(0,0)に向う逆方向に位置
する図中の上移動次フィールド(始点座標(21,1
5)、終点座標(55,23))にカーソルが移動され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィールド指定制
御装置に係り、詳細には、特定の表示エリア内に設定配
置された複数のデータ入力用フィールド間で入力指定位
置を移動する際の移動方向を制御するフィールド指定制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパーソナルコンピュータ等で利用
されるデータベース処理プログラムでは、縦n行×横m
列の表示エリアの中を自由に移動しながら帳票等の所望
のカード型データベースを作成する機能を備えるものが
ある。
【0003】この表示エリアの中でカード型データベー
スを作成する際には、まず、データ入力フィールドのレ
イアウトや罫線、タイトル等を設定し、その各フィール
ドでは予め必要な計算式や固定的なタイトル等を定義し
た後、実際のデータを入力すという手順が行われてい
る。
【0004】このように作成されたカード型デーベース
内で各フィールドにデータを入力する際には、キーボー
ドのカーソルキー操作によりフィールド毎にカーソルを
移動させてデータ入力指定位置を移動させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデータベース処理プログラムで作成されるカ
ード型データベースにあっては、各フィールドにデータ
を入力する際には、キーボードのカーソルキー操作によ
りフィールド毎にカーソルを移動させてデータ入力指定
位置を移動させているが、そのカーソル移動の順番は、
定義されたフィールド順、あるいは予めユーザーが指定
した順に移動するようになっていたため、以下に述べる
ような問題があった。
【0006】すなわち、上記定義した順番のカーソル順
でしかカーソルを移動させることができなかったため、
あるフィールドから表示上の上下や左右のフィールドに
カーソルを移動させるには、ユーザーが表示エリア内で
移動先フィールドの座標計算を行って順番を指定する必
要があり、フィールド間でのカーソル移動操作が煩雑で
あるという問題があった。
【0007】また、フィールド配置のレイアウトを変更
した場合には、その都度カーソル移動の順番の定義をや
り直す必要があり、さらに、上記のようにフィールド移
動順の定義設定を行ったとしても、アプリケーションの
実行時に、表示エリアが移動するような場合(画面スク
ロールの場合等)には、最初に意図したような定義順の
フィールド移動動作にならないといった問題点あった。
【0008】本発明の課題は、データ入力フィールド間
でのデータ入力指定位置の移動を定義順によらず表示エ
リア内の配置位置座標に基づいて移動させるフィールド
指定制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ィールド指定制御装置は、特定エリア内に設定配置され
た複数のデータ入力フィールドに入力デバイスによりデ
ータを入力する際に、当該入力デバイスにより当該デー
タ入力フィールド間でデータ入力指定位置を移動する際
の移動方向を制御するフィールド指定制御装置におい
て、前記特定エリア内における前記各データ入力フィー
ルドの配置位置を管理する管理手段と、前記入力デバイ
スにより前記データ入力指定位置を移動する方向が指定
された際に、現在指定されているデータ入力フィールド
の座標範囲内で当該移動方向に配置された他のデータ入
力フィールドを、前記管理手段により管理されている各
データ入力フィールドの配置位置に基づいて検索する検
索手段と、この検索手段による検索結果に従って、現在
のデータ入力フィールドから検索された次のデータ入力
フィールドに前記データ入力指定位置を移動する移動手
段と、を具備したことを特徴としている。
【0010】この請求項1記載の発明のフィールド指定
制御装置によれば、特定エリア内に設定配置された複数
のデータ入力フィールドに入力デバイスによりデータを
入力する際に、当該入力デバイスにより当該データ入力
フィールド間でデータ入力指定位置を移動する際の移動
方向を制御するフィールド指定制御装置において、前記
特定エリア内における前記各データ入力フィールドの配
置位置が管理手段により管理され、前記入力デバイスに
より前記データ入力指定位置を移動する方向が指定され
ると、検索手段により、現在指定されているデータ入力
フィールドの座標範囲内で当該移動方向に配置された他
のデータ入力フィールドが、前記管理手段により管理さ
れている各データ入力フィールドの配置位置に基づいて
検索され、この検索手段による検索結果に従って、移動
手段により、現在のデータ入力フィールドから検索され
た次のデータ入力フィールドに前記データ入力指定位置
が移動される。
【0011】したがって、例えば、カード型データベー
スの表示エリア内で予め定義設定されて配置された複数
のデータ入力フィールドの各フィールド情報のソートを
各フィールドの座標順で行って、データ入力指定位置の
上下左右移動処理に際しては、その配置された座標順に
基づいて上下左右方向の次フィールドにデータ入力指定
位置を移動させることができ、データ入力フィールドの
配置を変更した場合でも、従来のように定義内容を変更
しなくても適切にデータ入力指定位置のフィールド間移
動を行うことができる。
【0012】請求項2記載の発明のフィールド指定制御
装置は、特定エリア内に設定配置された複数のデータ入
力フィールドに入力デバイスによりデータを入力する際
に、当該入力デバイスにより当該データ入力フィールド
間でデータ入力指定位置を移動する際の移動方向を制御
するフィールド指定制御装置において、前記特定エリア
内における前記各データ入力フィールドの配置位置を管
理する管理手段と、前記入力デバイスにより前記データ
入力指定位置を移動する方向が指定された際に、現在指
定されているデータ入力フィールドから当該移動方向で
最も近い位置に配置された他のデータ入力フィールド
を、前記管理手段により管理されている各データ入力フ
ィールドの配置位置に基づいて検索する検索手段と、こ
の検索手段による検索結果に従って、現在のデータ入力
フィールドから検索された次のデータ入力フィールドに
前記データ入力指定位置を移動する移動手段と、を具備
したことを特徴としている。
【0013】この請求項2記載の発明のフィールド指定
制御装置によれば、特定エリア内に設定配置された複数
のデータ入力フィールドに入力デバイスによりデータを
入力する際に、当該入力デバイスにより当該データ入力
フィールド間でデータ入力指定位置を移動する際の移動
方向を制御するフィールド指定制御装置において、前記
特定エリア内における前記各データ入力フィールドの配
置位置が管理手段により管理され、前記入力デバイスに
より前記データ入力指定位置を移動する方向が指定され
ると、検索手段により、現在指定されているデータ入力
フィールドから当該移動方向で最も近い位置に配置され
た他のデータ入力フィールドが、前記管理手段により管
理されている各データ入力フィールドの配置位置に基づ
いて検索され、この検索手段による検索結果に従って、
移動手段により、現在のデータ入力フィールドから検索
された次のデータ入力フィールドに前記データ入力指定
位置が移動される。
【0014】したがって、例えば、カード型データベー
スの表示エリア内で予め定義設定されて配置された複数
のデータ入力フィールドの各フィールド情報のソートを
各フィールドの座標順で行って、データ入力指定位置の
上下左右移動処理に際しては、その配置された座標順に
基づいて上下左右方向に現在カーソルから最も近い次フ
ィールドにデータ入力指定位置を移動させることがで
き、次フィールドが現在フィールドの座標範囲内に掛か
らない場合、また、データ入力フィールドの配置を変更
した場合でも、従来のように定義内容を変更しなくても
適切にデータ入力指定位置のフィールド間移動を行うこ
とができる。
【0015】また、請求項3に記載する発明のフィール
ド指定制御装置のように、前記管理手段は、前記データ
入力フィールドの配置位置として前記特定エリア内の各
座標データを、その各データ入力フィールドが配置され
た座標順に管理することが有効である。
【0016】この請求項3記載の発明のフィールド指定
制御装置によれば、前記管理手段では、前記データ入力
フィールドの配置位置として前記特定エリア内の各座標
データが、その各データ入力フィールドが配置された座
標順に管理される。
【0017】したがって、データ入力フィールド間でデ
ータ入力指定位置を移動させる際の制御及び操作内容を
簡便にすることができ、カード型データベース等を設計
するプログラムの低コスト化と操作性の改善を図るこど
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1〜図12は、本発明を適用し
た第1の実施の形態のコンピュータシステムを示す図で
ある。まず、構成を説明する。図1は、本第1の実施の
形態のコンピュータシステム1のブロック構成を示す図
である。この図1において、コンピュータシステム1
は、CPU2、入力部3、ROM4、ワークメモリ5、
表示制御部6、表示部7、表示メモリ8及びフィールド
情報メモリ9により構成されており、各部はバス10に
接続されている。
【0019】CPU(Central Processing Unit )2
は、ROM4内に格納されている各種制御プログラムに
従ってコンピュータシステム1内の各部を制御する中央
演算装置であり、入力部3から入力される項目、数値、
数式等の各種データをワークメモリ5を利用して計算処
理し、その処理結果を表示メモリ8に格納して表示部7
に表示させる。
【0020】また、CPU2は、予め設定定義されたカ
ード型データベースの表示エリア内に配置されたデータ
入力用フィールド間でデータ入力指定位置を示すカーソ
ルの移動が入力部3のカーソルキー3aの操作により指
示された場合は、後述するカーソルキーの指定移動方向
に応じたカーソル移動制御処理を実行することにより、
フィールド情報メモリ9に格納された各フィールド座標
順に基づいて、現在フィールド位置から近い位置の次フ
ィールドにカーソルを移動させる。
【0021】入力部3は、ファンクションキー、数値キ
ー、文字キー及び他キーを有し、ユーザーによる各キー
入力操作に応じた各種指示信号をCPU2に出力すると
ともに、上カーソルキー、下カーソルキー、左カーソル
キー、右カーソルキーからなるカーソルキー3aを有
し、カーソルの移動方向を上下左右方向で指示し、その
各指示信号をCPU2に出力する。ROM(Read Only
Memory)4は、CPU2により実行される各種制御プロ
グラムを格納するとともに、カーソル移動制御処理プロ
グラムを格納する。
【0022】ワークメモリ5は、CPU2により計算処
理が行われる際に、処理中のデータを展開して処理する
ためのメモリエリアを形成するとともに、図1に示すよ
うに、現在フィールドポインタ5aと次フィールドポイ
ンタ5bの各メモリエリアを有し、表示エリア内で配置
されたフィールド上に表示されるカーソルの現在位置を
示すポインタと次に移動する位置を示すポインタを格納
する。
【0023】表示制御部6は、CPU2から入力される
キー入力データ及びアプリケーションプログラム処理に
よる表示情報を所定の表示データとして表示メモリ8に
出力して一旦蓄積した後、所定タイミングで表示部7に
出力して表示する。表示部7は、CRT(Cathode Ray
Tube)や液晶表示装置等により構成され、表示制御部6
により表示制御されて表示メモリ8に記憶された表示デ
ータを表示する。
【0024】表示メモリ8は、表示制御部6から入力さ
れる表示データを一時的に蓄積するメモリエリアを形成
する。フィールド情報メモリ9は、カード型データベー
スとして特定の表示エリア内に設定配置されたデータ入
力フィールドに関する情報を管理するためのメモリであ
り、各データ入力フィールドの配置位置を示す図2に示
す始点座標(X1,Y1)と終点座標(X2,Y2)
と、図3に示すように、そのフィールドへのカーソルの
移動を許可するか禁止するかを示すカーソル禁止情報
(0:許可,1:禁止)と、データ入力フィールドに付
けられるフィールド名と、そのフィールドに入力される
データの属性と、そのフィールドに入力されるデータと
を、関連付けて格納するメモリエリアを形成する。
【0025】この図3のカーソル禁止情報は、全て
“0:許可”に設定されているため、全てのフィールド
へのカーソルの移動が許可されるが、図4に示すよう
に、カーソル禁止情報が“1:禁止”に設定されている
場合は、そのフィールドへのカーソル移動が禁止される
ため、カーソル移動の際には、自動的に飛ばされて移動
される。
【0026】このフィールド情報メモリ9に格納される
フィールド情報は、表示エリアの左上を原点座標(0,
0)として、その原点座標に近い座標のフィールドから
順番にソートして格納している。
【0027】次に、本第1の実施の形態の動作を説明す
る。上記コンピュータシステム1の表示部7に図3に示
したデータ入力フィールドが予め設定定義されたデータ
型データベースが表示され、その表示エリア内におい
て、フィールド間でのカーソル移動が入力部3のカーソ
ルキー3aにより指示された場合のカーソル移動処理に
ついて以下に説明する。まず、カーソルキー3aの上カ
ーソルキーが操作された場合のカーソル上移動処理につ
いて図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0028】カーソルキー3aのキー操作において上カ
ーソルキーが操作されると、ワークメモリ5内の現在フ
ィールドポインタ5aに格納されている現在指定されて
いるフィールド座標に基づいて、座標順で左側(原点座
標に向う逆方向、以下、逆方向という)に位置する次フ
ィールドの情報をフィールド情報メモリ9から読み込ん
で、ワークメモリ5内の次フィールドポインタ5bに格
納し(ステップS1)、その読み込んだ次フィールドの
座標と現在フィールドの座標とを比較する。
【0029】まず、現フィールドの始点座標Y1の値が
次フィールドの終点座標Y2の値より大きいか否かを次
フィールドポインタ5bに格納されているフィールド情
報を参照して判別する(ステップS2)。現フィールド
の始点座標Y1の値が次フィールドの終点座標Y2の値
より小さい場合、すなわち、読み込んだ次フィールドの
終点位置が現フィールドの始点位置より下にある場合
は、ステップS1に戻って、更に逆方向に位置する次フ
ィールド情報をフィールド情報メモリ9から読み込んで
ワークメモリ5内の次フィールドポインタ5bに格納す
る。
【0030】また、現フィールドの始点座標Y1の値が
次フィールドの終点座標Y2の値より大きい場合、すな
わち、読み込んだ次フィールドの終点位置が現フィール
ドの始点位置より上にある場合は、次フィールドの始点
座標X1の値が現フィールドの終点座標X2の値より小
さいか否かを次フィールドポインタ5bに格納されてい
るフィールド情報を参照して判別する(ステップS
3)。
【0031】次フィールドの始点座標X1の値が現フィ
ールドの終点座標X2の値より大きい場合、すなわち、
読み込んだ次フィールドの一部が現フィールド位置より
右にある場合は、ステップS1に戻って、更に逆方向に
位置する次フィールド情報をフィールド情報メモリ9か
ら読み込んでワークメモリ5内の次フィールドポインタ
5bに格納する。
【0032】また、次フィールドの始点座標X1の値が
現フィールドの終点座標X2の値より小さい場合、すな
わち、読み込んだ次フィールドの一部が現フィールド位
置より左にある場合は、次フィールドの終点座標X2の
値が現フィールドの始点座標X1の値より大きいか否か
を次フィールドポインタ5bに格納されているフィール
ド情報を参照して判別する(ステップS4)。
【0033】次フィールドの終点座標X2の値が現フィ
ールドの始点座標X1の値より小さい場合、すなわち、
読み込んだ次フィールドの全部が現フィールド位置より
左にある場合は、ステップS1に戻って、更に逆方向に
位置する次フィールド情報をフィールド情報メモリ9か
ら読み込んでワークメモリ5内の次フィールドポインタ
5bに格納する。
【0034】また、次フィールドの終点座標X2の値が
現フィールドの始点座標X1の値より大きい場合、すな
わち、読み込んだ次フィールドの一部が現フィールド位
置より右にある場合は、その次フィールドポインタ5b
に格納する次フィールド情報に設定されているカーソル
禁止情報を参照し、カーソル移動禁止“1”に設定され
ているか否かを判別する(ステップS5)。
【0035】カーソル移動禁止“1”に設定されている
場合は、ステップS1に戻って、更に逆方向に位置する
次フィールド情報をフィールド情報メモリ9から読み込
んでワークメモリ5内の次フィールドポインタ5bに格
納する。また、カーソル移動禁止“1”に設定されてお
らず“0(移動許可)”に設定されている場合は、その
次フィールドにカーソルを移動させ、その次フィールド
情報をワークメモリ5内の次フィールドポインタ5bか
ら現在フィールドポインタ5aに格納し(ステップS
6)、本処理を終了する。
【0036】以上の上カーソルキー操作によるカーソル
上移動処理により、カーソルは現在フィールド座標から
上方向でかつ原点座標に向う逆方向の近い位置に配置さ
れた次フィールドに移動される。なお、具体的な上カー
ソル移動例については後述の図示により説明する。次
に、カーソルキー3aの下カーソルキーが操作された場
合のカーソル下移動処理について図6に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0037】カーソルキー3aのキー操作において下カ
ーソルキーが操作されると、ワークメモリ5内の現在フ
ィールドポインタ5aに格納されている現在指定されて
いるフィールド座標に基づいて、座標順で右側(原点座
標から離れる順方向、以下順方向という)に位置する次
フィールドの情報をフィールド情報メモリ9から読み込
んで、ワークメモリ5内の次フィールドポインタ5aに
格納し(ステップS11)、その読み込んだ次フィール
ドの座標と現在フィールドの座標とを比較する。
【0038】まず、次フィールドの始点座標Y1の値が
現フィールドの終点座標Y2の値より大きいか否かを次
フィールドポインタ5bに格納されているフィールド情
報を参照して判別する(ステップS12)。次フィール
ドの始点座標Y1の値が現フィールドの終点座標Y2の
値より小さい場合、すなわち、読み込んだ次フィールド
の一部が現フィールド位置より上にある場合は、ステッ
プS11に戻って、更に順方向に位置する次フィールド
情報をフィールド情報メモリ9から読み込んでワークメ
モリ5内の次フィールドポインタ5bに格納する。
【0039】また、次フィールドの始点座標Y1の値が
現フィールドの終点座標Y2の値より大きい場合、すな
わち、読み込んだ次フィールドの全部が現フィールド位
置より下にある場合は、次フィールドの始点座標X1の
値が現フィールドの終点座標X2の値より小さいか否か
を次フィールドポインタ5bに格納されているフィール
ド情報を参照して判別する(ステップS13)。
【0040】次フィールドの始点座標X1の値が現フィ
ールドの終点座標X2の値より大きい場合、すなわち、
読み込んだ次フィールドの一部が現フィールド位置より
右にある場合は、ステップS11に戻って、更に順方向
に位置する次フィールド情報をフィールド情報メモリ9
から読み込んでワークメモリ5内の次フィールドポイン
タ5bに格納する。
【0041】また、次フィールドの始点座標X1の値が
現フィールドの終点座標X2の値より小さい場合、すな
わち、読み込んだ次フィールドの一部が現フィールド位
置より右にある場合は、次フィールドの終点座標X2の
値が現フィールドの始点座標X1の値より大きいか否か
を次フィールドポインタ5bに格納されているフィール
ド情報を参照して判別する(ステップS14)。
【0042】次フィールドの終点座標X2の値が現フィ
ールドの始点座標X1の値より小さい場合、すなわち、
読み込んだ次フィールドの一部が現フィールド位置より
左にある場合は、ステップS11に戻って、更に順方向
に位置する次フィールド情報をフィールド情報メモリ9
から読み込んでワークメモリ5内の次フィールドポイン
タ5bに格納する。
【0043】また、次フィールドの終点座標X2の値が
現フィールドの始点座標X1の値より大きい場合、すな
わち、読み込んだ次フィールドの一部が現フィールド位
置より右にある場合は、その次フィールドポインタ5b
に格納する次フィールド情報に設定されているカーソル
禁止情報を参照し、カーソル移動禁止“1”に設定され
ているか否かを判別する(ステップS15)。
【0044】カーソル移動禁止“1”に設定されている
場合は、ステップS11に戻って、更に順方向に位置す
る次フィールド情報をフィールド情報メモリ9から読み
込んでワークメモリ5内の次フィールドポインタ5bに
格納する。
【0045】また、カーソル移動禁止“1”に設定され
ておらず“0(移動許可)”に設定されている場合は、
その次フィールドにカーソルを移動させ、その次フィー
ルド情報をワークメモリ5内の次フィールドポインタ5
bから現在フィールドポインタ5aに格納し(ステップ
S16)、本処理を終了する。
【0046】以上の上カーソルキー操作によるカーソル
下移動処理により、カーソルは現在フィールド座標から
下方向でかつ原点座標から離れる順方向の近い位置に配
置された次フィールドに移動される。なお、具体的な下
カーソル移動例については後述の図示により説明する。
次に、カーソルキー3aの右カーソルキーが操作された
場合のカーソル右移動処理について図7に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0047】カーソルキー3aのキー操作において右カ
ーソルキーが操作されると、ワークメモリ5内の現在フ
ィールドポインタ5aに格納されている現在指定されて
いるフィールド座標に基づいて、座標順で右側(原点座
標から離れる順方向、以下順方向という)に位置する次
フィールドの情報をフィールド情報メモリ9から読み込
んで、ワークメモリ5内の次フィールドポインタ5aに
格納し(ステップS21)、その読み込んだ次フィール
ド情報に設定されているカーソル禁止情報を参照し、カ
ーソル移動禁止“1”に設定されているか否かを判別す
る(ステップS22)。
【0048】カーソル移動禁止“1”に設定されている
場合は、ステップS21に戻って、更に順方向に位置す
る次フィールド情報をフィールド情報メモリ9から読み
込んでワークメモリ5内の次フィールドポインタ5bに
格納する。また、カーソル移動禁止“1”に設定されて
おらず“0(移動許可)”に設定されている場合は、そ
の次フィールドにカーソルを移動させ、その次フィール
ド情報をワークメモリ5内の次フィールドポインタ5b
から現在フィールドポインタ5aに格納し(ステップS
23)、本処理を終了する。
【0049】以上の右カーソルキー操作によるカーソル
右移動処理により、カーソルは現在フィールド座標から
右方向でかつ原点座標から離れる順方向の近い位置に配
置された次フィールドに移動される。なお、具体的な右
カーソル移動例については後述の図示により説明する。
次に、カーソルキー3aの左カーソルキーが操作された
場合のカーソル左移動処理について図8に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0050】カーソルキー3aのキー操作において左カ
ーソルキーが操作されると、ワークメモリ5内の現在フ
ィールドポインタ5aに格納されている現在指定されて
いるフィールド座標に基づいて、座標順で左側(原点座
標に向う逆方向、以下逆方向という)に位置する次フィ
ールドの情報をフィールド情報メモリ9から読み込ん
で、ワークメモリ5内の次フィールドポインタ5aに格
納し(ステップS31)、その読み込んだ次フィールド
情報に設定されているカーソル禁止情報を参照し、カー
ソル移動禁止“1”に設定されているか否かを判別する
(ステップS32)。
【0051】カーソル移動禁止“1”に設定されている
場合は、ステップS31に戻って、更に逆方向に位置す
る次フィールド情報をフィールド情報メモリ9から読み
込んでワークメモリ5内の次フィールドポインタ5bに
格納する。また、カーソル移動禁止“1”に設定されて
おらず“0(移動許可)”に設定されている場合は、そ
の次フィールドにカーソルを移動させ、その次フィール
ド情報をワークメモリ5内の次フィールドポインタ5b
から現在フィールドポインタ5aに格納し(ステップS
33)、本処理を終了する。
【0052】以上の左カーソルキー操作によるカーソル
左移動処理により、カーソルは現在フィールド座標から
左方向でかつ原点座標に向う逆方向の近い位置に配置さ
れた次フィールドに移動される。なお、具体的な左カー
ソル移動例については後述の図示により説明する。以上
の上下左右カーソル移動処理の具体例について、図9及
び図10に示す図を参照して説明する。図9は、上記図
3に示したフィールド情報に基づいてカード型データベ
ースの表示エリア内にデータ入力フィールドを配置した
図である。
【0053】この図9において、例えば、図中の始点座
標(45,37)、終点座標(76,44)のデータ入
力フィールドを現在フィールドとして、カーソルキー3
aの操作により上記図5〜図8に示した上下左右のカー
ソル移動処理が行われるとすると、図5の上カーソル移
動処理の場合は、図中の現在フィールドの始点座標X1
(45)と終点座標X2(76)の範囲上方でかつ原点
座標(0,0)に向う逆方向に位置する図中の上移動次
フィールド(始点座標(21,15)、終点座標(5
5,23))にカーソルが移動される。
【0054】また、この図9において、現在フィールド
に対して下カーソルキーが操作されて、図6の下カーソ
ル移動処理が行われた場合は、図中の現在フィールドの
始点座標X1(45)と終点座標X2(76)の範囲下
方でかつ原点座標(0,0)から遠ざかる順方向に位置
する下移動次フィールド(始点座標(48,79)、終
点座標(74,87))にカーソルが移動される。
【0055】また、この図9において、現在フィールド
に対して右カーソルキーが操作されて、図7の右カーソ
ル移動処理が行われた場合は、図中の現在フィールドか
ら遠ざかる順方向の近くに位置する右移動次フィールド
(始点座標(93,37)、終点座標(119,4
4))にカーソルが移動される。さらに、この図9にお
いて、現在フィールドに対して左カーソルキーが操作さ
れて、図8の左カーソル移動処理が行われた場合は、図
中の現在フィールドから原点座標(0,0)に向う逆方
向の近くに位置する左移動次フィールド(始点座標(1
0,37)、終点座標(26,44))にカーソルが移
動される。
【0056】図10は、上記図4に示したフィールド情
報に基づいてカード型データベースの表示エリア内にデ
ータ入力フィールドを配置した図である。この図10に
おいて、例えば、図中の始点座標(45,37)、終点
座標(76,44)のデータ入力フィールドを現在フィ
ールドとして、カーソルキー3aの操作により上記図5
〜図8に示した上下左右のカーソル移動処理が行われる
とすると、図5の上カーソル移動処理の場合は、図中の
現在フィールドの始点座標X1(45)と終点座標X2
(76)の範囲上方でかつ原点座標(0,0)に向う逆
方向に位置する図中の上移動次フィールド(始点座標
(21,15)、終点座標(55,23))にカーソル
が移動される。
【0057】また、この図10において、現在フィール
ドに対して下カーソルキーが操作されて、図6の下カー
ソル移動処理が行われた場合は、図中の現在フィールド
の始点座標X1(45)と終点座標X2(76)の範囲
下方でかつ原点座標(0,0)から遠ざかる順方向に位
置する下移動次フィールドに移動するが、図中のフィー
ルド(始点座標(50,58)、終点座標(71,6
6))には、カーソル禁止情報として“1(移動禁
止)”が設定されているため、そのカーソル移動禁止フ
ィールドは飛ばされ、さらに下に位置する下移動次フィ
ールド(始点座標(48,79)、終点座標(74,8
7))にカーソルが移動される。
【0058】また、この図10において、現在フィール
ドに対して右カーソルキーが操作されて、図7の右カー
ソル移動処理が行われた場合は、図中の現在フィールド
から遠ざかる順方向の近くに位置する右移動次フィール
ドに移動するが、図中のフィールド(始点座標(93,
37)、終点座標(119,44))には、カーソル禁
止情報として“1(移動禁止)”が設定されているた
め、そのカーソル移動禁止フィールドは飛ばされ、さら
に右に位置する右移動次フィールド(始点座標(12
8,37)、終点座標(147,44))にカーソルが
移動される。
【0059】さらに、この図10において、現在フィー
ルドに対して左カーソルキーが操作されて、図8の左カ
ーソル移動処理が行われた場合は、図中の現在フィール
ドから原点座標(0,0)に向う逆方向の近くに位置す
る左移動次フィールド(始点座標(10,37)、終点
座標(26,44))にカーソルが移動される。
【0060】また、図11(a)、(b)に示すような
データ入力フィールドの配置パターンの場合、まず、同
図(a)に示す現在フィールドAの座標範囲内の上方に
2つの次フィールドB,Cが配置されている場合は、上
記上カーソル移動処理では、現在フィールドの座標範囲
内で順次原点座標方向に向う逆方向で次フィールド座標
が検索されていくため、現在フィールドAの終点座標X
2側に位置する次フィールドBにカーソルが移動され
る。
【0061】さらに、同図(b)に示す現在フィールド
Aの座標範囲外の上方に2つの次フィールドB,Cと、
現在フィールドAの座標範囲内でさらに上方に1つの次
フィールドDが配置されている場合は、上記上カーソル
移動処理では、現在フィールドの座標範囲内で順次原点
座標方向に向う逆方向で次フィールド座標が検索されて
いくため、現在フィールドAの座標範囲外の上方に位置
する次フィールドB,Cにカーソルは移動されず、現在
フィールドAの座標範囲内でさらに上方に位置する次フ
ィールドDにカーソルか移動される。
【0062】また、図12(a)、(b)に示すような
データ入力フィールドの配置パターンの場合、まず、同
図(a)に示す現在フィールドAの座標範囲内の下方に
2つの次フィールドB,Cが配置されている場合は、上
記下カーソル移動処理では、現在フィールドの座標範囲
内で順次原点座標から離れる順方向で次フィールド座標
が検索されていくため、現在フィールドAの始点座標X
1側に位置する次フィールドBにカーソルが移動され
る。
【0063】さらに、同図(b)に示す現在フィールド
Aの座標範囲外の下方に2つの次フィールドB,Cと、
現在フィールドAの座標範囲内でさらに下方に1つの次
フィールドDが配置されている場合は、上記下カーソル
移動処理では、現在フィールドの座標範囲内で順次原点
座標から離れる順方向で次フィールド座標が検索されて
いくため、現在フィールドAの座標範囲外の下方に位置
する次フィールドB,Cにカーソルは移動されず、現在
フィールドAの座標範囲内でさらに下方に位置する次フ
ィールドDにカーソルか移動される。
【0064】以上のように、本第1の実施の形態のコン
ピュータシステムでは、カード型データベースの表示エ
リア内で予め定義設定されて配置された複数のデータ入
力フィールドの各フィールド情報がフィールド情報メモ
リ9に格納されるが、そのフィールド情報のソートが各
フィールドの座標順で行われ、カーソルキー3aに伴う
カーソルの上下左右移動処理に際しては、その配置され
た座標順に基づいて上下左右方向の次フィールドにカー
ソルが移動されるため、データ入力フィールドの配置を
変更した場合でも、従来のように定義内容を変更しなく
ても適切なカーソル移動を行うことができる。
【0065】また、上記第1の実施の形態では、フィー
ルド情報としてカーソル禁止情報を設定することによ
り、移動不要なフィールドに対してはカーソルの移動を
飛ばす制御を可能としたため、より効率の良いカーソル
移動制御を行うことが可能となっている。したがって、
カード型データベース内のデータ入力フィールド間でカ
ーソルを移動させる際の制御及び操作を簡便にすること
ができ、カード型データベースを設計するプログラムの
低コスト化と操作性の改善を図るこどができる。
【0066】(第2の実施の形態)図13〜図17は、
本発明を適用した第2の実施の形態のコンピュータシス
テムを示す図であり、本第2の実施の形態のコンピュー
タシステムのブロック構成は、上記第1の実施の形態の
コンピュータシステム1と同一であるため、その構成の
図示及び機能説明は省略する。
【0067】本実施の形態のコンピュータシステムで
は、予め設定定義されたカード型データベースの表示エ
リア内に配置された複数のデータ入力エリア間で、カー
ソルキー3aの操作によりカーソルを上下左右方向に移
動させる際には、指定された移動方向に対して現在フィ
ールドから次フィールドまでの距離を比較し、最も近い
座標に位置する次フィールドにカーソルを上下左右移動
させるカーソル移動処理を実行する。
【0068】また、この現在フィールドと次フィールド
間の距離を比較するため、ワークメモリ5内には、前回
算出した前回距離データを格納する前回距離レジスタ
と、現在算出したした現在距離データを格納する現在距
離レジスタを内蔵するものとするが、その図示は省略す
る。
【0069】次に、本第2の実施の形態の動作を説明す
る。上記コンピュータシステム1の表示部7に図3に示
したデータ入力フィールドが予め設定定義されたデータ
型データベースが表示され、その表示エリア内におい
て、フィールド間でのカーソル移動が入力部3のカーソ
ルキー3aにより指示された場合のカーソル移動処理に
ついて以下に説明する。まず、カーソルキー3aの上カ
ーソルキーが操作された場合のカーソル上移動処理につ
いて図13に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0070】カーソルキー3aのキー操作において上カ
ーソルキーが操作されると、まず、上記図5に示した上
カーソル移動処理のステップS1〜ステップS4の処理
が実行され、このカーソル移動処理に際して現在カーソ
ルの座標範囲に掛かる次フィールドが上方に存在しない
と判別された場合に、図13のステップS41に処理が
移行される。
【0071】したがって、上記図5のステップS1〜ス
テップS4の処理において、現在フィールドの座標範囲
内に掛かる次フィールドが上方に存在しないと判断され
た場合に、ステップS41に処理が移行され、その次フ
ィールドポインタ5bに対する次フィールドのフィール
ド情報設定の有無を判別する。次フィールドポインタ5
bにフィールド情報が設定されている場合は、図5のス
テップS1に戻り、フィールド情報が設定されていない
場合、すなわち、現在フィールドの座標範囲に次フィー
ルドの一部が掛かるものが無い場合は、フィールド情報
メモリ9に格納されている一番最初のフィールド情報に
戻り(ステップS42)、ワークメモリ5内の前回距離
レジスタに“0”をセットする(ステップS43)。
【0072】次いで、そのフィールド情報メモリ9内の
情報設定の有無を判別し(ステップS44)、情報が設
定されていない場合は、直ちに本処理を終了し、情報が
設定されている場合は、座標順で現在フィールドから左
側に位置する次フィールドのフィールド情報をワークメ
モリ5内の次フィールドポインタ5bに読み込む(ステ
ップS45)。
【0073】そして、その読み込んだフィールド情報に
カーソル禁止情報がカーソル移動禁止“1”に設定され
ているか否かを判別する(ステップS46)。カーソル
移動禁止“1”に設定されている場合は、ステップS4
4に戻って、さらに左側である原点座標(0,0)に向
う逆方向に位置する次フィールドの情報読み込みを行
う。カーソル禁止情報が“0(移動許可)”に設定され
ている場合は、現フィールドの始点座標Y1の値が次フ
ィールドの終点座標Y2の値より大きいか否かを判別す
る(ステップS47)。
【0074】現フィールドの始点座標Y1の値が次フィ
ールドの終点座標Y2の値より小さい場合、すなわち、
読み込んだ次フィールド位置が現フィールド位置より下
にある場合は、ステップS44に戻って、次フィールド
情報の有無を判別し、ステップS45で更に逆方向に位
置する次フィールド情報をフィールド情報メモリ9から
読み込んでワークメモリ5内の次フィールドポインタ5
bに格納する。
【0075】また、現フィールドの始点座標Y1の値が
次フィールドの終点座標Y2の値より大きい場合、すな
わち、読み込んだ次フィールドの位置が現フィールド位
置より上にある場合は、次フィールドの終点座標X2の
値が現フィールドの始点座標X1の値より小さいか否か
を次フィールドポインタ5bに格納されているフィール
ド情報を参照して判別する(ステップS48)。
【0076】次フィールドの終点座標X2の値が現フィ
ールドの始点座標X1の値より小さい場合、すなわち、
読み込んだ次フィールドの位置が現フィールドのX座標
範囲より外の左上にある場合は、次式(1)により現在
距離を算出する(ステップS49)。
【0077】 現在距離←(現フィールド始点X1−次フィールド終点X2)2 +(現フィールド終点Y2−次フィールド始点Y1)2 …(1) すなわち、読み込んだ左上次フィールドと現フィールド
の間の距離を現在距離として求め、その現在距離データ
をワークメモリ5内の現在距離レジスタに格納して、図
14のステップS51に移行する。
【0078】また、ステップS48において、次フィー
ルドの終点座標X2の値が現フィールドの始点座標X1
の値より大きい場合、すなわち、読み込んだ次フィール
ドの位置が現フィールドのX座標範囲より外の右上にあ
る場合は、次式(2)により現在距離を算出する(ステ
ップS50)。
【0079】 現在距離←(次フィールド始点X1−現フィールド終点X2)2 +(現フィールド終点Y2−次フィールド始点Y1)2 …(2) すなわち、読み込んだ右上次フィールドと現フィールド
の間の距離を現在距離として求め、その現在距離データ
をワークメモリ5内の現在距離レジスタに格納して、図
14のステップS51に移行する。
【0080】次いで、図14のステップS51におい
て、ワークメモリ5内の前回距離レジスタに“0”がセ
ットされているか否かをチェックする。前回距離レジス
タが“0”にセットされておらず、前回の距離算出処理
による前回距離データがセットされている場合は、その
前回距離データが上記ステップS49あるいはステップ
S49により現在距離レジスタに格納した現在距離デー
タより大きいか否かを判別する(ステップS52)。
【0081】前回距離データが現在距離データより大き
い場合、すなわち、現在距離を算出した次フィールドの
方が現在フィールドとの距離が近い場合は、現在距離デ
ータを現在距離レジスタから前回距離レジスタに格納
し、現在フィールドを前回フィールドとしてワークメモ
リに格納し(ステップS53)、図13のステップS4
4に戻る。
【0082】また、前回距離データが現在距離データよ
り小さい場合、すなわち、前回距離を算出した次フィー
ルドが現在距離を算出した次フィールドより現在フィー
ルドとの距離が近い場合は、その前回読み込んだ次フィ
ールドにカーソルを移動し(ステップS54)、本処理
を終了する。
【0083】以上の上カーソル移動処理の具体例につい
て、図15に示す図を参照して説明する。図15は、上
記図3に示したフィールド情報に基づいてカード型デー
タベースの表示エリア内にデータ入力フィールドを配置
した図である。この図15において、例えば、図中の始
点座標(45,37)、終点座標(76,44)のデー
タ入力フィールドを現在フィールドとして、カーソルキ
ー3aの操作により上記図13、図14に示した上カー
ソル移動処理が行われるとすると、図中の現在フィール
ド位置より上方でかつ原点座標(0,0)に向う逆方向
に位置する図中の次フィールド座標が順次検索される。
【0084】そして、その検索された各次フィールド毎
に現在フィールドとの間の距離が算出され、その算出さ
れる各距離データが前回距離及び現在距離としてワーク
メモリ5内に格納され、前回距離と現在距離が比較され
て、上方で現在フィールドの最も近い位置の次フィール
ドとして、図中の上移動次フィールド(始点座標(2
1,15)、終点座標(55,23))にカーソルが移
動される。また、図15において、カーソルキー3aの
操作により下及び左右方向のカーソル移動処理が行われ
た場合は、同様に現在カーソルとその移動方向に位置す
る次フィールドとの間の距離の関係が判別され、各移動
方向で現在フィールドから最も近い位置にある次フィー
ルドにカーソルが移動される。
【0085】下移動の場合は、図中に示す下移動次フィ
ールド(始点座標(78,58)、終点座標(107,
66))にカーソルが移動され、右移動の場合は、図中
に示す右移動次フィールド(始点座標(93,37)、
終点座標(119,44))にカーソルが移動され、左
移動の場合は、図中に示す左移動次フィールド(始点座
標(10,37)、終点座標(26,44))にカーソ
ルが移動される。
【0086】また、図16に示すようなデータ入力フィ
ールドの配置パターンの場合、同図に示す現在フィール
ドAより右上方に次フィールドBがあり、現在フィール
ドAより右下方に次フィールドCが配置されている場合
は、右カーソル移動処理では、現在フィールドより右で
順次原点座標方向から遠ざかる順方向で距離の近い次フ
ィールド座標が検索されていくため、現在フィールドA
より右上に位置する次フィールドBにカーソルが移動さ
れる。
【0087】さらに、図17に示すようなデータ入力フ
ィールドの配置パターンの場合、同図に示す現在フィー
ルドAより左上方に次フィールドBがあり、現在フィー
ルドAより右下方に次フィールドCが配置されている場
合は、左カーソル移動処理では、現在フィールドより下
で順次原点座標に向う方向の逆方向で距離の近い次フィ
ールド座標が検索されていくため、現在フィールドAよ
り左下に位置する次フィールドCにカーソルが移動され
る。
【0088】以上のように、本第2の実施の形態のコン
ピュータシステムでは、カード型データベースの表示エ
リア内で予め定義設定されて配置された複数のデータ入
力フィールドの各フィールド情報がフィールド情報メモ
リ9に格納されるが、そのフィールド情報のソートが各
フィールドの座標順で行われ、カーソルキー3aに伴う
カーソルの上下左右移動処理に際しては、その配置され
た座標順に基づいて上下左右方向に現在カーソルから最
も近い次フィールドにカーソルが移動されるため、次フ
ィールドが現在フィールドの座標範囲内に掛からない場
合、また、データ入力フィールドの配置を変更した場合
でも、従来のように定義内容を変更しなくても適切なカ
ーソル移動を行うことができる。
【0089】また、上記第2の実施の形態でも、フィー
ルド情報としてカーソル禁止情報を設定することによ
り、移動不要なフィールドに対してはカーソルの移動を
飛ばす制御を可能とすることができ、より効率の良いカ
ーソル移動制御を行うことが可能となっている。したが
って、カード型データベース内のデータ入力フィールド
間でカーソルを移動させる際の制御及び操作を簡便にす
ることができ、カード型データベースを設計するプログ
ラムの低コスト化と操作性の改善を図ることができる。
【0090】
【発明の効果】請求項1記載の発明のフィールド指定制
御装置によれば、例えば、カード型データベースの表示
エリア内で予め定義設定されて配置された複数のデータ
入力フィールドの各フィールド情報のソートを各フィー
ルドの座標順で行って、データ入力指定位置の上下左右
移動処理に際しては、その配置された座標順に基づいて
上下左右方向の次フィールドにデータ入力指定位置を移
動させることができ、データ入力フィールドの配置を変
更した場合でも、従来のように定義内容を変更しなくて
も適切にデータ入力指定位置のフィールド間移動を行う
ことができる。
【0091】請求項2記載の発明のフィールド指定制御
装置によれば、例えば、カード型データベースの表示エ
リア内で予め定義設定されて配置された複数のデータ入
力フィールドの各フィールド情報のソートを各フィール
ドの座標順で行って、データ入力指定位置の上下左右移
動処理に際しては、その配置された座標順に基づいて上
下左右方向に現在カーソルから最も近い次フィールドに
データ入力指定位置を移動させることができ、次フィー
ルドが現在フィールドの座標範囲内に掛からない場合、
また、データ入力フィールドの配置を変更した場合で
も、従来のように定義内容を変更しなくても適切にデー
タ入力指定位置のフィールド間移動を行うことができ
る。
【0092】請求項3記載の発明のフィールド指定制御
装置によれば、データ入力フィールド間でデータ入力指
定位置を移動させる際の制御及び操作内容を簡便にする
ことができ、カード型データベース等を設計するプログ
ラムの低コスト化と操作性の改善を図るこどができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態のコンピュ
ータシステムのブロック構成を示す図。
【図2】図1のフィールド情報メモリに格納されるフィ
ールド座標の構成を示す図。
【図3】図1のフィールド情報メモリに格納されるフィ
ールド情報の一例を示す図。
【図4】図1のフィールド情報メモリに格納されるフィ
ールド情報のその他の一例を示す図。
【図5】本第1の実施の形態のコンピュータシステムに
より実行される上カーソル移動処理のフローチャート。
【図6】本第1の実施の形態のコンピュータシステムに
より実行される下カーソル移動処理のフローチャート。
【図7】本第1の実施の形態のコンピュータシステムに
より実行される右カーソル移動処理のフローチャート。
【図8】本第1の実施の形態のコンピュータシステムに
より実行される左カーソル移動処理のフローチャート。
【図9】図3に示したフィールド情報に基づいてカード
型データベースの表示エリア内にデータ入力フィールド
を配置した図。
【図10】図4に示したフィールド情報に基づいてカー
ド型データベースの表示エリア内にデータ入力フィール
ドを配置した図。
【図11】その他の上カーソル移動パターンの一例を示
す図。
【図12】その他の下カーソル移動パターンの一例を示
す図。
【図13】本発明を適用した第2の実施の形態のコンピ
ュータシステムにより実行される上カーソル移動処理の
フローチャート。
【図14】図13に続く上カーソル移動処理のフローチ
ャート。
【図15】図3に示したフィールド情報に基づいてカー
ド型データベースの表示エリア内にデータ入力フィール
ドを配置した図。
【図16】その他の上カーソル移動パターンの一例を示
す図。
【図17】その他の下カーソル移動パターンの一例を示
す図。
【符号の説明】
1 コンピュータシステム 2 CPU 3 入力部 3a カーソルキー 4 ROM 5 ワークメモリ 5a 現在フィールドポインタ 5b 次フィールドポインタ 6 表示制御部 7 表示部 8 表示メモリ 9 フィールド情報メモリ 10 バス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定エリア内に設定配置された複数のデー
    タ入力フィールドに入力デバイスによりデータを入力す
    る際に、当該入力デバイスにより当該データ入力フィー
    ルド間でデータ入力指定位置を移動する際の移動方向を
    制御するフィールド指定制御装置において、 前記特定エリア内における前記各データ入力フィールド
    の配置位置を管理する管理手段と、 前記入力デバイスにより前記データ入力指定位置を移動
    する方向が指定された際に、現在指定されているデータ
    入力フィールドの座標範囲内で当該移動方向に配置され
    た他のデータ入力フィールドを、前記管理手段により管
    理されている各データ入力フィールドの配置位置に基づ
    いて検索する検索手段と、 この検索手段による検索結果に従って、現在のデータ入
    力フィールドから検索された次のデータ入力フィールド
    に前記データ入力指定位置を移動する移動手段と、 を具備したことを特徴とするフィールド指定制御装置。
  2. 【請求項2】特定エリア内に設定配置された複数のデー
    タ入力フィールドに入力デバイスによりデータを入力す
    る際に、当該入力デバイスにより当該データ入力フィー
    ルド間でデータ入力指定位置を移動する際の移動方向を
    制御するフィールド指定制御装置において、 前記特定エリア内における前記各データ入力フィールド
    の配置位置を管理する管理手段と、 前記入力デバイスにより前記データ入力指定位置を移動
    する方向が指定された際に、現在指定されているデータ
    入力フィールドから当該移動方向で最も近い位置に配置
    された他のデータ入力フィールドを、前記管理手段によ
    り管理されている各データ入力フィールドの配置位置に
    基づいて検索する検索手段と、 この検索手段による検索結果に従って、現在のデータ入
    力フィールドから検索された次のデータ入力フィールド
    に前記データ入力指定位置を移動する移動手段と、 を具備したことを特徴とするフィールド指定制御装置。
  3. 【請求項3】前記管理手段は、前記データ入力フィール
    ドの配置位置として前記特定エリア内の各座標データ
    を、その各データ入力フィールドが配置された座標順に
    管理することを特徴とする請求項1及び請求項2記載の
    フィールド指定制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009063781A1 (ja) * 2007-11-13 2009-05-22 Sharp Kabushiki Kaisha カーソル制御装置、カーソル制御システムおよびカーソル制御装置の制御方法
JP2012027878A (ja) * 2010-07-28 2012-02-09 Aisin Aw Co Ltd カーソル選択型入力装置、カーソル選択方法及びコンピュータプログラム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009063781A1 (ja) * 2007-11-13 2009-05-22 Sharp Kabushiki Kaisha カーソル制御装置、カーソル制御システムおよびカーソル制御装置の制御方法
JP2012027878A (ja) * 2010-07-28 2012-02-09 Aisin Aw Co Ltd カーソル選択型入力装置、カーソル選択方法及びコンピュータプログラム

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