JPH09127979A - 車両用音声認識装置 - Google Patents
車両用音声認識装置Info
- Publication number
- JPH09127979A JPH09127979A JP7282174A JP28217495A JPH09127979A JP H09127979 A JPH09127979 A JP H09127979A JP 7282174 A JP7282174 A JP 7282174A JP 28217495 A JP28217495 A JP 28217495A JP H09127979 A JPH09127979 A JP H09127979A
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- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の音声認識装置では、入力音声から緊急
性を判断した後、入力音声パターンを補正して登録標準
パターンとのマッチングを行うため、音声認識の認識結
果を得るまでに時間がかかる。 【解決手段】 車両の運転状態を検出する運転状態検出
手段Ｍ２と、検出された車両の運転状態から運転者の緊
張度を判定する緊張度判定手段Ｍ３と、判定された運転
者の緊張度に応じて音声標準パターンを切替えて、入力
音声パターンと比較照合させる切替手段Ｍ４とを有す
る。このため、緊張度の判定を速やかに行うことがで
き、緊張度の変化に追随した精度の高い音声認識が可能
となる。
性を判断した後、入力音声パターンを補正して登録標準
パターンとのマッチングを行うため、音声認識の認識結
果を得るまでに時間がかかる。 【解決手段】 車両の運転状態を検出する運転状態検出
手段Ｍ２と、検出された車両の運転状態から運転者の緊
張度を判定する緊張度判定手段Ｍ３と、判定された運転
者の緊張度に応じて音声標準パターンを切替えて、入力
音声パターンと比較照合させる切替手段Ｍ４とを有す
る。このため、緊張度の判定を速やかに行うことがで
き、緊張度の変化に追随した精度の高い音声認識が可能
となる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用音声認識装置
に関し、車両の運転者の発した音声を認識する車両用音
声認識装置に関する。
に関し、車両の運転者の発した音声を認識する車両用音
声認識装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、音声によって車両や機械やゲ
ーム等の操作指示を行い、音声認識を行って上記の指示
音声を認識したときに指示に従った操作を行う装置が開
発されている。
ーム等の操作指示を行い、音声認識を行って上記の指示
音声を認識したときに指示に従った操作を行う装置が開
発されている。
【０００３】例えば、特開平５−１１９７９２号公報に
は、入力音声から緊急性や異常発生を検出し、入力音声
を分析する際に緊急性が検出されたならば補正を行って
入力音声パターンを生成し、この入力音声パターンと登
録標準パターンとをマッチングして音声認識を行うこと
が記載されている。
は、入力音声から緊急性や異常発生を検出し、入力音声
を分析する際に緊急性が検出されたならば補正を行って
入力音声パターンを生成し、この入力音声パターンと登
録標準パターンとをマッチングして音声認識を行うこと
が記載されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の音声認識装置で
は、入力音声から緊急性を判断した後、入力音声パター
ンを補正して登録標準パターンとのマッチングを行うた
め、音声認識の認識結果を得るまでに時間がかかるとい
う問題があった。
は、入力音声から緊急性を判断した後、入力音声パター
ンを補正して登録標準パターンとのマッチングを行うた
め、音声認識の認識結果を得るまでに時間がかかるとい
う問題があった。
【０００５】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
運転状態から運転者の緊張度を判定し、この緊張度に応
じて音声標準パターンを切替えることにより、音声標準
パターンの切替えに時間がかからず、運転者の緊張度の
変化に速やかに追随して精度の高い音声認識ができる車
両用音声認識装置を提供することを目的とする。
運転状態から運転者の緊張度を判定し、この緊張度に応
じて音声標準パターンを切替えることにより、音声標準
パターンの切替えに時間がかからず、運転者の緊張度の
変化に速やかに追随して精度の高い音声認識ができる車
両用音声認識装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、図１に示す如く、車両の運転者の音声を入力し、比
較照合手段Ｍ１で、入力音声のパターンを音声標準パタ
ーンと比較照合して認識を行う車両用音声認識装置にお
いて、車両の運転状態を検出する運転状態検出手段Ｍ２
と、検出された車両の運転状態から運転者の緊張度を判
定する緊張度判定手段Ｍ３と、判定された運転者の緊張
度に応じて音声標準パターンを切替えて、入力音声パタ
ーンと比較照合させる切替手段Ｍ４とを有する。
は、図１に示す如く、車両の運転者の音声を入力し、比
較照合手段Ｍ１で、入力音声のパターンを音声標準パタ
ーンと比較照合して認識を行う車両用音声認識装置にお
いて、車両の運転状態を検出する運転状態検出手段Ｍ２
と、検出された車両の運転状態から運転者の緊張度を判
定する緊張度判定手段Ｍ３と、判定された運転者の緊張
度に応じて音声標準パターンを切替えて、入力音声パタ
ーンと比較照合させる切替手段Ｍ４とを有する。
【０００７】このように、入力音声を分析して運転者の
緊張度を判定するのではなく運転状態から運転者の緊張
度を判定するため、上記緊張度の判定を速やかに行うこ
とができ、これによって音声標準パターンの緊張度に応
じた切替えを速やかに行うことができ、緊張度の変化に
追随した精度の高い音声認識が可能となる。
緊張度を判定するのではなく運転状態から運転者の緊張
度を判定するため、上記緊張度の判定を速やかに行うこ
とができ、これによって音声標準パターンの緊張度に応
じた切替えを速やかに行うことができ、緊張度の変化に
追随した精度の高い音声認識が可能となる。
【０００８】請求項２に記載の発明は、請求項１記載の
車両用音声認識装置において、前記音声標準パターン
は、運転者の緊張度が高いときに比較照合に用いるパタ
ーンほど周波数が高い方向にシフトした周波数スペクト
ラムの音声データから生成されている。
車両用音声認識装置において、前記音声標準パターン
は、運転者の緊張度が高いときに比較照合に用いるパタ
ーンほど周波数が高い方向にシフトした周波数スペクト
ラムの音声データから生成されている。
【０００９】このように、音声標準パターンは、緊張度
が高いときに用いるパターンほど周波数が高い方向にシ
フトした周波数スペクトラムの音声データから生成され
ているため、運転者の緊張度が高く声が上擦った場合に
精度良く認識できる。
が高いときに用いるパターンほど周波数が高い方向にシ
フトした周波数スペクトラムの音声データから生成され
ているため、運転者の緊張度が高く声が上擦った場合に
精度良く認識できる。
【００１０】
【発明の実施の形態】図２は本発明の一実施例のシステ
ム構成図を示す。同図中、１０は認識・制御ユニットで
あり、例えばマイクロコンピュータで構成されている。
マイクロホン２０からの音声入力は認識・制御ユニット
１０に供給され、認識・制御ユニット１０の内蔵のＡ／
Ｄコンバータによってディジタル化される。
ム構成図を示す。同図中、１０は認識・制御ユニットで
あり、例えばマイクロコンピュータで構成されている。
マイクロホン２０からの音声入力は認識・制御ユニット
１０に供給され、認識・制御ユニット１０の内蔵のＡ／
Ｄコンバータによってディジタル化される。
【００１１】また、車速センサ２２は車両の車速を検出
し、操舵角センサ２４はステアリングホイールによる操
舵角を検出する。スロットルセンサ２６はスロットルバ
ルブの開閉角度、つまりスロットル開度を検出し、ブレ
ーキスイッチ２８はブレーキペダルの踏み込み／開放に
よりオン／オフとなる信号を発生する。ワイパスイッチ
３０はワイパを操作するためのもので、ワイパ操作（オ
ン／オフ、高速／低速）を区別する信号を発生する。室
外温度センサ３２は車両外部の温度を検出し、前方監視
レーダ３４は先行車両との相対速度及び車間距離を検出
する。これらの各センサ２２〜３４が運転状態検出手段
Ｍ２に対応し、夫々の検出信号は認識・制御ユニット１
０に供給される。
し、操舵角センサ２４はステアリングホイールによる操
舵角を検出する。スロットルセンサ２６はスロットルバ
ルブの開閉角度、つまりスロットル開度を検出し、ブレ
ーキスイッチ２８はブレーキペダルの踏み込み／開放に
よりオン／オフとなる信号を発生する。ワイパスイッチ
３０はワイパを操作するためのもので、ワイパ操作（オ
ン／オフ、高速／低速）を区別する信号を発生する。室
外温度センサ３２は車両外部の温度を検出し、前方監視
レーダ３４は先行車両との相対速度及び車間距離を検出
する。これらの各センサ２２〜３４が運転状態検出手段
Ｍ２に対応し、夫々の検出信号は認識・制御ユニット１
０に供給される。
【００１２】音声データベース４０には車両の操作指示
音声の音声データから生成された音声標準パターンが登
録されている。ここで操作指示音声とは、「エアコン・
オン」、「エアコン・オフ」、「ＦＭオン」、「ＡＭオ
ン」、「ＣＤオン」、「オーディオ・オフ」、「ワイパ
ー高速」、「ワイパー低速」「ワイパー・オフ」等の音
声である。これらの操作指示音声は通常平静時の音声デ
ータから生成された音声標準パターンと、緊張度が中程
度の音声データから生成された音声標準パターンと、緊
張度が高い音声データから生成された音声標準パターン
との３種類音声データが用意され、音声パターン登録部
４１，４２，４３に分けて登録されている。
音声の音声データから生成された音声標準パターンが登
録されている。ここで操作指示音声とは、「エアコン・
オン」、「エアコン・オフ」、「ＦＭオン」、「ＡＭオ
ン」、「ＣＤオン」、「オーディオ・オフ」、「ワイパ
ー高速」、「ワイパー低速」「ワイパー・オフ」等の音
声である。これらの操作指示音声は通常平静時の音声デ
ータから生成された音声標準パターンと、緊張度が中程
度の音声データから生成された音声標準パターンと、緊
張度が高い音声データから生成された音声標準パターン
との３種類音声データが用意され、音声パターン登録部
４１，４２，４３に分けて登録されている。
【００１３】なお、通常平静時の音声データに対して中
程度の緊張度の音声データは周波数が高い方向にシフト
した周波数スペクトラムを有しており、高い緊張度の音
声データは中程度の緊張度の音声データに対して、更に
周波数が高い方向にシフトした周波数スペクトラムを有
している。
程度の緊張度の音声データは周波数が高い方向にシフト
した周波数スペクトラムを有しており、高い緊張度の音
声データは中程度の緊張度の音声データに対して、更に
周波数が高い方向にシフトした周波数スペクトラムを有
している。
【００１４】認識・制御ユニット１０は機能により緊張
度判定手段Ｍ３に対応する緊張度判定部１２と、切替手
段Ｍ４に対応するデータベース切替制御部１４と、比較
照合手段Ｍ１に対応する音声比較照合認識部１６とに大
別される。緊張度判定部１２は車速センサ２２、操舵角
センサ２４、スロットルセンサ２６、ブレーキスイッチ
２８、ワイパスイッチ３０、室外温度センサ３２、前方
監視レーダ３４夫々の検出信号に基づいて、車両の運転
状態から運転者の緊張度が通常平静時か、中程度の緊張
時か、高い緊張時かを判定する。
度判定手段Ｍ３に対応する緊張度判定部１２と、切替手
段Ｍ４に対応するデータベース切替制御部１４と、比較
照合手段Ｍ１に対応する音声比較照合認識部１６とに大
別される。緊張度判定部１２は車速センサ２２、操舵角
センサ２４、スロットルセンサ２６、ブレーキスイッチ
２８、ワイパスイッチ３０、室外温度センサ３２、前方
監視レーダ３４夫々の検出信号に基づいて、車両の運転
状態から運転者の緊張度が通常平静時か、中程度の緊張
時か、高い緊張時かを判定する。
【００１５】ここでは、車速については、例えば低車速
のとき平静、中車速のとき中程度の緊張度、高車速のと
き高い緊張度と判定する。また、操舵角の変化、頻度、
スロットル開度の変化、頻度、ブレーキスイッチのオン
／オフ頻度からハンドル操作、アクセル操作、ブレーキ
操作の頻度を算出し、これらの運転操作頻度が高いほど
緊張度が高いので上記頻度を所定の閾値と比較して緊張
度を判定する。
のとき平静、中車速のとき中程度の緊張度、高車速のと
き高い緊張度と判定する。また、操舵角の変化、頻度、
スロットル開度の変化、頻度、ブレーキスイッチのオン
／オフ頻度からハンドル操作、アクセル操作、ブレーキ
操作の頻度を算出し、これらの運転操作頻度が高いほど
緊張度が高いので上記頻度を所定の閾値と比較して緊張
度を判定する。
【００１６】また、雨量が多いほど緊張度は増すので、
ワイパスイッチ３０がオフのとき平静、ワイパスイッチ
３０が低速のとき中程度の緊張度、ワイパスイッチ３０
が高速のとき高い緊張度と判定し、積雪や凍結路では緊
張度が高いため、室外温度が氷点下で、ワイパスイッチ
３０がオンのとき高い緊張度と判定する。更に前方監視
レーダ３４で得た先行車との車間距離を閾値と比較して
車間距離が短かいほど高い緊張度と判定する。
ワイパスイッチ３０がオフのとき平静、ワイパスイッチ
３０が低速のとき中程度の緊張度、ワイパスイッチ３０
が高速のとき高い緊張度と判定し、積雪や凍結路では緊
張度が高いため、室外温度が氷点下で、ワイパスイッチ
３０がオンのとき高い緊張度と判定する。更に前方監視
レーダ３４で得た先行車との車間距離を閾値と比較して
車間距離が短かいほど高い緊張度と判定する。
【００１７】データベース切替制御部１４は緊張度判定
部１２の判定結果である緊張度に応じて認識・制御ユニ
ット１０がアクセスする音声データベース４０の音声パ
ターン登録部４１，４２，４３を切替える。これによっ
て、判定結果が通常平静時であれば、これに対応する音
声パターン登録部４１がアクセスされ中程度の緊張度で
あれば音声パターン登録部４２がアクセスされ、高い緊
張度であれば音声パターン登録部４３がアクセスされる
ことになる。
部１２の判定結果である緊張度に応じて認識・制御ユニ
ット１０がアクセスする音声データベース４０の音声パ
ターン登録部４１，４２，４３を切替える。これによっ
て、判定結果が通常平静時であれば、これに対応する音
声パターン登録部４１がアクセスされ中程度の緊張度で
あれば音声パターン登録部４２がアクセスされ、高い緊
張度であれば音声パターン登録部４３がアクセスされる
ことになる。
【００１８】音声比較照合認識部１６は、マイクロホン
２０からの入力音声の音響分析を行って特徴パラメータ
を抽出し入力音声パターンを生成する。そして、データ
ベース切替制御部１４によって音声データベース４０内
で切替選択された音声パターン登録部４１，４２，４３
のいずれかの音声標準パターンと上記入力音声パターン
とのパターンマッチングを行ってパターン間距離を求
め、このパターン間距離に基づいて入力音声を認識す
る。
２０からの入力音声の音響分析を行って特徴パラメータ
を抽出し入力音声パターンを生成する。そして、データ
ベース切替制御部１４によって音声データベース４０内
で切替選択された音声パターン登録部４１，４２，４３
のいずれかの音声標準パターンと上記入力音声パターン
とのパターンマッチングを行ってパターン間距離を求
め、このパターン間距離に基づいて入力音声を認識す
る。
【００１９】図３は認識・制御ユニット１０が実行する
認識処理のフローチャートを示す。同図中、ステップＳ
１０では車速センサ２２、操舵角センサ２４、スロット
ルセンサ２６、ブレーキスイッチ２８、ワイパスイッチ
３０、室外温度センサ３２、前方監視レーダ３４の検出
信号、即ち運転状態量を取り込む。次にステップＳ１２
で上記の運転状態量から運転者の緊張度判定を行う。
認識処理のフローチャートを示す。同図中、ステップＳ
１０では車速センサ２２、操舵角センサ２４、スロット
ルセンサ２６、ブレーキスイッチ２８、ワイパスイッチ
３０、室外温度センサ３２、前方監視レーダ３４の検出
信号、即ち運転状態量を取り込む。次にステップＳ１２
で上記の運転状態量から運転者の緊張度判定を行う。
【００２０】この後、ステップＳ１４で緊張度判定結果
が平静であるか、中程度の緊張度であるか、高い緊張度
であるかを判別する。平静である場合は、ステップＳ１
６に進んで通常平静時の音声パターン登録部４１に切替
えて選択する。中程度の緊張度の場合は、ステップＳ１
８に進んで対応する音声パターン登録部４２に切替えて
選択する。高い緊張度の場合は、ステップＳ２０に進ん
で対応する音声パターン登録部４３に切替えて選択す
る。
が平静であるか、中程度の緊張度であるか、高い緊張度
であるかを判別する。平静である場合は、ステップＳ１
６に進んで通常平静時の音声パターン登録部４１に切替
えて選択する。中程度の緊張度の場合は、ステップＳ１
８に進んで対応する音声パターン登録部４２に切替えて
選択する。高い緊張度の場合は、ステップＳ２０に進ん
で対応する音声パターン登録部４３に切替えて選択す
る。
【００２１】上記のステップＳ１６，Ｓ１８，Ｓ２０の
いずれかを実行した後ステップＳ２２に進み、音声入力
があるか否かを判別する。音声入力がなければステップ
Ｓ１０に進み、音声入力があればステップＳ２４に進
む。ステップＳ２４では入力音声を分析して入力音声パ
ターンを生成し、この入力音声パターンをステップＳ１
６，Ｓ１８，Ｓ２０のいずれかで切替選択した音声標準
パターンと比較照合して入力音声を認識する。この後、
ステップＳ２６で認識結果を出力してステップＳ１０に
進み、上記の処理を繰り返す。
いずれかを実行した後ステップＳ２２に進み、音声入力
があるか否かを判別する。音声入力がなければステップ
Ｓ１０に進み、音声入力があればステップＳ２４に進
む。ステップＳ２４では入力音声を分析して入力音声パ
ターンを生成し、この入力音声パターンをステップＳ１
６，Ｓ１８，Ｓ２０のいずれかで切替選択した音声標準
パターンと比較照合して入力音声を認識する。この後、
ステップＳ２６で認識結果を出力してステップＳ１０に
進み、上記の処理を繰り返す。
【００２２】なお、この認識出力結果はエアコンディシ
ョナやオーディオ機器やワイパの操作を行うコントロー
ラに供給され、コントローラは認識結果に従ってエアコ
ンディショナのオン／オフ、ＦＭラジオやＡＭラジオや
ＣＤプレーヤの切替え及びオン／オフ、ワイパのオン／
オフ及び速度切替えを行う。
ョナやオーディオ機器やワイパの操作を行うコントロー
ラに供給され、コントローラは認識結果に従ってエアコ
ンディショナのオン／オフ、ＦＭラジオやＡＭラジオや
ＣＤプレーヤの切替え及びオン／オフ、ワイパのオン／
オフ及び速度切替えを行う。
【００２３】このように、入力音声を分析して運転者の
緊張度を判定するのではなく運転状態から運転者の緊張
度を判定するため、上記緊張度の判定を速やかに行うこ
とができ、これによって音声標準パターンの緊張度に応
じた切替えを速やかに行うことができ、緊張度の変化に
追随した精度の高い音声認識が可能となる。
緊張度を判定するのではなく運転状態から運転者の緊張
度を判定するため、上記緊張度の判定を速やかに行うこ
とができ、これによって音声標準パターンの緊張度に応
じた切替えを速やかに行うことができ、緊張度の変化に
追随した精度の高い音声認識が可能となる。
【００２４】また、音声標準パターンは、緊張度が高い
ときに用いるパターンほど周波数が高い方向にシフトし
た周波数スペクトラムの音声データから生成されている
ため、運転者の緊張度が高く声が上擦った場合に精度良
く認識できる。
ときに用いるパターンほど周波数が高い方向にシフトし
た周波数スペクトラムの音声データから生成されている
ため、運転者の緊張度が高く声が上擦った場合に精度良
く認識できる。
【００２５】
【発明の効果】上述の如く、請求項１に記載の発明は、
車両の運転者の音声を入力し、入力音声のパターンを音
声標準パターンと比較照合して認識を行う車両用音声認
識装置において、車両の運転状態を検出する運転状態検
出手段と、検出された車両の運転状態から運転者の緊張
度を判定する緊張度判定手段と、判定された運転者の緊
張度に応じて音声標準パターンを切替えて、入力音声パ
ターンと比較照合させる切替手段とを有する。
車両の運転者の音声を入力し、入力音声のパターンを音
声標準パターンと比較照合して認識を行う車両用音声認
識装置において、車両の運転状態を検出する運転状態検
出手段と、検出された車両の運転状態から運転者の緊張
度を判定する緊張度判定手段と、判定された運転者の緊
張度に応じて音声標準パターンを切替えて、入力音声パ
ターンと比較照合させる切替手段とを有する。
【００２６】このように、音声標準パターンは、緊張度
が高いときに用いるパターンほど周波数が高い方向にシ
フトした周波数スペクトラムの音声データから生成され
ているため、運転者の緊張度が高く声が上擦った場合に
精度良く認識できる。また、請求項２に記載の発明は、
請求項１記載の車両用音声認識装置において、前記音声
標準パターンは、運転者の緊張度が高いときに比較照合
に用いるパターンほど周波数が高い方向にシフトした周
波数スペクトラムの音声データから生成されている。
が高いときに用いるパターンほど周波数が高い方向にシ
フトした周波数スペクトラムの音声データから生成され
ているため、運転者の緊張度が高く声が上擦った場合に
精度良く認識できる。また、請求項２に記載の発明は、
請求項１記載の車両用音声認識装置において、前記音声
標準パターンは、運転者の緊張度が高いときに比較照合
に用いるパターンほど周波数が高い方向にシフトした周
波数スペクトラムの音声データから生成されている。
【００２７】このため、上記緊張度の判定を速やかに行
うことができ、これによって音声標準パターンの緊張度
に応じた切替えを速やかに行うことができ、緊張度の変
化に追随した精度の高い音声認識が可能となる。
うことができ、これによって音声標準パターンの緊張度
に応じた切替えを速やかに行うことができ、緊張度の変
化に追随した精度の高い音声認識が可能となる。
【図１】本発明の原理図である。
【図２】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図３】認識処理のフローチャートである。
１０ 認識・制御ユニット １２ 緊張度判定部 １４ データベース切替制御部 １６ 音声比較照合認識部 ２０ マイクロホン ２２ 車速センサ ２４ 操舵角センサ ２６ スロットルセンサ ２８ ブレーキスイッチ ３０ ワイパスイッチ ３２ 室外温度センサ ３４ 前方監視レーダ ４０ 音声データベース ４１，４２，４３ 音声パターン登録部 Ｍ１ 比較照合手段 Ｍ２ 運転状態検出手段 Ｍ３ 緊張度判定手段 Ｍ４ 切替手段
Claims (2)
- 【請求項１】 車両の運転者の音声を入力し、入力音声
のパターンを音声標準パターンと比較照合して認識を行
う車両用音声認識装置において、 車両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、 検出された車両の運転状態から運転者の緊張度を判定す
る緊張度判定手段と、 判定された運転者の緊張度に応じて音声標準パターンを
切替えて、入力音声パターンと比較照合させる切替手段
とを、 有することを特徴とする車両用音声認識装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の車両用音声認識装置にお
いて、 前記音声標準パターンは、運転者の緊張度が高いときに
比較照合に用いるパターンほど周波数が高い方向にシフ
トした周波数スペクトラムの音声データから生成され
た、 ことを特徴とする車両用音声認識装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7282174A JPH09127979A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 車両用音声認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7282174A JPH09127979A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 車両用音声認識装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09127979A true JPH09127979A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17649058
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7282174A Pending JPH09127979A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 車両用音声認識装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09127979A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006106300A (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Mitsubishi Electric Corp | 音声認識装置及びそのプログラム |
| JP2008309966A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Fujitsu Ten Ltd | 音声入力処理装置および音声入力処理方法 |
| JP2010286627A (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-24 | Nissan Motor Co Ltd | 感情推定装置及び感情推定方法 |
| JP2013206389A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Fujitsu Ltd | 親密度算出方法、親密度算出プログラムおよび親密度算出装置 |
| KR101448793B1 (ko) * | 2013-06-04 | 2014-10-08 | 현대자동차 주식회사 | 음성신호기반 안전 운행 장치 및 방법 |
| JP2017165137A (ja) * | 2016-03-14 | 2017-09-21 | トヨタ自動車株式会社 | 運転者心理判定装置 |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP7282174A patent/JPH09127979A/ja active Pending
Cited By (6)
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