JPH09127906A - マトリックス型表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

マトリックス型表示装置およびその駆動方法

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JPH09127906A
JPH09127906A JP7287676A JP28767695A JPH09127906A JP H09127906 A JPH09127906 A JP H09127906A JP 7287676 A JP7287676 A JP 7287676A JP 28767695 A JP28767695 A JP 28767695A JP H09127906 A JPH09127906 A JP H09127906A
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rot
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孝次 沼尾
Kazunari Tomizawa
一成 冨沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各表示期間の比が正確に1:R:…:Rn-1 (2以
上の整数)となるような階調表示を実現する。 【解決手段】 走査電極L1 〜L7 を有するマトリック
ス型表示装置において、階調数を4とし、走査電極を1
フレーム期間内に3回走査し、第1,第2,第3の表示
期間の時間比がX:RX: …:R n-1X (X>0)となるよう
に時分割表示を行う。a(a≧0)を3で除した余りを
ROT 3 (a) として、ROT n (X) ≠ROT n ((1+R)X), …,R
OT n (X)≠ROT n ((1+R+…+Rn-2)X),ROT n ((1+R+ …+R
n-2)X)≠ROT n ((1+R+…+Rn-1)X)=0 なる関係が成り立
つようにRおよびnを例えばR=4、n=3と特定し、
(1+R+ …+Rn-1)X =n(m+b),(b≧0)なる関係が成り
立つようにXを例えば1と設定し、第1,第2,…,第
nの各表示期間に対応するデータを第a,第X+a,…, 第(1
+R+ …+Rn-2)X+a のそれぞれの選択期間に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリ性を有する
マトリックス型表示装置において階調表示を可能にする
マトリックス型表示装置の駆動方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】メモリ性を有するマトリックス型表示装
置は、特開平5−107521号公報に開示されている
相転移形液晶表示装置の他に、特開平3−20715号
公報に開示されている強誘電性液晶表示装置、特開平6
−43829号公報に開示されているプラズマ表示装置
などがある。
【0003】一般に、マトリックス型表示装置には、共
通して、走査電極毎に独立した選択期間が必要となるの
で同時に複数の走査電極を選択することができないとい
う特徴がある。また、上記の各マトリックス型表示装置
においては、走査電極に印加する電圧を次のように変化
させて表示を行っている。まず、画素の表示状態を決め
る選択電圧を印加した後、画素の表示状態を保持するた
めの保持電圧を印加し、最後に画素の表示状態を消去す
るための消去電圧を印加する。または、保持電圧の印加
を停止することによっても画素の表示状態が消去され
る。
【0004】このような表示装置の階調表示を実現する
ためには、例えば、特開昭63−226178号公報に
開示されている走査方法が挙げられる。以下、この走査
方法を図24を用いて説明する。
【0005】図24は、15本の走査電極L1 〜L15
ら構成されたマトリックス型表示装置の走査方法を模式
的に示しており最上段に付された数字(0〜9)の順に
走査電極L1 〜L15が選択されるようになっている。ま
た、それぞれのブロックには、走査電極L1 〜L15上の
画素に与えるべきデータのbit番号が付記されてい
る。
【0006】この例では、先頭の第1選択期間から第4
選択期間までに、次のようにデータが付与される。すな
わち、第1選択期間に走査電極L15へ第4bit目のデ
ータを付与し、第2選択期間に走査電極L1 へ第1bi
t目を付与し、第3選択期間に走査電極L3 へ第2bi
t目を付与し、第4選択期間に走査電極L7 へ第3bi
t目を付与している。
【0007】なお、この走査方法により前記のメモリ性
を有する表示装置を走査するときには、選択期間内に消
去電圧と選択電圧とを印加すればよい。
【0008】上記の走査方法では、それらの4つの選択
期間を同時に選択を行う期間とみなしている。したがっ
て、上記のような順序でデータを付与することにより、
第1bitの表示期間T1 と、第2bitの表示期間T
2 と、第3bitの表示期間T3 と、第4bitの表示
期間T4 との比が、T1 :T2 :T3 :T4 =1:2:
4:8となるとしている。
【0009】また、特開昭62−56936号公報に開
示されている走査方法では、ブランキング期間を変える
ことにより、表示期間の比率を1:2:4に設定してい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
図24から求められる各表示期間の比率は、T1
2:T3 :T4 =3:7:15:35となる。この比
率は、第1選択期間に第1ないし第4bit目のいずれ
を付与するかにより変えることができる。しかし、前者
の走査方法では、複数の走査電極を順次選択しているに
も関わらず、あたかもそれらの走査電極を同時に選択し
ているようにみなしているだけであり、上記の比率を厳
密に1:2:4:8=4:8:16:32にすることが
できない。
【0011】一方、後者の走査方法では、明るさに関与
しない期間が全体の3割程度を占めるので、十分な明る
さが確保できないという不都合がある。
【0012】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、上記の走査方法と同等の走査時間で各表示
期間の比が正確に1:R:…:Rn-1 (2以上の整数)
となる走査方法を提供することを第1の目的としてい
る。また、本発明は、上記の階調表示に適し、任意の表
示期間に対応したデータを高速に出力するメモリ構成お
よび制御方法を提供することを第2の目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のマトリックス型
表示装置の駆動方法は、階調数R(Rは2以上の整数)
で階調表示が可能なメモリ性とm本の走査電極とを有す
るマトリックス型表示装置において、上記の走査電極を
1フレーム期間内にn(nは2以上の整数)回走査し、
第1,第2,…,第nの表示期間の時間比がX:RX:
…:Rn-1 X(Xは正の整数)となるように時分割表示
を行うマトリックス型表示装置の駆動方法であって、上
記の課題を解決するために、以下の各手段を講じること
を特徴としている。
【0014】すなわち、第1の駆動方法は、a(aは0
以上の整数)をnで除した余りをROTn (a)とし
て、 ROTn (X)≠ROTn ((1+R)X) ROTn (X)≠ROTn ((1+R+R2 )X) … ROTn (X)≠ROTn ((1+R+…+Rn-1 )X)=0 ROTn ((1+R)X)≠ROTn ((1+R+R2 )X) … ROTn ((1+R+…+Rn-2 )X) ≠ROTn ((1+R+…+Rn-1 )X)=0 …(1) なる関係が成り立つようにRおよびnを特定し、bを0
以上の整数とするとき、 (1+R+…+Rn-1 )X=n(m+b) …(2) なる関係が成り立つようにXを設定し、さらに第1,第
2,…,第nの各表示期間に対応するデータを第a,第
X+a,…,第(1+R+…+Rn-2 )X+aのそれぞ
れの選択期間に表示する。
【0015】一般にメモリ性を有するマトリックス型表
示装置では、走査電極毎に独立した選択期間が必要とな
るので、同時に複数の走査電極を選択することができな
い。このため、m本の走査電極を1フレーム期間内にn
回走査するには、少なくともn×mの選択期間が必要で
ある。一方、各選択期間の時間比がX,RX,…,R
n-1 Xとなるように時分割で階調表示を行うには、(1
+R+…+Rn-1 )Xの期間が必要である。したがっ
て、整数bを導入して、(2)式の関係が得られるよう
にする。
【0016】前記の(1)式の関係は、例えば、 pn≠R,R2 ,R+R2 ,…および1+R+…+Rn-1 …(3) および ROTn (X)=ROTn (RX)=ROTn (R2 X)=… =ROTn (Rn-2 X)=ROTn (Rn-1 X)≠0 …(4) という条件を満足すれば成り立つ。なお、pは正の整数
である。
【0017】上記の条件により(1)の関係が成り立つ
と、ROTn (X),ROTn ((1+R)X),…
,ROTn ((1+R+…+Rn-2 )X),ROTn
((1+R+…+Rn-1 )X)にそれぞれ1対1で対応
する値が、例えば、1,2,…n−1,0というように
決まる。
【0018】(1)の関係を満たすRおよびnが特定さ
れると、(2)式に基づき、走査電極数mに合わせてX
を設定する。そして、走査電極L1 において、第1ない
し第nの各表示期間に対応するデータをそれぞれ、第
a,第X+a,…,第(1+R+…+Rn-2 )X+aの
各選択期間に表示する。また、走査電極Ld において、
第1,第2,…,第nの各表示期間に対応するデータ
を、それぞれ第d×n+a,第d×n+X+a,…,第
d×n+(1+R+…+Rn-2 )X+aの各選択期間に
表示する。
【0019】このように表示すれば、第1,第2,…,
第nの各表示期間に対応するデータは、必ず第d×n+
a,第e×n+X+a,…,第f×n+(1+R+…+
n- 2 )X+aの選択期間に表示される。それゆえ、こ
れらのデータに対応する選択期間が相互に重なることな
く、m本の走査電極を走査することができる。なお、上
記のd、eおよびfは任意の整数である。
【0020】第2の駆動方法は、a(aは0以上の整
数)をnで除した余りをROTn (a)として、X+Y
を1以上の整数とするとき、 ROTn (X+Y)≠ROTn ((1+R)X+2Y) ROTn (X+Y)≠ROTn ((1+R+R2 )X+3Y) … ROTn (X+Y) ≠ROTn ((1+R+…+Rn-1 )X+(n−1)Y)=0 ROTn ((1+R)X+2Y) ≠ROTn ((1+R+R2 )X+3Y) … ROTn ((1+R+…+Rn-2 )X+(n−1)Y) ≠ROTn ((1+R+…+Rn-1 )X)=0 …(5) なる関係が成り立つようにRおよびnを特定し、bを0
以上の整数とするとき、 (1+R+…+Rn-1 )X+nY=n(m+b) …(6) なる関係が成り立つようにXおよびYを設定し、第1,
第2,…,第nの各表示期間に対応するデータを第a,
第X+Y+a,…,第(1+R+…+Rn-2 )X+(n
−1)Y+aのそれぞれの選択期間に表示する。
【0021】メモリ性を有するマトリックス型表示装置
では、前述のように、画素の表示状態を保持するために
選択電圧の印加後に保持電圧を印加し、画素の表示状態
を消去するために消去電圧を印加する。また、上記のマ
トリックス型表示装置では、ある走査電極に選択電圧を
印加している間に、他の走査電極に消去電圧を印加する
ことができる。それゆえ、電極の走査においては、選択
期間と独立してブランキング期間を設けることができ
る。
【0022】そこで、第2の駆動方法では、各選択期間
の時間比がX,RX,…,Rn-1 Xとなるように時分割
で階調表示を行うために、ブランキング期間をYとし
て、(1+R+…+Rn-1 )X+nYの期間が必要にな
る。また、m本の走査電極を1フレーム期間内にn回走
査するには、少なくともn×mの選択期間が必要であ
る。したがって、整数bを導入して、(6)式の関係が
得られる。
【0023】前記の(5)式の関係が成り立つ1つの条
件として、次式が挙げられる。 ROTn (X+Y)=ROTn (RX+Y)=ROTn (R2 X+Y)= …=ROTn (Rn-2 X+Y)=ROTn (Rn-1 X+Y)≠0 …(7) (7)式が成り立つ1つの条件として、次式が挙げられ
る。 qn=(R−1)X …(8) なお、qは整数である。
【0024】上記の条件により(5)の関係が成り立つ
と、ROTn (X+Y),ROTn((1+R)X+2
Y),… ,ROTn ((1+R+…+Rn-2 )X+
(n+1)Y),ROTn ((1+R+…+Rn-1 )X
+nY)にそれぞれ1対1で対応する値が、例えば、
1,2,…n−1,0というように決まる。
【0025】また、(5)の関係を満たすためには、R
OTn (X+Y)≠0より、X+Yがnの倍数であって
はならない。そこで、X+Yとnとの最小公倍数をMと
するときの M=n(X+Y) …(9) なる関係と(6)式とに基づき、走査電極数mに合わせ
てX+Yを設定する。そして、走査電極L1 において、
第1ないし第nの各表示期間に対応するデータをそれぞ
れ第a,第X+Y+a,…,第(1+R+…+Rn-2
X+(n−1)Y+aの各選択期間に表示する。また、
走査電極Ld において、第1,第2,…,第nの各表示
期間に対応するデータを、それぞれ第d×n+a,第d
×n+X+Y+a,…,第d×n+(1+R+…+R
n-2 )X+(n−1)Y+aの各選択期間に表示する。
【0026】このように表示すれば、第1,第2,…,
第nの各表示期間に対応するデータは、必ず第d×n+
a,第e×n+X+Y+a,…,第f×n+(1+R+
…+Rn-2 )X+(n−1)Y+a番目の選択期間に表
示される。それゆえ、これらのデータに対応する選択期
間が相互に重なることなく、m本の走査電極を走査する
ことができる。なお、上記のd、eおよびfは任意の整
数である。
【0027】また、上記の第1および第2の駆動方法で
は、上記マトリックス型表示装置における走査電極1本
がg(gは2以上の整数)本の走査電極群に置き換えら
れることによりg×m本の走査電極を有し、1選択期間
に上記走査電極群を走査するようにしてもよい。この場
合、第1および第2の駆動方法を、より多くの走査電極
を有する大型のマトリックス表示装置に適用することが
できる。
【0028】本発明を実現するマトリックス型表示装置
は、階調数R(Rは2以上の整数)で階調表示が可能な
メモリ性と複数の走査電極と複数の信号電極とを有する
マトリックス型表示装置であって、上記の走査電極を1
フレーム期間内にn(nは2以上の整数)回走査し、第
1,第2,…,第nの表示期間の時間比がX:RX:
…:Rn-1 X(Xは正の整数)となるように時分割表示
を行うためのデータを読み出しうるマトリックス型表示
装置用の制御回路により制御されていなければならな
い。その制御回路では、各走査電極に対応する第1,第
2,…,第nの表示期間の階調表示データをn個のメモ
リブロックに記憶させ、これらのメモリブロックから階
調表示データを各走査電極における各表示期間毎にまと
めて出力させて上記マトリックス型表示装置の信号電極
駆動回路に与えることを特徴としている。
【0029】従来の制御回路におけるメモリ装置では、
画素Aijの第1,第2,…,第nの表示期間に対応した
n組の階調表示データが同一のアドレスに記憶されてい
た。このため、第1の表示期間に対応した階調表示デー
タをメモリ装置から読み出す場合でも、必要のない第
2,…,第nの表示期間に対応した階調表示データまで
読み出されてしまう。また、第2,…,第nの表示期間
に対応した階調表示データをメモリ装置から読み出す場
合も同様であるので、n組の階調表示データを読み出す
ために、同一のアドレスをn回読み出すことになる。
【0030】そこで、本発明のマトリックス型表示装置
用の制御回路におけるメモリ制御方法は、独立にアドレ
スを入力可能なn個のメモリブロックから1つのメモリ
装置を構成し、画素Aijの第1,第2,…,第nの表示
期間に対応したn組の階調表示データを各々異なるアド
レスでn個のメモリブロックに記憶させる。
【0031】これにより、第1の表示期間に対応した階
調表示データを第1のメモリブロックから読み出す場
合、同一のアドレスを第2,…,第nのメモリブロック
へ入力すれば、同一走査電極上の異なる画素の第1の表
示期間に対応した階調表示データが読み出される。
【0032】このようにすれば、余分なデータが各メモ
リブロックから読み出されることがないので、n組の階
調表示データを読み出すために、同一のアドレスを1回
読み出せば済む。
【0033】なお、この方法は、画素Aijの第1,第
2,…,第nの表示期間に対応したn組の階調表示デー
タを同一のアドレスでn個のメモリブロックに記憶さ
せ、第1の表示期間に対応した階調表示データを第1の
メモリブロックから読み出す場合、各々異なるアドレス
を第2,…,第nのメモリブロックへ入力し、同一走査
電極上の異なる画素の第1の表示期間に対応した階調表
示データを読み出すようにしても同じことである。
【0034】本発明のマトリックス型表示装置は、階調
数R(Rは2以上の整数)で階調表示が可能なメモリ性
と複数の走査電極と複数の信号電極とを有し、上記の走
査電極を1フレーム期間内にn(nは2以上の整数)回
走査し、第1,第2,…,第nの表示期間の時間比が
X:RX:…:Rn-1 X(Xは正の整数)となるように
時分割表示を行うマトリックス型表示装置であって、上
記の課題を解決するために、独立したアドレスの入力が
可能であるとともに各信号電極に与えられる階調表示デ
ータを各走査電極における各表示期間毎に共通するアド
レスで記憶する複数(例えばn個)のメモリブロックか
ら構成されたメモリ装置と、第1,第2,…,第nの表
示期間毎の階調表示データを上記メモリ装置に分配する
分配手段とを備えていることを特徴としている。
【0035】上記の構成では、1つの画素に対応する階
調表示データが、分配手段により、n個の各表示期間に
対応したn組の階調表示データとして、メモリ装置の各
々異なるメモリブロックに分配され、これらのメモリブ
ロックに記憶される。ここで、例えば、画素Aijの第
1,第2,…,第nの表示期間に対応したn組の階調表
示データを各々異なるアドレスでn個のメモリブロック
に記憶させ、第1の表示期間に対応した階調表示データ
を第1のメモリブロックから読み出す場合、同一のアド
レスが第2,…,第nのメモリブロックへ入力される
と、同一の走査電極上の異なる画素の第1の表示期間に
対応した階調表示データが読み出されるようにしてお
く。
【0036】このようにすれば、各メモリブロックに各
走査電極における各表示期間毎に共通するアドレスを同
時に与えることにより、走査電極の走査が行われる際
に、各走査電極に対応する階調表示データを表示期間毎
にまとめて読み出すことができる。それゆえ、各表示期
間におけるメモリ装置からの階調表示データ読み出し回
数を少なくすることができ、任意の表示期間に対応した
階調表示データを高速に信号電極に提供することができ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図23に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0038】〔強誘電性液晶表示装置の基本構成〕本実
施例に係る強誘電性液晶表示装置(以降、FLCDと称
する)は、図8に示すように、液晶パネル1を有してい
る。この液晶パネル1は、互いに対向する2枚の透光性
の例えばガラスからなる基板2・3を備えている。
【0039】基板2の表面には、例えばインジウム錫酸
化物(以降、ITOと称する)等からなる複数の透明な
信号電極S…が互いに平行に配置されている。これらの
信号電極S…は、例えば酸化シリコン(SiO2)からなる
透明な絶縁膜4により被覆されている。
【0040】一方、基板3の表面には、例えばITOか
らなる複数の透明な走査電極L…が信号電極S…と直交
するように互いに平行に配置されている。これらの走査
電極L…は、絶縁膜4と同じ材料からなる透明な絶縁膜
5で被覆されている。
【0041】上記の絶縁膜4・5上には、ラビング処理
などの一軸配向処理が施された配向膜6・7がそれぞれ
形成されている。配向膜6・7としては、ポリビニルア
ルコール等が用いられる。
【0042】強誘電性液晶8は、配向膜6・7が対向す
るようにして封止剤9で貼り合わされたガラス基板2・
3の間の空間内に充填されて液晶層を形成している。強
誘電性液晶8は、封止剤9に設けられた図示しない注入
口から注入され、その注入口が封止されることにより封
入される。
【0043】基板2・3は、さらに偏光軸が互いに直交
するように配置された2枚の偏光板10・11で挟まれ
ている。
【0044】図9に示すように、走査電極L…(L0
F )は走査電極駆動回路21に接続され、信号電極S
…(S0 〜SF )は信号電極駆動回路22に接続されて
いる。図9における液晶パネル1は、説明を簡単にする
ために、16本ずつの走査電極L…と信号電極S…とを
備える構成となっており、16×16の画素を有してい
る。
【0045】なお、以降の説明では、任意の走査電極L
i (i=0〜F)と任意の信号電極Sj (j=0〜F)
とが交差する部分を画素Aijで表す。
【0046】走査電極駆動回路21は、走査電極L…に
電圧を印加する回路であり、シフトレジスタ21aと、
ラッチ21bと、アナログスイッチアレイ21cとを有
している。この走査電極駆動回路21では、1bitの
走査信号YIが、クロックCKに基づいてシフトレジス
タ21aにより転送され、シフトレジスタ21aの各出
力段から出力されて、さらに負論理のラッチパルスLP
に同期してラッチ21bで保持される。
【0047】ラッチ21bに保持された値が有意(例え
ばハイレベル)のときに、アナログスイッチアレイ21
cにより、その値が出力される信号ラインにつながる走
査電極Li に選択電圧VC1が印加される。一方、ラッチ
21bに保持された値が非有意(例えばローレベル)の
ときに、アナログスイッチアレイ21cにより、その値
が出力される信号ラインにつながる走査電極Lk (k≠
i)に非選択電圧VC0が印加される。
【0048】信号電極駆動回路22は、走査電極S…に
電圧を印加する回路であり、シフトレジスタ22aと、
ラッチ22bと、アナログスイッチアレイ22cとを有
している。この信号電極駆動回路22では、データ信号
XIが、クロックCKに基づいてシフトレジスタ22a
により転送され、シフトレジスタ22aの各出力段から
出力されて、さらに負論理のラッチパルスLPに同期し
てラッチ22bで保持される。
【0049】ラッチ22bに保持された値が有意(例え
ばハイレベル)のときに、アナログスイッチアレイ22
cにより、その値が出力される信号ラインにつながる信
号電極Si にアクティブ電圧VS1が印加される。一方、
ラッチ22bに保持された値が非有意(例えばローレベ
ル)のときに、アナログスイッチアレイ21cにより、
その値が出力される信号ラインにつながる信号電極Sk
(k≠j)にノンアクティブ電圧VS0が印加される。
【0050】図10(b)に示すように、画素Aijに含
まれる液晶分子31は、その長軸方向と垂直に自発分極
S を有している。この液晶分子31は、走査電極Lへ
の印加電圧と信号電極Sへの印加電圧との電位差により
発生する電界Eおよび自発分極PS のベクトル積に比例
した力を受けて、2倍のチルト角2θの頂角を持った円
錐32の表面上を移動する。
【0051】また、液晶分子31は、図10(a)に示
すように、電界Eにより軸33まで移動させられると位
置P1 で安定した状態になり、電界Eにより軸34まで
移動させられると位置P2 で安定した状態になる。この
ように、液晶分子31は、2つの安定した状態をとると
いう性質を備えている。
【0052】さらに、液晶分子31が電界Eにより動か
されても、位置P1 ・P2 が変化しない限り、元の安定
した状態へ戻ろうとする復元力が液晶分子31に働く。
【0053】そこで、図8に示す偏光板10・11の一
方の偏光軸を、軸33・34のいずれかと一致させるこ
とにより、2つの表示状態を得ることができる。すなわ
ち、一方の安定状態にある液晶分子31を有する画素A
ijが明るい表示状態となり、他方の安定状態にある液晶
分子31を有する画素Aijが暗い表示状態となる。
【0054】液晶分子31には、前記の電界Eによる力
の他に分子長軸の方向と分子短軸の方向との誘電率の差
である誘電異方性Δεおよび電界Eの二乗の積に比例し
た力が働く。したがって、液晶分子31に働く力Fは、
次式により表される。
【0055】F=K0 ×PS ×E+K1 ×Δε×E2 なお、上式において、K0 およびK1 は定数である。
【0056】このため、誘電率異方性Δεが負のFLC
材料が封入された液晶パネル1では、電界Eが増加すれ
ば、ある電界Emin で自発分極PS による力の増加より
誘電異方性Δεが負であることの効果による力の増加が
大きくなり、液晶分子31に働く力は、その電界Emin
で最大となる。また、メモリパルス幅は、液晶分子31
に働く力に逆比例すると考えられるから、その電界E
min で最小となる。
【0057】この現象を利用したFLCDの駆動方法と
して、例えばFLC国際会議(1991)でDefence Re
search Agency から"The JOERS/Alvey Ferroelectric M
ultiplexing Scheme" として発表されたJOERS/Alvey 駆
動法(以降、J/A駆動法と称する)がある。図11に
その論文で示されているBDH社製のFLC材料である
SCE8の電圧−メモリパルス幅の特性を示す。
【0058】図11において○でマーキングされたデー
タは、図12(a)に示す±10Vのバイアス電圧を重
畳しながら測定される。一方、図11において+でマー
キングされたデータは、図12(b)に示す±0Vのバ
イアス電圧を重畳しながら測定された。
【0059】上記の駆動方法では、1画面のデータの書
き替えを2フィールドの走査により行う。まず、第1フ
ィールドでは、図13(a)に示すように、選択電圧V
CAを走査電極Li へ印加するとき、電圧VSCを信号電極
j へ印加することにより、電圧VA-C を画素Aijにお
ける液晶分子31へ印加する。これにより、液晶分子3
1の安定状態が一方の安定状態に切り替えられる。
【0060】第2フィールドでは、図13(b)に示す
ように、選択電圧VCEを走査電極Li へ印加するとき、
電圧VSHを信号電極Sj へ印加することにより、電圧V
E-Hを画素Aijにおける液晶分子31へ印加する。これ
により、液晶分子31の安定状態が保持される。
【0061】液晶分子31の安定状態を他方の安定状態
に切り替える場合は、まず、第1フィールドでは、図1
3(a)に示すように、選択電圧VCAを走査電極Li
印加するとき、電圧VSGを信号電極Sj へ印加すること
により、電圧VA-G を画素Aijにおける液晶分子31へ
印加する。これにより、液晶分子31の安定状態を変化
させない。
【0062】第2フィールドでは、図13(b)に示す
ように、選択電圧VCEを走査電極Li へ印加するとき、
電圧VSDを信号電極Sj へ印加することにより、電圧V
E-Dを画素Aijにおける液晶分子31へ印加する。これ
により、液晶分子31の安定状態が他方の安定状態に切
り替えられる。
【0063】他の画素Akj(k≠i)における液晶分子
31の安定状態を切り替えているときには、次のように
電圧を印加する。
【0064】まず、第1フィールドでは、図13(a)
に示すように、電圧VSCまたは電圧VSGを信号電極Sj
へ印加するとき、非選択電圧VCBを走査電極Li へ印加
することにより、電圧VB-C または電圧VB-G を画素A
ijにおける液晶分子31へ印加する。第2フィールドで
は、図13(b)に示すように、電圧VSDまたは電圧V
SHを信号電極Sj へ印加するとき、非選択電圧VCFを走
査電極Li へ印加することにより、電圧VF-D または電
圧VF-H を画素Aijにおける液晶分子31へ印加する。
これにより、液晶分子31の安定状態は、信号電極Sj
への印加電圧がいずれの電圧であっても変化しない。
【0065】上記の駆動方法が可能となるのは、次の条
件による。
【0066】第1の条件は、図13(a)(b)に示す
電圧VA-C ・VE-D をそれぞれ決定する電圧レベル−V
s +Vd ・Vs −Vd の絶対値が、液晶分子31に働く
力が最大値の近辺となるような図11に示す特性図にお
ける40(V)近辺の電圧であること。第2の条件は、
図13(a)(b)に示す電圧VA-G ・VE-H をそれぞ
れ決定する電圧レベル−Vs −Vd ・Vs +Vd の絶対
値が、液晶分子31に働く力が最大値から減少していく
領域である図11に示す特性図における60(V)近辺
の電圧であること。これにより、第1の条件の電圧によ
り液晶分子31に働く力が、第2の条件の電圧により液
晶分子31に働く力より大きくなる。
【0067】また、上記の駆動方法が可能となるのは、
次の条件にもよる。
【0068】電圧VA-C は、2つの電圧レベル−Vd
−Vs +Vd が同極性であり、電圧VE-D は、2つの電
圧レベルVd ・Vs −Vd が同極性である。一方、電圧
A- G は、2つの電圧レベルVd ・−Vs −Vd が逆極
性であり、電圧VE-H は、2つの電圧レベル−Vd ・V
s +Vd が逆極性である。このため、同極性の場合、安
定状態の切り替えが容易な電圧レベル−Vs +Vd ・V
s −Vd をとるのに対し、逆極性の場合、安定状態の切
り替えが同極性の場合より容易でない電圧レベル−Vs
−Vd ・Vs +Vd をとることになる。
【0069】上記のJ/A駆動法を拡張した駆動方法と
しては、Liquid Crystals,1993,Vol.13,No.4,597-601に
おける"A new set of high matrix addressing schemes
forferroelectric liquid crystal displays" に開示
されているMalvern 駆動法が挙げられる。図14に示す
ように、J/A駆動法(図中、J/A)は、列電圧波形
における選択電圧の幅をタイムスロットTに等しく設定
するのに対し、Malvern-2 駆動法(図中、M−2)およ
びMalvern-3 駆動法(図中、M−3)は、選択電圧の幅
をそれぞれタイムスロットTの2倍と3倍に等しく設定
している。
【0070】マトリックス型表示装置としてFLCDを
用いる場合、前記のJ/A駆動法では、1画面のデータ
の書き替えに要する2フィールドの走査において、それ
ぞれ図13(a)(b)に示す波形の駆動電圧を印加す
る。これに対し、SID '92 における"Colour Digital Fe
rroelectric Liquid Crystal Displays For Laptop App
lications"に開示されている駆動方法では、図15に示
すように、ブランキングパルスBPを用いることによ
り、1画面のデータの書き替えを第2フィールドだけで
行う。
【0071】続いて、前記のように構成されるFLCD
における走査方法について説明する。なお、以下に述べ
る各走査方法を他のマトリックス型表示装置にも適応で
きるのは言うまでもない。
【0072】〔第1の走査方法〕まず、m本の走査電極
L…を有するFLCDにおいて、1フレーム期間内で走
査電極L…をn回走査する場合の階調数Rと走査回数n
との関係を求める。
【0073】本走査方法では、前述の(1)式の関係が
成立するように、(3)式の条件を満足させるRおよび
nを求める。
【0074】例えば、Rが2である階調表示の場合で
は、nを2として各表示期間の時間比が1:2となると
き、R=nとなるので(1)式が成り立たない。また、
nを3として時間比が1:2:4となるとき、(R+R
2 )/n=6/3=2となるので、やはり(1)式が成
り立たない。さらに、nを4として時間比が1:2:
4:8となるとき、R2 =nとなるので、やはり(1)
式が成り立たない。これは、前述の従来の走査方法(図
20参照)に相当する。
【0075】Rが4である階調表示の場合では、nを2
として時間比が1:4となるとき、R/n=4/2=2
となるので、(1)式が成り立たない。nを3として時
間比が1:4:16となるとき、R、R2 およびR+R
2 は、それぞれ4、16、20であるので(3)式の条
件を満足させ、かつともに3の倍数でない。したがっ
て、この場合、(4)式におけるXが3の倍数でなけれ
ば(4)式を満足させることができる。
【0076】このとき、 ROT3 (X)=1または2 ROT3 (5X)=2または1 ROT3 (21X)=0 となって(1)式が成立する。
【0077】また、この条件で(2)式にR=4および
n=3を代入すれば、 (1+4+16)X=21X=3(m+b) となり、X=(m+b)/7となる。これにより、m+
bが7の倍数であれば、全ての条件が満足される。した
がって、X=1のときm+b=7、X=2のときm+b
=14、…となる。
【0078】そして、このようにXを設定すると、第
1,第2,…,第nの各表示期間に対応するデータを第
a,第X+a,…,第(1+R+…+Rn-2 )X+aの
それぞれの選択期間に表示する。
【0079】ここで、図1にm=7(b=0)の場合の
走査方法をパターン化して示す。
【0080】図1の走査パターンでは、第1ないし第2
1選択期間が設けられ、走査電極L1 〜L7 において走
査される選択期間に走査の順番が1〜3にて示されてい
る。この走査パターンは、X=1であることから、各走
査電極L1 〜L7 において第a,第1+a,…,第5+
aのそれぞれの選択期間に表示が行われることを示して
いる。例えば、走査電極L1 では、a=1として第1、
第2および第6選択期間に表示が行われる。また、走査
電極L2 では、a=4として第4、第5および第9選択
期間に表示が行われる。
【0081】このように、本走査方法では、時間比が
1:4:16となる階調表示を正確に行うことができ
る。
【0082】なお、上記の例では、7本の走査電極S…
を有するFLCDにおける走査方法について述べたが、
図1における走査電極Li を走査電極L20i 〜L20i+19
に置き換えることにより、140本の走査電極L…を有
するFLCDにおいても、同様な階調表示が可能であ
る。また、走査電極数、走査回数および時間比は、上記
の例に限定されないのは勿論である。
【0083】〔第2の走査方法〕本走査方法では、ブラ
ンキング期間を設けており、前述の(5)式の関係に基
づいて走査を行う。
【0084】まず、(7)式の条件を満足させれば、
(5)式の関係が成立する。例えば、R=2およびn=
2であり、各表示期間の時間比が1:2となる階調表示
の場合では、(7)式が、 ROT2 (X+Y)=ROT2 (2X+Y)≠0 となる。この関係は、 q2=(2−1)X=X のとき成り立つ。ここで、X=0では表示することがで
きないので、qの代わりに正の整数αを導入して、Xを X=2α と表す。
【0085】また、(9)式より、X+Yおよび2の最
小公倍数Mが2(X+Y)と等しくなるには、X+Yが
奇数でなければならない。したがって、X+Yは、0以
上の整数βを導入して、 X+Y=2β+1 と表される。
【0086】これにより、(6)式は、 (1+2)X+2Y=X+2(X+Y)=2α+2(2
β+1)=2(m+b) となる。ここで、 X+Y=2β+1=5>X=α を満たすαは、 α+2β+1=α+5=m+b α=m+b−5 となる。このようにαが特定されることで、mとXとが
関連付けられる。
【0087】すなわち、m+b=k+5(kは正の整
数)であれば、αは正の整数になる。例えば、b=0と
すると、k=2のときm=7となり、これによりα=2
となる。
【0088】そして、このようにXを設定すると、第
1,第2,…,第nの各表示期間に対応するデータを第
a,第X+Y+a,…,第(1+R+…+Rn-2 )X+
(n−1)Y+aのそれぞれの選択期間に表示する。
【0089】ここで、図2にm=7(b=0)の場合の
走査方法をパターン化して示す。
【0090】図2の走査パターンでは、第1ないし第1
4選択期間が設けられ、走査電極L1 〜L7 において走
査される選択期間に走査の順番が1・2にて示されてい
る。この走査パターンは、X=4およびY=1であるこ
とから、各走査電極L1 〜L7 において第aおよび第5
+aのそれぞれの選択期間に表示が行われることを示し
ている。例えば、走査電極L1 では、a=1として第1
および第6選択期間に表示が行われる。また、走査電極
2 では、a=3として第3および第8選択期間に表示
が行われる。
【0091】また、上記の走査パターンでは、表示が行
われるそれぞれの選択期間の直前の選択期間に、ブラン
キング期間が開始するタイミングをβにて示している。
したがって、その選択期間からブランキング期間が始ま
り、ブランキング期間が終了するまで走査電極Li に消
去電圧が印加される。
【0092】このように、本走査方法では、時間比が
1:2となる階調表示を正確に行うことができる。ま
た、ブランキング期間の長さを一定にすることができる
ので、その長さを短くすることにより、表示に関与しな
い期間を極めて短くすることができる。
【0093】〔第3の走査方法〕本走査方法でも、前記
の第2の走査方法と同様に、ブランキング期間を設けて
いる。
【0094】本走査方法では、R=2およびn=3であ
り、各表示期間の時間比が1:2:4となる階調表示を
行う。
【0095】この場合、(7)式が、 ROT3 (X+Y)=ROT3 (2X+Y)=ROT3
(4X+Y)≠0 となる。この関係は、 q3=(2−1)X=X のとき成り立つ。ここで、X=0では表示することがで
きないので、qの代わりに正の整数αを導入して、Xを X=3α と表す。
【0096】また、(9)式より、X+Yおよび3の最
小公倍数Mが3(X+Y)と等しくなるには、X+Yが
3の倍数でない値でなければならない。したがって、X
+Yは、0以上の整数βを導入して、 X+Y=3β+1または3β+2 と表される。
【0097】これにより、X+Y=3β+1とする場
合、(6)式は、 (1+2+4)X+3Y=4X+3(X+Y)=4(3
α)+3(3β+1)=3(m+b) となる。ここで、 X+Y=3β+1=4>X=3α を満たすαは、 4α+3β+1=4α+4=m+b α=(m+b−4)/4 となる。このようにαが特定されることで、mとXとが
関連付けられる。
【0098】すなわち、m+b=4k+4(kは正の整
数)であれば、αは正の整数になる。例えば、b=0と
すると、k=1のときm=8となり、これによりα=1
となる。
【0099】ここで、図3にm=8(b=0)の場合の
走査方法をパターン化して示す。
【0100】図3の走査パターンでは、第1ないし第2
4選択期間が設けられ、走査電極L1 〜L8 において走
査される選択期間に走査の順番が1〜3にて示されてい
る。この走査パターンは、X=3およびY=1であるこ
とから、各走査電極L1 〜L8 において第a、第4+a
および第11+aのそれぞれの選択期間に表示が行われ
ることを示している。表示が行われるそれぞれの選択期
間の直前の選択期間には、第2の走査方法と同様に、ブ
ランキング期間の開始するタイミングをβにて示してい
る。これは、以降の第4ないし第6の走査方法について
も同様である。
【0101】このように、本走査方法では、時間比が
1:2:4となる階調表示を正確に行うことができる。
【0102】〔第4の走査方法〕本走査方法でも、前記
の第2の走査方法と同様に、ブランキング期間を設けて
いる。
【0103】本走査方法では、R=2およびn=4であ
り、各表示期間の時間比が1:2:4:8となる階調表
示を行う。
【0104】この場合、(7)式が、 ROT4 (X+Y)=ROT4 (2X+Y)=ROT4
(4X+Y)=ROT4 (8X+Y)≠0 となる。この関係は、 q4=(2−1)X=X のとき成り立つ。ここで、X=0では表示することがで
きないので、qの代わりに正の整数αを導入して、Xを X=4α と表す。
【0105】また、(9)式より、X+Yおよび4の最
小公倍数Mが4(X+Y)と等しくなるには、Xが4の
倍数であることおよびX+Yが奇数であることを考慮し
なければならない。したがって、X+Yは、0以上の整
数βを導入して、 X+Y=4β+1または4β+3 と表される。
【0106】これにより、X+Y=4β+1とする場
合、(6)式は、 (1+2+4+8)X+4Y=11X+4(X+Y)=
11(4α)+4(4β+1)=4(m+b) となる。ここで、 X+Y=4β+1=5>X=4α を満たすαは、 11α+4β+1=11α+5=m+b α=(m+b−5)/11 となる。このようにαが特定されることで、mとXとが
関連付けられる。
【0107】すなわち、m+b=11k+5(kは正の
整数)であれば、αは正の整数になる。例えば、b=0
とすると、k=1のときm=16となり、これによりα
=1となる。
【0108】ここで、図4にm=16(b=0)の場合
の走査方法をパターン化して示す。
【0109】図4の走査パターンでは、第1ないし第6
4選択期間が設けられ、走査電極L1 〜L16において走
査される選択期間に走査の順番が1〜4にて示されてい
る。この走査パターンは、X=4およびY=1であるこ
とから、各走査電極L1 〜L16において第a、第5+a
および第14+aのそれぞれの選択期間に表示が行われ
ることを示している。
【0110】このように、本走査方法では、時間比が
1:2:4:8となる階調表示を正確に行うことができ
る。
【0111】〔第5の走査方法〕本走査方法でも、前記
の第2の走査方法と同様に、ブランキング期間を設けて
いる。
【0112】本走査方法では、R=4およびn=2であ
り、各表示期間の時間比が1:4となる階調表示を行
う。
【0113】この場合、(7)式が、 ROT2 (X+Y)=ROT2 (4X+Y)≠0 となる。この関係は、 q2=(4−1)X=3X のとき成り立つ。ここで、X=0では表示することがで
きないので、qの代わりに正の整数αを導入して、Xを X=2α/3 と表す。
【0114】また、(9)式より、X+Yおよび2の最
小公倍数Mが2(X+Y)と等しくなるには、X+Yが
奇数でなければならない。したがって、X+Yは、0以
上の整数βを導入して、 X+Y=2β+1 と表される。
【0115】これにより、(6)式は、 (1+4)X+2Y=3X+2(X+Y)=3(2α/
3)+2(2β+1)=2(m+b) となる。ここで、 X+Y=2β+1=3>X=2α/3 を満たすαは、 α+2β+1=α+3=m+b α=(m+b−3) となる。このようにαが特定されることで、mとXとが
関連付けられる。
【0116】すなわち、m+b=k+3(kは正の整
数)であれば、αは正の整数になる。例えば、b=0と
すると、k=3のときm=6となり、これによりα=3
となる。
【0117】ここで、図5にm=6(b=0)の場合の
走査方法をパターン化して示す。
【0118】図5の走査パターンでは、第1ないし第1
2選択期間が設けられ、走査電極L1 〜L6 において走
査される選択期間に走査の順番が1〜2にて示されてい
る。この走査パターンは、X=2およびY=1であるこ
とから、各走査電極L1 〜L6 において第aおよび第3
+aのそれぞれの選択期間に表示が行われることを示し
ている。
【0119】このように、本走査方法では、時間比が
1:4となる階調表示を正確に行うことができる。
【0120】〔第6の走査方法〕本走査方法でも、前記
の第2の走査方法と同様に、ブランキング期間を設けて
いる。
【0121】本走査方法では、R=4およびn=3であ
り、各表示期間の時間比が1:4:16となる階調表示
を行う。
【0122】この場合、(7)式が、 ROT3 (X+Y)=ROT3 (4X+Y)=ROT3
(16X+Y)≠0 となる。この関係は、 q3=(4−1)X=3X のとき成り立つ。ここで、X=0では表示することがで
きないので、qの代わりに正の整数αを導入して、Xを X=α と表す。
【0123】また、(9)式より、X+Yおよび3の最
小公倍数Mが3(X+Y)と等しくなるには、X+Yが
3の倍数でない値でなければならない。したがって、X
+Yは、0以上の整数βを導入して、 X+Y=3β+1または3β+2 と表される。
【0124】これにより、X+Y=3β+1とする場
合、(6)式は、 (1+4+16)X+3Y=18X+3(X+Y)=1
8α+3(3β+1)=3(m+b) となる。ここで、本走査方法をFLCDに適用する都合
により、 X+Y=3β+1=7>X=α を満たすαは、 6α+3β+1=6α+7=m+b α=(m+b−7)/6 となる。このようにαが特定されることで、mとXとが
関連付けられる。
【0125】すなわち、m+b=6k+7(kは正の整
数)であれば、αは正の整数になる。例えば、b=0と
すると、k=2のときm=19となり、これによりα=
2となる。
【0126】ここで、図6にm=19(b=0)の場合
の走査方法をパターン化して示す。
【0127】図6の走査パターンでは、第1ないし第5
7選択期間が設けられ、走査電極L1 〜L19において走
査される選択期間に走査の順番が1〜3にて示されてい
る。この走査パターンは、X=2およびY=5であるこ
とから、各走査電極L1 〜L19において第a、第7+a
および第20+aのそれぞれの選択期間に表示が行われ
ることを示している。
【0128】このように、本走査方法では、時間比が
1:4:16となる階調表示を正確に行うことができ
る。
【0129】ところで、ブランキング駆動法(図15参
照)を前述のMalvern 駆動法(図14参照)に適用した
FLCDにおいて本走査方法を行わせる場合の走査電極
1〜L9 に印加される電圧の波形を図7に示す。な
お、図7において、横軸は時間tを表すとともに、図6
と同様に選択期間の番号を表す一方、縦軸は電圧Vを表
している。また、図7に記載されているストローブ電圧
は選択電圧と同意であり、ブランキング電圧は消去電圧
と同意である。
【0130】上記のような電圧を走査電極L…に印加す
るには、図9に示すFLCDに若干の変更を加える必要
がある。
【0131】図16に示すように、本走査方法に適した
FLCDは、走査電極駆動回路41を備えている。この
走査電極駆動回路41は、2bit用のシフトレジスタ
41aと、ラッチ21bと同様のラッチ41bと、4つ
の電圧を入力しうるアナログスイッチアレイ41cとに
より構成されている。
【0132】上記の走査電極駆動回路41においては、
2bitの走査信号YIが、クロックCKに基づいてシ
フトレジスタ41aにより転送される。負論理のラッチ
パルスLPが各選択期間の中央で有意になると、シフト
レジスタ41a内のデータがラッチ41bに保持され
る。
【0133】アナログスイッチアレイ41cは、ラッチ
21bに保持されたデータが“0”〜“3”のいずれで
あるかに応じて異なる電圧を出力する。データが“0”
のときは非選択電圧VC0が出力される。データが“1”
のときは選択電圧VC1が出力され、データが“2”のと
きは延長された選択電圧VC2が出力される。データが
“3”のときは消去電圧VC3が出力される。これらの電
圧は、上記の各値が出力される信号ラインにつながる走
査電極Li に印加される。
【0134】上記のFLCDにおいて、例えば、第20
選択期間における中央でラッチパルスLPが有意になる
とき、次のように、特定の走査電極Li に対応するシフ
トレジスタ41の出力段に上記のデータが割り当てられ
るように走査信号YIを入力する。走査電極L5 にデー
タ“1”、走査電極L2 ・L9 にデータ“3”、その他
の走査電極L…にデータ“0”を関連付ける。これによ
り、第20および第21選択期間にわたる期間Ta
は、走査電極L5 へ選択電圧VC1が印加され、走査電極
2 ・L9 へ消去電圧VC3が印加される。
【0135】また、第21選択期間における中央でラッ
チパルスLPが有意になるとき、次のように、上記と同
様にして、走査電極L1 にデータ“1”、走査電極L7
・L9 にデータ“3”、その他の走査電極L…にデータ
“0”を関連付ける。これにより、第21および第22
選択期間にわたる期間Tb では、走査電極L1 へ選択電
圧VC1が印加され、走査電極L7 ・L9 へ消去電圧VC3
が印加される。
【0136】なお、図7から分かるように、FLCDで
は、選択電圧(ストローブ電圧)および消去電圧(ブラ
ンキング電圧)に幅がある。したがって、表示期間がス
トローブ電圧の印加開始時、印加途中または印加停止時
のいずれから始まるのかが明確でない。また、表示期間
がブランキング電圧の印加開始時、印加途中または印加
停止時のいずれから始まるのかも明確でない。
【0137】このような場合、ブランキング電圧を印加
するタイミングを前後に移動させることにより、表示時
間の比率を修正することが可能である。
【0138】〔階調表示用のメモリ装置〕以下に説明す
るメモリ装置は、走査電極L…を1フレーム期間内に4
回走査し、第1,第2,第3,第4の各表示期間の時間
比がX:2X:4X:8Xとなるように階調表示を行う
ためにデータを記憶する回路である。本メモリ装置は、
前述の第1および第2の走査方法を実現するFLCDに
適用が可能であり、他に、従来技術を含めた全ての時分
割階調表示方法に適用可能である。
【0139】本メモリ装置は、図17に示すように、デ
ータセレクタ51・52と、RAM53〜56とを備え
ている。
【0140】データセレクタ51は、4つの入力および
4つの出力を有しており、4つの入力データDIA ・D
B ・DIC ・DID をセレクト信号ISによりメモリ
ブロックとしてのRAM53〜56に振り分けて出力す
るようになっている。入力データDIA ・DIB ・DI
C ・DID は、それぞれ、第1〜第4bitに対応して
おり、図18に示すように末尾がA〜Dとなっている。
【0141】例えば、“000A”は、走査電極L1
第1画素に与えられる第1bitのデータを表し、“0
03D”は、走査電極L1 の第4画素に与えられる第4
bitのデータを表している。また、“011B”は、
走査電極L2 の第2画素に与えられる第2bitのデー
タを表し、“013C”は、走査電極L2 の第4画素に
与えられる第3bitのデータを表している。
【0142】RAM53〜56には、それぞれ入力アド
レスIA1 〜IA4 および出力アドレスOA1 〜OA4
が与えられる。入力アドレスIA1 〜IA4 および出力
アドレスOA1 〜OA4 は、1桁目、2桁目および4桁
目が次のようにして対応付けられている。1桁目は、第
1ないし第4画素のデータに対し“0”となり、第5な
いし第8画素のデータに対し“1”となる。2桁目は、
走査電極L1 〜L16に対しそれぞれ“0”〜“F”とな
る。4桁目は、第1ないし第4bitに対しそれぞれ
“0”〜“3”となる。また、RAM53〜56は、ラ
イトイネーブル信号WEにより書き込みが指定され、リ
ードイネーブル信号REにより読み出しが指定されるよ
うになっている。
【0143】データセレクタ52は、4つの入力および
4つの出力を有しており、RAM53〜56からのデー
タがそれぞれの画素毎に分けて出力するようになってい
る。詳しくは、第1および第5画素のデータは出力デー
タDO0 として出力され、第2および第6画素のデータ
は出力データDO1 として出力され、第3および第7画
素のデータは出力データDO2 として出力され、第4お
よび第8画素のデータは出力データDO3 として出力さ
れる。
【0144】上記の構成では、入力データDIA ・DI
B ・DIC ・DID が、データセレクタ51によりRA
M53〜56に振り分けられ、図18に示すように、入
力アドレスIA1 ・IA2 ・IA3 ・IA4 でRAM5
3〜56に書き込まれる。このとき、第1の表示期間に
対応した入力データDIA は、RAM53・54・55
・56の順に書き込まれる。第2の表示期間に対応した
入力データDIB は、RAM54・55・56・53の
順に書き込まれる。第3の表示期間に対応した入力デー
タDIC は、RAM55・56・53・54の順に書き
込まれる。第4の表示期間に対応した入力データDID
は、RAM56・53・54・55の順に書き込まれ
る。
【0145】また、入力アドレスIA1 ・IA2 ・IA
3 ・IA4 としては、それぞれ走査電極L1 ・L2 ・…
に与えられる第1ないし第8画素のデータに対し8つの
アドレスが用意される。また、第1ないし第4画素のデ
ータには、同じアドレスが割り当てられ、第5ないし第
8画素のデータには、同じであるが第1ないし第4画素
のデータと異なるアドレスが割り当てられる。
【0146】次いで、図19に示すように、RAM53
〜56に出力アドレスOA1 ・OA2 ・OA3 ・OA4
が与えられると、RAM53〜56からデータが読み出
される。このとき、出力アドレスOA1 ・OA2 ・OA
3 ・OA4 としては、同じアドレスが同時に与えられ
る。これにより、データがRAM53〜56から走査電
極L1 ・L2 ・…における各bit毎にまとめて出力さ
れる。そして、RAM53〜56からのデータは、デー
タセレクタ52により画素毎に振り分けられて、出力デ
ータDO0 〜DO3 として出力され、図9に示すデータ
信号XIとなる。
【0147】上記のように、第1ないし第4の表示期間
のそれぞれに対応する第1ないし第4bitのデータを
RAM53〜56に書き込んでおけば、読み出すときに
同じアドレスを与えることにより、表示期間に対応する
bitのデータがまとめて出力される。例えば、出力ア
ドレスが“0000”の場合、第1の表示期間に対応す
る第1bitのデータがRAM53〜56から同時に出
力される。
【0148】上記のメモリ装置は、図20に示すように
構成されるマトリックス型表示装置において、メモリ装
置57として設けられる。メモリ装置57から出力され
た階調データは、図16のように構成されるFLCD5
8にデータXIとして入力される。なお、メモリ装置5
7のアドレス等の制御信号およびFLCD58に必要な
他の制御信号は制御回路59より供給される。
【0149】図18に示すように、第1bitのデータ
に着目すれば、入力側では1走査電極当たりに8つのア
ドレスが必要であったが、出力側では1走査電極当たり
に2つのアドレスだけでよい。これは、他のbitでも
同様である。したがって、第1ないし第4の表示期間に
それぞれ対応する4つの2階調データをbit毎にまと
めて読み出すことにより、2階調表示可能なメモリ性を
有するマトリックス型表示装置において、走査電極を1
フレーム期間内に4回走査して、各表示期間がX:2
X:4X:8Xとなる時分割表示を行うことができる。
【0150】なお、上記の例では、走査電極L…を1フ
レーム期間内に4回走査する走査方法について説明した
が、走査回数は、上記の例に限定されることはない。
【0151】また、上記の例では、1フレーム期間内に
4回走査するのに最も適したメモリ構成として、独立に
アドレスが入力可能な4個のメモリを用いた場合のデー
タ制御方法について説明した。しかし、効率が低下して
も差し支えなければ、例えば、図21に示すように、独
立にアドレスが入力可能な2組のRAM63・64およ
びRAM65・66を用いてもよい。
【0152】この場合、図22に示す入力アドレスが入
力されると、データセレクタ61で分配されたデータが
RAM63〜64に記憶される。また、図23に示す出
力アドレスが入力されると、RAM63〜64からデー
タが読み出され、データセレクタ62を介して出力デー
タDO0 ・DO1 として出力される。
【0153】このような構成では、前述の構成と同様に
時分割階調表示用のメモリ装置を構成することができ
る。
【0154】ここで、図23に示す出力アドレスと図1
9に示す出力アドレスとを比較すれば、1走査電極分の
データを読み出すのに必要なアドレス数は、図21に示
す構成が図17に示す構成の2倍になる。しかし、図2
1に示す構成によっても、従来の構成に比べればアドレ
ス数は1/2となる。
【0155】
【発明の効果】以上のように、本発明のマトリックス型
表示装置の駆動方法は、階調数R(Rは2以上の整数)
で階調表示が可能なメモリ性とm本の走査電極とを有す
るマトリックス型表示装置において、上記の走査電極を
1フレーム期間内にn(nは2以上の整数)回走査し、
第1,第2,…,第nの表示期間の時間比がX:RX:
…:Rn-1 X(Xは正の整数)となるように時分割表示
を行うマトリックス型表示装置の駆動方法であって、a
(aは0以上の整数)をnで除した余りをROT
n (a)として、 ROTn (X)≠ROTn ((1+R)X) ROTn (X)≠ROTn ((1+R+R2 )X) … ROTn (X)≠ROTn ((1+R+…+Rn-1 )X)=0 ROTn ((1+R)X)≠ROTn ((1+R+R2 )X) … ROTn ((1+R+…+Rn-2 )X) ≠ROTn ((1+R+…+Rn-1 )X)=0 なる関係が成り立つようにRおよびnを特定し、bを0
以上の整数とするとき、 (1+R+…+Rn-1 )X=n(m+b) なる関係が成り立つようにXを設定し、第1,第2,
…,第nの各表示期間に対応するデータを第a,第X+
a,…,第(1+R+…+Rn-2 )X+aのそれぞれの
選択期間に表示する方法である。
【0156】これにより、d番目の走査電極において、
第1,第2,…,第nの各表示期間に対応するデータ
が、それぞれ第d×n+aの選択期間,第d×n+X+
aの選択期間,…,第d×n+(1+R+…+Rn-2
X+aの選択期間に表示される。このような表示によれ
ば、第1,第2,…,第nの各表示期間に対応するデー
タは、必ず第d×n+a,第e×n+X+a,…,第f
×n+(1+R+…+Rn-2 )X+aの選択期間に表示
される。それゆえ、これらのデータに対応する選択期間
が相互に重なることなく、m本の走査電極を走査するこ
とができる。したがって、各表示期間の時間比が厳密に
X:RX:…:Rn-1 Xとなる階調表示を行うことがで
き、表示品位を向上させることができるという効果を奏
する。
【0157】本発明の他のマトリックス型表示装置の駆
動方法は、階調数R(Rは2以上の整数)で階調表示が
可能なメモリ性とm本の走査電極とを有するマトリック
ス型表示装置において、上記の走査電極を1フレーム期
間内にn(nは2以上の整数)回走査し、第1,第2,
…,第nの表示期間の時間比がX:RX:…:Rn-1
(Xは正の整数)となるように時分割表示を行うマトリ
ックス型表示装置の駆動方法であって、a(aは0以上
の整数)をnで除した余りをROTn (a)として、X
+Yを1以上の整数とするとき、 ROTn (X+Y)≠ROTn ((1+R)X+2Y) ROTn (X+Y)≠ROTn ((1+R+R2 )X+3Y) … ROTn (X+Y) ≠ROTn ((1+R+…+Rn-1 )X+(n−1)Y)=0 ROTn ((1+R)X+2Y) ≠ROTn ((1+R+R2 )X+3Y) … ROTn ((1+R+…+Rn-2 )X+(n−1)Y) ≠ROTn ((1+R+…+Rn-1 )X)=0 なる関係が成り立つようにRおよびnを特定し、bを0
以上の整数とするとき、 (1+R+…+Rn-1 )X+nY=n(m+b) なる関係が成り立つようにXおよびYを設定し、第1,
第2,…,第nの各表示期間に対応するデータを第a,
第X+Y+a,…,第(1+R+…+Rn-2 )X+(n
−1)Y+aのそれぞれの選択期間に表示する方法であ
る。
【0158】これにより、d番目の走査電極において、
第1,第2,…,第nの各表示期間に対応するデータ
が、それぞれ第d×n+aの選択期間,第d×n+X+
Y+aの選択期間,…,第d×n+(1+R+…+R
n-2 )X+(n−1)Y+aの選択期間に表示される。
このような表示によれば、第1,第2,…,第nの各表
示期間に対応するデータは、必ず第d×n+a,第e×
n+X+Y+a,…,第f×n+(1+R+…+
n-2 )X+(n−1)Y+a番目の選択期間に表示さ
れる。それゆえ、これらのデータに対応する選択期間が
相互に重なることなく、m本の走査電極を走査すること
ができる。また、ブランキング期間をYに割り当てるこ
とにより、明るさに寄与しない期間を極力短くすること
ができる。したがって、各表示期間の時間比が厳密に
X:RX:…:Rn-1 Xとなる階調表示を行うことがで
き、表示品位を向上させることができるという効果を奏
する。
【0159】本発明のさらに他のマトリックス型表示装
置の駆動方法は、階調数R(Rは2以上の整数)で階調
表示が可能なメモリ性と複数の走査電極と複数の信号電
極とを有するマトリックス型表示装置において、上記の
走査電極を1フレーム期間内にn(nは2以上の整数)
回走査し、第1,第2,…,第nの表示期間の時間比が
X:RX:…:Rn-1 X(Xは正の整数)となるように
時分割表示を行うマトリックス型表示装置の駆動方法で
あって、各走査電極に対応する第1,第2,…,第nの
表示期間の階調表示データを複数のメモリブロックに記
憶させ、これらのメモリブロックから階調表示データを
各走査電極における各表示期間毎にまとめて出力させて
上記信号電極に与える方法である。
【0160】このように、階調表示データを各走査電極
における各表示期間毎にまとめて出力させれば、各表示
期間におけるメモリブロックからの階調表示データ読み
出し回数を少なくすることができる。これにより、任意
の表示期間に対応した階調表示データを高速に信号電極
に提供することができる。したがって、時分割階調表示
を良好に行うことができるという効果を奏する。
【0161】本発明のマトリックス型表示装置は、階調
数R(Rは2以上の整数)で階調表示が可能なメモリ性
と複数の走査電極と複数の信号電極とを有し、上記の走
査電極を1フレーム期間内にn(nは2以上の整数)回
走査し、第1,第2,…,第nの表示期間の時間比が
X:RX:…:Rn-1 X(Xは正の整数)となるように
時分割表示を行うマトリックス型表示装置であって、独
立したアドレスの入力が可能であるとともに各信号電極
に与えられる階調表示データを各走査電極における各表
示期間毎に共通するアドレスで記憶し、読み出した階調
表示データを上記信号電極に与える複数のメモリブロッ
クと、第1,第2,…,第nの表示期間毎の階調表示デ
ータを上記メモリブロックに分配する分配手段とを備え
ている構成である。
【0162】これにより、各メモリブロックに各走査電
極における各表示期間毎に共通するアドレスを同時に与
えれば、走査電極の走査が行われる際に、各走査電極に
対応する階調表示データを表示期間毎にまとめて読み出
すことができる。それゆえ、各表示期間におけるメモリ
ブロックからの階調表示データ読み出し回数を少なくす
ることができ、任意の表示期間に対応した階調表示デー
タを高速に信号電極に提供することができる。したがっ
て、時分割階調表示を良好に行うことができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るFLCDにおける
第1の走査方法による走査パターンを示す説明図であ
る。
【図2】本発明の実施の一形態に係るFLCDにおける
第2の走査方法による走査パターンを示す説明図であ
る。
【図3】本発明の実施の一形態に係るFLCDにおける
第3の走査方法による走査パターンを示す説明図であ
る。
【図4】本発明の実施の一形態に係るFLCDにおける
第4の走査方法による走査パターンを示す説明図であ
る。
【図5】本発明の実施の一形態に係るFLCDにおける
第5の走査方法による走査パターンを示す説明図であ
る。
【図6】本発明の実施の一形態に係るFLCDにおける
第6の走査方法による走査パターンを示す説明図であ
る。
【図7】上記第6の走査方法を実行する際に走査電極L
1 〜L9 に印加される電圧の波形を示す波形図である。
【図8】本発明の実施の一形態に係るFLCDに設けら
れる液晶パネルの構成を示す断面図である。
【図9】上記の液晶パネルを含むFLCDの要部の構成
を示す平面図である。
【図10】上記の液晶パネルに封入される強誘電性液晶
の分子の振る舞いを示す平面図および斜視図である。
【図11】上記強誘電性液晶のスイッチング特性を示す
グラフである。
【図12】図11のスイッチング特性を測定する際に用
いるパルス電圧の波形を示す波形図である。
【図13】上記FLCDの駆動方法として好適なJOERS/
Alvey 駆動法における第1および第2フィールドでの駆
動電圧の波形を示す波形図である。
【図14】上記FLCDに適用されるMalvern 駆動法に
おける列電圧およびJOERS/Alvey駆動法における列電圧
を示す波形図である。
【図15】上記FLCDに適用されるブランキング駆動
法における非スイッチング状態およびスイッチング状態
での駆動電圧の波形を示す波形図である。
【図16】上記第6の走査方法に適したFLCDの要部
の構成を示す平面図である。
【図17】本発明の実施の一形態に係るマトリックス型
表示装置において時分割階調表示のための走査方法に適
した配列でデータを出力するメモリ装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図18】上記メモリ装置への入力データおよび入力ア
ドレスを示す説明図である。
【図19】上記メモリ装置からの出力データおよび出力
アドレスを示す説明図である。
【図20】図17のメモリ装置を含むマトリックス型表
示装置の構成を示すブロック図である。
【図21】図17のメモリ装置に代わる他のメモリ装置
の構成を示すブロック図である。
【図22】図21のメモリ装置への入力データおよび入
力アドレスを示す説明図である。
【図23】図21のメモリ装置からの出力データおよび
出力アドレスを示す説明図である。
【図24】従来のFLCDにおける走査パターンを示す
説明図である。
【符号の説明】
53〜56 RAM(メモリブロック) 51 データセレクタ(分配手段) L 走査電極 S 信号電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390040604 イギリス国 THE SECRETARY OF ST ATE FOR DEFENCE IN HER BRITANNIC MAJES TY’S GOVERNMENT OF THE UNETED KINGDOM OF GREAT BRITAIN AN D NORTHERN IRELAND イギリス国、ジー・ユー・14・6・テイ ー・デイー、ハンツ、フアーンボロー(番 地なし) (72)発明者 沼尾 孝次 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 冨沢 一成 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】階調数R(Rは2以上の整数)で階調表示
    が可能なメモリ性とm本の走査電極とを有するマトリッ
    クス型表示装置において、上記の走査電極を1フレーム
    期間内にn(nは2以上の整数)回走査し、第1,第
    2,…,第nの表示期間の時間比がX:RX:…:R
    n-1 X(Xは正の整数)となるように時分割表示を行う
    マトリックス型表示装置の駆動方法であって、 a(aは0以上の整数)をnで除した余りをROT
    n (a)として、 ROTn (X)≠ROTn ((1+R)X) ROTn (X)≠ROTn ((1+R+R2 )X) … ROTn (X)≠ROTn ((1+R+…+Rn-1 )X)=0 ROTn ((1+R)X)≠ROTn ((1+R+R2 )X) … ROTn ((1+R+…+Rn-2 )X) ≠ROTn ((1+R+…+Rn-1 )X)=0 なる関係が成り立つようにRおよびnを特定し、 bを0以上の整数とするとき、 (1+R+…+Rn-1 )X=n(m+b) なる関係が成り立つようにXを設定し、 第1,第2,…,第nの各表示期間に対応するデータを
    第a,第X+a,…,第(1+R+…+Rn-2 )X+a
    のそれぞれの選択期間に表示することを特徴とするマト
    リックス型表示装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】上記マトリックス型表示装置は、走査電極
    1本がg(gは2以上の整数)本の走査電極群に置き換
    えられることによりg×m本の走査電極を有し、1選択
    期間に上記走査電極群を走査することを特徴とする請求
    項1に記載のマトリックス型表示装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】Rおよびnを特定する際に、 pn≠R,R2 ,R+R2 ,…および1+R+…+R
    n-1 および ROTn (X)=ROTn (RX)=ROTn (R
    2 X)=…=ROTn (Rn-2 X)=ROTn (Rn-1
    X)≠0 という条件を導入することを特徴とする請求項1または
    2に記載のマトリックス型表示装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】階調数R(Rは2以上の整数)で階調表示
    が可能なメモリ性とm本の走査電極とを有するマトリッ
    クス型表示装置において、上記の走査電極を1フレーム
    期間内にn(nは2以上の整数)回走査し、第1,第
    2,…,第nの表示期間の時間比がX:RX:…:R
    n-1 X(Xは正の整数)となるように時分割表示を行う
    マトリックス型表示装置の駆動方法であって、 a(aは0以上の整数)をnで除した余りをROT
    n (a)として、X+Yを1以上の整数とするとき、 ROTn (X+Y)≠ROTn ((1+R)X+2Y) ROTn (X+Y)≠ROTn ((1+R+R2 )X+3Y) … ROTn (X+Y) ≠ROTn ((1+R+…+Rn-1 )X+(n−1)Y)=0 ROTn ((1+R)X+2Y) ≠ROTn ((1+R+R2 )X+3Y) … ROTn ((1+R+…+Rn-2 )X+(n−1)Y) ≠ROTn ((1+R+…+Rn-1 )X)=0 なる関係が成り立つようにRおよびnを特定し、 bを0以上の整数とするとき、 (1+R+…+Rn-1 )X+nY=n(m+b) なる関係が成り立つようにXおよびYを設定し、 第1,第2,…,第nの各表示期間に対応するデータを
    第a,第X+Y+a,…,第(1+R+…+Rn-2 )X
    +(n−1)Y+aのそれぞれの選択期間に表示するこ
    とを特徴とするマトリックス型表示装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】上記マトリックス型表示装置は、走査電極
    1本がg(gは2以上の整数)本の走査電極群に置き換
    えられることによりg×m本の走査電極を有し、1選択
    期間に上記走査電極群を走査することを特徴とする請求
    項4に記載のマトリックス型表示装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】Rおよびnを特定する際に、 qn=(R−1)X および ROTn (X+Y)=ROTn (RX+Y)=ROTn
    (R2 X+Y)=…=ROTn (Rn-2 X+Y)=RO
    n (Rn-1 X+Y)≠0 という条件を導入するとともに、XおよびYを設定する
    際に、X+Yおよびnの最小公倍数をMとするときの M=n(X+Y) という条件を導入することを特徴とする請求項4または
    5に記載のマトリックス型表示装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】上記マトリックス型表示装置として強誘電
    性液晶表示装置を用いていることを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれかに記載のマトリックス型表示装置の
    駆動方法。
  8. 【請求項8】階調数R(Rは2以上の整数)で階調表示
    が可能なメモリ性と複数の走査電極と複数の信号電極と
    を有するマトリックス型表示装置において、上記の走査
    電極を1フレーム期間内にn(nは2以上の整数)回走
    査し、第1,第2,…,第nの表示期間の時間比がX:
    RX:…:Rn-1 X(Xは正の整数)となるように時分
    割表示を行うマトリックス型表示装置の駆動方法であっ
    て、 各走査電極に対応する第1,第2,…,第nの表示期間
    の階調表示データを複数のメモリブロックに記憶させ、
    これらのメモリブロックから階調表示データを各走査電
    極における各表示期間毎にまとめて出力させて上記信号
    電極に与えることを特徴とするマトリックス型表示装置
    の駆動方法。
  9. 【請求項9】階調数R(Rは2以上の整数)で階調表示
    が可能なメモリ性と複数の走査電極と複数の信号電極と
    を有し、上記の走査電極を1フレーム期間内にn(nは
    2以上の整数)回走査し、第1,第2,…,第nの表示
    期間の時間比がX:RX:…:Rn-1 X(Xは正の整
    数)となるように時分割表示を行うマトリックス型表示
    装置であって、 独立したアドレスの入力が可能であるとともに各信号電
    極に与えられる階調表示データを各走査電極における各
    表示期間毎に共通するアドレスで記憶し、読み出した階
    調表示データを上記信号電極に与える複数のメモリブロ
    ックと、 第1,第2,…,第nの表示期間毎の階調表示データを
    上記メモリブロックに分配する分配手段とを備えている
    ことを特徴とするマトリックス型表示装置。
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