JPH09127365A - 光導波路モジュール - Google Patents

光導波路モジュール

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JPH09127365A
JPH09127365A JP28118595A JP28118595A JPH09127365A JP H09127365 A JPH09127365 A JP H09127365A JP 28118595 A JP28118595 A JP 28118595A JP 28118595 A JP28118595 A JP 28118595A JP H09127365 A JPH09127365 A JP H09127365A
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JP
Japan
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optical waveguide
chip
substrate
optical
face
Prior art date
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Application number
JP28118595A
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English (en)
Inventor
Kazuya Fukazawa
一也 深澤
Shiro Nakamura
史朗 中村
Takeo Shimizu
健男 清水
Nobuo Tomita
信夫 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH09127365A publication Critical patent/JPH09127365A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続端面の接着強度を充分確保でき、かつ光
軸に対する基準面の精度を確保できる光導波路モジュー
ルを提供する。 【解決手段】 基板11上に石英導波路で光導波路12
が形成された光導波路チップ10の端面と光ファイバ心
線3が固定された成端部4の端面とが突き合わされて紫
外線硬化型接着剤で固着された光導波路モジュール1で
あって、前記光導波路チップ10には前記基板11の底
面を除く少なくとも端部外周に紫外線透過性の補強部材
20が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路チップと
光ファイバ心線とが接続された光導波路モジュールに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】基板上に、例えば石英導波路で光導波路
を形成した光導波路チップとテープ状の多心光ファイバ
心線とを接続する光導波路モジュールの場合、光導波路
チップの光導波路と多心光ファイバ心線の個々の光ファ
イバとを一括調心して両者を紫外線硬化型接着剤などを
用いて接着固定する。この接続に際して、光導波路チッ
プと多心光ファイバ心線の成端部との接続面積を一致さ
せて、十分な接続強度を確保するために光導波路チップ
の端面付近に補強部材を設けている。光導波路チップの
端面付近に補強部材を設けている状態のものを以下チッ
プブロックという。
【0003】図3に従来のチップブロックの一例を示
す。チップブロック30には、光導波路チップ31の光
導波路32を形成した面の両端部に補強部材33が設け
られている。この補強部材33は、通常紫外線透過性を
持つもの、例えば強化ガラスが使用され光導波路チップ
31と多心光ファイバ心線の成端部の接続端面への紫外
線透過性を確保する役割も持たせている。上記のチップ
ブロック30は、補強部材33を有しない状態で光導波
路チップと多心光ファイバ心線の成端部とを接続したも
のに比して接続面積が増加した分接続端面の接着強度が
補強されたものとなっている。しかし、充分な接着強度
を得るためには、基板34を含めて光導波路チップ31
の接続端面の幅と厚みもある程度大きくしなければなら
ない。
【0004】通常、光導波路チップ31の基板34は、
シリコンウエハで形成されるため、基板34の幅と厚み
を大きくすると接続端面への紫外線の透過性が悪くな
り、チップブロック30の接続端面に塗布された紫外線
硬化型接着剤が未硬化の状態になる。その結果、不完全
な接続の原因となり光導波路モジュールとしての信頼性
に悪影響をおよぼすことになる。また、基板34を大き
くすることはシリコンウエハの利用率が悪いという問題
がある。
【0005】光導波路チップの接続端面の幅と厚みを小
さくして、すなわち基板を小さくして接続端面への紫外
線の透過性を良くし、かつシリコンウエハの利用率を良
くするものとして図4に示すチップブロック40が提案
されている。チップブロック40は、光導波路42、基
板44からなる光導波路チップ41の両端部全周に補強
部材43を設けたものである。補強部材43は、紫外線
透過性の優れた、例えば強化ガラスからなるもので、光
導波路チップ41の両端部全周に補強部材43を設ける
ことによって光導波路チップ41の接続端面の幅と厚み
を小さくすること、すなわち基板44の大きさを小さく
することができる。基板44を小さくすることにより接
続端面への紫外線の透過性が良くなりチップブロック4
0の接続端面に塗布された紫外線硬化型接着剤の硬化が
完全となる。
【0006】光導波路チップと多心光ファイバ心線の成
端部とを接続した光導波路モジュールの場合、接続端面
の接着強度の補強とともにもう一つ重要な要素がある。
それは、光導波路チップの各光導波路と光ファイバ心線
の個々の光ファイバとの光軸合わせである。図3のチッ
プブロック30の場合、光軸合わせは図示していない調
心機上で基板34の底面を基準面として行われる。さら
にまた基板34の底面は、光導波路チップ31の接続端
面と多心光ファイバ心線の成端部の接続端面の角度ズレ
の調整の基準面となっている。すなわち、角度ズレに対
しては外形基準で管理されることが多い。そこで、光軸
に対して角度が精度良く研磨されて調心機にセッティン
グされることが必要である。この角度基準面として通常
光導波路チップ31の基板34の底面が利用される。
【0007】ところが、図4のチップブロック40の場
合、光導波路チップ41の基板44の底面の両端部には
補強部材43が設けられているので、基板44の底面を
光軸合わせおよび接続端面の角度ズレの調整の基準面と
して使用できない。したがって、基準面としては補強部
材43の底面が使用されるが、この面は基板44の底面
を一次基準面とすれば二次基準面となり、光導波路と光
ファイバの軸合わせおよび接続端面の角度ズレの調整の
基準面としては間接的なものとなる。そのため、光軸に
対する角度の精度が図3の光導波路チップ30に比べて
悪くなるという問題がある。
【0008】本発明は上記の課題を解決し、接続端面の
接着強度を確保でき、かつ光軸に対する基準面の精度を
も確保できる光導波路モジュールを提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために以下のような手段を有している。本発明の
光導波路モジュールは、基板上に光導波路が形成された
光導波路チップの端面と光ファイバ心線が固定された成
端部の端面とが突き合わされて紫外線硬化型接着剤で固
着された光導波路モジュールであって、前記光導波路チ
ップには前記基板の底面を除く少なくとも端部外周に紫
外線透過性の補強部材が設けられていることを特徴とす
る。
【0010】本発明の光導波路モジュールによれば、光
導波路チップには基板の底面を除く少なくとも端部外周
に紫外線透過性の補強部材が設けられているので、光導
波路チップの接続端面を小さくしても接続端面の接着面
積を充分確保でき、それ故接着強度を確保できるので基
板を形成するシリコンウエハの利用率を良くすることが
できる。また、光導波路チップの基板の底面は補強部材
が設けられていないので露出した状態となっている。し
たがって、基板の底面は光導波路チップの光導波路と光
ファイバ心線の光ファイバとの光軸合わせの基準面とす
ることができ、さらにまた、基板の底面は、光導波路チ
ップの接続端面と多心光ファイバ心線の成端部の接続端
面の角度ズレの調整の基準面とすることができるので軸
合わせの精度のよい光導波路モジュールとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の光導波路モジュー
ルを実施の形態により詳細に説明する。図1(イ)、
(ロ)において、1は光導波路モジュールである。光導
波路モジュール1は、チップブロック2とテープ状の多
心光ファイバ心線3の成端部4を有している。チップブ
ロック2は、光導波路チップ10と補強部材20を備え
ている。光導波路チップ10は、シリコンウエハで構成
された基板11の上面に石英導波路からなる光導波路1
2が形成されている。補強部材20は強化ガラスで形成
されたチップで、光導波路チップ10の両端部の基板1
1の底面を除く上面と両側面に接着剤で固着されてい
る。光導波路チップ10と成端部4は、その突き合わせ
接続端面が所定の角度を有して、光導波路12と多心光
ファイバ心線3の光ファイバ5が光軸を一致させた状態
で紫外線硬化型接着剤で固着されている。
【0012】上記の光導波路モジュール1は、以下のよ
うにして作製された。 (1)4インチシリコンウエハを基板11の材料として
使用して、シリコンウエハ上に石英導波路層を形成して
1パターンを2mmピッチでパターニングして光導波路
を形成した。 (2)上記のものをストリップ状態において厚さ0. 9
5mmの強化ガラス製の補強部材20となる上板を光導
波路形成面に被せてこの上板を紫外線硬化型接着剤を用
いて光導波路形成面側に接着した。紫外線硬化型接着剤
の硬化条件は紫外線ランプの照射パワー400mW/c
2 、照射時間;5分間、接着層厚;50μm以内とし
た。 (3)上記のものを0. 1mm厚のブレードを用いて送
り2mmピッチで1パターン毎のチップに切断して、幅
1. 9mmの補強部材20となる上板付きのチップブロ
ック2の元になるブロックを切り出した。 (4)上記のブロックの側面に強化ガラス製の補強部材
20となる高さ2mm×幅0. 95mmの側板を熱硬化
型接着剤を用いて加熱温度80℃×加熱時間1時間;接
着層厚25μm以内で接着してチップブロック2を作製
した。 (5)上記のものを基板11の底面すなわち光導波路非
形成面を基準面として両端面の研磨を行いチップブロッ
ク2を完成させた。 (6)上記のチップブロック2を調心機上にセットして
基板11の底面すなわち光導波路非形成面を基準面とし
て別途作製した多心光ファイバ心線3の成端部4と光軸
合わせを行い、光軸合わせ完了後紫外線硬化型接着剤を
用いて両者を接着して図1(ロ)に示すような光導波路
モジュール1を作製した。
【0013】上記の光導波路モジュール1を従来と同じ
条件で各種特性を評価した結果、従来の図4に示す光導
波路モジュール40に比べても接続端面の接着強度はほ
ぼ同等のものとなった。
【0014】なお、上記の光導波路モジュール1のチッ
プブロック2は、チップブロック2にする前に補強部材
20の一部、具体的には上板に相当する部分を光導波路
12形成面に被せて紫外線硬化型接着剤を用いて光導波
路12形成面側に接着して作製したが、補強部材として
図2に示すように上面部と側面部とが一体になったコの
字状に形成した補強部材2Aを光導波路チップ10の端
部に基板11の底部を露出するように被せて接着剤で固
着してチップブロック2Aを作製してもよい。この光導
波路モジュール2Aのその他の構成は光導波路モジュー
ル1と同様につき同様の部分には同一符号を付して詳細
な説明を省略する。このチップブロック2Aも基板11
の底部が露出しているので、基板11の底部を光軸合わ
せの基準面とすることができる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の光導波路モ
ジュールによれば、光導波路チップには基板の底面を除
く少なくとも端部外周に紫外線透過性の補強部材が設け
られているので、光導波路チップの接続端面の面積を小
さくしてもチップブロックと成端部の接続部の接着面積
は大きくでき、接続端面の接着強度を確保できる。ま
た、光導波路チップの接続端面を小さくできるので、基
板を形成するシリコンウエハの利用率を高めることがで
きる。また、光導波路チップの基板の底面は補強部材が
設けられていないので、露出した状態の基板の底面は研
磨や軸合わせの基準面とすることができ、軸合わせの精
度のよい光導波路モジュールを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光導波路モジュールの実施の形態の一
例を示す斜視図である。
【図2】本発明の光導波路モジュールの実施の形態の他
の一例を示す斜視図である。
【図3】従来の光導波路モジュールの一例を示す斜視図
である。
【図4】従来の光導波路モジュールの他の一例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 光導波路モジュール 2 チップブロック 3 多心光ファイバ心線 4 成端部 5 光ファイバ 10 光導波路チップ 11 基板 12 光導波路 20 補強部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 健男 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 富田 信夫 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に光導波路が形成された光導波路
    チップの端面と光ファイバ心線が固定された成端部の端
    面とが突き合わされて紫外線硬化型接着剤で固着された
    光導波路モジュールであって、前記光導波路チップには
    前記基板の底面を除く少なくとも端部外周に紫外線透過
    性の補強部材が設けられていることを特徴とする光導波
    路モジュール。
JP28118595A 1995-10-30 1995-10-30 光導波路モジュール Pending JPH09127365A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100357852B1 (ko) * 2000-12-26 2002-10-25 삼성전자 주식회사 부가 도파로를 이용한 광 도파로열 격자 소자의 측정 및정렬 방법 및 그 광 도파로열 격자 소자
KR100389837B1 (ko) * 2001-07-24 2003-07-02 삼성전자주식회사 광도파로 소자의 패키징 장치
KR100393622B1 (ko) * 2001-10-06 2003-08-02 삼성전자주식회사 평면 도파로 소자 모듈

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KR100389837B1 (ko) * 2001-07-24 2003-07-02 삼성전자주식회사 광도파로 소자의 패키징 장치
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