JPH09127007A - 実装基板検査装置 - Google Patents

実装基板検査装置

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JPH09127007A
JPH09127007A JP7285865A JP28586595A JPH09127007A JP H09127007 A JPH09127007 A JP H09127007A JP 7285865 A JP7285865 A JP 7285865A JP 28586595 A JP28586595 A JP 28586595A JP H09127007 A JPH09127007 A JP H09127007A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 修正ティーチング作業の際にはこの作業を効
率的に行い得る画面割りに設定し、検査の際には検査を
効率的に行う得る画面割りに設定するようにする。 【解決手段】 制御情報変換部49は、実装情報変換部
48から部品の実装情報受けとり、この実装情報から修
正ティーチングの際に必要となる画面割り情報とと、検
査の際に必要となる画面割り情報を形成する。教示デー
タ変換部50は、実装情報変換部48が形成された実装
情報と制御情報変換部49が形成した画面割り情報等で
自動検査を行う教示データを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ等多数の部
品がはんだ付けられた実装基板の実装状態の良否を検査
する実装基板検査装置に関し、特にあらかじめ実装基板
検査用ティーチングデータを形成し、この実装基板検査
用ティーチングデータの修正ティーチングおよびこの修
正ティーチングを用いて実装基板を検査する際に、とも
に画面割りを必要とする実装基板検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像処理技術を用いて、プリント
基板上の部品等に対するはんだ付けの良否等を、自動的
に検査する実装基板検査装置が実用化されている。
【0003】この実装基板検査装置を使用してプリント
基板の実装状態の良否を検査する場合には、検査に先立
ち、プリント基板上のどの位置に、どのような部品がど
のような方向で実装されるかを示す実装情報と、どのよ
うな画面割り/順番で検査を行うか示す制御情報と、実
装された部品毎の検査の基準を示す検査基準とを、プリ
ント基板の種別毎に実装基板検査装置に教示してやる必
要がある。
【0004】一般に、この種の教示作業は「ティーチン
グ」と呼ばれている。特に、実装情報、制御情報を設定
する作業は「初期ティーチング」と、また、検査基準を
設定する作業は「修正ティーチング」と呼ばれている。
【0005】上述の実装基板検査装置では、ティーチン
グのために多大な労力と時間とが必要であり、また、こ
の装置が製造ラインに設置されている場合には、ティー
チング作業中、製造ラインを停止せざるを得ず、生産性
が低下するという問題点があった。
【0006】この問題点を解決するため、プリント基板
に対して異なる仰角方向に配置された複数の光源を有
し、これらの光源でプリント基板を照射し、基板からの
反射光をビデオカメラで撮像して得た画像を観測し、は
んだ付け部分,その傾斜状態等より各部品の位置等の実
装情報を抽出する実装基板検査装置があった。
【0007】しかしながら、このような実装基板検査装
置では、検査される情報が部品の実装情報のみであっ
て、修正ティーチング作業、すなわち部品の良否を判断
する検査基準の設定を作業者自身が、行う必要があり、
その際、作業者自身が基板の画面割りを適宜行うので、
ティーチングの作業性が悪いという問題点があった。
【0008】そこで、この問題点を解決するため、上述
の実装基板検査装置において、修正ティーチングにおい
ても、実際の基板検査と同一な画面割り情報で自動検査
を行う実装基板検査装置があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
実施基板検査装置では、修正ティーチングと検査とにお
いて同一の画面割り情報を使用しているので、仮に画面
割り情報が基板1枚あたりの検査時間(以下、単にタク
トタイムという)を最短にするような画面割りルールに
設定されてる場合には、1画面に部品が複雑に入り込む
ため、作業者の修正ティーチング作業の効率が落ちる。
【0010】一方、作業者の修正ティーチング作業の効
率を落とさないように、部品関係をうまく調整したよう
な画面割りルールに従うと、タクトタイムが落ちるとい
う問題点があった。
【0011】そこで、本発明は、上述の問題点に鑑み、
修正ティーチング作業の際には、この作業を効率的に行
い得る画面割りに設定し、検査の際には、検査を効率的
に行う得る画面割りに設定する実装基板検査装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、実装基板上の部品の位
置,部品種、大きさ等からなる実装情報を有する実装基
板検査用ティーチングデータをあらかじめ形成し、この
実装基板検査用ティーチングデータの修正ティーチング
およびこの修正ティーチングを用いて実装基板を検査す
る際に、ともに画面割りを必要とする実装基板検査装置
において、上記修正ティーチングの際に必要となる画面
割りを形成する第1の画面割り形成手段と、上記実装基
板を検査する際に必要となる画面割りを形成する第2の
画面割り形成手段とを具備することを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記第1の画面割り手段が、上記実装情報
から上記修正ティーチングの際に必要となる画面割りの
初期解を設定する第1の画面初期解設定手段と、この第
1の画面初期解設定手段で設定された画面割りの初期解
から、最適解を設定する第1の画面最適解設定手段と、
この第1の画面最適解設定手段で設定された最適解に基
づき、撮像移動距離を最小限にする画面の順序付けを設
定する第1の画面順序付け設定手段とを有することを特
徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記第2の画面割り手段が、上記実装情報
から上記実装基板を検査する際に必要となる画面割りの
初期解を設定する第2の画面初期解設定手段と、この第
2の画面初期解設定手段で設定された画面割りの初期解
から、最適解を設定する第2の画面最適解設定手段と、
この第2の画面最適解設定手段で設定された最適解に基
づき、撮像移動距離を最小限にする画面の順序付けを設
定する第2の画面順序設定手段とを有することを特徴と
する。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記第1の画面初期解設定手段が、検査対
象部品の上記実装情報に基づき、この検査対象部品を撮
像範囲に含む画面を検索する第1の検索手段と、この第
1の検索手段が検索した画面を適宜移動させて、上記検
査対象部品と同時に覆うことができる部品が存在するか
否かを判断する第1の初期解判断手段と、この第1の初
期解判断手段が、上記検査対象部品と同時に覆うことが
できる部品が存在すると判断した場合には、上記第1の
検索手段が検索した画面の位置を上記検査対象部品と同
時に覆うことができる位置に変更し、一方、上記検査対
象部品と同時に覆うことができる部品が存在しないと判
断した場合には、もとの画面位置とする第1の画面更新
手段とを有することを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、検査対象部品が、第1の画面更新手段で更
新された画面に覆われている部品でないことを特徴とす
る。
【0017】請求項6記載の発明において、請求項3記
載の発明において、上記第2の画面初期解設定手段が、
検査対象部品の上記実装情報に基づき、この検査対象部
品を撮像範囲に含む画面を検索する第2の検索手段と、
この第2の検索手段が検索した画面を適宜移動させて、
上記検査対象部品と同時に覆うことができる部品が存在
するか否かを判断する第2の初期解判断手段と、この第
2の初期解判断手段が、上記検査対象部品と同時に覆う
ことができる部品が存在すると判断した場合には、上記
第2の検索手段が検索した画面の位置を上記検査対象部
品と同時に覆うことができる位置に変更し、一方、上記
検査対象部品と同時に覆うことができる部品が存在しな
いと判断した場合には、もとの画面位置とする第2の画
面更新手段とを有することを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、検査対象部品が、第2の画面更新手段で更
新された画面に覆われている部品でないことを特徴とす
る。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項2記載の発
明は、上記第1の最適解設定手段が、上記初期解から一
つの基準画面を読み出し、この基準画面から所定の範囲
内に一部でも含まれる画面を上記初期解から検索する第
1の画面検索手段と、上記第1の画面検索手段で検索さ
れた画面の総数に、それらの画面に覆われた部品の個数
を加算した値を、上記初期解から上記最適解を得るため
の評価値とする第1の評価値算出手段と、この第1の評
価値算出手段で算出された評価値の高い順から低い順
に、上記基準画面と上記第1の画面検索手段で検索され
た画面内にあるすべての部品を、1つの画面で覆うこと
ができるか否かを判断する第1の最適解判断手段と、こ
の第1の最適解判断手段が、上記基準画面と上記第1の
画面検索手段で検索された画面内にあるすべての部品を
1つの画面に覆うと判断した場合には、上記基準画面と
上記第1の画面検索手段で検索された画面を初期解から
削除し、上記基準画面と上記第1の画面検索手段で検索
された画面内にあるすべての部品を覆う画面の位置を上
記初期解に新規に追加し、上記第1の最適解判断手段の
処理を終了させる一方、1つの画面に覆うことができな
いと判断した場合には、上記初期解の上記基準画面位置
を変更せず、上記評価値を1つ下げた値の処理を行わせ
る旨の指示を上記第1の最適解判断手段に出力する第1
の初期解更新手段とを有することを特徴とする。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項3記載の発
明において、上記第2の最適解設定手段が、上記初期解
から一つの基準画面を読み出し、この基準画面から所定
の範囲内に一部でも含まれる画面を上記初期解から検索
する第2の画面検索手段と、上記第2の画面検索手段で
検索された画面の総数を、上記初期解から上記最適解を
得るための評価値とする第2の評価値算出手段と、この
第2の評価値算出手段で算出された評価値の高い順から
低い順に、上記基準画面と上記第2の画面検索手段で検
索された画面内にあるすべての部品を、1つの画面で覆
うことができるか否かを判断する第2の最適解判断手段
と、この第2の最適解判断手段が、上記基準画面と上記
第2の画面検索手段で検索された画面内にあるすべての
部品を1つの画面に覆うと判断した場合には、上記基準
画面と上記第2の画面検索手段で検索された画面を初期
解から削除し、上記基準画面と上記第2の画面検索手段
で検索された画面内にあるすべての部品を覆う画面の位
置を上記初期解に新規に追加し、上記第2の最適解判断
手段の処理を終了させる一方、1つの画面に覆うことが
できないと判断した場合には、上記初期解の上記基準画
面位置を変更せず、上記評価値を1つ下げた値の処理を
行わせる旨の指示を上記第2の最適解判断手段に出力す
る第2の初期解更新手段とを有することを特徴とする。
【0021】請求項10記載の発明は、請求項2記載の
発明において、第1の上記画面順序付け手段が、上記最
適解が示す画面のそれぞれの画面間を結ぶ部分経路のう
ち、同一画面を結ばない2つの部分経路を選択して、一
組の部分経路組を形成する第1の部分経路選択手段と、
この第1の部分経路選択手段により形成された互いに異
なる2組の部分経路組のうち、部品経路長が短い部分経
路組を優先して残し、他の組のものを経路の選択候補か
ら削除する第1の経路選択情報削除手段とを有すること
を特徴とする。
【0022】請求項11記載の発明は、請求項3記載の
発明において、第2の上記画面順序付け手段が、上記最
適解が示す画面のそれぞれの画面間を結ぶ部分経路のう
ち、同一画面を結ばない2つの部分経路を選択して、一
組の部分経路組を形成する第2の部分経路選択手段と、
この第2の部分経路選択手段により形成された互いに異
なる2組の部分経路組のうち、部品経路長が短い部分経
路組を優先して残し、他の組のものを経路の選択候補か
ら削除する第2の経路選択情報削除手段とを有すること
を特徴とする。
【0023】本発明によれば、修正ティーチングの際の
画面割りと、実際に基板検査を行う際の画面割りとを有
するため、修正ティーチング作業および実際の基板検査
作業では異なる画面割りで各々の作業が行える。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実装基板検査
装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0025】図1はこの実施形態に係る実装基板検査装
置の構成を示すブロックである。
【0026】この実施形態の実装基板検査装置は、例え
ば図2に示すように、両端に電極100aを有する角チ
ップ100,複数のピン101aを有するIC101等
でなる多数の部品が実装されたプリント基板10を撮像
し、その画像により部品のはんだ付け部分の特徴を所定
のパラメータを用いて計測し、このパラメータに基づき
実装部品の実装状態の良否を検査する装置であって、こ
の装置は図1に示すように、XYテーブル1と、投光部
2と、撮像部3と、制御処理部4とから構成されてい
る。
【0027】XYテーブル1は、検査対象であるプリン
ト基板10を固定載置するテーブルを備えており、この
テーブルをXYテーブルコントローラ51の制御信号に
基づき、任意の場所に水平移動させるように構成されて
いる。
【0028】投光部2は、図3に示すように、基板10
の検査領域の中心Oから見た仰角の大きさが、赤色光源
21、緑色光源22、青色光源23の順になるように配
置され、かつ、径の大きさが青色光源23、緑色光源2
2、赤色光源21の順となる円環状光源21,22,2
3により構成されている。
【0029】撮像部3は、例えばカラーテレビカメラ
(モノクロでもよい)が用いられ、図3に示すように、
検査領域の真上に配置され、投光部2で照射した赤色
光,緑色光および青色光の検査領域からの反射光を受光
し、この受光した反射光を三原色のカラー信号に変換
し、制御処理部4に出力するように構成されている。
【0030】制御処理部4は、制御部41,画像メモリ
42,部品種テーブル43,メモリ44,A/D変換部
45,はんだ付け部分検出部46,判定部47,実装情
報変換部48,制御情報変換部49,教示データ変換部
50,XYテーブルコントローラ51,キーボード5
2,表示部53,プリンタ54,フロッピディスク装置
55から構成されている。
【0031】この制御処理部4は、修正ティーチング作
業の際には、作業者が検査位置に搬入されたプリント基
板10のカメラ画像を参照しつつ、基板上の各部品に対
応して、検査用の教示データを入力若しくは予め登録し
たおいてものの中から選択した結果をフロッピディスク
装置55に出力する一方、検査の際にはフロッピディス
ク55に出力された教示データに基づいて、検査位置に
搬入されたプリント基板10上の部品を観測し、その観
測情報からその部品の実装状態の良否を検査し、その検
査情報をフロッピディスク装置55に出力するように構
成されている。
【0032】ここで、制御部41は制御処理部4の処理
動作を制御し、画像メモリ42はA/D変換部45から
受けた赤色光,緑色光および青色光の画像データを格納
するものである。
【0033】部品種テーブル43は、実装部品のはんだ
付け部分の相対的な位置関係を示す情報(以下、部品種
情報という)を格納している。例えば、図4に示す角チ
ップ100についての部品種情報は、部品本体の両端に
はんだ付け部分Aを有し、このはんだ付け部分Aの形状
が半円形状をなしていることを示している。
【0034】メモリ44は、RAM等を備え、作業エリ
アとして使用されるものである。
【0035】A/D変換部45は、撮像部3から受けた
赤色光,緑色光および青色光でなる画像信号のそれぞれ
をデジタル信号に変換するように構成されている。
【0036】はんだ付け部分検出部46は、画像メモリ
42から画像データを読み出し、この画像データを2値
化,フィルリングおよびラべリング処理等の画像処理を
行って、はんだ候補データを作成するように構成されて
いる。
【0037】ここで、はんだ候補データとは、基板10
上の実装部品のはんだ付け部分を特定するデータであっ
て、はんだ付け部分の位置,大きさ等のデータを有す
る。
【0038】判定部47は、部品種テーブル43に予め
登録されている部品種ごとのはんだ付け部分の位置関係
や大きさ等でなる部品種データを参照して、はんだ付け
部分検出部46が形成したはんだ候補データからはんだ
付け部分を特定し、この特定したはんだ付け部分から部
品種の形状を示す外接矩形を特定し、この特定された外
接矩形から位置関係、大きさ等を推定し、これらを部品
情報としてメモリ44に出力するように構成されてい
る。
【0039】実装情報変換部48は、部品種テーブル4
3に予め登録されている部品種ごとのはんだ付け部分の
位置関係や大きさ等でなる部品種情報を参照して、メモ
リ44に格納されている部品情報ごとに、部品種,部品
位置,大きさ等の実装情報を出力するように構成されて
いる。
【0040】制御情報変換部49は、作業者が修正ティ
ーチング作業を効率的に行う作業優先モードおよび実際
に基板検査を効率的に行う検査優先モードの2つのモー
ドを有しており、各モードとも、部品の実装情報を参照
して、検査するプリント基板10の画面割りおよび画面
の順序付けでなる制御情報をメモリ44に出力するよう
に構成されている。
【0041】ここで、画面割りとは、どの部品とどの部
品を同時に撮像するかを決定し、かつ、撮像の画面位置
を設定することをいい、画面の順序付けとは、画面割り
で設定された複数の画面(以下、画面群という)をどの
ような順番で撮像していくかを設定することをいう。
【0042】この実施形態では、作業優先モードで使用
される作業優先ルールとして、次のルールが決められて
いる。 ルール 1つの部品には1回で検査基準が設定できる
1画面(カメラの視野)内に収まること。 ルール 1画面に収まらない大きな部品は、連続して
作業が可能な画面を順序付けること ルール 作業者が望むならば部品種ごとにまとめて作
業できるように1つの画面には、1種類の部品しか収め
ないようにし、かつ、1種類の部品が連続した画面の順
にすること。
【0043】また、検査優先モードで使用される検査優
先ルールとして、次のルールが決められている。 ルール 画面数が十分に少ないようにすること。 ルール 画面の検査順番はカメラの移動距離が十分に
短いこと。
【0044】因みに、作業優先モードおよび検査優先モ
ードでの画面割りおよびその画面の順序付けを図5を参
照して説明すると、作業優先モードにおいては、図
(a)に示すように実装された部品を有するプリント基
板10では、図(b)中の画面1では、ルールが適用
されており、図(b)中の画面2から画面3への順序付
けでは、ルールが適用されている。検査優先モードに
おいては、図(c)中の画面1および画面2では、ルー
ルが適用されており、図(c)中の画面3から画面4
への順序付けでは、ルールが適用されている。
【0045】教示データ変換部50は、実装情報変換部
48で得られた実装情報と、制御情報変換部49で得ら
れた制御情報とから、部品の位置,部品種,部品の大き
さ,画面割り,画面の順序付けからなる教示データを形
成するように構成されている。
【0046】XYテーブルコントローラ51は、XYテ
ーブル1上に載置されたプリント基板10上の検査領域
を任意に設定するための信号を出力するように構成され
ている。
【0047】キーボード52は、プリント基板10を検
査する前に、基板の大きさ,基板の種類,処理モード等
を入力するものである。表示部53は、キーボード入力
情報、検査時の必要な情報を表示するものである。プリ
ンタ54は、作業者が必要とする情報を印字出力するも
のである。
【0048】フロッピディスク装置55は、ティーチン
グ作業を行って得た教示データを記録しており、この教
示データはプリント基板の検査時に実際に使用される。
【0049】次に、この実施形態に係る実装基板検査装
置の教示データ作成処理を説明する。
【0050】図6は初期ティーチング処理を示すフロー
チャートである。
【0051】作業者が、キーボード52を操作して教示
対象とする基板名の登録を行い、基板サイズをキー入力
した後、装置の基板搬入口から基板10を挿入し、XY
テーブル1まで搬送し(ステップ610)、スタートキ
ーを押下すると、XYテーブル1は、XYテーブルコン
トローラ49の指示に従い、最初に検査する検査領域に
テーブルを移動し、投光部2はこの検査領域に赤色,緑
色および青色光の三原色の光を照射する。
【0052】撮像部3は、この検査領域から反射された
赤,緑,青色光を撮像し、撮像した赤,緑,青色光のそ
れぞれをカラー信号に変換して、これをA/D変換部4
5に出力し、A/D変換部45は、撮像部3からの赤,
緑,青色のカラー信号を受けとり、それぞれデジタル信
号に変換して画像データに変換し、この画像データを画
像メモリ42に格納する(ステップ620)。
【0053】はんだ付け部分検出部46は、画像メモリ
42から画像データを読み出し、この画像データの特
徴、例えば明度、彩度に着目して、この画像データを2
値化,フィルリングおよびラべリング処理等の画像処理
を行いはんだ候補データを形成してこれをメモリ44に
出力する。
【0054】次に、判定部47は、部品種テーブル43
に予め登録されている部品種ごとのはんだ付け部分の位
置関係や大きさ等でなる部品種データを参照して、はん
だ付け部分検出部46により形成されたはんだ候補デー
タから部品の形状を示す外接矩形を特定し、この特定さ
れた外接矩形から部品の種別(部品種),部品の位置,
大きさ等を推定し、これらを部品情報としてメモリ44
に出力する(ステップ630)。
【0055】続いて、実装情報変換部48は、判定部4
7で形成された部品情報を用いて、各部品の部品種,部
品位置,大きさ等の実装情報をメモリ44に出力する
(ステップ640)。
【0056】制御情報変換部49は、メモリ44に格納
されている実装情報を参照して、修正ティーチング作業
に用いられる画面割りおよび画面の順序付けの設定を行
う「作業優先の制御情報設定処理」を行う。この処理
は、後に詳細に説明する。
【0057】教示データ変換部50は、実装情報変換部
48で得られた実装情報と、制御情報変換部49で得ら
れた制御情報とから、部品の位置,部品種,部品の大き
さ,画面割り,画面の順序付および検査基準等からなる
教示データを形成し、メモリ44に出力する(ステップ
660)。
【0058】なお、検査基準には、部品種ごとに経験的
に得られた値、例えば部品種ごとのはんだ付け部分の画
素数をデフォルトとして無条件に設定するようになって
いる。
【0059】その後、XYテーブル1は、この初期ティ
ーチング用基板を基板搬出口まで搬出し(ステップ67
0)、初期テーチング処理を終了する。
【0060】図7は修正ティーチング処理を示すフロー
チャートである。
【0061】作業者が修正テーチングするサンプル用基
板10を装置の基板搬入口から挿入し、スタートキーを
押下すると、XYテーブル1は、初期テーチングで得た
教示データに従い、このサンプル基板10における最初
の検査部品を撮像位置に配置する(ステップ710,ス
テップ720)。なお、撮像位置に配置され、検査対象
になった部品を、以下、単にカレント部品という。
【0062】はんだ付け部検出部46は、撮像部3で撮
像されたカレント部品の画像情報に、輪郭追跡,面積計
測等の画像処理を施して、はんだ候補データを形成し、
これをメモリ44に格納する。
【0063】判定部47は、メモリ44からはんだ候補
データを読み出し、初期テーチングで得た教示データの
検査基準を参照して、このカレント部品の良否を判定
し、この結果を合否理由とともに、表示部53に出力す
る(ステップ730)。
【0064】作業者は、表示部53に表示された合否結
果が、実際の部品のはんだ付け状態を正しく反映してい
るか否かを判断する(ステップ740)。
【0065】作業者は、表示部53に表示された合否結
果が、実際の部品のはんだ付け状態を正しく反映してい
ると判断した場合には(ステップ740;Y)、次の部
品を検査対象にするよう(次の部品をカレントにす
る)、キーボード52から制御部41に起動かける(ス
テップ760)。
【0066】一方、正しく反映していないと判断した場
合には(ステップ740;N)、作業者は、表示部53
に表示された合否理由を加味し、適正と思える検査基準
値をキーボード52を利用して、当該部品の教示データ
中の検査基準を変更した後(ステップ750)、処理を
ステップ720に戻し、上述と同様な処理を行う。
【0067】ステップ760において、作業者が次の部
品を検査対象にするようにキーボード52から制御部4
1に起動をかけると、制御部41は、メモリ44に格納
されている教示データを参照して、すべての部品を検査
したか否かを判断し(ステップ770)、その結果、検
査が未終了であると判断した場合には(ステップ77
0;N)、処理をステップ720に戻し、上述と同様な
処理を行う一方、検査が終了したと判断した場合には
(ステップ770;Y)、検査優先ルールに従い、検査
優先での画面割りおよび画面の順序付けを設定する「検
査優先での制御情報変換処理」を実行すべき旨の指示を
制御情報変換部49に出力する。この「検査優先での制
御情報変換処理」は、後に詳細に説明する。
【0068】制御情報変換部49は、上述の検査優先ル
ールに従い、検査優先ルールでの画面割りおよび画面の
順序付けを設定する(ステップ780)。
【0069】教示データ変換部50は、実装情報変換部
48により形成された各部品の実装情報と、制御情報変
換部49により設定された制御情報とから、教示データ
を作成し、メモリ44に出力するとともに、フロッピデ
ィスク装置55および表示装置53に出力する(ステッ
プ790)。
【0070】その後、XYテーブル1利用してこのサン
プル基板10を装置外に搬出し(ステップ795)、修
正テーチング処理を終了する。
【0071】次に、上述したステップス650およびテ
ップ780に示した制御情報変換処理を説明する。
【0072】これらの制御情報変換処理はともに、各ル
ールに従い(ステップ660では作業優先ルールで、ス
テップ780では検査優先ルールに従う)、図8に示す
ように、画面割りおよび画面の順序付けの初期解を求め
る処理(ステップ810)(以下、単に初期解設定処理
という)を行い、次に、再び前述した各ルールに従い、
初期解設定処理で設定した画面群から不要な画面を削除
して最適な画面群を決定する処理(以下、単に画面最適
化処理という)を行い(ステップ820)、さらに、再
び各ルールに従い、最適化された画面群について検査順
番を設定する(以下、単に画面順序付け処理という)
(ステップ830)を行うようになっている。
【0073】以下、上述したステップ810における初
期解設定処理、ステップ820における画面最適化処
理、ステップ830における画面順序付け処理について
説明する。
【0074】(1)ステップ810における初期解設定
処理について、図9に示すようなフローチャートと、図
10に示すような説明図とを参照して説明する。
【0075】ここで、図10に示したプリント基板上1
0には、図10(a)に示すように、部品1〜部品5が
実装されており、これらの部品1〜部品5の位置、大き
さがすでに実装情報としてメモリ44に格納されている
ものとする。
【0076】はじめに、制御部41は、メモリ44中の
初期解を出力する領域および作業領域をクリア(初期
化)する(ステップ910)。
【0077】初期化が完了すると、制御情報変換部49
は、メモリ44に格納されている部品1の実装情報(位
置,大きさ)を読み出し、図(b)に示すように、この
部品1を撮像範囲に含む画面を検索して画面1を得る
(ステップ920)。ここで、画面は固定サイズであ
り、1回の撮像範囲に該当する。
【0078】次に、制御情報変換部49は、メモリ44
に格納されている次に検査対象部品である部品2の実装
情報を読み出した後、読み出された部品2を覆うように
画面1を適宜移動させる(ステップ930)。
【0079】制御情報変換部49は、画面1によりカレ
ント部品である部品2と部品1とが同時に覆うことがで
きるか否かを判断する(ステップ940)。その結果、
制御情報変換部49は、図10(c)に示すように、画
面1が部品1のみならず部品2をも覆うことができると
判断した場合には(ステップ940;Y)、画面1の位
置をこの位置に変更する一方(ステップ960)、画面
1が部品1と同時に部品2を覆うことができないと判断
した場合には(ステップ940;N)、部品1を覆う画
面1以外に、部品2を覆う画面2を中間解に新規に追加
する(ステップ950)。
【0080】ここで、中間解とは、最終的に形成される
画面割り記述する初期解を形成する過程において、随時
形成される画面を記述したものをいう。
【0081】因みに、上述のステップ950と同様な処
理を示したものが、図10(d)で示されている。ただ
し、図10(d)では、新規な画面を示す画面2は、部
品3のみを覆う画面であることを示している。
【0082】このようにして、制御情報変換部49は、
上述と同様な処理を部品ごとに行っていく(ステップ9
70)。このとき、制御情報変換部49は、処理が終了
するごとに、検査が終了したか否かを(検査対象部品が
存在するか否か)判断する(ステップ980)。
【0083】制御情報変換部49は、検査が終了したと
判断した場合には(ステップ980;Y)、中間解を最
終的な初期解としてメモリ44に出力し(ステップ99
0)、初期解決定処理を終了する一方、検査対象部品が
未だ終了ていないと判断した場合には(ステップ98
0;N),処理をステップ930に戻し、上述と同様な
処理を行う。
【0084】因みに、ステップ990においてメモ44
に出力した初期解が示す画面群の位置は、図10(e)
では、部品1および部品2を覆う画面1、部品3を覆う
画面2並びに部品4および部品5を覆う画面3であるこ
とを示している。
【0085】(2)ステップ820における画面最適化
処理について、図11に示すようなフローチャートと、
図12に示すような説明図を参照して説明する。
【0086】ここで、図12に示したプリント基板10
上には、図12(a)に示すように、初期解として、部
品1を覆う画面1と、部品2を覆う画面2と、部品3お
よび部品4を覆う画面3とを有しているものとする。
【0087】はじめに、制御情報変換部49は、メモリ
44に格納されている初期解から基準画面として画面1
を読み出し(ステップ110)、図12(b)に示すよ
うに、読み出した画面1の中心から、予め定められた半
径内に一部でも含まれる画面を検索する(ステップ12
0)。
【0088】その結果、制御情報変換部49は、画面1
の中心から予め定められた半径内に一部でも含まれる画
面として画面2を検索し、画面1および画面2に覆われ
ている部品を検索し、これらを取り出す(ステップ13
0)。
【0089】制御情報変換部49は、作業優先モードで
は、下記の式(1)を使用し、また、優先モードでは、
式(2)を使用し、評価値を算出する(ステップ14
0)。
【0090】次に、制御情報変換部49は、算出された
評価値の高い順から低い順に、画面1と検索された画面
内にあるすべての部品を、1つの画面で覆うことができ
るか否かを判断する(ステップ150)。
【0091】その結果、制御情報変換部49は、基準画
面と検索された画面内にあるすべての部品を1つの画面
に覆うと判断した場合には(ステップ150;Y)、画
面と検索された画面を初期解から削除し、基準画面と検
索された画面内にあるすべての部品を覆う画面の位置を
初期解に新規に追加し(ステップ160)、次の画面を
カレントにする(ステップ170)一方、1つの画面に
覆うことができないと判断した場合には(ステップ15
0;N)、処理を初期解の基準画面位置を変更せず、評
価値を1つ下げた値の処理を上述と同様にして行う。
【0092】作業優先モードにおける評価値は次の式で
記述される。 評価値=総画面数+部品が複数の画面に別れているときペナルティ……(1) ここで、ペナルティとは、複数の画面で覆われている部
品の数である。
【0093】検査優先モードにおける評価値は次の式で
記述される。 評価値=総画面数……(2)
【0094】因みに、図12(c)では、画面1に覆わ
れている部品1と画面2に覆われている部品2とが、一
つの画面で覆えるので、画面1と画面2が初期解から削
除され、新たに画面1が初期解に追加される。
【0095】このようにして、制御情報変換部49は、
上述と同様な処理を画面ごとに行っていく(ステップ1
70)。このとき、制御情報変換部49は、処理が終了
するごとに、次に処理する画面が存在するか否かを判断
する(ステップ180)。
【0096】制御情報変換部49は、次に処理する画面
が存在すると判断した場合、すなわち処理を終了しない
と判断した場合には(ステップ180;N)、処理をス
テップ120に戻し、上述と同様な処理を行う。
【0097】一方、制御情報変換部49は、次に処理す
る画面が存在しないと判断した場合、すなわち処理を終
了したと判断した場合には(ステップ180;Y)、画
面割りが以前と変化したか否かを判断し(ステップ19
0)、その結果、変化したと判断した場合には(ステッ
プ190;Y)、処理をステップ110に戻し、上述と
同様な処理を行う一方、変化していないと判断した場合
には(ステップ190;N)、画面群の画面位置を最適
解としてメモリ44に出力し(ステップ195)、画面
最適化処理を終了する。
【0098】(3)ステップ830における画面順序付
け処理について、図13に示すようなフローチャート
と、図14に示すような説明図を参照して説明する。
【0099】ここで、図14に示したプリント基板10
には、図(a)に示すように、画面1,画面2,画面
3,画面4および画面5からなる最適解が与えられてい
るものとする。
【0100】はじめに、制御情報変換部49は、画面順
序付けのための経路を画面1〜画面5間にランダムに割
り当てる(ステップ310)。以下、説明を簡単にする
ため、図(a)を図(b)のように抽象化して表示す
る。
【0101】次に、制御情報変換部49は、順番が隣接
しない部分経路を一組として2つを選び出し(ステップ
320)、作業優先モードおよび検査優先モードとも、
上述して選び出された2組の中から、基本的には、1組
の部品経路が短いものを優先して残し、他の組のものを
経路の選択候補から削除する(ステップ330)。
【0102】ただし、部品が大きくて1画面に入り切ら
ない場合には、この部品を覆う画面を連続する経路とす
る。
【0103】このようにして、制御情報変換部49は、
上述と同様な処理を行っていく(ステップ340)。こ
のとき、制御情報変換部49は、処理が終了するごと
に、次の処理が存在するか否かを判断する(ステップ3
50)。
【0104】制御情報変換部49は、比較する2組の部
分経路が存在すると判断した場合、すなわち処理を終了
しないと判断した場合には(ステップ350;N)、処
理をステップ330に戻し、上述と同様な処理を行う。
【0105】一方、制御情報変換部49は、比較する2
組の部分経路が存在しないと判断した場合、すなわち処
理を終了したと判断した場合には(ステップ350;
Y)、残った経路を最適な画面順序付けされた経路とし
てメモリ44に出力し(ステップ190)、画面順序付
け処理を終了する。
【0106】図14で上述の処理を具体的に説明する
と、まず図(c)に示すように、画面1と画面2を結ぶ
経路(1−2)と、画面3と画面4を結ぶ経路(3−
4)を1組の部分経路(1−2,3−4)とし、また、
図(d)に示すように、画面1と画面3を結ぶ経路(1
−3)と、画面2と画面4を結ぶ経路(2−4)をもう
1組の部分経路(1−2,3−4)とし、この2組の部
分経路の有する評価値を比較した結果、部分経路(1−
2,3−4)の組の方が評価値が高いので、これを採用
し、部分経路(1−2,3−4)の組を選択候補から削
除する。
【0107】次に、同様に、図(e)に示すような部分
経路(1−2,4−5)と図(f)に示すような部分経
路(1−4,2−5)とを比較した結果、部分経路(1
−2,4−5)の組の方が評価値が高いので、これを採
用し、部分経路(1−4,2−5)の組を選択候補から
削除する。
【0108】続いて、同様に、図(g)に示すような部
分経路(2−3,4−5)と図(h)に示すような部分
経路(2−4,3−5)とを比較した結果、部分経路
(2−4,3−5)の組の方が評価値が高いので、これ
を採用し、部分経路(2−3,4−5)の組を選択候補
から削除する。
【0109】このようにしてすべての部分経路を比較し
た結果、残った部分経路で、図(i)に示すような最適
な画面順序付けされた経路を確定する。
【0110】
【発明の効果】上述の発明によれば、修正ティーチング
の際の画面割りと、実際に基板検査を行う際の画面割り
とを有するため、修正ティーチング作業および実際の基
板検査作業では異なる画面割りで各々の作業が行える。
【0111】このため、ティーチング作業において1画
面中に部品が複雑に入り込ませないようにして、この作
業を効率的に行わせ一方、検査の際には修正ティーチン
グ作業を考慮せずにタクトタイムを優先させることもで
きる。
【0112】従って、作業者の修正ティーチング作業の
負担軽減と検査時間の短縮を同時に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実装基板検査装置の一実施形態の
構成を示すブロック図。
【図2】部品が実装されたプリント基板の具体例を示す
図。
【図3】図1中に示した投光部および撮像部の構成を示
す概略図。
【図4】図1中の部品種テーブルに格納されている部品
種データの説明図。
【図5】プリント基板の画面割りと画面の順序付けを説
明する説明図。
【図6】初期ティーチング処理を示すフローチャート。
【図7】修正ティーチング処理を示すフローチャート。
【図8】制御情報変換処理を示すフローチャート。
【図9】初期解決定処理を示すフローチャート。
【図10】初期解決定処理を具体的に説明する説明図。
【図11】画面最適化処理を示すフローチャート。
【図12】画面最適化処理を具体的に説明する説明図。
【図13】画面順序付け処理を示すフローチャート。
【図14】画面順序付け処理を具体的に説明する説明
図。
【符号の説明】
1 XYテーブル装置 2 投光部 3 撮像部 4 制御処理部 10 プリント基板 41 制御部 42 画像メモリ 43 部品種テーブル 44 メモリ 45 A/D変換部 46 はんだ付け部分検出部 47 判定部 48 実装情報変換部 49 制御情報変換部 50 教示データ変換部 51 XYテーブルコントローラ 52 キーボード 53 表示部 54 プリンタ 55 フロッピディスク装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実装基板上の部品の位置,部品種、大き
    さ等からなる実装情報を有する実装基板検査用ティーチ
    ングデータをあらかじめ形成し、この実装基板検査用テ
    ィーチングデータの修正ティーチングおよびこの修正テ
    ィーチングを用いて実装基板を検査する際に、ともに画
    面割りを必要とする実装基板検査装置において、 上記修正ティーチングの際に必要となる画面割りを形成
    する第1の画面割り形成手段と、 上記実装基板を検査する際に必要となる画面割りを形成
    する第2の画面割り形成とを具備することを特徴とする
    実装基板検査装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の画面割り形成手段は、上記実
    装情報から上記修正ティーチングの際に必要となる画面
    割りの初期解を設定する第1の画面初期解設定手段と、 この第1の画面初期解設定手段で設定された画面割りの
    初期解から、最適解を設定する第1の画面最適解設定手
    段と、 この第1の画面最適解設定手段で設定された最適解に基
    づき、撮像移動距離を最小限にする画面の順序付けを設
    定する第1の画面順序付け設定手段とを有することを特
    徴とする請求項1記載の実装基板検査装置。
  3. 【請求項3】 上記第2の画面割り形成手段は、上記実
    装情報から上記実装基板を検査する際に必要となる画面
    割りの初期解を設定する第2の画面初期解設定手段と、 この第2の画面初期解設定手段で設定された画面割りの
    初期解から、最適解を設定する第2の画面最適解設定手
    段と、 この第2の画面最適解設定手段で設定された最適解に基
    づき、撮像移動距離を最小限にする画面の順序付けを設
    定する第2の画面順序設定手段とを有することを特徴と
    する請求項1記載の実装基板検査装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の画面初期解設定手段は、 検査対象部品の上記実装情報に基づき、この検査対象部
    品を撮像範囲に含む画面を検索する第1の検索手段と、 この第1の検索手段が検索した画面を適宜移動させて、
    上記検査対象部品と同時に覆うことができる部品が存在
    するか否かを判断する第1の初期解判断手段と、 この第1の初期解判断手段が、上記検査対象部品と同時
    に覆うことができる部品が存在すると判断した場合に
    は、上記第1の検索手段が検索した画面の位置を上記検
    査対象部品と同時に覆うことができる位置に変更し、一
    方、上記検査対象部品と同時に覆うことができる部品が
    存在しないと判断した場合には、もとの画面位置とする
    第1の画面更新手段とを有することを特徴とする請求項
    2記載の実装基板検査装置。
  5. 【請求項5】 検査対象部品は、第1の画面更新手段で
    更新された画面に覆われている部品でないことを特徴と
    する請求項4記載の実装基板検査装置。
  6. 【請求項6】 上記第2の画面初期解設定手段は、 検査対象部品の上記実装情報に基づき、この検査対象部
    品を撮像範囲に含む画面を検索する第2の検索手段と、 この第2の検索手段が検索した画面を適宜移動させて、
    上記検査対象部品と同時に覆うことができる部品が存在
    するか否かを判断する第2の初期解判断手段と、 この第2の初期解判断手段が、上記検査対象部品と同時
    に覆うことができる部品が存在すると判断した場合に
    は、上記第2の検索手段が検索した画面の位置を上記検
    査対象部品と同時に覆うことができる位置に変更し、一
    方、上記検査対象部品と同時に覆うことができる部品が
    存在しないと判断した場合には、もとの画面位置とする
    第3の画面更新手段とを有することを特徴とする請求項
    3記載の実装基板検査装置。
  7. 【請求項7】 検査対象部品は、第2の画面更新手段で
    更新された画面に覆われている部品でないことを特徴と
    する請求項6記載の実装基板検査装置。
  8. 【請求項8】 上記第1の画面最適解設定手段は、 上記初期解から一つの基準画面を読み出し、この基準画
    面から所定の範囲内に一部でも含まれる画面を上記初期
    解から検索する第1の画面検索手段と、 上記第1の画面検索手段で検索された画面の総数に、そ
    れらの画面に覆われた部品の個数を加算した値を、上記
    初期解から上記最適解を得るための評価値とする第1の
    評価値算出手段と、 この第1の評価値算出手段で算出された評価値の高い順
    から低い順に、上記基準画面と上記第1の画面検索手段
    で検索された画面内にあるすべての部品を、1つの画面
    で覆うことができるか否かを判断する第1の最適解判断
    手段と、 この第1の最適解判断手段が、上記基準画面と上記第1
    の画面検索手段で検索された画面内にあるすべての部品
    を1つの画面に覆うと判断した場合には、上記基準画面
    と上記第1の画面検索手段で検索された画面を初期解か
    ら削除し、上記基準画面と上記第1の画面検索手段で検
    索された画面内にあるすべての部品を覆う画面の位置を
    上記初期解に新規に追加し、上記第1の最適解判断手段
    の処理を終了させる一方、1つの画面に覆うことができ
    ないと判断した場合には、上記初期解の上記基準画面位
    置を変更せず、上記評価値を1つ下げた値の処理を行わ
    せる旨の指示を上記第1の最適解判断手段に出力する第
    1の初期解更新手段とを有することを特徴とする請求項
    2記載の実装検査装置。
  9. 【請求項9】 上記第2の画面最適解設定手段は、 上記初期解から一つの基準画面を読み出し、この基準画
    面から所定の範囲内に一部でも含まれる画面を上記初期
    解から検索する第2の画面検索手段と、 上記第2の画面検索手段で検索された画面の総数を、上
    記初期解から上記最適解を得るための評価値とする第2
    の評価値算出手段と、 この第2の評価値算出手段で算出された評価値の高い順
    から低い順に、上記基準画面と上記第2の画面検索手段
    で検索された画面内にあるすべての部品を、1つの画面
    で覆うことができるか否かを判断する第2の最適解判断
    手段と、 この第2の最適解判断手段が、上記基準画面と上記第2
    の画面検索手段で検索された画面内にあるすべての部品
    を1つの画面に覆うと判断した場合には、上記基準画面
    と上記第2の画面検索手段で検索された画面を初期解か
    ら削除し、上記基準画面と上記第2の画面検索手段で検
    索された画面内にあるすべての部品を覆う画面の位置を
    上記初期解に新規に追加し、上記第2の最適解判断手段
    の処理を終了させる一方、1つの画面に覆うことができ
    ないと判断した場合には、上記初期解の上記基準画面位
    置を変更せず、上記評価値を1つ下げた値の処理を行わ
    せる旨の指示を上記第2の最適解判断手段に出力する第
    2の初期解更新手段とを有することを特徴とする請求項
    3記載の実装検査装置。
  10. 【請求項10】 第1の上記画面順序付け手段は、 上記最適解が示す画面のそれぞれの画面間を結ぶ部分経
    路のうち、同一画面を結ばない2つの部分経路を選択し
    て、一組の部分経路組を形成する第1の部分経路選択手
    段と、 この第1の部分経路選択手段により形成された互いに異
    なる2組の部分経路組のうち、部品経路長が短い部分経
    路組を優先して残し、他の組のものを経路の選択候補か
    ら削除する第1の経路選択情報削除手段とを有すること
    を特徴とする請求項2記載の実装基板検査装置。
  11. 【請求項11】 第2の上記画面順序付け手段は、 上記最適解が示す画面のそれぞれの画面間を結ぶ部分経
    路のうち、同一画面を結ばない2つの部分経路を選択し
    て、一組の部分経路組を形成する第2の部分経路選択手
    段と、 この第2の部分経路選択手段により形成された互いに異
    なる2組の部分経路組のうち、部品経路長が短い部分経
    路組を優先して残し、他の組のものを経路の選択候補か
    ら削除する第2の経路選択情報削除手段とを有すること
    を特徴とする請求項3記載の実装基板検査装置。
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