JPH09126837A - 流体の流れの計測と該流体の温度の測定とを同時に行なう方法 - Google Patents

流体の流れの計測と該流体の温度の測定とを同時に行なう方法

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JPH09126837A
JPH09126837A JP28071795A JP28071795A JPH09126837A JP H09126837 A JPH09126837 A JP H09126837A JP 28071795 A JP28071795 A JP 28071795A JP 28071795 A JP28071795 A JP 28071795A JP H09126837 A JPH09126837 A JP H09126837A
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fluid
fluorescence
temperature
fluorescence intensity
particles
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JP28071795A
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Hikari Hirano
光 平野
Masashi Nishigaki
雅司 西垣
Toshiichi Tsunoda
敏一 角田
Mitsuhiro Tsue
光洋 津江
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の流れの計測と、該流体の温度測定(非
接触温度測定)とを同時に行なうことのできる方法を提
供すること。 【解決手段】 蛍光強度が温度依存性を有する蛍光性の
トレーサー粒子を前記流体に供給し、該流体に対し紫外
線などの励起光を照射して前記トレーサー粒子を蛍光さ
せ、この蛍光の強度を計測するか、あるいは、この蛍光
のスペクトルにおける1つのピークが示す蛍光強度と他
のピークが示す蛍光強度との比を計測し、計測値から該
流体の温度を決定し、かつ、前記蛍光は通過し前記励起
光は通過しないフィルター越しに前記流体を観測するこ
とにより該流体の流れを計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流れの計測
と該流体の温度の測定とを同時に行なう方法に関する。
【0002】なお、ここでいう「流体の流れの計測」と
は、流体の速度(流速)の計測及び/又は流体の流れ方
(流体挙動)の可視化をいう。
【0003】したがって、本発明でいう「流体の流れの
計測と該流体の温度の測定」とは、流速の計測と流体
温度の測定、流体挙動の可視化と流体温度の測定、或
いは流速の計測と流体挙動の可視化と流体温度の測
定、となる。
【0004】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、流
体の流れの計測と、該流体の温度計測とを同時に行なう
ことのできる方法はなかった。
【0005】なお、流体の温度を測定する方法として、
熱電対などのプローブ方式を用いたものがあった。
【0006】しかしながら、この方法にあっては、用い
たプローブにより流体の流れが乱されるという欠点があ
り、流体計測の分野で使用するには無理があった。
【0007】その他の流体温度を測定する方法として
は、レーザー誘起蛍光法(LIF法)、レーザー分光法
(CARS法)等があった。
【0008】これらの方法は、流体の流れを乱すことも
なく、流体計測に不利益を招く点は特にないが、上記い
ずれの方法を用いても、あるいはこれらを組み合わせて
も、流体の計測、例えば流体の速度の計測をすることは
できなかった。
【0009】[発明の目的]本発明は、上記の実情に鑑
みてなされたものであり、その目的は、流体の流れの計
測と、該流体の温度測定(非接触温度測定)とを同時に
行なうことのできる方法を提供するところにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の方法は、
トレーサー粒子を定量的に供給した流体に対して光を照
射し、前記トレーサー粒子からの光を観測することによ
って該流体の流れを計測すると同時に、該流体の温度を
測定する方法であって、蛍光強度が、あるいは蛍光スペ
クトルにおける1つのピークが示す蛍光強度と他のピー
クが示す蛍光強度との比が温度依存性を有する蛍光性の
トレーサー粒子を前記流体に供給し、該流体に対し紫外
線などの励起光を照射して前記トレーサー粒子を蛍光さ
せ、これの蛍光強度を計測するか、あるいは蛍光強度比
を計測し、この計測値から該流体の温度を決定し、か
つ、前記蛍光は通過し前記励起光は通過しないフィルタ
ー越しに前記流体を観測することにより該流体の流れを
計測することを特徴とする流体の流れの計測と温度の測
定とを同時に行なう方法である。
【0011】請求項2記載の方法は、トレーサー粒子を
定量的に供給した流体に対して光を照射し、前記トレー
サー粒子からの光を観測することによって該流体の流れ
を計測すると同時に、該流体の温度を測定する方法であ
って、互いに異なる波長の蛍光を発する2種のトレーサ
ー粒子を前記流体に供給し、該流体に対し紫外線などの
励起光を照射して前記トレーサー粒子を蛍光させ、一方
のトレーサー粒子の最大蛍光強度に対する他方の粒子の
最大蛍光強度の比を計測することにより該流体の温度を
決定し、かつ前記蛍光は通過し前記励起光は通過しない
フィルター越しに前記流体を観測することにより該流体
の流れを計測することを特徴とする流体の流れの計測と
温度の測定とを同時に行なう方法である。
【0012】請求項3記載の方法は、トレーサー粒子を
定量的に供給した流体に対して光を照射し、前記トレー
サー粒子からの光を観測することによって該流体の流れ
を計測すると同時に、該流体の温度を測定する方法であ
って、混合されるべく流れる複数の流体に対し、蛍光強
度が、あるいは蛍光スペクトルにおける1つのピークが
示す蛍光強度と他のピークが示す蛍光強度との比が温度
依存性を有する蛍光性のトレーサー粒子を、流体ごとに
蛍光波長が異なるように供給し、前記複数の流体を混合
した混合流体に対し紫外線などの励起光を照射して前記
トレーサー粒子の各々を蛍光させ、これの蛍光強度を観
測するか、あるいは蛍光強度比を計測し、この計測値か
ら該混合流体の温度を決定し、かつ前記蛍光は通過し前
記励起光は通過しないフィルター越しに前記流体を観測
することにより該混合流体の流れを計測することを特徴
とする流体の流れの計測と温度の測定とを同時に行なう
方法である。
【0013】請求項4記載の方法は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の方法において、前記トレーサー粒子
が、SiO、P、Y、Al等の無
機酸化物粒子に、ユウロピウム、テルビウム、ツリウム
等の希土類元素をドープしたものであることを特徴とす
る方法である。
【0014】請求項5記載の方法は、請求項4に記載の
方法において、前記無機酸化物粒子の内部に前記希土類
元素が入り込み、前記希土類元素は、実質的に表面に露
出していないことを特徴とする方法である。
【0015】請求項6記載の方法は、請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の方法において、前記した流体の流れ
の計測が、レーザードップラー流速計または粒子画像追
跡装置を用いて行なわれることを特徴とする方法であ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、エンジンあるいはその
他の燃焼器内、バーナー内、サイレンサー(消音器)
内、熱交換器内などにおける流体(気体(空気、燃料ガ
スなど)、液体(水、液化ガスなど)、混合気体、混合
液体)の計測に用いられる。
【0017】励起光は通さず該励起光により発せられる
蛍光のみを通すフィルター越しにトレーサー粒子の観察
を行なえば、例えば入射窓、埃、管壁等の障害物に当た
って返ってきた光は、前記フィルターにより遮断される
ので、観測される光としては、トレーサー粒子から発せ
られる蛍光のみとなる。これにより、蛍光の強度の観測
が誤差少なくでき、またトレーサー粒子の動きをはっき
りと観測でき、流体の計測誤差が極めて少なくなり(S
/N比が高くなり)、信頼性が向上する。
【0018】本発明により、粒子径の極めて小さいトレ
ーサー粒子を用いることができる。より粒子径の小さい
粒子を用いることにより流体の追随性が向上し、計測誤
差が小さくなるので好都合である。すなわち本発明は、
前述したように、粒子からの光のみの観測が可能である
ので、それほど大きな粒子を用いる必要はなくなり、粒
子径1μm程度の小さい粒子を使用しても、充分な光を
キャッチでき、高いS/N比での測定が可能となる。本
発明で使用し得るトレーサー粒子の平均粒子径の好まし
い範囲としては、特に限定はないが、0.5〜200μ
mである。
【0019】蛍光性のトレーサー粒子としては、蛍光
材料を含浸させたトレーサー粒子、粒子原料に蛍光材
料を配合して製造したトレーサー粒子、全体が蛍光材
料よりなるトレーサー粒子を使用することも可能である
が、蛍光強度の温度依存性が顕著に現れるという理由
で、のトレーサー粒子、すなわち、蛍光体が粒子本体
に導入(ドープ)された付活型のものであることが好ま
しい。また、前記蛍光体が前記粒子本体の内部に入り込
み、前記蛍光体は、実質的に粒子表面に露出していない
ことが、蛍光強度の温度依存性がより一層顕著に現れる
という理由で好ましい。
【0020】本発明で使用し得る蛍光体とは、励起光の
波長と該励起光により前記波長と異なる波長の蛍光を発
するものであればどのようなものでもよく、例えば、ネ
オジウム(Nd)、ユウロピウム(Eu)、テルビウム
(Tb)等のランタノイド元素を含む化合物、ローダミ
ン、クマリン、フルオレセイン、ウンベリフェン、エオ
シン、エスクリンなどが挙げられる。その他、きわめて
純度の高い亜鉛、カドミウム、カルシウム、アルミニウ
ム、イットリウム等の金属の酸化物、硫化物、ケイ酸
塩、タングステン酸塩等を主成分とし、これに微量のマ
ンガン、銀、銅、鉛、ユウロピウム等の活性化剤および
融剤を添加し、高温で焼成してつくったもの(例えばZ
nS(Mn)、ZnS(Cu)、CaS(Bi)、Zn
O(Zn)等)も使用し得る。
【0021】前記トレーサー粒子が、ベースとしてSi
、P、Alなどの無機酸化物粒子に、
蛍光体としてユウロピウム、テルビウム、ツリウム等の
希土類元素をドープしたものであることが、高温場(5
00℃以下)でも使用できるという理由で好ましい。
【0022】前記トレーサー粒子の形状としては、非球
状でも球状でも構わないが、粒子1つずつの光り方が同
一となり計測精度が高くなる、2次凝集を防止できるな
どの点で、球状のトレーサー粒子を使用する方が好まし
い。
【0023】本発明で使用し得る励起光としては特に限
定はなく、エキシマレーザー、窒素レーザー、紫外線、
短波長の可視光線、Dランプからの光線、Hgランプ
からの光線、また可視のレーザー(YAG/SHG)5
32nm、Arイオンレーザーあるいはその他のレーザ
ーが挙げられる。連続発振レーザー、ランプ光源を使用
した場合にあっては、蛍光が線状につながって撮影でき
るという利点がある。本発明で使用し得るフィルターと
しては、ある特定幅の波長のみを通すことのできるフィ
ルターであればどのようなものでも構わない。例えば、
励起光の波長が500nmであり、前記励起光を受けて
発する蛍光が波長600nm前後であるとすれば、60
0±20nm程度の光のみを通し得るフィルターを使用
することになる。
【0024】トレーサー粒子を流体へ供給する装置とし
ては特に限定はなく、メジャーリングホイール式粉体フ
ィーダー(垂直回転軸を有する回転盤を備え、内外の空
気圧差によりトレーサー粒子を装置本体外部に送り出す
回転式粉体供給装置)やスクリュー式粉体フィーダーな
ど、従来公知の供給装置を使用し得るが、供給精度が高
いという点で、メジャーリングホイール式粉体フィーダ
ーを使用することが好ましい。
【0025】流体の温度測定は、トレーサー粒子の蛍光
強度を観測することにより行なう。すなわち、蛍光体が
発する蛍光の強度は、一般的にいって温度が上昇するに
伴って減少(低下)する。この現象を利用して、蛍光体
を含むトレーサー粒子(蛍光性のトレーサー粒子)を定
量的に供給した流体に励起光を照射し、そのときの蛍光
の強度によって該流体の温度を測定することができる。
【0026】すなわち、まず、蛍光性のトレーサー粒子
を、従来公知の粉体供給装置によって流体に定量的に供
給する。次いで、この流体に紫外線などの励起光を照射
する。これにより発せられた蛍光を、例えば蛍光光度
計、多チャンネル光検出器などで観測して、例えば該蛍
光のスペクトルを認識し、そして、この蛍光の強度か
ら、当該流体の温度を決定する。この時、最大蛍光強度
を見ることが好ましい。
【0027】なお、用いた蛍光性トレーサー粒子の蛍光
強度と温度との関係が既知でない場合、予め、両者の関
係を表した検量線を作成しておく必要がある。あるい
は、予め、コンピュータに両者(特定の蛍光粒子の蛍光
強度と温度)の関係を記憶させておき、蛍光強度を入力
するだけで、あるいは蛍光を観測させるだけで、当該流
体の温度が出力されるようにプログラムしておくことも
できる。
【0028】蛍光強度比を計測し、この計測値から流体
の温度を決定することもできる。すなわち、蛍光体の蛍
光スペクトルにおける蛍光強度比は、蛍光強度と同様、
一般的に、温度が上昇するに伴って減少(低下)する。
したがって、発せられた蛍光のスペクトルにおける1つ
のピークが示す蛍光強度と他のピークが示す蛍光強度と
の比を計測し(一方のピークが最大蛍光強度を示すピー
クであることが好ましい)、その計測値から該流体の温
度を決定することもできる。
【0029】また、2種類の蛍光性トレーサー粒子を用
いて最大蛍光強度比を測定し、この測定値から流体の温
度測定を行なうこともできる。
【0030】すなわち、1つの流体に対し、2種類の蛍
光性トレーサー粒子を定量的に供給する。ここでの2種
類の粒子は、最大蛍光強度を示すピークが互いに異なる
位置(好ましくは20nm以上離れた位置、さらに好ま
しくは30nm以上、さらに好ましくは50nm以上離
れた位置)に現れる蛍光性トレーサー粒子である必要が
ある。そして、流体に励起光を照射して前記トレーサー
粒子を蛍光させ、蛍光スペクトルを計測する。スペクト
ルに現れた、一方の蛍光性トレーサー粒子の最大蛍光強
度を示すピークと、他方の蛍光性トレーサー粒子の最大
蛍光強度を示すピークとの比を測定し、この測定値から
流体の温度測定を行なうこともできる。前記トレーサー
粒子を複数種類使用して、複数の流体の混合状態を可視
化することができる。すなわち、混合されるべく流れる
複数の流体の全てに対し、蛍光波長が流体ごとに異なる
ように、温度依存性の蛍光強度を有する蛍光性のトレー
サー粒子を供給し、前記複数の流体を混合した混合流体
に対し紫外線などの励起光を照射して前記トレーサー粒
子の各々を蛍光させ、前記励起光は通過させず前記蛍光
は通過させるフィルター越しに前記流体を観測すること
により該混合流体の流れを計測し、かつ前記蛍光の強度
を観測することにより、該混合流体の温度を決定するこ
ともできる。例えば、流体Aにトレーサー粒子A(蛍光
色;緑)を、また流体Bにトレーサー粒子B(蛍光色;
青)を、流体Cにトレーサー粒子C(蛍光色;赤)を定
量的に供給し、全ての流体を混合するとともに、波長X
nmの励起光を照射して各粒子を蛍光させる。そして、
混合流体を、波長Xnmの光を遮断し各粒子から発せら
れる蛍光を通過させるフィルターを透して、例えばカラ
ーのカメラ(CCDカメラ等)で画像処理すれば、各粒
子の動きをはっきりと観測することができ、混合流体に
おける流体A、流体B、流体Cの各々の動き方、混ざり
具合等を明瞭に認識できる。なお、上記の場合において
白黒のカメラ(CCDカメラ等)で撮影する場合にあっ
ては、3台のカメラを準備して1台は粒子A撮影用、も
う1台は粒子B撮影用、残りの1台は粒子C撮影用と
し、各々、担当粒子の蛍光のみを通過させるフィルター
越しに流体を撮影する。そして、各カメラにより撮影さ
れた3つの画像を処理することにより各粒子の動きを観
察することができ、3つの流体の混合状態も把握でき
る。また、これと同時に蛍光強度、スペクトルを観測
し、該混合流体の温度(温度分布)を決定することがで
きる。
【0031】なお、流体の温度を計測する場合、蛍光ス
ペクトルを認識することができるのであれば、前記励起
光は通過させず前記蛍光は通過させるフィルターは特に
用いなくても構わない。
【0032】
【実施例】実験例1 (Eu−Y粒子の蛍光強度と温度との関
係を示す実験) 図1は、実験装置の略示説明図である。観察用容器とし
て、光路長10mm、容量 3.4mlのセル(31)を用い、
深さ約20mmまでトレーサー(図示せず)を注入した。
レーザー光の減衰を抑えるため、セル(31)のレーザー
照射面は石英製とした。セル(31)の下方には電気ヒー
タ(32)が固定されている。この電気ヒータ(32)によ
りセル(31)中のトレーサー粒子の温度を変化させるこ
とができる。そして、トレーサー粒子の温度を測定する
ために、素線径300 μmの白金−白金ロジウム(13%)
の熱電対(33)をセル(31)中に挿入した。
【0033】励起光源として、波長 337.1nm、パルス
幅 5nsec、パルスエネルギーが5mJ/Pの窒素レ
ーザ(34)(宇翔YKN−900)を用いた。レーザー
光は、球面レンズ(35)(焦点距離f= 500mm)によ
り集光され、セル(31)側面の深さ約10mmの位置に照
射された。
【0034】トレーサー粒子からの蛍光は球面レンズ
(36)(f=50mm)で集光され、幅25μmのスリット
(37)を経て、イメージインテンシファイア(I.
I.)付き多チャンネル光検出器(38)(OMA)に導
かれた。多チャンネル光検出器(38)からの電気信号は
コンピュータ(39)に導かれ、記録、観察された。ただ
し、受光角度はレーザー光に対して約30°であり、レー
ザー照射面、集光レンズ(36)、及び多チャンネル光検
出器(38)のスリット(37)は同一平面上にある。パル
スジェネレータ(40)は、レーザーの発振と多チャンネ
ル光検出器(38)の露光タイミングを制御するために用
いられた。トレーサー粒子の蛍光に対するバックグラン
ドの影響を減少させるため、多チャンネル光検出器(3
8)の露光時間は25msとした。なお、同一温度条件に
おいて、15回ずつ測定を行なった。
【0035】図2に、 303Kおよび 443KにおけるEu
−Y粒子(Euをドープしたもの。ドープしたE
uは粒子表面に露出していない。)の蛍光スペクトルを
示す。横軸は波長であり、縦軸は 303Kにおける波長 6
11nmでの蛍光強度に対する相対値である。
【0036】図から明らかなように、蛍光スペクトル
は、波長 611nm付近で最大の蛍光強度を示すことが分
かる。また、温度上昇に対して、スペクトル形状は変化
しないものの、蛍光強度は全波長領域にわたって減少し
ていることが分かる。
【0037】図2に示した蛍光スペクトルにおいて、ピ
ークを示す3つの波長λr1=586nm、λr2=611nmおよ
びλr3=630nmにおける蛍光強度を、それぞれIr1、I
r2、Ir3とし、それらと温度の関係を図3に示す。横軸
は温度を示し、縦軸は各波長における蛍光強度の最大値
に対する相対値を示している。いずれの波長においても
蛍光強度は、温度上昇とともに減少する傾向にあること
が分かる。
【0038】図4に、λr1及びλr3における蛍光強度と
λr2における蛍光強度の比、Ir2/Ir1、及びIr2/I
r3と温度の関係を示す。
【0039】図より、いずれの蛍光強度比も、温度上昇
とともに直線的に減少しており、また、その温度依存性
はほどんど同様であることが分かる。図3および図4か
ら、Eu−Y粒子の蛍光スペクトルにおいて、ピ
ークを示す波長の蛍光強度、及びそれらの蛍光強度比は
温度依存性を有することが分かる。
【0040】実験例2(Tb−P粒子の蛍光強度
と温度との関係を示す実験) 図5に、 303Kおよび 4
43KにおけるTb−P粒子(Tbをドープしたも
の。ドープしたTbは粒子表面に露出していない。)の
蛍光スペクトルを示す。横軸は波長であり、縦軸は 303
Kにおける波長 544nmでの蛍光強度に対する相対値で
ある。Eu−Y粒子の場合と同様に、スペクトル
形状の温度による変化がないこと、蛍光強度が温度上昇
とともに減少することが分かる。
【0041】図5に示した蛍光スペクトルにおいて、ピ
ークを示す3つの波長λg1=544nm、λg2=585nmおよ
びλg3=619nmにおける蛍光強度を、それぞれIg1、I
g2、Ig3とし、それらと温度の関係を図6に示す。横軸
は温度を示し、縦軸は各波長における蛍光強度の最大値
に対する相対値を示している。
【0042】図より、蛍光強度は、温度上昇とともに単
調に減少する傾向にあることが分かる。また、蛍光強度
の温度依存性は、いずれの波長においてもほぼ同様であ
る。このことは、Tb−P粒子の蛍光スペクトル
における強度比が、温度に依存しないことを示してい
る。
【0043】実験例3(混合粒子の蛍光強度と温度との
関係を示す実験) Eu−Y粒子およびTb−P粒子を、質量
比1:1で混合し(以下、「混合粒子」という)、その
スペクトルの温度依存性を調べた。
【0044】図7に、 301Kおよび 433Kにおける混合
粒子の蛍光スペクトルを示す。横軸は波長であり、縦軸
は 301Kにおける波長 544nmでの蛍光強度に対する相
対値である。Eu−Y粒子、Tb−P粒子
それぞれから検出される蛍光スペクトルには強度差があ
るものの、同時測定が可能であることが確認された。実験例4 (最大蛍光強度比と温度との関係を示す実験) 図8に、各粒子の最大蛍光強度Ir2(λr2=611nm)、
Ig2(λg2=544nm)の比と温度の関係を示す。横軸は
温度を示し、縦軸は、蛍光強度比Ig1/Ir2の最大値に
対する相対値を示す。図から、蛍光強度比が、温度上昇
とともにほぼ直線的に減少していることが分かる。ま
た、蛍光強度比の温度に対する減少割合は、図4に示し
たEu−Y粒子のそれに比べて大きくなっている
ことが確認される。このことから、蛍光強度比の温度依
存性を利用して温度測定を行なう場合、2種類(複数種
類)の蛍光レーサー粒子を使用する方法が有効であると
考えられる。
【0045】実施例1(Eu−Y粒子を用いた流
体の流れの計測と温度測定) 平均粒子径5μmのEu−Y粒子(Y粒子
にEuをドープしたもの)の多数よりなる粉体を、メジ
ャーリングホイール式粉体フィーダー(MSF−F、リ
キッドガス(株)製)を用いて、円管内を速度10m/s
で流れる高温のガスの中に供給した。
【0046】前記円管は、直径5cmの筒状をなし、励
起光入射用窓と蛍光観測用窓とを備えたものである。
【0047】励起光入射用窓から円管内を流れるガスに
向けて、励起光(波長 337.1nm、パルス幅 5nse
c、パルスエネルギーが 5mJ/Pの窒素レーザ(宇翔
YKN−900))を照射するとともに波長 580±50n
mの光のみを通すフィルタ(日本真空光学(株)製)お
よびイメージ・インテンシファイアー(商品名:C29
25、浜松ホトニクス(株)製)を透して円管内を、同
期させたCCDカメラで蛍光観測用窓から撮影した。こ
れにより、トレーサー粒子が発する蛍光のみを観測する
ことができ、トレーサー粒子の位置を正確に映し出すこ
とができた。すなわち、ガスの流れ状態を可視化でき
た。
【0048】同時に、図1の装置を用いて、トレーサー
粒子が発する蛍光のスペクトルを測定し、上記図3、図
4の結果を参考に、流体の温度を決定することができ
た。この場合も上記と同様、波長 580±50nmの光のみ
を通すフィルタを介して蛍光の観測を行なった。
【0049】また、レーザードップラー流速計(LD
V)を下記の条件で用いて、円筒内を定速で流れる(上
述したように速度10m/sで流れる)ガスの流速の確認
測定を行なった。
【0050】[測定装置]ファイバータイプレーザード
ップラー流速計(商品名:60X17及び57N10、
Dantec社製) [測定条件]測定中心周波数:40MHz、バンド幅:±
16MHz、有効サンプル数:10,000、シグナルゲイン:
29dB、フォトマル電圧: 1,000V その結果、高い有効データ率が得られ、満足のいく流速
測定を行なうことができた。なお、レーザードップラー
流速計(LDV)を用いる代わりに、粒子画像追跡装置
(PIV)を使用しても、同様の結果を得ることができ
た。
【0051】実施例2(混合粒子を用いた流体の流れの
計測と温度測定) Eu−Y粒子およびTb−P粒子を、質量
比1:1で混合した混合粒子よりなる粉体を、メジャー
リングホイール式粉体フィーダー(MSF−F、リキッ
ドガス(株)製)を用いて、円管内を速度10m/sで流
れる高温のガスの中に供給した。
【0052】前記円管は、直径5cmの筒状をなし、励
起光入射用窓と蛍光観測用窓とを備えたものである。
【0053】励起光入射用窓から円管内を流れるガスに
向けて、励起光(波長 337.1nm、パルス幅 5nse
c、パルスエネルギーが 5mJ/Pの窒素レーザ(宇翔
YKN−900))を照射するとともに波長 580±50n
mの光のみを通すフィルタ(日本真空光学(株)製)お
よびイメージ・インテンシファイアー(商品名:C29
25、浜松ホトニクス(株)製)を透して円管内を、同
期させたCCDカメラで蛍光観測用窓から撮影した。こ
れにより、トレーサー粒子が発する蛍光のみを観測する
ことができ、トレーサー粒子の位置を正確に映し出すこ
とができた。すなわち、ガスの流れ状態を可視化でき
た。
【0054】同時に、図1の装置を用いて、トレーサー
粒子が発する蛍光のスペクトルを測定し、上記図8の結
果を参考に、流体の温度を決定することができた。この
場合も上記と同様、波長 580±50nmの光のみを通すフ
ィルタを介して蛍光の観測を行なった。
【0055】また、下記の条件で、円筒内を定速で流れ
る(上述したように速度10m/sで流れる)ガスの流速
の確認測定を行なった。
【0056】[測定装置]ファイバータイプレーザード
ップラー流速計(商品名:60X17及び57N10、
Dantec社製) [測定条件]測定中心周波数:40MHz、バンド幅:±
16MHz、有効サンプル数:10,000、シグナルゲイン:
29dB、フォトマル電圧: 1,000V その結果、高い有効データ率が得られ、満足のいく流速
測定を行なうことができた。
【0057】実施例3(混合流体に対する流れの計測と
温度測定) 図9は、本実施例で使用する流体混合器(50)である。
この流体混合器(50)は、励起光入射用窓と蛍光観測用
窓(図示せず)とを備えたものである。
【0058】図において、符号(51)は、流体混合器
(50)と連結されてなる第1円管であり、この第1円管
(51)内において気体Aが流体混合器(50)に向けて流
れている。符号(51a)は第1吹込口であり、前記第1
円管(51)内を流れる気体Aは、この第1吹込口(51
a)から流体混合器(50)内に吹き込まれることにな
る。符号(52)は前記流体混合器(50)と連結されてな
る第2円管であり、この第2円管(52)内において気体
Bが流体混合器(50)に向けて流れている。符号(52
a)は第2吹込口であり、前記第2円管(52)内を流れ
る気体Bは、この第2吹込口(52a)から流体混合器
(50)内に吹き込まれることになる。したがって、流体
混合器(50)内にあっては、気体Aと気体Bとが混ざり
合うことになる。上記実施例で用いた平均粒径5μmの
蛍光性トレーサー粒子(Eu−Y粒子)(粒子
A)を、粉体供給装置を用いて定量的に第1円管(51)
内に供給するとともに、平均粒径5μmの蛍光性トレー
サー粒子(Tb−P粒子)(粒子B)を粉体供給
装置を用いて定量的に第2円管(52)内に供給した。
【0059】その後、前記励起光入射用窓から流体混合
器(50)内を流れる混合流体に向けて励起光(波長 33
7.1nm、パルス幅 5nsec、パルスエネルギーが 5
mJ/Pの窒素レーザ(宇翔YKN−900))を照射
するとともに、蛍光観測用窓から流体混合器(50)内
を、粒子A用として、波長 610±20nmの光のみを通す
第1フィルター(日本真空光学(株)製)および第1イ
メージ・インテンシファイアー(商品名:C2925、
浜松ホトニクス(株)製)を透して同期させた第1CC
Dカメラ(白黒カメラ)で撮影し、また、粒子B用とし
て、波長 540±20nmの光のみを通す第2フィルター
(日本真空光学(株)製)および第2イメージ・インテ
ンシファイアー(商品名:C2925、浜松ホトニクス
(株)製)を透して同期させた第2CCDカメラ(白黒
カメラ)で撮影し、これにより得た2つの画像を処理す
ることにより、気体Aと気体Bの混合状態を可視化し
た。
【0060】その結果、2種の気体の混合状態をはっき
りと観測することができた。図10は、そのときの状態
を模式的に表わした図である。図中、符号(20)は粒子
Aを示し、符号(22)は粒子Bを示す。なお、カラーの
CCDカメラを使用した場合、上記した2種類のフィル
ターを用いることなく、気体Aと気体Bの混合状態をは
っきりと観測することができた。
【0061】同時に、図1の装置を用いて、トレーサー
粒子が発する蛍光のスペクトルを測定し、上記図8の結
果を参考に、流体の温度を決定することができた。この
場合も、波長 580±50nmの光のみを通すフィルタを介
して蛍光の観測を行なった。
【0062】
【発明の効果】本発明により、流体の流れの計測と、該
流体の温度測定(非接触温度測定)とを同時に行なうこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】トレーサー粒子の蛍光強度または蛍光強度比か
ら流体の温度測定を行なうための装置を示す略示説明図
である。
【図2】Eu−Y粒子の蛍光強度と波長との関係
を示すグラフである。
【図3】Eu−Y粒子の蛍光強度と温度との関係
を示すグラフである。
【図4】Eu−Y粒子の蛍光強度比と温度との関
係を示すグラフである。
【図5】Tb−P粒子の蛍光強度と波長との関係
を示すグラフである。
【図6】Tb−P粒子の蛍光強度と温度との関係
を示すグラフである。
【図7】Eu−Y粒子とTb−P粒子より
なる混合粒子の蛍光強度と波長との関係を示すグラフで
ある。
【図8】Eu−Y粒子とTb−P粒子より
なる混合粒子の蛍光強度比と波長との関係を示すグラフ
である。
【図9】複数の流体の混合状態を測定するための流体混
合装置の略示断面図である。
【図10】流体混合器内における2種の気体の混合状態
を示す模式図である。
【符号の説明】
10……流体混合器 12……第1円管 14……第2円管 20……粒子A 22……粒子B 31……セル 32……電気ヒータ 33……熱電対 34……窒素レーザ 35……球面レンズ 36……集光レンズ 37……スリット 38……イメージインテンシファイア付き多チャンネル
光検出器 39……コンピュータ 40……パルスジェネレータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレーサー粒子を定量的に供給した流体に
    対して光を照射し、前記トレーサー粒子からの光を観測
    することによって該流体の流れを計測すると同時に、該
    流体の温度を測定する方法であって、 蛍光強度が、あるいは蛍光スペクトルにおける1つのピ
    ークが示す蛍光強度と他のピークが示す蛍光強度との比
    が温度依存性を有する蛍光性のトレーサー粒子を前記流
    体に供給し、 該流体に対し紫外線などの励起光を照射して前記トレー
    サー粒子を蛍光させ、 これの蛍光強度を計測するか、あるいは蛍光強度比を計
    測し、この計測値から該流体の温度を決定し、かつ、 前記蛍光は通過し前記励起光は通過しないフィルター越
    しに前記流体を観測することにより該流体の流れを計測
    することを特徴とする流体の流れの計測と温度の測定と
    を同時に行なう方法。
  2. 【請求項2】トレーサー粒子を定量的に供給した流体に
    対して光を照射し、前記トレーサー粒子からの光を観測
    することによって該流体の流れを計測すると同時に、該
    流体の温度を測定する方法であって、 互いに異なる波長の蛍光を発する2種のトレーサー粒子
    を前記流体に供給し、 該流体に対し紫外線などの励起光を照射して前記トレー
    サー粒子を蛍光させ、 一方のトレーサー粒子の最大蛍光強度に対する他方の粒
    子の最大蛍光強度の比を計測することにより該流体の温
    度を決定し、かつ前記蛍光は通過し前記励起光は通過し
    ないフィルター越しに前記流体を観測することにより該
    流体の流れを計測することを特徴とする流体の流れの計
    測と温度の測定とを同時に行なう方法。
  3. 【請求項3】トレーサー粒子を定量的に供給した流体に
    対して光を照射し、前記トレーサー粒子からの光を観測
    することによって該流体の流れを計測すると同時に、該
    流体の温度を測定する方法であって、 混合されるべく流れる複数の流体に対し、蛍光強度が、
    あるいは蛍光スペクトルにおける1つのピークが示す蛍
    光強度と他のピークが示す蛍光強度との比が温度依存性
    を有する蛍光性のトレーサー粒子を、流体ごとに蛍光波
    長が異なるように供給し、 前記複数の流体を混合した混合流体に対し紫外線などの
    励起光を照射して前記トレーサー粒子の各々を蛍光さ
    せ、 これの蛍光強度を観測するか、あるいは蛍光強度比を計
    測し、この計測値から該混合流体の温度を決定し、かつ
    前記蛍光は通過し前記励起光は通過しないフィルター越
    しに前記流体を観測することにより該混合流体の流れを
    計測することを特徴とする流体の流れの計測と温度の測
    定とを同時に行なう方法。
  4. 【請求項4】前記トレーサー粒子が、SiO、P
    、Y、Al等の無機酸化物粒子に、E
    u、Tb、Tmなどの希土類元素をドープしたものであ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の
    方法。
  5. 【請求項5】前記無機酸化物粒子の内部に前記希土類元
    素が入り込み、前記希土類元素は、実質的に表面に露出
    していないことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記した流体の流れの計測が、レーザード
    ップラー流速計または粒子画像追跡装置を用いて行なわ
    れることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載
    の方法。
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