JP2004163180A - 流れ場の温度、圧力、速度分布の同時計測方法および装置 - Google Patents

流れ場の温度、圧力、速度分布の同時計測方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】流れを乱すことなく流れ場の温度、圧力、速度の分布を計測することができる同時計測方法および装置を提供する。
【解決手段】感温塗料1と感圧塗料2を微細な固体粒子のトレーサ3として流れ場に混入して流すトレーサ供給ステップ(A)と、感温塗料と感圧塗料にそれぞれ特定の励起波長の光4、5を照射して励起状態にする励起ステップ(B)と、流れ場にシート状の光を照射しシート面に垂直方向からトレーサ3の画像を撮影して速度分布を計測する速度計測ステップ(C)と、感温塗料(1)の特定の放出波長W1の光強度I1を計測して温度分布を計測する温度計測ステップ(D)と、感圧塗料(2)の特定の放出波長W2の光強度I2を計測して圧力分布を計測する圧力計測ステップ(E)とからなる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流れ場の温度、圧力、速度分布の同時計測方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
気流中の温度又は圧力の分布を流れを乱すことなく計測する手段として、レーザ誘起蛍光法(Laser Induced Fluoresence,以下「LIF」という)が知られている。この手段は、流れ場にナトリウム(Na)や沃素(I2)を分子レベルで混入し、特定の波長の強い光(レーザ光)をそれらに照射して励起させ、エネルギー準位の遷移過程で発生する蛍光の強度から温度、密度(圧力)を非接触で計測するものである。レーザ誘起蛍光法は、レーザ光の照射の仕方により、1次元(線)または2次元(面)の分布計測が可能である。なお、レーザ誘起蛍光法(LIF)は、例えば、[非特許文献1]に開示されている。
【0003】
【非特許文献1】
手島 光司、”レーザ誘起蛍光法による超音速ジェットの可視化とそのシミュレーション”、流れの可視化、Vol.6 No.22 1986年7月
【0004】
一方、流れを乱すことなく気流中の流速の分布を計測する手段として、粒子画像流速計(Particle Image Velocimetry,以下「PIV」という)が知られている。この手段は、流れ場に数μmレベルの粒子をトレーサとして混入しその流れに強いシート状の光(レーザシート光)を当て、シート面に垂直方向からCCDカメラで粒子画像を撮影する。さらに一定間隔で照射されるシート光毎にその撮影を行い、画像上の粒子移動量から2次元的な速度分布を非接触で計測するものである。なお、粒子画像流速計(PIV)は、例えば、[非特許文献2]に開示されている。
【0005】
【非特許文献2】
”航空機用ガスタービンにおける計測技術(空力、構造計測)”、Vol.29
No.6 2001.11
【0006】
さらに、感圧塗料(Pressure Sensitive Paint,以下「PSP」という)を用いて、物体表面の圧力分布を計測する手段も知られている。PSPは、蛍光を発する色素の酸素分子による消光現象(Oxygen Quenching)を利用した計測法である。なお、感圧塗料(PSP)は、[非特許文献3]に開示されている。
【0007】
【非特許文献3】
Liu,T.”Rotor Blade Pressure Measurement in a High Speed Axial Compressor using Pressure and Temperature Sensitive Paints”、[平成14年7月11日検索]、インターネット<URL:http://avian.ecn.purdue.edu/ ̄asl/paints/reno/>
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したレーザ誘起蛍光法(LIF)では、温度、圧力情報は得られるものの、速度情報が得られない。また、粒子画像流速計(PIV)では、速度情報は得られるものの温度、圧力情報が得られない。さらに、感圧塗料(PSP)では、物体表面の圧力分布は得られるものの、速度情報が得られない問題点があった。
【0009】
本発明はかかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、流れを乱すことなく流れ場の温度、圧力、速度の分布を計測することができる同時計測方法および装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、感温塗料(1)と感圧塗料(2)を微細な固体粒子のトレーサ(3)として流れ場に混入して流すトレーサ供給ステップ(A)と、感温塗料と感圧塗料にそれぞれ特定の励起波長の光(4、5)を照射して励起状態にする励起ステップ(B)と、流れ場にシート状の光を照射しシート面に垂直方向からトレーサ(3)の画像を撮影して速度分布を計測する速度計測ステップ(C)と、感温塗料(1)の特定の放出波長W1の光強度I1を計測して温度分布を計測する温度計測ステップ(D)と、感圧塗料(2)の特定の放出波長W2の光強度I2を計測して圧力分布を計測する圧力計測ステップ(E)と、からなることを特徴とする流れ場の温度、圧力、速度分布の同時計測方法が提供される。
【0011】
また、本発明によれば、感温塗料(1)と感圧塗料(2)を微細な固体粒子のトレーサ(3)として流れ場に混入して流すトレーサ供給装置(12)と、感温塗料と感圧塗料にそれぞれ特定の励起波長R1,R2の光(4、5)を照射して励起状態にする励起装置(14)と、流れ場にシート状の光を照射しシート面に垂直方向からトレーサ(3)の画像を撮影して速度分布を計測する速度計測装置(16)と、感温塗料(1)の特定の放出波長W1の光強度I1を計測して温度分布を計測する温度計測装置(18)と、感圧塗料(2)の特定の放出波長W2の光強度I2を計測して圧力分布を計測する圧力計測装置(20)と、を備えたことを特徴とする流れ場の温度、圧力、速度分布の同時計測装置が提供される。
【0012】
上記本発明の方法および装置によれば、微細な固体粒子のトレーサ(3)を流れ場に混入して流すので、流れ場にシート状の光を照射しシート面に垂直方向からトレーサ(3)の画像を撮影することにより、粒子画像流速計(PIV)の原理で速度分布を計測することができる。
また、感温塗料(1)を微細な固体粒子として流れ場に混入して流し、感温塗料に特定の励起波長R1の光(4)を照射して励起状態にするので、感温塗料(1)の特定の放出波長W1の光強度I1を計測することにより、感圧塗料(PSP)の原理で温度分布を計測することができる。
さらに、感圧塗料(2)を微細な固体粒子として流れ場に混入して流し、感圧塗料にそれぞれ特定の励起波長R2の光(5)を照射して励起状態にするので、感圧塗料(2)の特定の放出波長W2の光強度I2を計測することにより、感圧塗料(PSP)と同様の原理で圧力分布を計測することができる。
従って、流れを乱すことなく流れ場の温度、圧力、速度の分布を同時または短い間隔で計測することができる。
【0013】
本発明の好ましい実施形態によれば、前記速度計測ステップ(C)、温度計測ステップ(D)および圧力計測ステップ(E)をほぼ同時に行うことが好ましい。
これにより、1回の計測で、流れ場の温度、圧力、速度の分布をほぼ同時に計測することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において同一部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0015】
図1は、本発明による計測装置の全体構成図である。この図において、(A)は側面図、(B)は平面図である。
図1に示すように、本発明による同時計測装置は、トレーサ供給装置12、励起装置14、速度計測装置16、温度計測装置18および圧力計測装置20を備える。
【0016】
トレーサ供給装置12は、感温塗料1と感圧塗料2を微細な固体粒子のトレーサ3として流れ場11に混入して流すようになっている。
【0017】
感圧塗料2には、いわゆる感圧塗料(PSP)、例えばポルフィリン等を用いる。感圧塗料(PSP)は圧力及び温度依存性があるため、最終的に圧力を求めるには、温度情報が必要となる。この発明では、温度情報は、圧力依存性のない感温塗料(TSP)から得る。
感温塗料1は、蛍光を発する色素を酸素を透過しないポリマーの中に混入し、圧力と関係のある酸素に色素が触れないようにしたものである。このため、感温塗料1は、温度依存性のみを有する。
従って、酸化透過性のポリマーを使ったものは、まさに感圧塗料(PSP)となり、圧力及び温度依存性を持つことになる。
また本発明ではPSPを物体表面に塗料として塗装するのではなく、微細な固体粒子としてトレーサ3として用いる。トレーサ3の粒径は、1〜10μmであり、流れ場11の流れに同伴されて流れ場に流線に沿って同じ速度で流れるように設定する。
【0018】
流れ場11は、気体(例えば空気)の流れ場であり、例えば、ガスタービン、コンプレッサ、タービン等の内部の流れ、あるいは、動翼、静翼まわりの流れを模擬した流れ場を用いる。
【0019】
励起装置14は、例えば2台のレーザ発振器14a,14bであり、それぞれ特定の励起波長R1,R2の光4、5を流れ場11に設けた透視窓11bを透して照射し感温塗料1と感圧塗料2を励起状態にする。特定の励起波長R1,R2は、感温塗料1と感圧塗料2の励起に適した波長、例えばポルフィリンのPtOEPでは366μm、543μm、PtTFPPでは390μm、H2TFPPでは400μmを用いる。
【0020】
速度計測装置16は、レーザ発振器16a、CCDカメラ16b、等からなる。レーザ発振器16aにより、透視窓11bを透して流れ場11に強いシート状の光を時間間隔を開けて少なくとも2回照射し、CCDカメラ16bによりシート面に垂直方向から透視窓11cを透してトレーサ3の画像を撮影する。これらの画像データは画像解析装置22(例えばPC)に入力され、いわゆるPIV計測により流れ場11の2次元速度分布を計測する。得られた2次元速度分布は、出力装置23(CRT、プリンタ、記憶装置、等)に出力される。
【0021】
温度計測装置18は、バンドパスフィルター18a、CCDカメラ18b、等からなる。速度計測装置16で計測する流れ場と同一の領域から透視窓11bを透してCCDカメラ16bに向かう光は、ビームスプリッタ15aでその一部が図1(B)で左側に反射し、別のビームスプリッタ15bでその一部がCCDカメラ18bに向けて反射する。またバンドパスフィルター18aにより、感温塗料1の特定の放出波長W1のみを透過させ、その光強度I1の2次元分布をCCDカメラ18bで撮影する。この画像データは画像解析装置22(PC)に入力され、いわゆるPSP計測により流れ場11の2次元温度分布を計測する。得られた2次元温度分布は、出力装置23(CRT、プリンタ、記憶装置、等)に出力される。
【0022】
圧力計測装置20は、バンドパスフィルター20a、CCDカメラ20b、等からなる。速度計測装置16で計測する流れ場と同一の領域から透視窓11bを透してCCDカメラ16bに向かう光は、ビームスプリッタ15aでその一部が図1(B)で左側に反射し、一部が別のビームスプリッタ15bを透過し、反射ミラー15cでCCDカメラ20bに向けて反射する。またバンドパスフィルター20aにより、感圧塗料2の特定の放出波長W2のみを透過させ、その光強度I2の2次元分布をCCDカメラ20bで撮影する。この画像データは画像解析装置22(PC)に入力され、いわゆるPSP計測により流れ場11の2次元圧力分布を計測する。得られた2次元圧力分布は、出力装置23(CRT、プリンタ、記憶装置、等)に出力される。
【0023】
特定の放出波長W1,W2は、感圧塗料(PSP)の励起に適した波長、例えばポルフィリンのPtOEPでは650μm、PtTFPPでは650μm、H2TFPPでは654μm、702μmを用いる。
【0024】
以下、温度計測と圧力計測の原理を説明する。
PSPに含まれる色素は、紫外線を浴びると活性化し、励起PSPとなる。励起PSPは通常は短い時間遅れの後、黄色〜赤色の光を放出して活性を失う(失活という)。しかし、励起PSPに酸素分子が衝突すると、その励起エネルギーは酸素に奪われ、PSP色素自体は無放射失活する(衝突失活という)。
衝突失活現象は、酸素による消光現象であるため、発光強度が酸素濃度に比例するので、式(1)のStern−Volmerの関係式が成り立つ。ここで、PO2は酸素分圧、Imaxは酸素濃度0の時の発光強度、Kは比例定数である。
max/I=1+K・PO2・・・(1)
式(1)から、Imax、Kが既知であれば、計測した発光強度I(特定の放出波長の強度)からPO2が分かり、流れ場11の圧力分布が計測できる。
【0025】
また、PSPに含まれる色素によっては、温度の影響を受けるものがあり、この場合、Stern−Volmerの関係式は式(2)で表される。ここで、PO2は酸素分圧、Imax(T)は酸素濃度0の時の発光強度、K(T)は比例定数である。
max(T)/I=1+K(T)・PO2・・・(2)
式(2)において、Imax(T)、K(T)は温度Tの影響を受けるが、感温塗料1では、蛍光を発する色素を酸素を透過しないポリマーの中に混入し、圧力と関係のある酸素に色素が触れないようにしているため、感温塗料1は、温度依存性のみを有する。従って、感温塗料1では、放出波長W2の光強度I2から流れ場11の温度を計測することができる。
また、感圧塗料(PSP)は圧力及び温度依存性があるため、最終的に圧力を求めるには、温度情報が必要となるが、温度情報は、圧力依存性のない感温塗料(TSP)から得ることができる。
【0026】
図2は、本発明による計測方法の全体フロー図である。本発明の計測方法は、トレーサ供給ステップ(A)、励起ステップ(B)、速度計測ステップ(C)、温度計測ステップ(D)および圧力計測ステップ(E)からなる。
【0027】
トレーサ供給ステップ(A)では、感温塗料1と感圧塗料2を微細な固体粒子のトレーサ3として流れ場11に混入して流す。
励起ステップ(B)では、感温塗料1と感圧塗料2にそれぞれ特定の励起波長の光4、5を照射して励起状態にする。
速度計測ステップ(C)では、流れ場11にシート状の光を照射し、シート面に垂直方向からトレーサ3の画像を撮影して速度分布を計測する。
温度計測ステップDでは、感温塗料1の特定の放出波長W1の光強度I1を計測して温度分布を計測する。
圧力計測ステップ(E)では、温度計測ステップDで得られた温度分布を用い、感圧塗料2の特定の放出波長W2の光強度I2を計測して圧力分布を計測する。
【0028】
速度計測ステップ(C)、温度計測ステップ(D)および圧力計測ステップ(E)をほぼ同時に行うのがよい。なお、ここで「ほぼ同時」とは厳密な意味では同時でなく、速度計測ステップ(C)におけるシート状の光が温度計測ステップDの光強度I1や圧力計測ステップ(E)における光強度I2に影響する場合には、わずかに時間をずらして計測してもよい。この時間差Δtは、トレーサ3の移動量が十分に小さい間隔であるのがよい。
【0029】
上述した本発明の方法および装置によれば、微細な固体粒子のトレーサ3を流れ場に混入して流すので、流れ場にシート状の光を照射しシート面に垂直方向からトレーサ3の画像を撮影することにより、粒子画像流速計(PIV)の原理で速度分布を計測することができる。
また、感温塗料1を微細な固体粒子として流れ場に混入して流し、感温塗料に特定の励起波長R1の光4を照射して励起状態にするので、感温塗料1の特定の放出波長W1の光強度I1を計測することにより、感圧塗料(PSP)の原理で温度分布を計測することができる。
さらに、感圧塗料2を微細な固体粒子として流れ場に混入して流し、感圧塗料にそれぞれ特定の励起波長R2の光5を照射して励起状態にするので、感圧塗料2の特定の放出波長W2の光強度I2を計測することにより、感圧塗料(PSP)と同様の原理で圧力分布を計測することができる。
従って、流れを乱すことなく流れ場の温度、圧力、速度の分布をほぼ同時または短い間隔で計測することができる。
【0030】
なお本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0031】
【発明の効果】
上述したように本発明の方法及び装置は以下の特徴を有する。
(1)流れ場に混入した数μmレベルの感温、感圧トレーサ粒子に、PIV計測に使う強いレーザシート光(YAGレーザ等利用)を一定間隔で照射し、粒子で散乱する光をPIV用CCDカメラで記録し、解析処理することで2次元速度分布を計測できる。
(2)また、トレーサ粒子を励起する特定波長のレーザシート光を照射し、トレーサ粒子から温度および圧力に応じて発光される蛍光だけをバンドパスフィルタを通し専用CCDカメラで記録し、その強度分布を解析処理することで温度と圧力の2次元分布を計測することができる。なお感温、感圧トレーサ粒子の蛍光強度と温度、圧力との関係は事前に校正試験を行い、その結果をもとに蛍光強度を温度、圧力に変換処理する。
(3)(1)と(2)を短い間隔で実施することで、温度、圧力および速度の非接触2次元分布計測がほぼ同時に行える。
【0032】
従って、本発明の同時計測方法および装置は、流れを乱すことなく流れ場の温度、圧力、速度の分布を計測することができる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による計測装置の全体構成図である。
【図2】本発明による計測方法の全体フロー図である。
【符号の説明】
1 感温塗料、2 感圧塗料、3 トレーサ、4、5 励起光、
11 流れ場、11b、11c 透視窓、
12 トレーサ供給装置、14 励起装置、
14a,14b レーザ発振器、
15a、15b ビームスプリッタ、15c 反射ミラー、
16 速度計測装置、16a レーザ発振器、16b CCDカメラ、
18 温度計測装置、18a バンドパスフィルター、18b CCDカメラ、20 温度計測装置、20a バンドパスフィルター、20b CCDカメラ、22 画像解析装置、23 出力装置、
R1,R2 励起波長、W1、W2 放出波長、I1、I2 光強度、

Claims (3)

  1. 感温塗料(1)と感圧塗料(2)を微細な固体粒子のトレーサ(3)として流れ場に混入して流すトレーサ供給ステップ(A)と、
    感温塗料と感圧塗料にそれぞれ特定の励起波長の光(4、5)を照射して励起状態にする励起ステップ(B)と、
    流れ場にシート状の光を照射しシート面に垂直方向からトレーサ(3)の画像を撮影して速度分布を計測する速度計測ステップ(C)と、
    感温塗料(1)の特定の放出波長W1の光強度I1を計測して温度分布を計測する温度計測ステップ(D)と、
    感圧塗料(2)の特定の放出波長W2の光強度I2を計測して圧力分布を計測する圧力計測ステップ(E)と、からなることを特徴とする流れ場の温度、圧力、速度分布の同時計測方法。
  2. 前記速度計測ステップ(C)、温度計測ステップ(D)および圧力計測ステップ(E)をほぼ同時に行う、ことを特徴とする請求項1に記載の同時計測方法。
  3. 感温塗料(1)と感圧塗料(2)を微細な固体粒子のトレーサ(3)として流れ場に混入して流すトレーサ供給装置(12)と、
    感温塗料と感圧塗料にそれぞれ特定の励起波長R1,R2の光(4、5)を照射して励起状態にする励起装置(14)と、
    流れ場にシート状の光を照射しシート面に垂直方向からトレーサ(3)の画像を撮影して速度分布を計測する速度計測装置(16)と、
    感温塗料(1)の特定の放出波長W1の光強度I1を計測して温度分布を計測する温度計測装置(18)と、
    感圧塗料(2)の特定の放出波長W2の光強度I2を計測して圧力分布を計測する圧力計測装置(20)と、を備えたことを特徴とする流れ場の温度、圧力、速度分布の同時計測装置。
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