JPH09126773A - 地中掘削ドリルヘッドの誘導装置 - Google Patents

地中掘削ドリルヘッドの誘導装置

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JPH09126773A
JPH09126773A JP7283229A JP28322995A JPH09126773A JP H09126773 A JPH09126773 A JP H09126773A JP 7283229 A JP7283229 A JP 7283229A JP 28322995 A JP28322995 A JP 28322995A JP H09126773 A JPH09126773 A JP H09126773A
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JP
Japan
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drill head
depth
deviation
excavation
receiver
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Application number
JP7283229A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Ariyoshi
和久 有吉
Naoko Akatsuka
直子 赤塚
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH DRILLING; MINING
    • E21BEARTH DRILLING, e.g. DEEP DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B47/00Survey of boreholes or wells
    • E21B47/02Determining slope or direction
    • E21B47/022Determining slope or direction of the borehole, e.g. using geomagnetism
    • E21B47/0228Determining slope or direction of the borehole, e.g. using geomagnetism using electromagnetic energy or detectors therefor
    • E21B47/0232Determining slope or direction of the borehole, e.g. using geomagnetism using electromagnetic energy or detectors therefor at least one of the energy sources or one of the detectors being located on or above the ground surface

Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘削以前の地表の凹凸量の計測作業が不要
で、しかも、容易に計画深さの掘削を行うことが出来、
作業効率が良好な地中掘削ドリルヘッドの誘導装置を提
供する。 【解決手段】地表水平線と並行したレーザー光120を
照射するレーザー光出力手段109を設けると共に、受
信機103には、レーザー光120の受光により、受信
機103の鉛直方向の位置偏位を計測する偏位測定装置
105を設け、モニタ106では、偏位測定装置105
による偏位計測結果凹凸量を表示すると共に、物体位置
の計算結果のうち、想定深さに偏位計測結果凹凸量を加
味して、予め計算される計画深さDと比較表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【課題の属する技術分野】この発明は、主に、小口径パ
イプ等の地表面非開口切削工法による敷設に使用される
地中掘削ドリルヘッドの誘導装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の地中掘削ドリルヘッドの
誘導装置としては、例えば、図5及び図6に示す特開平
3−180659号公報に記載されている様なものが知
られている。
【0003】このようなものでは、地中1を掘削するド
リルヘッド2の先端近傍には、位置信号を送出する送信
手段としての送信機3が設けられている。この送信機3
からは、位置信号として磁界4が発生されている。
【0004】また、地表には、この磁界を受信する受信
機5が設けられている。
【0005】この受信機5には、図5に示す様に、受信
手段としての複数のアンテナ6…が設けられると共に、
このアンテナ6…に電気的に接続して、受信した位置信
号をサンプリングする信号処理手段7と、信号処理手段
7で得られた信号サンプルに基づいて、物体位置を計算
して、液晶表示画面8aに表示する位置演算手段8とが
設けられている。
【0006】この信号処理手段7内には、マルチプレク
サ7a及びデマルチプレクサ7bが設けられて、前記受
信信号を複数の所定時間期間にわたって、サンプリング
する。 これらのマルチプレクサ7a及びデマルチプレ
クサ7bの間には、PGA(プログラム可能な利得増幅
器)7d及び同期検波器7eが設けられていて、基準信
号に基づいて、受信信号に含まれるノイズが時分割技法
より除去されている。
【0007】サンプリングされた信号サンプルは、更
に、スイッチングコンデンサフィルタで構成されるロー
パスフィルタ7c…によって、濾波されて、所定域値よ
りも工程側の成分が除去される。
【0008】このように、地磁気等によって発生する環
境ノイズの削減が行われた後、前記位置演算手段8に送
られる。
【0009】位置演算手段8では、第2MUX8b、サ
ンプルホールド装置8c、A/D変換装置8d等で、こ
れらの信号サンプルをデジタル形式に変換して、マイク
ロプロセッサ8eが、前記ドリルヘッド2の位置を算出
する。
【0010】そして、算出された前記ドリルヘッド2の
位置は、実測深さとして前記液晶表示画面8aに表示さ
れて、地表の作業者が、地中のドリルヘッド2の位置を
即座に認識できる。
【0011】地表の作業者は、各地点での計画深さと、
この実測深さとのズレを見ながら、前記ドリルヘッド2
の掘削方向を決めて、ドリルヘッド2を誘導するように
構成されている。
【0012】なお他のこの種のものとしては、他に、特
開昭63−26526号公報,特公平4−34671号
公報等に記載されているようなものが知られている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の地中掘削ドリルヘッドの誘導装置では、地表
面に凹凸が存在する場合、作業者は、スタート地点のレ
ベルを0レベルとして、予め、ドリルヘッド2が通過す
る地点の地表の水準を水準器等で計測して、前記計画深
さに凹凸量の補正を、手計算で加えながら、堀り進まな
ければならない。
【0014】このため、掘削以前に地表の凹凸量の計測
作業が必要となると共に、前記計画深さと、この実測深
さとのズレの計算も、いちいち補正値を加えながら行わ
なければならず、作業効率が良好とは言い難かった。
【0015】そこで、この発明は、掘削以前の地表の凹
凸量の計測作業が不要で、しかも、容易に計画深さの掘
削を行うことが出来、作業効率が良好な地中掘削ドリル
ヘッドの誘導装置を提供することを課題としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明の請求項1に記載されたものでは、地中を掘削
するドリルヘッドに設けられて、位置信号を送出する送
信手段と、該位置信号を地表で受信して、該位置信号に
基づいて、物体位置を計算する受信手段と、前記ドリル
ヘッドの掘削方向を制御する制御手段とを有する地中掘
削ドリルヘッドの誘導装置であって、地表水平線と並行
したレーザー光を照射するレーザー光出力手段を設ける
と共に、前記受信手段には、該レーザー光の受光によ
り、該受信手段の鉛直方向の位置偏位を計測する鉛直方
向偏位計測手段を設け、前記物体位置の計算結果のう
ち、実測深さと、想定深さに該偏位計測結果を加味し
て、予め計算される計画深さとを比較表示する地中掘削
ドリルヘッドの誘導装置を特徴としている。
【0017】ここで、該受信手段の鉛直方向の位置偏位
を計測する鉛直方向偏位計測手段とは、レーザー光を受
光した位置から上下方向の偏位量を出力できる一般的な
レーザー利用の偏位測定装置である。
【0018】また、ここで、想定深さとは、例えば、ス
タート地点の深さD0に、掘削勾配量を有する場合に
は、tan(勾配角度θ)×掘削方向水平距離Lを加え
た量である。
【0019】このように構成された請求項1記載のもの
では、レーザー光出力手段から出力されたレーザー光
が、前記受信手段で受信されると、該レーザ光の鉛直方
向の位置を基準として、受信手段の鉛直方向偏位計測手
段によって鉛直方向の位置偏位が計測される。
【0020】このため、表示手段で、該鉛直方向偏位計
測手段による該偏位計測結果が表示されると共に、前記
物体位置の計算結果のうち、実測深さと、想定深さに該
偏位計測結果を加味して、予め計算される計画深さと
が、比較表示されるように構成できる。
【0021】作業者は、この比較表示を見て、偏位を修
正するように前記制御手段によって、前記ドリルヘッド
の進行方向を決定して制御すれば、容易にドリルヘッド
を計画深さに沿わせて誘導できる。
【0022】また、掘削の前段階で、従来のように、水
準器等で鉛直方向の偏位を計測する必要がない。このた
め、作業効率が良好である。
【0023】そして、請求項2に記載されたものでは、
前記受信手段では、前記ドリルヘッドの掘削勾配をパラ
メータとして入力することにより、各地表位置での計画
深さの計算が、掘削開始位置からの水平方向の距離を関
数として演算される請求項1記載の地中掘削ドリルヘッ
ドの誘導装置を特徴としている。
【0024】このように構成された請求項2記載のもの
では、予め前記ドリルヘッドの掘削勾配をパラメータと
して入力するだけで、掘削開始位置からの水平方向の距
離を基に演算されて、前記表示手段に計画深さとして表
示される。
【0025】このため、勾配を持たせて配設する必要が
あるパイプ等の挿通孔を、更に容易に掘削出来、作業効
率が良好である。
【0026】更に、請求項3に記載されたものでは、前
記受信手段には、物体位置の計算結果を表示すると共
に、鉛直方向の偏位計測結果を表示する表示手段を設け
たことを特徴とする各請求項1又は2記載の地中掘削ド
リルヘッドの誘導装置を特徴としている。
【0027】このように構成された請求項3記載のもの
では、表示手段によって、予め計算される計画深さと、
実測深さに該偏位計測結果が加味されたものとを比較表
示して、更に、作業効率を良好なものとすることが出来
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図面を参照しつつ説明する。
【0029】図1乃至図4は、この発明の実施の形態1
を示すものである。なお、従来の地中掘削ドリルヘッド
の誘導装置と同一乃至均等な部分については、同一符号
を付して説明する。
【0030】まず構成を説明すると、この実施の形態1
の地中掘削ドリルヘッドの誘導装置では、地中1を掘削
するドリルヘッド2の先端近傍には、所定周波数の磁界
からなる位置信号を送出する送信手段としての送信機3
が設けられている。
【0031】このドリルヘッド2は、地表に配設される
制御手段としての推進機102の先端に取り付けられ、
該推進機102によって押し進められたり、先端を回転
させて進行方向の岩石を破砕出来るように構成されて、
前記ドリルヘッド2の掘削方向が制御されるように構成
されている。
【0032】前記送信機3からは、位置信号として磁界
4が発生されるように構成されている。
【0033】また、地表には、この磁界を受信する受信
手段としての受信機103が設けられている。
【0034】この受信機103には、図2に示す様に、
二本の上,下側アンテナ6a,6bが設けられている。
【0035】この上,下側アンテナ6a,6bは、鉛直
方向に距離Ly離間させて、前記受信機103の側面に
配設されている。
【0036】また、この受信機103には、上,下側ア
ンテナ6a,6bに接続する位置計測手段103aと、
深さ計測手段103bとが設けられている。
【0037】このうち、位置計測手段103aでは、前
記ドリルヘッド2の水平方向偏位が測定されて出力され
る様に構成されている。
【0038】また、前記深さ計測手段103bには、受
信した位置信号をサンプリングする図示省略の前段増幅
器,マルチプレクサ信号切換器,主増幅器,アナログ−
デジタル変換器(以下、A/D変換器と記す)DSP,
ローパスフィルタ,水晶発振器と、これらの位置信号サ
ンプルを演算処理するデータ処理部とが配設されてい
て、前記ドリルヘッド2の深さの計測値が出力されるよ
うに構成されている。
【0039】この受信機103には、地表面を移動可能
とする車輪又はキャタピラが設けられている。この車輪
又はキャタピラによって、操作者は、容易に地表上で、
この受信機103を移動させることができる。
【0040】この受信機103には、操作指示の入力を
行なう入力手段としてのキーボード及び操作スイッチ1
04が設けられている。
【0041】また、この受信機103には、レーザー光
120の受光により、受信機103の鉛直方向の位置偏
位を計測する鉛直方向偏位計測手段としての偏位測定装
置105が設けられている。
【0042】ここで、受信機103の鉛直方向の位置偏
位を計測する偏位測定装置105は、この受信機103
の側面に設けられた受光部のうち、レーザー光を受光し
た位置から上下方向の偏位量を測定して、出力できる一
般的なレーザー利用の偏位測定装置である。
【0043】この受信機103には、受信機103によ
って計算された物体位置の計算結果を表示する表示手段
としてのモニタ106が電気的に接続されている。
【0044】このモニタ106には、偏位測定装置10
5による偏位計測結果が表示されると共に、前記物体位
置の計算結果のうち、実測深さに偏位計測結果が加味さ
れて、予め計算される計画深さと比較表示されるように
構成されている。
【0045】また、この実施の形態1の受信機103に
は、前記ドリルヘッド2の掘削勾配をパラメータとして
入力することにより、各地表位置での計画深さの計算
が、掘削開始位置からの水平方向の距離Lを関数として
演算されるように構成されている。
【0046】この演算式としては、下記数式1が用いら
れる。
【0047】
【数式1】 計画深さD=D0+Lntanθ+(凹凸量) (但し、θは勾配、D0はスタート地点の深さ) この演算式は、予め想定される深さ(D0+Lntan
θ)に、地表面の凹凸の補正量が加えられたものであ
る。
【0048】更に、この実施の形態1の受信機103に
は、データを格納する記録手段としてのRAM107
が、前記モニタ106に表示された各データを、読み書
き可能とするように接続されている。このRAM107
には、バックアップ電源が接続されていて、保存したデ
ータの内容を再度、日付を前記キーボード及び操作スイ
ッチ104から入力することにより、前記モニタ106
の画面に再表示できる様に構成されている。
【0049】そして、この実施の形態1の受信機103
には、データを出力する出力手段としてのデータ通信手
段108が設けられている。このデータ通信手段108
には、図示省略の外部パソコン或はプリンタ等が接続さ
れて、前記モニタ106に表示されたデータの内容や或
は、前記RAM107内に収納されたデータの内容をプ
リントアウトすることが出来るように構成されている。
【0050】また、掘削位置の地表には、図1及び図2
に示すように、地表水平線と並行したレーザー光120
を照射するレーザー光出力手段109が設けられてい
る。このレーザー光出力手段109は、レーザー光照射
部を回転台上に設置することにより、回転台の回転角の
範囲内で、レーザー光120を所定範囲内に出力するよ
うに構成される、いわゆる、一般に「レーザー灯台」と
呼ばれるものである。
【0051】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。図1及び図2では、下水用ポリエチレンパイプ
を図1の様な場所に地表面非開口で施工するばあいを示
している。パイプ管路は、水の流下を考慮して勾配を付
けて施工される。
【0052】管路を掘削する推進機102は、地中1
で、ドリルヘッド2の向きを変えることで上下左右に掘
削出来、原理的には、この地中1でのドリルヘッド2の
位置及び深さを前記受信機103で地上から測定して、
計画線に沿って掘削されていない場合に、地上の操作者
が、計画線からのズレ量(以下、偏位と記す)を修正す
るように、前記推進機102に修正指示を出して掘削
を、掘削開始縦坑110から掘削到達縦穴111まで進
行させる。
【0053】まず、受信機103のキーボード及び操作
スイッチ104で、日付112、勾配θ113、スター
ト地点L0の深さD0を入力すると、図4に示す様に、前
記モニタ106の画面上にこれらが表示される。
【0054】このとき、前記レーザー光出力手段109
から出力されたレーザー光120が、前記受信機103
で受信されると、レーザ光の鉛直方向の位置が基準0に
リセットされる。
【0055】この実施の形態1では、水平方向の距離L
は、1m置き計測するようにしている。
【0056】作業者は、受信機103をL1地点まで移
動させると共に、L0〜L1間の距離を前記キーボード及
び操作スイッチ104を用いて入力する。
【0057】このとき、前記レーザー光出力手段109
から出力されたレーザー光120が、前記受信機103
で受信されると、レーザ光の鉛直方向の位置を基準とし
て、受信機103の偏位測定装置105によって鉛直方
向の位置偏位が計測される。
【0058】前記モニタ106では、図4に示す様に、
距離L115と、偏位測定装置105による偏位計測結
果凹凸量116が表示されると共に、前記物体位置の計
算結果のうち、L地点で想定される深さ(D0+Lnta
nθ)に該偏位計測結果凹凸量116を加味して、予め
計算される計画深さ117が、表示される。
【0059】作業者は、この表示を見て、前記推進機1
02におおよその指示を与えて、前記ドリルヘッド2の
進行方向を決定して制御すれば、容易にドリルヘッド2
を計画深さに沿わせて誘導できる。
【0060】地点L1の下まで掘削終了後、前記キーボ
ード及び操作スイッチ104で、ドリルヘッド2位置及
び深さを測定するように入力する。
【0061】この測定は、主に下記のように行なわれ
る。
【0062】まず、前記受信機103で磁界強度演算処
理が開始されると、送信機3からは、位置信号として磁
界4が断続的に発生される。そして、発信、停止期間中
の磁気が、前記上下側アンテナ6a,6bから連続的に
入力している。
【0063】前記DSPが、デジタルフィルタ処理をこ
れらの入力した信号サンプルに対して行う。次に、これ
らの信号サンプルを実行値演算して、ドリルヘッド2の
磁界強度Dnを求める。
【0064】実行値は、下記数式2により演算される。
【0065】
【数式2】Dn=√(b1 2+b22+…b500 2)/N 位置計測処理では、前記マルチプレクサ信号切換器を切
り換えて、各上下側アンテナ6a,6bについて、実行
値D2,D1が、信号サンプルの数量を、現在値であるN
個として求められる。下記数式3,4の関係から下記数
式5によって、下側アンテナ6bから、ドリルヘッド2
までの距離Lxが、求められる。この演算方法は、磁界
強度が距離の3乗に反比例することを利用した電磁透導
法で行なわれる。
【0066】
【数式3】D1=K/Lx 3
【0067】
【数式4】D2=K/(Lx+Ly3 ここで、K:定数
【0068】
【数式5】Lx=Ly/(3√D1/D2−1) このLxの演算結果は、前記モニタ106に実測深さ1
18として表示されて、直ちに、地表上の作業者に知ら
される。
【0069】そして、このモニタ106では、前記計画
深さ117と、実測深さ118との差が水平偏位量11
9として表示される。作業者は、この実測深さ118と
水平偏位量119とを見ながら、次のL2地点まで、前
記受信機103を移動させる。
【0070】そして、L0〜L2間の距離を入力して、前
記と同様の操作を繰り返して、L2地点の計画深さ11
7を前記数式1を用いて演算させて、前記L1地点での
実測深さ118と、この計画深さ117とを比較して、
前記推進機102におおよその指示を与えて、前記ドリ
ルヘッド2の進行方向を決定して制御すれば、容易にド
リルヘッド2を計画深さに沿わせて誘導できる。
【0071】地点L1の下まで、ドリルヘッド2による
掘削を終了させた後、前記キーボード及び操作スイッチ
104で、ドリルヘッド2位置及び深さを再び測定する
ように入力する。
【0072】以下、同様にして前記掘削到達縦坑111
まで前記ドリルヘッド2を掘削進行させて施工作業を終
了する。
【0073】この実施の形態1では、予め前記ドリルヘ
ッドの掘削勾配θをパラメータとして入力するだけで、
掘削開始位置L0からの水平方向の距離Lを基に演算さ
れて、前記モニタに計画深さ117として表示される。
【0074】このため、勾配θを持たせて配設する必要
があるパイプ等の挿通孔を、更に容易に掘削出来、作業
効率が良好である。
【0075】更に、この実施の形態1では、前記各過程
でのモニタ106表示内容が、前記RAM107に登録
される様にしている。そして、後日、登録された表示内
容である計算される計画深さと、実測深さ、偏位等を、
前記データ通信手段108によって、接続するプリンタ
装置等でプリントアウトすれば、手作業で、数値をメモ
取りする作業が省略でき、更に、作業効率が良好であ
る。
【0076】また、掘削の前段階で、従来のように、水
準器等で鉛直方向の偏位を計測する必要がない。このた
め、作業効率が良好である。
【0077】上記のように、この実施の形態1の地中掘
削ドリルヘッドの誘導装置では、作業効率が、従来のも
のに比して良好となり、例えば、従来、受信機103
と、推進機102との各々にオペレータが必要であった
ものが、一人で作業を行なうことも可能となり、人権費
を削減する事ができる。
【0078】以上、この発明の実施の形態1を図面によ
り詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に
限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含まれる。
【0079】例えば、前記実施の形態1では、前記各過
程でのモニタ106表示内容が、前記RAM107に登
録される様にしているが、特にこれに限らず、例えば、
作業場所、作業者名等のデータも登録するように構成し
てもよい。
【0080】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1記載のものによれば、レーザー光出力手段から出
力されたレーザー光が、前記受信手段で受信されると、
該レーザ光の鉛直方向の位置を基準として、受信手段の
鉛直方向偏位計測手段によって鉛直方向の位置偏位が計
測される。
【0081】このため、表示手段で、該鉛直方向偏位計
測手段による該偏位計測結果が表示されると共に、前記
物体位置の計算結果のうち、想定深さに該偏位計測結果
を加味して、予め計算される計画深さと、該実測深さに
該偏位計測結果が加味されたものとが、比較表示される
ように構成できる。
【0082】作業者は、この比較表示を見て、偏位を修
正するように前記制御手段によって、前記ドリルヘッド
の進行方向を決定して制御すれば、容易にドリルヘッド
を計画深さに沿わせて誘導できる。
【0083】また、掘削の前段階で、従来のように、水
準器等で鉛直方向の偏位を計測する必要がない。このた
め、作業効率が良好である。
【0084】そして、請求項2に記載されたものでは、
予め前記ドリルヘッドの掘削勾配をパラメータとして入
力するだけで、掘削開始位置からの水平方向の距離を基
に演算されて、前記表示手段に計画深さとして表示され
る。
【0085】このため、勾配を持たせて配設する必要が
あるパイプ等の挿通孔を、更に容易に掘削出来、作業効
率が良好である。
【0086】更に、請求項3に記載されたものでは、表
示手段によって、予め計算される計画深さと、実測深さ
に該偏位計測結果が加味されたものとを比較表示して、
更に、作業効率を良好なものとすることが出来る、とい
う実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の地中掘削ドリルヘッド
の誘導装置の基本構成を示す平面図である。
【図2】実施の形態1の地中掘削ドリルヘッドの誘導装
置の受信機で、基本構成を示す側方から見た地中断面図
である。
【図3】実施の形態1の地中掘削ドリルヘッドの誘導装
置で、受信機の構成を説明するブロック図である。
【図4】実施の形態1の地中掘削ドリルヘッドの誘導装
置で、受信機のモニタ画面の構成を説明する正面図であ
る。
【図5】従来例の地中掘削ドリルヘッドの誘導装置の基
本構成を示す概念図である。
【図6】従来例の地中掘削ドリルヘッドの誘導装置で、
基本構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 地中 2 ドリルヘッド 3 送信機(送信手段) 6a 上側アンテナ 6b 下側アンテナ 102 推進機(制御手段) 103 受信機(受信手段) 105 偏位測定装置(鉛直方向偏位計測手段) 106 モニタ(表示手段) 108 データ通信手段(出力手段) 109 レーザー光出力手段 120 レーザー光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中を掘削するドリルヘッドに設けられ
    て、位置信号を送出する送信手段と、該位置信号を地表
    で受信して、該位置信号に基づいて、物体位置を計算す
    る受信手段と、前記ドリルヘッドの掘削方向を制御する
    制御手段とを有する地中掘削ドリルヘッドの誘導装置で
    あって、 地表水平線と並行したレーザー光を照射するレーザー光
    出力手段を設けると共に、前記受信手段には、該レーザ
    ー光の受光により、該受信手段の鉛直方向の位置偏位を
    計測する鉛直方向偏位計測手段を設け、前記物体位置の
    計算結果のうちの実測深さと、想定深さに該偏位計測結
    果を加味して、予め計算される計画深さとを比較表示す
    ることを特徴とする地中掘削ドリルヘッドの誘導装置。
  2. 【請求項2】 前記受信手段では、前記ドリルヘッドの
    掘削勾配をパラメータとして入力することにより、各地
    表位置での計画深さの計算が、掘削開始位置からの水平
    方向の距離を関数として演算されることを特徴とする請
    求項1記載の地中掘削ドリルヘッドの誘導装置。
  3. 【請求項3】 前記受信手段には、物体位置の計算結果
    を表示すると共に、鉛直方向の偏位計測結果を表示する
    表示手段を設けたことを特徴とする各請求項1又は2記
    載の地中掘削ドリルヘッドの誘導装置。
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