JP3989624B2 - 海底または水底の土木機械の位置測定装置またはケーブル埋設機の位置測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、海底あるいは水底の土木作業用機械一般の位置測定装置、特に、電力ケーブル、通信ケーブルなどの長尺体を埋設する埋設機において、埋設位置の測定精度を向上させた海底または水底の土木機械の位置測定装置またはケーブル埋設機の位置測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、海底ケーブルを海底に埋設する方式には、海底に溝を掘削し、その溝内に海底ケーブルを布設して埋設する方式が知られ、この方式の施工には掘削体を有する埋設機が用いられている。
【0003】
前記海底ケーブル掘削体の掘削機構としては、海底を牽引される機体から斜め後ろ向きに下がった掘削体から前方へ向けてのウォータージェットの噴出により海底の土砂を掘削する方法、掘削体に鋤機構を用いて農具の鋤の原理により掘削しながら埋設する方法、あるいは、その両方を併用した方法がある。
【0004】
ここで、従来の海底ケーブルの埋設機において、埋設機の位置測定については、埋設機曳航船の位置をGPS、DGPS、あるいは電波測位機で把握し、その位置から水中測位機により埋設機の位置を測位する相対的な方法がある。
【0005】
また、埋設機曳航船の通過ライン上に埋設機があると仮定して、埋設機の位置を決定する方法がある。
また、埋設機の方位(進もうとしている方向)等の測定に対しては、ジャイロコンパス等を埋設機に搭載する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の位置測定方法では、埋設機曳航船(バージ)の位置から埋設機の位置を測定(測位)する相対的方法あるため、埋設機曳航船と埋設機の位置誤差(水中位置測定は陸上位置測定より精度が期待できない)があり、埋設機曳航船位置との相対位置測定のため、精度がさらに期待できない。
【0007】
また、埋設機曳航船のライン上に埋設機があるとして位置を特定する場合、直線部分では埋設機のライン上にあるが、変心点では埋設機の位置は船のラインから外れて特定することが不可能となる。
埋設機方位測定のためのジャイロコンパスは埋設中作動させねばならないため、夜など長時間作業しない場合でも、メンテナンスが常に要求される。
以上のような、位置測定の種々の問題は海底または水底の作業用土木機械一般についても生じていた。
【0008】
本発明は、前記の問題点を解消するためなされたものであって、海底または水底の土木機械の位置測定、特に、埋設機の位置測定を高精度に正確に行うことができ、海底または水底に掘削したケーブル埋設のための溝の掘削およびケーブルの敷設を設計ルートにしたがって正確に施工できる海底または水底の土木機械の位置測定装置またはケーブル埋設機の位置測定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、次の構成を有する。
請求項1の発明は、曳航船で曳航されて該曳航船からの作業指令によって海底または水底で土木作業を行う土木機械において、土木機械および曳航船は、海面または水面上に第1および第2のプリズムを出した状態でそれぞれ支持し、地上には、前記第1および第2のプリズムにより土木機械および曳航船の位置を測定する第1および第2の追尾式光波測距儀と、第1および第2の追尾式光波測距儀が測定した土木機械および曳航船の位置データを送信する送信機とを設け、曳航船には、送信された位置データを受信する受信機と、受信機が受信した位置データに基づき、土木機械および曳航船の位置と土木機械の進行方向を出力する制御部を設け、この各出力に基づき土木機械の曳航と土木作業を行うようにしたことを特徴とする海底または水底の土木機械の位置測定装置である。
請求項2の発明は、掘削体を有しかつ曳航船で曳航されてケーブルを海底または水底に埋設する埋設機において、掘削体は、幅に対して長さ方向が長く、かつ、機体に対して前端軸を中心に揺動可能で斜めになって海底または水底に没して溝を掘削するものであり、埋設機および曳航船には海面または水面上に第1および第2のプリズムを出した状態でそれぞれ支持し、地上には、前記第1および第2のプリズムにより埋設機および曳航船の位置を測定する第1および第2の追尾式光波測距儀と、第1および第2の追尾式光波測距儀が測定した埋設機および曳航船の位置データを送信する送信機とを設け、曳航船には、送信された位置データを受信する受信機と、曳航船の航行方向を測定する方位計と、前記受信機が受信した位置データと方位計の測定した航行方向データに基づき、埋設機および曳航船の位置と埋設機の掘削方向を出力する制御部を設け、この各出力に基づき埋設機の曳航と掘削作業を行うようにしたことを特徴とするケーブル埋設機の位置測定装置である。
請求項3の発明は、埋設機には傾斜計を設けて、制御部はこの傾斜計出力信号に基き、埋設機の傾きによる位置データの誤差を補正することを特徴とする請求項2に記載のケーブル埋設機の位置測定装置である。
請求項4の発明は、制御部は、直前の埋設機位置と現在の埋設機位置を結んだ線上から埋設機の方位を求めるものであることを特徴とする請求項2または3に記載のケーブル埋設機の位置測定装置である。
請求項5の発明は、第1および第2の追尾式光波測距儀が、前記第1および第2のプリズムにより埋設機および曳航船の位置を測定してこれら第1の位置データを取得することに加えて、さらに、前記第1および第2の追尾式光波測距儀は、第2および第1のプリズムにより曳航船および埋設機の位置を測定してこれらの第2の位置データを取得し、送信機はこれらの第1の位置データおよび第2の位置データを送信し、受信機はこれら送信された第1の位置データおよび第2の位置データを受信し、制御部は、前記第1の位置データに基づき埋設機および曳航船の位置と埋設機の掘削方向を出力するときに第2の位置データによって第1の位置データのバックアップあるいは補正をすることを特徴とする請求項2ないし4のうちの1に記載のケーブル埋設機の位置測定装置である。
【0010】
本発明は、土木機械および曳航船(または、埋設機および曳航船)には海面または水面上に第1および第2のプリズムを出した状態とし、第1および第2の追尾式光波測距儀により、前記第1および第2のプリズムを用いて土木機械および曳航船(または、埋設機および曳航船)の位置測定をするので、絶対的な位置測定になり、測位精度が極めてよい。例えば距離にもよるが測位誤差が数10cm以内となる。
【0011】
また、曳航船の航行方向は方位計により測定し、どの方向に曳航しているかを確認できる。この方向と埋設機の位置関係とから、曳航船の航行方向を決定しケーブル埋設位置精度を向上できる。
【0012】
また、埋設機には傾斜計を設けて、制御部はこの傾斜計出力信号に基き、埋設機のプリズムを支持するスタッフ等の傾き(前後左右傾斜)による位置測定データの誤差を補正すれば、埋設機位置測定がさらに高精度になる。この補正により、スタッフの根元での誤差が数cm以内にすることができる。
【0013】
また、制御部は、直前(例えば0.1〜数秒前)の埋設機位置と現在の埋設機位置を結んだ線上から埋設機の方位を求めるものにできる。このようにすれば、ジャイロコンパスが無くとも、埋設機の牽引開始点付近以外では正確に埋設機の方位を測定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は実施形態にかかる海底または水底へのケーブル埋設機の位置測定装置の全体説明図、図2は位置測定装置の概略説明図、図3は埋設機の説明図である。
【0016】
図1および図2に示すように、埋設機10は、掘削体(例えばウォータージェット式の掘削体)12を有しかつ曳航船14で曳航されてケーブル16を海底または水底52に埋設するものである。
前記掘削体12は、幅に対して長さ方向が長く、かつ、機体18に対して前端軸20を中心に揺動可能で斜めになって海底または水底に没して穴溝を掘削するものであり、その詳細は後記する。
【0017】
ここで、前記埋設機10および曳航船14には海面または水面上に第1および第2のプリズム22および24を出した状態で支持する。第1のプリズム22は埋設機10から上方に突出する棒状のスタッフ26先端部に取り付けられて海面または水面上に出ている。
【0018】
地上には、前記第1および第2のプリズム22および24により埋設機10および曳航船14の位置測定をする第1および第2の追尾式光波測距儀28および30と、第1および第2の追尾式光波測距儀28および30の測定距離データを送信する送信機32とを設ける。また、曳航船14には、送信測定データを受信する受信機34と、曳航船14の航行方向を測定する方位計36と画面搭載されると共に、制御室内には、前記第1および第2の追尾式光波測距儀28および30の測定データと方位計36の信号に基づき、埋設機10および曳航船14の位置と埋設機10の掘削方向を出力する測位処理・表示コンピュータ38と、この各出力から埋設機10と曳航船14との測位表示を画面上に行うモニタ40と、このモニタ40画面表示に基き運転操作者が埋設機10の運転を遠隔操作で行う埋設機操作盤42とが設けられて、埋設機40の曳航と掘削作業を行うようにしたものである。
【0019】
前記埋設機10には傾斜計44を設けて前後左右の傾き信号データ制御室に有線で送信し、前記測位処理コンピュータは38はこの傾斜計44出力信号に基き、埋設機10のスタッフ26の傾きによる位置測定データの誤差を補正する。
また、前記測位処理コンピュータ38は、直前の埋設機10位置と現在の埋設機10位置を結んだ線上から埋設機10の方位を求める。
また、第1および第2の追尾式光波測距儀28、30は、第2および第1のプリズム24および22により曳航船14および埋設機10の位置測定をし、送信機32はこれらの測定距離データを送信し、受信機34はこの送信データを受信して、測位処理・表示コンピュータ38は、埋設機10と曳航船14の位置測定データのバックアップあるいは補正をする。
【0020】
なお、埋設機10には、信号の入出および各種制御・信号処理の機器を封入する制御用の水密ボックス46が設けられている。また、曳航船14には、GPS、DGPS、あるいは電波測位機(デジタル距離測定器)48aを設けて、曳航船14の位置を追尾式光波測距儀の測定できないとき等に対処可能にしている。また、前記測位処理・コンピュータ38の測位記録を取る他に、埋設機10の関連記録用のコンピュータ48bを設けて関連記録を取り、モニタ室内に測位表示用モニタを設けたりしている。
【0021】
図3に示すように、埋設機10は、ウォータージェット式の掘削体12を有する。この掘削体12は、幅に対して長さ方向が長くその下面部に複数のウォータージェットノズル50が配設され、かつ、機体18に対して揺動可能で各種角度で斜めになって海底または水底52に没する(穴溝52aを掘削する)ことのできる構造を有する。掘削体12の内部には複数の送水通路が設けられてジェットノズル50のそれぞれに連通されたものである。
【0022】
前記機体18は、埋設機10進行方向に向いて間隔を置いた左右に海底面または水底面を滑るための橇体56,56と、その左右橇体56,56を正面視概略門型形状に繋ぐパイプ材をトラス構造に組み合わせた本体ベースフレーム58とを有しており、概略双胴艇の形状になっているものである。なお、機体18の前端部には、埋設機10を曳航船14に繋がる牽引用のワイヤケーブル18pが固定される。また、左右の橇体56,56は曳航船14に牽引されて海底または水底52を進行しやすくする車輪56a,56aが回動自在に設けられる。
【0023】
前記掘削体12は、前記本体ベースフレーム58の幅中央に位置し、かつ、前記掘削体12の前端12a上部に機体18前端に回動自在に支持される揺動支点の前端を設けて、前端側よりも後端側が海底により深く没することができるようにされている。
【0024】
また、掘削体12は前後方向に長い概略箱形状を呈し、かつ後端部がやや後ろ上がりの形状を呈している。そして、上部には、ウォータージェットで海底または水底(52)を掘削して形成した穴溝(52a)内に、埋設対象の海底ケーブル16を支持した状態で導くための概略断面円形形状のケーブル通路を、ケーブル16を四方から囲むように形成している。
【0025】
また、掘削体12のウォータージェットノズル50は、複数あって、掘削体12の幅方向に同間隔で対になって前後方向に配列されている。そして、掘削体12の内側下部には、前記ケーブル通路の各組のノズル50毎に異なる送水通路が形成されている。
【0026】
前記掘削体12の上下に揺動するため(図1には、掘削体の揺動経過各位置を示している)、本体ベースフレーム58と掘削体12後端部との間にはリンク構造を介して繋がりかつ油圧シリンダー装置60で駆動するようになっている。
【0027】
実施形態の埋設機位置測定装置によれば、埋設機10および曳航船14には海面または水面上に第1および第2のプリズム22および24を出した状態とし、第1および第2の追尾式測距儀28および30により前記第1および第2のプリズムを用いて埋設機10および曳航船14の位置測定をするので、絶対的な位置測定になり、測位精度が極めてよい。例えば距離にもよるが測位誤差が数10cm以内となる。したがって、ケーブル等を正確に埋設できると共に埋設位置を把握できる。発明者は、水深20mで数10cm以内の誤差となることを確認した。
【0028】
また、曳航船14の航行方向は方位計36により測定し、どの方向に曳航しているかを確認できる。この方向と埋設機10の位置関係とから、曳航船14の航行方向を決定しケーブル埋設位置精度を向上できる。
【0029】
また、埋設機14には傾斜計44を設けて、測位処理・表示コンピュータは38はこの傾斜計44の出力信号に基き、埋設機10のスタッフ26の傾き(前後左右傾斜)による位置測定データの誤差を補正すれば、埋設機位置測定がさらに高精度になる。この補正により、スタッフ26の根元での誤差が数cm以内にすることができる。
【0030】
また、前記測位処理・表示コンピュータ26は、直前(例えば0.1〜数秒前)の埋設機位置と現在の埋設機位置を結んだ線上から埋設機10の方位を求めるものにできる。これにより、ジャイロコンパスが無くとも、埋設機の牽引開始点付近以外では正確に埋設機10の方位を測定することができる。
【0031】
なお、第1および第2の追尾式光波測距儀28および30は、第2および第1のプリズム24および22により曳航船14および埋設機10の位置測定をし、送信機32はこれらの測定距離データを送信し、受信機34はこの送信データを受信し、前記コンピュータ38は、埋設機10と曳航船14の位置測定データのバックアップあるいは補正をする。三角測量法等を加味して埋設機および曳航船の位置測定ができるため、より一層高精度な測定ができる。
【0032】
なお、前記の実施形態では本発明の好適例を説明したが、本発明はこれに限定されないことはもちろんである。埋設対象として海底パイプラインとすることができる。また、埋設機の位置測定装置のみならず、岩盤掘削機の位置しを把握する測定装置としても用いることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、第1および第2の追尾式光波測距儀により第1および第2のプリズムを用いて土木機械および曳航船(または埋設機および曳航船)の位置測定をするので、絶対的な位置測定になり、測位精度が極めてよい。例えば距離にもよるが測位誤差が数10cm以内となり極めて高精度であることが確認された。
【0034】
また、曳航船の航行方向は方位計により測定すれば、どの方向に曳航しているかを確認できる。この方向と埋設機の位置関係とから、曳航船の航行方向を決定しケーブル埋設位置精度を向上できる。
【0035】
また、埋設機には傾斜計を設けて、制御部はこの傾斜計出力信号に基き、埋設機の第1のスタッフの傾き(前後左右傾斜)による位置測定データの誤差を補正すれば、埋設機位置測定がさらに高精度になる。この補正により、スタッフの根元での誤差が数cm以内にすることができる。
【0036】
また、制御部は、直前(例えば0.1〜数秒前)の埋設機位置と現在の埋設機位置を結んだ線上から埋設機の方位を求めるものにできる。このようにすれば、ジャイロコンパスが無くとも、埋設機の牽引開始点付近以外では正確に埋設機の方位を測定することができる。埋設機にジャイロコンパスを搭載する必要が無くなるため、安価(500万円以上安価になる)であると共に、取り扱いが容易になる。
【0037】
なお、第1および第2の追尾式光波測距儀が、前記第1および第2のプリズムにより埋設機および曳航船の位置を測定してこれら第1の位置データを取得することに加えて、さらに、前記第1および第2の追尾式光波測距儀は、第2および第1のプリズムにより曳航船および埋設機の位置を測定してこれらの第2の位置データを取得し、送信機はこれらの第1の位置データおよび第2の位置データを送信し、受信機はこれら送信された第1の位置データおよび第2の位置データを受信し、制御部は、前記第1の位置データに基づき埋設機および曳航船の位置と埋設機の掘削方向を出力するときに第2の位置データによって第1の位置データのバックアップあるいは補正をすることが好適である。三角測量法等を加味して埋設機および曳航船の位置測定ができるため、より一層高精度な測定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるケーブル埋設機の位置測定装置のシステム全体説明図である。
【図2】埋設機と曳航船の概略説明図である。
【図3】(a),(b)は、埋設機の正面視、側面視の説明図である。
【符号の説明】
10 埋設機
14 曳航船
16 ケーブル
22,24 第1,第2のプリズム
26 スタッフ
28,30 追尾式光波測距儀
32 送信機
34 受信機
36 方位計
38 測位処理・表示コンピュータ
40 モニタ
42 埋設機操作盤
44 傾斜計
Claims (5)
- 曳航船で曳航されて該曳航船からの作業指令によって海底または水底で土木作業を行う土木機械において、
土木機械および曳航船は、海面または水面上に第1および第2のプリズムを出した状態でそれぞれ支持し、
地上には、前記第1および第2のプリズムにより土木機械および曳航船の位置を測定する第1および第2の追尾式光波測距儀と、第1および第2の追尾式光波測距儀が測定した土木機械および曳航船の位置データを送信する送信機とを設け、
曳航船には、送信された位置データを受信する受信機と、受信機が受信した位置データに基づき、土木機械および曳航船の位置と土木機械の進行方向を出力する制御部を設け、この各出力に基づき土木機械の曳航と土木作業を行うようにしたことを特徴とする海底または水底の土木機械の位置測定装置。 - 掘削体を有しかつ曳航船で曳航されてケーブルを海底または水底に埋設する埋設機において、
掘削体は、幅に対して長さ方向が長く、かつ、機体に対して前端軸を中心に揺動可能で斜めになって海底または水底に没して溝を掘削するものであり、
埋設機および曳航船には海面または水面上に第1および第2のプリズムを出した状態でそれぞれ支持し、
地上には、前記第1および第2のプリズムにより埋設機および曳航船の位置を測定する第1および第2の追尾式光波測距儀と、第1および第2の追尾式光波測距儀が測定した埋設機および曳航船の位置データを送信する送信機とを設け、
曳航船には、送信された位置データを受信する受信機と、曳航船の航行方向を測定する方位計と、前記受信機が受信した位置データと方位計の測定した航行方向データに基づき、埋設機および曳航船の位置と埋設機の掘削方向を出力する制御部を設け、
この各出力に基づき埋設機の曳航と掘削作業を行うようにしたことを特徴とするケーブル埋設機の位置測定装置。 - 埋設機には傾斜計を設けて、制御部はこの傾斜計出力信号に基き、埋設機の傾きによる位置データの誤差を補正することを特徴とする請求項2に記載のケーブル埋設機の位置測定装置。
- 制御部は、直前の埋設機位置と現在の埋設機位置を結んだ線上から埋設機の方位を求めるものであることを特徴とする請求項2または3に記載のケーブル埋設機の位置測定装置。
- 第1および第2の追尾式光波測距儀が、前記第1および第2のプリズムにより埋設機および曳航船の位置を測定してこれら第1の位置データを取得することに加えて、
さらに、前記第1および第2の追尾式光波測距儀は、第2および第1のプリズムにより曳航船および埋設機の位置を測定してこれらの第2の位置データを取得し、
送信機はこれらの第1の位置データおよび第2の位置データを送信し、受信機はこれら送信された第1の位置データおよび第2の位置データを受信し、
制御部は、前記第1の位置データに基づき埋設機および曳航船の位置と埋設機の掘削方向を出力するときに第2の位置データによって第1の位置データのバックアップあるいは補正をすることを特徴とする請求項2ないし4のうちの1に記載のケーブル埋設機の位置測定装置。
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