JPH09126619A - 低温ショーケース - Google Patents

低温ショーケース

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Publication number
JPH09126619A
JPH09126619A JP28409095A JP28409095A JPH09126619A JP H09126619 A JPH09126619 A JP H09126619A JP 28409095 A JP28409095 A JP 28409095A JP 28409095 A JP28409095 A JP 28409095A JP H09126619 A JPH09126619 A JP H09126619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dehumidifying
air
storage chamber
temperature showcase
opening
Prior art date
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Application number
JP28409095A
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English (en)
Inventor
Toshio Sagara
寿夫 相良
Nobuo Omuro
信男 大室
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温ショーケースの着霜や結露を効果的に低
減する。 【解決手段】 低温ショーケース1は、断熱壁2内に構
成した貯蔵室7の開口6に冷気エアーカーテンを形成し
て成るものであって、空気中の水分を吸着する除湿エレ
メント31と、この除湿エレメント31を加熱して再生
する電気ヒーター36と、除湿エレメント31にて除湿
された乾燥空気を冷気エアーカーテンの外側に吹き出す
外層送風機28とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オープンショーケ
ースやガラス扉付きショーケースなどの低温ショーケー
スに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種低温ショーケース、特に
オープンショーケースでは、例えば実公昭60−236
62号公報(F25D11/00)に示される如く、断
熱壁内に構成した貯蔵室の前面開口に、冷却器にて冷却
された冷気を吐出することにより、内側の冷気エアーカ
ーテンを形成すると共に、その外側には保護用のエアー
カーテンを形成していた。
【0003】以下、図4を参照して係る従来のオープン
ショーケース100の構造を説明する。オープンショー
ケース100は断面略コ字状の断熱壁102と、その両
側に取り付けられた図示しない側板から構成されてお
り、前記断熱壁102の内側には間隔を存して断熱性の
仕切板103が設けられ、この仕切板103の内側に間
隔を存して鋼板製の仕切板104が取り付けられてい
る。
【0004】そして、この仕切板104の内側が前面に
開口106を有する貯蔵室107とされると共に、両仕
切板104、103間には内層ダクト108が、また、
仕切板103と断熱壁102間には中層ダクト109が
形成されている。そして、内層ダクト108内には冷却
装置に含まれる冷却器111と内層送風機112が設け
られると共に、中層ダクト109内には中層送風機11
3が設けられる。
【0005】また、開口106の上縁には内層吐出口1
14と中層吐出口116が後と前に並設されており、開
口106の下縁には内層吸込口117と中層吸込口11
8がやはり後と前に並設されている。尚、121・・は
貯蔵室107内に複数段架設された商品陳列棚であり、
122は開口106上方のキャノピー123内に取り付
けられた蛍光灯である。
【0006】一方、断熱壁102の天面には天部ダクト
126が形成されており、この天部ダクト126の上面
吸込口127に対向して外層送風機128が設けられて
いる。また、この天部ダクト126は中層吐出口116
の外側(前側)に形成された外層吐出口129に連通し
ている。そして、各送風機112、113及び128が
運転されると、冷却器111と熱交換した冷気は内層ダ
クト108内を吹き上げられて内層吐出口114から貯
蔵室107の開口106に向けて吐出される。吐出され
た冷気は内層吸込口117から吸引され、これによっ
て、開口106の最も内側には内層冷気エアーカーテン
が形成されると共に、一部の冷気が貯蔵室107内を循
環して所定の温度に冷却する。
【0007】一方、中層ダクト109内を吹き上げられ
た空気は中層吐出口114から貯蔵室107の開口10
6に向けて吐出され、中層吸込口118から吸引され
る。これによって、内側の内層冷気エアーカーテンの外
側に保護用の中層エアーカーテンが形成される。また、
外層送風機128から吸引された外気は、天部ダクト1
26を経て外層吐出口129から貯蔵室107の開口1
06に向けて吐出され、これによって、中層エアーカー
テンの外側にもう一つの保護用の外層エアーカーテンが
形成されるものであった。
【0008】また、外層エアーカーテンの風速は中層エ
アーカーテンよりも遅く設定されており、それによっ
て、巻き込みによる開口106からの外気の侵入を低減
させていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようにオープンシ
ョーケース100では三重のエアーカーテンによって開
口106からの外気の侵入を制限するように対処されて
いたが、外気侵入を完全に阻止することができないた
め、冷却器111には着霜が成長すると共に、オープン
ショーケース100の各所には結露が発生する。そのた
め、冷却器には除霜ヒーターを取り付けて除霜を行い、
また、結露該当部分には防露ヒーターを取り付けて結露
の発生を防止していたが、消費電力の増大を引き起こす
ため、除霜回数及び防露ヒーターの削減が望まれてい
た。
【0010】一方で、このような着霜及び結露に関して
はオープンショーケース100の周囲環境が著しく影響
を及ぼす。即ち、オープンショーケース100の周囲の
温度が低く、或いは、湿度が低い状況では、貯蔵室10
7内に侵入する湿気が減少するために除霜回数が減ると
共に、結露も生じ難くなるからである。しかしながら、
これをオープンショーケース100が設置された店内の
空調機にて実現しようとすると、空調機の吹出口をオー
プンショーケース100が設置されたエリアの天井に形
成する必要がある。他方、店内の各エリアには種々のケ
ース(非冷ケースを含む)が設置されると共に、各エリ
ア毎に最適な空調を行う必要があるため、係る方法では
店内の空調制御が極めて複雑化する。また、係る方法で
は店内のレイアウト(オープンショーケース100の設
置場所)を変更する場合にも、極めて困難となる問題も
あった。
【0011】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、低温ショーケースの着霜
や結露を効果的に低減することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の低温シ
ョーケースは、断熱壁内に構成した貯蔵室の開口に冷気
エアーカーテンを形成して成るものであって、空気中の
水分を吸着する除湿手段と、この除湿手段を加熱して再
生する再生手段と、除湿手段にて除湿された乾燥空気を
冷気エアーカーテンの外側に吹き出す送風手段とを備え
ているものである。
【0013】請求項2の発明の低温ショーケースは、断
熱壁内に構成した貯蔵室の開口に冷気エアーカーテンを
形成して成るものであって、圧縮機、凝縮器、減圧装置
及び冷却器などから構成された冷却装置と、空気中の水
分を吸着する除湿手段と、除湿手段にて除湿された乾燥
空気を冷気エアーカーテンの外側に吹き出す送風手段
と、圧縮機から吐出された高温冷媒が流通されると共
に、この高温冷媒からの熱によって除湿手段を加熱し、
再生する再生手段とを備えているものである。
【0014】請求項3の発明の低温ショーケースは、断
熱壁内に構成した貯蔵室の開口に冷気エアーカーテンを
形成して成るものであって、乾燥空気が流通するダクト
を接続可能とされた接続部と、この接続部に流入した乾
燥空気をエアーカーテンの外側に案内して吹き出す案内
ダクトとを備えているものである。請求項4の発明の低
温ショーケースは、断熱壁内に構成した貯蔵室に冷気を
吐出して成るものであって、空気中の水分を吸着する除
湿手段と、この除湿手段を加熱して再生する再生手段
と、除湿手段にて除湿された乾燥空気を貯蔵室の開口に
吹き出す送風手段とを備えているものである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明(請求項1)の低温ショ
ーケース1の縦断側面図を示している。実施例の低温シ
ョーケース1は、スーパーマーケットやコンビニエンス
ストアの店内に設置されるオープンショーケースであ
り、断面略コ字状の断熱壁2と、その両側に取り付けら
れた側板5から構成されており、前記断熱壁2の内側に
は間隔を存して断熱性の仕切板3が設けられ、この仕切
板3の内側に間隔を存して鋼板製の仕切板4が取り付け
られている。
【0016】そして、この仕切板4の内側が前面に開口
6を有する貯蔵室7とされると共に、両仕切板4、3間
には内層ダクト8が、また、仕切板3と断熱壁2間には
中層ダクト9が形成されている。前記内層ダクト8内に
は冷却装置に含まれる冷却器11と内層送風機12が設
けられると共に、中層ダクト9内には中層送風機13が
設けられる。そして、冷却器11は図示しない別置式の
コンデンシングユニット(冷凍機)から冷媒供給を受け
る。
【0017】また、開口6の上縁には内層吐出口14と
中層吐出口16が後と前に並設されており、開口6の下
縁には内層吸込口17と中層吸込口18がやはり後と前
に並設されている。尚、22は開口6上方のキャノピー
23内に取り付けられた蛍光灯である。一方、断熱壁2
の天面には天部ダクト26が形成されており、この天部
ダクト26の上面吸込口27に対向する位置には除湿手
段としての除湿エレメント31が設けられている。この
除湿エレメント31は、例えば難燃紙に塩化リチウムを
含浸させたものであり、通風可能な所定の薄型円盤形状
を呈している。また、この除湿エレメント31はその円
盤の中心を軸としてモータ32により定期的に、或い
は、低速で回転される。
【0018】そして、この除湿エレメント31の前側の
天部ダクト26内には、送風手段としての外層送風機2
8が設けられており、この天部ダクト26の前端は中層
吐出口16の外側(前側)に形成された外層吐出口29
に連通している。また、除湿エレメント31の後部上側
の天部ダクト26内には再生手段としての電気ヒーター
33が設けられており、天部ダクト26の後端は排気口
34にて開放し、その内側には排気用送風機36が取り
付けられている。
【0019】そして、各送風機12、13、28及び3
6が運転されると、冷却器11と熱交換した冷気は内層
ダクト8内を吹き上げられて内層吐出口14から貯蔵室
7の開口6に向けて吐出される。吐出された冷気は内層
吸込口17から吸引され、これによって、開口6の最も
内側には内層冷気エアーカーテンが形成されると共に、
一部の冷気が貯蔵室7内を循環して所定の温度に冷却す
る。
【0020】一方、中層ダクト9内を吹き上げられた空
気は中層吐出口14から貯蔵室7の開口6に向けて吐出
され、中層吸込口18から吸引される。これによって、
内側の内層冷気エアーカーテンの外側に保護用の中層エ
アーカーテンが形成される(以上、細線矢印で示す)。
他方、外層送風機28の運転により、上面吸込口27か
ら吸引された外気は、除湿エレメント31の前部を通過
した後、天部ダクト26を経て外層吐出口29から貯蔵
室7の開口6に向けて吐出され、これによって、中層エ
アーカーテンの外側にもう一つの保護用の外層エアーカ
ーテンが形成される(白抜き矢印)。
【0021】ここで、外層エアーカーテンとして流れる
外気は、除湿エレメント31を通過する際にそのなかの
水分が吸着され、著しく乾燥している。即ち、最も外側
のエアーカーテンとして乾燥空気が流れるので、開口6
から侵入する湿気は著しく低減され、貯蔵室7内の湿度
(相対湿度)は低下する。従って、冷却器11の着霜量
や各吐出口14、16などへの結露が著しく低減される
ので、冷却器11の除霜回数が減らすことができるよう
になると共に、吐出口14、16などに通常設けられる
防露ヒーターなども削減することができるようになるの
で、省エネルギーに寄与することが可能となる。
【0022】尚、除湿エレメント31は回転し、後部に
おいて電気ヒーター33により加熱されるので、吸着し
た水分は蒸発し、送風機36によって排気口34から排
出される。それによって、除湿エレメント31は再生さ
れるので、その除湿能力は常に良好な状態に維持され
る。また、外層送風機28による外層エアーカーテンの
風速は中層エアーカーテンよりも遅く設定する。それに
よって、巻き込みによる開口6からの外気の侵入をでき
るだけ低減させる。
【0023】次に、図2はもう一つの発明(請求項2)
の低温ショーケース1の縦断側面図を示している。尚、
図中図1と同一符号は同一若しくは同様の機能を奏する
ものとする。この場合、仕切板3は設けられておらず、
従って、中層ダクト9、中層吐出口16、中層吸込口1
8及び中層送風機13も設けられていない。また、この
場合の実施例の低温ショーケース1は所謂内蔵型のオー
プンショーケースであり、断熱壁2の下方には機械室4
1が形成され、この機械室41内には冷却装置のコンデ
ンシングユニットを構成する圧縮機42、凝縮器43、
アキュムレータ44及び受液器46などが収納設置され
ている。また、47は凝縮器用送風機であり、48は冷
却器11の近傍に設けられた膨張弁である。
【0024】そして、圧縮機42の吐出側に凝縮器43
が接続され、凝縮器43の出口と受液器46間は、再生
手段としての加熱用配管51にて接続されている。この
加熱用配管51は上方に引き回され、天部ダクト26内
の除湿エレメント31の後部下側に配置されている。ま
た、受液器46の出口側は膨張弁48を介して冷却器1
1に接続され、冷却器11の出口はアキュムレータ44
を経て圧縮機42の吸込側に接続されている。
【0025】一方、天部ダクト26の上面吸込口27は
除湿エレメント31の前部上側に形成され、排気口34
は除湿エレメント31の後部上側に形成されている。ま
た、天部ダクト26の後端には後面吸込口52が形成さ
れている(この図ではモータ32は図示せず)。そし
て、圧縮機42と各送風機12、28、36及び47が
運転されると、圧縮機42から吐出された高温高圧のガ
ス冷媒は凝縮器43に流入して放熱し、凝縮液化され
る。凝縮器43を経た未だ温度の高い冷媒は加熱用配管
51を経て受液器46に入り、そこで気液分離され、液
冷媒のみが膨張弁48に減圧された後、冷却器11に流
入する。冷却器11に流入した冷媒はそこで蒸発するの
で、周囲から熱を奪って冷却作用を発揮する。尚、冷却
器11を出た冷媒はアキュムレータ44を経てガス冷媒
のみが圧縮機42に吸引される。
【0026】係る冷却器11と熱交換した冷気は内層ダ
クト8内を吹き上げられて内層吐出口14から貯蔵室7
の開口6に向けて吐出される。吐出された冷気は内層吸
込口17から吸引され、これによって、開口6の最も内
側には内層冷気エアーカーテンが形成されると共に、一
部の冷気が貯蔵室7内を循環して所定の温度に冷却す
る。
【0027】一方、外層送風機28の運転により、上面
吸込口27から吸引された外気は、除湿エレメント31
の前部を通過した後、天部ダクト26を経て前述同様に
外層吐出口29から貯蔵室7の開口6に向けて吐出さ
れ、これによって、内層冷気エアーカーテンの外側にも
う一つの保護用の外層エアーカーテンが形成される(白
抜き矢印)。
【0028】ここで、外層エアーカーテンとして流れる
外気は、前述同様に除湿エレメント31を通過する際に
そのなかの水分が吸着され、著しく乾燥している。即
ち、最も外側のエアーカーテンとして乾燥空気が流れる
ので、開口6から侵入する湿気は著しく低減され、貯蔵
室7内の湿度(相対湿度)は低下する。従って、冷却器
11の着霜量や各吐出口14などへの結露が著しく低減
されるので、冷却器11の除霜回数が減らすことができ
るようになると共に、吐出口14などに通常設けられる
防露ヒーターなども削減することができるようになるの
で、省エネルギーに寄与することが可能となる。
【0029】尚、除湿エレメント31は回転し、後部に
おいて加熱用配管51内を流れる温度の高い冷媒により
加熱されるので、吸着した水分は蒸発し、送風機36に
よって今度は上面の排気口34から排出されるようにな
る。それによって、除湿エレメント31は再生されるの
で、その除湿能力は常に良好な状態に維持されると共
に、この場合は圧縮機42から吐出された高温の冷媒の
熱によって除湿エレメント31を再生できるので、その
除湿能力を常に良好な状態に維持されると共に、格別な
電気ヒーターなどを設ける必要が無くなり、一層の消費
電力削減を実現できるようになる。
【0030】次に、図3は更にもう一つの発明(請求項
3)の低温ショーケース1の縦断側面図を示している。
尚、図中図1、図2と同一符号は同一若しくは同様の機
能を奏するものとする。この場合も、仕切板3は設けら
れておらず、従って、中層ダクト9、中層吐出口16、
中層吸込口18及び中層送風機13も設けられていな
い。また、この場合の低温ショーケース1は図2と異な
り、図1と同様のコンデンシングユニット別置型であ
る。
【0031】そして、この場合は低温ショーケース1が
設置された店内の適所、或いは、店外の機械室などに乾
燥空気を生成する図示しない除湿装置が設けられてお
り、店内天井部にはこの除湿装置からの乾燥空気が流れ
る主ダクト54と、それから分岐した分岐ダクト56が
複数(低温ショーケース1の設置台数分)設置されてい
る。
【0032】一方、複数台設置された低温ショーケース
1の断熱壁2の天部には案内ダクト57が形成されてお
り、この案内ダクト57の前端は前述同様の外層吐出口
29に連通している。また、案内ダクト57の後部には
接続部58が形成されており、この接続部58には前記
分岐ダクト56がそれぞれ連通接続される構成とされて
いる。
【0033】以上の構成において、前述同様に貯蔵室7
の開口には内層冷気エアーカーテンが形成される。ま
た、主ダクト54の分岐ダクト56から案内ダクト57
内に流入した乾燥空気は、吐出口29から貯蔵室7の開
口6に向けて吐出され、これによって、内層冷気エアー
カーテンの外側にもう一つの保護用の外層エアーカーテ
ンが形成される(白抜き矢印)。
【0034】これによって、同様に開口6から侵入する
湿気は著しく低減され、貯蔵室7内の湿度(相対湿度)
は低下する。従って、冷却器11の着霜量や各吐出口1
4などへの結露が著しく低減されるので、冷却器11の
除霜回数が減らすことができるようになると共に、吐出
口14などに通常設けられる防露ヒーターなども削減す
ることができるようになるので、省エネルギーに寄与す
ることが可能となる。
【0035】特に、この発明によれば単一の除湿装置に
て複数台の低温ショーケース1に乾燥空気を分配し、各
低温ショーケース1の着霜量削減と結露の低減を実現す
ることが可能となるので、個々に除湿エレメントなどを
設ける必要が無くなり、生産コストの削減を図ることが
できるようになる。また、店内に設置される複数種の低
温ショーケース1に適用可能となり、汎用性も増す。
【0036】尚、実施例ではオープンショーケースに本
発明を適用したが、それに限らず、ガラス扉付きの低温
ショーケースにも本発明は有効である。この場合には、
扉のガラスの曇り防止ヒーターの容量の大幅な削減を行
えるようになる。また、貯蔵室7内に鏡が取り付けられ
ている場合にも、この鏡の曇りを除去できる効果が期待
できる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、断熱壁内に構成した貯蔵室の開口に冷気エアーカー
テンを形成して成る低温ショーケースにおいて、空気中
の水分を吸着する除湿手段と、この除湿手段を加熱して
再生する再生手段と、除湿手段にて除湿された乾燥空気
を冷気エアーカーテンの外側に吹き出す送風手段とを設
けたので、貯蔵室の開口から侵入する湿気は著しく低減
される。また、除湿手段は再生手段にて再生されるの
で、その除湿能力を常に良好な状態に維持される。
【0038】従って、低温ショーケースの着霜量や結露
の発生を著しく低減することが可能となり、除霜回数及
び防露ヒーターなどの削減によって、省エネルギーに寄
与できるものである。請求項2の発明によれば、断熱壁
内に構成した貯蔵室の開口に冷気エアーカーテンを形成
して成る低温ショーケースにおいて、圧縮機、凝縮器、
減圧装置及び冷却器などから構成された冷却装置と、空
気中の水分を吸着する除湿手段と、除湿手段にて除湿さ
れた乾燥空気を冷気エアーカーテンの外側に吹き出す送
風手段と、圧縮機から吐出された高温冷媒が流通される
と共に、この高温冷媒からの熱によって除湿手段を加熱
し、再生する再生手段とを設けたので、貯蔵室の開口か
ら侵入する湿気は著しく低減される。
【0039】従って、低温ショーケースの着霜量や結露
の発生を著しく低減することが可能となり、除霜回数及
び防露ヒーターなどの削減によって、省エネルギーに寄
与できる。特に、除湿手段は圧縮機から吐出された高温
冷媒の熱によって再生されるので、その除湿能力を常に
良好な状態に維持されると共に、格別なヒーターなどを
設ける必要も無くなり、一層の消費電力削減を実現でき
るものである。
【0040】請求項3の発明によれば、断熱壁内に構成
した貯蔵室の開口に冷気エアーカーテンを形成して成る
低温ショーケースにおいて、乾燥空気が流通するダクト
を接続可能とされた接続部と、この接続部に流入した乾
燥空気をエアーカーテンの外側に案内して吹き出す案内
ダクトとを設けたので、例えば店内の一カ所に設置した
除湿装置にて生成された乾燥空気をダクトに流すことに
より、案内ダクトを介して各低温ショーケースに乾燥空
気を分配することができるようになり、単一の除湿装置
にて複数の低温ショーケースの着霜量削減と結露の低減
を実現することが可能となる。
【0041】従って、店内に設置される複数種の低温シ
ョーケースに適用可能となり、汎用性が増すと共に、個
々に除湿手段を設ける必要が無くなるので、生産コスト
の削減を図ることが可能となるものである。請求項4の
発明によれば、断熱壁内に構成した貯蔵室に冷気を吐出
して成る低温ショーケースにおいて、空気中の水分を吸
着する除湿手段と、この除湿手段を加熱して再生する再
生手段と、除湿手段にて除湿された乾燥空気を貯蔵室の
開口に吹き出す送風手段とを設けたので、貯蔵室内の湿
度は著しく低減される。また、除湿手段は再生手段にて
再生されるので、その除湿能力を常に良好な状態に維持
される。
【0042】従って、低温ショーケースの着霜量や結露
の発生を著しく低減することが可能となり、除霜回数及
び防露ヒーターなどの削減によって、省エネルギーに寄
与できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の低温ショーケースの縦断側面
図である。
【図2】請求項2の発明の低温ショーケースの縦断側面
図である。
【図3】請求項3の発明の低温ショーケースの縦断側面
図である。
【図4】従来の低温ショーケースの縦断側面図である。
【符号の説明】
1 低温ショーケース 2 断熱壁 6 開口 7 貯蔵室 11 冷却器 14 内層吐出口 16 中層吐出口 28 外層送風機 29 外層吐出口 31 除湿エレメント 33 電気ヒーター 42 圧縮機 51 加熱用配管 54 主ダクト 56 分岐ダクト 57 案内ダクト 58 接続部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱壁内に構成した貯蔵室の開口に冷気
    エアーカーテンを形成して成る低温ショーケースにおい
    て、 空気中の水分を吸着する除湿手段と、この除湿手段を加
    熱して再生する再生手段と、前記除湿手段にて除湿され
    た乾燥空気を前記冷気エアーカーテンの外側に吹き出す
    送風手段とを備えたことを特徴とする低温ショーケー
    ス。
  2. 【請求項2】 断熱壁内に構成した貯蔵室の開口に冷気
    エアーカーテンを形成して成る低温ショーケースにおい
    て、 圧縮機、凝縮器、減圧装置及び冷却器などから構成され
    た冷却装置と、空気中の水分を吸着する除湿手段と、前
    記除湿手段にて除湿された乾燥空気を前記冷気エアーカ
    ーテンの外側に吹き出す送風手段と、前記圧縮機から吐
    出された高温冷媒が流通されると共に、この高温冷媒か
    らの熱によって前記除湿手段を加熱し、再生する再生手
    段とを備えたことを特徴とする低温ショーケース。
  3. 【請求項3】 断熱壁内に構成した貯蔵室の開口に冷気
    エアーカーテンを形成して成る低温ショーケースにおい
    て、 乾燥空気が流通するダクトを接続可能とされた接続部
    と、この接続部に流入した乾燥空気を前記エアーカーテ
    ンの外側に案内して吹き出す案内ダクトとを備えたこと
    を特徴とする低温ショーケース。
  4. 【請求項4】 断熱壁内に構成した貯蔵室に冷気を吐出
    して成る低温ショーケースにおいて、 空気中の水分を吸着する除湿手段と、この除湿手段を加
    熱して再生する再生手段と、前記除湿手段にて除湿され
    た乾燥空気を前記貯蔵室の開口に吹き出す送風手段とを
    備えたことを特徴とする低温ショーケース。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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