JPH0912631A - 合成樹脂製導光体 - Google Patents

合成樹脂製導光体

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JPH0912631A
JPH0912631A JP7160860A JP16086095A JPH0912631A JP H0912631 A JPH0912631 A JP H0912631A JP 7160860 A JP7160860 A JP 7160860A JP 16086095 A JP16086095 A JP 16086095A JP H0912631 A JPH0912631 A JP H0912631A
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JP
Japan
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acid
dimer
ester
trimer
monomer
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JP7160860A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kikawa
仁 木川
Masaru Takagi
優 高木
Hiroshi Yamagishi
弘 山岸
Takeo Inagaki
毅夫 稲垣
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明性に優れ、しかも比重が1.03以下であ
って、優れた物理的特性を有する架橋重合体よりなる合
成樹脂製導光体を提供すること。 【構成】 炭素数が11〜22の高級不飽和脂肪酸又は
その低級アルコールエステルの2量体であるダイマー酸
又はダイマー酸エステルを水素化してなるダイマージオ
ールとα,β−不飽和カルボン酸類とのエステル化物
(A)及び/又は、炭素数が11〜22の高級不飽和脂
肪酸又はその低級アルコールエステルの3量体であるト
リマー酸又はトリマー酸エステルを水素化してなるトリ
マートリオールと一般式(I)で示されるα,β−不飽
和カルボン酸類とのエステル化物(B)を重合して得ら
れるか、又はこれらのエステル化物と共重合可能な単量
体(C)からなる混合物(D)を重合して得られる比重
が1.03以下の重合体からなる合成樹脂製導光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パソコン、ワープロ、
カーナビゲーションや携帯電話等に使用される液晶ディ
スプレイ(LED)の照明のためや車両や航空機等に搭
載される計器類の照明のためなどに用いられる合成樹脂
製の導光体に関するものである。
【従来の技術】従来から、車両や航空機等に搭載される
計器パネルの照明方法として無機ガラス又は透明性樹脂
材料製の導光体が用いられている。また、近年、パソコ
ン、ワープロに加えカーナビゲーションや携帯電話等に
は、LED用バックライトを有する液晶表示装置の利用
が急速に広がっているが、そのパネルの照明用として透
明樹脂材料製の導光体はその使用性の良さからますます
増加の傾向を示している。更にパネルは大画面化へと移
行し、市場ニーズは8.4型から9.4型、10.4型さらに
12型へと大型化へ向かっており、それに応じた大きな
導光体が求められている。このLED用バックライトパ
ネルに使用される導光体の材質は、ほとんどがアクリル
系或いはスチレン等の芳香族ビニルモノマーとアクリル
系モノマーとの共重合物等の透明樹脂であって、その樹
脂の比重は1.05以上であり、大型化に伴って液晶表示
装置自体の重量が増してしまうといった問題点を有して
いる。そこで、軽量化した透明樹脂の開発が望まれてい
るが、これまでに低比重の新規な導光体は開発されてい
ない。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、透明性に優
れ、しかも比重が1.03以下であって、優れた物理的特
性を有する架橋重合体よりなる合成樹脂製導光体を提供
することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明は、特定のダイマ
ージオール及び/又はトリマートリオールと特定のα,
β−不飽和カルボン酸とのエステル化物を主成分とし、
これらエステル化物と共重合可能な単量体からなる混合
物を重合すると、比重が1.03以下で、透明性に優れ、
しかも優れた物理的特性を有する透明な架橋重合体が得
られ、この重合体によれば上記課題を効率的に解決でき
るとの知見にもとづいてなされたのである。
【0003】すなわち、本発明は、炭素数が11〜22
の高級不飽和脂肪酸又はその低級アルコールエステルの
2量体であるダイマー酸又はダイマー酸エステルを水素
化してなるダイマージオールと一般式(I)で示される
α,β−不飽和カルボン酸類とのエステル化物(A)及
び/又は、炭素数が11〜22の高級不飽和脂肪酸又は
その低級アルコールエステルの3量体であるトリマー酸
又はトリマー酸エステルを水素化してなるトリマートリ
オールと一般式(I)で示されるα,β−不飽和カルボ
ン酸類とのエステル化物(B)を重合するか、又はこれ
らのエステル化物と共重合可能な単量体(C)からなる
混合物(D)を重合して得られる比重が1.03以下の重
合体からなることを特徴とする合成樹脂製導光体を提供
する。
【化2】 R1 (R2)C=C(R3)COOR6 (式中、R1 、R2 及びR3 は、それぞれ独立に水素又
は炭素数1〜6のアルキル基、R6 は水素又は炭素数1
〜8までのアルキル基を示す。)
【0004】本発明で使用するダイマージオールを製造
するためのダイマー酸又はダイマー酸エステルやトリマ
ートリオールを製造するためのトリマー酸又はトリマー
酸エステルは、原料として炭素数11〜22、好ましく
は14〜20、さらに好ましくは16〜18の高級不飽
和脂肪酸又は炭素数1〜6の低級アルコールとのエステ
ル化物を用い、この原料にルイス酸やブレンステッド酸
型の液体或いは固体状の触媒、好ましくはモンモリロナ
イト系活性白土を、原料に対して1〜20重量%、好ま
しくは2〜8重量%添加し、200〜270℃、好まし
くは230〜250℃で二量化反応を行うことにより得
られる。反応時の圧力は、通常やや加圧された状態であ
るが、常圧でも良い。反応時間は、触媒量と反応温度に
より変わるが、通常5〜7時間である。反応の進行につ
れて反応系は増粘する。反応終了後、触媒を濾別し、次
いで減圧蒸留して未反応原料や異性化脂肪酸類等を留去
し、その後、ダイマー酸留分を留出して得ることができ
る。更に、留出を行うとトリマー酸留分を得ることがで
きる。
【0005】このようにして得たダイマー酸やトリマー
酸などを、ついで水素化する。この際、ダイマー酸やト
リマー酸は単独で使用してもよく、混合物のまま使用し
てもよい。次に、これらダイマー酸(そのエステルを含
む、以下同じ)をダイマージオールに、トリマー酸(そ
のエステルを含む、以下同じ)をトリマートリオールに
するには、水素ガスと触媒を使用する接触還元法や、水
素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素リチウム、金
属ナトリウム/アルコール系等の水素添加剤を用いる還
元法等公知の方法を採用することができる。即ち、触媒
として、ラネーニッケル、白金担持ニッケル珪藻土、銅
−クロム、銅−亜鉛等をダイマー酸又はトリマー酸に対
して0.1〜7重量%用い、反応温度を100〜300
℃、好ましくは250〜280℃、反応時の圧力を水素
圧で常圧〜300kg/cm2、好ましくは150〜250kg
/cm2、反応時間を1〜15時間、好ましくは4〜8時間
で接触還元を行うのがよい。
【0006】また、ダイマー酸やトリマー酸に対して等
モル以上の水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素
リチウム、金属ナトリウム/アルコール系等の水素添加
剤を用い、溶媒中で還元することもできる。具体的に
は、水素化リチウムアルミニウムをダイマー酸に対して
2倍モル、トリマー酸に対して3倍モル使用してジエチ
ルエーテルやジオキサン溶媒中に分散し、分散させた同
じ溶媒で希釈したダイマー酸やトリマー酸を滴下する。
反応温度は、0℃〜室温、反応時間は1〜2時間とする
のがよい。反応終了後、室温で30分程度撹拌した後、
水素化リチウムアルミニウムに対して約4倍モルの水を
徐々に滴下し反応を終了させるのがよい。次に、反応液
を水洗した後、溶媒層を留去するとダイマージオールや
トリマートリオールが得られる。次に、ダイマージオー
ルとトリマートリオール(以下、「多価アルコール」と
もいう)のエステル化或いはエステル交換反応を行う
が、ここで使用するα,β−不飽和カルボン酸類として
は、炭素数3〜6のα,β−不飽和カルボン酸及びその
炭素数1〜8のアルキル基を有するアルキルエステルが
好ましい。具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸或いはそれらのメチルエステル、エチルエステ
ル、プロピルエステル、ブチルエステル、ヘキシルエス
テル、オクチルエステル等をあげることができる。エス
テル化或いはエステル交換反応で使用する前記α,β−
不飽和カルボン酸類の量は、原料である多価アルコール
の−OH基に対して、カルボキル基量で1.0〜5.0、好
ましくは1.05〜2.0当量である。
【0007】エステル化反応は、触媒としてパラトルエ
ンスルホン酸、硫酸、フッ化水素、三フッ化水素及びメ
タンスルホン酸等を使用し、原料多価アルコールに対し
て0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%用い
て、50〜150℃の反応温度で3〜10時間行うのが
よい。また、エステル交換反応は、金属原子としてチタ
ン、アルミニウムの中から選ばれた金属アルコキサイド
を触媒として原料アルコールに対して0.01〜10重量
%用いて、50〜150℃の反応温度で3〜10時間行
うのがよい。両反応では、重合禁止剤として2,4−ジ
メチル−6−t−ブチルフェノール、2,4,6−トリ
メチルフェノール、2,4−ジエチル−6−t−ブチル
フェノール、ハイドロキノンやパラメトキシフェノール
等を、最終生成物である多価アルコールのα、β−不飽
和カルボン酸エステル化物(以下、「α、β−不飽和カ
ルボン酸エステル」ともいう)に対し1〜5000pp
m、好ましくは10〜1000ppm添加するのがよ
い。生成したα、β−不飽和カルボン酸エステルは、必
要に応じて減圧蒸留するかアルカリ水溶液を用いて洗浄
する等して精製することもできる。このようにして得ら
れたα、β−不飽和カルボン酸エステルは、ダイマーエ
ステル単独、トリマーエステル単独、又はこれらの混合
物として用いることができる。このうち、ダイマーエス
テル/トリマーエステル=100/0〜20/80(重
量比)の混合比率で用いるのが好ましく、より好ましく
は97/3〜30/70(重量比)である。
【0008】このダイマーエステル又はトリマーエステ
ルは単独で或いは両者の混合物で重合して架橋樹脂とす
ることができるが、これらのエステルは、本発明の主旨
を逸脱しない範囲で、共重合可能な単量体と共重合させ
ることもできる。この共重合可能な単量体(C)は混合
物(D)中、50重量%以下の量で使用するのが好まし
い。共重合可能な単量体としては、アクリル基、メタク
リル基、ビニル基等を有する種々の単量体をあげること
ができる。それらの具体例としては、メチル(メタ)ア
クリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、イソブル(メタ)アクリレート、t
−ブチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート等の脂肪族アルキル基を有する一般式(I)で示さ
れるα,β−不飽和カルボン酸エステル(但し、式中、
6 は炭素数1〜8までのアルキル基を示す)、フェニ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、ナフチル(メタ)アクリレート、1,2,3
−トリブロモフェニル(メタ)アクリレート等の芳香族
基又は脂環式基を有する(メタ)アクリレート類、さら
には、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールポリ(メタ)アクリレート、プロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオー
ルジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタントリ
(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ
(メタ)アクリレート、2,2−ビス{4−(メタ)ア
クリロキシエトキシフェニル}プロパン、2,2−ビス
{4−(メタ)アクリロキシポリエトキシフェニル}プ
ロパン等の多官能性(メタ)アクリレート等であり、ス
チレン、ジビニルベンゼン、α−メチルスチレン、クロ
ロメチルスチレン等のビニル化合物も用いられる。
【0009】なお、これら単量体は、単独で或いは2種
以上の混合物として用いることができる。また、本発明
で使用可能な共重合性単量体はこれらの単量体に限定さ
れるものではない。本発明では、上記エステル化物
(A)及び/又は(B)、又はこれらと上記単量体もし
くは単量体混合物を重合又は共重合することにより、本
発明の導光体が得られる。重合方法としては、ラジカル
重合、イオン重合、光重合等の方法を採用することがで
き、通常のラジカル開始剤や光重合開始剤を用いること
ができる。例えば、ラジカル重合による方法において
は、重合反応を30〜120℃の温度で開始させる開始
剤の使用が好ましい。また光重合においては、室温程度
の温度で行われ、光源として高圧水銀灯や低圧水銀灯等
が用いられる。しかしながら、本発明の樹脂は、主成分
であるダイマーエステル及びトリマーエステルが多官能
性単量体であるため、架橋重合体として得られる。従っ
て、得られた樹脂を溶解或いは溶融を伴う成型材料とし
て用いることは、事実上不可能となるので重合法として
は、成型物が直接的に得られる、目的とする導光体の形
態に合った注型重合法を利用することが好ましい。
【0010】また、単量体成分には、生成する共重合体
に期待される用途に応じて、帯電防止剤、着色剤、充填
剤、紫外線吸収剤、熱安定化剤、酸化防止剤、その他の
補助剤を含有させることができる。本発明では、上記の
方法により、比重が1.03以下、好ましくは0.97〜1.
01で、光透過度が90%〜93%の導光体が得られ
る。尚、導光体の厚みは上記光透過度の範囲内であれば
任意とすることができるが、0.1〜1.0cmの厚みのもの
とするのが好ましい。又は架橋密度が50%〜100%
程度のものが好ましい。さらには、本導光体に使用され
る樹脂は、荷重5kg温度100℃での針入度が0.2mm以
下、好ましくは0.1mm以下の架橋重合体である。
【発明の効果】本発明によれば、透明性に優れ、しかも
耐熱性に優れた導光体が提供される。さらには、従来の
アクリル樹脂にはない低比重であるという特長を有して
いるため、無機ガラスや従来のアクリル樹脂が使用され
しかも軽量化が要求されている用途には最適である。つ
ぎに本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。なお、以下において示
す%はことわりのない限り重量%である。
【0011】
【実施例】 参考例 実施例で使用したダイマージオール、トリマートリオー
ル、ダイマージオール/トリマートリオール=7/3の
メタクリルエステル化物を、次ぎのようにして調製し
た。オレイン酸メチル72%とリノール酸メチル18%
その他高級飽和脂肪酸メチル10%を含有する高級不飽
和脂肪酸メチルエステルを原料とし、活性白土(7%)
を触媒として230℃で5時間二量化反応を行った。引
き続き得られた生成物から、未反応脂肪酸メチルエステ
ル留分と異性化脂肪酸メチルエステル留分を減圧蒸留
(230℃/1torr) で除去し、残留物を分子蒸留(2
80℃/0.1torr)して、ダイマー酸ジメチルを得、蒸
留残物としてトリマー酸トリメチルを得た。次に、これ
らを高圧水素条件下(220kg/cm2)、銅−クロム触媒
を3%使用して270℃で10時間接触還元を行い、ダ
イマージオール、トリマートリオール、及びダイマージ
オール/トリマートリオール=7/3(重量比率)を調
製した。次に、ダイマージオール、トリマートリオー
ル、及びダイマージオール/トリマートリオール=7/
3を原料として、高級多価アルコールの−OH基に対し
て1.05当量のメタクリル酸、共沸溶媒としてシクロヘ
キサンを原料高級多価アルコールに対して30%加え、
触媒としてパラトルエンスルホン酸を0.5%添加し10
5℃で6時間エステル化反応、その後冷却し水洗、シク
ロヘキサンを除去し、ダイマージオールのメタクリルエ
ステル化物(化合物a)、トリマートリオールのメタク
リルエステル化物(化合物b)、及びダイマージオール
/トリマートリオール=7/3のメタクリルエステル化
物(化合物c)を得た。
【0012】実施例1 メタクリルエステル化物(化合物a、化合物b、化合物
c)単品又はこれらと共重合可能な単量体であって、表
−1に記載の単量体d1、単量体d2、単量体d3、単
量体d4、単量体d5、単量体d6、単量体d7を表2
に示した組成で各々混合し、混合物に対してラジカル重
合開始剤として0.5%のパーブチルPB(日本油脂株式
会社製)を添加して重合用組成物を調製した。続いてこ
の重合用組成物に窒素を15分間通した後、深さ4mm、
横16cm、縦22cmのキャビティーを有するガラス製モ
ールドに注入した。次にガラス製モールドを、室温から
80℃まで3時間かけて昇温し、その後80℃に6時間
保ってラジカル重合を行った。
【0013】
【表1】 表−1 共重合用単量体 ────────────────────────────────── 略号 化合物名 単量体d1 メタクリル酸メチル 単量体d2 メタクリル酸t−ブチル 単量体d3 アクリル酸t−ブチル 単量体d4 クロトン酸t−ブチル 単量体d5 ペンタエリスリトールテトラメタクリレート 単量体d6 スチレン 単量体d7 ジビニルベンゼン
【0014】このようにして得られた本発明の導光体の
性状を次ぎのようにして評価した。 比重:ASTM D792に準じて測定した。 全光線透過率:JIS K7105に準じて行った。 結果を表−2に示す。
【0015】
【表2】 表−2 本発明 No. 1 2 3 4 5 化合物a 100 30 組 化合物b 70 成 化合物c 100 80 80 比 単量体d1 10 (%) 単量体d2 10 単量体d7 10 10 比 重 0.973 0.983 0.976 0.991 0.982 全光線透過率(%) 91.2 91.3 91.4 91.5 92.1
【0016】
【表3】 表−2(続き) 本発明 No. 6 7 8 9 10 化合物c 70 70 70 90 80 組 単量体d2 5 5 成 単量体d3 15 比 単量体d4 15 (%) 単量体d5 15 15 単量体d6 5 単量体d7 15 15 15 比 重 1.001 0.999 1.010 0.978 0.987 全光線透過率(%) 91.3 91.7 90.8 92.1 90.9
【0017】
【表4】 表−2(続き) 本発明11 本発明12 比較例 1 比較例 2 比較例 3 化合物a 56 組 化合物b 14 成 化合物c 70 比 単量体d1 100 50 50 (%) 単量体d2 15 15 単量体d6 50 単量体d7 15 15 50 比 重 0.990 0.989 1.19 1.09 1.11 全光線透過率(%) 91.9 92.0 92.2 91.5 91.8 表−2に示した結果から明らかなように、本発明の導光
体はいずれも比重が1.03以下でありしかも全光線透過
率が良好であることが判る。
フロントページの続き (72)発明者 稲垣 毅夫 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数が11〜22の高級不飽和脂肪酸
    又はその低級アルコールエステルの2量体であるダイマ
    ー酸又はダイマー酸エステルを水素化してなるダイマー
    ジオールと一般式(I)で示されるα,β−不飽和カル
    ボン酸類とのエステル化物(A)及び/又は、炭素数が
    11〜22の高級不飽和脂肪酸又はその低級アルコール
    エステルの3量体であるトリマー酸又はトリマー酸エス
    テルを水素化してなるトリマートリオールと一般式
    (I)で示されるα,β−不飽和カルボン酸類とのエス
    テル化物(B)を重合して得られるか、又はこれらのエ
    ステル化物と共重合可能な単量体(C)からなる混合物
    (D)を重合して得られる比重が1.03以下の重合体か
    らなることを特徴とする合成樹脂製導光体。 【化1】 R1 (R2)C=C(R3)COOR6 ───(I) (式中、R1 、R2 及びR3 は、それぞれ独立に水素又
    は炭素数1〜6のアルキル基、R6 は水素又は炭素数1
    〜8までのアルキル基を示す。)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001072530A (ja) * 1999-06-28 2001-03-21 Nippon Fine Chem Co Ltd 油剤及びこれを用いた化粧料及び外用剤

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