JPH09125839A - 筐体と扉とのシール装置 - Google Patents

筐体と扉とのシール装置

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JPH09125839A
JPH09125839A JP28147595A JP28147595A JPH09125839A JP H09125839 A JPH09125839 A JP H09125839A JP 28147595 A JP28147595 A JP 28147595A JP 28147595 A JP28147595 A JP 28147595A JP H09125839 A JPH09125839 A JP H09125839A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
ridge
seal member
closed
center
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP28147595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takami Mori
孝実 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
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  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体と扉との間のシール力を低下させないま
ま、扉の開閉時におけるシール部材への負荷を軽減させ
る。 【解決手段】 筐体2の開口部に、一側部を枢着した扉
5の枢着されている方の一側部と、それに対向する扉5
の内面とのいずれか一方に、平面視半円弧状をなすとと
もに、側部の全長にわたって延在する弾性撓曲可能なシ
ール部材6を、他方に、扉5の閉止時に先端が前記シー
ル部材6の前面の中央部に圧接する第1突条11と、シ
ール部材の前面の中央から扉の回動中心と反対側に離間
した個所に圧接する第2突条12とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筐体の開口部に枢
着された扉の枢着部寄りの側端部におけるシール装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、博物館等における展示ケースを
略示している。この展示ケースは、鋼板により形成した
直方体状の台箱部(01)の上に、展示品を収容するための
強化ガラス等の透明板からなり、かつ前面を開口した筐
体(02)を重合し、筐体(02)の上に蓋体(04)を重合して構
成されている。
【0003】蓋体(04)の下面には、透光性の天井板(図
示略)を設け、蓋体(04)内に設けた照明器具(図示略)に
より、この天井板を通して、筐体(02)内を照明するよう
になっている。
【0004】図示しない展示物は、台箱(01)の上面に設
けた台板(図示略)上に載置される。筐体(02)の前面開口
部には、強化ガラス等の透明板からなる扉(05)の右側端
が、垂直軸まわりに回動しうるようにして枢着されてい
る。
【0005】このような展示ケースにおける筐体(02)
は、貴重な展示品を塵埃から守り、かつ適度な温度と湿
度を保持するために、高度な密封性が求められ、様々な
密封措置が施されている。
【0006】そのため、通常は、図5〜図7に示すよう
に、筐体(02)の開口部周縁の前面に、シリコンまたは軟
質ゴム製のシール部材(06)を止着し、扉(05)を閉じた
時、扉(05)の周縁部のシール部材(06)に密着して、密封
性が保たれるようにしている。
【0007】前記シール部材(06)は、断面後向コ字形の
嵌合片(07)の前面に、前向半円形の中空の当接片(08)を
連設したもので、嵌合片(07)を筐体(02)の側板(03)等の
前縁に嵌合し、接着剤により固着してある。
【0008】扉(05)の右側部の後面には、後方に向かっ
て突出する断面二等辺三角形状の硬質の突条(09)が固着
され、扉(05)の閉止時に、図6及び図7に示すように、
突条(09)の先端が、シール部材(06)の当接片(08)の前面
が、若干食い込むようにしてある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いては、筐体(02)内の密封性を高めるためには、扉(05)
の閉止時に、扉(05)における突条(09)の先端が、相当量
シール部材(06)の当接片(08)に食い込むようにしておく
必要がある。
【0010】そのため、扉(05)の開閉を繰り返すと、当
接片(08)は大きな負荷を受けて復原力を減少し、密封性
が低下することになる。
【0011】本発明は、このような問題点を解消すべ
く、筐体の扉の開閉時におけるシール部材の負荷を極力
小としうるにもかかわらず、良好な密封性が得られるよ
うにした、筐体と扉とのシール装置を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 筐体の開口部の一側部に、扉を枢着した扉付き筐
体において、上記開口部における扉が枢着されている方
の一側部と、それに対向する扉の内面とのいずれか一方
に、平面視半円弧状をなすとともに、側部の全長にわた
って延在する弾性撓曲可能なシール部材を設け、かつ他
方に、扉の閉止時に先端が前記シール材の前面のほぼ中
央部に圧接する第1突条と、シール部材の前面の中央か
ら扉の回動中心と反対側に離間した個所に圧接する第2
突条とを設ける。
【0013】(2) 上記(1)項において、シール部材の
前面のほぼ中央部に凹溝を設け、扉の閉止時に、前記第
1突条の先端が前記溝に係合するようにする。
【0014】(3) 上記(1)または(2)項において、第
1突条と第2突条との間に、前記第1突条及び第2突条
の突出方向と反対側に湾曲する弧状面を形成し、扉の閉
止時に、前記シール材が弧状面に密接するようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図1
〜図3を参照しながら説明する。尚、図4以下に示した
従来例と同様の部材には、それと同様の符号から「0」
を除いた符号を付すに止めて、その詳細な説明は省略す
る。
【0016】筐体(2)における右側部の透明板(3)の前
縁に固着したシール部材(6)の前面における幅方向の中
央には、V字状の凹溝(8a)が全長にわたって設けられて
いる。
【0017】シール部材(6)の材質は、例えば塩化ビニ
ール樹脂その他の軟質合成樹脂とするのがよく、透明な
材料とするのが好ましい。
【0018】扉(5)の後面右側端部には、山形をなし
て、後方へ突出するとともに、左右に並ぶ第1突条(11)
と第2突条(12)とを有し、かつ両突条(11)(12)の間に前
向弧状面(13)を形成した硬質の係合突条(10)が固着され
ている。各突条(11)(12)の後方突出量は、図5〜図7で
示した突条(09)のそれよりも著しく小としてある。
【0019】また、図示を省略した蝶番から離れた方の
側部、即ち筐体(2)の左側端部におけるシール部材に
は、上述の凹溝(8a)は設けず、弧状の前端面が直接扉
(5)の後面に圧接するようにしてある(したがって係合
突条(10)も設けていない)。しかし、右方のシール部材
(6)と同様に、凹溝(8a)を設けて、それに扉(5)の遊端
部後面に固着した係合突条(10)の山形の先端が嵌合する
ようにしてもよい。
【0020】このような本実施例では、図1に示す扉
(5)の閉状態において、第1突条(11)がシール部材(6)
の凹溝(8a)に係合するとともに、第2突条(12)がシール
部材(6)前面の凹溝(8a)から扉(5)の回動中心と反対側
に離れた個所に圧接し、さらに弧状面(13)にシール部材
(6)の前面が密接するので、突条(11)(12)の突出量を従
来に比して小として、シール部材(6)の受ける負荷を極
力小としたにも拘らず、良好なシール力を得ることがで
きる。
【0021】この時、扉(5)の左側部と上下部とにおい
ては、扉(5)の後面がシール部材(6)の前面の弧状の部
分に圧接することにより、シールが確実に果たされ、筐
体(2)の前面開口部が確実に密封される。
【0022】また、閉状態の扉(5)を開くと、突条(11)
(12)の突出量が小であるため、扉(5)をわずかに開いた
だけで、係合突条(10)がシール部材(6)から離れるよう
になり、扉(5)の回動抵抗も従来に比して小さくなる。
【0023】なお、上記の実施例においては、シール部
材(6)の前面に凹溝(8a)を設けたが、このような凹溝(8
a)を設けないで、扉(5)を閉じたときに、シール部材
(6)の前面を後方に弾性撓曲させて圧接し、扉(5)を開
いて係合突条(10)がシール部材(6)から離れたときに
は、シール部材(6)の前部が円弧状等に復元するように
してもよい。
【0024】また、シール部材を扉(6)側に、かつ係合
突条(10)を筐体(2)側に設けてもよい。第1突条(11)、
第2突条(12)の先端部の形状は、ナイフエッジ状とした
り、先端を若干丸めた山形、台形、又は半円弧状等とし
てもい。
【0025】その際、筐体(2)の開口部の上下左右の縁
部のすべてに上述のシール部材(6)を配設し、それらに
対向する扉(5)の後面の縁部に、係合突条(10)を口形に
連続するように設けてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) 扉を閉じると、第1突条と第2突条がシール部材
に圧接して、2個所でシールがなされるので、突条の突
出量を従来に比して小としたとしても、良好なシール力
を得ることができる。また突条の突出量を小とすること
により、扉の開放時において、扉をわずかに開いただけ
で、シール部材と突条とが離れるようになり、扉の回動
抵抗を軽減することができる(請求項1)。
【0027】(b) 請求項2記載の発明によれば、扉を
閉じると、第1突条が凹溝に係合するので、シール部材
の変形量を小さくでき、扉の開閉時におけるシール部材
への負荷をさらに小さくすることができる。
【0028】(c) 請求項3記載の発明によれば、扉を
閉じると、シール部材の前面が係合突条の弧状面に密接
するので、シール力を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の扉を閉じた際におけるその
枢着部側端部の横断拡大平面図である。
【図2】扉を開き始めた際における図1と同様の図であ
る。
【図3】扉を相当量開いた際における図1と同様の図で
ある。
【図4】一般的な展示ケースの斜視図である。
【図5】図4に示す扉を閉じた際におけるその枢着部側
端部の横断拡大平面図である。
【図6】扉を開き始めた際における図5と同様の図であ
る。
【図7】扉を相当量開いた際における図5と同様の図で
ある。
【符号の説明】
(1)台箱 (2)筐体 (3)透明板 (4)蓋体 (5)扉 (6)シール部材 (7)嵌合片 (8)当接片 (8a)凹溝 (10)係合突条 (11)第1突条 (12)第2突条 (13)弧状面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の開口部の一側部に、扉を枢着した
    扉付き筐体において、 上記開口部における扉が枢着されている方の一側部と、
    それに対向する扉の内面とのいずれか一方に、平面視半
    円弧状をなすとともに、側部の全長にわたって延在する
    弾性撓曲可能なシール部材を設け、かつ他方に、扉の閉
    止時に先端が前記シール材の前面のほぼ中央部に圧接す
    る第1突条と、シール部材の前面の中央から扉の回動中
    心と反対側に離間した個所に圧接する第2突条とを設け
    たことを特徴とする筐体と扉とのシール装置。
  2. 【請求項2】 シール部材の前面のほぼ中央部に凹溝を
    設け、扉の閉止時に、前記第1突条の先端が前記溝に係
    合するようにした請求項1記載の筐体と扉とのシール装
    置。
  3. 【請求項3】 第1突条と第2突条との間に、前記第1
    突条及び第2突条の突出方向と反対側に湾曲する弧状面
    を形成し、扉の閉止時に、前記シール材が弧状面に密接
    するようにした請求項1または2記載の筐体と扉とのシ
    ール装置。
JP28147595A 1995-10-30 1995-10-30 筐体と扉とのシール装置 Withdrawn JPH09125839A (ja)

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JP28147595A JPH09125839A (ja) 1995-10-30 1995-10-30 筐体と扉とのシール装置

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JP28147595A JPH09125839A (ja) 1995-10-30 1995-10-30 筐体と扉とのシール装置

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JPH09125839A true JPH09125839A (ja) 1997-05-13

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ID=17639704

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28147595A Withdrawn JPH09125839A (ja) 1995-10-30 1995-10-30 筐体と扉とのシール装置

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JP (1) JPH09125839A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110384372A (zh) * 2019-08-05 2019-10-29 杭州浅影文化创意有限公司 一种陶瓷碗展柜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110384372A (zh) * 2019-08-05 2019-10-29 杭州浅影文化创意有限公司 一种陶瓷碗展柜

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20030107