JPH0912572A - 窒素ヘテロ環誘導体であるジヒドロピリジンnpy拮抗剤 - Google Patents

窒素ヘテロ環誘導体であるジヒドロピリジンnpy拮抗剤

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JPH0912572A
JPH0912572A JP8145273A JP14527396A JPH0912572A JP H0912572 A JPH0912572 A JP H0912572A JP 8145273 A JP8145273 A JP 8145273A JP 14527396 A JP14527396 A JP 14527396A JP H0912572 A JPH0912572 A JP H0912572A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 神経ペプチドY(NPY)拮抗剤としての特
性を有する4−アリール−1,4−ジヒドロピリジン化
合物類を提供する。 【解決手段】 式(I)で示される4−フェニル−1,
4−ジヒドロピリジン誘導体に非ペプチド型NPY拮抗
剤とての特性があることが究明され、NPY誘導摂食行
動に対して拮抗作用のあることを確認した。 〔式中、Rは低級アルキル基;R,Rはシアノ基
または低級アルキル基;Rは−CO、シアノ基
または3−メチル−1,2,4−オキサジアゾリル基;
は水素、低級アルキル基等;Bは−NH−または共
有結合;Zはスピロ(インデン−4,1′−ピペリジン
−1−イル基、1,2,3,4−テトラヒドロキノリニ
ル基,トランス−1,2,3,4,4a,5,6,10
b−オクタヒドロベンズ〔h〕イソキノリニル基等;n
は2〜5の整数;である〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4位のフェニル環
の3位に窒素原子含有ヘテロ環基が置換している4−フ
ェニル−1,4−ジヒドロピリジン類に関する。これら
の化合物は神経ペプチドY(NPY)拮抗剤として作用
する。
【0002】
【従来の技術】4−アリール−1,4−ジヒドロピリジ
ン化合物に関する実質的な研究の成果が過去20年に渡
って蓄積されてきた。これらの多くの化合物はカルシウ
ム拮抗剤としての特性を持つものであり、心臓血管障害
の治療に有用なものであることが知られている。ピペリ
ジン環をもつ置換基で置換されている幾つかの4−アリ
ール−1,4−ジヒドロピリジン誘導体が今までに報告
されている。
【0003】米国特許第4,707,486号には、一
連の式(1)の化合物:
【化5】 が、有用な血管拡張剤、抗高血圧剤、および利尿剤とし
て請求されている。
【0004】欧州特許第533,504号には、式
(2)の化合物:
【化6】 を含む一連のジヒドロピリジン化合物が、抗腫瘍促進活
性を持つものとして開示されている。
【0005】欧州特許第534,520号には式(3)
の化合物:
【化7】 (式中、R5 はアルキル基、フェニル基およびアラアル
キル基である)に関連した化合物が開示されている。
【0006】式(4)の化合物:
【化8】 が、特開平4−49237Aに開示されており、ホスホ
リパーゼA2 阻害剤として請求されている。
【0007】有意性は殆どないが、米国特許第4,82
9,076号には抗高血圧剤として一連のジヒドロピリ
ジンアニリド誘導体が開示されており、式(5)の化合
物:
【化9】 (式中、Bは化学結合であるか又はアルキレン基であ
る)がその中に含まれている。
【0008】これらの参照化合物は、その分野の多くの
化合物が、大抵の場合結合官能基が、例えばオキシアル
ケニル基およびカルボキシラート基であり、単純なピペ
リジン置換基がジヒドロピリジン環に置換しているもの
であることから容易に構造的に本発明の化合物と区別さ
れる。これに対して、本発明の化合物は環が縮合した、
或いはスピロ環結合した窒素ヘテロ環が4位に置換した
フェニル環の3位にアニリド又はウレア型結合で置換し
ている。本発明の化合物は構造的に新規であるばかりで
はなく、カルシウム拮抗剤としての特性を殆ど失い、N
PY拮抗剤としての新規な活性を持つことが見出されて
いる。
【0009】結論として、先行技術は、NPYY1 受容
体部位での優れた拮抗活性を示すが他の系の活性を殆ど
示さないこれらの新規なジヒドロピリジン誘導体の特性
を具体化している構造部分のユニークな組み合わせにつ
いては全く開示もしていないし、また示唆もしていな
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】神経ペプチドY(NP
Y)は、1982年に初めてブタの脳から単離された3
6個のアミノ酸よりなるペプチドである。1,2 このペプ
チドは、大きなペプチドファミリの一員であり、またペ
プチドYY(PYY)、パンクレアチンペプチド(P
P)、及び非哺乳動物性魚パンクレアチンペプチドY
(PY)をもその中に含んでいる。神経ペプチドYは、
多くの動物、爬虫類及び魚類に非常に多く存在する。そ
れは多くの中枢神経および末梢交感神経中にみられ、哺
乳動物の脳に豊富に存在するペプチドである。脳におい
ては、NPYは辺縁領域に最も多く見られる。このペプ
チドは、食欲刺激、不安解消、緊張亢進、および冠状動
脈緊張の調整などの数多くの生理学的応答を誘発するこ
とが知られている。
【0011】種々のペプチドアナローグ(フラグメン
ト、アラニン置換体、点変異体、および内部削除/環化
誘導体)についての構造と活性の研究は、NPYについ
て多くの受容体サブタイプが存在することを示唆してい
る。2bこれらのサブタイプは、現在ではY1 、Y2 、Y
3 およびY1-like又はY4 が知られている。
【0012】特定のペプチド拮抗体は、大抵いずれかの
サブタイプに同定されてはいるが、選択的、非ペプチド
拮抗体(チャート1および2参照)は、今日まで殆ど報
告されていない。しかし、数種の競争的であるが非選択
的、非ペプチド同族体は知られている(チャート1)。
ヘテロ環グアニジン誘導体He90481(4)は、H
EL細胞(pA2 =4.43)内では弱いが競争的なN
PY誘発Ca++流入拮抗剤であることが知られている。
3 この化合物はまたその投与量範囲でα2 −アドレナリ
ン作動性、およびヒスタミン作動性活性であることも知
られている。D−ミオ−イノシトール−1,2,6−三
リン酸(5)は、モルモットの脳底動脈におけるNPY
−誘発収縮に対して、強力ではあるが非競争的な拮抗剤
であることが報告されている。4 同様にして、ベネキシ
トラミン型ビスグアニジン6aおよび6bは、ラット脳
で、 3H−NPYに代わるもの(IC50,19および1
8.4μM)であり、またラットの大腿動脈で機能的な
拮抗作用を現すことが報告されている。5 ビスグアニジ
ン化合物6bは、NPY2 作動物質であるNPY13 -36
の作用に拮抗するがNPY1 作動物質である〔Le
31,Pro34〕NPYの血管収縮作用に対して全く拮
抗作用を示さないのでY2 受容体に対して機能的には選
択的であると考えられている。5C
【0013】チャート2に示したBIBP32266
して知られている化合物(6)は、ヒト神経芽腫細胞
(SK−N−MC)においてI−125ボルトン−ハン
ター標識NPYと置き換わる。化合物(6)は、脳脊髄
を穿刺したラットの実験において、NPI誘発昇圧応答
と同様、SK−N−Mcでの細胞内Ca++のNPY誘発
増加に拮抗した。
【0014】ヒト神経芽腫細胞に於けるI−125標識
NPY、及びPYYの置換に加えて、化合物(7)、即
ちSR120819A7 は又麻酔したモルモットモデル
の心拡張期のNPY−関連血圧上昇に拮抗した。
【0015】結論として、本発明の化合物は先行技術の
化合物とは分子構造及び生物学的活性の点から区別され
るものであると考えられる。先行技術の中に、本発明の
新規なNPY拮抗剤を予想又は示唆しているものは全く
ない。
【0016】
【課題を解決するための手段】
〔本発明の要約と詳細な説明〕本発明は、式(I)で示
される化合物、及びそれらの薬理学的に許容される酸付
加塩及び/又はそれらの水和物よりなる:
【化10】 式中に示された記号R1 −R5 、B、及びZは、次に示
す意味を持つ:R1 は、低級アルキル基であり、メチル
基が好ましい。R2 およびR3 は、独立して、シアノ基
および低級アルキル基から選ばれたものであり、メチル
基が好ましい。R4 は、−CO2 1 、シアノ基および
【化11】 から選ばれたものである。R5 は、水素、ハロゲン、ヒ
ドロキシ基、低級アルキル基、アルコキシ基、およびア
リルオキシ基の様な低級アルケニルオキシ基から選ばれ
たものである。Bは、−NH−または化学結合である。
nは、2から5の数から選ばれた整数であり、3が好ま
しい。最後に、Zは、次式で示される基:
【化12】 (但し、実線と点線は単結合か又は二重結合のいづれか
である)よりなる群から選ばれたものである。
【0017】“低級”なる語は、アルキル基、アルコキ
シ基、又はアルケニルオキシ基が1個から4個の炭素原
子を含むことを意味する。本発明の好ましい化合物は式
(I)で示される化合物のR2 及びR3 はメチル基であ
り;R4 は−CO2 Meであり;R5 は水素であり;そ
してBはNHである。更に最も好ましい化合物はZが
【化13】 である化合物である。
【0018】本発明の化合物は光学活性体として存在し
ていてもよく、それぞれの光学異性体それ自身は言うま
でもなくラセミ混合物も本発明の展望内に入るものであ
る。ラセミ混合物は、光学活性の酸を用いてジアステレ
オ異性体塩を形成して分割し、つづいて光学活性な塩基
に戻す公知の技術によってそれぞれの光学異性体に分割
することができる。
【0019】既述したように、本発明は、これらの塩基
性化合物の薬理学的に許容される無毒性の塩に関する。
そのような塩は、有機酸、及び無機酸から誘導された塩
であり、そのような酸としては、例えば、これらによっ
て限定されるものではないが、塩化水素酸、臭化水素
酸、リン酸、硫酸、メタンスルホン酸、酢酸、酒石酸、
乳酸、コハク酸、クエン酸、マレイン酸、フマル酸、ソ
ルビン酸、アコニチン酸、サルチル酸、フタル酸、エナ
ンチオ酸などである。
【0020】本発明の化合物は適宜な出発物質にハンチ
ェ合成法の色々な変法を適用した以下の工程によって合
成することができる。式(I)の化合物の一般合成法
は、スキーム1及びスキーム2に概説されている。記
号、例えばR1 −R5 、B、n,及びZは前に解説した
通りであり、Xは塩素又は臭素である。ジヒドロピリジ
ン中間体(V)は、もし対称的な式(V)の化合物が所
望であれば、3−ニトロベンズアルデヒド、及び化合物
(VI)(R4 は例えばカルボエトキシ基)のような必
要なアセトアセタート化合物とを標準のハンチェ縮合条
8 (例えば酢酸アンモンとイソプロパノール中で還
流)で反応させて合成することができる。この場合対称
的な化合物は、R2 =R3 であり、R4 =−CO2 1
である。非対称ジヒドロピリジン化合物(V)は、クナ
ーベナーゲル付加体(VII)9 及び適宜なジカルボニ
ル化合物(VI)を出発物質とし、ハンチェの条件の変
法を用いて合成することができる。多くのこれらのジヒ
ドロピリジン化合物(V)は文献 10に報告されている。
中間体(V)の化合物は、接触還元法、又は鉄還元法
(Fe/NH4 Cl/水性アルコール)15又はNi(O
Ac)2 /NaBH4 交換樹脂還元法法のいづれかの方
法を用いて還元し、アミノ中間体(IV)が得られる。
多くのこれらのアニリン誘導体は文献12に報告されてい
る。スキーム1には、アニリド結合をもつ式(I)の化
合物の合成工程が示されている。化合物(IV)とハロ
アシルハライド(VIII)とを反応させて化合物(I
II)を得、つづいて適宜なヘテロ環中間体化合物
(X)を反応させると所望の式(I)の化合物が得られ
る。
【0021】ウレア結合をもつ式(I)の化合物の合成
は、スキーム2に示されている。工程Aにおいては、ア
ニリン中間体(IV)は、適宜なハロアルキルイソシア
ナート(IX)と反応させて中間体化合物(II)を得
る。それからこの化合物を更にヘテロ環中間体(X)と
反応させてウレア結合化合物、式(I)の化合物とす
る。工程Bは、アニリン中間体(IV)をカルバマート
中間体(XXIV)を経てイソシアナート中間体(XX
XIV)に変換する。このイソシアナート化合物(XX
XIV)はアミノアルキル置換ヘテロ環化合物と反応さ
せ、ウレア結合式(I)の化合物が良好な通算収率で得
られる。このスキームで説明された方法に加えて、別法
の合成法によっても容易に中間体(XX)が得られるこ
とは、本分野に精通したものによって十分理解されるこ
とである。
【0022】中間体(V)の化合物のあるものは改良さ
れた合成法が必要であり、幾つかの例がスキーム3に示
されている。合成法Aはアセタール誘導体(XIII)
の加水分解、つづいてサトウによって報告された方法13
と同様な一般合成法による方法が示されている。アセタ
ール(XIII)の加水分解は、酸処理(HCl/アセ
トン)によって達成される。得られたアルデヒド(XI
I)は酢酸中のヒドロキシルアミンと反応させてオキシ
ム誘導体とし、無水酢酸中で加熱して脱水反応を行い、
シアノ基置換中間体(V)とする。シアノ基置換ニトロ
ベンゼン誘導体(V)からシアノ基置換アニリン中間体
(IV)への変換はアルコール中のFe/NH4 Clを
使用して達成される。
【0023】スキーム3の合成法Bは、オキサジアゾー
ル置換中間体の合成の概要が示されている。ジヒドロピ
リジンカルボン酸出発物質(XIV)はカルボニルイミ
ダゾール(CDI)の存在下アセトアミドオキシムと縮
合させ、それから約200℃に加熱して中間化合物であ
るオキシムエステルをオキサジアゾールニトロ化合物
(V)に変換する。化合物(V)を還元してオキサジア
ゾール置換アニリン化合物にする反応は、水素化反応に
見られるN−O結合の分解を防ぐために鉄還元法を使用
して行う。
【0024】R5 が水素以外のものである生成物の場合
は、反応(スキーム1及び2)は、R5 がヒドロキシ基
の場合を除いて、適当なR5 −置換ニトロベンズアルデ
ヒドを使用して開始する。この場合(スキーム4参
照)、R5 がヒドロキシ基である化合物(V)は、Na
H/アリルブロミドで処理してOをアリル化し、R5
アリルオキシ基である中間体(V)として使用する。鉄
還元法によってアニリン中間体(IV)とし、この化合
物を適当なハロアルキルイソシアナート、又はハロアシ
ルハライドと反応させ、つづいてヘテロ環反応体と反応
させてR5 がアリルオキシ基である式(I)の化合物を
得る。脱保護は、HOAc/NaOAcバッファー中の
PdCl2 を用いて実施し、R5 =OHである式(I)
の生成物を得る。
【0025】ヘテロ環出発化合物(X)は市販品、及び
/又は化学文献20記載のものである。スキーム5に特定
のヘテロ環中間体化合物の通常の合成法が示されてい
る。シアノ中間体(XXIII)は出発物質テトラロン
から2段階で合成される。化合物(XXIII)をリチ
ウムジイソプロピルアミンで処理し、酢酸エチルと反応
させて化合物(XXII)とする。この化合物は接触還
元して環化した中間体(XXI)とする。化合物(XX
I)を還元して所望のHZ化合物(X)とする。追加の
反応中間体及び式(I)の化合物は前述した合成スキー
ム及び工程を適宜改良して合成することが出来る。この
ような改良は、化学分野に精通した熟練者にとっては明
白な事である。追加の実施例及び実施工程は後に詳述す
る。
【0026】本発明の化合物はNPYY1 受容体に結合
親和性を示すものである。この薬理学的な活性は放射性
リガンドとしてヨード−125−標識I−PYYを使用
してSK−N−MC(ヒト神経芽腫)細胞膜で評価され
る。本発明の化合物は、NPYY1 受容体に対してIC
50値が約10μMまたはそれ以下であることで明らかな
ように良い結合親和性を持っていた。好ましい化合物は
IC50値が100nM以下であり、最も好ましい化合物
はIC50値が10nM以下のものである。クラスとして
これらのジヒドロピリジン型はα1 −アドレナリン作動
性受容体及び/又はCa++チャンネルに対して有為な親
和性をもっているが、本発明の化合物はα1 −アドレナ
リン作動性受容体及びCa++チャンネルに対する親和性
は非常に弱いものである。このように、これらの化合物
はNPYY1 受容体部位で選択的なNPY拮抗剤として
行動する。NPYは概日リズムに寄与するばかりではな
く緊張亢進、摂食障害、及び抑鬱症/不安症18の症状に
寄与することが明らかである。本発明の化合物は、これ
らの障害を治療するのに有用であることが期待される。
【0027】選んだ化合物をNPYで摂食行動を誘導す
る前に試験動物に腹腔内投与によって動物のNPY誘導
摂食を阻害する効力を更に試験した。総じて、これらの
試験は本発明の化合物が食欲減退剤として有用であり、
種々の臨床的な過食症に使用できる抗肥満剤として有効
であることを示唆していた。このように本発明の今一つ
の展望は肥満した哺乳動物、又は過食症である哺乳動物
の摂食を減少させる方法に関する。この方法は、式
(I)の化合物またはそれらの薬理学的に許容できる酸
付加塩及び/又は水和物の食欲減退剤として効果のある
量を哺乳動物に全身系投与することを包含する。
【0028】薬理学的試験に基づき、非経口投与用量
は、約0.05から1mg/kg体重の範囲であると期
待され、経口投与の場合は約1から20mg/kg体重
であると期待される。
【0029】しかしながら、臨床ではその用量及び処方
はそれぞれの場合に於いて注意深い調整、健全で熟練し
た判断が必要であり、又患者の年齢、体重、体調、投与
の経路及び症状の状態および重篤さを考慮に入れなけれ
ばならない。一般的に、本発明の化合物は現在使用され
ている食欲減退剤、例えばジエチルプロピオン、マジン
ドール、或いはフェンテルミンの場合と同様な方法で投
与してもよく、また一日の投与量は約70から約140
0mgであり、好ましくは500から1000mgを一
日1回から3回投与するのがよい。ある場合は低用量で
十分な治療効果が得られる場合もあり、またある場合は
高用量でないと十分な治療効果が得られない場合もあ
る。
【0030】本明細書で使用した“全身系投与”なる語
は経口投与、直腸投与、及び非経口投与(例えば、筋肉
内投与、静脈内投与、皮下投与)を意味する。一般的
に、本発明による化合物を経口投与した場合は、この投
与経路は好ましい経路であるが、より少ない用量の非経
口投与で得られる治療効果と同じ効果を得るにはより多
くの用量が必要である。良好な臨床学的処置に従えば、
本発明の化合物は、有害な、または厄介な副作用を起こ
すことなく効果的な食欲減退効果を生み出す濃度で投与
することが望ましい。同様にして、本発明の化合物は緊
張亢進症、抑鬱症、及び不安症を治療する為に投与する
ことも出来る。
【0031】療法学的には、本発明の化合物は、式
(I)の化合物または薬理学的に許容されるそれらの酸
付加塩の食欲減退を引き起こすに効果的な量、及び薬理
学的に許容される担体よりなる薬理学的組成物として投
与される。そのような治療に効果的な薬理学的組成物
は、本発明の少なくとも一つの化合物を主成分として、
または少数成分として、即ち95から0.5%の量を、
薬理学的担体とともに含有している。該薬理学的担体
は、一種またはそれ以上の固体、半固体または液体の希
釈剤、賦形剤、及び無毒性で、不活性で、薬理学的に許
容される剤形補助剤である。そのような薬理学的組成物
は、投与単位型であることが望ましい。即ち、物理的に
分離した投与単位は所望の療法学的な効果を現すように
計算された用量の単回投与分または多回投与分に対応し
た予め評定された量を含有している。投与用量単位は単
回投与の1回分、2回分、3回分、4回分またはそれ以
上の用量を含んでいても良く、または単回投与の二分の
一、三分の一または四分の一を含んでいてもよい。単回
投与用量は、予め評定された用量処方に従って一日に一
回、二回、三回、または四回投与する一日の投与用量の
全部、または半分、または三分の一、または四分の一で
ある一回分またはそれ以上の投与用量分を一度に投与し
たときに所望の療法効果を現すに十分な量を含んでいる
ことが好ましい。
【0032】他の療法剤が存在していてもよい。単位用
量当たり、約50から1000mgの活性成分を含んだ
薬理学的組成物が好ましく、また通常それらは錠剤、ロ
ゼンジ剤、カプセル剤、粉末剤、水性又は油性懸濁剤、
シロップ剤、エリキシル剤、および水剤として製剤され
る。好ましい経口用組成物は、錠剤またはカプセル剤で
あり、結合剤(例えば、シロップ、アラビアゴム、ゼラ
チン、ソルビトール、トラガカンタ、又はポリビニルピ
ロリドン)、添加剤(例えば、ラクトース、砂糖、トウ
モロコシ澱粉、リン酸カルシウム、ソルビトール、又は
グリシン)、潤滑剤(例えば、ステアリン酸マグネシウ
ム、タルク、ポリエチレングリコール、又はシリカ)、
崩壊剤(例えば、澱粉)、および湿潤剤(例えば、ラウ
リル硫酸ナトリウム)などのような通常の賦形剤を含ん
でいてもよい。式(I)の化合物と通常の薬理学的担体
との溶液剤、又は懸濁剤は、静脈注射用水溶液、又は筋
肉注射用油性懸濁液のような非経口用組成物として使用
される。非経口用として望ましい清澄性、安定性、およ
び適合性をもつこのような組成物は、活性化合物の0.
1から10重量%を水又はグリセリン、プロピレングリ
コール、およびポリエチレングリコールのような多価ア
ルコール、又はそれらの混合物よりなるビークルに溶解
することによって調製される。ポリエチレングリコール
類は、水と有機溶媒の両者に溶解し、その分子量は約2
00から1500のものである非揮発性の、通常液体の
ポリエチレングリコール類の混合物より成っている。
【0033】本発明を構成している化合物およびその合
成法は、以下に示す実施例によりより一層明白になるで
あろう。また以下の実施例は、ただ説明をすることを目
的とするものであり、本発明の範囲又は展望を制限する
ものと考えてはならない。全ての温度は特に付記ないか
ぎり摂氏である。
【0034】核磁気共鳴(NMR)スペクトル特性は、
標準試薬であるテトラメチルシラン(TMS)に対して
百万分の一で示した化学シフト(δ)で表現されてい
る。プロトンNMRスペクトルデータの化学シフトの相
対面積は、分子中の特定の官能基の水素原子の数に対応
している。化学シフトの多重性は、幅広シングレット
(brs)、シングレット(s)、マルチプレット
(m)、ダブレット(d)、トリプレット(t)、二重
のダブレット(dd)、カルテット(q)、又はペンタ
プレット(p)で示されている。使用されている略語は
DMSO−d6 (重ジメチルスルホキシド)、CDCl
3 (重クロロホルム)であり、その他は通常使用されて
いるものである。赤外線(IR)スペクトルは官能基同
定値をもつ吸収波数(cm-1)のみを掲げている。IR
スペクトルの測定にはKBrを希釈剤として使用してい
る。元素分析値は重量%で示している。
【0035】
【実施例】
A. 中間体の合成 1. 式(VII)の化合物 実施例 1: クナーベナーゲル付加体(VII)の一
般合成法 ジョーンズによって報告された方法9 に従って、3−ニ
トロベンズアルデヒドおよび必要なβ−ケトエステルの
それぞれ300mmolの混合物をトルエン(250m
L)とピペリジン(2.5mL)に溶解し、そして氷酢
酸(5mL)を加えた。混合溶液は数時間加熱還流し
た。その間理論量の水をディーンスターク装置で除い
た。トルエンを減圧下除去し、得られたクナーベナーゲ
ル生成物はフラッシュクロマトグラフ法(SiO2 :E
tOAc/Hex)又は結晶化法によって精製した。
【0036】実施例 2: 3−(3−ニトロフェニ
ル)−2−(1−オキソブチル)−2−プロペン酸エチ
ルエステル 黄色油状物質がEおよびZ異性体の混合物として、収量
47%で単離された。 1 HNMR(CDCl3 ):δ8.23(m,2H),
7.52(m,3H),4.32(m,2H),2.6
7および2.53(t,2H,J=7.2Hz),1.
66(m,2H),1.29(m,3H),0.97お
よび0.87(t,3H,J=7.4Hz). 元素分析:C1517NO5 : 計算値: C,61.85;H,5.88;N,4.81. 実測値: C,61.76;H,5.86;N,4.82.
【0037】この付加体は、黄色油状物質として34%
の収量で単離された。1 HNMR(CDCl3 ):δ8.34−8.23
(m,2H),7.99−7.70(m,3H),4.
94−4.93(m,1H),4.30−4.22
(m,2H),3.79(d,1H,J=8Hz),
3.35−3.33(m,6H),1.28−1.13
(m,3H). 元素分析:C1517NO7 : 計算値: C,55.73;H,5.30;N,4.33. 実測値: C,55.28;H,4.84;N,4.59.
【0038】2. 式(V),(XII),および(X
III)の中間体化合物 実施例 4: ジヒドロピリジン中間体(V)の一般合
成法 対称的なジヒドロピリジン類式(V)の化合物を合成す
る為に、必要なβ−ケトエステル(126mmol)、
3−ニトロベンズアルデヒド(63mmol)、および
NH4 OAc(95mmol)をハンチェの標準条件8
で数時間、150mLのエタノール中で加熱還流した。
粗反応混合物を室温に冷却し、揮発性物質を減圧で除去
した。対称ジヒドロピリジン化合物はエタノ−ルから結
晶化した。非対称の中間体式(V)の化合物の合成の場
合は、一般的には、必要なクナーベナーゲル付加体(V
II)(70mmol)および3−アミノクロトン酸メ
チル(70mmol)の混合物をイソプロパノール中、
一夜(24時間)加熱還流した。揮発性物質は減圧下除
去し、粗生成物は、エタノールから再結晶した。
【0039】実施例 5: 1,4−ジヒドロ−2−メ
チル−4−(3−ニトロフェニル)−6−プロピル−
3,5−ピリジンジカルボン酸エチル5 −メチル3 エス
テル 本化合物は、明黄色固体として34%の収量で得られ
た。 mp:102−105℃1 HNMR(CDCl3 ):δ8.09(t,1H,J
=2Hz),7.99−7.96(m,1H),7.6
3−7.59(m,1H),7.35(t,1H,J=
8Hz),5.77(brs,1H),4.14−3.
99(m,2H),3.63(s,3H),2.77−
2.61(m,2H),2.34(s,3H),1.7
2−1.53(m,2H),1.20(t,3H,J=
7Hz),0.97(t,3H,J=7.4Hz). 元素分析:C20242 6 ・0.2H2 O: 計算値: C,61.43;H,6.03;N,7.16. 実測値: C,61.57;H,6.14;N,7.09.
【0040】実施例 6: 1,4−ジヒドロ−2−メ
チル−6−(ジメトキシメチル)−4−(3−ニトロフ
ェニル)−3,5−ピリジンジカルボン酸エチル5 −メ
チル3エステル(XIII) 本化合物は、フラッシュクロマトグラフ(SiO2 :E
tOAc/Hex)で精製した後、35%の収量で得ら
れた。 mp:118−122℃1 HNMR(CDCl3 ):δ8.14(t,1H,J
=2Hz),8.02−7.99(m,1H),7.6
5−7.61(m,1H),7.38(t,1H,J=
8Hz),6.82(brs,1H),6.03(s,
1H),5.13(s,1H),4.17−4.06
(m,2H),3.64(s,3H),3.48(s,
3H),3.43(s,3H),2.38(s,3
H),1.24(t,3H,J=7Hz).13 CNMR(CDCl3 ):δ167.4,166.
0,149.3,148.3,145.1,143.
9,134.2,128.8,122.9,121.
5,104.7,102.5,98.5,60.4,5
5.7,55.1,51.2,40.0,19.7,1
4.1. 元素分析:C20242 8 : 計算値: C,57.14;H,5.75;N,6.66. 実測値: C,57.07;H,5.64;N,6.64.
【0041】実施例 7: 1,4−ジヒドロ−2,6
−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−3,5−ピ
リジンジカルボン酸n−ブチル−メチルエステル n−ブチルアセトアセタート(0.10mmol)、3
−アミノクロトン酸メチル(0.10mole)、3−
ニトロベンズアルデヒド(0.10mole)、および
イソプロパノール(150mL)の溶液を、一夜(18
時間)加熱還流した。揮発性物質を減圧下除去し、残渣
はフラッシュクロマトグラフ(SiO2:EtOAc/
Hex)で精製した後、低融点、黄色固体として49%
の収量で得られた。 mp:69−70℃ 元素分析:C20242 6 : 計算値: C,61.85;H,6.23;N,7.21. 実測値: C,62.02;H,6.21;N,6.95.
【0042】実施例 8: 2−シアノ−1,4−ジヒ
ドロ−6−メチル−4−(3−ニトロフェニル)−3,
5−ピリジンジカルボン酸エチル5 −メチル3 エステル 実施例6で得たアセタール中間体(XIII)をアセト
ン80mLに溶解し、これに6NHCl(8mL)を加
えた。室温で1.5時間攪拌した後、溶媒は減圧下除去
した。得られた固体は一部の水で洗い、濾過した。フラ
ッシュクロマトグラフ(SiO2 :EtOAc/He
x)で精製してホルミル誘導体(XII)をオレンジ色
固体として88%の収量で得た。 mp:111−114℃1 HNMR(CDCl3 ):δ8.12−8.01
(m,2H),7.61−7.46(m,1H),7.
41(t,1H,J=8Hz),7.04(brs,1
H),5.23−5.22(m,1H),4.30−
4.14(m,2H),3.77(s,1H),3.6
4(s,3H),2.43(s,3H),1.28
(t,3H,J=7Hz).13 CNMR(CDCl3 ):δ186.5,167.
0,165.2,148.4,147.6,145.
2,139.0,134.2,129.3,123.
0,122.1,115.0,101.9,61.6,
52.4,40.7,19.6,14.1. 元素分析:C18182 7 : 計算値: C,57.75;H,4.85;N,7.48. 実測値: C,57.61;H,4.60;N,7.33. ホルミル中間体(XII)(8.7mmol)を氷酢酸
(25mL)に溶解し、そしてNH2 OH・HCl
(9.6mmol)およびNaOAc(12mmol)
を加えた。溶液は、室温で2.5時間攪拌し、それから
Ac2 O(29mmol)を加え、室温で1.5時間、
94℃でさらに4時間攪拌した。過剰のHOAcおよび
Ac2 Oを減圧下除去した。水を残渣に加え、NaHC
3 で中和した。この懸濁液を酢酸エチルで抽出し、合
わせた有機フラクションは一回水で洗い、MgSO4
乾燥し、濾過し、それから濾液は減圧下濃縮しすると油
状物質が得られ、このものは放置すると固化した。シア
ノ誘導体(V)は、EtOAc/Hexでトリチュレー
トした後40%の収量で黄色固体として得られた。 mp:169−170℃1 HNMR(CDCl3 ):δ8.14−8.01
(m,2H),7.63−7.60(m,1H),7.
47−7.38(m,1H),7.13(s,1H),
5.19(s,1H),4.27−4.09(m,2
H),3.65(s,3H),2.41(s,3H),
1.29(t,3H,J=7Hz).13 CNMR(CDCl3 ):δ166.7,163.
7,148.7,146.7,145.5,134.
3,129.4,123.0,122.4,116.
5,113.1,111.8,102.1,62.0,
52.0,39.5,19.2,13.9. HRMS:C18183 6 (M+H): 計算値:372.1196 実測値:372.1207
【0043】実施例 9: 1,4−ジヒドロ−2,6
−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−5−(3−
メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−
3−ピリジンカルボン酸メチルエステル 出発物質である1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−
4−(3−ニトロフェニル)−3,5−ピリジンジカル
ボン酸モノメチルエステル(XIV)14(11.1mm
ol)をアセトニトリル60mL中のカルボニルジイミ
ダゾール(12mmole)で処理した。2時間攪拌し
た後、アセトアミドオキシム塩酸塩(18.8mmo
l)、およびトリエチルアミン(22.2mmol)を
加えた。得られた混合物をN2 気流下、17時間加熱還
流した。それから揮発性物質は減圧下除去した。残渣は
メチレンクロリドで抽出し、水とブラインで洗い、Mg
SO 4 で乾燥した。濾過した後、揮発性物質は減圧下除
去すると黄色泡状物質が得られた。この粗中間体O−ア
シルアミドオキシム化合物は、フラッシュクロマトグラ
フィー(SiO2 :MeOH/EtOAc)で精製し、
3.13g(73%)の中間体を得た。この物質をそれ
からそのまま200℃の油浴で20分、N2 気流下加熱
した。得られた黒色残渣はEtOAc/Hexから再結
晶し、オキサジアゾール中間体(V)を37%の収量
で、黄色結晶性固体として得た。 mp:221−222℃1 HNMR(DMSO−d6 ):δ9.37(s,3
H),7.99(m,2H),7.66(m,1H),
7.54(t,1H,J=7.9Hz),5.18
(s,1H),3.57(s,3H),2.41(s,
3H),2.31(s,3H),2.23(s,3
H).13 CNMR(DMSO−d6 ):δ175.5,16
6.9,166.5,149.0,148.0,14
6.6,144.4,134.1,130.0,12
1.7,100.7,95.6,51.1,39.4,
18.5,18.3,11.4. 元素分析:C18184 5 : 計算値: C,58.37;H,4.90;N,15.13. 実測値: C,58.56;H,4.88;N,14.88.
【0044】3. 式(IV)および式(III)であ
るアニリンおよびアニリド中間体 実施例 10: ニトロアリールジヒドロピリジン化合
物(V)をアニリン化合物(IV)に変換する一般還元
法 方法A(接触還元法):80mLのEtOH中のニトロ
芳香環置換ジヒドロピリジン化合物(V)(10mmo
l)の溶液に、0.5−1.0gのスルフィド処理した
炭素中の5%Ptを加え、得られた懸濁液を60psi
水素圧で、室温で、パ−ルの水素化装置で振盪した。通
常理論値のH2 の消費量から判断して数時間で還元は完
了した。懸濁液はそれからセライトを通して濾過し、濾
液は減圧下濃縮してアニリン化合物(IV)を得た。こ
の化合物は表示した溶媒で再結晶又はフラッシュクロマ
トグラフィーを行って精製した。いくつかの実施例は、
この粗アニリン誘導体を塩に変換して再結晶した。
【0045】方法B(鉄還元法15):攪拌機および還流
冷却器を装備した250−mLの三頚フラスコに水50
mL中のNH4 Cl(64mmol)、鉄粉(38mg
原子、325メッシュ)、メタノール50mL中のニト
ロ芳香環置換ジヒドロピリジン(V)(11mmol)
の溶液を加えた。得られた混合物は6時間、加熱還流し
ながら攪拌した。反応混合物をセライトを通して濾過
し、十分な量のメタノールで洗った。濾液は、一部減圧
下濃縮して懸濁液とし、メチレンクロリドで抽出した。
合わせた有機抽出液はNa2 SO4 で乾燥し、濾過し、
揮発成分を減圧下留去して粗アニリン化合物(IV)を
得た。この粗アニリン化合物を前記の接触還元法の場合
と同様の方法で精製した。
【0046】方法C(ニッケル/水素化ホウ素レジン還
元法) ユーン(Yoon)11の一般法に従い、水素化ホウ素交
換樹脂(12g)を40mLのメタノールに懸濁し、N
i(OAc)2 ・4H2 O(0.60mmol)を加え
た。数分間攪拌した後に、必要なニトロ芳香環誘導体
(V)(6mmol)を加え、得られた黒色混合物を一
夜室温で攪拌した。セライトのプラグを通して濾過した
後、反応溶液は減圧下濃縮して還元されたアニリン誘導
体(IV)を得た。
【0047】実施例 11: 4−(3−アミノフェニ
ル)−1,4−ジヒドロ−2−メチル−6−プロピル−
3,5−ピリジンジカルボン酸エチル5 メチル3 エステ
ル、フマル酸塩 本化合物はオレンジ−褐色固体として91%の収量(方
法B)で得られた。 mp:92−95℃1 HNMR(MeOD):δ7.30−7.17(m,
3H),7.02−6.99(m,1H),6.26
(s,2H),4.90(s,1H),4.06(q,
2H,J=14Hz),3.61(s,3H),2.7
8−2.52(m,2H),2.30(s,3H),
1.69−1.55(m,2H),1.21(t,3
H,J=7Hz),0.97(t,3H,J=7.4H
z).13 CNMR(MeOD):δ170.5,169.9,
169.04,151.9,147.0,135.0,
134.9,130.5,127.5,122.0,1
20.3,103.2,103.0,60.9,51.
4,40.8,34.7,23.4,18.6,14.
7,14.3. 元素分析:C20262 4 ・1.0C4 4 4 ・1.0H2 O: 計算値: C,58.53;H,6.55;N,5.69. 実測値: C,58.86;H,6.22;N,5.68.
【0048】実施例 12: 4−(3−アミノフェニ
ル)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3,5−
ピリジンジカルボン酸エチルメチルエステル(参照文献
12a参照) 本化合物は、EtOAc/Hexから結晶化し、灰色固
体として92%の収量で得られた。(方法A) mp:173−175℃
【0049】実施例 13: 4−(3−アミノフェニ
ル)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3,5−
ピリジンジカルボン酸ジエチルエステル(参考文献12
a参照) 本化合物は、フラッシュクロマトグラフィー(Si
2 :EtOAc/Hex)によって精製し、82%の
収量(方法A)で得られた。本アニリン誘導体の一部を
塩酸のエーテル溶液で処理して塩酸塩に変換した。エー
テルからトリチュレートして淡黄色固体を得た。 mp:212−213℃
【0050】実施例 14: 4−(3−アミノフェニ
ル)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3,5−
ピリジンジカルボン酸ジメチルエステル(参照文献12
a参照) 本化合物は、エタノールから結晶化し、無色固体として
58%の収量で得られた。(方法A) mp:214−215℃
【0051】実施例 15: 4−(3−アミノフェニ
ル)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3,5−
ピリジンジカルボン酸n−ブチル−メチルエステル塩酸
塩 本化合物は、フラッシュクロマトグラフィー(Si
2 :EtOAc/Hex)によって精製し、68%の
収量で黄色油状物質として単離された(方法A)。本油
状物質の一部を塩酸のエーテル溶液で処理して塩酸塩に
変換した。 mp:135−145℃1 HNMR(DMSO−d6 ):δ10.20(br
s,2H),9.12(s,1H),7.29(t,1
H,J=7.8Hz),7.12(m,3H),4.8
9(s,1H),3.98(m,2H),3.54
(s,3H),2.27(s,3H),2.26(s,
3H),1.49(m,2H),1.22(m,2
H),0.89(t,3H,J=8.0Hz).13 CNMR(DMSO−d6 ):δ167.2,16
6.8,149.7,146.1,132.1,12
9.1,125.4,121.7,120.6,10
1.1,101.0,62.9,50.7,38.6,
30.3,18.7,18.3,15.6.
【0052】実施例 16: 4−(3−アミノフェニ
ル)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3,5−
ピリジンジカルボン酸1,1−ジメチルエチル−メチル
エステル 表題のアニリン化合物は、フラッシュクロマトグラフィ
ー(SiO2 :EtOAc/Hex)によって精製した
後、87%の収量で、黄色固体として得られた。 mp:85−90℃1 HNMR(CDCl3 ):δ6.97(t,1H,J
=7.7Hz),6.66(d,1H,J=7.7H
z),6.58(s,1H),6.44(d,1H,J
=7.8Hz),5.53(brs,1H),4.86
(s,1H),3.62(s,3H),3.50(br
s,1H),2.29(s,3H),2.26(s,3
H),1.39(s,9H).13 CNMR(CDCl3 ):δ168.2,167.
1,148.7,145.9,141.1,142.
5,128.6,118.5,114.9,113.
1,103.4,79.8,50.9,39.6,2
8.3,19.7,19.6. 元素分析:C20262 4 : 計算値: C,67.02;H,7.32;N,7.82. 実測値: C,66.97;H,7.43;N,7.68.
【0053】実施例 17: 4−(3−アミノフェニ
ル)−1,4−ジヒドロ−2−シアノ−6−メチル−
3,5−ピリジンジカルボン酸エチル3 −メチル5 エス
テル 表題の化合物は、前述したアニリン化合物合成のFe/
NH4 Cl法(方法B)を用いて合成した。アニリン化
合物(IV)は69%の収量で、黄色固体として得られ
た。 mp:181−182℃1 HNMR(CDCl3 ):δ6.96(t,1H,J
=8Hz),6.60−6.44(m,3H),4.9
2(s,1H),4.25−4.08(m,2H),
3.70(s,1H),3.58(s,3H),2.3
0(s,3H),1.23(t,3H,J=7Hz).13 CNMR(CDCl3 ):δ167.5,164.
5,146.4,145.6,129.2,118.
3,118.1,117.7,116.6,114.
7,114.5,114.0,113.8,101.
8,61.3,51.2,39.1,18.7,14.
0. 元素分析:C18193 4 : 計算値: C,61.94;H,5.47;N,11.53. 実測値: C,61.51;H,5.34;N,11.75.
【0054】実施例 18: 4−(3−アミノフェニ
ル)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−5−(3
−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)
−3−ピリジンカルボン酸メチルエステル 表題の化合物は、鉄還元法(方法B)を用いて合成し
た。アニリン誘導体は定量的な収量で、黄色固体として
得られた。 mp:248−249℃1 HNMR(DMSO−d6 ):δ9.08(s,1
H),6.80(t,1H,J=7.7Hz),6.3
9(s,1H),6.34(d,1H,J=7.7H
z),6.27(d,1H,J=7.7Hz),4.9
3(s,1H),4.88(brs,2H),3.58
(s,3H),2.38(s,3H),2.25(s,
3H),2.23(s,3H).13 CNMR(DMSO−d6 ):δ175.9,16
7.2,166.2,148.4,147.4,14
4.9,144.3,128.5,114.7,11
2.7,112.0,101.5,96.0,50.
7,39.0,18.2,11.2. HRMS:C18214 3 (M+1): 計算値:341.1614 実測値:341.1606
【0055】実施例 19: 4−(3−アミノフェニ
ル)−5−シアノ−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチ
ル−3−ピリジンカルボン酸メチルエステル 表題の化合物は、鉄還元法(方法B)を用いて合成し
た。アニリン誘導体はエタノールから再結晶して10%
の収量で、黄褐色固体として得られた。 mp:234−235℃1 HNMR(DMSO−d6 ):δ9.09(brs,
1H),6.90(t,1H,J=7.5Hz),6.
36(m,2H),6.30(d,1H,J=7.5H
z),5.01(brs,2H),4.27(s,1
H),3.48(s,3H),2.24(s,3H),
1.99(s,3H).13 CNMR(DMSO−d6 ):δ167.2,14
8.7,146.8,146.0,145.2,12
8.9,120.2,114.6,112.5,99.
7,84.5,50.7,40.6,18.4,17.
5. 元素分析:C16173 2 ・0.22H2 O: 計算値: C,66.91;H,6.12;N,14.63. 実測値: C,66.91;H,6.07;N,14.40.
【0056】実施例 20: 4−(3−アミノ−4−
クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチ
ル−3,5−ピリジンジカルボン酸エチル−メチルエス
テル 表題のジヒドロピリジン化合物は、鉄還元法(方法B)
を用いて合成した。この化合物は99%の収量で、淡黄
色固体として得られた。 mp:68−70℃1 HNMR(CDCl3 ):δ7.03(d,1H),
6.62(m,2H),5.68(brs,1H),
4.88(s,1H),4.08(m,2H),3.8
9(brs,2H),3.63(s,3H),2.29
(s,6H),1.21(t,3H).13 CNMR(DMSO−d6 ):δ167.2,14
8.7,146.8,146.0,145.2,12
8.9,120.2,114.6,112.5,99.
7,84.5,50.7,40.6,18.4,17.
5. 元素分析:C18212 4 Cl: 計算値: C,59.26;H,5.80;N,7.68. 実測値: C,59.04;H,5.79;N,7.56.
【0057】実施例 21: 4−〔3−アミノ−4−
(2−プロペニルオキシフェニル)〕−1,4−ジヒド
ロ−2,6−ジメチル−3,5−ピロジンジカルボン酸
ジメチルエステル ヘキサンで洗浄したNaH(17mmol,鉱油中60
%)をDMF(5mL)に分散させた溶液に,DMF5
0mL中の化合物(V):R=OH(14.1mmo
l)の溶液を加えた。得られた暗赤色溶液を室温で10
分攪拌し、それからアリルブロミド(22mmol)を
加えた。反応混合物を更に21時間攪拌した後、水(3
00mL)にあけ、メチレンクロリドで抽出した。合わ
せた有機層は水とブラインで洗い、MgSO4 で乾燥し
た。この溶液を濾過し、揮発性物質を減圧下留去し、化
合物(V):R=アリルオキシ基;を油状物質として得
た。この化合物を精製しないで鉄還元(方法B)に用い
た。フラッシュクロマトグラフィー(SiO2 :EtO
Ac/Hex)で精製した後、アニリン化合物(I
V):R=アリルオキシ基;を50%の収量で、淡黄色
固体として得た。 mp:155−157℃1 HNMR(DMSO−d6 ):δ8.74(brs,
1H),6.58(d,1H,J=8.3Hz),6.
44(d,1H,J=2.1Hz),6.26(dd,
1H,J=7.5及び2.1Hz),6.01(m,1
H),5.40(d,1H),5.19(d,1H),
4.74(s,1H),4.55(brs,2H),
4.32(m,2H),3.54(s,6H),2.2
2(s,6H).13 CNMR(DMSO−d6 ):δ167.7,14
5.0,143.7,140.6,137.2,13
4.4,116.7,114.7,113.2,11
1.7,101.8,68.5,50.6,37.6,
18.2. 元素分析:C20242 5 : 計算値: C,64.50;H,6.50;N,7.52. 実測値: C,64.32;H,6.59;N,7.35.
【0058】実施例 22: アニリド中間体、式(I
II)の化合物の一般合成法 THF(50mL)中の式(IV)の化合物(2.5m
mol)の溶液に、0℃でTHF(15mL)中のクロ
ロアセチルクロリド(2.5mmol)の溶液を加え
る。反応混合物を0℃で0.5から1時間攪拌し、それ
から室温で0.5から1時間反応が完了するまで攪拌す
る。揮発成分を減圧下留去し、残渣は通常フラッシュシ
リカゲルクロマトグラフィーで精製する。
【0059】実施例 23: 1,4−ジヒドロ−4−
〔3−〔〔3−クロロ−1−オキソ−1−プロピル〕ア
ミノ〕フェニル〕−2,6−ジメチル−3,5−ピリジ
ンジカルボン酸ジメチルエステル 4−(3−アミノフェニル)−1,4−ジヒドロ−2,
6−ジメチル−3,5−ピリジンジカルボン酸ジメチル
エステル(0.8g,2.53mmol)をTHF(5
0mL)に溶解し、0℃に冷却した。3−クロロプロピ
オニルクロリド(0.32g,2.53mmol)をT
HF(15mL)に溶解し、前記の混合物に10分で滴
下した。この混合物を0℃で1時間攪拌し、減圧下濃縮
し、そして残渣をメチレンクロリド/ブラインで抽出し
た。メチレンクロリド層はNa2SO4 で乾燥し、濾過
し、減圧下濃縮した。シリカゲルクロマトグラフ(Et
OAc:ヘキサン=1:1から1:0,勾配)を行って
表題の化合物(1.05g,100%)を淡黄色泡状物
質として得た。
【0060】実施例 24: 1,4−ジヒドロ−4−
〔3−〔〔4−クロロ−1−オキソ−1−ブチル〕アミ
ノ〕フェニル〕−2,6−ジメチル−3,5−ピリジン
ジカルボン酸ジメチルエステル 4−(3−アミノフェニル)−1,4−ジヒドロ−2,
6−ジメチル−3,5−ピリジンジカルボン酸ジメチル
エステル(1.0g,3.16mmol)をTHF(5
0mL)に溶解し、0℃に冷却した。4−クロロブチリ
ルクロリド(0.446g,3.16mmol)をTH
F(10mL)に溶解し、前記の混合物に5分で滴下し
た。この混合物を0℃で0.5時間攪拌し、つづいて2
3℃で1時間攪拌した。溶媒は減圧下留去し、そして濃
縮物質はシリカゲルクロマトグラフ(EtOAc:ヘキ
サン=1:4から1:0,勾配)を行って表題の化合物
(1.33g,100%)を淡黄色泡状物質として得
た。
【0061】実施例 25: 1,4−ジヒドロ−4−
〔3−〔〔5−クロロ−1−オキソ−1−フェニル〕ア
ミノ〕フェニル〕−2,6−ジメチル−3,5−ピリジ
ンジカルボン酸ジメチルエステル 4−(3−アミノフェニル)−1,4−ジヒドロ−2,
6−ジメチル−3,5−ピリジンジカルボン酸ジメチル
エステル(2.3g,7.28mmol)をTHF(5
0mL)に溶解し、0℃に冷却した。4−クロロ吉草酸
クロリド(1.13g,7.28mmol)をTHF
(15mL)に溶解し、前記の混合物に15分で滴下し
た。この混合物を0℃で1時間攪拌し、溶媒は減圧下留
去し、そして残渣はメチレンクロリド/水で抽出した。
メチレンクロリド層はNa2 SO4で乾燥し、濾過し、
減圧下濃縮した。濃縮物はシリカゲルクロマトグラフ
(EtOAc:ヘキサン=1:1から1:0,勾配)を
行って表題の化合物(3.16g,100%)を淡黄色
泡状物質として得た。
【0062】4. 式(II)の中間体化合物 実施例 26: クロロアルキルイソシアナートを用い
るウレア中間体、式(II)の化合物の一般合成法 メチレンクロリド(30mL)中の式(IV)のアニリ
ン中間体(6mmol)の溶液に、N2 気流下、クロロ
アルキルイソシアナート(7mmol)を加える。反応
混合物はTLCで反応が完結するのを確認する(2−2
4時間)まで室温、又は還流温度で攪拌する。反応溶液
は水とブラインで洗い、乾燥(MgSO 4 )する。濾過
した後、揮発成分は減圧下除去し、残渣はアセトニトリ
ル(35mL)で抽出し、直ちに選ばれたヘテロ環反応
試薬式(X)の化合物と反応させる。
【0063】実施例 27: 式(XXXIV)のイソ
シアナート中間体の合成 a) 1,4−ジヒドロ−4−〔3−〔(メトキシカル
ボニル)アミノ〕フェニル〕−2,6−ジメチル−3,
5−ピリジンジカルボン酸ジメチルエステル(XXI
V) CH2 Cl2 :MeCN=1:1(1.5L)中の1,
4−ジヒドロ−4−(3−アミノフェニル)−2,6−
ジメチル−3,5−ピリジンジカルボン酸ジメチルエス
テル10b (IV:63.2g,200mmol)および
ピリジン(18mL,220mmol)の溶液を0℃に
冷却した。メチレンクロリド(50mL)中のクロロ炭
酸メチル(16mL,210mmol)の溶液を10分
で滴下した。0℃で30分攪拌を続け、それから反応混
合物は室温に温め、さらに1時間攪拌した。反応混合物
は飽和Na2 CO3 (500mL)で洗い、水(2×5
00mL)で洗った。有機層を濾過すると白色固体(3
7.1g)が得られた。濾液を乾燥(Na2 SO4
し、溶媒は減圧下留去した。残渣は最少の酢酸エチルに
懸濁し、濾過した。得られた固体は少量の酢酸エチルで
洗い、つづいてエーテルで洗うと更に30.8gが得ら
れた。この両者を合わせると67.9g(91%)であ
った。 mp:215−218℃1 HNMR(DMSO−d6 ):δ9.51(s,1
H),8.88(s,1H),7.28(s,1H),
7.22(d,1H,J=8.1Hz),7.08
(t,1H,J=7.8Hz),6.74(d,1H,
J=7.8Hz),4.85(s,1H),3.62
(s,3H),3.54(s,6H),2.24(s,
6H).13 CNMR(DMSO−d6 ):δ167.4,15
3.9,148.2,145.8,138.9,12
8.3,121.0,117.1,115.9,10
1.3,51.5,50.6,38.4,18.2. 元素分析:C19222 6 ・0.1H2 O: 計算値: C,60.66;H,5.95;N,7.45. 実測値: C,60.50;H,5.85;N,7.55.
【0064】b) 1,4−ジヒドロ−4−(3−イソ
シアナートフェニル)−2,6−ジメチル−3,5−ピ
リジンジカルボン酸ジメチルエステル(XXXIV) バリ(Valli)およびアルパー(Alper)19
より記載された方法に従い、無水THF(300mL)
中のカルバマート化合物(XXIV)(15.2g,4
0.6mmol)およびトリエチルアミン(8.4m
L,60mmol)の溶液をN2 気流下、5分加熱還流
し、それから10分冷却した。クロロカテコールボラン
(8.78g,57mmol)を加え、得られた溶液を
2 気流下、5分加熱還流した。溶媒を減圧下留去し、
残渣をメチレンクロリド(300mL)で抽出した。得
られた溶液を1N塩酸(150mL)で洗い、続いて1
NNaOH水溶液(150mL)で洗った。有機抽出液
は乾燥(Na2 SO4 )し、溶媒は減圧下留去してクリ
ーム状固体(13.9g,定量的)を得た。 mp:170−173℃1 HNMR(CDCl3 ):δ7.11(m,2H),
6.96(s,1H),6.86(d,1H,J=7.
5Hz),5.74(s,1H),4.97(s,1
H),3.65(s,6H),2.34(s,6H).13 CNMR(CDCl3 ):δ167.8,149.
2,144.4,133.0,129.0,125.
3,124.0,122.7,103.5,51.1,
39.3,19.6. IR(KBr):2272cm-1 元素分析:C18182 5 : 計算値: C,63.15;H,5.30;N,8.18. 実測値: C,63.17;H,5.33;N,7.98.
【0065】5. 式(X)の中間体化合物 実施例 28: トランス−1,2,3,4,4a,
5,6,10b−オクタヒドロ−9−メトキシベンズ
〔h〕イソキノリン a) 3,4−ジヒドロ−7−メトキシ−1−ナフタレ
ンカルボニトリル バッシャ(Basha)によって報告された方法16に従
い、表記の化合物を合成した。無水THF(40mL)
中の出発物質であるメトキシテトラロン(37.5g,
213mmol)の溶液にトリメチルシリルシアニド
(25g,252mmol)を加え、つづいてLiCN
(DMFの0.5M溶液,50mL,25mmol)を
加えた。得られた混合物を2時間攪拌した。エーテル
(300mL)を加え、水(3×100mL)で洗っ
た。有機層はブライン(50mL)で洗い、Na2 SO
4 で乾燥し、溶媒は減圧下留去してシアノヒドリンTM
Sエーテル化合物を淡琥珀色の油状物質(62g,10
0%)として得た。この中間体化合物は水に敏感である
ので 1H−NMRは測定出来なかった。この化合物は直
ちに次のビニルニトリル化合物(XXIII)に変換す
る脱水反応に供した。シアノヒドリンTMSエーテル化
合物(62g,213mmol)をディーンスタークト
ラップを装備した三頸フラスコに移し、濃硫酸(2.0
mL)を含む乾燥トルエン(200mL)を加えて30
分加熱還流した。得られた溶液を冷却し、1NNaOH
(100mL)で分配し、水(100mL)で洗った。
有機抽出液はNa2 SO4 で乾燥し、溶媒は減圧下留去
して化合物(XXIII)を琥珀色油状物質(37.4
g,95%)として得た。1 HNMR(CDCl3 ):δ7.01(d,1H,J
=8.4Hz),6.98(s,1H),6.88
(t,1H,J=4.8Hz),6.77(d,1H,
J=8.4Hz),3.80(s,3H),2.75
(t,2H,J=8.7Hz),2.46(m,2
H).13 CNMR(CDCl3 ):δ158.8,144.
5,129.5,128.8,126.1,117.
1,114.6,114.4,110.2,55.5,
25.2,24.1. 元素分析:C1211NO: 計算値: C,77.81;H,5.99;N,7.56. 実測値: C,77.54;H,5.86;N,7.52.
【0066】b) 1−シアノ−7−メトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフタレン酢酸エチル
エステル(XXII) リチウムジイソプロピルアミド(LDA,1.5Mシク
ロヘキサン溶液,100mL,150mmol)を無水
THF(200mL)とN2 気流下、−78℃で混合
し、10分攪拌した。無水酢酸エチル(15mL,15
0mmol)を5分で滴下し、得られた溶液を30分、
−78℃で攪拌した。無水THF中の化合物(XXII
I)(25.0g,135mmol)の溶液を30分で
滴下し、更に10分、−78℃で攪拌を続けた。反応混
合物を1時間で室温に上げ、NH4Clを加えて反応を
中止した。すべての固体を溶解するに十分な水を加え、
水層は捨てた。有機層は水(2×100mL)で洗っ
た。有機層は減圧下濃縮乾固し、残渣はメチレンクロリ
ドで抽出し、抽出液はNa2 SO4 で乾燥した。溶媒は
減圧下留去し、残渣はクーゲルロール装置で蒸留(12
0−210℃,0.8torr)し、化合物(XXI
I)(31.9g,86%)を得た。1 HNMR(CDCl3 ):δ7.02(d,1H,J
=8.4Hz),6.89,6.74(s,1H),
6.80(m,1H),4.16(m,2H),4.1
3,3.87(d,1H,J=8.7Hz),3.7
8,3.77(s,3H),2.61(brm,5
H),2.13,1.57(m,1H),1.85
(m,1H),1.27(m,3H). 元素分析:C1619NO3 ・0.1H2 O: 計算値: C,69.85;H,7.03;N,5.09. 実測値: C,69.68;H,6.91;N,4.83.
【0067】c) トランス−1,4,4a,5,6,
10b−ヘキサヒドロ−9−メトキシベンズ〔h〕イソ
キノリン−3(2H)−オン(XXI) 化合物(XXII)(31.9g,117mmol)、
メタノール(160mL)、30%アンモニア水溶液
(40mL)、およびラネーニッケルの混合物をパール
の装置で水素圧50psiで一夜振盪すると白色沈殿が
生じた。反応混合物をメタノールで希釈し、得られた懸
濁液はデカントして触媒を除いた。溶媒は減圧下留去
し、残渣は熱酢酸に溶解し、セライトを通して濾過し
た。溶媒は減圧下留去し、残渣は水でトリチュレート
し、濾過し、水で洗った。得られた固体は酢酸エチル:
酢酸=5:1で再結晶し、トランス異性体(XXIa)
を白色固体(18.0g,67%)として得た。 mp:255−259℃1 HNMR(CD3 CO2 D):δ11.65(s,1
H),7.04(m,1H),6.76(m,2H),
4.03(dd,1H,J=12.3,5.1Hz),
3.77(s,3H),3.21(t,1H,J=1
1.7Hz),2.80(m,3H),2.68(d
d,1H,J=18.0,4.5Hz),2.26
(m,1H),1.85(m,2H),1.46(m,
1H).13 CNMR(CD3 CO2 D):δ176.5,15
8.8,136.8,131.0,129.5,11
2.9,112.2,55.3,47.1,39.3,
38.0,35.2,29.4,29.0. HRMS:C1418NO2 (M+H): 計算値:232.1338 実測値:232.1343 母液からつづいて得られた固体は、化合物(XXIa)
とシス異性体(XXIb)17の混合物であった。
【0068】d) トランス−1,2,3,4,4a,
5,6,10b−オクタヒドロ−9−メトキシベンズ
〔h〕イソキノリン塩酸塩(X) BH3 ・Me2 S(2MTHF溶液,17mL,34m
mol)を含んだ無水THF(100mL)中の化合物
(XXIa)の溶液を一夜、加熱還流した。得られた混
合物を冷却し、メタノール(100mL)と1N塩酸を
加え、6時間攪拌した。有機溶媒を減圧下留去した。得
られた水性懸濁液を3NNaOH(50mL)で塩基性
にし、そしてメチレンクロリド(3×100mL)で分
配した。有機層をNa2 SO4 で乾燥し、溶媒を減圧下
留去して白色固体(3.5g,定量的)を得た。この一
部をメチレンクロリドに溶解し、エーテル中の化学量論
量の1N塩酸を加えた。溶媒を減圧下留去すると白色固
体が得られた。 mp:230−232℃1 HNMR(DMSO−d6 ):δ9.51(brs,
1H),9.34(brs,1H),7.00(d,1
H,J=8.1Hz),6.74(m,2H),4.0
2(d,1H,J=9.6Hz),3.70(s,3
H),3.52(brs,2H),3.27(d,1
H,J=12.3Hz),2.90(m,1H),2.
72(m,2H),1.79(m,2H),1.57
(m,2H),1.38(m,1H).13 CNMR(DMSO−d6 ):δ157.5,13
6.0,130.2,128.3,112.5,11
0.4,55.2,46.1,40.3,36.5,2
9.0,28.8,27.9. 元素分析:C1419NO・HCl・0.5H2 O: 計算値: C,63.99;H,8.06;N,5.33. 実測値: C,64.08;H,7.86;N,5.39.
【0069】B. 式(I)の化合物の合成 実施例 29: 中間体式(III)の化合物からの一
般合成法 式(III)の化合物、例えば1,4−ジヒドロ−4−
〔3−〔〔3−クロロ−1−オキソ−1−プロピル〕ア
ミノ〕フェニル〕−1,6−ジメチル−3,5−ピリジ
ンジカルボン酸ジメチルエステル(1.05g,2.5
3mmol)、化合物(X)(3mmol)、微粉末に
した炭酸カリウム(1.0g,7.2mmol)および
KI(1.0g,6.0mmol)をアセトニトリル
(50mL)中で24時間加熱還流する。溶媒を減圧下
留去し、残渣をメチレンクロリド/ブラインで抽出す
る。メチレンクロリド層をNa2 SO4 で乾燥し、溶媒
は減圧下留去し、濃縮物はシリカゲルクロマトグラフ
(酢酸エチル:ヘキサン=1:4から1:0勾配)にか
け、アニリド化合物を淡黄色泡状物質として得る。塩基
性生成物はそれから許容される塩に変換し、精製し、確
認する。
【0070】実施例 30: 中間体式(II)の化合
物からの一般合成法 メチレンクロリド30mL中のアニリン化合物(IV)
(6mmol)の溶液に、N2 気流下、3−クロロプロ
ピルイソシアナート(7mmol)を加えた。反応混合
物は、それからTLCで反応の完結を確認するまで(2
−24時間)室温もしくは還流温度で攪拌した。反応溶
液を水およびブラインで洗い、MgSO 4 で乾燥した。
濾過した後、揮発成分は減圧下除去し、残渣はアセトニ
トリル(35mL)で抽出した。この溶液に窒素複素環
化合物式(X)(10mmol)、微粉末の炭酸カリウ
ム(7mmol)、および触媒量のNaI(10mg)
を加えた。得られた懸濁液は窒素気流下、一夜加熱還流
し、それから水(100mL)にあけた。メチレンクロ
リドで抽出した後、合わせた有機層は水とブラインで洗
い、そしてMgSO4 で乾燥した。懸濁液は濾過し、濾
液は減圧下濃縮して式(I)の粗生成物を得た。このも
のをフラッシュクロマトグラフィー(SiO 2 :アンモ
ニア性EtOAc/MeOH)で精製した。塩は通常フ
リー塩基から合成した。
【0071】この合成法に関しては2種類の変法があ
る。 方法A:クロロアルキルジヒドロピリジン化合物(I
I)(2.2mmol)を所望の式(X)の化合物
(2.2mmol)と134℃で溶融することによりア
ルキル化した。反応はTLCで監視し、通常15分から
1時間で完了した。粗混合物は最初フラッシュクロマト
グラフィー(SiO2 :EtOAc/MeOH)で精製
し、続いて分離プレートTLC(0.5mmSiO2
レート)でメタノールまたは10%メタノール/メチレ
ンクロリドで溶出して精製した。
【0072】方法B:クロロアルキルウレアジヒドロピ
リジン化合物、式(II)(2.2mmol)を対応し
た式(X)の化合物(2.0−2.2mmol)で炭酸
カリウム(3.5mmol)とNaI(1.0−3.5
mmol)を用いてアルキル化した。反応混合物は14
時間加熱還流し、冷却した後、セライトのプラグを通し
て濾過した。反応混合物は減圧下濃縮し、生成物はフラ
ッシュクロマトグラフィー(SiO2 :EtOAc/M
eOH)および分離TLCで精製した。
【0073】実施例 31: 中間体式(XXXIV)
の化合物からの一般合成法 メチレンクロリド(500mL)中のイソシアナート誘
導体式(XXXIV)(約30mmol)とアミノアル
キルピペリジン中間体式(XX)の化合物(約40mm
ol)の溶液を数時間攪拌した。反応混合物をシリカゲ
ルを用い、メチレンクロリド−5から10%メタノール
で溶出するフラッシュクロマトグラフを行った。溶媒を
除いて式(I)の化合物である塩基を得、これを塩に変
換し、精製した。
【0074】実施例 32: 1,4−ジヒドロ−4−
〔3−〔〔〔〔3−〔スピロ(2,3−ジヒドロインデ
ン−4,1’−ピペリジン−1−イル)プロピル〕アミ
ノ〕カルボニル〕アミノ〕フェニル〕−2,6−ジメチ
ル−3,5−ピリジンジカルボン酸ジメチルエステルフ
マル酸塩 表題の化合物は、淡黄色固体として29%の収量で単離
した。(方法C) mp:200−205℃1 HNMR(DMSO−d6 ):δ8.88(s,1
H),8.71(s,1H),7.28(m,6H),
7.02(m,2H),6.82(d,1H,J=6H
z),6.65(d,1H,J=6Hz),6.57
(s,2H),6.53(brs,1H),4.84
(s,1H),3.54(s,6H),3.27(m,
2H),3.16(brs,2H),2.81(m,4
H),2.24(s,8H),1.79(m,2H),
1.27(d,2H,J=15Hz).13 CNMR:(DMSO−d6 ):δ167.5,16
7.2,155.5,151.3,148.1,14
5.6,142.5,141.3,140.4,13
4.7,129.9,128.2,127.0,12
5.4,121.6,121.3,119.7,11
6.5,115.5,101.4,54.7,50.
9,50.7,36.9,35.7,31.8,25.
9,18.6,18.2 元素分析:C34404 5 ・1.0C4 4 4 ・1.9H2 O; 計算値:C,62.10;H,6.56;N,7.62. 実測値:C,61.81;H,6.39;N,7.38. HRMS:C34414 5 (M+H); 計算値:585.3077 実測値:585.3056
【0075】実施例 33: 1,4−ジヒドロ−4−
〔3−〔〔〔〔3−〔スピロ(インデン−4,1’−ピ
ペリジン−1−イル)プロピル〕アミノ〕カルボニル〕
アミノ〕フェニル〕−2,6−ジメチル−3,5−ピリ
ジンジカルボン酸ジメチルエステルフマル酸塩 表題の化合物は、淡黄色固体として25%の収量で単離
した。(方法C) mp:200−203℃1 HNMR(CDCl3 ):δ8.58(brs,1
H),8.04(brs,1H),7.54(d,1
H,J=6Hz),7.26(s,1H),7.02
(m,7H),4.93(s,1H),3.56(s,
6H),3.41(brs,2H),3.26(br
s,2H),3.01(brs,2H),2.87
(m,2H),2.72(brs,2H),2.26
(s,8H),1.94(m,4H),1.64(m,
2H). HRMS:C34434 5 (M+H); 計算値:587.3234 実測値:587.3212
【0076】実施例 34: 1,4−ジヒドロ−4−
〔3−〔〔〔〔3−1,2,3,4−テトラヒドロイソ
キノリン)プロピル〕アミノ〕カルボニル〕アミノ〕フ
ェニル〕−2,6−ジメチル−3,5−ピリジンジカル
ボン酸ジメチルエステルフマル酸塩 表題の化合物は、淡黄色固体として42%の収量で単離
した。(方法C) mp:140−143℃1 HNMR(DMSO−d6 ):δ8.86(s,1
H),8.53(s,1H),7.26−7.23
(m,1H),7.15−6.99(m,6H),6.
66−6.64(m,1H),6.57(s,4H),
6.31(s,1H),4.84(s,1H),3.7
7(s,2H),3.54(s,6H),3.14−
3.12(m,2H),2.87(s,4H),2.6
6(t,2H,J=7Hz),2.24(s,6H),
1.75−1.71(m,2H).13 CNMR:(DMSO−d6 ):δ167.5,16
6.8,155.4,148.1,145.6,14
0.4,134.4,133.5,133.2,12
8.4,128.2,126.5,126.4,12
5.8,119.7,116.5,115.5,10
1.4,54.6,50.6,49.9,37.1,2
7.7,26.6,18.2 元素分析:C30364 5 ・1.0C4 4 4 ・0.6H2 O; 計算値:C,61.92;H,6.30;N,8.50. 実測値:C,61.68;H,6.30;N,8.44.
【0077】実施例 35: 1,4−ジヒドロ−4−
〔3−〔〔〔〔3−〔2−(トランス−1,2,3,
4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベンズ〔h〕
イソキノリニル)プロピル〕アミノ〕カルボニル〕アミ
ノ〕フェニル〕−2,6−ジメチルピリジンジカルボン
酸ジメチルエステル塩酸塩 表題の化合物は、琥珀色固体として38%の収量で単離
した。(方法B) mp:95−100℃1 HNMR(DMSO−d6 ):δ10.47(br
s,1H),8.95(s,1H),8.76(s,1
H),7.29(d,1H,J=8.4Hz),7.0
9(s,1H),7.00(m,2H),6.84
(s,1H),6.75(d,1H,J=8.4H
z),6.65(d,1H,J=7.8Hz),6.5
1(brs,1H),4.83(s,1H),4.24
(d,1H,J=9.3Hz),3.78(s,3
H),3.54(s,6H),3.50(m,3H),
3.17(m,2H),2.87(m,3H),2.7
4(m,2H),2.25(s,6H),1.81
(m,5H),1.44(m,2H).13 CNMR:(DMSO−d6 ):δ167.5,15
7.6,155.6,148.1,145.7,14
0.3,135.7,130.3,128.3,11
9.8,116.5,115.5,112.5,11
0.5,101.3,55.3,54.9,54.5,
51.3,50.7,39.4,38.4,36.5,
36.3,29.3,28.4,27.9,24.5,
18.2 元素分析:C35444 6 ・HCl・2H2 O; 計算値:C,60.99;H,7.17;N,8.13. 実測値:C,60.37;H,6.86;N,7.71.
【0078】
【化14】
【0079】
【化15】
【0080】
【化16】
【0081】
【化17】
【0082】
【化18】
【0083】
【化19】
【0084】
【化20】
【0085】
【化21】
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m.,1992,35,3919−3927.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 413/14 211 C07D 413/14 211 //(C07D 401/12 211:90 221:20) (C07D 401/12 211:90 217:04) (C07D 401/12 211:90 221:10) (72)発明者 マーク ブルース アメリカ合衆国コネチカット州 06492 ウォーリングフォード タンクウッド ロ ード 76 (72)発明者 グラハム ジョンソン アメリカ合衆国コネチカット州 06443 マジソン ブライドル パス レーン 57 (72)発明者 カレン レボールエク アメリカ合衆国コネチカット州 06422 ダーハム ピー オー ボックス 584 (72)発明者 ジェフリー ダブリュー ヌーノン アメリカ合衆国コネチカット州 06405 ブランフォード バレイ コート 27

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 式中、R1 は低級アルキル基であり;R2 およびR
    3 は、独立して、シアノ基および低級アルキル基から選
    ばれたものであり;R4 は、−CO2 1 、シアノ基お
    よび 【化2】 から選ばれたものであり;R5 は、水素、ハロゲン、ヒ
    ドロキシ基、低級アルキル基、低級アルケニルオキシ基
    および低級アルコキシ基から選ばれたものであり;B
    は、−NH−または共有結合であり;nは、2から5の
    数から選ばれた整数であり;そしてZは、次式で示され
    る基: 【化3】 (但し、実線と点線は単結合か又は二重結合のいづれか
    である)よりなる群から選ばれたものである;で示され
    る化合物、および薬理学的に許容されるそれらの酸付加
    塩、又はそれらの水和物。
  2. 【請求項2】 Bが、−NH−であることを特徴とする
    請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 Bが、共有結合であることを特徴とする
    請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 Zが、 【化4】 であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 1,4−ジヒドロ−4−〔3−
    〔〔〔〔3−〔スピロ(インデン−4,1’−ピペリジ
    ン−1−イル)〕プロピル〕アミノ〕カルボニル〕アミ
    ノ〕フェニル〕−2,6−ジメチル−3,5−ピリジン
    ジカルボン酸ジメチルエステル;および1,4−ジヒド
    ロ−4−〔3−〔〔〔〔3−〔スピロ(2,3−ジヒド
    ロインデン−4,1’−ピペリジン−1−イル)〕プロ
    ピル〕アミノ〕カルボニル〕アミノ〕フェニル〕−2,
    6−ジメチル−3,5−ピリジンジカルボン酸ジメチル
    エステルから選ばれたものであることを特徴とする請求
    項4記載の化合物。
  6. 【請求項6】 食欲減退効果用量の請求項1記載の化合
    物および薬理学的に許容される担体よりなる哺乳動物に
    於ける体重減少の促進および摂食障害を治療する為の薬
    理学的組成物。
  7. 【請求項7】 食欲減退効果用量の請求項5記載の化合
    物および薬理学的に許容される担体よりなる哺乳動物に
    於ける体重減少の促進および摂食障害を治療する為の薬
    理学的組成物。
JP8145273A 1995-06-07 1996-06-07 窒素ヘテロ環誘導体であるジヒドロピリジンnpy拮抗剤 Pending JPH0912572A (ja)

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