JPH09125077A - 液化ガス運搬船用貨物部の熱交換器及びその熱交換装置 - Google Patents

液化ガス運搬船用貨物部の熱交換器及びその熱交換装置

Info

Publication number
JPH09125077A
JPH09125077A JP28564995A JP28564995A JPH09125077A JP H09125077 A JPH09125077 A JP H09125077A JP 28564995 A JP28564995 A JP 28564995A JP 28564995 A JP28564995 A JP 28564995A JP H09125077 A JPH09125077 A JP H09125077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
line
liquid
chamber
receiving chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28564995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2744213B2 (ja
Inventor
Miki Ota
美樹 太田
Tsukasa Oyamada
司 小山田
Isamu Obatake
勇 尾畠
Akira Ikeuchi
彰 池内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP28564995A priority Critical patent/JP2744213B2/ja
Publication of JPH09125077A publication Critical patent/JPH09125077A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2744213B2 publication Critical patent/JP2744213B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液化ガス運搬船の貨物部に4台の熱交換器が
装備され、その配管物量も多く、狭隘な貨物機械室に設
置することが容易でない。 【解決手段】 液化ガス運搬船の貨物部に装備される液
化ガス用熱交換器において、熱交換器Aの受入室2を液
受入室2aとガス受入室2bとに区分けすると共に、該
熱交換器Aのガス集合室3を第1ガス集合室3aと第2
ガス集合室3bとに区分けし、液受入室2aと第1ガス
集合室3aとを液用加熱チユーブ4aで連通し、ガス受
入室2bと第2ガス集合室3bとをガス用加熱チューブ
4bで連通したものである。これにより同一系統上にあ
り、同時使用もあり得る液化ガス運搬船用貨物部に装備
される強制蒸発器とBOG加熱器とを組み合わせて一体
化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、液化
ガス運搬船(以下、本明細書では「LNG運搬船」を代
表例として説明する)の貨物部において種々の目的で使
用される蒸発器と加熱器双方の機能を兼ね備えた熱交換
器及びこれを含む熱交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はこれらの機器を含む概略(バルブ
等は省略)の系統図である。LNG船には幾つかのLN
GタンクTが装備されており、このLNGタンクTの中
にはタンク内の荷液(−160°Cを超える極低温の液
化された天然ガス)を荷揚げするためのカーゴポンプ7
1が設けてあり、このポンプ71から液(荷揚げ)ライ
ンLを介して陸上施設に送給できるようになっている。
【0003】従来のLNG運搬船においては、ボイルオ
フガス(BOG)加熱器A1 、強制蒸発器A2 、ウォー
ムアップ(Warm up)加熱器B1 およびLNG蒸発器B2
の4台が熱交換器として装備されている。以下、これら
の各機器の用途・機能を説明する。
【0004】ウォームアップ加熱器B1 : タンクT内
のポンプ等の点検修理のためにタンクT内に人が入れる
ように、圧縮機54(他の1台は予備)を運転してベー
パーラインVから分岐したボイルガス供給ライン21を
通じてタンクT内のベーパーを引いてウォームアップ加
熱器B1 で温めて再び元のタンクTへ戻し、タンクTを
常温まで温める。
【0005】LNG蒸発器B2 : 荷揚げ時にはタンク
T内が負圧にならないようにスプレーポンプ72を運転
しスプレーラインSを通じて荷液の一部を液供給ライン
11を介してLNG蒸発器B2 に送り、ここでガス化し
て、このガスをガス送給ライン52を通じて再びもとの
タンクTに戻すようにしている。
【0006】また、LNG積込み時に陸上施設からスプ
レーラインSを通じて荷液を供給してもらいこの蒸発器
2 でガス化してタンクT内に送り込んでタンクT内の
イナートガスと置換するために使用される。また、カー
ゴポンプ71が何らかの原因で故障した場合にタンクT
に圧力をかけ荷揚げするために使用する。
【0007】BOG加熱器A1 : 航海中、圧縮機23
を運転してベーパーラインVから分岐したボイルオフガ
ス供給ライン21を通じてボイルオフガスを引いてきて
この加熱器A1 で常温(例えば30°C)までヒートア
ップして需要先のボイラの燃料として供給する。
【0008】強制蒸発器A2 : 航海中、荷液の一部を
スプレーポンプ72で吸い上げてスプレーラインS、液
供給ライン11を通じて強制蒸発器A2 に供給して、こ
こで液をガス化し、そのガスを、必要に応じてボイルガ
ス供給ライン21からのガスとミストセパレータ22で
合流させた後、圧縮機23(他の1台は予備)で昇圧し
た後、上記BOG加熱器A1 で所定の温度まで加熱して
ガス送給ライン28を通じて需要先のボイラまで送給す
る。
【0009】上記の蒸発器、加熱器、圧縮機等はすべて
図5に示すように液化ガス運搬船の貨物部73の上甲板
74上のタンクT間のスペースを利用して設けた貨物機
械室75内に設置してある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来
は、用途・容量・機能がそれぞれ異なることから、ウォ
ームアップ加熱器、LNG蒸発器、BOG加熱器、強制
蒸発器の4台を別個独立に設けている。
【0011】しかしながら、熱交換器の範疇にあるこれ
ら4台の機器を別個に設置することで、それ自体設備費
が嵩むと同時に設置工数も多く必要となり、設置後もこ
れら機器のメンテナンスに多大の労力を要する。しか
も、それに伴う配管物量も多く、図5の貨物機械室75
のような狭隘なスペースにこれらの機器と配管を配置す
ることは容易ではない。
【0012】このように、もともと4台の蒸発器、加熱
器は、その容量・用途・機能が異なるという理由から、
また、同時運転の可能性等を考慮すれば別個に必要とい
う固定観念があり、これらを適宜組み合わせるべきとの
着眼が従前は全く存在しなかった。
【0013】この出願に係る発明は、4台の機器が用途
は勿論、容量の違いや、荷液をガス化するもの(LNG
蒸発器、強制蒸発器)と、ガスを加熱するもの(ウォー
ムアップ加熱器、BOG加熱器)との2つの機能の違い
はあれ、いずれも熱交換器であり、同時使用等を考慮し
て熱交換器の構造に工夫を施してこれらを適宜組み合わ
せることにより装備機器及びそれに伴う配管物量を減少
させることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の解決手段は次の通りである。
【0015】請求項1に係る手段は、受入室とガス集合
室とを有し、この受入室とガス集合室とが熱交換室に設
けた多数の加熱チューブで連通されている型式の液化ガ
ス運搬船に装備される液化ガス用熱交換器において、熱
交換器の受入室を液受入室とガス受入室とに区分けする
と共に、該熱交換器のガス集合室を第1ガス集合室と第
2ガス集合室とに区分けし、液受入室と第1ガス集合室
とを液用加熱チユーブで連通し、ガス受入室と第2ガス
集合室とをガス用加熱チューブで連通したものである。
これにより同一系統上にあり、同時使用もあり得る液化
ガス運搬船用貨物部に装備される強制蒸発器とBOG加
熱器とを組み合わせて一体化でき、両者のもつ機能を同
時に発揮させ得る貨物部の熱交換器として構成し得る。
その結果、貨物部の熱交換器を1台減少できる。
【0016】請求項2に係る手段は、請求項1の熱交換
器を設け、該熱交換器の液受入室に荷液を供給する液供
給ラインを接続し、タンクからのボイルオフガス供給ラ
インをミストセパレータに接続する一方、該ミストセパ
レータに該熱交換器の第1ガス集合室から出たガス出口
ラインを接続すると共に、該ミストセパレータから出た
ガスラインを圧縮機を介して該熱交換器のガス受入室に
接続し、第2ガス集合室から出たガス送給ラインを需要
先に導設するようにしたものである。これにより、系統
的にも強制蒸発器とBOG加熱器とを一体に組み合わせ
た貨物部の熱交換装置を構成できる。
【0017】請求項3に係る手段は、請求項2の熱交換
装置において、液供給ラインを液流量調整弁を介して液
受入室に接続し、この液流量調整弁の手前で液供給ライ
ンを分岐して温度調整ラインとして第1ガス集合室又は
第1ガス集合室から出たガス出口ラインに温度調整弁を
介して接続する一方、圧縮機から出たガスラインをガス
流量調整弁を介してガス受入室に接続すると共に、ガス
ラインをガス流量調整弁の手前で分岐して温度調整ライ
ンとして第2ガス集合室又は第2ガス集合室から出たガ
ス送給ラインに温度調整弁を介して接続したものであ
る。これにより、系統的にも強制蒸発器とBOG加熱器
とを一体に組み合わせた熱交換装置を構成した上で、強
制蒸発器としてのガス温度調整およびBOG加熱器とし
てのガス温度調整機能も付与される。
【0018】請求項4に係る手段は、受入室とガス集合
室とを有し、この受入室とガス集合室とが熱交換室に設
けた多数の加熱チューブで連通されている型式の液化ガ
ス運搬船に装備される液化ガス用熱交換器において、前
記受入室を液受入室とガス受入室とに区分けし、液受入
室とガス集合室とを液用加熱チユーブで連通すると共
に、ガス受入室とガス集合室とをガス用加熱チューブで
連通したものである。LNG蒸発器とウォームアップ加
熱器とを組み合わせて一体化でき、両者のもつ機能を同
時に発揮させ得る貨物部の熱交換器として構成し得る。
その結果、貨物部の熱交換器を1台減少できる。
【0019】請求項5に係る手段は、請求項4記載の熱
交換器を設け、荷液を供給する液供給ラインを該熱交換
器の液受入室に接続すると共に、タンクのボイルオフガ
スを供給するボイルオフガス供給ラインを圧縮機を介し
てガス受入室に接続し、ガス集合室から出たガス送給ラ
インを需要先に導設するようにしたものである。これに
より、系統的にもLNG蒸発器とウォームアップ加熱器
とを一体に組み合わせた貨物部の熱交換装置を構成でき
る。
【0020】請求項6に係る手段は、請求項5の熱交換
装置において、液供給ラインを液流量調整弁を介して液
受入室に接続し、この液流量調整弁の手前で液供給ライ
ンを分岐して温度調整ラインとしてガス集合室又はガス
集合室から出たガス出口ラインに接続するとともに、圧
縮機からのガスラインをガス流量調整弁を介してガス受
入室に接続すると共に、ガスラインをガス流量調整弁の
手前で分岐して温度調整ラインとしてガス集合室又はガ
ス集合室から出たガス送給ラインに接続したものであ
る。これにより、系統的にもLNG蒸発器とウォームア
ップ加熱器とを一体に組み合わせた熱交換装置を構成し
た上で、LNG蒸発器としてのガス温度調整およびウォ
ームアップ加熱器としてのガス温度調整機能も付与され
る。
【0021】請求項7に係る手段は、請求項2の熱交換
装置と請求項5の熱交換装置とを並列に設け、これら2
つの熱交換器に導設される液供給ラインをタンクに通じ
るスプレーラインから分岐した1本の液供給ラインから
導き、かつ、2つの熱交換器に導設されるボイルオフガ
ス供給ラインをタンクに通じるベーパラインから分岐し
た1本のガス供給ラインから導き、更に、2つの熱交換
器からそれぞれ出たガス送給ラインを相互に連結したも
のである。これにより、液化ガス運搬船における貨物部
の熱交換器を2台減少でき、2つの熱交換器が相互にバ
ックアップとして働く。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この出願に係る発明の実施
の形態を図面を参照しながら説明する。図1の系統図に
示す熱交換器は、強制蒸発器とボイルオフガス(BO
G)加熱器双方の機能を兼備した、いわゆるコンバイン
ド式の熱交換器である。
【0023】このコンバインド式の熱交換器Aは、従来
と同様略円筒体の外形をしており、多孔板1によって左
右に受入室2ないしガス集合室3と熱交換室4に分けら
れている。受入室2とガス集合室3とは水平仕切板5で
上下に仕切られている。受入室2は、断面L形の仕切板
6により荷液を受け入れる液受入室2aと、ガスを受け
入れるガス受入室2bとに区分けされている。ガス集合
室3は、液受入室2aに対応して第1ガス集合室3a、
ガス受入室2bに対応して第2ガス集合室3bとに断面
L形の仕切板7より区分けされている。ガスの方が容積
が大きく必要なため、ガス受入室2bの容積が液受入室
2aより大きくとられている。液受入室2aと第1ガス
集合室3aを連結する液用加熱チューブ4aが、また、
ガス受入室2bと第2ガス集合室3bとを連結するガス
用加熱チューブ4bがそれぞれ別個に熱交換室4にU状
に配管されている。熱交換室4には上部に蒸気ライン
8、下部にドレンライン9が導設されている。
【0024】LNGタンクTから導かれた液供給ライン
11が液流量調整弁12を介して熱交換器Aの液受入室
2aに接続されるとともに、該液流量調整弁12の手前
で分岐してガス温度調整ライン13として第1ガス集合
室3aから出たガス出口ライン14に温度調整弁15を
介してつながっている。
【0025】ガス温度調整ライン13上の温度調整弁1
5は、ガス出口ライン14の中を通るガスの温度を検知
して温度コントローラ16によってガス温度調整ライン
13の管端に設けたスプレーノズル17からの噴射量が
加減されてガス温度が調整されるようになっている。そ
のため、温度コントローラ16と温度調整弁15との間
には制御ライン18が設けられると共に、ガス出口ライ
ン14には温度検知器19が設けられ、この温度検知器
19と温度コントローラ16との間には温度を伝達する
ためのキャピラリーチューブ20が布設されている。
【0026】一方、タンクの上部から導かれたボイルオ
フガス供給ライン21はミストセパレータ22に連結さ
れるとともに、第1ガス集合室3aからのガス出口ライ
ン14もこのミストセパレータ22に導入されている。
ミストセパレータ22の出口側と圧縮機23(他の1台
は予備)の吸入側とがガスライン24で連結されるとと
もに、圧縮機23の出口側と熱交換器Aのガス受入室2
bとがガス流量調整弁25を介してガスライン26で連
結されている。ガスライン26はガス流量調整弁25の
手前で分岐してガス温度調整ライン27として第2ガス
集合室3bから出たガス供給ライン28に温度調整弁2
9を介して連結されている。なお、上記と同様に、ガス
温度調整ライン27上の温度調整弁29は、ガス供給ラ
イン28の中を通るガスの温度を検知して温度コントロ
ーラ30によってガス温度調整ラインからのガスの合流
量が加減されてガス温度が調整されるようになってい
る。そのため、温度コントローラ30と温度調整弁29
との間には制御ライン31が設けられると共に、ガス供
給ライン28には温度検知器32が設けられ、この温度
検知器32と温度コントローラ30との間には温度を伝
達するためのキャピラリーチューブ33が布設されてい
る。
【0027】なお、ガス温度調整ライン13、27はそ
れぞれ直接第1ガス集合室3a、第2ガス集合室3bに
接続して、ここでノズル噴射して、又はガス混合させる
ことで温度制御してもよい。
【0028】ここで、上記熱交換装置の系統全体を説明
する。タンクTからの荷液は液供給ライン11、液流量
調整弁12を通じて液受入室2aに供給された後、熱交
換室Aの多数の液用加熱チューブ4aに入り、ここで蒸
気ライン8から熱交換器A内に供給された蒸気との熱交
換により完全にガス化して第1ガス集合室3aに集合
し、ガス出口ライン14からミストセパレータ22に入
る。この時、ガスが所定温度より高い場合には温度調整
ライン13から温度調整弁15を通じて送られたきた低
温の荷液をスプレーノズル17で管内に噴射して温度を
下げてミストセパレータ22に移送する。ミストセパレ
ータ22へは別途タンクのボイルオフガスが供給ライン
21を通じて導入され、セパレータ22内で混合する。
この時、第1ガス集合室3aから出た高温ガスと低温ガ
スとが接触してミストが発生するので、このミストを除
去するのがセパレータ22の役割である。ミストが混入
したままで次の圧縮機23に入り込むと圧縮機23のブ
レードの損傷(エロージョン)を引き起こすおそれがあ
るからこれを防止するためである。
【0029】ミストが除去された後のガスは圧縮機23
に吸引されて、ここで昇圧されてガスライン26を通っ
て流量調整弁25を介してガス受入室2bに入る。ガス
受入室2bに入ったガスは多数のガス用加熱チューブ4
bの中に入って蒸気によって加熱された後、第2ガス集
合室3bに集まり、ガス供給ライン28を通じて所定の
需要先のボイラに送られる。この時、前述した通り、ガ
ス供給ライン28に出たガスが一定温度(例えば30°
C)になるように温度調整弁29および温度コントロー
ラ30によって制御される。即ち、出口側のガスの温度
を温度検出器32で計測し、これが高過ぎる場合には流
量調整弁25を絞って熱交換器Aの方へ流れるガス量を
少なくする一方、温度調整弁29の開度を大きくして低
温ガスの量を多くし、両者を出口側で混合することによ
り所定の温度になるように制御する。
【0030】このように、熱交換器Aの受入室2を2区
画に分けると共に、これに対応してガス集合室3を2区
画に分け、かつ、熱交換室4においても液用加熱チュー
ブ4aと、ガス用加熱チューブ4bを設けることで、熱
交換器Aに強制蒸発器としての機能と、BOGヒータと
の機能を兼備させるように構成する(系統立てる)こと
ができる。通常は、タンクからのボイルオフガスはミス
トセパレータ→圧縮機→熱交換器→ボイラの系統で使用
される運転が多い。但し、この場合は特にミストセパレ
ータは通す必要がないので直接圧縮機につながる系統
(図示略)を使用してもよい。ガスの需要が大きくなっ
た場合、つまり、ボイルオフガスでは不足する場合には
上述したような流れで荷液の一部を利用して供給できる
ガス量を増加させる。この時は、強制蒸発器とBOG加
熱器とが同時稼働される必要があるが、上記のように一
つの熱交換器で強制蒸発器としての機能とBOGヒータ
としての機能が同時発揮できる構成になっているので機
器が1つ減少しても機能上は何ら支承はない。なお、上
記系統では、圧縮機23で吸引・昇圧されたガスを再び
熱交換器Aに戻す系統になっているから、圧縮機23を
熱交換器Aの手前、即ち、上流側に配置できることから
ボイルオフガス吸引側の抵抗を少なくすることができる
ので流量調整が容易となり圧縮機の運転の幅が広がり有
益である。
【0031】次に、図2に基づきウォームアップ加熱器
とLNG蒸発器とを一体に組み合わせた熱交換器Bとそ
の系統的な装置について説明する。この熱交換器Bも外
形は略円筒状をなしており、偏った位置に設けた多孔板
41で左右に仕切られている。右側は熱交換室44で、
上部から蒸気を送り込むための蒸気ライン48が設けて
あり、下部にはドレンライン49が設けてある。左側の
区画は水平板45で上下に仕切られ、下段に受入室4
2、上段にガス集合室43が形成されている。受入室4
2は、更に断面L形の仕切板46で、液受入室42aと
ガス受入室42bとに区分されている。ガスの方が容積
が大きく必要なため、ガス受入室42bの容積が液受入
室42aより大きくとられている。液受入室42a及び
ガス受入室42bとガス集合室43とはそれぞれ液用加
熱チューブ44a、ガス用加熱チューブ44bとで連通
されている。受入室42は、荷液をガス化するか、ガス
を加熱するかの機能に対応して2つに区分けされている
が、ガス集合室43は、LNG蒸発器とウォームアップ
加熱器との同時使用がないため2つの区画に区分けしな
くても機能上差し支えない。
【0032】液受入室42aにはLNGタンクTに通じ
るスプレーラインSから分岐した液供給ライン11が流
量調整弁50を介して接続されている。また、この流量
調整弁50の手前で液供給ライン11から分岐してガス
温度調整ライン51としてガス集合室43から出たガス
送給ライン52に温度調整弁53を介して接続されてい
る。LNG蒸発器として稼働させる場合は、液受入室4
2aに供給された荷液を熱交換室44でガス化してガス
集合室43に集め、これをガス送給ライン52からベー
パーラインVや液(荷揚げ)ラインLを通じて所定のタ
ンクへ送給する。
【0033】一方、タンクTの上部に通じるベーパーラ
インVから分岐したボイルオフガス供給ライン21が圧
縮機54(他の1台は予備)を介して熱交換器Bのガス
受入室42bに流量調整弁55を介して接続され、この
流量調整弁55の手前で分岐したガス温度調整ライン5
6は上記ガス送給ライン52に温度調整弁57を介して
接続されている。ウォームアップ加熱器として稼働させ
る場合には、ボイルオフガスをガス受入室42bに供給
して熱交換室44で加熱してガス集合室43に集め、ガ
ス送給ライン52からベーパーラインVや液(荷揚げ)
ラインLおよび注入ライン10を通じて所定のタンクへ
送給する。
【0034】上記熱交換器BをLNG蒸発器として使用
する場合のガスの温度調整は、次のようになされる。即
ち、上記ガス温度調整ライン51上の温度調整弁53
は、ガス送給ライン52の中を通るガスの温度を検知し
て温度コントローラ58によって管端のスプレーノズル
59からの噴射量が加減されてガス温度が調整される。
他方、熱交換器Bをウォームアップ加熱器として使用す
る場合のガス送給ライン52に供給されるガスの温度調
整は、次のようになされる。即ち、ガス温度調整ライン
56上の温度調整弁57は、ガス送給ライン52の中を
通るガスの温度を温度検知器61により検知して温度コ
ントローラ58によって流量調整弁55および温度調整
弁57の開度調整を行いガス集合室43から出たガスと
ガス温度調整ライン56から送られてきたガスをガス集
合室43の出口側、即ち、ガス送給ライン52内で混合
することにより所定のガス温度に調整される。なお、温
度調整ライン51、56を、ガス送給ライン52に連結
する代わりに、ガス集合室43に導いてもよい。
【0035】そのため、温度コントローラ58と温度調
整弁53、57とは切換コック63を介して制御ライン
60によって接続されると共に、ガス送給ライン52に
は温度検知器61が設けられ、この温度検知器61と温
度コントローラ58との間には温度を伝達するためのキ
ャピラリーチューブ62が布設されている。切換コック
63によってウォームアップ加熱器としての機能とLN
G蒸発器としての機能との切り換えがなされる。これ
は、両者の同時使用がないため温度コントローラ等は共
用できるからである。
【0036】上記熱交換器Bで荷液をガス化(LNG蒸
発器としての機能)したガスは、目的に応じてガス送給
ライン52から戻りラインRを経由してベーパーライン
Vを通じてタンクTに導かれる。また、ボイルオフガス
を熱交換器Bでヒートアップ(ウォームアップ加熱器と
しての機能)した後のガスは戻りラインRを経由してバ
イパスラインPから液ラインLおよび注入ライン10を
通じてタンクTに導かれる。通常、荷役中、陸供給ライ
ンQを通じて陸からも荷液を供給できるようになってい
る。
【0037】図3は、熱交換器Aと熱交換器Bを同時に
採用した場合の概略系統図(温度制御系統、バルブ等は
省略)である。図示するように、熱交換器Aと熱交換器
Bとを並列に設け、これら2つの熱交換器A、Bに導設
される液供給ラインをタンクTに通じるスプレーライン
Sから分岐した1本の液供給ライン11から導いてあ
る。また、熱交換器A、Bに導設されるボイルオフガス
供給ラインをタンクTの上部に通じるベーパラインVか
ら分岐した1本のガス供給ライン21から導いてある。
この場合、2つの熱交換器A、Bからそれぞれ出たガス
送給ライン28と52を連結ライン64で相互に連結し
ておけば、相互の熱交換器がバックアップとして働く。
熱交換器Aと熱交換器Bとを並設すれば、貨物機械室7
5(図5)に装備する熱交換器は2台減少でき、それに
伴う配管物量も減少できる。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る発明よれば、同一系統上
にあり、同時使用もあり得る液化ガス運搬船用貨物部に
装備される強制蒸発器とBOG加熱器とを組み合わせて
一体化でき、両者のもつ機能を同時に発揮させ得る熱交
換器として構成し得る。その結果、貨物部の熱交換器を
1台減少できる。
【0039】請求項2に係る発明によれば、系統的にも
強制蒸発器とBOG加熱器とを一体に組み合わせた熱交
換装置を構成できる。その結果、貨物部の熱交換器を1
台減少でき、これに伴う配管物量の減少できると共に、
狭隘な貨物機械室における配置も容易となる。
【0040】請求項3に係る発明によれば、これによ
り、系統的にも強制蒸発器とBOG加熱器とを一体に組
み合わせた熱交換装置を構成した上で、強制蒸発器とし
てのガス温度調整およびBOG加熱器としてのガス温度
調整機能も付与できる。
【0041】請求項4に係る発明によれば、LNG蒸発
器とウォームアップ加熱器とを組み合わせて一体化で
き、両者のもつ機能を同時に発揮させ得る熱交換器とし
て構成し得る。その結果、貨物部の熱交換器を1台減少
できる。
【0042】請求項5に係る発明によれば、系統的にも
LNG蒸発器とウォームアップ加熱器とを一体に組み合
わせた熱交換装置を構成でき、機器の1台減少とそれに
付帯した配管物量を減少できると共に、狭隘な貨物機械
室における配置も容易となる。
【0043】請求項6に係る発明によれば、系統的にも
LNG蒸発器とウォームアップ加熱器とを一体に組み合
わせた熱交換装置を構成した上で、LNG蒸発器として
のガス温度調整およびウォームアップ加熱器としてのガ
ス温度調整機能も付与できる。
【0044】請求項7に係る発明によれば、液化ガス運
搬船の貨物部における熱交換器を2台減少でき、それに
付帯した配管物量を減少できると共に、狭隘な貨物機械
室の配置が格段に容易になって、飛躍的な現場工数の削
減と、設置後のメンテナンス減少効果を期待できる。ま
た、2つの熱交換器を相互にバックアップとして働かせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この出願に係る発明のうち、強制蒸発器とB
OG加熱器とを一体に組み合わせた熱交換器とこれを含
む熱交換装置を系統的に示した図である。
【図2】 この出願に係る発明のうち、LNG蒸発器と
ウォームアップ加熱器とを一体に組み合わせた熱交換器
とこれを含む熱交換装置を系統的に示した図である。
【図3】 図1の熱交換器と図2の熱交換器とを並設し
た場合の概略系統図である。
【図4】 従来の熱交換装置の概略系統図である。
【図5】 貨物機械室を含む液化ガス運搬船の貨物部の
斜視図である。
【符号の説明】
A…熱交換器 B…熱交換器 2、42…受入室 2a、42a…液受入室 2b、42b…ガス受入室 3、43…ガス集合室 3a…第1ガス集合室 3b…第2ガス集合室 4、44…熱交換室 4a、44a…液用加熱チューブ 4b、44b…ガス用加熱チューブ 11…液供給ライン 12、50…液流量調整弁 25、55…ガス流量調整弁 13、27、51、56…ガス温度調整ライン 14、52…ガス出口ライン 15、29、53、57…温度調整弁 16、30、58…温度コントローラ 21…ボイルオフガス供給ライン 22…ミストセパレータ 23、54…圧縮機 28、52…ガス送給ライン V…ベーパーライン S…スプレーライン L…液(荷揚げ)ライン T…(LNG)タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾畠 勇 香川県坂出市川崎町1番地 川崎重工業株 式会社坂出工場内 (72)発明者 池内 彰 香川県坂出市川崎町1番地 川崎重工業株 式会社坂出工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受入室とガス集合室とを有し、この受入
    室とガス集合室とが熱交換室に設けた多数の加熱チュー
    ブで連通されている型式の液化ガス運搬船に装備される
    液化ガス用熱交換器において、前記受入室を液受入室と
    ガス受入室とに区分けすると共に、前記ガス集合室を第
    1ガス集合室と第2ガス集合室とに区分けし、液受入室
    と第1ガス集合室とを液用加熱チユーブで連通し、ガス
    受入室と第2ガス集合室とをガス用加熱チューブで連通
    したことを特徴とする液化ガス運搬船用貨物部の熱交換
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱交換器を設け、該熱交
    換器の液受入室に荷液を供給する液供給ラインを接続
    し、タンクからのボイルオフガス供給ラインをミストセ
    パレータに接続する一方、該ミストセパレータに該熱交
    換器の第1ガス集合室から出たガス出口ラインを接続す
    ると共に、該ミストセパレータから出たガスラインを圧
    縮機を介して該熱交換器のガス受入室に接続し、第2ガ
    ス集合室から出たガス送給ラインを需要先に導設するよ
    うにしたことを特徴とする液化ガス運搬船用貨物部の熱
    交換装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の熱交換装置において、液供給
    ラインを液流量調整弁を介して液受入室に接続し、この
    液流量調整弁の手前で液供給ラインを分岐して温度調整
    ラインとして第1ガス集合室又は第1ガス集合室から出
    たガス出口ラインに温度調整弁を介して接続する一方、
    圧縮機から出たガスラインをガス流量調整弁を介してガ
    ス受入室に接続すると共に、ガスラインをガス流量調整
    弁の手前で分岐して温度調整ラインとして第2ガス集合
    室又は第2ガス集合室から出たガス送給ラインに温度調
    整弁を介して接続したことを特徴とする液化ガス運搬船
    用貨物部の熱交換装置。
  4. 【請求項4】 受入室とガス集合室とを有し、この受入
    室とガス集合室とが熱交換室に設けた多数の加熱チュー
    ブで連通されている型式の液化ガス運搬船に装備される
    液化ガス用熱交換器において、前記受入室を液受入室と
    ガス受入室とに区分けし、液受入室とガス集合室とを液
    用加熱チユーブで連通すると共に、ガス受入室とガス集
    合室とをガス用加熱チューブで連通してなる液化ガス運
    搬船用貨物部の熱交換器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の熱交換器を設け、荷液を
    供給する液供給ラインを該熱交換器の液受入室に接続す
    ると共に、タンクのボイルオフガスを供給するボイルオ
    フガス供給ラインを圧縮機を介してガス受入室に接続
    し、ガス集合室から出たガス送給ラインを需要先に導設
    するようにしたことを特徴とする液化ガス運搬船用貨物
    部の熱交換装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の熱交換装置において、液供給
    ラインを液流量調整弁を介して液受入室に接続し、この
    液流量調整弁の手前で液供給ラインを分岐して温度調整
    ラインとしてガス集合室又はガス集合室から出たガス出
    口ラインに接続するとともに、圧縮機からのガスライン
    をガス流量調整弁を介してガス受入室に接続すると共
    に、ガスラインをガス流量調整弁の手前で分岐して温度
    調整ラインとしてガス集合室又はガス集合室から出たガ
    ス送給ラインに接続したことを特徴とする液化ガス運搬
    船用貨物部の熱交換装置。
  7. 【請求項7】 請求項2の熱交換装置と請求項5の熱交
    換装置とを並列に設け、これら2つの熱交換器に導設さ
    れる液供給ラインをタンクに通じるスプレーラインから
    分岐した1本の液供給ラインから導き、かつ、2つの熱
    交換器に導設されるボイルオフガス供給ラインをタンク
    に通じるベーパラインから分岐した1本のガス供給ライ
    ンから導き、更に、2つの熱交換器からそれぞれ出たガ
    ス送給ラインを相互に連結したことを特徴とする液化ガ
    ス運搬船用貨物部の熱交換装置。
JP28564995A 1995-11-02 1995-11-02 液化ガス運搬船用貨物部の熱交換器及びその熱交換装置 Expired - Fee Related JP2744213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28564995A JP2744213B2 (ja) 1995-11-02 1995-11-02 液化ガス運搬船用貨物部の熱交換器及びその熱交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28564995A JP2744213B2 (ja) 1995-11-02 1995-11-02 液化ガス運搬船用貨物部の熱交換器及びその熱交換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09125077A true JPH09125077A (ja) 1997-05-13
JP2744213B2 JP2744213B2 (ja) 1998-04-28

Family

ID=17694275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28564995A Expired - Fee Related JP2744213B2 (ja) 1995-11-02 1995-11-02 液化ガス運搬船用貨物部の熱交換器及びその熱交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2744213B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001248977A (ja) * 2000-01-26 2001-09-14 Cryostar-France Sa 圧縮した蒸気を再液化する装置
JP2004284579A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Snecma Moteurs 液化ガス輸送船からガスターミナルへのエネルギー供給
JP2013511675A (ja) * 2009-11-18 2013-04-04 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ ボイルオフガス流を取扱う方法およびその装置
WO2013146316A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 三菱重工業株式会社 船舶、液化ガス蒸発装置およびその制御方法ならびにその改修方法
WO2014071370A1 (en) * 2012-11-05 2014-05-08 Electro-Motive Diesel, Inc. Utilizing locomotive electrical locker to warm liquid natural gas
JP2018528119A (ja) * 2015-09-28 2018-09-27 ワルトシラ フィンランド オサケユキチュア 船舶の燃料タンク装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001248977A (ja) * 2000-01-26 2001-09-14 Cryostar-France Sa 圧縮した蒸気を再液化する装置
JP2004284579A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Snecma Moteurs 液化ガス輸送船からガスターミナルへのエネルギー供給
JP2013511675A (ja) * 2009-11-18 2013-04-04 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ ボイルオフガス流を取扱う方法およびその装置
WO2013146316A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 三菱重工業株式会社 船舶、液化ガス蒸発装置およびその制御方法ならびにその改修方法
CN104136827A (zh) * 2012-03-30 2014-11-05 三菱重工业株式会社 船舶、液化气体蒸发装置及其控制方法以及其修改方法
WO2014071370A1 (en) * 2012-11-05 2014-05-08 Electro-Motive Diesel, Inc. Utilizing locomotive electrical locker to warm liquid natural gas
JP2018528119A (ja) * 2015-09-28 2018-09-27 ワルトシラ フィンランド オサケユキチュア 船舶の燃料タンク装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2744213B2 (ja) 1998-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5348076A (en) Cooling apparatus for electronic system
KR101130383B1 (ko) 해상선박의 가스공급장치 및 해상선박내의 가스공급방법
US9752727B2 (en) Heat management system and method for cryogenic liquid dispensing systems
US20100193070A1 (en) Method for Filling a Tank with Pressurized Gas
KR101168299B1 (ko) 연료가스 공급장치
JP2744213B2 (ja) 液化ガス運搬船用貨物部の熱交換器及びその熱交換装置
KR101903767B1 (ko) 액화가스 재기화 시스템
KR20180087111A (ko) 가스 재기화 시스템 및 이를 포함하는 선박
US5819542A (en) Heat exchanger device
JP2002514730A (ja) 消費者の要求に応じて気化ガスを供給する方法および装置
JP3320639B2 (ja) 液化ガス用蒸発装置
KR20180021317A (ko) 액화가스 재기화 시스템
KR101903760B1 (ko) 액화가스 재기화 시스템
KR101834330B1 (ko) 액화천연가스 재기화 시스템
EP0885365B1 (en) Method in the utilization of boil-off from liquid gas and apparatus for carrying out the method
JPH08334291A (ja) 液化ガス用蒸発装置
JPH0548399B2 (ja)
JP4013897B2 (ja) ヒートポンプ給湯装置
JPH0293200A (ja) 水中バーナー付きオープンラック型気化装置
JPH0914869A (ja) 液化ガス気化装置
JP3902984B2 (ja) 貯湯式給湯器
US20220177335A1 (en) Mobile device for treating water
CN115095452B (zh) 一种燃气发动机试验台供气系统及控制方法
KR101742294B1 (ko) Lng 재기화 플랜트 및 lng 재기화 방법
KR20000010414U (ko) 액화석유가스 공급 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees