JPH08334291A - 液化ガス用蒸発装置 - Google Patents

液化ガス用蒸発装置

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JPH08334291A
JPH08334291A JP14284895A JP14284895A JPH08334291A JP H08334291 A JPH08334291 A JP H08334291A JP 14284895 A JP14284895 A JP 14284895A JP 14284895 A JP14284895 A JP 14284895A JP H08334291 A JPH08334291 A JP H08334291A
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chamber
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司 小山田
Isamu Obata
勇 尾畠
Akira Ikeuchi
彰 池内
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    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/06Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits having a single U-bend

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大流量から小流量まで蒸発効率の低下を招く
ことなく効率よく対応できる液化ガス用蒸発装置を提供
する。 【構成】 液分配室6とガス集合室7とを有し、この液
分配室6とガス集合室7とが多数の加熱チューブ8で連
通されている形式の液化ガス用の蒸発器1において、液
分配室6にガス抜きライン19を接続し、このガス抜き
ライン19を該ガス集合室7又はこのガス集合室7に連
通するガス出口ライン12に接続する。そして、ガス抜
きライン19にフロートチェック弁20を設ける。ま
た、液分配室に仕切板を設けて、小流量用の液分配室を
設けることもある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願に係る発明は、大流量か
ら小流量までの広範囲を効率よく対応し得る蒸発装置に
関する。詳しくは、特に、液化天然ガス運搬船において
使用される大流量から小流量の使用範囲を有する蒸発器
に好適な、或いは目的の異なる大流量の蒸発器と小流量
の蒸発器とを兼用できるようにした液化ガス用蒸発装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】液化天然ガス運搬船を例にとって説明す
ると、この液化天然ガス運搬船においては、さまざまな
目的をもった蒸発器が幾つか搭載され使用されている。
【0003】図9の系統図に示すように、大流量から小
流量まで使用される使用範囲の広い蒸発器51(これ
を、LNGベーパーライザーと称している。以下「LN
G蒸発器」という)がある。液化ガス運搬船52には幾
つかのLNGタンク53が搭載されており、このLNG
タンク53の中にはタンク内の荷液54(−160°C
を超える極低温の液化された天然ガス)を荷揚げするた
めのカーゴポンプ55が設けてあり、このポンプ55か
ら荷揚げライン56を介して陸上施設に送給できるよう
になっている。荷揚げ時にはタンク53内が負圧になら
ないようにスプレーポンプ57から荷液の一部を液化ガ
ス供給ライン58を介してLNG蒸発器51に送り、こ
こでガス化して、このガスを再びもとのタンク53に戻
すようにしている。この場合は、荷役時のタンク53内
の負圧を防止する目的であるから蒸発器51へ流れる液
は大流量である(例えば20t/h程度)。
【0004】他方、上記カーゴポンプ55が何らかの原
因で故障した場合には荷揚げ不可能となることから、こ
の対策として上記のLNG蒸発器51が利用される。即
ち、例えば、1番タンクのカーゴポンプ55が故障し
たとする。この場合、2番タンクの荷揚げを完了した
後、上記と同様にスプレーポンプ57から蒸発器51に
荷液の一部を送給し、ここでガス化してそのガスを1番
タンクの上部ボイルオフガス空間53aに押し込みタ
ンク内に圧力をかける。その圧力でもって荷液54を荷
揚げライン56から2番タンクに導設されているフィ
リング(充填)ライン59を通じて2番タンク内に移
送する。その後は正常に作動する2番タンクに設置し
てあるカーゴポンプ55を用いて陸上に荷揚げする。こ
の用途ではLNG蒸発器51は小流量用として使用され
ることになる(例えば5t/h程度)。
【0005】このようにLNG蒸発器51は、流量5〜
20t/hのような広範囲の使用に供されるものであ
る。
【0006】次に、図10はホーシングベーパライザー
と称される蒸発器61(以下「強制蒸発器」という)を
含む系統図である。これは、荷液の一部をスプレーポン
プ57で吸い上げて強制蒸発器61に送給して、ここで
液をガス化し、そのガスを圧縮機62で昇圧した後、加
熱器63で所定の温度まで加熱して図示していないボイ
ラまで送給し、ボイラの燃料として使用するものであ
る。この用途に使用される強制蒸発器61は上記したL
NG蒸発器51の小流量使用時のものより更に小流量の
ものである。例えば500kg〜4t/h程度のもので
ある。
【0007】上記のLNG蒸発器51、強制蒸発器6
1、その他の機器(圧縮機や加熱器等)はすべて図11
に示すように上甲板52Aのタンク53とタンク53と
の間のスペースを利用して設けた機械室64内に配置さ
れるものである。
【0008】上記のLNG蒸発器51と強制蒸発器61
の構造は、上記流量の差による容量の差はあるものの、
いずれも図12に示すような構造を有している。図13
はその系統図である。蒸発器(LNG蒸発器51または
強制蒸発器61)の外形は円筒状をなしており、偏った
位置に設けた多孔板3で左右に仕切られている。右側は
熱交換室4で、上部から蒸気を送り込むための蒸気管S
が設けてあり、下部にはドレン管Dが設けてある。左側
の空間は更には上下に水平板5で仕切られ、下段に液分
配室6、上段にガス集合室7が形成されている。液分配
室6に臨む多孔板3の多数の小孔3aにはそれぞれ加熱
チューブ8が接続され、この加熱チューブ8は熱交換室
4内においてU字形に配管されて上段の多孔板3の小孔
3bに接続されている。液分配室6にはLNGタンクか
ら送給されてきた荷液を導入するための液化ガス供給ラ
イン9が接続されている。また、この供給ライン9に分
岐してガス集合室7に導かれたガス温度調整ライン10
が設けてある。液化ガス供給ライン9とガス温度調整ラ
イン10にはそれぞれ流量調整弁13、温度調整弁14
が設けてある。
【0009】液分配室6に入った低温荷液は一部はガス
化し、大部分の荷液は多孔板3の小孔3aを介して加熱
チューブ8群の中に分配されて加熱チューブ8内を矢印
方向に流れていき、その間に蒸気管Sから送り込まれた
蒸気によって加熱されることによってガス化して上段の
多孔板3の小孔3bからガス集合室7に流出する。ガス
集合室7に集まったガスは高温になっているため、上記
したガス温度調整ライン10の先端に設けたスプレーノ
ズル11から低温荷液を霧状に噴射してガスの温度を所
定の温度まで下げるようにしている。このガスの温度の
制御は、出口ガス温度コントローラ15でガス出口ライ
ン12の中を流れているガスの温度を検知して温度調整
弁14の開度を変化させることによって、スプレーノズ
ル11から噴射する荷液の流量を調整してガスの温度が
所定の温度になるように制御している。所定の温度にな
ったガスはガス出口ライン12から上述した所定の場所
に送給されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】 大流量から小流量まで使用されるLNG蒸発器にお
ける課題 上記した従来のLNG蒸発器でも一応大流量から小流量
まで使用されているが、必ずしも満足する性能を得られ
なかった。つまり、LNG蒸発器は大流量をベースにし
て設計製作されているため、液分配室は小流量の場合に
は不相応に大きな容積を有する。従って、小流量として
使用した場合には液分配室に流入した荷液が多数の小孔
に均一に分配されず偏った流量分配になるため多数の加
熱チューブが存在していても充分性能が発揮されない。
【0011】その上、小流量の荷液を大きな液分配室6
に導入した場合には、液分配室に入った時点でガス化す
る割合がきわめて大きくなり、このガスが荷液の加熱チ
ューブ18への入り込みを妨げると同時に、導入された
ガスは加熱され高温となり出口ガス温度が異常に高くな
ることにより、熱交換の効率を低下させていた。
【0012】また、流量調整弁13、温度調整弁14や
スプレーノズル11は大流量用のものとして設けてある
ため、流量調整弁13、温度調整弁14は小流量域では
制御性が悪くなり、スプレーノズル11も小流量域にお
いてスプレー機能が発揮できず、ガス出口温度がばらつ
き、静定しなかった。
【0013】 LNG蒸発器と強制蒸発器とを兼用し
た場合の課題 LNG蒸発器と強制蒸発器とは目的が異なり、同時使用
があり得ないことから、機器削減の観点や上記機械室6
4(図11)のスペースも狭いことから両者を一つの蒸
発器として構成すべき、つまり、両者兼用型の蒸発器と
すべきとの要望がある。
【0014】しかし、単純に両者兼用型の蒸発器にした
場合、LNG蒸発器と強制蒸発器とはその使用範囲が大
きく異なる(前者は大流量、後者は小流量)ため、上記
に記載したLNG蒸発器に存すると同様な問題が生じ
ることとなる。
【0015】以上のように、従来は大流量と小流量に同
時に好適な蒸発器が存在していなかったため、上記の
問題が解決することができず、またの要望にも応える
ことができなかった。
【0016】この出願に係る発明は、かかる従来の課題
に鑑み、大流量から小流量まで蒸発効率の低下を招くこ
となく対応できる液化ガス用蒸発装置を提供することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、請
求項1に係る手段は、液分配室とガス集合室とを有し、
この液分配室とガス集合室とが多数の加熱チューブで連
通されている形式の液化ガス用の蒸発器において、該液
分配室にガス抜きラインを接続し、このガス抜きライン
を該ガス集合室又はこのガス集合室に連通するガス出口
ラインに接続すると共に、該ガス抜きラインにフロート
チェック弁を設けてなる液化ガス用蒸発装置である。
【0018】請求項2に係る手段は、液分配室とガス集
合室とを有し、この液分配室とガス集合室とが多数の加
熱チューブで連通されている型式の液化ガス用の蒸発器
において、液分配室の上部に開口する加熱チューブ群を
ガス抜き管となし、このガス抜き用加熱チューブ群の開
口より下方にあって液分配室の高位置に端を有する上部
案内板と、これより低位置に端を有する下部案内板とを
液分配室内に配設した液化ガス用蒸発装置である。
【0019】請求項3に係る手段は、液分配室とガス集
合室とを有し、この液分配室とガス集合室とが多数の加
熱チューブで連通されている形式の液化ガス用の蒸発器
において、該液分配室に仕切板を設けて小流量に対応し
た小容積の液分配室を格別に形成し、この小容積の液分
配室と他の大容積の液分配室とにそれぞれ流量調整弁を
介して液化ガス供給ラインを接続した液化ガス用蒸発装
置である。
【0020】請求項4に係る手段は、請求項3の構成に
おいて、液分配室に設けた仕切板を該液分配室の端壁ま
で延設するか又は途中で側壁に垂下させた液化ガス用蒸
発装置である。
【0021】請求項5に係る手段は、請求項3の構成に
おいて、液分配室に設けた仕切板を該液分配室の左隅又
は右隅の偏った位置に垂下させた液化ガス用蒸発装置で
ある。
【0022】請求項6に係る手段は、請求項3の構成に
おいて、液分配室に設けた仕切板を該液分配室の側壁に
同心状に設け、これを液分配室端壁まで延設した液化ガ
ス用蒸発装置である。
【0023】請求項7に係る手段は、請求項2〜6いず
れかの構成において、請求項2の液分配室又は請求項3
〜6の大容積の液分配室にガス抜きラインを接続し、こ
のガス抜きラインを該ガス集合室又はこのガス集合室に
連通するガス出口ラインに接続すると共に、該ガス抜き
ラインにフロートチェック弁を設けたことを特徴とする
記載の液化ガス用蒸発装置である。
【0024】請求項8に係る手段は、請求項1〜7のい
ずれかの構成において、液化ガス供給ラインから分岐し
て蒸発器のガス集合室又はガス出口ラインに接続される
ガス温度調整ラインにおいて、このガス温度調整ライン
の先端に大流量用スプレーノズルを備えたラインと小流
量用スプレーノズルを備えたラインをそれぞれ温度調整
弁を介して設けた液化ガス用蒸発装置である。
【0025】
【作用】請求項1に係る手段では、液分配室に大流量又
は小流量の液化ガス(荷液)を供給した時点でガス化し
たものは(小流量の場合はガス化する率が大きい)ガス
抜きラインによってガス出口ラインに導かれる。そのた
めガス化したものが荷液と一緒に加熱チューブ内に入り
込むおそれが少なくなると同時に、ガスによる液分配の
妨げを受けないため多数の加熱チューブへ荷液が均一に
分配されるようになる。また、液分配室からガス抜きラ
インに荷液の一部が流れ込んでもフロートチェック弁の
作用によって荷液のガス抜きラインへの流出は阻止され
る。液分配室のガス抜きが速やかになされるので液分配
室内のガス化による上記障害がなくなることから大流量
および小流量に関係なく蒸発効率の向上作用が発揮され
る。
【0026】請求項2に係る手段では、液分配室に液化
ガスが供給された当初は(小流量の液化ガスが供給され
る場合も同様)液分配室内にガスが発生しやすいが、こ
のガスは上部の加熱チューブ群から迅速に抜かれる。こ
れにより、小流量の場合には下部案内板の案内されなが
らガスから分離した液が低位置にある加熱チューブに均
一分配され、大流量の場合には上部案内板に案内されな
がら高位置の加熱チューブにも均一分配される。
【0027】請求項3〜6に係る手段では、液分配室に
設けた仕切板によって、大流量用の液分配室(容積大)
と小流量用の液分配室(容積小)とに区分けされること
から、小流量の液化ガス(荷液)が液分配室に入ってき
てもガス化する量が少なくなるので荷液が対応する加熱
チューブ内に均一分配されるようになる。
【0028】特に、請求項7に係る手段では、請求項2
〜6のいずれかの構成による作用に加えて、請求項1に
係る手段の場合と同様な作用を有し、液分配室のガス抜
きが速やかになされるので液分配室内にガスが存在する
ことによる蒸発効率の低下等が防止される。
【0029】特に、請求項8に係る手段では、大流量又
は小流量に対応した流量および温度調整弁やスプレーノ
ズルがそれぞれ設けてあるので、流量および温度調整弁
の制御性が良好であり、スプレーノズルのスプレー機能
も適性に発揮される。
【0030】
【実施例】以下、この出願に係る発明の実施例を図面を
参照しながら説明する。まず、大流量から小流量までの
広範囲流量域に効率よく対応できる、液分配室に仕切り
を設けない場合の実施例について図1〜図3に基づき説
明する。なお、蒸発器の詳細な構造は、特記する以外は
上述した図12と同様であるのでここではその説明を省
略する。図1の系統図に示すように、蒸発器1は円筒状
の側壁2を有し、多孔板3により左右において仕切られ
ており、右側の区画に熱交換室4が形成されている。そ
して、左側の区画には更に水平板5で仕切られ、下段に
液分配室6、上段にガス集合室7が形成されている。上
記多孔板3に設けられた多数の小孔(図12参照)には
下段の小孔3aと上段の小孔3bの間をU字形に熱交換
室4内に導設されている多数の加熱チューブ8によって
連結されており、結果的に加熱チューブ8群によって液
分配室6とガス集合室7は連通している。図中、Sは熱
交換室に連通する蒸気管であり、Dはドレン管である。
【0031】上記液分配室6には、LNGタンクから送
給されてきた液化ガス(荷液)を液分配室6に導入する
ための液化ガス供給ライン9が接続され、この供給ライ
ン9から分岐してガス温度調整ライン10がガス集合室
7に導かれている。このガス温度調整ライン10の先端
部にはスプレーノズル11が設けてある。なお、ガス温
度調整ライン10は、ガス集合室7に導くことに代えて
ガス集合室7から出ているガス出口ライン12に接続し
てもよい。また、スプレーノズルは大流量用11aと小
流量用11bに分けて設けてもよい。
【0032】上記液化ガス供給ライン9が液分配室6へ
接続される前において流量調整弁13が設けられると共
に、ガス温度調整ライン10には温度調整弁14が設け
られている。ガス温度調整ライン10上の温度調整弁1
4は、ガス出口ライン12の中を通るガスの温度を検知
して出口ガス温度コントローラ15によってスプレーノ
ズル11からの噴射量が調整されてガス温度が調整され
るようになっている。
【0033】そのため、コントローラ15と温度調整弁
14との間には制御空気ライン16が設けられると共
に、ガス出口ライン12には温度検知器17が設けら
れ、この温度検知器17とコントローラ15との間には
温度を伝達するためのキャプラリーチューブ18が布設
されている。小流量域における制御性確保するため流量
調整弁13は大流量用のものと小流量用のものを併設し
てもよい。
【0034】上記蒸発器1は大流量にも小流量にも使用
される広範囲使用型のものであるが、その構造は大流量
用として設計製作されているものである。従って、小流
量として使用する場合には従来と同様な問題が生じる。
そこで、本実施例では、そのような問題が生じないよう
液分配室6とガス出口ライン12の間にガス抜きライン
19が設けられている。即ち、図1に示す如く、液分配
室6に連通するガス抜きライン19を設け、このガス抜
きライン19の途中にフロートチェック弁20を介在さ
せてガス出口ライン12に接続している。なお、ガス抜
きライン19は液分配室6のガスが滞留する上部に接続
するとよい。また、フロートチェック弁20は仕切板5
のレベルのすぐ上方に設置するとよいし、また、ガス集
合室内に設けてもよい。また、蒸気を送り込むための蒸
気管Sには大流量から小流量までつガス化する量に応じ
て蒸発器1に供給する蒸気量や温度を調整するコントロ
ール弁を設ける。
【0035】図2はフロートチェック弁20の構造断面
図である。即ち、玉形の弁体20aの中にボール状のフ
ロート20bが設けられており、入口20cから入って
きたガスはそのままフロート20bと弁体20a内面の
隙間を通って出口20d側に流出していく。ガス抜きラ
イン19には、通常はガス化されたものが流出していく
が、液分配室6に導入された荷液の一部がガスと一緒に
ガス抜きライン19に入ってくる可能性がある。その場
合、一定量の荷液がフロートチェック弁20の中に浸入
してきて図2の如くフロート20bが仮想線の位置まで
浮上して弁体20a内面に突出した突起20eに接して
封鎖し、液の出口20d側への流れを遮断する。液分配
室6の荷液が加熱チューブ8の方へ流れると、自然にフ
ロートチェック弁20内にある液の量も下がるから再び
フロート20bは下降しガスだけが出口20dから流出
していくようになる。なお、フロート20bに例えば中
空のステンレス鋼球が用いられる。
【0036】上記フロートチェック弁20の機能により
次のような作用が生じる。即ち、小流量の荷液が供給ラ
イン9を通じて液分配室6に導入された場合、ここで相
当量ガス化することが考えられる。これが蒸発器の効率
に悪影響を与えることは上述した通りである。そこで、
ガス抜きライン19によってこのガス化したガスをガス
出口ライン12に導いて液分配室6の中のガスを抜き、
加熱チューブ8の中に入り込まないようにしてある。こ
れにより液分配室6内に荷液と一緒に存在するガスが大
幅に減少することから荷液が加熱チューブ8群に均一に
分配され易くなる。
【0037】図3は同様な作用を得るための他の実施例
である。熱交換室にはU字形に多数の加熱チューブ群が
配管されていることは前述した通りである。これら加熱
チューブ群の一つの開口は液分配室6に臨んでいる。こ
れら加熱チューブ群のうち液分配室6の上部に位置した
加熱チューブ8A群は、液分配室6内のガス抜きを行う
(特に、液化ガスが液分配室内に供給された当初は、ま
た、小流量の場合にはガスを多く含むのでこれを迅速に
抜く)ためのガス抜き管として利用する。そして、これ
より下部に液分配室6の高位置Aに端を有する断面L状
の上部案内板22Aを液分配室と熱交換室を仕切ってい
る多孔板3から液分配室6側へ水平に突出して設ける。
同様に、Aより低位置Bに端を有する断面L状の下部案
内板22Bを設ける。従って、加熱チューブ8群は、上
部案内板22Aの上方に開口するガス抜き用の加熱チュ
ーブ8A群、上部案内板22Aと下部案内板22Bとの
間に開口する加熱チューブ8B群および下部案内板22
Bの下方に開口する加熱チューブ8C群の3つにグルー
プ分けされることになる。このような構成によって小流
量の液化ガスが供給ライン9より液分配室6に入ってき
た時、ガスは分離して上昇し上部の加熱チューブ8Aに
入り込んで迅速にガス抜きされ、液は下部案内板22B
によりスムーズにしかも均一に加熱チューブ8Cへ入り
込んでいく。
【0038】大流量の場合には上部案内板22Aにより
高位置にある加熱チューブ8B群へも均一に入り込んで
いく。なお、液化ガス供給ライン9の液分配室6への導
入口を案内板の端から遠ざけた位置に配置して案内板2
2A、22Bに沿ってガスが加熱チューブ8の方へ導か
れないようにするとよい。
【0039】図3の実施例において更に上述したフロー
トチェック弁付のガス抜きラインを設ければ、ガス抜き
作用が強化される。液分配室6の上部に存在するガスが
抜かれるので加熱チューブ内にガスが混入することが激
減し、加熱チューブにおける熱交換効率をより一層高め
ることができる。
【0040】次に、大流量から小流量まで効率よく対応
できるようにするため、液分配室に仕切板を設けた場合
の実施例を図4〜図8に基づき説明する。図4は液分配
室を仕切った場合の系統図である。即ち、液分配室6を
2つの区画に区分けすべく仕切板21を設け、容積の大
きい液分配室6Aと容積の小さい液分配室6Bに区分け
する。小容積の方は小流量に対応する液分配室6Bとし
て格別に設けたものである。大流量に対しては大容積の
液分配室6Aのみを使用してもよいが、通常は液分配室
6全体を使用する。つまり、仕切板21を設けて2つに
区分けしているが、液分配室6Aと液分配室6Bの双方
を大流量用として用いるとよい。従って、それぞれの液
分配室6A、6Bに独自に液化ガス供給ライン9A、9
Bを、流量調整弁13A、13Bを途中に介在させて接
続する。また、液化ガス供給ライン9から分岐してガス
温度調整ライン10が設けられ、途中で大流量用と小流
量用のライン10A、10Bに分岐してそれぞれガス出
口ライン12に接続してある。分岐ライン10A、10
Bには温度調整弁14A、14Bがそれぞれ設けてあ
り、各温度調整弁14A、14Bには制御空気ライン1
6A、16Bが接続され、切換コック22を介してガス
温度コントローラ15に接続されている。このガス温度
コントローラ15にはガス出口ライン12のガス温度を
検出するための温度検出ライン18が接続されている。
大流量から小流量への切換時には液化ガス供給ライン上
の流量調整弁13Aは閉にし、流量調整弁13Bで流量
制御する。また、切換コック22を操作することにより
温度調整弁14が大流量用(A)と小流量用(B)に切
り換わる。大流量の場合には流量調整弁13A、13B
は双方を開にして液分配室6全体を使用し、温度調整弁
14Aが働くようにする。大流量又は小流量に対応させ
て流量調整弁13A、13Bおよび温度調整弁14A、
14Bを使い分けているので蒸発器を大流量から小流量
まで使用しても良好な制御性が保持される。なお、以上
の構成は図1と図3の実施例にも適用してもよい。
【0041】図5〜図8は、液分配室6に設けた仕切板
21の配置形態を幾つか示したものである。図5は、仕
切板21を液分配室6の上部が大容積となるように下方
に偏らせて設けた例である。この場合仕切板21は、図
6(a) のように液分配室6の端壁2Aまで水平に延設す
る場合と、(b) 図のように途中で下方の側壁2まで垂下
して断面L形の仕切板とする場合がある。仕切板21で
区分けされた液分配室6Bの容積が実際の小流量に適し
たものになるように(a) か(b) を選択すればよい。大流
量として使用する場合には、たとえ仕切板21で液分配
室6が区分けされていても、通常は液分配室6全体を使
用することは前述した通りである。なお、液分配室6A
および6Bにそれぞれ図1と同様にフロートチェック弁
を有するガス抜きラインを接続すればガスが液分配室6
A、6Bに存在することに起因する様々な障害が解消さ
れて更に良い。
【0042】図7は液分配室6の右隅(左隅でもよい)
に偏った位置に仕切板21を縦に設けて右側を小流量用
の液分配室6Bとした例である。
【0043】図8は液分配室6の円筒状の側壁2と同心
状に半円弧状の仕切板21を設けた例である。この場
合、仕切板21は、側壁2側に偏った位置に設け、液分
配室6Bが適当な容積になるように設定する。また、こ
の仕切板21は図6(a) のように液分配室の端壁まで延
設してもよいし、(b) のように途中で垂下して設けても
よい。大流量と小流量の割合を考えて適宜選択すればよ
い。
【0044】
【発明の効果】
1)請求項1〜8によれば、大流量から小流量まで蒸発
効率の低下を招くことなく対応できる蒸発装置となし得
る。その結果、使用範囲の広いLNG蒸発器の場合にお
いて、 小流量として使用した場合にも液分配室に導入した
荷液が多数の小孔に均一に分配され易くなるため蒸発器
の性能(熱交換効率)が向上できる。
【0045】 特に液分配室に接続したガス抜きライ
ンを設けた場合には、ガスが液分配室に存在することに
起因して生じる様々な障害を解消でき、蒸発効率を大幅
に向上させることができる。
【0046】 特に請求項8では流量又は温度調整弁
やスプレーノズルの制御性が問題になることがなく、特
にスプレーノズルのスプレー機能が適正に発揮されるた
めガス出口温度を所定温度に静定させることができる。
【0047】2)請求項1〜8によれば、大小流量のL
NG蒸発器としても小流量の強制蒸発器としても効率よ
く使用できる両者兼用型の蒸発器となし得る。その結
果、液化ガス運搬船においては蒸発器の削減が可能とな
り、設備費の削減並びにそれに関連する配管工事等がな
くなる。同時に、限られた機械室内における機器配置や
配管工事がし易くなるというメリットも得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この出願に係る発明の実施例(液分配室を仕
切らない場合)であって、液分配室にフロートチェック
弁を有するガス抜きラインを設けた場合の系統図であ
る。
【図2】 フロートチェック弁の構造断面図である。
【図3】 この出願に係る発明の別の実施例(液分配室
を仕切らない場合)であって、液分配室内における2つ
のレベルに加熱チューブ群の開口端を配置した場合の蒸
発器の要部断面図である。
【図4】 この出願に係る発明の実施例であって、液分
配室を仕切って小流量用の液分配室を形成した場合の系
統図である。
【図5】 同液分配室の要部正面図である。
【図6】 同液分配室の要部側断面図、(a) は仕切板を
液分配室の端壁まで延設した場合、(b) は途中で側壁ま
で垂下させてL形とした場合である。
【図7】 仕切板を液分配室の隅に縦配置した場合の液
分配室の要部正面図である。
【図8】 仕切板を側壁と同心状に設けた場合の液分配
室の要部正面図である。
【図9】 大流量から小流量まで広範囲に使用できるL
NG蒸発器に関する系統図である。
【図10】 小流量として用いられる強制蒸発器に関す
る系統図である。
【図11】 機械室を含む液化ガス運搬船の前部の斜視
図である。
【図12】 従来のLNG蒸発器または強制蒸発器全体
を一部切り欠いて示した斜視図である。
【図13】 従来の液化ガス用蒸発器に関する系統図で
ある。
【符号の説明】
1…蒸発器 2…側壁 3…多孔板 4…熱交換室 6…液分配室 6A…(大容積)液分配室 6B…(小容積)液分配室 7…がス集合室 8…加熱チューブ 9…液化ガス供給ライン 9A…(大容積液分配室への)液化ガス供給ライン 9B…(小容積液分配室への)液化ガス供給ライン 10…ガス温度調整ライン 11a、11b…スプレーノズル 12…ガス出口ライン 13、13A、13B…流量調整弁 14、14A、14B…温度調整弁 15…温度コントローラ 19…ガス抜きライン 20…フロートチェック弁 21…仕切板 22A…上部案内板 22B…下部案内板
フロントページの続き (72)発明者 尾畠 勇 香川県坂出市川崎町1番地 川崎重工業株 式会社坂出工場内 (72)発明者 池内 彰 香川県坂出市川崎町1番地 川崎重工業株 式会社坂出工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液分配室とガス集合室とを有し、この液
    分配室とガス集合室とが多数の加熱チューブで連通され
    ている型式の液化ガス用の蒸発器において、 該液分配室にガス抜きラインを接続し、このガス抜きラ
    インを該ガス集合室又はこのガス集合室に連通するガス
    出口ラインに接続すると共に、該ガス抜きラインにフロ
    ートチェック弁を設けたことを特徴とする液化ガス用蒸
    発装置。
  2. 【請求項2】 液分配室とガス集合室とを有し、この液
    分配室とガス集合室とが多数の加熱チューブで連通され
    ている型式の液化ガス用の蒸発器において、 液分配室の上部に開口する加熱チューブ群をガス抜き管
    となし、このガス抜き用加熱チューブ群の開口より下方
    にあって液分配室の高位置に端を有する上部案内板と、
    これより低位置に端を有する下部案内板とを液分配室内
    に配設したことを特徴とする液化ガス用蒸発装置。
  3. 【請求項3】 液分配室とガス集合室とを有し、この液
    分配室とガス集合室とが多数の加熱チューブで連通され
    ている型式の液化ガス用の蒸発器において、 該液分配室に仕切板を設けて小流量に対応した小容積の
    液分配室を格別に形成し、この小容積の液分配室と他の
    大容積の液分配室とにそれぞれ流量調整弁を介して液化
    ガス供給ラインを接続したことを特徴とする液化ガス用
    蒸発装置。
  4. 【請求項4】 液分配室に設けた仕切板を該液分配室の
    端壁まで延設するか又は途中で側壁に垂下させたことを
    特徴とする請求項3記載の液化ガス用蒸発装置。
  5. 【請求項5】 液分配室に設けた仕切板を該液分配室の
    左隅又は右隅の偏った位置に垂下させたことを特徴とす
    る請求項3に記載の液化ガス用蒸発装置。
  6. 【請求項6】 液分配室に設けた仕切板を該液分配室の
    側壁に沿って同心状に設け、これを液分配室端壁まで延
    設したことを特徴とする請求項3に記載の液化ガス用蒸
    発装置。
  7. 【請求項7】 請求項2の液分配室又は請求項3〜6の
    大容積の液分配室にガス抜きラインを接続し、このガス
    抜きラインを該ガス集合室又はこのガス集合室に連通す
    るガス出口ラインに接続すると共に、該ガス抜きライン
    にフロートチェック弁を設けたことを特徴とする請求項
    2〜6いずれか1項に記載の液化ガス用蒸発装置。
  8. 【請求項8】 液化ガス供給ラインから分岐して蒸発器
    のガス集合室又はガス出口ラインに接続されるガス温度
    調整ラインにおいて、このガス温度調整ラインの先端に
    大流量用スプレーノズルを備えたラインと小流量用スプ
    レーノズルを備えたラインをそれぞれ温度調整弁を介し
    て設けたことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に
    記載の液化ガス用蒸発装置。
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